JP2001297964A - 塗布膜形成方法および塗布処理装置 - Google Patents

塗布膜形成方法および塗布処理装置

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JP2001297964A JP2000111099A JP2000111099A JP2001297964A JP 2001297964 A JP2001297964 A JP 2001297964A JP 2000111099 A JP2000111099 A JP 2000111099A JP 2000111099 A JP2000111099 A JP 2000111099A JP 2001297964 A JP2001297964 A JP 2001297964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミック塗布方式において塗布液の供給
量を一層少なくすることができる塗布膜形成方法および
塗布処理装置を提供すること、および、このように塗布
液の量を少なくすることができるとともに、塗布膜の膜
厚を均一化することができる塗布膜形成方法および塗布
処理装置を提供すること。 【解決手段】 処理容器42内に収容された基板Gの表
面上に塗布液を供給して塗布膜を形成するにあたり、塗
布液を基板Gに吐出する工程と、基板Gを回転させて基
板G上に塗布液を拡げる回転工程とをほぼ同時に行わ
れ、塗布液吐出工程において塗布液吐出開始から所定時
間経過後に塗布液吐出速度を低下させる。また、この塗
布液吐出速度を低下させる時点T1と吐出速度を変化さ
せる時点前後の吐出速度の比率R1/R2とを制御して
塗布膜の膜厚プロファイルを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD)基板や半導体基板の表面上に、例えばレジスト液
のような塗布液を塗布する塗布膜形成方法および塗布処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)の製造にお
いては、ガラス製の矩形のLCD基板にフォトレジスト
液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応
してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、
いわゆるフォトリソグラフィー技術により回路パターン
が形成される。従来から、このような一連の工程を実施
するための複数の処理ユニットを備えたレジスト塗布現
像処理システムが用いられている。
【0003】このようなレジスト塗布現像処理システム
において、レジスト液を塗布する工程では、矩形のLC
D基板(以下、基板という)は、レジストの定着性を高
めるために、アドヒージョン処理ユニットにて疎水化処
理(HMDS処理)され、冷却ユニットで冷却後、レジ
スト塗布ユニットに搬入される。
【0004】レジスト塗布処理ユニットでは、基板がス
ピンチャック上に保持された状態で回転されながら、そ
の上方に設けられたノズルから基板の表面にレジスト液
が供給され、基板の回転による遠心力によってレジスト
液が拡散され、これにより、基板の表面全体にレジスト
膜が形成される。
【0005】このレジスト液が塗布された基板は、端面
処理ユニット(エッジリムーバー)により周縁の余分な
レジストが除去された後、加熱処理ユニットに搬入され
てプリベーク処理が行われ、冷却ユニットで冷却され、
露光装置に搬送されてそこで所定のパターンが露光さ
れ、その後現像処理され、ポストベーク処理が施され
て、所定のレジストパターンが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
パターンの微細化に伴い、レジスト膜厚を一層均一にす
る必要があるとともに、製造コスト低減等の観点から、
レジスト消費量を減らすこと、すなわち、各基板に対す
るレジスト液の吐出量を削減することが要望されてい
る。
【0007】レジスト消費量を減らす(省レジスト)方
法の一つとして、基板を回転させながらレジスト液を吐
出する、いわゆるダイナミック塗布方式が検討されてお
り、一定の効果は確認されているものの、一層の省レジ
スト化が望まれている。また、このようなダイナミック
塗布方式において、塗布膜の膜厚均一性が必ずしも十分
ではないのが現状である。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ダイナミック塗布方式において塗布液の供給
量を一層少なくすることができる塗布膜形成方法および
塗布処理装置を提供することを目的とする。また、この
ように塗布液の量を少なくすることができるとともに、
塗布膜の膜厚を均一化することができる塗布膜形成方法
および塗布処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、処理容器内に収容された基板の表面上に
塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
