JP2002072835A - 不可視情報を伴なった光回折構造を有する情報記録体、ならびにその情報記録体製造用ラベル、および情報記録体製造用転写シート - Google Patents

不可視情報を伴なった光回折構造を有する情報記録体、ならびにその情報記録体製造用ラベル、および情報記録体製造用転写シート

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JP2002072835A
JP2002072835A JP2000263348A JP2000263348A JP2002072835A JP 2002072835 A JP2002072835 A JP 2002072835A JP 2000263348 A JP2000263348 A JP 2000263348A JP 2000263348 A JP2000263348 A JP 2000263348A JP 2002072835 A JP2002072835 A JP 2002072835A
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Satoshi Nakasone
聡 中曽根
Satoshi Emoto
聡 恵本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード等の情報記録体において、ホログラム
等の光回折構造中の光反射性層を部分的に除去して、光
反射性層の有無による情報の保持を行なわせる場合の偽
造防止効果を高めること、および、光反射性層の有無に
よる情報を、より見えやすいものとすることを課題とす
る。 【解決手段】 基材2上に積層する情報記録部6を、上
から剥離層61、光回折構造層62、光反射性層63、
蛍光層64、および接着剤層65からなる積層構造とし
て、課題を解決することが出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光回折構造(代表
的にはホログラム)を基材に有し、その光回折構造を構
成する光反射性層の有無による情報に加えて、光反射性
層の下方に蛍光層を積層したことにより、偽造をより困
難とした情報記録体に関するものである。また、本発明
は、上記の情報記録体を製造するのに適したおよび情報
記録体製造用のラベル、および転写シートに関するもの
でもある。
【0002】
【従来の技術】種々の情報を記録させた情報記録体の中
には、証券等のように、それらの情報記録体自身が高額
な金銭との交換が可能なものや、それら自身は金銭との
交換は出来ないが、不正に使用されると経済的損失の大
きいクレジットカードのようなものがある。いずれにお
いても、偽物を本物と偽る「偽造」や、本物を入手し、
不正に変更する「変造」を試みる等の不正な者が後を絶
たない。
【0003】偽造や変造に対抗する措置の一つとして、
現在、ホログラムシールを証紙として貼付することが行
なわれている。ホログラムは、模様が精緻であり、製造
に高度な技術を要する事から、偽造や変造に対抗し得る
「偽造防止効果」を有するものとしてよく使用される。
【0004】ホログラムシールとしては、光回折構造を
適宜な基材上に接着できるものであればいずれでもよ
く、例えば、(1)基材、光回折構造、光反射性層、お
よび粘着剤層が順次積層されているラベル形態のもの、
(2)基材、剥離層、プライマー層、光回折構造層、光
反射性層、および感熱接着剤層からなる転写箔から剥離
層以降の各層が転写層として転移したもの、あるいは、
(3)基材、剥離層、プライマー層、光回折構造層、光
反射性層、感熱接着剤層、および粘着剤層が順次積層さ
れていて、被貼付体から剥がそうとすると、基材と剥離
層との界面、および場合によっては光回折構造層が部分
的に破壊される脆質ラベル等、種々のタイプのものがあ
る。
【0005】ホログラムシールの偽造防止効果をさらに
高める意味で、光反射性層に適宜な手段を用いることに
より、光反射性層を部分的に除去し、光反射性層の有無
による情報の保持を行なわせる試みがある。特開平10
−333574号公報には、透明プラスチックフィルム
基材と回折格子パターン(=ホログラム等)と金属蒸着
層と粘着剤層とからなるラベル材であって、金属蒸着層
をレーザービームにより溶融し、固有情報としての印字
パターンを持たせた偽造防止ラベル材が記載されてい
る。
【0006】上記の偽造防止ラベル材においては、金属
蒸着層の溶融印字パターンが形成されるものの、もとも
とホログラム等が有している金属蒸着層に、レーザービ
ームの照射を行なうのみで得られるものであるから、ホ
ログラムが持つ偽造防止効果が僅かに向上したに過ぎな
い。なぜなら、レーザー光を使用して、ホログラムその
ものの偽造が行なえる能力を持つ者であれば、出来上が
ったホログラムに、レーザービームを照射し、印字パタ
ーンを形成することは充分、可能だからである。
【0007】しかも、偽造品と真正品の区別が、少なく
とも肉眼判定では困難である上、ホログラムの持つ模様
が複雑なものであったり、あるいは、金属蒸着層の溶融
印字パターンが微細なものである等の場合には、印字パ
ターンそのものが見えにくくなり、印字パターンの比較
による偽造品と真正品の区別も困難となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、ホ
ログラム等の光回折構造中の光反射性層を部分的に除去
し、光反射性層の有無による情報の保持を行なわせる場
合の偽造防止効果を高めること、および、光反射性層の
有無による情報をより見えやすいものとすることを課題
とする。
【0009】
【課題を解決する手段】我々の検討によれば、光反射性
層を下層に伴なったホログラム等の光回折構造の反射性
層に、光反射性層の有無による情報を形成し、さらにそ
の下方に、蛍光層を配置することにより、上記の課題を
解決することができた。
【0010】第1の発明は、情報記録部が、基材上に積
層されているか、もしくは基材内に前記基材上から観察
可能に積層されており、前記情報記録部は、上面側より
光回折構造層および光反射性層が積層され、前記光反射
性層の下面の一部もしくは下方の少なくとも一部に蛍光
層を有する構造のものであり、かつ前記光反射性層に
は、前記光反射性層を構成する素材の有無により情報が
記録されていることを特徴とする不可視情報を伴なった
光回折構造を有する情報記録体に関するものである。第
2の発明は、第1の発明において、前記蛍光層を、前記
光反射性層の下面の全部もしくは下方の全部に有するこ
とを特徴とする不可視情報を伴なった光回折構造を有す
る情報記録体に関するものである。第3の発明は、第1
の発明において、前記蛍光層を、前記光反射性層の下面
の一部もしくは下方の一部に有することを特徴とする不
可視情報を伴なった光回折構造を有する情報記録体に関
するものである。第4の発明は、第1〜第3いずれかの
発明において、前記蛍光層が、発光時の蛍光色の異なる
二以上の区域から形成されていることを特徴とする不可
視情報を伴なった光回折構造を有する情報記録体に関す
るものである。第5の発明は、第1〜第3いずれかの発
明において、前記蛍光層がパターンを有して形成されて
おり、かつ前記パターン上に相当する部分の前記光反射
性層が開孔部を有していることを特徴とする不可視情報
を伴なった光回折構造を有する情報記録体に関するもの
である。
【0011】第6の発明は、上面側から、透明プラスチ
ックフィルム、光回折構造層、および光反射性層が順に
積層され、前記光反射性層の下面の少なくとも一部に蛍
光層が積層され、さらに前記蛍光層の下面を含む前記光
反射性層の下層に接着剤層が積層されていることを特徴
とする情報記録体製造用ラベルに関するものである。第
7の発明は、第6の発明において、前記蛍光層が前記光
反射性層の下面の全部に積層されていることを特徴とす
る情報記録体製造用ラベルに関するものである。第8の
発明は、第6の発明において、前記蛍光層が前記光反射
性層の下面の一部に積層されていることを特徴とする情
