JP2001290187A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001290187A
JP2001290187A JP2000108384A JP2000108384A JP2001290187A JP 2001290187 A JP2001290187 A JP 2001290187A JP 2000108384 A JP2000108384 A JP 2000108384A JP 2000108384 A JP2000108384 A JP 2000108384A JP 2001290187 A JP2001290187 A JP 2001290187A
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camera
acceleration
photographing
displacement
state
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JP2000108384A
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English (en)
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影レンズを適切な時期に自動的に繰り込み、
十分な鏡枠保護を行い、さらに、不必要に沈胴させてシ
ャッタチャンスを逃がすといったことが防止できるカメ
ラを提供する。 【解決手段】このズームレンズを有するカメラは、レン
ズ鏡筒2が撮影準備位置P2Bから撮影位置P2C,P2Dに
繰り出されているとき、レリーズスイッチ等の操作スイ
ッチの無操作継続時間継続中、カメラ本体1に内蔵され
る加速度センサ19によりカメラ本体1の振動状態を検
出し、その振動状態により、カメラが撮影を行う態勢に
あるか、否かを検知し、カメラが撮影を行う態勢にない
と判別した場合、直ちにレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに
繰り込み、レンズ鏡筒2を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズを収納
状態の位置と撮影準備状態、あるいは、撮影可能状態の
位置とに駆動可能な撮影レンズを有するカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焦点距離を変更可能なズームレン
ズ鏡筒を有し、そのレンズ鏡筒を収納位置と撮影可能位
置とに位置させることができるカメラとして、特開平1
1−24118号公報に開示されている沈胴式カメラ
は、カメラの撮影動作が所定の時間行われなかった場
合、すなわち、撮影可能状態で無操作状態が所定の時間
継続した場合、自動的に鏡筒が沈胴位置(収納位置)に
格納されるものである。そして、上記鏡筒の格納により
鏡筒が不用意の外力から保護される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平11−24118号公報に開示されている沈胴式カメ
ラでは、撮影可能状態にあるズームレンズ鏡筒がテレ状
態のときも、また、ワイド状態にあるときも常に一定の
無操作時間が継続した場合に上記鏡筒を格納させるよう
になっている。
【0004】上述のように一定の無操作時間が継続した
ときにレンズ鏡筒を沈胴位置に繰り込んでしまうように
すると、例えば、撮影者がカメラを撮影可能な状態のま
ま、シャッタチャンスを比較的長い時間待っているよう
な状態のときにレンズ鏡筒が撮影者の意志に反して沈胴
されてしまう可能性がある。そのとき、シャッタチャン
スがくると、再起動してレンズ鏡筒を繰り出さなければ
ならず、シャッタチャンスを逃がすことにもなりかねな
い。また、不要時にレンズ鏡筒を沈胴させることから電
力が無駄に使用されることにもなる。
【0005】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、収納状態の位置と撮影準備状態
(撮影可能状態)の位置とに駆動可能なズームレンズを
有するカメラにおいて、上記ズームレンズを適切な時期
に自動的に繰り込み、十分な鏡枠保護を行い、さらに、
不必要に沈胴させてシャッタチャンスを逃がすといった
状態を避けることが可能なズームレンズを有するカメラ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カメラによれば、カメラの振動を検出し、その検出され
た振動情報に基づいて、撮影レンズを沈胴状態の位置、
もしくは、撮影準備状態位置まで駆動する。
【0007】本発明の請求項2記載のズームレンズを有
するカメラは、カメラの振動を検出し、その検出された
振動情報に基づいて、上記ズームレンズを沈胴状態の位
置、もしくは、撮影準備状態位置まで駆動する。
【0008】本発明の請求項3記載のズームレンズを有
するカメラは、カメラに継続して加わる加速度を検出
し、その検出された加速度情報に基づいて、上記ズーム
レンズを沈胴状態の位置、もしくは、撮影準備状態の位
置まで駆動する。
【0009】本発明の請求項4記載のズームレンズを有
するカメラは、カメラの連続した移動速度を検出し、そ
の検出された移動速度情報に基づいて、上記ズームレン
ズを沈胴状態の位置、もしくは、撮影準備状態の位置ま
で駆動する。
【0010】本発明の請求項5記載のズームレンズを有
するカメラは、カメラの連続した変位を検出し、その検
出された変位情報に基づいて、上記ズームレンズを沈胴
状態の位置、もしくは、撮影準備状態の位置まで駆動す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態で
あるカメラにおける撮影レンズ鏡筒(以下、レンズ鏡筒
と記載する)の沈胴・繰り出し状態での側面図であっ
て、図1(A)は沈胴状態、図1(B)はズームワイド
状態、図1(C)はズーム標準状態、図1(D)はズー
ムテレ状態をそれぞれ示している。図2は、図1(A)
のA矢視図であって、上記カメラの平面図を示す。ま
た、図3は、上記カメラにおける電気制御回路部の要部
のブロック構成図である。図4は、上記カメラに内蔵さ
れる姿勢検出スイッチの構造を示す縦断面図である。
【0012】本実施形態のカメラは、ズームレンズを有
するカメラ、すなわち、沈胴可能なレンズ鏡筒(ズーム
レンズ鏡筒)2を有するカメラであって、そのレンズ鏡
筒2は、主に複数の相対移動するズームレンズを有する
第1の枠3と、第2の枠4と、第3の枠5とからなる。
但し、ズームレンズの構成により上記各枠には、レンズ
が保持されている場合と保持されていない場合がある。
【0013】図1に示すように上記レンズ鏡筒2は、収
納された非撮影状態である沈胴状態の位置から、セット
アップされた撮影準備状態の最短焦点距離位置であるズ
ームワイド端、さらに、撮影状態のズーム標準位置、ま
たさらに、撮影状態の最長焦点距離位置であるズームテ
レ端に進退が可能である。
【0014】すなわち、上記レンズ鏡筒2の沈胴状態で
は、全ての鏡枠(第1,2,3の枠3,4,5)がカメ
ラ本体1内の収納位置である沈胴位置P2Aに繰り込まれ
る(図1(A)参照)。
【0015】また、上記撮影準備状態であるズームワイ
ド端状態では、第3の枠5が第1の枠3,第2の枠4を
保持した状態でその前部がカメラ本体1から僅かに露呈
する位置のワイド端位置P2Bに繰り出される(図1
(B)参照)。
【0016】また、上記ズーム標準状態では、さらに、
第1の枠3と第2の枠4が中間ズーム位置P2Cに繰り出
される(図1(C)参照)。
【0017】さらに、上記ズームテレ端状態では、さら
に、第1の枠3と第2の枠4がさらにテレ端位置P2Dに
繰り出される(図1(D)参照)。
【0018】なお、レンズ鏡筒2が上記ワイド端位置P
2Bにあるとき、焦点距離が最短であるワイド端の焦点距
離に設定され、上記中間ズーム位置P2Cにあるときは、
焦点距離は、標準焦点距離(例えば、ワイド端とテレ端
の略中間の焦点距離)に設定され、上記テレ端位置P2D
にあるとき、焦点距離が最長であるテレ端の焦点距離に
設定されるものとする。
【0019】また、本実施形態のカメラでは、図2に示
すようにカメラ本体1のグリップ部1aの外周部に上記
グリップ部1aを撮影者が把持していることを検知する
ための把持スイッチ15用操作釦15aが配置されてい
る。グリップ部1a上部には、レリーズスイッチ16を
操作するレリーズ釦16aが配設され、グリップ部1a
の背面には、ズームスイッチ17を操作するズーム釦1
7aが配設されている。
【0020】また、本実施形態のカメラにおけるカメラ
本体1内には、レンズ鏡筒2の上方部にカメラ本体1に
加えられる加速度を検出するための加速度検出手段であ
る加速度センサ19と、カメラ本体1の撮影時における
姿勢を検出する姿勢検知手段である姿勢検知スイッチ2
2とが配置されている。
【0021】上記加速度センサ19は、カメラ本体1に
加えられる左右方向(X軸),上下方向(Y軸),前後
方向(Z軸)のそれぞれの加速度、または、上記3方向
の何れかの方向の加速度、あるいは、上記3軸の合成加
速度を検出するセンサである。図5は、カメラが撮影可
能状態(撮影準備状態を含む)にあるときの上記3方向
の何れかの一方向、あるいは、合成の加速度検出センサ
の検出加速度波形を示す。
【0022】なお、撮影時のカメラの手ブレを検出する