って、塗布液を基板に吐出する塗布液吐出工程と、基板
を回転させて基板上に塗布液を拡げる回転工程とを具備
し、前記塗布液吐出工程および回転工程は、ほぼ同時に
行われ、前記塗布液吐出工程において塗布液吐出開始か
ら所定時間経過後に塗布液吐出速度を低下させることを
特徴とする塗布膜形成方法を提供する。
【0010】また、本発明は、処理容器内に収容された
基板の表面上に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布
膜形成方法であって、塗布液を基板に吐出する塗布液吐
出工程と、基板を回転させて基板上に塗布液を拡げる回
転工程とを具備し、前記塗布液吐出工程および回転工程
は、ほぼ同時に行われ、前記塗布液吐出工程において塗
布液吐出開始から所定時間経過後に塗布液吐出速度を低
下させ、この塗布液吐出速度を低下させる時点と吐出速
度を変化させる時点前後の吐出速度の比率とを制御して
塗布膜の膜厚プロファイルを制御することを特徴とする
塗布膜形成方法を提供する。
【0011】さらに、本発明は、基板の表面上に塗布液
を塗布する塗布処理装置であって、上部に開口部を有
し、基板を収容する処理容器と、前記処理容器内で基板
を回転させる基板回転手段と、塗布液を基板に吐出する
塗布液吐出ノズルと、塗布液吐出ノズルから塗布液を吐
出させるための吐出駆動手段と、吐出駆動手段による塗
布液の吐出および基板回転手段による基板の回転がほぼ
同時に行われ、かつ塗布液吐出開始から所定時間経過後
に塗布液吐出速度が低下するように、前記基板回転手段
および前記吐出駆動手段とを制御する制御手段とを具備
することを特徴とする塗布処理装置を提供する。
【0012】さらにまた、本発明は、基板の表面上に塗
布液を塗布する塗布処理装置であって、上部に開口部を
有し、基板を収容する処理容器と、前記処理容器内で基
板を回転させる基板回転手段と、塗布液を基板に吐出す
る塗布液吐出ノズルと、塗布液吐出ノズルから塗布液を
吐出させるための吐出駆動手段と、吐出駆動手段による
塗布液の吐出および基板回転手段による基板の回転がほ
ぼ同時に行われ、塗布液吐出開始から所定時間経過後に
塗布液吐出速度が低下するように、前記基板回転手段お
よび前記吐出駆動手段とを制御するとともに、この塗布
液吐出速度を低下させる時点と吐出速度を変化させる時
点前後の吐出速度の比率とを制御する制御手段とを具備
することを特徴とする塗布処理装置を提供する。
【0013】本発明によれば、塗布液吐出工程および回
転工程をほぼ同時に行う、いわゆるダイナミック塗布方
式を前提とし、塗布液吐出工程において塗布液吐出開始
から所定時間経過後に塗布液吐出速度を低下させる。こ
のように、途中で吐出速度を低下させることにより、基
板上に所望の塗布膜を形成するために必要な塗布液の使
用量を少なくすることができる。
【0014】また、これに加えてこの塗布液吐出速度を
低下させる時点と吐出速度を変化させる時点前後の吐出
速度の比率とを制御することにより、塗布液の使用量の
低減に加えて塗布膜の膜厚プロファイルを制御すること
ができ、これらを適正に調整することにより、より一層
の膜厚均一化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明の塗布処理装置の一実施形態に係るレジスト塗布処理
ユニットを搭載したLCD基板のレジスト塗布・現像処
理システムを示す平面図である。
【0016】この塗布・現像処理システムは、複数の基
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、露光装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡し
を行うためのインターフェイス部3とを備えており、処
理部2の両端にそれぞれカセットステーション1および
インターフェイス部3が配置されている。
【0017】カセットステーション1は、カセットCと
処理部2との間でLCD基板Gの搬送を行うための搬送
機構10を備えている。そして、カセットステーション
1においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送
機構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送
路10a上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬
送アーム11によりカセットCと処理部2との間で基板
Gの搬送が行われる。
【0018】処理部2は、前段部2aと中段部2bと後
段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送路1
2、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処理ユ
ニットが配設されている。そして、これらの間には中継
部15、16が設けられている。
【0019】前段部2aは、搬送路12に沿って移動可