報記録体製造用ラベルに関するものである。第9の発明
は、第6〜第8いずれかの発明において、前記蛍光層
が、発光時の蛍光色の異なる二以上の区域から形成され
ていることを特徴とする情報記録体製造用ラベルに関す
るものである。第10の発明は、第6〜第9いずれかの
発明において、前記蛍光層がパターンを有して形成され
ており、かつ前記パターン上に相当する部分の前記光反
射性層が開孔部を有していることを特徴とする情報記録
体製造用ラベルに関するものである。
【0012】第11の発明は、上面側から、透明プラス
チックフィルムと転写層が剥離可能に積層されており、
前記転写層は、上面側から光回折構造層および光反射性
層が順に積層され、前記光反射性層の下面の少なくとも
一部に蛍光層が積層され、さらに前記蛍光層の下面を含
む前記光反射性層の下層に接着剤層が積層されているこ
とを特徴とする情報記録体製造用転写シートに関するも
のである。第12の発明は、第11の発明において、前
記蛍光層が前記光反射性層の下面の全部に積層されてい
ることを特徴とする情報記録体製造用転写シートに関す
るものである。第13の発明は、第11の発明におい
て、前記蛍光層が前記光反射性層の下面の一部に積層さ
れていることを特徴とする情報記録体製造用転写シート
に関するものである。第14の発明は、第11〜第13
いずれかの発明において、前記蛍光層が、発光時の蛍光
色の異なる二以上の区域から形成されていることを特徴
とする情報記録体製造用転写シートに関するものであ
る。第15の発明は、第11〜第14いずれかの発明に
おいて、蛍光層がパターンを有して形成されており、か
つ前記パターン上に相当する部分の前記光反射性層が開
孔部を有していることを特徴とする情報記録体製造用転
写シートに関するものである。第16の発明は、第11
〜第15の発明において、前記転写層の上面側に剥離層
が積層されていることを特徴とする情報記録体製造用転
写シートに関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録体を、銀行カー
ドやクレジットカードのようなカードに適用した例を引
いて説明する。ただし、本発明は、カードに限定される
ものではなく、また、光回折構造は、その代表であるホ
ログラムを使った例で示すものの、ホログラムに限定さ
れるものではない。本明細書においては、特に断らない
限り、「カード」とは、工業的ならびに商業的に取り決
められた、54mm×86mm程度の携帯可能なサイズ
を有し、身分証明(=ID)等の、何らかの証明機能を
有するものを指すものとする。
【0014】図1を引用して、本発明の情報記録体を説
明すると、カード1(クレジットカードの例である。)
は、基材2上に、カードの名称、有効期限の項目等の文
字のほか、カードの種類ごとに決められた図案等の適宜
な印刷3、カード一枚毎に固有な情報、即ち、一の基材
毎に固有な情報であるカード番号、およびカード保持者
の氏名等を示し、エンボス加工により浮き出して形成さ
れたエンボス文字4(有効期限もエンボス文字で形成さ
れる。)、および磁気記録層5(隠蔽してあることもあ
る。)が形成されたもので、かつ、このカードが真正品
であることを保証し、偽造防止のために貼付された情報
記録部6(ごく具体的には、ホログラムを有するホログ
ラムシールである。)を有するものである。
【0015】ここで、印刷3、エンボス文字4、および
磁気記録層5は、クレジットカードの場合、備わってい
るのが普通である。これらは、本来的には、必ずしも全
部を揃える必要はないが、現在のカードの機能を考えた
とき、最小限として磁気記録層5を備えているべきであ
る。磁気記録層5に加えて、もしくは替えてICモジュ
ール、または/および光記録層を備えていてもよく、磁
気記録層、ICモジュール、光記録層のうちの二者、も
しくは三者を有していてもよい。
【0016】同じクレジット会社から、多種類発行され
ているカードどうしの区別のためのカードの名称等のロ
ゴや絵柄も、磁気記録層やICモジュールにくらべれば
優先度は低いが、実用上は備えているべきであり、さら
にクレジットカード用途であれば、実際に使用されるこ
とのあるエンボス文字を備えていることが望ましい。
【0017】図1に示すカード1の積層構造を示すた
め、上下方向の線A−Aにて、カード1の右の方にある
情報記録部6のほぼ中央を通って切断した断面を、図2
〜図4に示す。図2(a)に示すように、カード1は、
カード基材2上に情報記録部6が積層されて形成されて
おり、情報記録部6は、好ましくは、上側から順に、剥
離層61、光回折構造層62、光反射性層63、蛍光層
64、および接着剤層65が積層した構造を有してお
り、接着剤層65により基材2と積層してカード1を形
成している。光反射性層63は、図2(a)において、
一様連続でなく、途切れ途切れに存在しているように描
いてあるが、途切れている部分63aは記録部を図示し
たものであり、記録部63aは、例えば、配列された多
数の微細な点(=ドット)や線で形成されているが、よ
り大きな図形であることもあり得る。
【0018】図2(a)に示すようなカード1に、暗室
もしくは、照明の当たらない場所でブラックライト等の
紫外線を照射すると、蛍光層64のうち、上に光反射性
層63が無い部分が紫外線を受光し蛍光発光するので、
記録部63aが、配列された多数の微細な点状等に発光
しているように見える。紫外線の照射は、通常は、基材
2が不透明であるので、カード1の上側から行なうが、
基材2が透明であれば、カード1の下側から紫外線の照
射を行なうことも可能である。
【0019】カード1は、図2(a)を引用して説明し
た上記のもの以外にも、種々のバリエーションがあり得
る。図2(b)に示すように、カード1は、各層が積層
され、また記録部63aを有している点は、図2(a)
を引用して説明したカード1と同様であるが、蛍光層
が、情報記録部6の全域をカバーしてなく、一部に形成
されたものであってもよい。蛍光層はまた、互いに発光
時の発色の異なる二種類の蛍光層64a、および64b
とからなっていてもよく、図2(b)に示すように、二
種類の蛍光層64a、および64bは互いに離れていて
もよいが、互いに接していてもよい。また、蛍光層は2
種類でなく、もっと、多種類であってもよい。
【0020】発光時の発色の異なる二つの蛍光層を有し
ていると、カード1に紫外線を照射したときに、下層の
蛍光層の種類により、異なった色相の発光を観察するこ
とができ、記録部63a(例えば、配列された多数の微
細な点)が場所によって異なる色相に発光して見える。
また、下層に蛍光層が無い部分では、記録部63aが発
光して見えることがない。なお、図2(a)および図2
(b)に示すような構造は、半ば出来上がったカードの
表面に、転写法により情報記録部6を適用するのに適し
た形態であるが、基材2上に各層を順に積層して作るこ
ともできる。
【0021】図3(a)に示すように、カード1は、図
2(a)および図2(b)に示すカード1とは、光反射
性層63および蛍光層64の積層順序が入れ替わってお
り、かつ蛍光層64と基材2とが、それぞれの上面が同
一平面をなすよう積層したものであってもよい。即ち、
蛍光層64は、必ずしも光反射性層63と直接に接触し
ていなくてもよい。また、図示はしないが、蛍光層63
は一様連続でなく、図2(b)に示すように、互いに発
光時の発色の異なる2種類もしくはそれ以上の蛍光層か
らなっていてもよい。いずれの場合も、カード1に紫外
線を照射したときに、図2(a)、もしくは図2(b)
におけるカード1と同様、記録部63aが発光する状態
を観察することができる。
【0022】この形態のものは、基材2上に各層を順に
積層することによっても作れるが、基材2に予め蛍光層
64を積層しておき、その他の各層を転写で積層するの
に適している。このときの転写は、蛍光層64を伴なわ
ない、通常のホログラム転写シートを用いて行なえる。
なお、蛍光層64は、基材2の最表面にではなく、基材
