JP3466898B2 - 塗布膜形成方法および塗布装置 - Google Patents

塗布膜形成方法および塗布装置

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JP3466898B2
JP3466898B2 JP36251197A JP36251197A JP3466898B2 JP 3466898 B2 JP3466898 B2 JP 3466898B2 JP 36251197 A JP36251197 A JP 36251197A JP 36251197 A JP36251197 A JP 36251197A JP 3466898 B2 JP3466898 B2 JP 3466898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD)基板等の基板表面上に、例えばレジスト膜のよう
な溶剤による液状塗布膜を形成するための塗布膜形成方
法および塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、LCD基板の製造においては、
LCD基板にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラ
フィ技術を用いて回路パターンをフォトレジストに転写
し、これを現像処理することにより回路が形成される。
この工程には、塗布液を基板の表面上に供給する塗布膜
形成工程が含まれる。
【0003】例えば、レジスト膜の形成方法としては、
矩形のLCD基板を処理容器内に配設された載置台上に
載置固定し、処理容器の開口部を蓋体で閉塞して、処理
容器と載置台とを共に回転させ、この基板上面の中心部
に溶剤と感光性樹脂とからなるレジスト液(塗布液)を
滴下し、このレジスト液を基板の回転力と遠心力とによ
り基板中心部から周縁部に向けて渦巻状に拡散させて塗
布する方法が知られている。
【0004】この方法においては、基板回転させて基
板中心部から周縁部に向けてレジスト液を拡散させて基
板上にレジスト液を塗布し、中心位置よりも周速が著し
く大きい外周部から相当量のレジスト液を処理容器に向
って飛散させている。この場合、滴下するレジスト液の
うち基板面に塗布される量は10〜20%であり、残り
の80〜90%は処理容器に向って飛散させている。
【0005】特に、矩形であるLCD基板にレジスト液
を塗布する場合には、基板全面に塗り残しなくレジスト
液を塗布するために、非常に多量のレジスト液を無駄に
することになる。近年の大口径化に伴い、基板のサイズ
が大きくなってきており、従来の方法では、レジスト液
の無駄がさらに多くなり、無駄にするレジスト液の量を
できる限り少なくするため、レジスト液の使用量の削減
が要望されている。
【0006】このようなレジスト液の使用量削減の観点
から、レジスト液の滴下の前工程として、静止した基板
上面の中心部にシンナー(溶剤)を滴下し、このシンナ
ーが拡散した後、回転する基板にレジスト液を滴下する
といった方法が提案されている(特開平8−51061
号公報)。
【0007】この方法では、レジスト液の滴下の前に、
基板にシンナーを塗布して拡散させているため、基板に
レジスト液を滴下したときにレジスト液がシンナーを介
して基板全面に拡散するため、基板全面に対してレジス
ト液を塗布することができ、レジスト液の使用量を削減
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平8−51061号公報に記載された方法では、滴下
したレジスト液が基板の外周部に十分に拡散する前に、
レジスト液の乾燥が速く進行してレジスト液の粘度が高
くなるため、塗布した膜の膜厚分布は、基板の中央部が
盛り上がって周辺部より厚くなり、膜厚を均一にするこ
とが困難であるといった問題点がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、基板の中央部における膜厚の盛り上がりを抑制
して、塗布膜の膜厚を均一にすることができる塗布膜形
成方法および塗布装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、処理容器内に収容された基板の表面上
に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法で
あって、基板の表面上に溶剤を塗布する工程と、基板を
所定速度で回転させながら、基板の表面に塗布液を供給
して基板表面に塗布膜を形成する工程と、基板を減速さ
せて停止するまでの間に、基板の表面の塗布膜の中央部
分に、最初に供給する塗布液の量の半分以下の塗布液を
再度供給する工程と、基板を加速回転させて、塗布膜の
膜厚を整える工程とを具備することを特徴とする塗布膜
形成方法を提供する。
【0011】第2発明は、処理容器内に収容された基板