能な主搬送装置17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄ユニット(SCR)21a、21bが
配置されており、搬送路12の他方側には紫外線照射ユ
ニット(UV)と冷却ユニット(COL)とが2段に重
ねられた処理ブロック25、加熱処理ユニット(HP)
が2段に重ねられてなる処理ブロック26および冷却ユ
ニット(COL)が2段に重ねられてなる処理ブロック
27が配置されている。
【0020】また、中段部2bは、搬送路13に沿って
移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布処理ユニット(CT)22お
よび基板Gの周縁部のレジストを除去する周縁レジスト
除去ユニット(ER)23が一体的に設けられており、
搬送路13の他方側には、加熱処理ユニット(HP)が
2段に重ねられてなる処理ブロック28、加熱処理ユニ
ット(HP)と冷却処理ユニット(COL)が上下に重
ねられてなる処理ブロック29、およびアドヒージョン
処理ユニット(AD)と冷却ユニット(COL)とが上
下に重ねられてなる処理ブロック30が配置されてい
る。
【0021】さらに、後段部2cは、搬送路14に沿っ
て移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送路14
の一方側には、3つの現像処理ユニット(DEV)24
a、24b、24cが配置されており、搬送路14の他
方側には加熱処理ユニット(HP)が2段に重ねられて
なる処理ブロック31、およびともに加熱処理ユニット
(HP)と冷却処理ユニット(COL)が上下に重ねら
れてなる処理ブロック32、33が配置されている。
【0022】以上のように、処理部2は、搬送路を挟ん
で一方の側に洗浄処理ユニット21a、レジスト塗布処
理ユニット22、現像処理ユニット24aのようなスピ
ナー系ユニットのみを配置しており、他方の側に加熱処
理ユニットや冷却処理ユニット等の熱系処理ユニットの
みを配置する構造となっている。
【0023】また、中継部15、16のスピナー系ユニ
ット配置側の部分には、薬液供給ユニット34が配置さ
れており、さらに主搬送装置のメンテナンスを行うため
のスペース35が設けられている。
【0024】上記主搬送装置17,18,19は、それ
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
および垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ
軸を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞ
れ基板Gを支持するアーム17a,18a,19aを有
している。
【0025】上記主搬送装置17は、搬送機構10のア
ーム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前
段部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬
出、さらには中継部15との間で基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。また、主搬送装置18は中継部1
5との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、中段部2
bの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さら
には中継部16との間の基板Gの受け渡しを行う機能を
有している。さらに、主搬送装置19は中継部16との
間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2cの各
処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらにはイ
ンターフェイス部3との間の基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。なお、中継部15、16は冷却プレー
トとしても機能する。
【0026】インターフェイス部3は、処理部2との間
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファーカセットを配置する2つのバッファーステージ
37と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板G
の搬入出を行う搬送機構38とを備えている。搬送機構
38はエクステンション36およびバッファステージ3
7の配列方向に沿って設けられた搬送路38a上を移動
可能な搬送アーム39を備え、この搬送アーム39によ
り処理部2と露光装置との間で基板Gの搬送が行われ
る。
【0027】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0028】このように構成されたレジスト塗布・現像
処理システムにおいては、カセットC内の基板Gが、処
理部2に搬送され、処理部2では、まず、前段部2aの
処理ブロック25の紫外線照射ユニット(UV)で表面
