JP2001289519A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001289519A
JP2001289519A JP2000105224A JP2000105224A JP2001289519A JP 2001289519 A JP2001289519 A JP 2001289519A JP 2000105224 A JP2000105224 A JP 2000105224A JP 2000105224 A JP2000105224 A JP 2000105224A JP 2001289519 A JP2001289519 A JP 2001289519A
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accumulator
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Hiromitsu Moriyama
浩光 森山
Satoru Ishii
覚 石井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液バック運転中においても圧縮機内の冷凍機
油の希釈を防止し、圧縮破壊を生じさせないこと。 【解決手段】 機械式オイルレギュレータ6,7を用い
て低圧シェル式圧縮機1,2の油面変動吸収を行うこと
ができる冷凍装置において、電磁弁14を介してオイル
タンク5に蓄積された冷凍機油をアキュムレータ12に
供給する供給管と、アキュムレータ12の液面を検知す
るフロートスイッチ12と、フロートスイッチ13がア
キュムレータ12の満液を検知した場合に電磁弁14を
開にする制御を行う弁制御部15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパーのショ
ーケース、冷蔵庫、恒温漕などに用いられる冷凍装置に
関し、液バック運転中における圧縮機内の冷凍機油の希
釈を防止することができる冷凍装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の冷凍装置の構成を示す図
である。図7において、二つの低圧シェル式圧縮機1,
2は並列接続され、冷媒ガスを圧縮し、それぞれ冷媒ガ
スと冷凍機油とを油分離器3,4に出力する。油分離器
3,4は、冷媒ガスと冷凍機油とを分離し、分離した冷
媒ガスを凝縮器8に出力する。凝縮器8は、冷媒ガスを
凝縮し、絞り装置9に送出し、絞り装置9は、冷媒を膨
張させ、冷媒を蒸発器10に送出する。蒸発器10は、
冷媒を蒸発させ、アキュムレータ12に蓄積させる。冷
媒は、アキュムレータ12から再度、二つの低圧シェル
式圧縮機1,2に入力されるという冷凍サイクルが行わ
れる。
【0003】一方、油分離器3,4によって分離された
冷凍機油は、オイルタンク5に出力される。オイルタン
ク5は、入力された冷凍機油を一時蓄積する。オイルタ
ンク5は、圧力調整弁11を介してアキュムレータ12
に連通し、低圧側と一定の差圧を持った中間圧に保持さ
れる。機械式オイルレギュレータ6,7は、それぞれ低
圧シェル式圧縮機1,2に取り付けられ、各低圧シェル
式圧縮機1,2内の油面が一定の高さ以下に下がった場
合、オイルタンク5が有する差圧を利用し、オイルタン
ク5に蓄積された冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,
2に供給し、各低圧シェル式圧縮機1,2の油面の高さ
が一定に保つ調整を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の冷凍装置において、各低圧シェル式圧縮機1,2が
保有する冷凍機油は運転中に吐き出され、各低圧シェル
式圧縮機1,2の油面が低下するはずであるが、冷凍装
置が液バック運転中では、アキュムレータ12からオー
バーフローした液冷媒が常に、各低圧シェル式圧縮機
1,2に供給されるため、液冷媒によって、各低圧シェ
ル式圧縮機1,2の油面の高さが上昇し、機械式オイル
レギュレータ6,7は冷凍機油が十分供給されているも
のと認識し、オイルタンク5から冷凍機油が各低圧シェ
ル式圧縮機1,2に供給されなくなる。すなわち、冷凍
装置の液バック運転中では、機械式オイルレギュレータ
6,7が本来の正常な機能を果たさなくなる。
【0005】この場合、各低圧シェル式圧縮機1,2が
保有する冷凍機油は、アキュムレータ12から供給され
る液冷媒によって希釈されることになる。この液冷媒の
希釈が進むことによって、各低圧シェル式圧縮機1,2
内では、歯先などの金属接触部に本来形成されるべき油
膜が形成されなくなり、接触抵抗が増大し、結果として
圧縮が破壊するという問題点があった。
【0006】この各低圧シェル式圧縮機1,2の圧縮破
壊に対し、対応ユニット部分を停止させることも考えら
