JP2001294617A - プロトン導電性高分子電解質 - Google Patents

プロトン導電性高分子電解質

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JP2001294617A
JP2001294617A JP2000111277A JP2000111277A JP2001294617A JP 2001294617 A JP2001294617 A JP 2001294617A JP 2000111277 A JP2000111277 A JP 2000111277A JP 2000111277 A JP2000111277 A JP 2000111277A JP 2001294617 A JP2001294617 A JP 2001294617A
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JP
Japan
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compound
group
hydrogen atom
polymer electrolyte
methyl group
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JP2000111277A
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English (en)
Inventor
Noboru Nakanishi
暢 中西
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(I)で示される化合物のス
ルホン化物を含有することを特徴とするプロトン導電性
高分子電解質。 【化1】 (式中、R1は水素原子、メチル基又はエチル基、R2
水素原子又はメチル基、R3はアルキル基、nは整数、
4,R4 は水素原子、メチル基又はエチル基、M,
M’はフェニル基又は置換フェニル基である。また、
k,m,k’は整数である。) 【効果】 本発明のプロトン導電性高分子電解質は、全
くフッ素原子を含まないために、仮に本発明の電解質材
料が廃棄される場合でもフロン問題等の環境への悪影響
は存在しない。また、原材料が炭化水素のみであり、材
料コストが大幅に低下することが期待される。更に、将
来的に大量供給を行う場合でも、フッ素系材料に比べて
本発明の電解質はより安定に供給することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に高分子電解質
燃料電池(PEFC)に有効に用いられるプロトン導電
性高分子電解質に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】燃料電
池に用いられる高分子材料としては、従来、フッ素系高
分子をスルホン化あるいはカルボン酸化した化合物が用
いられており、例えばデュポン社の登録商標Nafio
n、旭硝子(株)の登録商標Flemion等の高分子
が商品化されている(Platinum Metals
Rev.,1997,41(3),102−11
3)。一方、高分子固体電解質燃料電池を動力とした電
気自動車の開発が世界的に行われており、主に上記のフ
ッ素系高分子を燃料電池の電解質として用いた研究が行
われてきた。しかしながら、上記のフッ素系高分子は、
(i)製造コストが高い、(ii)フッ素を含んでいる
ために燃料電池を廃棄する場合、フッ素ガスが大気中に
放出される可能性があり、地球温暖化に悪影響を及ぼす
懸念がある、(iii)自動車に燃料電池が搭載される
とすると一台当たり10kg程度の高分子が必要とな
り、主成分であるフッ素の供給不足が懸念される、(i
v)フッ素が主成分であるために電解質膜の疎水性が高
く、一般的なPEFCの運転条件である80℃/加湿下
の状態では水分が枯渇し発電能力が低下し易い等の課題
があり、PEFCの実用化に向けての大きな障害になっ
ている。
【0003】上記の課題を解決すべく、近年、炭化水素
系高分子材料のPEFCへの適用検討が行われてきてい
る(T.Kobayashi et al.,Soli
dState Ionics,106,219−225
(1998)、M.Jacoby,C&EN,June
14,(1999))が、まだフッ素系高分子材料に
替わる炭化水素系高分子材料は得られていない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
PEFCに有効に用いられる、フッ素を含まない炭化水
素系高分子材料を使用したプロトン導電性高分子電解質
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、下記一般式(I)で示される化合物のスルホン化物
が、プロトン導電性高分子固体電解質に有効に使用され
ることを知見した。
【0006】即ち、本出願人は、先に本発明に用いられ
る式(I)で示される化合物のモデル化合物の合成方法
について提案した(特許第1842047号、Macr
omol.Chem.Macromol.Symp.2
5(1989)169−182、J.Poly.Sc
i.,Poly.Chem.,36(1998)302
1−3034)。
【0007】
【化2】 (式中、R1は水素原子、メチル基又はエチル基、R2
水素原子又はメチル基、R3はアルキル基、nは整数、
4,R4 は水素原子、メチル基又はエチル基、M,
M’はフェニル基又は置換フェニル基である。また、
k,m,k’は整数である。)
【0008】本発明者は、この式(I)の化合物をスル