改質・洗浄処理が行われ、冷却処理ユニット(COL)
で冷却された後、洗浄ユニット(SCR)21a,21
bでスクラバー洗浄が施され、処理ブロック26のいず
れかの加熱処理ユニット(HP)で加熱乾燥された後、
処理ブロック27のいずれかの冷却ユニット(COL)
で冷却される。
【0029】その後、基板Gは中段部2bに搬送され、
レジストの定着性を高めるために、処理ブロック30の
上段のアドヒージョン処理ユニット(AD)にて疎水化
処理(HMDS処理)され、下段の冷却処理ユニット
(COL)で冷却後、レジスト塗布処理ユニット(C
T)22でレジストが塗布され、周縁レジスト除去ユニ
ット(ER)23で基板Gの周縁の余分なレジストが除
去される。その後、基板Gは、中段部2bの中の加熱処
理ユニット(HP)の一つでプリベーク処理され、処理
ブロック29または30の下段の冷却ユニット(CO
L)で冷却される。
【0030】その後、基板Gは中継部16から主搬送装
置19にてインターフェイス部3を介して露光装置に搬
送されてそこで所定のパターンが露光される。そして、
基板Gは再びインターフェイス部3を介して搬入され、
必要に応じて後段部2cの処理ブロック31,32,3
3のいずれかの加熱処理ユニット(HP)でポストエク
スポージャーベーク処理を施した後、現像処理ユニット
(DEV)24a,24b,24cのいずれかで現像処
理され、所定の回路パターンが形成される。現像処理さ
れた基板Gは、後段部2cのいずれかの加熱処理ユニッ
ト(HP)にてポストベーク処理が施された後、いずれ
かの冷却ユニット(COL)にて冷却され、主搬送装置
19,18,17および搬送機構10によってカセット
ステーション1上の所定のカセットに収容される。
【0031】次に、本発明の一実施形態に係るレジスト
塗布処理ユニット(CT)22について説明する。図2
は、本発明の一実施形態に係るレジスト塗布処理ユニッ
トの模式的断面図である。
【0032】図2に示すように、レジスト塗布処理ユニ
ット(CT)22には、基板回転手段である駆動装置4
0により回転されるスピンチャック41が設けられ、こ
のスピンチャック41上には、LCD基板Gがその表面
を水平にして吸着載置されるようになっている。また、
基板を収納する容器、例えば、このスピンチャック41
とともに回転され下方からスピンチャック41および基
板Gを包囲する有底円筒形状の回転カップ(処理容器)
42が設けられている。この回転カップ42も駆動装置
40により回転されるようになっている。駆動装置40
は、ステッピングモータ40a、ステッピングモータ4
0aの回転を伝達するベルト40b,40c、スピンチ
ャック41および回転カップ42を回転させるための伝
達機構40dを備えている。
【0033】この回転カップ42の外周側には、回転カ
ップ42の外周側と下方側を覆う中空リング状の外カッ
プ43が配置され、さらにその外側にドレインカップ4
4が配置されている。このドレインカップ44は、レジ
スト塗布の際に飛散したレジスト液を下方に導くことが
可能となっている。
【0034】回転カップ42の上部開口には、図示しな
い装着アームにより、中央部に開口46を有する環状の
蓋体45が装着されるようになっている。この環状の蓋
体45は、回転カップ42が基板Gとともに回転される
際、回転カップ42とともに回転するようになってい
る。この蓋体45の開口46には、レジスト液の吐出
時、レジスト液の飛散を防止するための円筒状の筒状部
材47が立設されている。
【0035】回転カップ42の上方には、図示しない装
着アームによって、外蓋60が装着されるようになって
おり、この外蓋の上には支持柱50および支持柱54が
立設されている。
【0036】支持柱50からは、基板Gにレジスト液や
溶剤を供給するための噴頭49を先端に有するアーム4
8が延出している。この噴頭49には、塗布液であるレ
ジスト液を吐出するためのレジスト液吐出ノズル51
と、シンナー等の溶剤を吐出するための溶剤吐出ノズル
52が設けられており、多系統のノズルユニットを構成
している。レジスト液吐出ノズル51にはレジスト液供
給配管71が接続され、このレジスト液供給配管71は
レジスト液タンク75に挿入されている。レジスト液供
給配管71には、サックバックバルブ72、エアオペレ
ージョンバルブ73、およびモータポンプ(吐出駆動手
段)74が設けられている。このモータポンプ74によ
りレジスト液の吐出駆動力が与えられるとともに、レジ
スト液の吐出速度を調整可能となっている。また、エア
オペレーションバルブ73により配管71が開閉されて
レジスト液の供給・停止が行われ、サックバックバルブ
72によりレジスト液停止後に液だれが生じないように
レジスト液の吸引が行われる。一方、溶剤吐出ノズル5
2には溶剤供給配管76が接続され、図示しない溶剤タ
ンクからこの溶剤供給配管76を介して溶剤吐出ノズル
52から溶剤が吐出されるようになっている。
【0037】また、アーム48は、支持柱50内の機構
(図示せず)により揺動可能および昇降可能に構成さ
れ、レジスト液や溶剤の吐出時には、図2に示すよう