2の内部に積層されていてもよい。
【0023】図3(b)に示すように、カード1は、各
層が積層され、また記録部63aを有している点は、図
2(a)におけるカード1と同様であるが、蛍光層64
は、その中央付近に蛍光層の有無による所望のパターン
である蛍光パターン64pを有していてもよい。所望の
パターンとは、例えば、文字、図形等である。また、蛍
光層64と接着剤層65との上下関係は、逆にすること
もできる。なお、蛍光パターン64pが確実に上方から
見えるためには、蛍光パターン64p上に相当する部分
の光反射性層63が蛍光パターン64pよりも大きい開
孔部63bを形成している(=その部分は光反射性層が
無い。)ことが好ましく、このようにすることにより、
蛍光層のパターン64pは、紫外線照射を受けると発光
して視認可能となる。この例のカード1も、基材2上へ
の各層の順次積層か、転写によって作ることが出来る。
【0024】今までの説明では、情報記録部6は、いず
れも基材2上にあったが、図4に示すように、情報記録
部6は基材内に存在していてもよく、図4に示すよう
に、基材2を2枚のシート2aおよび2bに分け、両シ
ートの間に情報記録部6を挟んだ構造であってもよい。
このように、情報記録部6が基材2内にある場合、情報
記録部6は、図2(a)を引用して説明したものと同様
なもの以外に、図2(b)、図3(a)もしくは(b)
を引用して説明したような、他の構造のものであっても
よい。
【0025】情報記録部6が基材内に存在する場合、少
なくとも上側の基材2bは透明であることが望ましく、
下側の基材2bは透明、不透明のいずれでもあり得る。
なお、通常、カードの基材は、2枚の白色等の不透明シ
ートで芯材を構成し、この芯材を表裏1枚ずつの透明シ
ートで挟んだ合計4枚のシートの積層体として構成する
ことが多く、そのような構成の場合、いずれか外側の透
明シートと、そのシートに接する不透明シートとの間に
情報記録部6を積層してもよい。
【0026】本発明の情報記録体(具体例はカードであ
る。)1が、どのように実際に使用されるかを、図5〜
図7を引用して説明する。図5を用いて説明する例は、
カード1の情報記録部6には、ホログラム画像6A(図
では、4隅に描いた星である。)、および、光反射性層
を構成する素材の有無により記録された情報6B(図で
は顔画像である。)を形成した例である。
【0027】図5を引用した例では、カード1の情報記
録部6に、顔画像6Bが、光反射性層を構成する素材の
有無により形成されており、情報記録部6に積層されて
いる蛍光層(図示なし。例えば、図2(a)中の符号6
4で示すもの)の存在により、蛍光層に紫外線を照射す
ることにより、顔画像が発光して見える。また、ホログ
ラム画像6Aは、情報記録部6中の光反射性層(図示な
し。例えば、図2(a)中の符号63で示すもの)の存
在により、通常の目視ができる。
【0028】次の図6を引用した例では、カード1の情
報記録部6に、蛍光層64が部分的に形成されたことを
利用しており、蛍光層64の形状は図6(b)に、蛍光
層よりも上の各層を省いて示してある。このような蛍光
層64上に光反射性層および光回折構造層がある場合、
記録部6aのうち、光反射性層のある部分の上に形成さ
れた記録からは、蛍光層64の発光が見え、また、光反
射性層の無い部分の上に形成された記録部からは、発光
が見えない。記録部6aを、光反射性層を文字形状に切
り抜いたように、あるいは連続して並べた点で形成して
おくと、通常の状態では、上から、4、2、5、8、
3、7、および1の各文字が見え、暗所でブラックライ
ト等の紫外線を照射すると、図6(a)に示すように、
蛍光層64が下にある個所では、蛍光層64が発光する
ことにより、4、2、8、3、および1の発光文字63
aが見えるが、蛍光層64が無い個所では発光しないの
で、非発光文字63a’となる。従って、文字と、発光
もしくは非発光の区別により、偽造品か真正品かの判別
が可能になる。
【0029】上記の例において、すべての文字を同色に
発光させてもよいし、下層の蛍光層を発光時の蛍光色の
異なる区域の集合として形成しておけば、文字毎に発光
色を変えるようにすることもできる。
【0030】図7は、本発明の情報記録体を、商品券の
ような金券に応用した例を示すもので、図7(a)に示
すように、金券1は、情報記録部6において、周囲には
ホログラム画像6Aを有し、周囲を除く部分にホログラ
ムの光反射性層を文字形状に残して、その他を除去して
形成した可視文字6C、光反射性層が無い開孔部に蛍光
層を文字形状に形成した不可視文字6Dを有するよう構
成してもよい。
【0031】図7(b)は、図7(a)の情報記録部6
をB−B線で切断し、拡大した断面図であって、ここで
は、簡単のために、上から順に、光回折構造層62、光
反射性層、および蛍光層からなる情報記録部6が基材2
上に積層されているものとするが、この他の層が積層さ
れていてもよい。可視文字6C(図では、「ABC
D」)は、光反射性層を文字状に残して周囲を除去した
光反射性パターン63pで形成されているので、そのま
まで視認可能であるが、不可視文字6D(図では、「壱
千円」)は、蛍光層を印刷等による文字状の蛍光パター
ン64pで形成されているので、このままでは視認不可
能であるが、紫外線の照射により視認することができ
る。
【0032】図7を引用して説明した例のものは、情報
記録部6の周縁部のホログラム画像6Aと、やはりホロ
グラム画像で形成される可視文字6Cにより、それらの
間にある蛍光パターンからなる不可視文字6Dの存在に
気付きにくく、偽造の際にも、見落とされる公算が大き
い。
【0033】蛍光層64の存在をカモフラージュする次
のような構成も本発明の適用により実現できる。図8を
引用して、そのような例を説明すると、図8(a)に断
面を示すように、情報記録部6は、図3(a)における
のと同様、上側から順に、剥離層61、光回折構造層6
2、光反射性層63、および接着剤層65とからなる積
層体であって、基材2の上側の透明シート2bと接着剤
層65により積層されてカード1を構成している。光反
射性層63には、4つの文字が記録され、それらの文字
の線に相当する個所が除去されたことにより形成された
記録部63aを有している。各文字は、図8(b)に示
すように並べられている。(図では便宜的にすべて
「A」で表示してあるが、勿論、これに限ることはな
く、文字、数字、もしくは記号であり得る。)
【0034】基材2は前述したように4枚のシートの積
層体からなっており、芯部を構成する2枚の不透明シー
トのうち上側の2bの上面には、互いに色相の異なる着
色層7a、7b、および7cが並べて施され、下側の不
透明シートの下面には、着色層7dが施されている。上
側の不透明シート上の着色層7a上には蛍光層64a
が、また着色層7c上には蛍光層64bがそれぞれ積層
されており、それらの上に透明シート2aが積層してあ
る。断面図では明らかではないが、4つの「A」のう
ち、最も左側の「A」は、着色層7aおよび蛍光層64
a上に位置し、中央の二つの「A」は、着色層7b上に
位置し、最も右側の「A」は、着色層7cおよび蛍光層
64b上に位置している。
【0035】このような構成のものを、明室内で、上側
から眺めた状態を図8(b)に示す。蛍光層64aおよ
び64bは、後述するように、紫外線を照射しない状態
では、透明性を有しているので、基材2上の情報記録部
6の4つの文字は、下層の着色層の色相を反映する。従
って、図に示すように、最も左側の「A」は着色層7a
の色相に、中央の二つの「A」は着色層7bの色相に、
そして最も右側の「A」は着色層7cの色相に着色して
見える。
【0036】同じ構成のものを、暗所に置き、上から紫
外線、例えばブラックライトを照射しながら眺めると、
4つの文字は、下層の蛍光層が発光したときの色相を反
映するので、最も左側の「A」は蛍光層64aが発光し
たときの色相に着色して見え、中央の二つの「A」は、
下層に蛍光層がないので、ほとんど見えず、最も右側の