の表面上に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形
成方法であって、基板の表面上に溶剤を塗布する工程
と、処理容器内に収容された基板を処理容器とともに所
定速度で回転させながら、基板の表面に塗布液を供給し
て基板表面に塗布膜を形成する工程と、基板を減速させ
て停止するまでの間に、基板の表面の塗布膜の中央部分
、最初に供給する塗布液の量の半分以下の塗布液を再
度供給する工程と、基板を加速回転させて、塗布膜の膜
厚を整える工程とを具備することを特徴とする塗布膜形
成方法を提供する。
【0012】第3発明は、第1発明または第2発明にお
いて、塗布液を再度供給する工程は、基板を減速させて
いる間に行うことを特徴とする塗布膜形成方法を提供す
る。
【0013】
【0014】第4発明は、第2発明において、前記塗布
膜の膜厚を整える工程は、処理容器を蓋体で閉塞して行
うことを特徴とする塗布膜形成方法を提供する。
【0015】第5発明は、処理容器内に収容された基板
の表面上に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布装置
であって、処理容器内に収容された基板を回転するため
の回転駆動手段と、基板に溶剤を供給して塗布するため
の溶剤供給ノズルと、基板の表面に塗布液を供給して基
板表面に塗布膜を形成するための塗布液供給ノズルと、
溶剤供給ノズルから溶剤を基板に供給して塗布し、その
後、基板を所定速度で回転させながら塗布液供給ノズル
から基板の表面に塗布液を供給して基板表面に塗布膜を
形成し、次いで、基板を減速させて停止するまでの間
に、塗布液供給ノズルから基板の表面の塗布膜の上に
最初に供給する塗布液の量の半分以下の塗布液を再度供
給し、次いで、基板を回転させて、塗布膜の膜厚を整え
るように、前記回転駆動手段、前記溶剤供給ノズル、お
よび塗布液供給ノズルを制御するための制御手段とを具
備することを特徴とする塗布装置を提供する。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】第1発明、第2発明、および第5発明によ
れば、溶剤を基板に供給して塗布した後、基板を所定速
度で回転させながら基板の表面に塗布液を供給して基板
表面に塗布膜を形成するとともに、基板を減速させて停
止するまでの間に基板表面の塗布膜の中心部に塗布液を
再度供給するので、中心部の塗布膜が厚くなることが防
止され、均一な膜厚の塗布膜を形成することができる。
【0027】すなわち、このように、基板を減速させて
停止するまでの間に、基板に一旦形成した塗布膜の上に
塗布液を再度供給すると、減速の際にはその塗布液にそ
の際の加速度により中心へ向かう力が作用し、停止した
際には他に力が作用しないので、塗布液が基板の略中央
に留まり、乾燥が既に進行し粘度が高くなっていた基板
中央部の最初の塗布液を軟化させるといった作用を有す
る。その結果、基板の略中央での膜厚の盛り上がりを抑
制することができ、膜厚を均一にすることができる。特
に、第3発明のように減速の際には中心に向かう力が作
用するので塗布液の保持機能が高い。
【0028】第1発明、第2発明および第5発明によれ
ば、再度供給する塗布液の量を、最初に供給する塗布液
の量の半分以下にすることにより、基板全面に拡散させ
る必要のある最初の塗布液の拡散効果を十分に確保しな
がら、再度の塗布液によって基板の略中央での膜厚の盛
り上がりを十分に抑制することができる。
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明が適用される塗布処理ユニットを備えたLCD基板の
塗布・現像処理システムを示す斜視図である。
【0031】この塗布・現像処理システムは、複数のL
CD基板(以下、単に基板と記す)Gを収容するカセッ
トCを載置するカセットステーション1と、基板Gにレ
ジスト塗布および現像を含む一連の処理を施すための複
数の処理ユニットを備えた処理部2と、カセットステー
ション1上のカセットCと処理部2との間でLCD基板
の搬送を行うための搬送機構3とを備えている。そし
て、カセットステーション1においてカセットCの搬入
出が行われる。また、搬送機構3はカセットの配列方向
に沿って設けられた搬送路12上を移動可能な搬送アー
ム11を備え、この搬送アーム11によりカセットCと
処理部2との間で基板Gの搬送が行われる。処理部2の
後端部にはインターフェース部30が設けられており、
このインターフェース部30に露光装置(図示せず)が
連設可能となっている。このインターフェース部30
は、露光装置との間で基板Gの受け渡しを行う機能を有
している。
【0032】処理部2は、前段部分2aと後段部分2b
とに分かれており、それぞれ中央に通路15、16を有
しており、これら通路の両側に各処理ユニットが配設さ
れている。そして、これらの間には中継部17が設けら
れている。