に、レジスト液吐出ノズル51や溶剤吐出ノズル52が
基板Gの上方であって、環状の蓋体45の開口46の上
方に位置される。一方、レジスト液等の吐出後には、待
避位置に移動されるようになっている。
【0038】このレジスト塗布処理ユニット(CT)2
2には、このユニットをコントロールするコントローラ
80が設けられている。このコントローラ80は、レジ
スト液供給配管71に設けられたサックバックバルブ7
2、エアオペレーションバルブ73およびモーターポン
プ75を制御し、スピンチャック41および回転カップ
42を回転させるためのステッピングモータ40aを制
御する他、アーム48やアーム55の制御等、レジスト
塗布処理ユニット(CT)22の駆動系を全て制御する
ようになっている。
【0039】環状の蓋体45の開口46には、小蓋53
が装着されるように構成されている。この小蓋53は、
支持柱54から延出するように設けられた搬送アーム5
5により搬送されるようになっている。この搬送アーム
55は、支持柱54内の機構(図示せず)により昇降自
在に構成され、その先端に、小蓋53の係止部56を係
止するための係止爪57を有している。そして、搬送ア
ーム55は、小蓋53を吊持し、図3に示すよう開口4
6に小蓋53を装着するようになっている。小蓋53に
は適宜のシール機構(図示せず)が設けられており、こ
れによりシールされるようになっている。
【0040】また、回転カップ42の底部の外周側部分
には、円周上に複数の空気の流出孔58が設けられてお
り、環状の蓋体45の外周側部分には、円周上に複数の
空気の流入孔59が設けられている。回転カップ42を
回転させることにより、回転カップ42内の空気に遠心
力が働き、図2に矢印で示すように、回転カップ42の
流出孔58から空気が外部に流出されるとともに、蓋体
45の流入孔59を介して外部から空気が流入されるよ
うな気流が形成される。すなわち、この空気の流入孔5
9および流出孔58も気流形成手段として機能する。そ
して、この流出孔58および流入孔59の大きさを変更
することにより気流を調整することができる。
【0041】次に、このように構成されるレジスト塗布
処理ユニット(COT)により基板G表面にレジスト膜
を形成する際の動作について説明する。図3はこのよう
な塗布処理動作を説明するためのフローチャート、図4
はLCD基板の回転速度と処理時間との関係を示すグラ
フである。
【0042】まず、環状の蓋体45が図示しない搬送ア
ームにより回転カップ42から外されるとともに、基板
Gが図示しない搬送アームによりスピンチャック41上
に搬送されて真空吸着される(ST1)。
【0043】環状の蓋体45が図示しない搬送アームに
より回転カップ42の上部開口に装着され(ST2)、
次いで、レジスト液吐出ノズル51および溶剤吐出ノズ
ル52が基板Gの上方であって、環状の蓋体45の開口
46の上方に位置され、基板Gの回転開始前に、溶剤吐
出ノズル52から、シンナー等の溶剤が環状の蓋体45
の開口46を通して基板Gに吐出される(ST3)。次
いで、レジスト液吐出ノズル51から、レジスト液が蓋
体45の開口46を通して基板Gに第1の吐出速度で吐
出され(ST4)、ほぼ同時に基板Gおよび回転カップ
42の回転が開始される(ST5)。この際の基板の回
転は、図4に示すように、最高速度を例えば1500r
pmとし、1500rpmで所定時間保持した後に減速
する。
【0044】次いで、このように基板Gを回転させた状
態で、モータポンプ74を制御してレジスト液の吐出速
度を第1の吐出速度よりも低い第2の吐出速度へ減速す
る(ST6)。このようにレジスト液を吐出させながら
基板Gを回転させることにより、基板G上でレジスト液
が拡散し、基板Gレジスト膜(塗布膜)が形成される。
【0045】このように基板Gを回転させながらレジス
ト液を吐出するいわゆるダイナミック塗布およびシンナ
ー等の溶剤による基板のプリウェット処理により、より
少ないレジスト使用量でレジスト膜形成することがで
き、省レジスト化を図ることができるが、これに加えて
上述のST6のように、基板Gの回転途中で吐出速度を
減速することにより、より一層の省レジスト効果を得る
ことができる。
【0046】このようにしてレジスト膜を形成した後、
レジスト液の吐出ならびに基板Gおよび回転カップ42
が停止され(ST7)、搬送アーム55により、小蓋5
3が搬送されて、環状の蓋体45の開口46に装着され
る(ST8)。その後図4に示すように、再び基板Gお
よび回転カップ42が回転され、回転速度1340rp
mで所定時間保持され、レジスト膜の膜厚が整えられる
(ST9)。このようにレジスト膜の膜厚を整える際、
環状の蓋体45の開口46に小蓋53が装着されている
ため、レジスト液の外部への飛散を確実に防止すること
ができる。また、開口46からの空気の侵入を防止する
ことができ、基板周囲に処理に悪影響を及ぼす気流が生
じず、レジスト膜の膜厚が不均一になることが防止され
る。
【0047】その後、基板Gおよび回転カップ42が停
止され(ST10)、外蓋60および蓋体45が外され
(ST11)、基板Gが搬出される(ST12)。