ための手ブレ検出センサが組み込まれたカメラの場合に
は、その手ブレ検出センサを上記加速度センサとして兼
用することも可能である。但し、この場合は後述するよ
うに上記加速度に代えて回転角加速度が検出され、その
角加速度情報に基づいて後述するレンズ鏡筒の沈胴制御
がなされる。
【0023】上記姿勢検知スイッチ22は、カメラ本体
1のZ軸に関する傾きθ(姿勢)を検出するスイッチで
あり、図4の縦断面に示すようにスイッチ本体22d
と、スイッチ本体22dに封入された水銀22eと、ス
イッチ本体22d内に挿入されるコモン接片22cと、
上記コモン接片22cのX方向右側に右縦位置検知接片
22a、左側に左縦位置検知接片22bとを有してな
る。
【0024】撮影時にカメラ本体1の右側、または、左
側を下にして構えた姿勢になったとき、水銀22eを介
して上記コモン接片22cと導通して上記姿勢検知スイ
ッチ22の右縦位置検知接片22a、または、左縦位置
検知接片22bからオン信号が出力される。その出力信
号に基づき、図示しない測光部によるAE(自動露出制
御)処理における測光エリアの設定がなされる。
【0025】本実施形態のカメラの電気制御回路部は、
図3に示すように主にカメラ全体の制御を司る制御部
(制御手段)のCPU12と、レンズ鏡筒2の各レンズ
枠を沈胴位置P2Aからワイド端位置P2B間のセットアッ
プ駆動を行い、さらに、ワイド端位置P2Bから中間ズー
ム位置P2Cを経てテレ端位置P2Dの間のズーム駆動を行
う駆動手段であるズームモータ14と、そのズームモー
タ用のモータドライバ13と、メインスイッチ11と、
2段スイッチ(1stスイッチ,2ndスイッチ)からなる
レリーズスイッチ16と、ワイド端方向、または、テレ
端方向へのズーム動作切り換えを指示する2接点17
a,17bをもつズームスイッチ17と、レンズ鏡筒2
のズーミング状態を検出する焦点距離検出手段のズーム
状態検出スイッチ18と、前記姿勢検知スイッチ22
と、前記加速度センサ19と、加速度センサ19より出
力される加速度aのデータをA/D変換し、CPU12
に出力するA/D変換器20と、撮影条件の設定データ
や後述する振動チェック処理の判別時に適用される各所
定の設定データを記憶するEEPROM21と、グリッ
プ部1aの把持状態を検出する把持検出手段である把持
スイッチ15と、さらに、図示しないカメラ制御用の電
気制御要素であるシャッタ駆動部,フィルム給送駆動部
等を有してなる。
【0026】上記EEPROM21には、上述したよう
に撮影条件の設定データの他に所定時間情報である基準
時間T1 と、所定の加速度情報である所定加速度a0
と、所定カウント回数である基準カウント値n1 等のデ
ータが記憶されている。
【0027】上記基準時間T1 は、レンズ鏡筒2が撮影
位置(撮影準備位置を含む)にあって、上記レリーズス
イッチ16やズームスイッチ17等の操作スイッチが操
作されない無操作撮影状態継続中に後述する加速度判別
カウント回数na をカウントする期間を与える。
【0028】上記所定加速度a0 は、加速度センサ19
の+,−方向のスレッシュレベルを与える所定の加速度
である(図5参照)。
【0029】上記基準カウント値n1 は、後述する加速
度判別カウント回数na と比較される判定基準となる値
である。
【0030】上記加速度判別カウント回数na は、加速
度センサ19の検出加速度aが所定加速度a0 を超えた
ときに出力される加速度判別信号(後述)をカウントし
た値であって、カメラ本体の検出加速度波形を示す図5
上で加速度aがスレッシュレベル+,−a0 を超えたと
判別される期間(t1 ,t2 ,t3 ,…)でカウント可
能である。
【0031】上記CPU12は、上記カメラの制御部の
他に計時手段である無操作継続時間計時部12aと、加
速度判別手段である加速度判別部12bと、カウント手
段であるカウンタ部12cと、カウント回数判別手段で
あるカウント回数判別部12dと、制御手段であるモー
タ制御部12eを内蔵している。
【0032】上記無操作継続時間計時部12aは、レン
ズ鏡筒2が撮影位置(撮影準備位置を含む)にあると
き、操作スイッチ(レリーズスイッチ16やズームスイ
ッチ17等)が操作されない無操作継続時間Tを計時す
る。
【0033】上記加速度判別部12bは、上記加速度セ
ンサ19の検出加速度aを上記所定加速度a0 と比較
し、その所定加速度a0 を超えたとき、加速度判別信号
を出力する。図5の検出加速度波形上では、期間t1 ,
t2 ,t3 …等にて上記加速度判別信号が出力されるこ
とが可能である。
【0034】上記カウンタ部12cは、上記無操作継続
時間Tの計時中、上記加速度判別信号を加速度判別カウ
ント回数na としてカウントする。
【0035】上記カウント回数判別部12dは、上記カ
ウンタ部12cのカウント値である加速度判別カウント
回数na が上記無操作継続時間Tの基準時間T1 経過
中、上記基準カウント値n1 に到達したときにカウント
到達判別信号を出力する。
【0036】上記モータ制御部12eは、上記カウント
回数判別部12dの出力によりレンズ鏡筒2を沈胴駆動
するようにズームモータドライバ13,ズームモータ1
4を駆動制御する。
【0037】また、上記ズーム状態検出スイッチ18に
は、ズームエンコ−ダを適用してもよい。
【0038】本実施形態のカメラにおいては、メインス
イッチ11がオンされると、レンズ鏡筒2の鏡枠が沈胴
状態から撮影準備位置(ワイド端位置P2B)に移動して
撮影可能状態になる。その後、ズームスイッチ17の操
作に応じて中間ズーム位置P2Cやテレ端位置P2Dの撮影
可能位置(撮影可能状態)に繰り出された状態になる。
その撮影可能状態のもとで上記操作スイッチが操作され
ない無操作継続時間Tが計時される。上記無操作継続時
間Tの基準時間T1 中、カメラ本体1の加速度の変化状
態(振動状態)をチェックする。上記加速度が所定値よ
り多く、カメラが撮影を行う状態にないと判断されれ
ば、レンズ鏡筒2は、自動的に沈胴位置に繰り込まれ
る。
【0039】すなはち、上記無操作継続時間Tの基準時
間T1 経過中、検出加速度aが所定加速度a0 を超えた
ときに出力される加速度判別信号が加速度判別カウント
回数na としてカウントされる。そのとき、無操作状態
が継続していたとしても撮影しようとする意志があって
カメラを構えているような状態では、上記加速度判別カ
ウント回数na は少なく、基準カウント値n1 を超える
ことはない。なぜならば、カメラを構えているような状
態では、加速度出力はないに等しいからである。
【0040】しかし、撮影を行う態勢になく、カメラ本
体1ががたついたり、ふらついたりする携帯等の状態に
あるときは、上記加速度判別カウント回数na が基準カ
ウント値n1 を超える。その状態が検出されれば、レン
ズ鏡筒2を自動的に沈胴位置P2Aに繰り込み、それぞれ
上記各鏡枠の第1,2,3の枠3,4,5を保護状態と
する。
【0041】上述の自動繰り込み動作を含むカメラの撮
影シーケンスを図6,7のフローチャートに基づいて説
明する。なお、図6は、メインルーチンである撮影シー
ケンスのフローチャートを示し、図7は、メインルーチ
ンで呼び出されるサブルーチンの振動チェックのフロー
チャートを示す。
【0042】メインスイッチ11のオンによりCPU1
2の制御のもとで撮影シーケンスがスタートする。ま
ず、ステップS1で初期化を行って、ステップS2でズ
ームモータ14を駆動し、レンズ鏡筒2のセットアップ
を行い、沈胴位置P2Aからワイド端位置P2Bまで繰り出
す。なお、この状態が撮影準備状態(撮影初期状態)で
あって、撮影レンズは、撮影準備位置にある。ステップ
S3でメインスイッチ11のオンを確認して、ステップ
S4に進む。上記メインスイッチ11がオフの場合、ス
テップS22に進み、ズームモータ14を駆動してレン
ズ鏡筒2を沈胴させる。
【0043】ステップS4では、CPU12の無操作継
続時間計時部12aの計時を開始する(計時手段)。そ
して、ステップS5に進み、レリーズスイッチ16の1
stレリーズのオンオフをチェックする。オンであれば、
ステップS17に進むが、オフであれば、ステップS6
に進み、サブルーチンの振動チェック処理(図7参照)
がコールされる。
【0044】上記振動チェック処理では、図7に示すよ
うにステップS31にて加速度センサ19による検出出
力である加速度aが所定加速度a0 を超えているかを加
速度判別部12bでチェックする(加速度判別手段)。
このステップS31が前図5のt1 ,t2 ,t3 ,t4
,t5 ,t6 ,…のそれぞれの時間幅の中に入り、そ
の検出されている加速度が所定加速度a0 を超えていれ
ば、上記加速度aが所定加速度a0 を超えていることを
示す加速度判別信号を出力して、ステップS32へ進
み、超えていなければ、後述するステップS34にジャ
ンプする。したがって、図5中のa0 を超えた加速度の
全てをステップS31で検出している訳ではない。
【0045】上記ステップS32では、カウンタ部12
cにて上記加速度判別信号が加速度判別カウント回数n
a としてカウントされる(カウント手段)。
【0046】上述の加速度判別状態を前記図5の加速度
波形で説明すると、加速度aが所定加速度a0 を超えた
状態が期間t1 ,t2 ,t3 ,…であり、それらの期間
で上記加速度判別信号が出力されれば、その回数na が
カウントされることになる。
【0047】続いて、ステップS33で上記カウント回
数na が基準カウント値n1 に到達しているかをカウン