【0033】前段部2aは、通路15に沿って移動可能
な主搬送装置18を備えており、通路15の一方側に
は、ブラシ洗浄ユニット21、水洗ユニット22、アド
ヒージョン処理ユニット23、および冷却ユニット24
が、他方側には2つのレジスト塗布ユニット25が配置
されている。一方、後段部2bは、通路16に沿って移
動可能な主搬送装置19を備えており、通路16の一方
側には複数の加熱処理ユニット26および冷却処理ユニ
ット27が、他方側には2つの現像処理ユニット29が
配置されている。加熱処理ユニット26は、2段積層さ
れてなる組が通路19に沿って2つ並んでおり、冷却処
理ユニット27は前段部2a側に2段積層して設けられ
ている。加熱処理ユニット26は、レジストの安定化の
ためのプリベーク、露光後のポストエクスポージャーベ
ーク、および現像後のポストベーク処理を行うものであ
る。
【0034】上記メインアーム18は、搬送機構3のア
ーム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前
段部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬
出、さらには中継部17との間で基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。また、メインアーム19は中継部
17との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部
2bの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さ
らにはインターフェース部30との間の基板Gの受け渡
しを行う機能を有している。このように各処理ユニット
を集約して一体化することにより、省スペース化および
処理の効率化を図ることができる。
【0035】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、まず、洗浄ユニット21および水洗ユニット
22により洗浄処理され、レジストの定着性を高めるた
めにアドヒージョン処理ユニット23にて疎水化処理さ
れ、冷却ユニット24で冷却後、レジスト塗布ユニット
25でレジストが塗布される。その後、基板Gは、加熱
処理ユニット26の一つでプリベーク処理され、冷却ユ
ニット27で冷却された後、インターフェース部30を
介して露光装置に搬送されてそこで所定のパターンが露
光される。そして、再びインターフェース部30を介し
て搬入され、加熱処理ユニット26の一つでポストエク
スポージャーベーク処理が施される。その後、冷却ユニ
ット27で冷却された基板Gは、現像処理ユニット29
で現像処理され、所定の回路パターンが形成される。現
像処理された基板Gは、メインアーム19,18および
搬送機構3によってカセットステーション1上の所定の
カセットに収容される。
【0036】次に、本発明の対象である塗布膜形成方法
および塗布装置が適用されるレジスト塗布ユニット25
について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る
塗布装置であるレジスト塗布ユニット25を示すもので
あり、LCD基板Gを水平状態に真空吸着によって回転
可能に保持するスピンチャック40と、このスピンチャ
ック40の上部および外周部を包囲する処理室41を有
する上方部が開口したカップ状の回転可能な処理容器
(回転カップ)42と、回転カップ42の開口部42a
を閉止可能に、かつカップ42に対して着脱可能に設け
られた蓋体46と、この蓋体46を閉止位置と待機位置
との間で移動させるロボットアーム50と、回転カップ
42の外周側を取囲むように配置された中空リング状の
ドレンカップ44と、スピンチャック40と回転カップ
42とを回転させる駆動モータ51と、スピンチャック
40の上方位置に移動可能に設けられた噴頭90と、こ
の噴頭90を把持して噴頭待機位置と基板上方位置間で
移動させる移動機構100と、塗布シーケンスをコント
ロールするコントローラ110とを備えている。噴頭9
0は、塗布液の溶剤(溶媒)A(例えばシンナー)を供
給する溶媒供給ノズル70と塗布液であるレジスト液B
を供給する塗布液供給ノズル80とを近接させて一体に
取り付けた構造を有している。
【0037】ノズル70,80からの溶剤供給路および
レジスト液供給路のそれぞれには、中を流れる溶剤Aお
よびレジスト液Bを予め設定された温度(例えば23
℃)にするための温度調整液Dを循環供給する温度調整
機構91が設けられている。
【0038】上記スピンチャック40は、例えばポリエ
ーテルエーテルケトン(PEEK)のような耐熱性合成
樹脂で形成され、予め設定されたプログラムに基いて駆
動し、回転速度を可変できる駆動モータ51の駆動によ
って回転される回転軸52を介して水平方向に回転(自