「A」は蛍光層64bが発光したときの色相に着色して
見える。
【0037】この説明で明らかなように、単に観察した
だけでは、下層の印刷の色が言えるのみなので、下層の
印刷の色を真正品と一致させれば、外観上、偽造が完成
したように思えるが、紫外線を照射すれば、下層の蛍光
層が発光して別の色相に見えるのに加えて、蛍光層の無
い部分では発光が起きないために、文字が欠落して見
え、偽造品と真正品との区別が非常に容易となる利点が
ある。なお、上記の例では、蛍光層64aと64bが発
光したときの色相が互いに異なることを前提に説明した
が、同じでもよいし、あるいは、蛍光層を、発光したと
きの色相が互いに異なる3以上の層を並べて形成しても
よい。
【0038】以上のような本発明の情報記録体は、説明
においては、クレジットカード以外にも、銀行カードや
身分証明証、会員証等の各種カード、商品券、ギフト
券、紙幣、もしくは証券等、受験票、パスポート、公的
機関が発行する各種資格の証明書等にも適用することが
できる。なお、これら以外の、偽造が行なわれやすい高
額商品、稀少商品、ビデオソフト等の商品そのもの、も
しくはケース等に情報記録部を積層したものも、それら
商品が情報を有していなくても、情報記録部が情報を保
持しているので、本発明の情報記録体に含めるものとす
る。
【0039】ここで、本発明の情報記録体を構成する各
層について、概ね下層から順に説明する。まず、基材2
としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテ
ート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ア
クリル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの樹脂のほ
か、アルミニウム、銅などの金属、紙、そして、樹脂ま
たはラテックス等の含浸紙等の単独か、もしくは複合さ
れたシート等を用いることができる。耐熱性が要求され
る場合、基材2の素材としては、非晶質ポリエステル樹
脂、非晶質ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂の
ブレンド樹脂等のシートも用いることができる。
【0040】このような基材2の厚さは、材質によって
も異なるが、通常、10μm〜5mm程度の範囲であ
る。特に磁気カードの場合、基材シートをISO規格に
準拠したものとする場合には、その厚さは0.76mm
である。そして、基材シートをポリ塩化ビニル(以下、
PVC)で形成する場合、通常、厚さ280μmの白色
PVCシートをコアシートとして、これを2枚重ね、そ
の両側にそれぞれ厚さ100μmの透明PVCシートを
オーバーシートとして重ねて、熱プレスなどにより積層
する4層構成の基材シート(合計厚さ0.76mm)が
用いられている。基材上、または/および基材内には、
適宜に印刷等が施されていてもよい。なお、このよう
に、基材2が複数枚のシートの積層体である場合、情報
記録部を積層体の外側に積層してもよいし、積層体を構
成するいずれかのシート間に積層してもよい。
【0041】接着剤層65は、基材2、蛍光層64、も
しくは光反射性層63等との接着性がよく、さらには、
後述するように、ラベルや転写シートの形態で、情報記
録部6を形成する際に、被着体との間で強固な接着力を
発揮し得るものであることが好ましい。具体的には、塩
化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ゴム変性
物等のうちから適宜選択した素材から構成される。これ
らは単体、もしくは2種以上の混合系で、更に必要に応
じてハードレジンや可塑剤、その他の添加剤を加えて使
用することができる。
【0042】接着剤層65は、上記の素材を適宜な溶剤
もしくは分散剤で溶解もしくは分散させて塗布用組成物
を調製し、ロールコーティング法等の公知のコーティン
グ方法により塗布、乾燥させることにより形成すること
ができ、接着剤層65の厚みとしては、0.5μm〜5
μm、より好ましくは1.5μm〜3μmである。な
お、接着剤層65と次に詳しく説明する光回折構造層6
2との間には、接着性をより高める目的でアンカー層を
介在させてもよく、アンカー層を構成する素材、形成法
としては、従来、知られているものであってよい。
【0043】光回折構造層62は、合成樹脂からなる層
にホログラム等の光回折構造の凹凸が形成されたもので
ある。光回折構造の代表例であるホログラムとしては、
平面ホログラム、体積ホログラムともに使用でき、具体
例としては、レリーフホログラム、リップマンホログラ
ム、フルネルホログラム、フラウンホーファホログラ
ム、レンズレスフーリエ変換ホログラム、レーザー再生
ホログラム(イメージホログラムなど)、白色光再生ホ
ログラム(レインボーホログラムなど)、カラーホログ
ラム、コンピュータホログラム、ホログラムディスプレ
イ、マルチプレックスホログラム、ホログラフィックス
テレオグラム、ホログラフィック回折格子などが挙げら
れる。
【0044】光回折構造層62を構成する合成樹脂とし
ては、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例、PMM
A)、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性
樹脂、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテ
ル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレ
ート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系ア
クリレートなどの熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、或いは
上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用する
ことができ、更には、ラジカル重合性不飽和基を有する
熱成形性物質、或いは、これらにラジカル重合性不飽和
単量体を加え電離放射線硬化性としたものなどを使用す
ることができる。このほか、銀塩、重クロム酸ゼラチ
ン、サーモプラスチック、ジアゾ系感光材料、フォトレ
ジスト、強誘電体、フォトクロミックス材料、サーモク
ロミックス材料、カルコゲンガラスなどの感光材料など
も使用できる。
【0045】上記の合成樹脂からなる層へのホログラム
等の光回折構造の形成は、上記の材料を用いて、従来既
知の方法によって形成することができる。例えば、回折
格子やホログラムの干渉縞を表面凹凸のレリーフとして
記録する場合には、回折格子や干渉縞が凹凸の形で記録
された原版をプレス型として用い、上記樹脂層上に前記
原版を重ねて加熱ロールなどの適宜手段により、両者を
加熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製するこ
とができる。また、フォトポリマーを用いる場合は、前
記積層シートの保護層上に、フォトポリマーを同様にコ
ーティングした後、前記原版を重ねてレーザー光を照射
することにより複製することができる。
【0046】このように、表面凹凸のレリーフとして回
折格子やホログラムの干渉縞を光回折構造層の表面に記
録する方法は、量産性があり、コストも低くできる点で
特に好ましい。このようなホログラム層の膜厚は0.5
〜6μmの範囲が好ましく、1〜4μmの範囲が更に好
ましい。
【0047】上記のように光回折構造層62の表面に凹
凸のレリーフとして回折格子やホログラムの干渉縞を記
録した場合には、その回折効率を高めるために、光反射
性層63をレリーフ面に形成することが好ましい。
【0048】光反射性層63を構成する材質としては、
Mg、Al、Ti、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、Ga、Ge、Se、Rb、Pd、Ag、Cd、I
