JP2001294604A - 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents

反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物

Info

Publication number
JP2001294604A
JP2001294604A JP2000108567A JP2000108567A JP2001294604A JP 2001294604 A JP2001294604 A JP 2001294604A JP 2000108567 A JP2000108567 A JP 2000108567A JP 2000108567 A JP2000108567 A JP 2000108567A JP 2001294604 A JP2001294604 A JP 2001294604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
meth
curable composition
crosslinked fine
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000108567A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Nurishi
誠司 塗師
Hiroshi Fukushima
洋 福島
Juichi Fujimoto
寿一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2000108567A priority Critical patent/JP2001294604A/ja
Publication of JP2001294604A publication Critical patent/JP2001294604A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低粘度、低収縮性、速硬化性の3つの性能を
同時に満足することができる活性エネルギー線硬化性組
成物、およびこのような活性エネルギー線硬化性組成物
に用いられる反応性架橋微粒子を提供する。 【解決手段】 分子内に1個のラジカル重合可能なエチ
レン性不飽和基を有する化合物(a1)55〜95質量
%と、分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン
性不飽和基を有する化合物(a2)5〜45質量%とを
ラジカル重合した架橋微粒子であり、該架橋微粒子中の
残存二重結合量を示す臭素価が、0.008mmol/
g以上である反応性架橋微粒子(A)、および、この反
応性架橋微粒子(A)が、分子内に少なくとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有する化合物(B)中に分散
されている活性エネルギー線硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性エネルギー線
硬化性組成物に有用な反応性架橋微粒子および活性エネ
ルギー線硬化性組成物に関し、さらに詳しくは、従来の
活性エネルギー線硬化性組成物では成し得なかった、低
粘度、低収縮性、速硬化性を同時に満足できる活性エネ
ルギー線硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジカル重合型の活性エネルギー線硬化
性組成物は、紫外線、電子線、可視光線等の活性エネル
ギー線の照射により速やかに硬化し、耐擦傷性、耐薬品
性等に優れた被膜を与えるので、各種表面加工分野に利
用されている。しかしながら、一般的な活性エネルギー
線硬化性組成物は、粘度が比較的高いので、有機溶剤や
希釈モノマーを添加することにより低粘度化し、塗工を
容易にする必要があった。この場合、VOC(揮発性有
機化合物)による環境負荷の増大や、希釈モノマーによ
る皮膚かぶれや硬化速度の低下等の問題が起きることが
ある。
【0003】また、一般に、活性エネルギー線硬化性組
成物は、硬化時の体積収縮が大きいので、収縮率を下げ
る方法として、分子量の大きいオリゴマーやポリマーを
添加する手法が用いられている。しかしながら、この手
法では、組成物の粘度が増大して塗工性に問題を生じた
り、ラジカル重合性官能基の数が低下することによる硬
化性低下を免れることができなった。さらに、活性エネ
ルギー線硬化性組成物の硬化速度を高めるためには、多
官能モノマーを使用する必要がある。しかしながら、多
官能モノマーを用いると必然的に硬化収縮率が上がって
しまう。
【0004】これら低粘度、低収縮性、速硬化性という
3つの相反する性能を満足させるために、従来より、例
えば、樹脂を発泡させる方法、特開平7−228644
号公報に記載されているような固体微粒子が添加された
組成物、特許第2703125号公報、特公平6−25
210号公報などに記載されているような反応性マイク
ロゲルが添加された組成物等が提案されている。
【0005】しかしながら、樹脂を発泡させる方法で
は、塗膜が外観不良になる等の問題があった。また、固
体微粒子が添加された組成物を塗料として利用した場合
も、塗膜が外観不良になる等の問題があった。反応性マ
イクロゲルが添加された組成物は、刷版用レジスト組成
物として使用するに適している。しかしながら、本発明
者らの知見によれば、この反応性マイクロゲルと他のラ
ジカル重合性単量体とを混合し、無溶剤型塗料として用
いようとしても、あまりにもマイクロゲルの架橋密度が
小さ過ぎるため、ラジカル重合性単量体がマイクロゲル
内部に浸透し、マイクロゲルが膨潤してしまう。このこ
とによって、塗料が増粘してしまうため、塗料の低粘度