ト回数判別部12dでチェックする(カウント回数判別
手段)。到達していなければ、ステップS34に進む。
到達していれば、カメラ本体1が頻繁に変化する加速度
を受けている状態であることから撮影を行うような保持
状態にないと判断し、図6のメインルーチンのステップ
S22に戻り、レンズ鏡筒2の沈胴位置P2Aへの駆動を
行い(制御手段,駆動手段)、カメラ動作停止状態とす
る。
【0048】ステップS34に進んだ場合、無操作継続
時間計時部12aの計時時間(無操作継続時間)Tが基
準時間T1 を経過したかをチェックする。経過していた
場合、ステップS35に進み、無操作継続時間計時部1
2aの計時時間T、および、カウンタ部12cのカウン
ト回数na をそれぞれリセットして上記計時部12aに
よる計時を再開し(計時手段)、メインルーチンに戻
る。このステップS34の処理により上記加速度判別信
号の加速度判別カウント回数naの値が上記基準時間T
1 毎に検出されることになる。
【0049】前記ステップS6で上記サブルーチンの振
動チェック処理を行った後、ステップS7に進み、ズー
ムスイッチ17のワイド端方向指示スイッチ(ズームW
釦)17a側が操作されたかをチェックし、オンであれ
ば、ステップS11に進み、オフであれば、ステップS
8に進む。
【0050】上記ステップS11に進んだ場合、上記サ
ブルーチンのステップS35の処理と同一のタイマ計時
時間T、および、カウント回数na をそれぞれリセット
し、上記無操作継続時間計時部12aによる計時を再開
する(計時手段)。
【0051】続いて、ステップS12でレンズ鏡筒2の
焦点距離がワイド限界(ワイド端、最短焦点距離)であ
るかをチェックし、ワイド限界に到達していれば、ズー
ムモータ14を駆動せずにステップS5に戻る。ワイド
限界に到達していなければ、ステップS13に進み、ズ
ームモータ14を駆動して所定のズームダウン動作を実
行し、レンズ鏡筒2をさらに焦点距離のワイド側に移動
させる。その後、ステップS7に戻る。
【0052】上記ステップS8に進んだ場合、前述した
サブルーチンの振動チェック処理(図7参照)が繰り返
される。
【0053】続いて、ステップS9では、ズームスイッ
チ17のテレ端方向指示スイッチ17b(ズームT釦)
が操作されたかをチェックし、オンであれば、ステップ
S14に進む。オフであれば、ステップS10に進む。
【0054】上記ステップS14では、上記サブルーチ
ンのステップS35の処理と同一のタイマ計時時間T、
および、カウント回数na をそれぞれリセットし、上記
計時部12aによる計時を再開する(計時手段)。
【0055】続いて、ステップS15でレンズ鏡筒2の
焦点距離がテレ限界(テレ端,最長焦点距離)であるか
をチェックし、テレ限界に到達していれば、ズームモー
タ14を駆動せずにステップS5に戻る。テレ限界に到
達していなければ、ステップS16に進み、ズームモー
タ14を駆動して所定のズームアップ動作を実行し、レ
ンズ鏡筒2をさらに焦点距離のテレ側に移動させる。そ
の後、ステップS7に戻る。
【0056】上記ステップS10に進んだ場合、前述し
たサブルーチンの振動チェック処理(図7参照)が繰り
返される。
【0057】上述したステップS5にてレリーズスイッ
チ16の1stスイッチのオンが確認され、ステップS1
7にジャンプした場合、計時時間(無操作継続時間)
T、および、加速度判別カウント回数na をそれぞれリ
セットし、上記計時部12aによる計時を再開する(計
時手段)。
【0058】その後、ステップS18でレリーズスイッ
チ16の2ndレリーズのオンオフをチェックし、オフな
らば、上記ステップS5に戻る。オンならば、ステップ
S19に進んで、シャッタを開放し、露光を実行する。
そして、ステップS20でフィルムの巻き上げを行い、
ステップS21で再度、上記計時時間T、および、上記
カウント回数na をそれぞれリセットして、上記計時
部12aによる計時を再開する(計時手段)。そして、
上記ステップS5に戻る。
【0059】以上、説明した第1の実施形態のカメラに
よれば、レンズ鏡筒2が撮影可能位置(撮影準備位置を
含む)に繰り出されているとき、加速度の変化がより激
しく、基準時間内での所定値以上の加速度が検出された
回数である加速度判別カウント回数が基準回数より多い
ことが検出された場合、カメラ本体1ががたついたり、
ふらついたりする携帯等の状態にあると考えられ、カメ
ラ本体1が撮影を行うような態勢に保持されていないと
判断する。そのときにはレンズ鏡筒2を自動的に沈胴位
置P2Aに繰り込み、各鏡枠を保護状態とする。このよう
にカメラが撮影する状態ではないことをより確実に検知
して、レンズ鏡筒2を繰り込んで保護状態とし、また、
不必要に沈胴させてシャッタチャンスを逃がすといった
ことも避けることができる。すなわち、振動の一形態で
ある加速度を検出することにより撮影レンズを沈胴状態
もしくは撮影準備状態の位置へ駆動するものである。
【0060】なお、上述した第1の実施形態のカメラに
対する変形例として、グリップ部1aの把持状態を検出
するための把持スイッチ15をレンズ鏡筒2の自動繰り
込み処理における制御検出要素の1つとして適用するカ
メラを提案できる。
【0061】本変形例のカメラの構成自体は、前記第1
の実施形態のカメラと同一であり、CPU12によるレ
ンズ鏡筒2の自動繰り込み処理の一部であるサブルーチ
ンの振動チェック処理内容のみが異なる。したがって、
各構成部材には同一符号を付し、以下、異なる処理につ
いて説明する。
【0062】図8は、本変形例のカメラにおける撮影シ
ーケンスであるメインルーチン(図6)でコールされる
サブルーチンの振動チェック処理のフローチャートであ
る。本サブルーチンがコールされた場合、まず、ステッ
プS30で把持スイッチ15のオンオフがチェックされ
る。撮影者が撮影を行う態勢にあれば、カメラ本体1の
グリップ部1aをホールドしており、把持スイッチ15
は、オン状態が維持されている。一方、把持スイッチ1
5がオフ状態にあるときは、カメラがぶら下げられてい
るなどの状態にあり、撮影を行わない状態にある可能性
が高い。
【0063】そこで、上記把持スイッチ15がオン状態
であるときは、撮影を行う態勢にあるとしてステップS
35に進み、加速度検出を行うことなく計時時間(無操
作継続時間)T、および、加速度判別カウント回数na
をそれぞれリセットし、CPU12の無操作継続時間計
時部12aによる計時を再開して(計時手段)、メイン
ルーチン(図6参照)に戻り、レリーズ操作待ちの状態
とする。すなわち、上記把持スイッチ15がオンである
ことによって加速度の検出を禁止しているといえる。な
お、本変形例においては、上記無操作継続時間の計時の
リセットをするスイッチとしては、レリーズスイッチ1
6,ズームスイッチ17の他に上記把持スイッチ15が
加わる。
【0064】一方、把持スイッチ15がオフの場合、撮
影を行う態勢にない可能性が高いと判断して、ステップ
S31以下ステップS35までの処理が行われる。この
処理は、前記図7で説明した第1の実施形態における処
理と同一の処理である。
【0065】すなはち、無操作継続時間Tの基準時間T
1 経過中に加速度センサ19の検出加速度aが所定値a
0 以上になった回数である加速度判別カウント回数na
が基準カウント値n1 に到達したかチェックする。到達
したことが検出された場合は、カメラ本体1ががたつい
たり、ふらついたりしている携帯等で撮影を行わない態
勢にあると判断する。そして、メインルーチンのステッ
プS22に戻り、レンズ鏡筒2を自動的に沈胴位置P2A
に繰り込み、各鏡枠を保護状態とする。
【0066】また、無操作継続時間Tが基準時間T1 を
経過しない状態でまだ加速度判別カウント回数na が基
準カウント値n1 に到達していないときは、そのままメ
インルーチン(図6参照)に戻り、上述の処理を繰り返
す。
【0067】第1の実施形態の本変形例のカメラによる
と、前記第1の実施形態のカメラの効果に加えて、さら
に、レンズ鏡筒2が撮影可能位置にあり、グリップ部1
aを把持して把持スイッチ15がオンになっている状態
では、例えば、撮影構図を設定するために頻繁にカメラ
本体1を移動させ、加速度を与えたとしてもレンズ鏡筒
2は、沈胴位置P2Aに繰り込まれるようなことはなく、
使い勝手が悪くなることがない。
【0068】次に、本発明の第2の実施形態のズームレ
ンズを有するカメラについて説明する。本実施形態のカ
メラは、前記第1の実施形態のカメラの図3に示す電気
回路の構成と略同様の構成を有しているが、異なる構成
部分としては、加速度センサの出力を積分した速度成分
をCPUに取り込むように構成されている。したがっ
て、同一の構成部材には同一の符号を適用し、以下、異
なる構成部分と制御処理についてのみ説明する。
【0069】図9は、本実施形態のカメラの電気制御回
路部のブロック構成図である。図9に示すように上記カ
メラの電気制御回路部は、カメラ全体の制御を司る制御
部のCPU34と、加速度センサ19の出力である加速
度aを積分する積分器31と、上記積分器31の出力で
あるカメラ本体1の移動速度vをA/D変換し、CPU
34に出力するA/D変換器32と、EEPROM33
とを有し、それ以外にメインスイッチ11,ズームモー
タ14等図3に示した第1の実施形態と同一の構成要素
を有している。
【0070】上記EEPROM33には、撮影条件の設
定データの他に所定時間情報である基準時間T2 と、所