ホン化することでプロトン導電性高分子電解質を作製し
た場合、このプロトン導電性高分子電解質はプロトン導
電性を担う成分が膜中で連続相を形成し、一方、膜の吸
水性、保液性を高める親水性基を含有する成分の高分子
鎖がその両末端を上記の連続相を形成する高分子鎖で支
えられているために比較的安定に球状で膜中に存在して
いるために、従来のフッ素系高分子電解質にはない優れ
た吸水性、保液性を示すことを知見し、本発明をなすに
至った。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のプロトン導電性高分子電解質は、下記一般式
(I)で示される化合物のスルホン化物を含有するもの
である。
【0010】
【化3】
【0011】ここで、R1は水素原子、メチル基又はエ
チル基、R2は水素原子又はメチル基、R3はアルキル
基、R4,R4 は水素原子、メチル基又はエチル基、
M,M’はフェニル基又は置換フェニル基である。
【0012】この場合、R1,R2はそれぞれ水素原子で
あることが好ましい。また、R3のアルキル基として
は、炭素数1〜10、特に1〜2のものが好ましく、更
に好ましくはメチル基である。M,M’としては、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基などが例示され、好まし
くはフェニル基である。
【0013】更に、一般式(I)において、k,m,
k’及びnは整数であるが、(k+k’):mが30:
1〜2:1であり、k+m+k’が200以上、より好
ましくは200〜20,000、更に好ましくは400
〜5,000を満足することが、本発明の効果をより有
効に発揮させる点で好適である。また、nは、好ましく
は1〜100の整数であるが、一般式(I)において
(k+m+k’):nが1,000:1〜10:1を満
たすことが好ましく、より好ましくは700:1〜5
0:1、更に好ましくは300:1〜100:1であ
る。この比率が1,000:1より大きい場合は、親水
性基であるCH2CHR2Oの比率が低下し、本発明の目
的の一つである膜の吸水性、保湿性が低下するおそれが
あり、一方、10:1より小さい場合には膜強度の低下
をきたすおそれがある。
【0014】なお、上記式(I)の化合物の数平均分子
量は、25,000〜2,000,000、特に4,0
00〜150,000であることが好ましい。
【0015】一般式(I)で示される化合物は、下記の
方法により製造することができる。十分に脱水、精製し
たTHF中に−78℃の条件でアニオン発生剤であるs
ec−ブチルリチウムを加え、水分、酸素等の不純物が
混入しない雰囲気下でスチレンモノマー、tert−ブ
トキシスチレンモノマー、スチレンモノマーを順次滴下
重合していくことでまずトリブロックポリマーを合成す
る。最初に添加するスチレンモノマーのmol比とse
c−ブチルリチウムのmol比の比率によって得られる
トリブロックポリマーの鎖長が厳密に決定される。次
に、このトリブロックポリマーのtert−ブトキシ基
を塩酸により水酸基に戻す。反応溶媒としてはアセトン
が用いられ、アセトンを還流させながら反応を進行させ
る。次に、水酸基に変換した部分を水酸化カリウムでカ
リウム化した後、エチレンオキサイドモノマーを加え、
グラフト鎖を成長させる。このときの反応溶媒としては
THFが挙げられる。このようにして目的の化合物
(I)が得られる。
【0016】本発明においては、上記式(I)の化合物
のスルホン化物が用いられるものであるが、この場合、
スルホン化は、式(I)において、ベンゼン環に対して
スルホン酸基SO3Hが導入される。またこの場合、ス
ルホン化率(スルホン酸基の導入割合は、PEFC用高
分子電解質における表記法EW(高分子電解質重量g/
SO3H基mol数)値)に従うと200〜2,000
となる。
【0017】上記スルホン化法については一般的な芳香
族化合物のスルホン化反応が適用できる。例えば特公平
5−82401号公報、特開平10−17616号公報
の方法を用いることができ、具体的には炭素数1〜2の
脂肪族ハロゲン化炭化水素(例えば塩化メチレン、1,
2−ジクロルエタン、塩化エチル、四塩化炭素、1,1
−ジクロルエタン、クロロホルム)、環状パラフィン化
合物(例えばシクロヘキサン)、その他にTHF、DM
E、MEK、アセトン等を反応溶媒として化合物(I)
を溶解する。但し、ハロゲン系の有機溶剤については合
成時の廃液がフロンの発生源となり環境に悪影響を与え
ることから、非ハロゲン系の環状パラフィン(例えばシ
クロヘキサン)、その他の溶媒としてTHF、DME、
MEK、アセトン等を用いることが望ましい。更に、溶
剤のコストや回収のし易さを勘案すると、シクロヘキサ
ンを主成分とすることが望ましく、特に本発明において
はポリマーの溶解性を高める点でシクロヘキサンとTH
Fの混合溶媒とすることが最も好ましい。このときの高
分子濃度は0.1〜20重量%の範囲が好ましい。これ
より高濃度の場合には化合物(I)の溶解が不十分にな
り、かつスルホン化反応と共に反応物のゲル化が起こる
おそれがある。スルホン化剤としては無水硫酸、発煙硫
酸、濃硫酸、クロルスルホン酸等が用いられるが、この
際にルイス塩基を添加すると効果的にスルホン化が行え
る。例示すると、リン酸トリエチル、リン酸トリメチ
ル、トリエチルアミン、1,4−ジオキサン、酢酸エチ
ル等が挙げられ、この塩基を予め化合物(I)の溶液に
先に溶解させた後に上記のスルホン化剤を徐々に加えな
がらスルホン化を行うことが好ましい。ルイス塩基の添
加量は化合物(I)のベンゼン環1molに対して0.