化を達成できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の活
性エネルギー線硬化性組成物では、低粘度、低収縮性、
速硬化性の3つの性能を同時に満足することができなか
った。また、熱硬化塗膜や熱硬化成型体を製造する際に
も、低粘度かつ低収縮性の両立という点を十分に満足す
ることはできなかった。
【0007】よって、本発明の目的は、低粘度、低収縮
性、速硬化性の3つの性能を同時に満足することができ
る活性エネルギー線硬化性組成物、およびこのような活
性エネルギー線硬化性組成物に用いられる反応性架橋微
粒子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、架橋微粒子表面お
よび/または内部にラジカル重合可能なエチレン性不飽
和基を残存させた反応性架橋微粒子が(メタ)アクリロ
イル基を有する化合物に分散された活性エネルギー線組
成物が、従来公知の組成物に比して低粘度、低収縮であ
り、かつ優れた硬化性等の性能が得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。また、本発明者らは、
反応性架橋微粒子中の残存二重結合量はその臭素価によ
り定量可能であることも見いだした。
【0009】すなわち、本発明の反応性架橋微粒子
(A)は、分子内に1個のラジカル重合可能なエチレン
性不飽和基を有する化合物(a1)55〜95質量%
と、分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン性
不飽和基を有する化合物(a2)5〜45質量%とをラ
ジカル重合した架橋微粒子であり、該架橋微粒子中の残
存二重結合量を示す臭素価が、0.008mmol/g
以上であることを特徴とする。また、本発明の反応性架
橋微粒子(A)は、アニオン性乳化剤(a3)を用いた
乳化重合によって得られたものであることが望ましい。
【0010】また、本発明の活性エネルギー線硬化性組
成物は、前記反応性架橋微粒子(A)が、分子内に少な
くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物
(B)中に分散されていることを特徴とする。また、反
応性架橋微粒子(A)と分子内に少なくとも1個の(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物(B)との質量比率
は、(A)/(B)=1/19〜10/10であること
が望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。なお、本発明において「(メタ)アク
リル酸」は「アクリル酸および/またはメタクリル酸」
を、「(メタ)アクリロイル基」は「アクリロイル基お
よび/またはメタクリロイル基」をそれぞれ意味する。
【0012】本発明の反応性架橋微粒子(A)は、分子
内に1個のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有
する化合物(a1)55〜95質量%と、分子内に2個
以上のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有する
化合物(a2)5〜45質量%とをラジカル重合するこ
とによって得られる微粒子である。ここで、反応性架橋
微粒子(A)とは、水分を除去した乾燥状態のものをい
う。その粒子構造としては、単一構造、コア/シェル構
造、複層構造等が挙げられる。
【0013】また、乾燥、微粉化された反応性架橋微粒
子(A)中の残存二重結合量を示す臭素価は、下記定量
方法によって定量したときに、0.008mmol/g
以上であり、好ましくは0.01mmol/g以上であ
る。臭素価が0.008mmol/g未満では、得られ
る該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物の
反応性が低下する傾向にあり好ましくない。
【0014】[架橋微粒子の残存二重結合量定量方法]
反応性架橋微粒子(A)1gを精秤し(精秤量をxgと
する)、200mlフラスコに、精秤した反応性架橋微
粒子、水20g、テトラヒドロフラン(THF)4gを
加えて30分間攪拌する。この混合物に0.1N−KB
rO3 水溶液10mlおよび6N−HCl5mlを添加
し、すぐに栓をして暗所で5分間攪拌する。これにより
臭素が発生し、架橋微粒子に残存する二重結合に臭素が
付加する。暗室で30分間放置後、フラスコを氷水で冷
却しながら15wt%−KI水溶液5mlをフラスコに
加え、5分間攪拌する。これにより、付加しなかった臭
素がヨウ素に置換される。発生したヨウ素を0.1N−
Na223 水溶液で滴定する。滴定終点は、黒褐色の
液が無色ないしは黄色に変わった点とする。滴定量か
ら、下式に従って残存二重結合量を定量する。
【0015】残存二重結合量(mmol/g)=1/2
×[(ブランクの滴定量)−(サンプルの滴定量)]×
0.1×f×(1/x) ここで、ブランクの滴定量は上記定量方法でサンプル
(微粒子)を使用しない場合の0.1N−Na223
水溶液の滴定量(ml)であり、サンプルの滴定量は、
上記滴定方法でサンプル(微粒子)を使用する場合の
0.1N−Na223 水溶液の滴定量(ml)であ
り、fは0.1N−Na223 のファクターであり、
xはサンプル(微粒子)の精秤値(g)である。
【0016】反応性架橋微粒子(A)を構成する、分子
内に1個のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有
する化合物(a1)(以下、(a1)成分とも記す)
は、用途や要求性能を考慮して、適宜選択すればよい。