定の速度情報である所定速度v0 と、所定カウント回数
である基準カウント値n2 等のデータが記憶されてい
る。
【0071】上記基準時間T2 は、レンズ鏡筒2が撮影
位置(撮影準備位置を含む)にて上記レリーズスイッチ
16やズームスイッチ17等の操作スイッチが操作され
ない無操作状態継続中、後述する速度判別カウント回数
nvをカウントする期間を与える値である。
【0072】上記所定速度v0 は、カメラ本体1の移動
速度vの+,−方向のスレッシュレベルを与える所定の
速度である(図10参照)。
【0073】上記基準カウント値n2 は、後述する速度
判別カウント回数nvと比較するための判定基準となる
値である。
【0074】図10は、レンズ鏡筒2が撮影位置(撮影
準備位置を含む)にあるときのX,Y,Z3方向の何れ
かの一方向、または、合成されたカメラ本体1の検出速
度波形を示す。上記速度判別カウント回数nvは、上記
速度vが上記所定速度v0 を越えたときに出力される速
度判別信号をカウントした値であって、上記図10の検
出速度波形上、速度vがスレッシュレベル+,−x0 を
超えたときの期間(t1 ,t2 ,t3 ,…)でカウント
可能である。
【0075】上記CPU34は、上記カメラの制御部の
他に計時手段である無操作継続時間計時部34aと、速
度判別手段である速度判別部34bと、カウント手段で
あるカウンタ部34cと、カウント回数判別手段である
カウント回数判別部34dと、制御手段であるモータ制
御部34eを内蔵している。
【0076】上記無操作継続時間計時部34aは、レン
ズ鏡筒2が撮影位置(撮影準備位置を含む)にあると
き、操作スイッチ(レリーズスイッチ16やズームスイ
ッチ17等)が操作されない無操作継続時間Tを計時す
る。
【0077】上記速度判別部34bは、上記積分器31
の出力である速度vを上記所定速度v0 と比較し、その
所定速度v0 を超えたときに速度判別信号を出力する。
図10の検出速度波形上では、期間t1 ,t2 ,t3 …
等にて上記速度判別信号が出力される。
【0078】上記カウンタ部34cは、上記無操作継続
時間Tの計時中、出力される上記速度判別信号を速度判
別カウント回数nvとしてカウントする。
【0079】上記カウント回数判別部34dは、上記カ
ウンタ部34cのカウント値である速度判別カウント回
数nvが無操作継続時間Tの基準時間T2 経過中に上記
基準カウント値n2 に到達したときにカウント到達判別
信号を出力する。
【0080】上記モータ制御部34eは、上記カウント
回数判別部34dの出力によりレンズ鏡筒2を沈胴駆動
するようにズームモータドライバ13,ズームモータ1
4を駆動制御する。
【0081】以上のような構成を有する第2実施形態の
カメラにおける自動繰り込み動作を含むカメラの撮影シ
ーケンス自体は、前記図6に示した第1の実施形態のカ
メラにおける処理と同一であるが、その撮影シーケンス
のメインルーチンで呼び出されるサブルーチンの振動チ
ェック処理が異なる。図11は、上記サブルーチンの振
動チェックのフローチャートを示す。
【0082】上記振動チェック処理では、図11に示す
ようにステップS41にて加速度センサ19の加速度a
の出力を積分した値である速度vが所定速度v0 を超え
ているかを速度判別部34bでチェックする(速度判別
手段)。超えていれば、速度vが所定速度v0 を超えて
いることを示す速度判別信号を出力してステップS42
へ進み、超えていなければ、後述するステップS44に
ジャンプする。
【0083】上記ステップS42では、カウンタ部34
cにて上記速度判別信号が速度判別カウント回数nvと
してカウントされる(カウント手段)。
【0084】上述の速度判別状態を前記図10の検出速
度波形で説明すると、速度vが所定速度v0 を超えた状
態が期間t1 ,t2 ,t3 ,…とすると、それぞれの期
間で上記ステップS41がタイミングよく実行されれ
ば、上記速度判別信号が出力され、速度判別カウント回
数nvがカウントアップされることになる。したがっ
て、上記期間t1 ,t2 ,t3 ,…のそれぞれで確実に
そのカウントがなされるわけではない。
【0085】続いて、ステップS43でカウント回数n
vが基準カウント値n2 に到達しているかチェックする
(カウント回数判別手段)。到達していなければ、ステ
ップS44に進み、到達していれば、カメラ本体1が頻
繁に速度が変化してい状態であることから撮影を行う態
勢にないと判断し、前記図6のメインルーチンのステッ
プS22に戻り、レンズ鏡筒2の沈胴位置P2Aへの駆動
を行い(制御手段,駆動手段)、カメラ動作停止状態と
する。
【0086】ステップS44に進んだ場合、無操作継続
時間計時部34aの計時時間(無操作継続時間)Tが基
準時間T2 を経過したかをチェックする。経過している
場合、ステップS45に進み、無操作継続時間計時部3
4aの上記計時時間T、および、カウンタ部34cの速
度判別カウント回数nvをそれぞれリセットする。そし
て、上記計時部34aによる計時を再開し(計時手
段)、図6のメインルーチンに戻る。このステップS4
4の処理により、上記速度判別カウント回数nvの値が
上記基準時間T2 毎に検出されることになる。
【0087】以上、説明した第2実施形態のカメラによ
れば、前記第1の実施形態のカメラの場合と同様の効果
が得られるが、特に図10に示すように検出速度波形が
加速度波形に比較してより滑らかになることから高周波
の振動成分を除外でき、安定したカメラ本体の移動状態
を検出することができる。そして、カメラ本体1が撮影
を行う態勢で保持されているか、撮影を行うような態勢
にないかの判断をより的確に行って、不必要に沈胴させ
てシャッタチャンスを逃すような事態を少なくすること
ができる。すなわち、振動の一形態である速度を検出し
てレンズ鏡筒を沈胴状態もしくは撮影準備状態の位置へ
と駆動するものである。
【0088】なお、上述した第2の実施形態のカメラに
対する変形例として、グリップ部1aの把持状態を検出
するための把持スイッチ15をレンズ鏡筒2の自動繰り
込み処理における制御検出要素の1つとして適用するカ
メラを提案できる。
【0089】本変形例のカメラの構成自体は、前記第2
の実施形態のカメラと同一であり、CPU34によるレ
ンズ鏡筒2の自動繰り込み処理の一部であるサブルーチ
ンの振動チェック処理内容のみが異なる。したがって、
各構成部材には同一符号を付し、以下、異なる処理につ
いて説明する。
【0090】図12は、本変形例のカメラにおける撮影
シーケンスであるメインルーチン(図6)でコールされ
るサブルーチンの振動チェック処理のフローチャートで
ある。本サブルーチンがコールされた場合、まず、ステ
ップS40で把持スイッチ15のオンオフがチェックさ
れる。上記把持スイッチ15がオン状態であるときは、
カメラ本体1のグリップ部1aがホールドされており、
撮影を行う態勢にあるとしてステップS45に進む。ス
テップS45では速度検出を行うことなく計時時間(無
操作継続時間)T、および、速度判別カウント回数nv
をそれぞれリセットし、CPU34の無操作継続時間計
時部34aによる計時を再開して(計時手段)、メイン
ルーチン(図6参照)に戻る。そして、レリーズ操作待
ちの状態となる。すなわち、上記把持スイッチ15がオ
ンであることによって速度の検出を禁止しているといえ
る。
【0091】なお、本変形例においては、無操作継続時
間の計時のリセットをする操作スイッチとしてレリーズ
スイッチ16,ズームスイッチ17等の他に上記把持ス
イッチ15が加わる。
【0092】一方、把持スイッチ15がオフの場合、カ
メラをぶら下げるとか手に持った状態等で撮影を行う態
勢にない可能性が高いとして、ステップS41以下ステ
ップS45までの処理が行われる。この処理は、前記図
11で説明した第2の実施形態における処理と同一の処
理である。
【0093】すなはち、無操作継続時間Tの基準時間T
2 経過中に所定速度v0 以上の速度vとなった回数であ
る速度判別カウント回数nvが基準カウント値n2 より
多いことが検出された場合は、カメラ本体1ががたつい
たり、ふらついたりする携帯等の状態であり、撮影を行
わない態勢にあると判断し、メインルーチンのステップ
S22に戻り、レンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込
み、各鏡枠を保護状態とする。まだ速度vによる速度判
別カウント回数nvが基準カウント値n2 より少なく、
また、無操作継続時間Tが基準時間T2 を経過しない状
態では、そのまま、メインルーチン(図6参照)に戻
り、上述の処理を繰り返す。
【0094】上述した第2実施形態の本変形例のカメラ
によると、前記第2の実施形態のカメラの効果に加え
て、さらに、レンズ鏡筒2が撮影可能位置にあり、グリ
ップ部1aを把持して把持スイッチ15がオンになって
いる状態で、例えば、撮影構図を設定するために頻繁に
カメラ本体1を移動させたとしてもレンズ鏡筒2は、沈
胴位置P2Aに繰り込まれるようなことはなく、使い勝手
が悪くなることがない。
【0095】次に、本発明の第3の実施形態のズームレ
ンズを有するカメラについて説明する。本実施形態のカ
メラは、前記第2の実施形態のカメラの図9に示した電
気回路の構成と略同様の構成を有しているが、異なる構
成部分としては、検出された加速度を2回積分してカメ
ラ本体の変位成分としてCPUに取り込むように構成さ
れている。したがって、同一の構成部材には同一の符号
を適用し、以下、異なる構成部分と制御処理についての
