JP2001295369A - 円形鋼管コンクリート柱とrcスラブの接合構造 - Google Patents

円形鋼管コンクリート柱とrcスラブの接合構造

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JP2001295369A
JP2001295369A JP2000114601A JP2000114601A JP2001295369A JP 2001295369 A JP2001295369 A JP 2001295369A JP 2000114601 A JP2000114601 A JP 2000114601A JP 2000114601 A JP2000114601 A JP 2000114601A JP 2001295369 A JP2001295369 A JP 2001295369A
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slab
steel pipe
circular steel
concrete column
pipe concrete
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JP2000114601A
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Kazuchika Konno
和近 今野
Hiromi Shimokawa
弘海 下川
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱とスラブの接合部分を簡易な構成にするこ
とにより、溶接作業を排除し、安価で信頼性の高い、円
形鋼管コンクリート柱とRCスラブの接合構造を提供す
る。 【解決手段】 下方が拡径した円錐台状の仕口部を具備
する円形鋼管と、その仕口部に嵌接する円錐台状の内周
部を具備する接合部材を有し、接合部材が仕口部に係止
し、RCスラブが、接合部材のスラブ裁置部に裁置され
る構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円形鋼管の内部にコン
クリートを充填して構成される鋼管コンクリート柱とフ
ラットスラブ(以下、RCスラブと称す)との接合構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のRCスラブ構造を示す側
面図である。図4において、RCスラブ41は、キャピ
タルと呼ばれる支圧部42を介して柱43により支えら
れていた。柱43も鉄筋コンクリート造であるため、R
Cスラブ41に配置される鉄筋を柱43の内部にまで延
長してそこに定着することができるからRCスラブ41
と柱43を容易に一体化していた。
【0003】一方、近年普及が進んできた鋼管コンクリ
ート柱は、円形または角形の鋼管の内部にコンクリート
を充填した構造であり、その特長の一つに高軸力を支持
できることが挙げられる。一方、RCスラブ構造も、床
の積載荷重が大きい場合に用いられることが多い構法で
あり、鋼管コンクリート柱と鉄筋コンクリートのRCス
ラブを組み合わせる事は、合理的な構法であると言え
る。
【0004】そして、鋼管コンクリート柱とRCフラッ
トスラブの接合に関して後記の技術が開示されている。
【0005】図5および図6は、特開平08−109695号公
報に開示された鋼管コンクリート柱とフラットスラブの
接合構造がある。図5および図6において、コンクリー
ト54が充填された鋼管柱51に支持鋼板52とリブ53とを溶
接して、これらによってフラットスラブ55の鉛直荷重を
支持するものである(以下、従来技術1と称す)。
【0006】図7は、特開平6−81418号公報に開示され
た鋼管コンクリート柱とRCフラットスラブからなる架構
である。図7において、鋼管柱71の外周部のフラットス
ラブ74の接合位置の下側の部分および上側の部分にそれ
ぞれ鋼製の受け体72,73を溶接等により固着し、これら
の受け体により、スラブの荷重を支持するものである。
(以下、従来技術2と称す)。
【0007】図8は、特開平6−088392号公報に開示さ
れた接合構造である。図8において、鋼管柱62及びスラ
ブ63の交差部61a及びその周辺のスラブ63内に、長手方
向上下両側に鉄筋65dが接合され、鋼管62aを貫通した補
強鉄板65を設けたものである。(以下、従来技術3と称
す)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1および従来技術2においては、いずれも鋼管柱に鋼
製の受け体を溶接しているため、施工手間がかかるとと
もに、溶接不良により接合部が容易に脱落するという問