01〜2molが好適であり、このルイス塩基も化合物
(I)を溶解した溶媒と同じ溶媒で予め溶液として用い
るのが望ましい。以上の溶液を十分混合させた上で30
〜80℃で0.5〜10時間反応させることで、化合物
(I)のスルホン化物を得ることができる。
【0018】なお、スルホン化剤の使用量は、化合物
(I)のベンゼン環1mol当たり0.5〜2molに
なるように加えることが望ましい。このようにしてスラ
リー状のスルホン化高分子を得ることができる。更に溶
媒を揮発させ、メタノール中で洗浄を繰り返すことで、
本発明のスルホン化物を含有したプロトン導電性高分子
電解質を得ることができる。なお、揮発させた反応溶媒
に関しては、蒸留操作によりリサイクルが可能であり生
産性の向上に寄与する。
【0019】上記のスルホン化物を溶媒に溶かした後、
適当な基板上に塗布し、溶媒を揮発させることで本発明
のプロトン導電性高分子電解質膜を得ることができる。
実際に燃料電池に組み込む場合には、電極上に高分子溶
液を塗布し、同様に乾燥することで、燃料電池に適用で
きる電解質膜となる。更に、燃料電池として作動させる
場合には、上述のように加湿下で得られた電解質膜を吸
湿させた後に80℃/加湿下にて行うことになる。従っ
て、実際に利用する際には化合物(I)のスルホン化物
と水の複合膜となる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、実施例中の化合物(I)の原料と
なるトリブロック共重合体は、各成分を−b−で繋いで
例えばポリスチレン、ポリ−p−ヒドロキシスチレン、
ポリスチレンの3成分ブロック共重合体をポリ(スチレ
ン−b−p−ヒドロキシスチレン−b−スチレン)と表
記する。また、グラフト鎖は−g−で表記する。従っ
て、化合物(I)の内、上記のトリブロック共重合体の
p−ヒドロキシスチレンの水酸基にエチレンオキサイド
をグラフトした化合物はポリ[スチレン−b−(p−ヒ
ドロキシスチレン−g−エチレンオキサイド)−b−ス
チレン]と表記する。
【0021】[実施例1] (化合物(I),No.1の合成) 分子構造;ポリ[スチレン−b−(p−ヒドロキシスチ
レン−g−エチレンオキサイド)−b−スチレン] 一般式(I)において、R1=R2=水素原子、R3=メ
チル基、R4=R4 =水素原子、M=M’=フェニル
基、k=k’=500、m=250、n=5 (k+k’):m=4:1 k+k’+m=1,250 (k+m+k’):n=250:1 上記の化合物を以下に示した合成法により得た。
【0022】アルゴンガス雰囲気下において十分に脱水
精製したTHF900cc中に重合開始剤としてsec
−ブチルリチウム1mmolを加えた。この溶液を−7
8℃に保ち、THF100ccで希釈したスチレンモノ
マー52gを添加して30分間撹拌しながら重合させ
た。引き続きTHF100ccで希釈したtert−ブ
トキシスチレンモノマー44.1gを添加し、更に30
分間撹拌しながら重合させた。更にTHF100ccで
希釈したスチレンモノマー52gを添加し、30分間撹
拌重合を行った。この溶液をメタノール中に注ぎ、得ら
れたトリブロック化合物を沈殿させた後、分離乾燥させ
てトリブロック化合物190gを得た(収率99%)。
【0023】次に、上記のトリブロック化合物をアセト
ンに溶解し、塩酸を用いて還流下10時間の反応を行う
ことで、tert−ブトキシ基を加水分解し、p(スチ
レン−b−ヒドロキシスチレン−b−スチレン)160
gを得た。
【0024】次に、上記の加水分解されたトリブロック
化合物100gを4リットルのTHFに溶解し、ter
t−ブトキシカリウム0.373molを加え、この溶
液を1時間撹拌後、エチレンオキサイドモノマー41g
を添加した。この溶液を70℃に保ち、24時間撹拌を
行ったのち、ヨウ化メチルを加えて反応を停止させた
後、反応物をヘキサン中に注いで沈殿させた。この重合
物をメタノール、水で洗浄乾燥を繰り返して、目的とす
る化合物(I),No.1を得た(反応収率99%)。
重合物について13C−NMRによる定量測定を行い、N
o.1の構造を上記のように決定した。
【0025】(上記化合物(I),No.1のスルホン