その具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、
α−クロロスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル
系モノマー類;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエス
テルモノマー類;エチルビニルエーテル、フェニルビニ
ルエーテル等のビニルエーテル類;アクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアク
リルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−
t−ブチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、
メチレンビスアクリルアミド等のアクリルアミド類;
【0017】(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸テ
トラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸ジメチ
ルアミノメチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノメ
チル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル
酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸トリシクロデカン、(メタ)ア
クリル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸アリ
ル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)
アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸ジシクロ
ペンテニル、(メタ)アクリル酸フェニル、等の(メ
タ)アクリル酸エステル類;等が挙げられる。これらは
一種を単独で、または二種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0018】反応性架橋微粒子(A)を構成する、分子
内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基
を有する化合物(a2)(以下、(a2)成分とも記
す)は、微粒子の架橋構造を形成するために用いられる
成分である。その具体例としては、ジ(メタ)アクリル
酸エチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチ
レングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレ
ングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジ
オール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸ネオペンチルグリコール、ヒ
ドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリル酸エステル、ジ(メタ)アクリル酸ポリプロピ
レングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリテトラメチ
レングリコール、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリル酸エステル、エトキシレーテッドトリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリル酸エステル、プロポキ
シレーテッドトリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リル酸エステル、グリセリントリ(メタ)アクリル酸エ
ステル、エトキシレーテッドグリセリントリ(メタ)ア
クリル酸エステル、
【0019】トリス(アクリロイルオキシエチル)イソ
シアヌレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メ
タ)アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリル酸エステル、ジペンタエリスリト
ールペンタ(メタ)アクリル酸エステル、ジペンタエリ
スリトールヘキサ(メタ)アクリル酸エステル等の(メ
タ)アクリル酸エステル類、多塩基酸[フタル酸、アジ
ピン酸等]と、多価アルコール[エチレングリコール、
ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール等]と、(メタ)アクリル酸また
はその誘導体との反応で得られるポリエステルポリ(メ
タ)アクリレート類、グリシジルエーテル化合物[ビス
フェノールAジグリシジルエーテル、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル等]に(メタ)アクリル酸また
はその誘導体を反応させたエポキシポリ(メタ)アクリ
レート類、
【0020】イソシアネート化合物[ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート等]に、水酸基を持つ(メタ)アク
リレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等]を反応さ
せたウレタンポリ(メタ)アクリレート類、アジピン酸
ジビニル、ジビニルベンゼン、ジビニルスルホン、トリ
エチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールジビニルエーテル等のビニル化合
物、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、マレイ
ン酸ジアリル等の(メタ)アリル化合物が挙げられる。
これらは一種を単独で、または二種以上を組み合わせて
用いてもよい。
【0021】本発明において、反応性架橋微粒子(A)
を構成する、分子内に1個のラジカル重合可能なエチレ
ン性不飽和基を有する化合物(a1)の構成比率は、
(a1)成分と(a2)成分の合計量100質量%のう
ち、55〜95質量%の範囲、特に好ましくは65〜9
5質量%の範囲である。また、分子内に2個以上のラジ
カル重合可能なエチレン性不飽和基を有する化合物(a
2)の構成比率は、(a1)成分と(a2)成分の合計
量100質量%のうち、5〜45質量%の範囲、特に好
ましくは5〜35質量%の範囲である。
【0022】(a1)成分と(a2)成分の合計量に対
する(a2)成分の構成比率が5質量%未満の場合に
は、架橋微粒子の架橋密度が低くなり、得られた該微粒
子を化合物(B)に分散させた際に、該微粒子内部に
(B)成分が浸透し、極度に組成物が増粘する傾向にあ
る。また、(a1)成分と(a2)成分の合計量に対す
る(a2)成分の構成比率が45質量%を超える場合に
は、重合時にゲル化を起こす傾向にある。
【0023】反応性架橋微粒子(A)は、従来より知ら
れる乳化重合法、懸濁重合法、懸濁乳化重合法等のラジ
カル重合法により得られるが、該架橋微粒子が活性エネ
ルギー線硬化性組成物に容易に分散する粒径を得るため
には乳化重合法で得るのがより好ましい。乳化重合法は
特に限定されず、乳化重合法としては一括混合重合法、
モノマー滴下法、プレエマルション法、シード重合法、
多段階(コアシェル)重合法等、いずれも採用可能であ
る。乳化重合法において工業的に架橋微粒子を製造する
ためには、乳化剤を用いて重合することが好ましい。乳
化剤として使用する界面活性剤のうち、反応性界面活性
剤は、重合反応により架橋微粒子中に組み込まれる。し
たがって、架橋微粒子が分散した組成物を硬化させた後
でも、その硬化樹脂から界面活性剤がブリードアウトし
たり、耐久性を低下させるおそれが少ない。また、本発
明においては、分散安定性、重合安定性の点で、特にア
ニオン性乳化剤(a3)が好ましい。
【0024】アニオン性乳化剤(a3)の具体例として
は、ポリオキシエチレンアルキルプロペニルフェニルエ
ーテル硫酸エステルアンモニウム塩、α−スルホ−ω−
(1−(ノニルフェノキシ)メチル−2−(2−プロペ
ニルオキシ)エトキシ)−ポリ(オキシ−1,2−エタ
ンジイル)のアンモニウム塩等のラジカル重合性界面活
性剤が好ましい。
【0025】乳化剤の使用割合は、乳化重合時の反応系
(水等の溶媒、単量体、乳化剤等)の総量に対して0.
1〜8質量%が好ましい。特に、重合性単量体((a
1)成分と(a2)成分の合計)100質量部に対し
て、純水100〜300質量部、乳化剤1〜10質量部
の比率で用いることがより好ましい。
【0026】反応性架橋微粒子(A)の一次粒径は、そ
の平均値が10〜1000nmの範囲内にあることが好
ましい。平均一次粒径が10nm以上であると、活性エ
ネルギー線硬化性組成物の粘度の上昇のおそれが少なく
なる。また、平均一次粒径が1000nm以下である
と、活性エネルギー線硬化性組成物を硬化して得た塗膜
の外観がより良好になる傾向にある。
【0027】乳化重合法等により得られた反応性架橋微
粒子(A)は、水を除去した乾燥状態で、分子内に少な
くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物
(B)に配合すればよい。乾燥の方法は特に限定され
ず、乾燥方法としては例えば、凝固、洗浄、乾燥により
微粉化する方法、スプレー乾燥(噴霧乾燥)法などが挙
げられる。特に、硬化後の塗膜外観が良好となる点で、
スプレー乾燥法が好ましい。
【0028】本発明に用いる分子内に少なくとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有する化合物(B)(以下、
(B)成分とも記す)としては、例えば、エチレン性不
飽和基を有する前記(a1)成分および(a2)成分の
具体例として先に列挙した各種の(メタ)アクリロイル
基を有する化合物を挙げることができる。これらは一種
を単独で、または二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0029】(B)成分中には、特に、分子内に少なく
とも1個の水酸基と(メタ)アクリロイル基とを有する
化合物が少なくとも1質量%含まれていることが、反応
性架橋微粒子(A)の分散安定性の点でより好ましい。
【0030】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物に
おいて、反応性架橋微粒子(A)と化合物(B)との質
量比率[(A)/(B)]は、[1/19]〜[10/
10]の範囲内が好ましく、[1/15]〜[10/1
0]の範囲内がより好ましい。反応性架橋微粒子(A)
の量がこれら範囲の上限値を超えると、硬化性組成物の
粘度が高くなり好ましくない。また、下限値未満では、
硬化性が低下するだけでなく収縮率が大きくなり好まし
くない。
【0031】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物に
おいて、化合物(B)中に反応性架橋微粒子(A)を分
散させる方法は、特に限定されない。例えば、反応性架
橋微粒子(A)と化合物(B)とを混合した後、ホモデ