n、Sn、Sb、Te、Au、Pb、もしくはBi等の
金属、またはそれらの酸化物、もしくはそれらの窒化物
を単独で、もしくは組合わせ、薄膜として形成する。こ
れらのうちでは、Al、Cr、Ni、Ag、もしくはA
u等が特に好ましい。これらの薄膜で光反射性層63を
形成するには、真空蒸着法、スパッタリング法、イオン
プレーティング法などの薄膜形成法による。
【0049】光反射性層63の厚みは、光反射性層63
の色調、デザイン、用途等の観点から適宜に設定できる
が、50Å〜1μmが好ましく、100Å〜1000Å
がより好ましい。また、光反射性層63に透明性を持た
せたいときは200Å以下が好ましく、光反射性層63
に隠蔽性を持たせたいときは、200Åを超える厚みで
あることが好ましい。
【0050】蛍光層64は、蛍光体の微粒子が透明樹脂
中に分散したものからなる。蛍光体は、紫外線照射によ
り蛍光を発光する物質であり、無機系の無機発光体と有
機系の有機発光体とに大別することができる。
【0051】無機発光体としては、Ca、Ba、Mg、
Zn、もしくはCd等の酸化物、硫化物、ケイ酸塩、リ
ン酸塩、もしくはタングステン酸塩等の結晶を主成分と
し、Mg、Ag、Cu、Sb、もしくはPb等の金属元
素、もしくはランタノイド類等の希土類元素を活性剤と
して添加し、焼成して得られるものを用いることが出来
る。
【0052】また、有機発光体としては、ジアミノスチ
ルベンジルスルホン酸、イミダゾール、クマリン、トリ
アゾール、カルバゾール、ピリジン、ナフタル酸、もし
くはイミダゾロン等の誘導体、フルオレセイン、もしく
はエオシン等の色素、またはアントラセン等のベンゼン
環を持つ化合物等を用いることが出来る。
【0053】蛍光体としては、上記の無機発光体、もし
くは有機発光体のいずれをも用いることが出来るが、耐
熱性、もしくは耐湿性等の耐候性、または経年変化特性
(=耐久性)を考慮する必要があるときは、無機蛍光体
を用いる方がよい。有機蛍光体は、インキビヒクル(バ
インダ樹脂および溶剤等)の濡れがよいため、インキ化
の際に、蛍光体に特に表面処理を行なう必要が無い利点
がある。蛍光体を使用する際の、耐久性、耐候性(特に
耐光性)、および印刷適性の向上を図る目的では、輝度
が高く、安定な酸化物、もしくは酸素酸塩系の無機蛍光
体を使用することが好ましい。
【0054】蛍光体を分散させる透明樹脂としては、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルホルマ
ール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアル
コール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル
樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル
共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、メタクリル
酸メチル−スチレン共重合樹脂、ポリカーボネート樹
脂、エチルセルロース樹脂、プロピルセルロース樹脂、
酢酸セルロース樹脂、酪酢酸セルロース、硝酸セルロー
ス樹脂、ポリクロロフルオロエチレン樹脂、ポリテトラ
フルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロエチレン共重合樹脂、ポリフッ化ビニリデン
樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂(ナ
イロン−6、−66、−610、もしくは−11)、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂、ポリシクロヘキサンテレフタレート樹脂、
もしくはノボラック型フェノール樹脂等の熱可塑性樹脂
を使用することが出来る。
【0055】蛍光体を分散させる透明樹脂としては、上
記の熱可塑性樹脂以外に、レゾール型フェノール樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、もしくは不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂、または、蛋白質、ゴム、シェラック、コパル、デン
プン、ロジン等の天然樹脂を使用することもできる。
【0056】蛍光層64における蛍光体の配合割合は、
層全体の15〜80%(質量比)であることが、蛍光発
光時の輝度、および、蛍光層64と、光反射性層63、
接着剤層65、もしくは基材2等との間の接着性を維持
する意味で好ましく、より好ましくは、20〜50%で
ある。蛍光層64は蛍光体の含有により若干着色してい
るが、光反射性層が線状もしくは点状に除去されて施さ
れた記録部においては、蛍光層64が見える面積がごく
小さく、着色がほとんど認識出来ない程度となる。
【0057】このような蛍光層64は、蛍光体および透
明樹脂に加え、その他の添加剤、溶剤、もしくは希釈剤
等を適宜に添加して、塗布もしくは印刷に適した組成物
を調製し、公知の塗布方法、もしくは印刷方法により形
成することができる。蛍光層64の厚みは、0.5μm
〜5μmであることが好ましい。
【0058】剥離層61は、後述する転写シートにおい
て、転写シートの基材である透明プラスチックフィルム
と、そこから剥がれて転写される各層とを、適宜な接着
力で接着し、かつ、転写時には、転写される各層と共
に、安定的に剥離させるためのものである。
【0059】このような剥離層61を構成する樹脂は、
転写シートの基材である透明プラスチックフィルムの素
材や、剥離層61が直接に接着する光回折構造層62の
材質にもよるが、ポリエステル樹脂、アクリル骨格樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸セルロー
スと熱硬化型アクリル樹脂との2成分のブレンド樹脂、
メラミン樹脂、もしくはニトロセルロース樹脂を使用す
ることができ、中でも、剥離層61と透明プラスチック
フィルムとの密着力の点で、ポリエステル樹脂が好まし
い。これらの樹脂には、さらにポリエチレンワックス等
のワックス、もしくはシリコーン樹脂を添加して剥離性
を向上させてもよい。
【0060】剥離層61の形成は、上記の樹脂を適宜な
溶剤もしくは分散剤を用いて溶解もしくは分散させて、
塗布もしくは印刷に適した組成物を調製し、リバースコ
ーティング法等の公知の塗布方法、またはグラビア印刷
方法もしくはスクリーン印刷方法等の印刷方法により行
なうことができ、剥離層61の厚みは、0.5μm〜5
μmであることが好ましい。なお、場合により、剥離層
61と光回折構造層62との間の接着力を向上させるた
め、プライマー層を介在させてもよい。
【0061】この剥離層61は、転写シートからの剥離
を円滑にする目的を持つにせよ、転写後は、情報記録体
1の最上層を占めるので、下層を保護する保護層として
の役割をも必然的にになうものである。この意味で、剥
離層61に、保護層としての要求度合いが強いときは、
下層、特に光回折構造層62の耐久性、例えば、耐摩耗
性、耐溶剤性、もしくは耐汚染性等を向上させる意味
で、熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂を用いて設
け、加熱もしくは電離放射線の照射により硬化させて形
成してもよい。
【0062】ところで、上記の層構成を有する本発明の
情報記録体1は、上記の各素材を用いて、基材2上に、
各層を順次積層することにより、形成することができる
が、一般的な情報記録体1において、各層を塗布もしく
は印刷により形成する際の被塗布体もしくは被印刷体と
するには、基材の厚みが厚過ぎることが多い。このよう
な場合、基材2とは別の比較的薄いフィルム等に各層を
形成し、各層を積層した後、基材2に適用することが好
ましく、大別して、そのまま貼り付けるラベルと、フィ