化)化合物(I),No.1 50gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒0.5kgに
溶解した。別途、リン酸トリエチル5gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒0.5kgに
溶解し、この溶液中に化合物(I),No.1溶液を加
えた後、十分撹拌した。更に無水硫酸25gを用意し、
この溶液に1時間かけて滴下した。その後、反応温度7
0℃にて10時間スルホン化反応を行った。この後に溶
媒を飛ばし、メタノール中で洗浄した後、乾燥すること
で、化合物(I),No.1のスルホン化物を得た。上
記スルホン化物にTHFを加え、ぺースト状にした後、
テフロン(登録商標)基板上に塗布、乾燥してプロトン
導電性高分子電解質膜を得た。
【0026】(本発明の高分子電解質の評価方法)この
膜を水中にて80℃、24時間保持し吸水させた後、2
5℃でイオン導電性を測定した。また、含水率も測定し
た。更に30℃、湿度50%の室内雰囲気において24
時間放置し、含水率の変化を測定した。これらの値は試
験前の膜重量Pに対する水分重量Wの比率(%)で表し
た(含水率(%)=100×W/P)。別途、加湿しな
いで十分乾燥させた膜について、OsO4で染色した膜
の切片について、透過電子顕微鏡観察を行い膜の構造を
観察した。親水性基CH2CHR2Oの成分はOsO4
より染色され、TEM像では黒い部分として観察され、
それ以外の成分は染色されないために白い部分として観
察される。また、酸滴定法によりEW(高分子電解質重
量g/SO3H基mol数)値を決定した。
【0027】[実施例2] (化合物(I),No.2の合成) 分子構造;ポリ[スチレン−b−(p−ヒドロキシスチ
レン−g−エチレンオキサイド)−b−スチレン] 一般式(I)において、R1=R2=水素原子、R3=メ
チル基、R4=R4 =水素原子、M=M’=フェニル
基、k=k’=250、m=100、n=5 (k+k’):m=5:1 k+k’+m=650 (k+m+k’):n=130:1
【0028】上記の化合物を実施例1と同様の方法で合
成した。但し、sec−ブチルリチウム1.93mmo
l、スチレンモノマー50g、tert−ブトキシスチ
レンモノマー34g、スチレンモノマー50gの分量で
トリブロック共重合体を合成した後、実施例1と同様に
加水分解を行った。加水分解物100gを用い、ter
t−ブトキシカリウム0.312mol、エチレンオキ
サイドモノマー34gの分量で更にグラフト鎖を成長さ
せた。分析結果は上記の通りである。
【0029】(上記化合物(I),No.2のスルホン
化)化合物(I),No.2 50gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒1kgに溶解
した。別途、リン酸トリエチル2.5gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒1kgに溶解
し、この溶液中に化合物(I),No.2溶液を加えた
後、十分撹拌した。更に無水硫酸30gを上記の溶液に
1時間かけて滴下した。その後、反応温度70℃にて1
0時間スルホン化反応を行った。この後に溶媒を飛ば
し、メタノール中で洗浄した後、乾燥することで、化合
物(I),No.2のスルホン化物を得た。得られたス
ルホン化物について実施例1と同様の評価を行った。
【0030】[実施例3]化合物(I)として実施例1
のNo.1を用いた。 分子構造;ポリ[スチレン−b−(p−ヒドロキシスチ
レン−g−エチレンオキサイド)−b−スチレン] 一般式(I)において、R1=R2=水素原子、R3=メ
チル基、R4=R4 =水素原子、M=M’=フェニル
基、k=k’=500、m=250、n=5 (k+k’):m=4:1 k+k’+m=1,250 (k+m+k’):n=250:1
【0031】(上記化合物(I),No.1のスルホン
化)化合物(I),No.1 50gをシクロヘキサ
ン:THF(10:1、体積比)1kgに溶解した。別
途、リン酸トリメチル5gと60重量%発煙硫酸15g
をシクロヘキサン:THF(10:1、体積比)0.5
kgに溶解し、この溶液中に化合物(I),No.1溶