ィスパー、ディゾルバー、三本ロール、ボールミル等、
任意の分散機を用いて分散させることができる。
【0032】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物に
は、あらかじめ光重合開始剤を添加しておくことが好ま
しい。光重合開始剤の具体例としては、ベンゾフェノ
ン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、
t−ブチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチ
オキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等のチ
オキサントン類;ジエトキシアセトフェノン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシル−フェニルケトン、2−メチル−2−モルホリ
ノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン、2
−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ
ノフェニル)−ブタノン等のアセトフェノン類;
【0033】ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類;
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)
−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイ
ド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェ
ニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサ
イド類;メチルベンゾイルホルメート;1,7−ビスア
クリジニルヘプタン;9−フェニルアクリジン;等が挙
げられる。これらは一種を単独で、または二種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0034】光重合開始剤の添加量は、反応性架橋微粒
子(A)および化合物(B)の合計100質量部に対し
て、0.01〜20質量部が好ましく、0.1〜10質
量部がより好ましい。ただし、電子線エネルギーを用い
る硬化時には、上記した光重合開始剤は不要である。
【0035】さらに、本発明の活性エネルギー線硬化性
組成物には、必要に応じて、4−ジメチルアミノ安息香
酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジ
メチルアミノ安息香酸アミル、4−ジメチルアミノアセ
トフェノン等の公知の光増感剤を添加することもでき
る。その他、必要に応じて、離型剤、滑剤、可塑剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、難燃助剤、重合禁止
剤、充填剤、有機溶剤、顔料、染料、シランカップリン
グ剤等、公知の添加剤を添加することもできる。
【0036】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、各種特性に優れたものとすることができる。特に、
25℃におけるE型粘度は、作業の容易性の点で、10
000mPa・s以下であることが好ましく、5000
mPa・s以下であることがより好ましい。また、硬化
収縮率は、基材への密着性、基材の反りの点で、13%
以下であることが好ましく、11%以下であることがよ
り好ましい。
【0037】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、木工ハードコーティング、紙用コーティング、成形
品、接着剤、塗料、インキ、レジスト、光造形材など各
種用途に使用可能であり、各種用途において、活性エネ
ルギー線硬化型組成物としての優れた性能を十分に発揮
できる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。なお、以下の記載において、「部」は特記の無
い限り「質量部」を意味する。
【0039】<実施例1> [原料プレエマルションの調製]メチルメタクリレート
50部、n−ブチルメタクリレート30部、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート15部、ジビニルベンゼン
5部、過酸化物開始剤(日本油脂(株)製、商品名パー
ブチルH)0.3部、ラジカル重合性アニオン型乳化剤
(旭電化(株)製、商品名アデカリヤソープSE−10
25N)20部、純水40部を混合し、攪拌を続けるこ
とにより、プレエマルションを得た。
【0040】[架橋微粒子(A−I)の調製]2Lの4
つ口フラスコに、純水145部、ロンガリット0.3
部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.01部、
硫酸第一鉄七水和物0.0025部を入れ、いかり型攪
拌棒により150rpmで攪拌した。窒素ガス通気によ
り系内を窒素ガスで置換した後、昇温を開始し、内温が
60℃に達したところで、プレエマルションの滴下を開
始し、30分かけて40部滴下し、さらに30分間内温
60℃で攪拌を続けた。その後、プレエマルションの残
り120部を2時間かけて全量滴下し終えた。内温を6
0℃に維持したまま攪拌を2時間続けたところで冷却
し、乳白色のエマルションを得た。得られたエマルショ
ンの一部をサンプリングし、大塚電子(株)製ダイナミ
ック光散乱光度計DLS−600を用い、一次粒子の2
5℃における平均粒径R1を測定したところ、208.