ルム以外を転写する転写シートとがある。
【0063】ラベルの一例を図9を引用して説明する
と、上側から透明プラスチックフィルム12、光回折構
造層62、光反射性層63、蛍光層64、および接着剤
層65とが順に積層してラベル11が構成される。光回
折構造層62、光反射性層63、蛍光層64、および接
着剤層65の内容は既に説明した通りである。ここで、
透明プラスチックフィルム12と光回折構造層62との
間は、他の層間と同等かそれ以上の接着力で接着してい
る。なお、ラベルとしては、上記の層構成中、蛍光層6
4を省略したものも有り得る。
【0064】図2〜図4を引用して既に説明したよう
に、上記のラベル11にはバリエーションが有り得る。
蛍光層64は、ラベルの全域に形成されてなく、部分的
に設けられていてもよい。また、蛍光層64は、発光時
の色相の異なる複数の区域からなっていてもよい。ま
た、蛍光層64は、基材2上に形成しておき、ラベルの
状態では省いてもよい。光反射性層への記録部の形成
は、ラベル11を基材2に接着剤層65を利用して貼っ
てから行なってもよいが、ラベル11の状態で、光反射
性層の有無による情報の記録が形成してあってもよく、
場合によっては光反射性層に開孔部を形成してあっても
よい。
【0065】上記のラベル11において、透明プラスチ
ックフィルム11としては、光回折構造層ほかの各層を
順次、塗布方法もしくは印刷方法により形成する際に必
要な耐熱性、耐溶剤性、およびラベルを基材2上に適用
する際に必要な耐熱性を備えたものであることが好まし
く、ポリプロピレン樹脂フィルム、ポリカーボネート樹
脂フィルム、もしくはポリエチレンテレフタレート樹脂
フィルム等が好ましく、中でも、これらに加え、機械的
強度の優れた2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂
フィルムが適しており、2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムの場合、厚みとしては5〜250μ
mのものが好ましいが、より好ましくは10〜50μm
である
【0066】次に、転写シートの一例を図10を引用し
て説明すると、上側から透明プラスチックフィルム12
と剥離層61が順に積層されており、剥離層61の下層
の各層については、図9を引用して説明したものと同様
の各層が積層されて転写シート21が構成される。ここ
における光回折構造層62、光反射性層63、蛍光層6
4、および接着剤層65の内容は既に説明した通りであ
る。なお、転写シート21の場合、透明プラスチックフ
ィルム12と剥離層との間は、他の層間よりも弱い接着
力で接着しているので、転写が行なわれた後、透明プラ
スチックフィルム12を剥離することができる。必要に
応じ、透明プラスチックフィルム12の下面には、透明
プラスチックフィルム12にはよく密着するが、他の層
との密着力の低い樹脂等の層を形成しておいてもよい。
なお、転写シートとしては、上記の層構成中、蛍光層6
4を省略したものも有り得る。
【0067】上記の転写シート21にはバリエーション
が有り得るが、いずれもラベル11の場合と同様であ
る。光反射性層への記録部の形成は、転写シート21を
基材2に、接着剤層65を利用して転写してから行なっ
てもよいが、予め転写シート21の状態で、光反射性層
の有無による情報の記録が形成してあってもよく、場合
によっては光反射性層に開孔部を形成してあってもよ
い。
【0068】上記したラベル11を基材2上に適用する
ときは、ラベル11の接着剤層65側が基材2側となる
よう、ラベル11と基材2とを配置し、ロールプレスも
しくは平プレスにより加圧し、好ましくは加圧および加
熱して、ラベル11を基材2の上面に貼り付ける。従っ
て、透明プラスチックフィルム12は、光回折構造層6
2の保護層としての機能も果たす。ラベル11は予め、
所定の大きさ、形状にカットしておくとよく、ラベル1
1を図示しない別のフィルムのフィルムに仮接着させて
おき、フィルムごと取り扱って、基材2に貼り付けても
よい。この別のフィルムは貼付けの際もしくは貼付けの
後に除去する。
【0069】上記した転写シート21を基材2上に適用
するときは、やはり、転写シート21の接着剤層が基材
2側となるようにし、ラベル11を貼り付けるのと同様
にして、加圧、または加圧および加熱して、転写される
各層を接着剤層65により、基材2上に接着させ、その
際、もしくはその後、透明プラスチックフィルム12を
除去する。転写シート21の透明プラスチックフィルム
12を除く各層は、接着剤層65側から所定の大きさ、
形状に打抜いておくとよい。
【0070】本発明の情報記録体1の光反射性層63へ
の記録は、レーザー光を用いて行なうことが好ましい。
レーザー光は連続光もしくはパルス光のいずれも使用可
能である。連続光のレーザー光は、一定時間の間、常に
同じ出力を維持しているものであり、パルス光は、ごく
僅かな時間のみ高出力が得られるものである。
【0071】パルスレーザー光を得るには、CWのレー
ザー光(連続光)を外部変調器で出力を制御することに
より行なえ、例えば、アルゴンレーザー、He−Neレ
ーザー、YAGレーザー、もしくは半導体レーザーが例
示できる。また、パルスレーザー光を得るには、Qスイ
ッチをレーザー発振器内に挿入し、Qスイッチのスイッ
チングにより、レーザー媒質に蓄積されたエネルギーを
瞬時に出力させる方法によっても行なうことが出来、外
部変調器としてメカニカルシャッター、A/O変調素
子、もしくはE/O変調素子等をQスイッチとして挿入
し、共振器のQ値を制御することにより、数十ナノ秒〜
数百ナノ秒の時間幅を持ったパルス光を発生させること
ができる。
【0072】
【実施例】(実施例1)厚み25μmの透明ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムを転写シートのベースフ
ィルムとし、以下に示すような各層を順次積層して転写
シートを構成した。
【0073】まず、下記の組成からなる剥離層形成用組
成物を用い、上記のベースフィルム上にグラビアコーテ
ィングし、乾燥させ、厚みが1.5μmの剥離層を形成
した。なお、以降における「部」はいずれも質量基準で
ある。 (剥離層形成用組成物) ・アクリル樹脂 40部 ・ポリエステル樹脂 2部 ・メチルエチルケトン 50部 ・トルエン 50部
【0074】形成された剥離層上に、下記の組成からな
るホログラム層形成用組成物を用いてグラビアコーティ
ングし、乾燥させ、厚み2μmのホログラム形成用層を
形成した。 (ホログラム層形成用組成物) ・アクリル樹脂 40部 ・メラミン樹脂 10部 ・シクロヘキサン 50部 ・メチルエチルケトン 50部 得られたホログラム形成用層の表面に、ホログラムの干
渉縞の凹凸パターンを有するホログラム原版を用いて、
エンボス加工を施し、ホログラムの微細凹凸を形成して
ホログラム層とした。
【0075】ホログラム層の微細凹凸が形成された面上
に、反射層として、厚みが500Åのアルミニウム薄膜
を真空蒸着法により形成した。形成されたアルミニウム
薄膜上には、下記の組成のアンカー層形成用組成物を用
いてグラビアコーティングし、乾燥させ、厚み0.5μ
mのアンカー層を形成した。 (アンカー層形成用組成物) ・アクリル樹脂 100部 ・トルエン 50部 ・メチルエチルケトン 50部
【0076】得られたアンカー層上に、下記の組成の蛍
光層印刷用組成物を用いてグラビア印刷し、乾燥させ、
厚み1μmの蛍光層を形成し、続いて、蛍光層上に、下
記の組成の接着剤層形成用組成物を用いてグラビアコー
ティングし、乾燥させ、厚み2μmの接着剤層を形成
し、以上により転写シートを得た。 (蛍光層印刷用組成物) ・無機蛍光顔料 25部 (Zn2GeO4:Mn、発光色は緑色) ・アクリル樹脂 75部 ・トルエン 50部 ・メチルエチルケトン 50部 (接着剤層形成用組成物) ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 40部 ・メチルエチルケトン 50部 ・トルエン 50部