転)可能であり、また回転軸52に連結される昇降シリ
ンダ53の駆動によって上下方向に移動可能である。こ
の場合、回転軸52はスプライン軸受57に上下方向に
摺動可能に連結されている。スプライン軸受57は、固
定カラー54の内周面にベアリング55aを介して回転
可能に装着される回転内筒56aの内周面に嵌着されて
いる。スプライン軸受57には従動プーリ58aが装着
されており、従動プーリ58aには駆動モータ51の駆
動軸51aに装着された駆動プーリ51bとの間にベル
ト59aが掛け渡されている。したがって、駆動モータ
51の駆動によってベルト59aを介して回転軸52が
回転してスピンチャック40が回転される。また、回転
軸52の下部側は図示しない筒体内に配設されており、
この筒体内において回転軸52がバキュームシール部6
0を介して昇降シリンダ53に連結され、昇降シリンダ
53の駆動によって回転軸52が上下方向に移動可能と
なっており、これによりスピンチャックが上下方向に移
動する。
【0039】上記固定カラー54の外周面にベアリング
55bを介して装着される回転外筒56bの上端部には
連結筒61が固定されており、上記回転カップ42はこ
の連結筒61を介して取り付けられている。回転カップ
42の底部42bとスピンチャック40の下面との間に
は、シール機能を有するベアリング52が介在されてお
り、回転カップ42がスピンチャック40に対して相対
的に回転可能である。そして、回転外筒56bには従動
プーリ58bが装着されており、この従動プーリ58b
と上記駆動モータ51に装着された駆動プーリ51bに
はベルト59bが掛け渡されている。したがって、この
ベルト59bによって駆動モータ51からの駆動が回転
カップ42に伝達されて回転カップ42が回転される。
【0040】この場合、従動プーリ58bの直径は上記
回転軸52に装着された従動プーリ58aの直径と同一
に形成され、同一の駆動モータ51にベルト59a,5
9bが掛け渡されているので、回転カップ42とスピン
チャック40とは同一速度で回転される。
【0041】回転カップ42は上方に向かって縮径され
た側壁42cを有しており、この側壁42c面はテーパ
面42eとなっている。この側壁42cの上端には、内
方側に向って内向きフランジ42dが形成されている。
回転カップ42の内向きフランジ42dには周方向に適
宜間隔をおいて給気孔64が穿設され、側壁42cの下
部側の周方向の適宜位置には排気孔65が穿設されてい
る。このように給気孔64と排気孔65を設けることに
より、回転カップ42が回転する際に、給気孔64から
処理室41内に流れる空気が排気孔65から外部に流れ
るので、回転カップ42の回転時に処理室41内が負圧
になるのを防止することができ、処理後に回転カップ4
2から蓋体46を開放する際に大きな力を要することな
く、蓋体46を容易に開放することができる。
【0042】一方、上記ドレンカップ44の内部には環
状通路44aが設けられており、その外周壁の適宜箇所
(例えば周方向の4箇所)には排気口66が設けられて
いて、この排気口66は排気装置(図示せず)に連結さ
れている。またドレンカップ44の内周側上方部には、
環状通路44aおよび排気口66に連通する放射状の排
気通路67が形成されている。このようにドレンカップ
44の外周部に排気口66を設けると共に、ドレンカッ
プ44の内周側上方部に排気通路67を形成することに
より、回転処理時に処理室41内で遠心力により飛散し
排気孔64を通ってドレンカップ44内に流れ込んだミ
ストが回転カップ42の上部側へ舞い上がることが防止
され、ミストを排気口66から外部に排出させることが
できる。
【0043】上記環状通路44aは、ドレンカップ44
の底部から起立する外側壁44bとドレンカップ44の
天井部から垂下する内側壁44cとで区画され、これに
より迂回路が形成されるため排気が均一に行うことが可
能である。また、外側壁44bと内側壁44cとの間に
位置する底部44dには周方向沿って適宜間隔をおいて
ドレン孔44eが設けられている。
【0044】また、ドレンカップ44の内周面には、上
記回転カップ42のテーパ面42eに対応するテーパを
有するテーパ面44fが形成されており、回転カップ4
2のテーパ面42eとドレンカップ44のテーパ面44
fとの間に微少隙間が形成されている。このように下方
に向って拡開するテーパ状の微少隙間を形成することに
よって、回転カップ42の回転時に微少隙間の上下の間
で生じる周速差から圧力差が誘発され、この圧力差が回
転カップ42の外周部の微少隙間の上側から下側に向う
気流を助長させてドレンカップ44内の排気ミストが上
記微少隙間を通って回転カップ42外へ飛散するのを防
止することができる。
【0045】また、微少隙間を通って上方に向い回転カ
ップ42外へ飛散しようとするミストがあっても、排気
通路67、ドレンカップ44内の環状通路44aを通っ
て、排気口66から排出される。