6nmであった。
【0041】得られたエマルションについて、大川原化
工機(株)製L−8型スプレードライヤーを用い、チャ
ンバー入口温度120℃、チャンバー出口温度60℃、
アトマイザ回転数25000rpmの条件で噴霧乾燥を
行った。得られた架橋微粒子(A−I)にはブロッキン
グ物は認められず、高い流動性を示した。
【0042】[架橋微粒子の残存二重結合量測定方法]
粒子1gを精秤し(精秤量をxgとする)、200ml
フラスコに、精秤した粒子、水20g、テトラヒドロフ
ラン(THF)4gを加えて30分間攪拌した。この混
合物に0.1N−KBrO3 水溶液10mlおよび6N
−HCl5mlを添加し、すぐに栓をして暗所で5分間
攪拌した(これにより臭素が発生し、架橋微粒子に残存
する二重結合に臭素が付加する)。暗室で30分間放置
後、フラスコを氷水で冷却しながら15wt%−KI水
溶液5mlをフラスコに加え5分間攪拌した(これによ
り、付加しなかった臭素がヨウ素に置換される)。発生
したヨウ素を0.1N−Na223 水溶液で滴定し
た。滴定終点は、黒褐色の液が無色ないしは黄色に変わ
った点とした。滴定量から下式に従って残存二重結合量
を定量した。
【0043】残存二重結合量(mmol/g)=1/2
×[(ブランクの滴定量)−(サンプルの滴定量)]×
0.1×f×(1/x) ここで、ブランクの滴定量は上記定量方法でサンプル
(微粒子)を使用しない場合の0.1N−Na223
水溶液の滴定量(ml)であり、サンプルの滴定量は、
上記滴定方法でサンプル(微粒子)を使用する場合の
0.1N−Na223 水溶液の滴定量(ml)であ
り、fは0.1N−Na223 のファクターであり、
xはサンプル(微粒子)の精秤値(g)である。
【0044】[活性エネルギー線硬化性組成物の調製]
架橋微粒子(A−I)20部、トリメチロールプロパン
トリアクリレート50部、4−ヒドロキシブチルアクリ
レート30部、光重合開始剤(チバスペシャリティーケ
ミカルズ(株)製、商品名イルガキュア184)3部を
混合し、ホモディスパーを用いて4000rpmで5分
間攪拌し、乳白色の活性エネルギー線硬化性組成物を得
た。
【0045】[活性エネルギー線硬化性組成物の評価]
この活性エネルギー線硬化性組成物を、バーコーター#
3にてガラス基板上に塗装し、80W/cmの高圧水銀
灯1本、ランプ高さ10cm、コンベア速度16m/分
の条件で紫外線を照射し、指触乾燥性テストにて塗膜表
面がタックフリーとなる最低照射エネルギーを測定し
た。硬化塗膜は、透明な外観を有する膜であった。ま
た、25℃におけるE型粘度および液比重と硬化物比重
の差による硬化収縮率も測定した。それらの結果を表2
に示す。
【0046】E型粘度:得られた活性エネルギー線硬化
性組成物の25℃におけるE型粘度を測定し、以下評価
基準に従い評価した。 ○:20〜10000mPa・s △:10000〜15000mPa・s ×:15000mPa・s以上 硬化収縮率:得られた活性エネルギー線硬化性組成物の
液比重と硬化物比重の差による硬化収縮率を測定し、以
下評価基準に従い評価した。 ○:12%未満 ×:12%以上
【0047】塗膜外観:得られた活性エネルギー線硬化
性組成物を、バーコーター#3にてガラス基板上に塗装
し、80W/cmの高圧水銀灯3本、ランプ高さ10c
m、コンベア速度3m/分の条件で紫外線を照射し、塗
膜を完全硬化させて硬化塗膜の外観を目視で以下の通り
に評価した。 ○:透明、平滑な面で良好 ×:白濁、凹凸が残り、使用不可能 指触乾燥性:得られた活性エネルギー線硬化性組成物
を、バーコーター#3にてガラス基板上に塗装し、80
W/cmの高圧水銀灯1本、ランプ高さ10cm、コン
ベア速度16m/分の条件で紫外線を照射し、指触乾燥
性テストにて塗膜表面がタックフリーとなる最低照射エ
ネルギーを測定し、以下の評価基準に従い評価した。 ○:550mJ/cm2 未満 ×:550mJ/cm2 以上
【0048】<実施例2〜8、比較例1〜4>まず、表
1に示す組成比率に変更したこと以外は実施例1と同様
にして架橋微粒子(A−II)〜(A−VI)を調製し、さ
らに表2に示す成分と組成比率に変更したこと以外は実
施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を調
製した。なお、A−VII については、乳化重合の途中で
エマルションが膨潤化し、その後のスプレードライ、評
価を行うことが出来なかった。また、化合物(B)のT
MPTA/4HBAの配合比率は、実施例4および比較
例1も含めて、全て5/3の比率である。これら活性エ
ネルギー線硬化性組成物について、実施例1と同様にし
て評価を行った。その結果を表2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1中の略号は以下の通りである。 MMA:メチルメタクリレート n−BMA:n−ブチルメタクリレート PETA:ペンタエリスリトールトリアクリレート TMPTA:トリメチロールプロパントリアクリレート DVB:ジビニルベンゼン
【0051】
【表2】
【0052】 (注1) A−VIII:球形シリカゲル(粒径50nm) (注2) ウレタンアクリレート(三菱レイヨン(株)
製) (注3) エポキシアクリレート(三菱レイヨン(株)
製) 表2中の略号は以下の通りである。 TMPTA:トリメチロールプロパントリアクリレート 4HBA:4−ヒドロキシブチルアクリレート Irg184:光重合開始剤(チバスペシャリティーケ
ミカルズ(株)製、商品名イルガキュア184)
【0053】表2に示した通り、実施例1〜6では、E
型粘度、硬化収縮率、指触乾燥性について良好な結果が
示され、低粘度、低収縮、速硬化の3つの性能を同時に
満足する活性エネルギー線硬化性組成物が得られること
を確認できた。一方、比較例1では、架橋微粒子を用い
ていないので、硬化収縮率と指触乾燥性が劣っていた。
比較例2〜3では、臭素価の値が小さい微粒子(A−V
〜VI)を用いたので、速硬化性が得られなかった。比較
例4では、架橋微粒子の代わりにシリカゲル(A−VII
I、臭素価0)を混合して用いたので、高反応性を達成
する活性エネルギー線硬化性組成物は得られなかった。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反応性架