【0048】次に、上記ダイナミック塗布の際のレジス
ト液の吐出速度について詳細に説明する。図5はダイナ
ミック塗布の際の基板の回転速度とレジスト液の吐出速
度との関係を示す図である。ここでは上記第1の吐出速
度がR1であり、第2の吐出速度がR2であって、吐出
開始後からT1で吐出速度を低下させる。このように基
板を回転する途中で吐出速度を低下させることにより、
上述したように、より少ないレジスト量で塗布膜を形成
することができ、大きな省レジスト効果を得ることがで
きるが、この際に、T1およびR1/R2の値を制御す
ることにより、レジスト液の使用量の低減に加えてレジ
スト膜の膜厚プロファイルを制御することができ、これ
らを適正に調整することにより、より一層の膜厚均一化
を図ることができる。具体的には、T1を大きくするこ
とにより、中央部と周辺部との間の部分の膜厚が小さく
なり、それに伴って周辺部の膜厚も小さくなる傾向にあ
り、一方、R1/R2が大きくなることによって中央部
と周辺部との間の部分の膜厚が大きくなり、それに引き
ずられて周辺部の膜厚が大きくなる傾向が見られる。し
たがって、膜厚プロファイルを把握し、これが均一にな
るようにコントローラ80によりモータポンプ74を制
御してT1およびR1/R2を適正な値にすることによ
り膜厚を確実に均一化することができる。T1までの吐
出時間の全体の吐出時間に対する比率の好ましい範囲は
0.4から0.6、特に好ましくは0.47〜0.56
であり、R1/R2の値の好ましい範囲は1.5〜9で
あり、これらの範囲においてレジスト膜の膜厚をより均
一にすることができる。
【0049】基板Gの定常回転速度(ここでは1500
rpm)の時間Tcを制御することによっても膜厚プロ
ファイルを制御することができ、膜厚の均一化に寄与す
る。具体的には、Tcの時間を長くすることにより、中
央部と周辺部との間の部分の膜厚が大きくなる傾向とな
る。
【0050】また、上述したようにレジスト液の吐出開
始と基板Gの回転開始とはほぼ同時であるが、レジスト
液の吐出開始を若干早め、レジスト液吐出開始から基板
Gの回転開始までの時間(レジスト液吐出開始タイミン
グ)Tsを0.2sec以上とすることが好ましい。T
sが0.2sec未満であると良好な塗布膜が形成され
ないおそれがある。レジスト液の吐出終了と基板Gの回
転終了とはほぼ同時であることが好ましく、具体的には
これらの時間の差(レジスト吐出終了タイミング)Te
が−0.2〜0.2secであれば膜厚プロファイルに
ほとんど影響を与えないため好ましい。
【0051】次に、レジスト吐出速度条件または基板回
転条件を種々変化させてレジスト塗布を行い、その際の
膜厚均一性を把握した結果について説明する。ここで
は、上で説明したように、シンナーでプリウェットを行
った後、基板G上にレジスト液を吐出するとともに、基
板Gを回転してダイナミック塗布を行った。合計の吐出
時間は3.4secとした。
【0052】まず第1の実験においては、レジスト液の
合計量を1×10−2L(10cc)とし、R2を1.
2×10−3L/sに固定して吐出速度の切り替え時点
T1を変化させた。その際の条件を表1に示す。なお、
表1中、T2はトータルの吐出時間である3.4sec
からT1を引いた値である。
【0053】
【表1】
【0054】表1の各条件でレジスト膜を形成した後、
非接触型膜厚測定装置を用いて膜厚を測定した。膜厚の
測定は、図6に示すように、サンプル基板に対して周辺
10mmを除く部分の片対角ライン51点について行っ
た。その結果を図7に示す。
【0055】図7に示すように、T1のタイミングを遅
くするほど中央部と周辺部との間の肩の部分の膜厚が低
下し、それに従って周辺部の膜厚も低下する傾向にあ
り、T1までの吐出時間の全体の吐出時間に対する比率
の好ましい範囲である0.4から0.6を満たす、T1
=1.4〜2.0secのサンプルNo.4〜10は良
好な膜厚均一性がみられたが、その中でもその比率が
0.47〜0.56を満たすT1=1.6〜1.9se
cのNo.6〜9が良好であり、図8に示すように、T
1=1.8secのNo.8において特に良好な膜厚均
一性が得られた。
【0056】第2の実験では、レジスト液の合計量を1
×10−2L(10cc)とし、吐出速度の切り替えタ
イミングTを1.8secに固定してR1/R2を変化
させた。その際の条件を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】第1の実験と同様にサンプル基板に対して
周辺10mmを除く部分の片対角ライン51点について
膜厚を測定した。その結果を図9に示す。図9に示すよ
うに、R1/R2の値が大きくなるほど、中央部と周辺
部との間の肩の部分の膜厚が上昇する傾向にあり、R1
/R2が1.5〜9を満たすサンプルNo.14,15
において良好な膜厚均一性が得られた、中でもNo.1
5が特に良好な膜厚均一性を示した。
【0059】第3の実験では、レジスト液の合計量を1
×10−2L(10cc)とし、T1を1.8secに
固定し、定常回転数での時間Tcを0.2sec、0.