題があった。
【0009】また、従来技術3においては、構造が複雑
であるため施工が極めて繁雑となり、コストがかかると
いう問題があった。
【0010】本発明はこれらの問題を解決しようとする
ためになされたもので、、柱とスラブの接合部分を簡易
な構成にすることにより、安価で信頼性の高い円形鋼管
コンクリート柱とRCスラブの接合構造円形鋼管コンク
リート柱とRCスラブの接合構造を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の円形鋼管コンクリート柱とRCスラブ
の接合構造の特徴は、以下のとおりである。 [1]後記円形鋼管コンクリート柱と、後記RCスラブ
と、該円形鋼管コンクリート柱と該RCスラブを接合す
る後記接合部材を有す円形鋼管コンクリート柱とRCス
ラブの接合構造。 (1)円形鋼管コンクリート柱は、後記RCスラブの上
方に位置する上方円形鋼管コンクリート柱と、RCスラ
ブの下方に位置し、前記上方円形鋼管コンクリート柱の
外径より、その外径が大きい下方円形鋼管コンクリート
柱と、前記上方円形鋼管コンクリート柱と前記下方円形
鋼管コンクリート柱を連結する中空の円錐台形状でその
内部にコンクリートを充填した円錐台状仕口部材とが一
体的に形成されたもの、(2)RCスラブが、前記円錐
台状仕口部材が貫通する貫通穴を具備するもの、(3)
接合部材が、前記円錐台状仕口部材に嵌接自在な内面形
状を具備する仕口支圧部と、該仕口支圧部の上端部また
は外周部または下端部の何れかの位置に接合され、RC
スラブが裁置されるRCスラブ裁置部とを有すものであ
って、前記円錐台状仕口部材がRCスラブの前記貫通穴
を貫通した状態で、前記RCスラブ裁置部がRCスラブ
を支持し、さらに前記仕口支圧部が前記RCスラブ裁置
部に作用する荷重を前記円錐台状仕口部材に伝達するこ
とを特徴とするものである。
【0012】[2] 前記[1]において、円錐台状仕
口部材と仕口支圧部との間に緩衝材を配置したことを特
徴とするものである。
【0013】[3]前記[1]および[2]において、
接合部材が、一辺が仕口支圧部の外周面と、他の辺がR
Cスラブ裁置部の端面にそれぞれ接合された補強リブを
有すことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
に係る一実施の形態を示す断面図である。図1におい
て、1は円形鋼管、2は鋼管内部に充填されたコンクリ
ート、3は鉄筋コンクリートのRCスラブ(フラットス
ラブ)である。円形鋼管1は、フラットスラブとの接合
部において、上方へ向けて径が小さくなる絞り部分1aを
有している。この絞り部分に、スラブ接合部材4を上方か
らはめ込み、接合構造を形成する。スラブ接合部材4
は、スラブ裁置部4bが直接フラットスラブを支持し、
これに連続する仕口支圧部4aが円形鋼管1の絞り部分
1aと接触し、支圧力によって床スラブ3からの鉛直荷
重を柱2へ伝えている。また、フラットスラブ3の荷重
が大きい場合に対処するため、補強用のリブ材4cを配
置している。
【0015】[実施の形態2]図2は、本発明に係る一
実施の形態を示す断面図である。図1におけるものと同
じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を一部省略す
る。図2において、円形鋼管の絞り部分1aとスラブ接
合部材4の仕口支圧部4aとの間に緩衝材5を挟んでい
る。緩衝材5はテフロンシートやゴムなど、あるいは、
低降伏点の鋼等の金属など、その材質を限定するもので
はない。したがって、絞り部分1aと仕口支圧部4aと
の間に隙間や凹凸がある場合でも、均一に支圧力を伝達
することが可能になる。また、絞り部分1aと仕口支圧
部4aを機械加工等によるメタルタッチにする必要がな
くなるから、製作費用の低減が可能になる。なお、緩衝
材5の厚さは製作誤差を吸収する程度で良いので、1mm〜
2mm程度で良い。
【0016】さらに、図2において、スラブ接合部材4
は、スラブ裁置部4bが仕口支圧部4aの上端部に設置
されているが、これに限定するものではなく、図1と同
様に、仕口支圧部4aの下端部に設置しても良いし、仕
口支圧部4aの側面に設置してもより。また、補強リブ
を設置しても良い。
【0017】図3は、本発明に係る一実施の形態におけ
る接合部材を示す斜視図である。図3の(a)は、図1
で用いた接合部材である。図3の(b)は、図2で用い
た接合部材であり、仕口支圧部4aの内面が円錐台形状
であるのに対し、外面は円筒状に形成されている。図3
の(c)は、スラブ裁置部4bが仕口支圧部4aの側面の
略中央に設置された接合部材である。
【0018】なお、いずれにおいても、補強リブを適宜