橋微粒子(A)は、分子内に1個のラジカル重合可能な
エチレン性不飽和基を有する化合物(a1)55〜95
質量%と、分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチ
レン性不飽和基を有する化合物(a2)5〜45質量%
とをラジカル重合した架橋微粒子であり、該架橋微粒子
中の残存二重結合量を示す臭素価が、0.008mmo
l/g以上であるので、これを分散させた活性エネルギ
ー線硬化性組成物は、低粘度、低収縮性、速硬化性の3
つの性能を同時に満足することができる。また、本発明
の反応性架橋微粒子(A)は、アニオン性乳化剤(a
3)を用いた乳化重合によって得られたものであれば、
分散性が安定し、重合性が安定した架橋微粒子を得るこ
とができる。
【0055】また、本発明の活性エネルギー線硬化性組
成物は、前記特定の反応性架橋微粒子(A)を分子内に
少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する化合
物(B)中に分散させてなるものなので、ポリマーやオ
リゴマーあるいは架橋が不十分な粒子を用いた場合の粘
度上昇に較べ、少ない粘度上昇で同様な低収縮化が達成
可能であり、なおかつ圧倒的に硬化速度を上げることが
できる。これにより、従来の活性エネルギー線硬化性樹
脂組成物では達成不可能であった、低粘度、低収縮、速
硬化の3つの性能を同時に満足することが可能となる。
このような優れた性能を有する本発明の樹脂組成物は、
成形品、接着剤、塗料、インキ、レジスト、光造形材等
が抱える従来の樹脂組成物の問題の大部分を解決するこ
とが可能である。また、反応性架橋微粒子(A)と分子
内に少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する
化合物(B)との質量比率が、(A)/(B)=1/1
9〜10/10であれば、低粘度、低収縮、速硬化の3
つの性能のバランスがさらに良くなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/04 C08F 220/04 220/18 220/18 220/54 220/54 (72)発明者 藤本 寿一 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 4J011 KA04 KA15 KB08 KB14 KB29 QA03 QA12 QA19 QA22 QA23 QA24 QA34 SA01 SA21 SA31 SA51 SA63 SA90 UA01 UA03 UA06 WA02 WA06 4J100 AB02P AB03P AB08P AG04P AJ02P AL03P AL04P AL05P AL08P AL10P AL11P AL62Q AL63Q AL66Q AM15P AM19P AM21P BA03P BA05P BA07Q BA21Q CA01 CA04 CA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に1個のラジカル重合可能なエチ
    レン性不飽和基を有する化合物(a1)55〜95質量
    %と、分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン
    性不飽和基を有する化合物(a2)5〜45質量%とを
    ラジカル重合した架橋微粒子であり、該架橋微粒子中の
    残存二重結合量を示す臭素価が、0.008mmol/
    g以上であることを特徴とする反応性架橋微粒子
    (A)。
  2. 【請求項2】 アニオン性乳化剤(a3)を用いた乳化
    重合によって得られたものであることを特徴とする請求
    項1記載の反応性架橋微粒子(A)。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の反応性架
    橋微粒子(A)が、分子内に少なくとも1個の(メタ)
    アクリロイル基を有する化合物(B)中に分散されてい
    ることを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 反応性架橋微粒子(A)と分子内に少な
    くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物
    (B)との質量比率が、(A)/(B)=1/19〜1
    0/10であることを特徴とする請求項3記載の活性エ
    ネルギー線硬化性組成物。
JP2000108567A 2000-04-10 2000-04-10 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物 Withdrawn JP2001294604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000108567A JP2001294604A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000108567A JP2001294604A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001294604A true JP2001294604A (ja) 2001-10-23

Family

ID=18621383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000108567A Withdrawn JP2001294604A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001294604A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002042338A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-30 Sekisui Chemical Co., Ltd. Particules de resine reticulees, emulsion de particules de resine reticulees destinee a etre utilisee lors de la production desdites particules de resine reticulees et procede pour produire lesdites particules de resine reticulees