【0046】ここでは、ドレンカップ44が回転カップ
42の外周側を取囲むように配置される場合について説
明したが、ドレンカップ44は必ずしも回転カップ42
の外周側に配置される必要はなく、回転カップ42の下
部側に配置してもよい。
【0047】上記蓋体46には、その上面中央に上方に
向かって伸びる支持部材49が設けられており、その上
端には支持部材49よりも大径の頭部48が設けられて
いる。蓋体46を開閉する場合には、蓋体46の上面に
支持部材49を介して設けられた頭部48の下に、図2
の二点鎖線で示すように、ロボットアーム50を挿入
し、頭部48に設けられた係止溝にロボットアーム50
から突出する係止ピン50aを係合させた後、ロボット
アーム50を上下動させる。
【0048】なお、上記蓋体46と基板Gとの中間位置
に、中心部分で蓋体46に取着された基板G以上の大き
さの多孔板等にて形成されるバッフル板(図示せず)を
配置することも可能である。このようにバッフル板を配
置することにより、塗布処理時に更に確実に処理室41
内の乱流の発生を防止することができる。
【0049】上記溶剤供給ノズル70は、溶剤供給路で
ある溶剤供給チューブ71と開閉バルブ72を介して溶
剤タンク73に接続されており、溶剤タンク73内に窒
素(N)ガスを供給することによって、その加圧力に
より溶剤タンク73内の溶剤Aが基板G上に供給され
る。この場合にNガスの加圧力を制御することによっ
て溶剤Aの流量が制御され、所定時間中、所定量の溶剤
Aが供給される。なお、溶剤供給ノズルは、溶剤を噴霧
するようにしてもよい。
【0050】レジスト液供給ノズル80は、レジスト液
供給路であるレジスト液供給チューブ81を介してレジ
スト液Bを収容するレジスト液タンク82(塗布液供給
源)に連通されている。このチューブ81には、サック
バックバルブ83、エアーオペレーションバルブ84、
レジスト液B中の気泡を分離除去するための気泡除去機
構85、フィルタ86およびベローズポンプ87が順次
設けられている。このベローズポンプ87は、駆動部に
より伸縮可能となっており、この伸縮が制御されること
により所定量のレジスト液Bがレジスト液供給ノズル8
0を介して基板Gの表面に滴下されることが可能となっ
ている。このベローズポンプ87により従来のレジスト
液Bの供給量より少量のレジスト液Bの供給量制御を可
能としている。この駆動部は、一端がベローズポンプの
一端に取り付けられたネジ88aと、このネジに螺合さ
れるナット88bとからなるボールネジ機構88と、こ
のナット88bを回転させることによりネジ88aを直
線動させるステッピングモータ89とにより構成されて
いる。
【0051】上記レジスト液供給系に設けられたサック
バックバルブ83は、レジスト液供給ノズル80からの
レジスト液吐出後、レジスト液供給ノズル80先端内壁
部に表面張力によって残留しているレジスト液Bをレジ
スト液供給ノズル80内に引き戻し、これによって残留
レジスト液の固化を阻止するためのものである。この場
合、少量のレジスト液Bを吐出するレジスト液供給ノズ
ル80において、通常通りサックバックバルブ83の負
圧作用によってレジスト液Bをレジスト液供給ノズル8
0内に引き戻すと、ノズル80先端付近の空気も一緒に
ノズル80内に巻き込まれてしまい、ノズル80先端に
付着したレジスト液Bの残渣がノズル80内に入り、ノ
ズル80の目詰まりを起こすばかりか、乾燥したレジス
トがパーティクルとなり基板Gが汚染されると共に、歩
留まりの低下をきたすという虞れがある。
【0052】噴頭90は、移動機構100により支持部
材101を介して移動可能に設けられている。具体的に
は、移動機構100は、溶剤Aを基板Gに供給する際に
は、溶剤供給ノズル70が基板Gの回転中心に位置する
ように溶剤供給ノズル70を移動させ、レジスト液Bを
基板Gに供給する際には、レジスト液供給ノズル80が
基板Gの回転中心に位置するようにレジスト液供給ノズ
ル80を移動させると共に、溶剤Aおよびレジスト液B
を供給しない時には、噴頭90を待機位置に移動させる
ようになっている。
【0053】コントローラ110は、後述する塗布シー
ケンスに従って、駆動モータ51、バルブ72、エアオ
ペレーションバルブ84、ステッピングモータ89、お
よび移動機構100を制御して、基板Gの回転、ならび
に溶剤およびレジスト液の吐出タイミングおよび吐出量
を制御する。
【0054】次に、上記構成の塗布装置を用いて、本実
施形態に基づいて基板G表面にレジスト液を塗布する方
法について説明する。図3は、塗布工程と基板の回転数
との関係を示すグラフである。
【0055】まず、回転カップ42の蓋体46が開放さ
れ、基板Gが図示しない搬送アームによって静止したス
ピンチャック40上に搬送され、基板Gが真空吸着によ
ってスピンチャック40に保持される。
【0056】この状態で、図3に示すように、時間1.