み説明する。
【0096】図13は、本実施形態のカメラの電気制御
回路部のブロック構成図である。図13に示すように上
記カメラの電気制御回路部は、カメラ全体の制御を司る
制御部のCPU47と、加速度センサ19の出力(加速
度a)を積分する積分器41と、さらにその積分器41
の出力(速度v)を積分する積分器43と、上記積分器
41の出力(速度v)をA/D変換し、CPU47に出
力するA/D変換器42と、上記積分器43の出力(変
位x)をA/D変換し、CPU47に出力するA/D変
換器44と、上記積分器41,43の出力をリセットす
るリセット器45と、EEPROM46とを有し、それ
以外にメインスイッチ11,ズームモータ14等、図9
に示した第2の実施形態と同一の構成要素を有してい
る。
【0097】上記EEPROM46には、撮影条件の設
定データの他に所定時間情報である基準時間T3 と、所
定の変位情報である所定変位x0 と、所定カウント回数
である基準カウント値n3 等のデータが記憶されてい
る。
【0098】上記基準時間T3 は、レンズ鏡筒2が撮影
位置(撮影準備位置を含む)にあるとき上記レリーズス
イッチ16やズームスイッチ17等の操作スイッチを操
作しない無操作継続時間中にて変位変化の検出回数(変
位判別カウント回数nx)をカウントするカウント期間
を与える値である。
【0099】上記所定変位x0 は、カメラ本体1の移動
変位xの+,−方向のスレッシュレベルを与える所定の
変位である(図14参照)。
【0100】上記基準カウント値n3 は、後述の変位判
別カウント回数nxと比較される判定基準となる値であ
る。
【0101】図14は、レンズ鏡筒2が撮影位置(撮影
準備位置を含む)にあるときのX,Y,Z3方向の何れ
かの一方向、または、合成されたカメラ本体1の検出変
位波形を示す。上記変位判別カウント回数nxは、上記
検出変位xが上記所定変位x0 を越えたとき出力される
変位判別信号をカウントした値であって、上記図14の
検出変位波形上では、変位xがスレッシュレベル+,−
x0 を超えたと判別されたときの期間(t1 ,t2 ,t
3 ,…)でカウント可能である。
【0102】上記CPU47は、上記カメラの制御部の
他に計時手段である無操作継続時間計時部47aと、変
位判別手段である変位判別部47bと、カウント手段で
あるカウンタ部47cと、カウント回数判別手段である
カウント回数判別部47dと、制御手段であるモータ制
御部47eを内蔵している。
【0103】上記無操作継続時間計時部47aは、レン
ズ鏡筒2が撮影位置(撮影準備位置を含む)にあって操
作スイッチ(レリーズスイッチ16やズームスイッチ1
7等)を操作しない無操作継続時間Tを計時する。
【0104】上記変位判別部47bは、上記積分器43
の出力である変位xを上記所定変位x0 と比較し、その
所定変位x0 を超えたとき、変位判別信号を出力する。
図14の検出変位波形上では、期間t1 ,t2 ,t3 …
等にて上記変位判別信号が出力可能である。
【0105】上記カウンタ部47cは、上記無操作継続
時間Tの基準時間T3 経過毎に上記変位判別信号の出力
を変位判別カウント回数nxとしてカウントする。
【0106】上記カウント回数判別部47dは、上記カ
ウンタ部47cのカウント値である変位判別カウント回
数nxが上記基準時間T3 内にて上記基準カウント値n
3 に到達したときにカウント到達判別信号を出力する。
【0107】上記モータ制御部47eは、上記カウント
回数判別部47dの出力によりレンズ鏡筒2を沈胴位置
P2Aへ駆動するようにズームモータドライバ13,ズー
ムモータ14を駆動制御する。
【0108】なお、図13の電気回路のブロック構成図
に示すように積分器41の出力の速度vデータも常にC
PU47に取り込まれており、CPU47内にて速度v
が値0になる状態をチェックしている。上記速度vが値
0になった状態では、変位xの微分値が0になるが、そ
のとき、積分器43の出力をリセット器45を介してリ
セットし、一旦、変位xを値0にする。積分器41の出
力も同時にリセットされる。さらに、検出変位xが測定
レンジをオーバしたときも同様に変位xを値0にリセッ
トする。上述のように変位xを値0にリセットする理由
は、検出変位xのデータがスレッシュレベル+,−x0
のレンジを一旦超えてしまうと、カメラ本体1を元の位
置まで逆方向に移動させない限り、スレッシュレベル
+,−x0内に戻らず、カメラ本体1の動く状態を確実
に検出することができなくなるのでそれを防止するため
である。
【0109】以上のような構成を有する第3の実施形態
のカメラにおける自動繰り込み動作を含むカメラの撮影
シーケンス自体は、前記図6に示した第1の実施形態の
カメラにおける処理と同一であるが、その撮影シーケン
スのメインルーチンで呼び出されるサブルーチンの振動
チェック処理が異なる。図15は、上記サブルーチンの
振動チェックのフローチャートを示す。
【0110】上記振動チェック処理では、図15に示す
ように、まず、ステップS51にて検出された変位xが
出力限界(測定レンジ)に達したかをチェックする。続
いて、ステップS52で検出された速度vが値0になっ
たかをチェックする。変位xが出力限界(測定レンジ)
に達するか、または、速度vが値0になった場合、ステ
ップS53に進み、変位xを値0にリセットする。
【0111】続いて、ステップS54で検出変位xが所
定変位x0 を超えているかを変位判別部47bでチェッ
クする(変位判別手段)。超えていれば、変位xが所定
変位x0 を超えていることを示す変位判別信号を出力し
てステップS55へ進み、超えていなければ、後述する
ステップS57にジャンプする。
【0112】上記ステップS55では、カウンタ部47
cにて上記変位判別信号が変位判別カウント回数nxと
してカウントされる。この変位検出状態を前記図14の
検出変位波形上で説明すると、変位xが所定変位x0 を
超えた期間を期間t1 ,t2,t3 ,…とすると、それ
ぞれの期間で上記ステップS54がタイミングよく実行
されれば、上記変位判別信号が出力され、変位判別カウ
ント回数nxとしてカウントされる。したがって、上記
期間t1 ,t2 ,t3 ,…のそれぞれで確実にそのカウ
ントがされるわけではない。
【0113】さらに、ステップS56で変位判別カウン
ト回数nxが基準カウント値n3 に到達しているかをカ
ウント回数判別部47dでチェックする(カウント回数
判別手段)。上記回数nxが上記カウント値n3 に到達
しなければ、ステップS57に進む。到達していれば、
カメラ本体1が頻繁に移動している状態であることから
撮影を行う状態にないと判断し、前記図6のメインルー
チンのステップS22に戻り、レンズ鏡筒2の沈胴位置
P2Aへの駆動を行い(制御手段,駆動手段)、カメラ動
作停止状態とする。
【0114】ステップS57に進んだ場合、無操作継続
時間計時部47aの計時時間(無操作継続時間)Tが基
準時間T3 を経過したかをチェックする。経過していた
場合、ステップS58に進み、無操作継続時間計時部4
7aの上記計時時間T、および、カウンタ部47cの変
位判別カウント回数nxをそれぞれリセットし、上記計
時部47aによる計時を再開し(計時手段)、図6のメ
インルーチンに戻る。このステップS57の処理によ
り、上記変位判別カウント回数nxの値が上記基準時間
T3 毎に検出されることになる。
【0115】以上、説明した第3実施形態のカメラによ
れば、前記第1,2の実施形態のカメラの場合と同様の
効果が得られるが、特に図14にも示すように変位振動
を示す検出変位波形が加速度波形に比較してより滑らか
になることから高周波の振動成分を除外でき、実際的な
カメラ本体の移動状態を検出することができ、カメラ本
体1が撮影を行う態勢にある状態か、撮影を行う態勢に
ない状態かの判別をより的確に行って、不必要に沈胴さ
せてシャッタチャンスを逃すような事態を防止すること
ができる。
【0116】なお、上述した第3の実施形態のカメラに
対する変形例として、グリップ部1aの把持状態を検出
するための把持スイッチ15をレンズ鏡筒2の自動繰り
込み処理における制御検出要素の1つとして適用するカ
メラを提案できる。
【0117】本変形例のカメラの構成自体は、前記第3
の実施形態のカメラと同一であり、CPU47によるレ
ンズ鏡筒2の自動繰り込み処理の一部であるサブルーチ
ンの振動チェック処理内容のみが異なる。したがって、
各構成部材には同一符号を付し、以下、異なる処理につ
いて説明する。
【0118】図16は、本変形例のカメラにおける撮影
シーケンスであるメインルーチン(図6)でコールされ
るサブルーチンの振動チェック処理のフローチャートで
ある。本サブルーチンがコールされた場合、まず、ステ
ップS50で把持スイッチ15のオンオフがチェックさ
れる。上記把持スイッチ15がオン状態であるときは、
カメラ本体1のグリップ部1aがホールドされており、
撮影を行う態勢にあるとしてステップS58に進み、変
位検出を行うことなく計時時間(無操作継続時間)T、
および、変位判別カウント回数nvをそれぞれリセット
し、CPU47の無操作継続時間計時部47aによる計
時を再開して(計時手段)、メインルーチン(図6参
照)に戻り、レリーズ操作待ちの状態とする。すなわ
ち、上記把持スイッチ15がオンであることによって変
位の検出を禁止しているといえる。
【0119】なお、本変形例においては、無操作継続時
間の計時のリセットを与える操作スイッチとしてレリー