【0077】以上のようにして得られた転写シートの接
着剤層側より、レーザー光源を用いて、出力;5W、ビ
ームスポットサイズ;50μm、波長;1064nmの
YAGレーザー光を、対物レンズにより、反射層のアル
ミニウム薄膜に集光させ、画像データに基づいて、アル
ミニウム薄膜を部分的に破壊し、図5中符号6Aで示す
ような顔画像を形成した。この顔画像が形成された転写
シートを、厚み0.76mmのポリ塩化ビニル樹脂シー
ト製のカード基材上に、ホットスタンプ装置を用い、プ
レス熱盤の温度;150℃、圧力;10kg/cm2
プレス時間;0.5秒の条件で転写し、ホログラムおよ
び、ホログラムの反射層に顔画像が形成された情報記録
部を有するカードA(積層構造が図2(a)に示すもの
に相当する。)を得た。なお、カード基材は、白色コア
シート2枚を芯材とし、表裏にそれぞれ透明シートを1
枚ずつ積層した4層構成のものを使用した。
【0078】(比較例1)蛍光層の形成を行なわなかっ
た以外は、実施例1と同様にして、カードBを準備し
た。
【0079】上記で得られたカードAおよびカードB
は、明室における目視では、全く違いが見出せなかった
が、暗室でブラックライトを照射すると、実施例1で得
られたカードAは、顔画像が蛍光層の発光色である緑色
に発光して見え、一方、カードBについては、同様にブ
ラックライトを照射しても、発光が起きなかったため、
両者を容易に区別することができた。
【0080】(実施例2)実施例1と同様にして転写シ
ートを製造し、ただし、レーザー光を広い面積に照射し
て、光反射性層の周縁部と、中央部に比較的小さい文字
の形状を残し、その他の光反射性層を除去し、また、光
反射性層の除去部に対応する位置にのみ、蛍光層印刷用
組成物を用いて、不可視パターンを形成した。その後、
転写シートを、OCR用紙にストライプ状に転写して図
7に示すような金券を得た。得られた金券は、明室にお
ける目視では、転写された部分の周縁部のホログラム画
像6Aと、中央部に小さく残された「A、B、C、およ
びD」の文字形状のホログラム63pが見えるだけであ
ったが、暗室でブラックライトを照射すると、下層の蛍
光層が印刷された形状に緑色に発光し、「壱千円」の文
字64pが読取れた。
【0081】(実施例3)実施例1と同様にして転写シ
ートを製造し、ただし、レーザー光を用いて、数字を等
間隔で光反射性層に記録した。また、蛍光層印刷用組成
物を用いた印刷により、光版照射性層に形成された数字
の下部に、蛍光層がある部分と無い部分とを形成し、カ
ード基材に転写して、図6に示すようなカードを得た。
得られたカードは、明室における目視では、単にランダ
ムな数字(上から4、2、5、8、7、3、および1)
が見えるだけであったが、暗室でブラックライトを照射
すると、下層に蛍光層が存在する部分の数字(上から
4、2、8、3、および1)のみ緑色に発光した。この
カードにおいては、カード1枚毎のコードを蛍光層のあ
る部分に記録し、即ち、「42831」がコードである
が、蛍光層の無い部分には、意味のない数字である
「5」と「7」とを記録しておくことにより、いずれが
コードを表す数字であるかが通常の目視では分からない
ようにし、ブラックライトの照射によってのみコードが
確認できるようにすることができた。
【0082】(実施例4)蛍光層の形成を省いた以外
は、実施例1と同様にして、転写シートを製造し、レー
ザー光を用いて、光反射性層に文字を記録した。カード
基材としては、実施例1で用いたのと同様な基材を用
い、ただし、4枚のシートのうち、上側の白色コアシー
トの上面に、通常の印刷により、各々色相の異なる3つ
の着色区域a、b、およびcを左右方向に並べて形成
し、さらに、下記の蛍光層印刷用組成物aおよびbを用
い、着色区域a上には、赤色の発光をする蛍光層aを形
成し、着色区域b上には蛍光層を形成せず、着色区域c
上には、青色の発光をする蛍光層bを形成した。 (蛍光層印刷用組成物a) ・無機蛍光顔料 25部 (Y22S:Eu、発光色は赤色) ・アクリル樹脂 75部 ・トルエン 50部 ・メチルエチルケトン 50部 (蛍光層印刷用組成物b) ・無機蛍光顔料 25部 (Sr3(PO43Cl:Eu、発光色は青色) ・アクリル樹脂 75部 ・トルエン 50部 ・メチルエチルケトン 50部 以上により準備された、文字が記録された転写シート、
並びに、着色層および蛍光層が形成されたカード基材を
用いて、転写を行い、図8に示すようなカードを得た。
【0083】得られたカードは、明室での目視によって
は、図8(b)に示すように、文字の下層の着色区域の
色相に着色して見えるものであった。また、このカード
を、暗室でブラックライトを用いて照射すると、図8
(c)に示すように、蛍光層aおよび蛍光層bが下層に
ある、即ち、最も左の「A」と最も右側の「A」とは、
各々の下層にある蛍光層の発光による色相で見えるが、
中央の「AA」については、下層に蛍光層が無いため、
ブラックライトの照射下ではほとんど見えなかった。こ
のカードにおいては、カード1枚毎の固有情報を蛍光層
のある二つの部分に分けて記録し、間には意味のない文
字を記録しておくことにより、いずれが固有情報を表す
数字であるかが通常の目視では分からないようにし、ブ
ラックライトの照射によってのみ固有情報が確認できる
ようにすることができた。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、光反射性層の
下方に蛍光層を有する構成としたので、明室での目視で
は、蛍光層を伴なわない場合と変りがないが、ブラック
ライト等の紫外線の照射により、記録部分の光反射性層
のない部分から蛍光が発光して見えるため、蛍光層を伴
なわないものとの区別が可能な情報記録体を提供するこ
とができる。請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、記録部分の全域から蛍光の発光が見える
情報記録体を提供することができる。請求項3の発明に
よれば、請求項1の発明の効果に加え、記録部分の一部
から蛍光の発光が見える情報記録体を提供することがで
きる。従って、発光が見える部分の記録と発光が見えな
い部分との記録に異なる意味を持たせ、例えば、発光が
見える部分の記録のみが意味を持つような情報記録体を
提供することができる。請求項4の発明によれば、請求
項1〜3いずれかの発明の効果に加え、記録部分から、
下層の複数の蛍光層による複数の色相の発光が見える情
報記録体を提供することができる。請求項5の発明によ
れば、請求項1〜3いずれかの発明の効果に加え、光反
射性層が開孔部を有し、その開孔部の下の蛍光層がパタ
ーン状に形成されているため、明室での目視では光回折
構造が開孔部を有して見えるのみであるが、暗室でのブ
ラックライト等の照射により、蛍光層のパターンが発光
して見える情報記録体を提供することができる。なお、
光反射性層の開孔部内に、光反射性層をパターン状に残
しておき、明室での目視により見えるようにしておけ
ば、下層の蛍光層のパターンの存在をカモフラージュす
ることができる情報記録体を提供することができる。請
求項6の発明によれば、光回折構造および光反射性層を
被着体に貼付け可能な従来のラベルに加えて、蛍光層を
有する構成としたので、請求項1記載の構成および効果
を有する情報記録体を製造するのに適したラベルを提供
することができる。請求項7の発明によれば、請求項6
の発明の効果に加え、記録部分の全域から蛍光の発光が
見える情報記録体を製造するのに適したラベルを提供す
ることができる。請求項8の発明によれば、請求項6の
発明の効果に加え、記録部分の一部から蛍光の発光が見
える情報記録体を製造するのに適したラベルを提供する
ことができる。請求項9の発明によれば、請求項6〜8
いずれかの発明の効果に加え、記録部分から、下層の複
数の蛍光層による複数の色相の発光が見える情報記録体
を製造するのに適したラベルを提供することができる。