0秒から2.5秒までの1.5秒の間(符号Mで示す
間)に、溶剤供給ノズル70から静止した基板Gに溶剤
Aとして例えばシンナーを10cc供給して塗布する。
【0057】このように溶剤Aを塗布した後、時間3.
5秒から5.5秒までの2.0秒の間(符号Nで示す
間)に、スピンチャック40を回転駆動させ、基板Gを
第1の回転数(例えば、回転数:1000rpm,加速
度:1000rpm/s)で回転させると同時に、回転
カップ42を同じ速度で回転させる。この回転中に、レ
ジスト供給ノズル80から基板Gの中心にレジスト液B
を滴下し、基板G全面に対してむらなくレジスト液Bを
塗布して基板G全面にレジスト膜を形成する。レジスト
液Bの供給量は、以下に述べるレジスト液の再度の滴下
時とのトータル量が例えば7ccとなるようにする。
【0058】次いで、時間5.5秒から6.0秒までの
0.5秒の間(符号Pで示す間)に、スピンチャック4
0を減速し、基板Gが減速して停止するまでの間に、レ
ジスト供給ノズル80から基板Gの中心にレジスト液B
を再度滴下する。これにより、後述するように、再度供
給したレジスト液Bには減速の際の加速度により中心へ
向かう力が作用するので、塗布液が基板の略中央に留ま
り、その中に含まれている溶剤(シンナー)が、乾燥が
既に進行し粘度が高くなっていた基板Gの中央の最初の
レジスト液Bを軟化させるといった作用をし、基板Gの
中央での膜厚の盛り上がりを抑制することができる。
【0059】次いで、時間7.0秒から20.0秒の間
(符号Qで示す間)、回転カップ42の開口部42aを
蓋体46で閉止し密閉した状態で、スピンチャック40
および回転カップ42を第2の回転数(例えば、回転
数:1400rpm,加速度:1000rpm/se
c)で回転させてレジスト膜の膜厚を整える。この場合
に第2の回転数は第1の回転数より大きい値に設定する
ことが好ましい。
【0060】塗布処理が終了した後、スピンチャック4
0および回転カップ42の回転を停止した後、ロボット
アーム50によって蓋体46を待機位置に移動させて、
図示しない搬送アームによって基板Gを取出して、塗布
作業を完了する。
【0061】次に、図4を参照して、従来の塗布膜形成
方法、すなわち溶剤をプレコートせずにレジスト液の回
転塗布を行う方法(スピンコートA法)および溶剤をプ
レコートしてからレジスト液の回転塗布を行う方法(ス
ピンコートB法)と、本発明に係る塗布膜形成方法(ス
ピンコートC法)とを比較する。図4は、スピンコート
A,B,C法によるレジスト液塗布の際の様子を示す模
式図である。
【0062】スピンコートA法では、回転する基板Gに
レジスト液Bを滴下し、予め溶剤Aを塗布していないた
め、レジスト液Bは基板Gの回転力と遠心力とにより基
板Gの中心部から周縁部に向けて渦巻状に拡散され、基
板Gの中央のレジスト膜が盛り上がりは存在しない。
【0063】スピンコートB法では、基板Gの中心にシ
ンナーAを滴下し、シンナーAが拡散した後、回転する
基板Gの中心にレジスト液Bを滴下している。そのた
め、基板Gの中心部のレジスト液Bが速くシンナーAと
置き換わり、蓋体46が開いた状態で回転カップ42を
回転していることから、中心部のレジスト液B中のシン
ナーが揮発し、レジスト液Bの見かけ粘度が高くなって
しまう。その結果、レジスト液Bを振り切って膜厚を整
える工程の前に、基板Gの中心部と周辺部とでレジスト
液Bの粘度に差ができ、中心部の粘度が周辺部より高く
なり、基板Gの中心部のレジスト膜が周辺部に比べて盛
り上がるといったことになる。
【0064】これに対して、本発明に係るスピンコート
C法では、基板Gの中心にシンナーAを滴下し、シンナ
ーAが拡散した後、回転する基板Gの中心にレジスト液
Bを滴下し、その後、基板Gを減速中に、基板Gに一旦
形成したレジスト膜の上にレジスト液Bを再度供給して
いる。そのため、この再度供給したレジスト液Bには減
速の際の加速度により中心へ向かう力が作用するので、
レジスト液Bは基板Gの中心部に留まり、シンナーが既
に揮発して粘度が高くなっていた基板Gの中心部の最初
のレジスト液Bを軟化させるといった作用をする。その
結果、基板Gの中心部でレジスト膜が盛り上がるといっ
たことがなく、レジスト液Bを振り切って膜厚を整える
工程では、レジスト膜の膜厚を均一にすることができ
る。
【0065】この場合に、再度供給するレジスト液Bの
量は、最初に供給するレジスト液Bの量の半分以下が好
ましい。再度供給するレジスト液Bの量が最初に供給す
るレジスト液Bの半分より多くなると、最初に供給する