液を加えた後、十分撹拌した。更に60重量%発煙硫酸
30gをこの溶液に1時間かけて滴下した。その後、反
応温度70℃にて10時間スルホン化反応を行った。こ
の後に溶媒を飛ばし、メタノール中で洗浄した後、乾燥
することで化合物(I),No.1のスルホン化物を得
た。得られたスルホン化物について実施例1と同様の評
価を行った。
【0032】[実施例4] (化合物(I),No.3の合成) 分子構造;ポリ[スチレン−b−(p−ヒドロキシスチ
レン−g−エチレンオキサイド)−b−スチレン] 一般式(I)において、R1=R2=水素原子、R3=メ
チル基、R4=R4 =水素原子、M=M’=フェニル
基、k=k’=250、m=150、n=3 (k+k’):m=3.3:1 k+k’+m=450 (k+m+k’):n=150:1
【0033】上記の化合物を実施例1と同様の方法で合
成した。但し、sec−ブチルリチウム1.92mmo
l、スチレンモノマー50g、tert−ブトキシスチ
レンモノマー34.3g、スチレンモノマー50gの分
量でトリブロック共重合体を合成した後、その加水分解
物100gを用い、tert−ブトキシカリウム0.4
28mol、エチレンオキサイドモノマー28gの分量
で更にグラフト鎖を成長させた。分析結果は上記の通り
である。
【0034】(上記化合物(I),No.3のスルホン
化)化合物(I),No.3 50gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒0.8kgに
溶解した。別途、リン酸トリエチル5g、無水硫酸5g
をシクロヘキサン:THF(9:1、体積比)の混合溶
媒0.5kgに溶解し、この溶液中に化合物(I),N
o.3溶液を加えた後、十分撹拌した。更に無水硫酸2
5gを上記の溶液に1時間かけて滴下した。その後、反
応温度70℃にて10時間スルホン化反応を行った。こ
の後に溶媒を飛ばし、メタノール中で洗浄した後、乾燥
することで化合物(I),No.3のスルホン化物を得
た。得られたスルホン化物について実施例1と同様の評
価を行った。
【0035】[実施例5] (化合物(I),No.4の合成) 分子構造;ポリ[スチレン−b−(p−ヒドロキシスチ
レン−g−エチレンオキサイド)−b−スチレン] 一般式(I)において、R1=R2=水素原子、R3=メ
チル基、R4=R4 =水素原子、M=M’=フェニル
基、k=k’=500、m=100、n=5 (k+k’):m=10:1 k+k’+m=1,100 (k+m+k’):n=220:1
【0036】上記の化合物を実施例1と同様の方法で合
成した。但し、sec−ブチルリチウム0.96mmo
l、スチレンモノマー50g、tert−ブトキシスチ
レンモノマー16.9g、スチレンモノマー50gの分
量でトリブロック共重合体を合成した後、その加水分解
物100gを用い、tert−ブトキシカリウム0.1
72mol、エチレンオキサイドモノマー18.5gの
分量で更にグラフト鎖を成長させた。分析結果は上記の
通りである。
【0037】(上記化合物(I),No.4のスルホン
化)化合物(I),No.4 50gをシクロヘキサ
ン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒1kgに溶解
した。別途、リン酸トリエチル7g、発煙硫酸5gをシ
クロヘキサン:THF(9:1、体積比)の混合溶媒
0.5kgに溶解し、この溶液中に化合物(I),N
o.4溶液を加えた後、十分撹拌した。更に無水硫酸3
0gを上記の溶液に1時間かけて滴下した。その後、反
応温度70℃にて10時間スルホン化反応を行った。こ
の後に溶媒を飛ばし、メタノール中で洗浄した後、乾燥
することで化合物(I),No.4のスルホン化物を得
た。得られたスルホン化物について実施例1と同様の評
価を行った。
【0038】(評価結果)上記のようにして得られたプ
ロトン導電性高分子電解質についての評価結果を表1に
示す。比較例としてフッ素骨格を持つプロトン導電性高
分子、登録商標Nafion117(デュポン社製)に
ついても測定をした。
【0039】
【表1】 EO:エチレンオキサイド *:カタログ値による
【0040】表1に示す結果から明らかなように、本発