ズスイッチ16,ズームスイッチ17等の他に上記把持
スイッチ15が加わる。
【0120】一方、把持スイッチ15がオフの場合、カ
メラをぶら下げるとか手に持った状態等で撮影を行う態
勢にない可能性が高いとして、ステップS51以下ステ
ップS58までの処理が行われる。この処理は、前記図
15で説明した第3の実施形態における処理と同一の処
理である。
【0121】すなはち、無操作継続時間Tの基準時間T
3 経過中に所定変位x0 以上の変位xとなった回数であ
る変位判別カウント回数nxが基準カウント値n3 より
多いことが検出された場合は、カメラ本体1ががたつい
たり、ふらついたりする携帯等の状態であり、撮影を行
わない態勢にあると判断し、メインルーチンのステップ
S22に戻り、レンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込
み、各鏡枠を保護状態とする。変位xによる変位判別カ
ウント回数nxが基準カウント値n3 より少なく、ま
た、計時時間Tが基準時間T3 未経過状態では、そのま
ま、メインルーチン(図6参照)に戻り、上述の処理を
繰り返す。
【0122】第3実施形態の本変形例のカメラによる
と、前記第3の実施形態のカメラの効果に加えて、さら
に、レンズ鏡筒2が撮影可能位置にあり、グリップ部1
aを把持して把持スイッチ15がオンになっている状態
で、例えば、撮影構図を設定するために頻繁にカメラ本
体1を移動させたとしてもレンズ鏡筒2を沈胴位置P2A
に繰り込むような動作は行われない。また、グリップ部
1aを把持しない状態で、かつ、カメラ本体1が頻繁に
変位が変化している状態を撮影を行わない態勢にあると
判断したときのみ、レンズ鏡筒2を沈胴させて保護状態
にすることができる。
【0123】次に、本発明の第4の実施形態のズームレ
ンズを有するカメラについて説明する。本実施形態のカ
メラは、前記第3の実施形態のカメラの図13に示した
電気回路の構成と略同様の構成を有しているが、異なる
部分としては、加速度センサ,積分器,A/D変換器,
リセット器等を不要とし、カメラ本体の状態を検出する
姿勢検知スイッチを撮影態勢にあるかどうかを検知する
スイッチとしても兼用するものである。したがって、同
一の構成部材には同一の符号を適用し、以下、異なる構
成部分と制御処理についてのみ説明する。
【0124】本実施形態のカメラの電気制御回路部は、
図13のブロック構成図に対して加速度センサ19,積
分器41,42,A/D変換器42,44,リセット器
45を不要する。それ以外のメインスイッチ11,ズー
ムモータ14,把持スイッチ15,姿勢検出スイッチ2
2,CPU47,EEPROM46等、図13に示した
第3の実施形態と同一の構成要素を有している。
【0125】上記姿勢検出スイッチ22は、前記図4に
示す構造を有している。そして、前述したように通常の
撮影時においてカメラ本体1を構えたときの左右傾斜姿
勢により上記姿勢検知スイッチ22の右,左縦位置検知
接片22a、22bからカメラ本体の左右傾斜を示すオ
ン信号が出力される。そのオン信号に基づき、図示しな
い測光部によるAE(自動露出制御)処理における測光
エリアの設定がなされる。
【0126】特に、本実施形態のカメラにおいては、レ
ンズ鏡筒21が撮影位置(撮影準備位置を含む)に繰り
出された状態にあって、かつ、操作スイッチの無操作状
態が継続しているとき、上記姿勢検知スイッチ22をカ
メラ本体1の変位検出手段(変位判別手段)として用
い、上記スイッチ22のオンオフ切り換え信号をカメラ
本体1の変位検出信号とする。
【0127】すなはち、レンズ鏡筒21が撮影位置(撮
影準備位置を含む)にあって、把持スイッチ15がオフ
状態のとき、上記操作スイッチの無操作継続時の基準時
間毎に上記姿勢検知スイッチ22の左右傾斜を示す変位
検出信号のオンからオフ、または、オフからオンの変化
をカウントする。そのカウント値が基準時間内で基準カ
ウント値を超えたときにカメラ本体1の運動量が大き
く、撮影を行う態勢にないと判断する。そして、レンズ
鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込んでレンズ鏡筒2を保護
する。
【0128】本実施形態のカメラの電気回路を構成する
上記EEPROM46には、撮影条件の設定データの他
に所定時間情報である基準時間T4 と、所定カウント回
数である基準カウント値n4 のデータが記憶されてい
る。
【0129】上記基準時間T4 は、レンズ鏡筒2が撮影
位置(撮影準備位置を含む)にあるとき上記レリーズス
イッチ16やズームスイッチ17等の操作スイッチを操
作しない無操作継続時間中に姿勢検知スイッチ22の姿
勢検出信号のオンオフの回数(姿勢判別カウント回数n
θ)をカウントする期間を与える値である。
【0130】上記基準カウント値n4 は、後述する姿勢
判別カウント回数nθと比較される判定基準となる値で
ある。
【0131】上記姿勢判別カウント回数nθは、上記姿
勢検知スイッチ22の姿勢検出信号のオンオフをカウン
トした値である。
【0132】CPU47は、上記カメラの制御部の他に
計時手段である無操作継続時間計時部47aと、カウン
ト手段であるカウンタ部47cと、カウント回数判別手
段であるカウント回数判別部47dと、制御手段である
モータ制御部47eを内蔵している。なお、変位判別部
47bは不要である。
【0133】上記無操作継続時間計時部47aは、レン
ズ鏡筒2が撮影位置(撮影準備位置を含む)にあって操
作スイッチ(レリーズスイッチ16やズームスイッチ1
7や把持スイッチ15等)を操作しない無操作継続時間
Tを計時する。
【0134】上記カウンタ部47cは、上記無操作継続
時間Tの基準時間T3 経過毎に上記姿勢検知スイッチ2
2の姿勢検出信号のオンオフ出力を姿勢判別カウント回
数nθとしてカウントとする。
【0135】上記カウント回数判別部47dは、上記カ
ウンタ部47cのカウント値である姿勢判別カウント回
数nθが上記基準時間T4 内にて上記基準カウント値n
4 に到達したときにカウント到達判別信号を出力する。
【0136】上記モータ制御部47eは、上記カウント
回数判別部47dの出力によりレンズ鏡筒2を沈胴位置
P2Aへ駆動するようにズームモータドライバ13,ズー
ムモータ14を駆動制御する。
【0137】以上のような構成を有する第4の実施形態
のカメラにおける自動繰り込み動作を含むカメラの撮影
シーケンス自体は、前記図6に示したメインルーチンの
処理と同一であるが、その撮影シーケンスで呼び出され
るサブルーチンの振動チェック処理が図15、または、
図16と異なる。図17は、上記サブルーチンの振動チ
ェックのフローチャートを示す。
【0138】上記振動チェック処理では、図17に示す
ように、まず、ステップS60で把持スイッチ15のオ
ンオフをチェックする。オン状態であるときは、カメラ
本体1のグリップ部1aがホールドされており、撮影を
行う態勢にあるとしてステップS65に進み、速度検出
を行うことなく計時時間(無操作継続時間)T、およ
び、姿勢判別カウント回数nθをそれぞれリセットし、
CPU47の無操作継続時間計時部47aによる計時を
再開して(計時手段)、メインルーチン(図6参照)に
戻り、レリーズ操作待ちの状態とする。すなわち、上記
把持スイッチ15がオンであることによって変位検出を
禁止しているといえる。
【0139】一方、把持スイッチ15がオフの場合、カ
メラをぶら下げるなどのカメラ撮影ホールド状態以外で
あり、撮影を行う態勢にない可能性が高いとして、ステ
ップS61以下に進む。
【0140】ステップS61では、姿勢検知スイッチ2
2のオンオフの状態変化をチェックし、変化のない場合
は、ステップS64にジャンプする。このステップS6
1では、前回のステップS61での姿勢検知スイッチの
状態と今回のステップS61での姿勢検知スイッチの状
態とを比較するステップである、詳しくは、前回の姿勢
検知スイッチの状態、すなわち、接片22cと接片22
aとのオン,オフと接片22cと接片22bとのオン,
オフのそれぞれ2つのフラグにそれらの状態を保存して
おき、今回のステップS61でそれらのフラグと今回の
姿勢検知スイッチの状態を比較する。そして、状態変化
が検出された場合には、ステップS62に進み、上記カ
ウンタ部47cで姿勢判別カウント回数nθのカウント
アップを行ってステップS63に進む。
【0141】ステップS63では、上記姿勢判別カウン
ト回数nθが基準カウント値n4 に到達したかをカウン
ト回数判別部47dでチェックする(カウント回数判別
手段)。到達していなければ、ステップS64に進む。
到達していれば、カメラ本体1が頻繁に姿勢を変えてい
る状態であることから撮影を行う状態にないと判断し、
前記図6のメインルーチンのステップS22に戻り、レ
ンズ鏡筒2の沈胴位置P2Aへの駆動を行い(制御手段,
駆動手段)、カメラ動作停止状態とする。
【0142】ステップS64に進んだ場合、無操作継続
時間計時部47aの計時時間(無操作継続時間)Tが基
準時間T4 を経過したかをチェックする。経過していた
場合、ステップS65に進み、無操作継続時間計時部4
7aの上記計時時間T、および、カウンタ部47cの姿
勢判別カウント回数nθをそれぞれリセットし、上記計
時部47aによる計時を再開し(計時手段)、図6のメ
インルーチンに戻る。このステップS64の処理によ
り、上記姿勢判別カウント回数nθの値が上記基準時間
T4 毎に検出されることになる。