は設置することができる。また、補強リブに変えて、ス
ラブ裁置部4bと仕口支圧部4aとの隅部のコーナーR
を大きくしたり、両者の肉厚を厚くしてもよい。
【0019】さらに、接合部材は、溶接による溶接組立
構造であっても、鋳造による一体構造であってもよい。
【0020】さらに、RCスラブは、施工現場において
型枠を組んで打設するものが一般的であるが、本発明は
これに限定するものではなく、施工現場以外であらかじ
めプレキャストしたプレキャストコンクリート品を、運
搬して設置しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上述べた本発明の円形鋼管コンクリー
ト柱とRCスラブの接合構造によれば、円形鋼管コンク
リート柱に円錐台状の絞り部を設け、該絞り部に嵌設さ
れる接合部材にRCスラブを裁置するだけの簡単構造で
あるから、部品点数が少なく、かつ施工が容易であっ
て、施工工期の短縮および施工コストの低減が可能にな
る。
【0022】さらに、鋼管柱に直接溶接する必要が無く
なるから、溶接不良などに対する不安も解消され、ま
た、溶接による鋼管の材質の劣化も発生しないため構造
の信頼性が高まるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に係る一実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係る一実施の形態における接合部材を
示す斜視図である。
【図4】従来の鋼管コンクリート柱とフラットスラブの
接合を示す側面図である。
【図5】従来の鋼管コンクリート柱とフラットスラブの
接合構造を示す側面図である。
【図6】従来の鋼管コンクリート柱とフラットスラブの
接合構造を示す側面図である。
【図7】従来の鋼管コンクリート柱とRCスラブからな
る架構を示す側面部である。
【図8】従来の鋼管コンクリート柱とフラットスラブの
接合構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 円形鋼管 2 コンクリート 3 RCスラブ(フラットスラブ) 4 スラブ接合部材 5 緩衝材 1a 円形鋼管の絞り部分 4a 仕口支圧部 4b スラブ裁置部 4c 補強リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後記円形鋼管コンクリート柱と、後記R
    Cスラブと、該円形鋼管コンクリート柱と該RCスラブ
    を接合する後記接合部材を有す円形鋼管コンクリート柱
    とRCスラブの接合構造。 (1)円形鋼管コンクリート柱は、後記RCスラブの上
    方に位置する上方円形鋼管コンクリート柱と、RCスラ
    ブの下方に位置し、前記上方円形鋼管コンクリート柱の
    外径より、その外径が大きい下方円形鋼管コンクリート
    柱と、前記上方円形鋼管コンクリート柱と前記下方円形
    鋼管コンクリート柱を連結する中空の円錐台形状でその
    内部にコンクリートを充填した円錐台状仕口部材とが一
    体的に形成されたもの、(2)RCスラブが、前記円錐
    台状仕口部材が貫通する貫通穴を具備するもの、(3)
    接合部材が、前記円錐台状仕口部材に嵌接自在な内面形
    状を具備する仕口支圧部と、該仕口支圧部の上端部また
    は外周部または下端部の何れかの位置に接合され、RC
    スラブが裁置されるRCスラブ裁置部とを有すものであ
    って、前記円錐台状仕口部材がRCスラブの前記貫通穴
    を貫通した状態で、前記RCスラブ裁置部がRCスラブ
    を支持し、さらに前記仕口支圧部が前記RCスラブ裁置
    部に作用する荷重を前記円錐台状仕口部材に伝達するこ
    とを特徴とする。
  2. 【請求項2】円錐台状仕口部材と仕口支圧部との間に緩
    衝材を配置したことを特徴とする請求項1記載の円形鋼
    管コンクリート柱とRCスラブの接合構造。
  3. 【請求項3】接合部材が、一辺が仕口支圧部の外周面
    と、他の辺がRCスラブ裁置部の端面にそれぞれ接合さ
    れた補強リブを有すことを特徴とする請求項1または2
    記載の円形鋼管コンクリート柱とRCスラブの接合構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157305A (ja) 2005-12-08 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd データ再生方法及び装置

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