レジスト液Bが基板G全面に拡散する基本的な拡散効果
を十分に発揮することができなくなるからである。再度
供給するレジスト液Bは、わずかであっても基板G中心
部での膜厚の盛り上がりを十分に抑制することができ
る。
【0066】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、種々変形可能である。上述のスピンコート
C法では、基板Gが減速中に、基板Gの中心にレジスト
液Bを再度滴下しているが、減速時および停止時のいず
れの時に、レジスト液Bを再度滴下してもよく、減速時
から停止した後にかけて再度滴下してもよい。ただし、
減速時には、その際の加速度により再度滴下したレジス
ト液Bには中心へ向かう力が作用するのでレジスト液B
を基板Gの中心部に留めることができる点、および減速
時にレジスト液Bを滴下することにより、処理時間を少
なくすることができる点で、減速時にレジスト液Bを再
度滴下する方が好ましい。
【0067】また、上記図3に示した実施の形態では、
0.5秒の間(符号Pで示す間)に基板Gが減速して停
止するまでの間に、基板Gの中心にレジスト液Bを再度
滴下しているが、この減速時間は、実施の形態の時間に
限定されるものではなく、後述する実施例3で示すよう
に、減速時間は、0.1秒程度あれば、中心部での膜厚
の盛り上がりを十分に抑制することができる。
【0068】さらに、上記実施の形態では、被処理体と
してLCD基板を用いた場合について示したが、これに
限らず半導体ウエハ等他の基板への塗布膜形成にも適用
することができる。
【0069】
【実施例】(実施例1) 図5は、従来に係るスピンコートA法およびスピンコー
トB法と、本発明に係るスピンコートC法による基板と
膜厚との関係を示すグラフである。実施例1では、スピ
ンコートA法、スピンコートB法、およびスピンコート
C法の夫々により、基板Gの各位置における膜厚データ
を集計した。その結果を図5に示す。図5に示すよう
に、スピンコートB法では、基板Gの中心部の膜厚が周
辺部に比べて厚くなっているが、スピンコートC法で
は、スピンコートA法と略同様に、基板Gの中心部の盛
り上がりがなくなっている。
【0070】(実施例2) 図6は、本発明に係るスピンコートC法により、減速時
に再度供給するレジスト液の吐出時間を変化させた場合
の基板と膜厚との関係を示すグラフである。実施例2で
は、スピンコートC法により、減速時に再度供給するレ
ジスト液Bの吐出時間を変化させた。最初と再度のレジ
スト液Bのトータル量を7ccとし、最初と再度のレジ
スト液Bのトータルの吐出時間を2.1秒とした上で、
最初のレジスト液Bの吐出時間を1.8秒とし再度のレ
ジスト液Bの吐出時間を0.3秒とした場合、最初のレ
ジスト液Bの吐出時間を1.9秒とし再度のレジスト液
Bの吐出時間を0.2秒とした場合、および、最初のレ
ジスト液Bの吐出時間を2.0秒とし再度のレジスト液
Bの吐出時間を0.1秒とした場合について、基板Gの
各位置における膜厚データを集計した。その結果を図6
に示す。図6に示すように、再度のレジスト液Bの吐出
時間が0.1秒、0.2秒、0.3秒のいずれの場合に
も、膜厚に著しい変化は現れなかった。
【0071】(実施例3) 図7は、本発明に係るスピンコートC法により、減速時
に再度供給するレジスト液の吐出時間を変化させた場合
の基板と吐出時間との関係を示すグラフである。実施例
3では、再度のレジスト液Bの吐出時間が0.1秒、
0.2秒、0.3秒である場合に、膜厚と吐出時間との
関係を求めた。図7に示すように、基板G中心部での膜
厚の盛り上がりを抑制する効果は、0.1秒でも十分に
得られることがわかる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板を減速させて停止するまでの間に、基板に一旦形成
した塗布膜の中央部に塗布液を再度供給しているため、
この再度供給した塗布液は基板の略中央に留まり、乾燥
が既に進行し粘度が高くなっていた基板の略中央の最初
の塗布液を軟化させるといった作用をする。その結果、
基板の略中央での膜厚の盛り上がりを抑制することがで
き、膜厚を均一にすることができる。特に、減速させて
いる間に塗布液を再度供給することにより、その塗布液
に中心に向かう力が作用するので塗布液の保持機能が高
い。
【0073】また、再度供給する塗布液の量を、最初に
供給する塗布液の量の半分以下にすることにより、基板
全面に拡散させる必要のある最初の塗布液の拡散効果を
十分に確保しながら、再度の塗布液によって基板の略中