【0143】以上、説明した第4実施形態のカメラによ
れば、前記第3の実施形態のカメラの場合と同様の効果
が得られるが、特に加速度,速度,変位等の時間的に変
化する出力波形を取り扱うことなく、姿勢検知スイッチ
22のオンオフ信号の切り換わりを検出し、カウントす
ることによって、実際的なカメラ本体1の移動状態を検
出する。したがって、カメラ本体1が撮影を行う態勢に
ある状態か、撮影を行う態勢にない状態かの判別をより
的確に行うことができ、不必要に沈胴させてシャッタチ
ャンスを逃すような事態をより確実に防止することがで
きる。しかも、加速度,速度,変位検出のためのセンサ
や積分器等を必要とせず、測光エリア設定用の姿勢検知
スイッチ22を撮影状態検出用と兼用するので、簡単な
構成の電気回路を適用することができ、コスト上、スペ
−ス上ともに有利となる。
【0144】なお、上記各実施形態や変形例において
は、カメラが撮影を行わない態勢にあるとき、図6のス
テップS22においてレンズ鏡筒2を撮影不能な沈胴位
置P2Aに繰り込んだが、必ずしも上記沈胴位置P2Aに繰
り込む必要はなく、そのまま撮影に移ることができる撮
影可能なワイド位置(撮影準備位置)に繰り込むように
してもよい。
【0145】また、上記各実施形態や変形例に適用され
るカメラに対して内蔵されるレンズ鏡筒として、ズーム
レンズ鏡筒を適用したが、それに限らず沈胴位置に繰り
込み可能な単焦点レンズのレンズ鏡筒であってもよい。
【0146】さらに、上記各実施形態や変形例において
は、カメラ本体が撮影を行わない態勢にあることが検知
されたとき、レンズ鏡筒2のみを撮影不能な沈胴位置P
2Aに繰り込むように制御したが、レンズ鏡筒2に限ら
ず、レンズ鏡筒2の繰り込みに連動させて、ストロボ発
光部もポップアップ位置から収納位置にダウンさせるよ
うに制御する変形例も提案できる。
【0147】図18は、上記レンズ鏡筒とストロボ発光
部が連動する変形例のカメラの側面図であって、図18
(A)が撮影態勢にないとき、レンズ鏡筒2が沈胴位置
P2Aに、また、ストロボ発光部51がダウン位置にそれ
ぞれ収納された状態を示す。図18(B)が撮影態勢に
あるとき、レンズ鏡筒2が撮影位置である中間ズーム位
置P2Cに、ストロボ発光部51が発光可能なポップアッ
プ位置にそれぞれ移動した状態を示す。
【0148】また、別の変形例としてカメラ本体が撮影
を行わない態勢にあることが検知されたとき、ストロボ
発光部のみをポップアップ位置から収納位置にダウンさ
せるように制御するものも提案できる。
【0149】上述した実施形態に基づいて、 (1) ズームレンズを有するカメラにおいて、上記カ
メラの加速度を検出する加速度検出手段と、上記加速度
検出手段からの加速度出力が所定の大きさを超えたこと
を判別する加速度判別手段と、所定の時間を計時する計
時手段と、上記加速度判別手段の出力をカウントするカ
ウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所定
のカウント回数になったことを判別するカウント回数判
別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、上
記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段か
らの出力を受けたときには、上記駆動手段を駆動させ、
上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈胴さ
せる制御手段と、を有することを特徴とするズームレン
ズを有するカメラを提案することができる。
【0150】(2) 上記加速度検出手段は、加速度セ
ンサであることを特徴とする上記(1)記載のズームレ
ンズを有するカメラ。
【0151】(3) ズームレンズを有するカメラにお
いて、上記カメラの速度を検出する速度検出手段と、上
記速度検出手段からの速度出力が所定の大きさを超えた
ことを判別する速度判別手段と、所定の時間を計時する
計時手段と、上記速度判別手段の出力をカウントするカ
ウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所定
のカウント回数になったことを判別するカウント回数判
別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、上
記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段か
らの出力を受けたときには、上記駆動手段を駆動させ、
上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈胴さ
せる制御手段と、を有することを特徴とするズームレン
ズを有するカメラを提案することができる。
【0152】(4) 上記速度検出手段は、加速度セン
サと積分器からなることを特徴とする上記(3)記載の
ズームレンズを有するカメラを提案することができる。
【0153】(5) ズームレンズを有するカメラにお
いて、上記カメラの変位を検出する変位検出手段と、上
記変位検出手段からの変位出力が所定の大きさを超えた
ことを判別する変位判別手段と、所定の時間を計時する
計時手段と、上記変位判別手段の出力をカウントするカ
ウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所定
のカウント回数になったことを判別するカウント回数判
別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、上
記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段か
らの出力を受けたときには、上記駆動手段を駆動させ、
上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈胴さ
せる制御手段と、を有することを特徴とするズームレン
ズを有するカメラを提案することができる。
【0154】(6) 上記変位判別手段は、加速度セン
サと積分手段とからなることを特徴とする上記(5)記
載のズームレンズを有するカメラを提案することができ
る。
【0155】(7) 上記変位判別手段は、姿勢検出手
段であることを特徴とする上記(5)記載のズームレン
ズを有するカメラを提案することができる。
【0156】(8) ズームレンズを有するカメラにお
いて、上記カメラの加速度を検出する加速度検出手段
と、上記加速度検出手段からの加速度出力が所定の大き
さを超えたことを判別する加速度判別手段と、所定の時
間を計時する計時手段と、上記加速度判別手段の出力を
カウントするカウント手段と、上記カウント手段からカ
ウント数が所定のカウント回数になったことを判別する
カウント回数判別手段と、上記ズームレンズを駆動する
駆動手段と、上記カメラを把持したことを検知する把持
検出手段と、上記把持検出手段からの検出信号を受けて
いないときに上記計時手段の所定時間内に上記カウント
回数判別手段からの出力を受けた場合には、上記駆動手
段を駆動させ、上記ズームレンズを駆動して上記ズーム
レンズを沈胴させる制御手段と、を有することを特徴と
するズームレンズを有するカメラを提案することができ
る。
【0157】(9) ズームレンズを有するカメラにお
いて、上記カメラの速度を検出する速度検出手段と、上
記速度検出手段からの速度出力が所定の大きさを超えた
ことを判別する速度判別手段と、所定の時間を計時する
計時手段と、上記速度判別手段の出力をカウントするカ
ウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所定
のカウント回数になったことを判別するカウント回数判
別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、上
記カメラを把持したことを検知する把持検出手段と、上
記把持検出手段からの検出信号を受けていないときに上
記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段か
らの出力を受けた場合には、上記駆動手段を駆動させ、
上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈胴さ
せる制御手段と、を有することを特徴とするズームレン
ズを有するカメラを提案することができる。
【0158】(10) ズームレンズを有するカメラに
おいて、上記カメラの変位を検出する変位検出手段と、
上記変位検出手段からの変位出力が所定の大きさを超え
たことを判別する変位判別手段と、所定の時間を計時す
る計時手段と、上記変位判別手段の出力をカウントする
カウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所
定のカウント回数になったことを判別するカウント回数
判別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
上記カメラを把持したことを検知する把持検出手段と、
上記把持検出手段からの検出信号を受けていないときに
上記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段
からの出力を受けた場合には、上記駆動手段を駆動さ
せ、上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈
胴させる制御手段と、を有することを特徴とするズーム