4sec、0.6secと変化させた。したがって、T
cが長くなった分トータルの吐出時間を増加させた。そ
の際の条件を表3に示す。なお、表3中T2はトータル
の吐出時間からT1を引いた時間である。
【0060】
【表3】
【0061】第1の実験と同様にサンプル基板に対して
周辺10mmを除く部分の片対角ライン51点について
膜厚を測定した。その結果を図10に示す。図10に示
すように、Tcを長くすると、中央部と周辺部との間の
肩の部分の膜厚が上昇する傾向があることが確認され
た。
【0062】第4の実験では、レジスト液の吐出開始タ
イミングを変化させた。具体的には図5に示す吐出開始
タイミングTsの値を0〜0.5secの間で変化させ
た。その際の条件を表4に示す。なお、Tsの値は基板
回転開始前の時間を示す。
【0063】
【表4】
【0064】第1の実験と同様にサンプル基板に対して
周辺10mmを除く部分の片対角ライン51点について
膜厚を測定した。その結果を図11に示す。図11に示
すように、塗布開始タイミングは膜厚プロファイルにほ
とんど影響を与えない。しかし、塗布状態を確認したと
ころ、Tsが0.2sec未満であるサンプルNo.2
2,23は全面に亘って塗布状態が悪いことが確認され
た。
【0065】第5の実験では、レジスト液の吐出終了タ
イミングを変化させた。具体的には図5に示す吐出終了
タイミングTeの値を−0.2〜0.4secの間で変
化させた。その際の条件を表5に示す。なお、Teの値
は基板回転停止前の時間を示す。したがって、−0.2
secは回転停止0.2sec後ということになる。
【0066】
【表5】
【0067】第1の実験と同様にサンプル基板に対して
周辺10mmを除く部分の片対角ライン51点について
膜厚を測定した。その結果を図12に示す。図12に示
すように、塗布終了タイミングTeが−0.2〜0.2
secであれば膜厚プロファイルにほとんど影響を与え
ないことがわかる。
【0068】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
はレジスト塗布・現像処理システムに本発明を適用した
場合について説明したが、これに限るものではない。ま
た、レジスト液を塗布する場合について示したが、スピ
ンコートにより塗布膜を形成する場合であれば、他の塗
布液を適用することも可能である。さらに、上記実施の
形態では、被処理基板としてLCD基板を用いた場合に
ついて示したが、これに限らず半導体ウエハ等他の基板
への塗布膜形成にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
塗布液吐出工程および回転工程をほぼ同時に行う、いわ
ゆるダイナミック塗布方式を前提とし、塗布液吐出工程
において塗布液吐出開始から所定時間経過後に塗布液吐
出速度を低下させるので、基板上に所望の塗布膜を形成
するために必要な塗布液の使用量を少なくすることがで
きる。
【0070】また、これに加えてこの塗布液吐出速度を
低下させる時点と吐出速度を変化させる時点前後の吐出
速度の比率とを制御することにより、塗布液の使用量の
低減に加えて塗布膜の膜厚プロファイルを制御すること
ができ、これらを適正に調整することにより、より一層
の膜厚均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布処理装置の一実施形態に係るレジ
スト塗布処理ユニットを搭載したLCD基板のレジスト
塗布・現像処理システムを示す平面図。
【図2】上記レジスト塗布現像システムに搭載された本
発明の一実施形態に係るレジスト塗布処理ユニットを示
す断面図。
【図3】レジスト塗布処理ユニットにより基板G表面に
レジスト膜を形成する際の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図4】LCD基板の回転速度と処理時間との関係を示
すグラフ。
【図5】ダイナミック塗布の際のLCD基板の回転速度
およびレジスト液の吐出速度のを示すグラフ。
【図6】レジスト膜の膜厚測定の際の測定点を示す模式
図。
【図7】吐出速度の切り替え時点T1を変化させた第1
の実験における各サンプルの膜厚分布を示す図。
【図8】吐出速度の切り替え時点T1を変化させた第1
の実験における各サンプルの膜厚分布を示す図。
【図9】R1/R2を変化させた第2の実験における各
サンプルの膜厚分布を示す図。
【図10】定常回転数での時間Tcを変化させた第3の
実験における各サンプルにおける膜厚分布を示す図。
【図11】吐出開始タイミングTsを変化させた第4の
実験における各サンプルにおける膜厚分布を示す図。
【図12】吐出終了タイミングTeを変化させた第5の
実験における各サンプルにおける膜厚分布を示す図。
【符号の説明】