JP2006282714A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kuraray Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びそれを用いた造形物
JP2009287017A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Mitsubishi Chemicals Corp 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、硬化物及び物品
JP2012140616A (ja) * 2010-12-30 2012-07-26 Cheil Industries Inc アクリル系微粒子およびこれを含む拡散フィルム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002042338A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-30 Sekisui Chemical Co., Ltd. Particules de resine reticulees, emulsion de particules de resine reticulees destinee a etre utilisee lors de la production desdites particules de resine reticulees et procede pour produire lesdites particules de resine reticulees
JPWO2002042338A1 (ja) * 2000-11-22 2004-03-25 積水化学工業株式会社 架橋樹脂微粒子、この架橋樹脂微粒子の製造に用いる架橋樹脂微粒子エマルジョン、および架橋樹脂微粒子の製造方法
JP2006282714A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kuraray Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びそれを用いた造形物
JP4619848B2 (ja) * 2005-03-31 2011-01-26 株式会社クラレ 硬化性樹脂組成物及びそれを用いた造形物
JP2009287017A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Mitsubishi Chemicals Corp 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、硬化物及び物品
JP2012140616A (ja) * 2010-12-30 2012-07-26 Cheil Industries Inc アクリル系微粒子およびこれを含む拡散フィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1938384B (zh) 含中空颗粒的液体状组合物、其制备方法以及光学物品
Maurya et al. A review on acrylate-terminated urethane oligomers and polymers: synthesis and applications
JP2001247793A (ja) フィルムコーティング用光硬化性組成物
WO2020085166A1 (ja) 硬化性樹脂組成物、およびその硬化物
WO2020001835A1 (en) Curable compositions based on multistage polymers
WO2011052690A1 (ja) 光硬化性塗料組成物、及びそれを硬化させてなる塗膜
JP6219058B2 (ja) 光硬化樹脂組成物
US6620887B2 (en) Crosslinked fine particles and curable resin composition
JP2002173516A (ja) 活性エネルギー線硬化型水性エマルジョン組成物
JP2000178398A (ja) 樹脂組成物および架橋微粒子分散型硬化性樹脂組成物
JP2001294604A (ja) 反応性架橋微粒子および該架橋微粒子を含む活性エネルギー線硬化性組成物
JP2001081114A (ja) 架橋微粒子分散型活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
JP7070002B2 (ja) 多分岐ウレタン化合物含有重合性組成物
JP3714398B2 (ja) 活性エネルギー線架橋型水性組成物
JP2001220525A (ja) 木工塗料用光硬化性組成物
CN101302264B (zh) 一种含不饱和双键的聚合物乳液的制备方法
JP2001247804A (ja) 印刷インキ用光硬化性組成物およびその製造方法
JP2003313429A (ja) 活性エネルギー線硬化型水性エマルション組成物
JP3654100B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型水性エマルジョン
JP2002285046A (ja) 活性エネルギー線硬化型塗料組成物
JP2002338645A (ja) 活性エネルギー線硬化性組成物
JP2005247884A (ja) エネルギー線硬化性水中油滴型エマルション及び水系ハードコート剤
US20040039143A1 (en) Crosslinked fine particles and curable resin composition
JP2009161665A (ja) 硬化性組成物、その硬化物
JP2000159828A (ja) 感光性樹脂組成物、電子線硬化性樹脂組成物、及びそれらの硬化物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703