央での膜厚の盛り上がりを十分に抑制することができ
る。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる塗布液形成方法および塗布
装置が適用されるレジスト塗布・現像システムを示す斜
視図。
【図2】本発明の塗布液形成方法の実施に適用される塗
布装置であるレジスト塗布ユニットを示す断面図。
【図3】塗布シーケンスと基板の回転数との関係を示す
グラフ。
【図4】従来に係るスピンコートA法およびスピンコー
トB法と、本発明に係るスピンコートC法によるレジス
ト液塗布の際の塗布膜の状態を示す模式図。
【図5】従来に係るスピンコートA法およびスピンコー
トB法と、本発明に係るスピンコートC法における塗布
膜の膜厚分布を示すグラフ。
【図6】本発明に係るスピンコートC法により、減速時
に再度供給するレジスト液の吐出時間を変化させた場合
における塗布膜の膜厚分布を示すグラフ。
【図7】本発明に係るスピンコートC法により、減速時
に再度供給するレジスト液の吐出時間を変化させた場合
の塗布膜の中心の膜厚を示すグラフ。
【符号の説明】
40……スピンチャック(回転駆動手段) 41……処理室 42……回転カップ 46……蓋体 51……駆動モータ 70……溶媒供給ノズル 80……レジスト液供給ノズル 90……噴頭 100……移動機構 110……コントローラ G……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−190838(JP,A) 特開 平1−236971(JP,A) 特開 平7−320999(JP,A) 特開 平10−125581(JP,A) 特開 平8−24621(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
    って、 基板の表面上に溶剤を塗布する工程と、 基板を所定速度で回転させながら、基板の表面に塗布液
    を供給して基板表面に塗布膜を形成する工程と、 基板を減速させて停止するまでの間に、基板の表面の塗
    布膜の中央部分に、最初に供給する塗布液の量の半分以
    下の塗布液を再度供給する工程と、 基板を加速回転させて、塗布膜の膜厚を整える工程とを
    具備することを特徴とする塗布膜形成方法。
  2. 【請求項2】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
    って、 基板の表面上に溶剤を塗布する工程と、 処理容器内に収容された基板を処理容器とともに所定速
    度で回転させながら、基板の表面に塗布液を供給して基
    板表面に塗布膜を形成する工程と、 基板を減速させて停止するまでの間に、基板の表面の塗
    布膜の中央部分に、最初に供給する塗布液の量の半分以
    下の塗布液を再度供給する工程と、 基板を加速回転させて、塗布膜の膜厚を整える工程とを
    具備することを特徴とする塗布膜形成方法。
  3. 【請求項3】 塗布液を再度供給する工程は、基板を減
    速させている間に行うことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の塗布膜形成方法。
  4. 【請求項4】 記塗布膜の膜厚を整える工程は、処理容
    器を蓋体で閉塞して行うことを特徴とする請求項2に記
    載の塗布膜形成方法。
  5. 【請求項5】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布装置であって、 処理容器内に収容された基板を回転するための回転駆動
    手段と、 基板に溶剤を供給して塗布するための溶剤供給ノズル
    と、 基板の表面に塗布液を供給して基板表面に塗布膜を形成
    するための塗布液供給ノズルと、 溶剤供給ノズルから溶剤を基板に供給して塗布し、その
    後、基板を所定速度で回転させながら塗布液供給ノズル
    から基板の表面に塗布液を供給して基板表面に塗布膜を
    形成し、次いで、基板を減速させて停止するまでの間
    に、塗布液供給ノズルから基板の表面の塗布膜の上に
    最初に供給する塗布液の量の半分以下の塗布液を再度供
    給し、次いで、基板を回転させて、塗布膜の膜厚を整え
    るように、前記回転駆動手段、前記溶剤供給ノズル、お
    よび塗布液供給ノズルを制御するための制御手段とを具
    備することを特徴とする塗布装置。
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