レンズを有するカメラを提案することができる。
【0159】(11) ズームレンズを有するカメラに
おいて、上記カメラの加速度を検出する加速度検出手段
と、上記加速度検出手段からの加速度出力が所定の大き
さを超えたことを判別する加速度判別手段と、所定の時
間を計時する計時手段と、上記加速度判別手段の出力を
カウントするカウント手段と、上記カウント手段からカ
ウント数が所定のカウント回数になったことを判別する
カウント回数判別手段と、上記ズームレンズを駆動する
駆動手段と、上記カメラを把持したことを検知する把持
検出手段と、上記把持検出手段からの検出信号を受けて
いないときに上記計時手段の所定時間内に上記カウント
回数判別手段からの出力を受けた場合には、上記駆動手
段を駆動させ、上記ズームレンズを駆動して上記ズーム
レンズを沈胴させ、上記把持検出手段からの検出信号を
受けたときには上記加速度検出手段による加速度検出を
禁止する制御手段と、を有することを特徴とするズーム
レンズを有するカメラを提案することができる。
【0160】(12) ズームレンズを有するカメラに
おいて、上記カメラの速度を検出する速度検出手段と、
上記速度検出手段からの速度出力が所定の大きさを超え
たことを判別する速度判別手段と、所定の時間を計時す
る計時手段と、上記速度判別手段の出力をカウントする
カウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所
定のカウント回数になったことを判別するカウント回数
判別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
上記カメラを把持したことを検知する把持検出手段と、
上記把持検出手段からの検出信号を受けていないときに
上記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段
からの出力を受けた場合には、上記駆動手段を駆動さ
せ、上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈
胴させ、上記把持検出手段からの検出信号を受けたとき
には、上記速度検出手段による速度検出を禁止する制御
手段と、を有することを特徴とするズームレンズを有す
るカメラを提案することができる。
【0161】(13) ズームレンズを有するカメラに
おいて、上記カメラの変位を検出する変位検出手段と、
上記変位検出手段からの変位出力が所定の大きさを超え
たことを判別する変位判別手段と、所定の時間を計時す
る計時手段と、上記変位判別手段の出力をカウントする
カウント手段と、上記カウント手段からカウント数が所
定のカウント回数になったことを判別するカウント回数
判別手段と、上記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
上記カメラを把持したことを検知する把持検出手段と、
上記把持検出手段からの検出信号を受けていないときに
上記計時手段の所定時間内に上記カウント回数判別手段
からの出力を受けた場合には、上記駆動手段を駆動さ
せ、上記ズームレンズを駆動して上記ズームレンズを沈
胴させ、上記把持検出手段からの検出信号を受けたとき
は、上記変位検出手段による変位検出を禁止する制御手
段と、を有することを特徴とするズームレンズを有する
カメラを提案することができる。
【0162】
【発明の効果】上述のように本発明のカメラによれば、
カメラ撮影状態のもとで無操作が継続しているとき、カ
メラ本体の振動状態を検出し、その振動状態により撮影
態勢にあるか非撮影態勢にあるかの判別を行い、撮影レ
ンズを撮影準備位置のままに保持するか、あるいは、撮
影レンズを沈胴位置に繰り込むように制御することで、
沈胴させる必要のないときに撮影レンズを沈胴させてシ
ャッタチャンスを逃がすなどの不具合の発生を防止で
き、しかも、より効果的に鏡枠を保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカメラのレンズ鏡筒
の沈胴,繰り出し状態を示す側面図であって、図1
(A)がレンズ鏡筒の沈胴状態を示し、図1(B)がレ
ンズ鏡筒のワイド端繰り出し状態を示し、図1(C)が
レンズ鏡筒の中間位置繰り出し状態を示し、図1(D)
がレンズ鏡筒のテレ端繰り出し状態を示す。
【図2】図1(A)のA矢視図。
【図3】上記第1の実施形態のカメラの電気制御回路部
の主要ブロック構成図。
【図4】上記第1の実施形態のカメラに適用される姿勢
検知スイッチの構造を示す縦断面図。
【図5】上記第1の実施形態のカメラにおける加速度セ
ンサの加速度検出波形を示す図。
【図6】上記第1の実施形態のカメラにおけるメインル
ーチンである撮影シーケンスのフローチャート。
【図7】上記第1の実施形態のカメラにおけるメインル
ーチンでコールされるサブルーチンの振動チェック処理
のフローチャート。
【図8】上記第1の実施形態の変形例のカメラにおける
メインルーチンでコールされるサブルーチンの振動チェ
ック処理のフローチャート。
【図9】上記第2の実施形態のカメラの電気制御回路部
の主要ブロック構成図。
【図10】上記第2の実施形態のカメラにおけるカメラ
本体の移動速度検出波形を示す図。
【図11】上記第2の実施形態のカメラにおけるメイン
ルーチンでコールされるサブルーチンの振動チェック処
理のフローチャート。
【図12】上記第2の実施形態の変形例のカメラにおけ
るメインルーチンでコールされるサブルーチンの振動チ
ェック処理のフローチャート。
【図13】上記第3の実施形態のカメラの電気制御回路
部の主要ブロック構成図。
【図14】上記第3の実施形態のカメラにおけるカメラ
本体の変位検出波形を示す図。
【図15】上記第3の実施形態のカメラにおけるメイン
ルーチンでコールされるサブルーチンの振動チェック処
理のフローチャート。
【図16】上記第3の実施形態の変形例のカメラにおけ
るメインルーチンでコールされるサブルーチンの振動チ
ェック処理のフローチャート。
【図17】本発明の第4の実施形態のカメラにおけるメ
インルーチンでコールされるサブルーチンの振動チェッ
ク処理のフローチャート。
【図18】上記各実施形態のカメラに対する変形例であ
って、レンズ鏡筒に連動するストロボ発光部を内蔵する
カメラの側面図であって、図18(A)がレンズ鏡筒と
ストロボ発光部が共に収納されている状態を示し、図1
8(B)がレンズ鏡筒とストロボ発光部が共に撮影、ま
たは、発光可能位置に繰り出されている状態を示す。
【符号の説明】
2 ……レンズ鏡筒(撮影レンズ,ズームレンズ) a ……カメラの加速度 v ……カメラの速度 x ……カメラの変位 θ ……カメラの傾斜(カメラの変位) P2A ……沈胴位置(沈胴状態の位置) P2B ……ワイド端位置(撮影準備状態の位置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの振動を検出し、その検出された
    振動情報に基づいて、撮影レンズを沈胴状態の位置、も
    しくは、撮影準備状態位置まで駆動することを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 ズームレンズを有するカメラにおいて、 カメラの振動を検出し、その検出された振動情報に基づ
    いて、上記ズームレンズを沈胴状態の位置、もしくは、
    撮影準備状態位置まで駆動することを特徴とするズーム
    レンズを有するカメラ。
  3. 【請求項3】 ズームレンズを有するカメラにおいて、 カメラに継続して加わる加速度を検出し、その検出され
    た加速度情報に基づいて、上記ズームレンズを沈胴状態
    の位置、もしくは、撮影準備状態の位置まで駆動するこ
    とを特徴とするズームレンズを有するカメラ。
  4. 【請求項4】 ズームレンズを有するカメラにおいて、 カメラの連続した移動速度を検出し、その検出された移
    動速度情報に基づいて、上記ズームレンズを沈胴状態の
    位置、もしくは、撮影準備状態の位置まで駆動すること
    を特徴とするズームレンズを有するカメラ。
  5. 【請求項5】 ズームレンズを有するカメラにおいて、 カメラの連続した変位を検出し、その検出された変位情
    報に基づいて、上記ズームレンズを沈胴状態の位置、も
    しくは、撮影準備状態の位置まで駆動することを特徴と
    するズームレンズを有するカメラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025509A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
KR100718124B1 (ko) * 2005-02-04 2007-05-15 삼성전자주식회사 카메라의 움직임을 표현하는 방법 및 장치
JP2009237530A (ja) * 2007-11-14 2009-10-15 Ricoh Co Ltd レンズ駆動装置、撮像装置およびレンズ駆動方法
JP2010169748A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Canon Inc 制御装置、撮像装置及びその制御方法
WO2011030629A1 (ja) * 2009-09-09 2011-03-17 オリンパス株式会社 撮像装置

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