請求項10の発明によれば、請求項6〜9いずれかの発
明の効果に加え、明室での目視では光回折構造が開孔部
を有して見えるのみであるが、暗室でのブラックライト
等の照射により、蛍光層のパターンが発光して見える情
報記録体を製造するのに適したラベルを提供することが
できる。請求項11の発明によれば、光回折構造および
光反射性層を被着体に転写可能な従来の転写シートに加
えて、蛍光層を有する構成としたので、請求項1記載の
構成および効果を有する情報記録体を製造するのに適し
た転写シートを提供することができる。請求項12の発
明によれば、請求項11の発明の効果に加え、記録部分
の全域から蛍光の発光が見える情報記録体を製造するの
に適した転写シートを提供することができる。請求項1
3の発明によれば、請求項11の発明の効果に加え、記
録部分の一部から蛍光の発光が見える情報記録体を製造
するのに適した転写シートを提供することができる。請
求項14の発明によれば、請求項11〜13いずれかの
発明の効果に加え、記録部分から、下層の複数の蛍光層
による複数の色相の発光が見える情報記録体を製造する
のに適した転写シートを提供することができる。請求項
15の発明によれば、請求項11〜14いずれかの発明
の効果に加え、明室での目視では光回折構造が開孔部を
有して見えるのみであるが、暗室でのブラックライト等
の照射により、蛍光層のパターンが発光して見える情報
記録体を製造するのに適した転写シートを提供すること
ができる。請求項16の発明によれば、請求項11〜1
5いずれかの発明の効果に加え、転写層の透明プラスチ
ックフィルム側に剥離層が積層されているので、透明プ
ラスチックフィルムと転写層との間を適宜な接着力で接
着すると共に、転写時には、転写される各層と共に安定
的に剥離させることが可能な転写シートを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録体をカードに適用した場合の
平面図である。
【図2】カードの断面図である。
【図3】別の態様のカードの断面図である。
【図4】基材内に情報記録部を有するカードの断面図で
ある。
【図5】カード上の情報記録部の記録を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の応用例を示した平面図である。
【図7】別の応用例を示した図である。
【図8】着色層と蛍光層を組合わせた応用例を示す図で
ある。
【図9】ラベルの断面図である。
【図10】転写シートの断面図である。
【符号の説明】
1 情報記録体(カード) 2 基材(カード基材) 3 印刷 4 エンボス文字 5 磁気記録層 6 情報記録部 11 ラベル 12 透明プラスチックフィルム 61 剥離層 62 光回折構造層 63 光反射性層(63a;記録部) 64 蛍光層 65 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/20 G03H 1/20 G09F 3/02 G09F 3/02 W Fターム(参考) 2C005 HA02 HB01 HB02 HB09 HB10 JA08 JA26 JB08 JB09 JB14 KA02 KA11 KA15 KA37 KA48 LA03 LA29 LA30 LB16 2H049 AA07 AA25 AA60 AA64 CA01 CA05 CA09 CA15 CA22 CA28 2K008 AA13 EE04 FF12 GG05 HH19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録部が、基材上に積層されている
    か、もしくは基材内に前記基材上から観察可能に積層さ
    れており、前記情報記録部は、上面側より光回折構造層
    および光反射性層が積層され、前記光反射性層の下面の
    少なくとも一部もしくは下方の少なくとも一部に蛍光層
    を有する構造のものであり、かつ前記光反射性層には、
    前記光反射性層を構成する素材の有無により情報が記録
    されていることを特徴とする不可視情報を伴なった光回
    折構造を有する情報記録体。
  2. 【請求項2】 前記蛍光層を、前記光反射性層の下面の
    全部もしくは下方の全部に有することを特徴とする請求
    項1記載の不可視情報を伴なった光回折構造を有する情
    報記録体。
  3. 【請求項3】 前記蛍光層を、前記光反射性層の下面の
    一部もしくは下方の一部に有することを特徴とする請求
    項1記載の不可視情報を伴なった光回折構造を有する情
    報記録体。
  4. 【請求項4】 前記蛍光層が、発光時の蛍光色の異なる
    二以上の区域から形成されていることを特徴とする請求
    項1〜3いずれか記載の不可視情報を伴なった光回折構
    造を有する情報記録体。
  5. 【請求項5】 前記蛍光層がパターンを有して形成され
    ており、かつ前記パターン上に相当する部分の前記光反
    射性層が開孔部を有していることを特徴とする請求項1
    〜3いずれか記載の不可視情報を伴なった光回折構造を
    有する情報記録体。
  6. 【請求項6】 上面側から、透明プラスチックフィル
    ム、光回折構造層、および光反射性層が順に積層され、
    前記光反射性層の下面の少なくとも一部に蛍光層が積層
    され、さらに前記蛍光層の下面を含む前記光反射性層の
    下層に接着剤層が積層されていることを特徴とする情報
    記録体製造用ラベル。
  7. 【請求項7】 前記蛍光層が前記光反射性層の下面の全
    部に積層されていることを特徴とする請求項6記載の情
    報記録体製造用ラベル。
  8. 【請求項8】 前記蛍光層が前記光反射性層の下面の一
    部に積層されていることを特徴とする請求項6記載の情
    報記録体製造用ラベル。
  9. 【請求項9】 前記蛍光層が、発光時の蛍光色の異なる
    二以上の区域から形成されていることを特徴とする請求
    項6〜8いずれか記載の情報記録体製造用ラベル。
  10. 【請求項10】 前記蛍光層がパターンを有して形成さ
    れており、かつ前記パターン上に相当する部分の前記光
    反射性層が開孔部を有していることを特徴とする請求項
    6〜8記載の情報記録体製造用ラベル。
  11. 【請求項11】 上面側から、透明プラスチックフィル
    ムと転写層が剥離可能に積層されており、前記転写層
    は、上面側から光回折構造層および光反射性層が順に積
    層され、前記光反射性層の下面の少なくとも一部に蛍光
    層が積層され、さらに前記蛍光層の下面を含む前記光反
    射性層の下層に接着剤層が積層されていることを特徴と
    する情報記録体製造用転写シート。
  12. 【請求項12】 前記蛍光層が前記光反射性層の下面の
    全部に積層されていることを特徴とする請求項11記載
    の情報記録体製造用転写シート。
  13. 【請求項13】 前記蛍光層が前記光反射性層の下面の
    一部に積層されていることを特徴とする請求項11記載
    の情報記録体製造用転写シート。
  14. 【請求項14】 前記蛍光層が、発光時の蛍光色の異な
    る二以上の区域から形成されていることを特徴とする請
    求項11〜13いずれか記載の情報記録体製造用転写シ
    ート。
  15. 【請求項15】 蛍光層がパターンを有して形成されて
    おり、かつ前記パターン上に相当する部分の前記光反射
    性層が開孔部を有していることを特徴とする請求項11
    〜14いずれか記載の情報記録体製造用転写シート。
  16. 【請求項16】 前記転写層の上面側に剥離層が積層さ
    れていることを特徴とする請求項11〜15いずれか記
    載の情報記録体製造用転写シート。
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