明のプロトン導電性高分子電解質は、成膜すると親水性
基成分が球状に集合し、残りの成分が連続相を形成して
おり、膜の吸水性、保液性に特に優れた炭化水素系高分
子電解質であることがわかった。
【0041】上述したように、一般的なPEFC燃料電
池の運転条件は80℃、加湿雰囲気であり、本発明では
一般式(I)の中のCH2CHR2Oで示される親水性基
の存在によって、従来のフッ素系高分子で問題となって
いた燃料電池作動時の水分の枯渇、吸水性の低さの問題
が改良されるのであるが、本発明の上記の効果は以下の
ように推察される。親水性基成分であるCH2CHR2
が膜中でミクロ相分離を起こし、親水性基成分の分子鎖
が凝集し球状の相を形成し、他方の芳香族成分は本来C
2CHR2Oで示される親水性基成分とマクロには相溶
しないためにCH2CHR2O成分と分離して連続相を形
成する。このことによって芳香族成分からなる連続相中
をスルホン基を介したプロトンが伝導し、球状に分散し
ているCH2CHR2Oで示される親水性基成分が電解質
と複合化して用いる水分の吸収、保持(保湿)の効果を
与えていると考えられる。
【0042】また、本発明においては、化合物(I)に
示したようにトリブロック化合物を用いることが必須で
あり、このことによってトリブロックの中心部に集中的
にグラフトされている親水性基がより安定に膜中に存在
することが可能になると考えられる。これはグラフト基
を持つ芳香族部分がその両端の芳香族化合物の分子鎖で
支えられているからであり、この効果は単にジブロック
化合物の一方のブロック鎖に親水性基をグラフトする場
合や親水性基と他の高分子鎖をブロック共重合した化合
物に比ベ、グラフト基の膜中での安定性が格段に向上す
ると考えられる。
【0043】
【発明の効果】本発明のプロトン導電性高分子電解質
は、全くフッ素原子を含まないために、仮に本発明の電
解質材料が廃棄される場合でもフロン問題等の環境への
悪影響は存在しない。また、原材料が炭化水素のみであ
り、材料コストが大幅に低下することが期待される。更
に、将来的に大量供給を行う場合でも、フッ素系材料に
比べて本発明の電解質はより安定に供給することが可能
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される化合物のス
    ルホン化物を含有することを特徴とするプロトン導電性
    高分子電解質。 【化1】 (式中、R1は水素原子、メチル基又はエチル基、R2
    水素原子又はメチル基、R3はアルキル基、nは整数、
    4,R4 は水素原子、メチル基又はエチル基、M,
    M’はフェニル基又は置換フェニル基である。また、
    k,m,k’は整数である。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、(k+k’):
    mが30:1〜2:1であり、k+m+k’が200以
    上であり、かつ(k+m+k’):nが1,000:1
    〜10:1である化合物のスルホン化物を含有する請求
    項1記載のプロトン導電性高分子電解質。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、R1,R2がそれ
    ぞれ水素原子、R3がメチル基、R4,R4 がそれぞれ
    水素原子、M,M’がそれぞれフェニル基である化合物
    のスルホン化物を含有する請求項1又は2記載のプロト
    ン導電性高分子電解質。
  4. 【請求項4】 式(I)で示される化合物のスルホン化
    物が、式(I)で示される化合物を炭化水素系の環状パ
    ラフィンを含む混合溶媒中でスルホン化することによっ
    て得られるものであることを特徴とする請求項1,2又
    は3記載のプロトン導電性高分子電解質。
  5. 【請求項5】 式(I)で示される化合物のスルホン化
    物が、シクロヘキサンとテトラヒドロフランの混合溶媒
    中でスルホン化することによって得られるものであるこ
    とを特徴とする請求項4記載のプロトン導電性高分子電
    解質。
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