22…レジスト塗布処理ユニット(塗布処理装置) 40…駆動装置(基板回転手段) 40a…ステッピングモータ(基板回転手段) 41…スピンチャック 42…回転カップ(処理容器) 45…環状の蓋体 46…開口 51…レジスト吐出ノズル(塗布液吐出ノズル) 52…溶剤吐出ノズル 53…小蓋 74…モーターポンプ 80…コントローラ(制御手段) G…LCD基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/16 502 H01L 21/30 564D (72)発明者 橋本 博士 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4東京エレクトロン九州株式会社大 津事業所内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB16 AB17 EA05 4D075 AC64 AC84 AC92 AC94 DC21 EA45 4F042 AA07 BA05 BA12 BA25 EB29 5F046 CD01 JA02 JA05 JA06 JA09 JA13 JA16 JA22 LA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
    って、 塗布液を基板に吐出する塗布液吐出工程と、 基板を回転させて基板上に塗布液を拡げる回転工程とを
    具備し、 前記塗布液吐出工程および回転工程は、ほぼ同時に行わ
    れ、 前記塗布液吐出工程において塗布液吐出開始から所定時
    間経過後に塗布液吐出速度を低下させることを特徴とす
    る塗布膜形成方法。
  2. 【請求項2】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
    って、 塗布液を基板に吐出する塗布液吐出工程と、 基板を回転させて基板上に塗布液を拡げる回転工程とを
    具備し、 前記塗布液吐出工程および回転工程は、ほぼ同時に行わ
    れ、 前記塗布液吐出工程において塗布液吐出開始から所定時
    間経過後に塗布液吐出速度を低下させ、この塗布液吐出
    速度を低下させる時点と吐出速度を変化させる時点前後
    の吐出速度の比率とを制御して塗布膜の膜厚プロファイ
    ルを制御することを特徴とする塗布膜形成方法。
  3. 【請求項3】 前記塗布液吐出工程において、前記塗布
    液の吐出速度を低下させる前の吐出速度をR1と低下さ
    せた後の吐出速度をR2とした場合に、R1/R2の値
    が1.5〜9の範囲であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の塗布膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記塗布液の吐出速度を低下させた時点
    までの時間の全体の吐出時間に対する比率が0.4〜
    0.6であることを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記塗布液吐出工程における塗布液の吐
    出を開始後、0.2秒以上経過後に前記回転工程におけ
    る基板の回転を行うことを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記塗布液吐出工程における塗布液吐出
    終了から前記回転工程における基板回転終了までの時間
    が−0.2〜2.0秒であることを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  7. 【請求項7】 前記回転工程は、回転開始から所定値ま
    で回転速度を上昇させ、その回転速度で一定時間保持し
    た後、回転速度を低下させ、 前記保持時間を変化させることにより塗布膜の膜厚プロ
    ファイルを制御することを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  8. 【請求項8】 前記塗布液吐出工程に先立って溶剤を基
    板に吐出する工程を行うことを特徴とする請求項1から
    請求項7のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  9. 【請求項9】 基板の表面上に塗布液を塗布する塗布処
    理装置であって、 上部に開口部を有し、基板を収容する処理容器と、 前記処理容器内で基板を回転させる基板回転手段と、 塗布液を基板に吐出する塗布液吐出ノズルと、 塗布液吐出ノズルから塗布液を吐出させるための吐出駆
    動手段と、 吐出駆動手段による塗布液の吐出および基板回転手段に
    よる基板の回転がほぼ同時に行われ、かつ塗布液吐出開
    始から所定時間経過後に塗布液吐出速度が低下するよう
    に、前記基板回転手段および前記吐出駆動手段とを制御
    する制御手段とを具備することを特徴とする塗布処理装
    置。
  10. 【請求項10】 基板の表面上に塗布液を塗布する塗布
    処理装置であって、 上部に開口部を有し、基板を収容する処理容器と、 前記処理容器内で基板を回転させる基板回転手段と、 塗布液を基板に吐出する塗布液吐出ノズルと、 塗布液吐出ノズルから塗布液を吐出させるための吐出駆
    動手段と、 吐出駆動手段による塗布液の吐出および基板回転手段に
    よる基板の回転がほぼ同時に行われ、塗布液吐出開始か
    ら所定時間経過後に塗布液吐出速度が低下するように、
    前記基板回転手段および前記吐出駆動手段とを制御する
    とともに、この塗布液吐出速度を低下させる時点と吐出
    速度を変化させる時点前後の吐出速度の比率とを制御す
    る制御手段とを具備することを特徴とする塗布処理装
    置。
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