れるが、冷凍装置を使用するユーザによっては、対応ユ
ニット部分を停止させないことを要望する場合がある。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、液バック運転中においても圧縮機内の冷凍機油の希
釈を防止し、圧縮破壊を生じさせない冷凍装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる冷凍装置は、凝縮器と絞り装置と
蒸発器とアキュムレータと圧縮機と油分離器とを順次接
続した冷凍サイクルに、前記圧縮機の油面を検知して前
記圧縮機に冷凍機油を供給するオイルレギュレータを設
け、圧力調整弁を介して前記アキュムレータに連通し、
前記油分離器によって分離された冷凍機油を一時蓄積す
るオイルタンクから、前記オイルレギュレータを介して
前記圧縮機に前記冷凍機油を供給する油面変動吸収機能
を有した冷凍装置において、電磁弁を有し、前記オイル
タンクに蓄積された冷凍機油を前記アキュムレータに供
給する供給管と、前記アキュムレータの液面を検知する
フロートスイッチと、前記フロートスイッチが前記アキ
ュムレータの満液を検知した場合に前記電磁弁を開にす
る制御を行う弁制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】この発明によれば、フロートスイッチがア
キュムレータの満液を検知すると、弁制御手段が、電磁
弁を開にし、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキ
ュムレータに供給し、液冷媒とともに冷凍機油を圧縮機
に供給することで、液バック運転時における圧縮機内の
液冷媒による油希釈での圧縮破壊が防止される。
【0010】つぎの発明にかかる冷凍装置は、凝縮器と
絞り装置と蒸発器とアキュムレータと圧縮機と油分離器
とを順次接続した冷凍サイクルに、前記圧縮機の油面を
検知して前記圧縮機に冷凍機油を供給するオイルレギュ
レータを設け、圧力調整弁を介して前記アキュムレータ
に連通し、前記油分離器によって分離された冷凍機油を
一時蓄積するオイルタンクから、前記オイルレギュレー
タを介して前記圧縮機に前記冷凍機油を供給する油面変
動吸収機能を有した冷凍装置において、電磁弁を有し、
前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油を前記アキュム
レータに供給する供給管と、前記圧縮機の吐出側の温度
を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段が所定温
度以下を検知した場合に前記電磁弁を開にする制御を行
う弁制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の吐出側に設けられた温度検知手段が所定温
度以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開
にし、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレ
ータに供給し、液冷媒とともに冷凍機油を圧縮機に供給
することで、液バック運転時における圧縮機内の液冷媒
による油希釈での圧縮破壊が防止される。
【0012】つぎの発明にかかる冷凍装置は、凝縮器と
絞り装置と蒸発器とアキュムレータと圧縮機と油分離器
とを順次接続した冷凍サイクルに、前記圧縮機の油面を
検知して前記圧縮機に冷凍機油を供給するオイルレギュ
レータを設け、圧力調整弁を介して前記アキュムレータ
に連通し、前記油分離器によって分離された冷凍機油を
一時蓄積するオイルタンクから、前記オイルレギュレー
タを介して前記圧縮機に前記冷凍機油を供給する油面変
動吸収機能を有した冷凍装置において、電磁弁を有し、
前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油を前記アキュム
レータに供給する供給管と、前記圧縮機の油温度を検知
する温度検知手段と、前記温度検出手段が所定温度以下
を検知した場合に前記電磁弁を開にする制御を行う弁制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の油温度を検知する温度検知手段が所定温度
以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開に
し、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレー
タに供給し、液冷媒とともに冷凍機油を圧縮機に供給す
ることで、液バック運転時における圧縮機内の液冷媒に
よる油希釈での圧縮破壊が防止される。
【0014】つぎの発明にかかる冷凍装置は、凝縮器と
絞り装置と蒸発器とアキュムレータと圧縮機と油分離器
とを順次接続した冷凍サイクルに、前記圧縮機の油面を
検知して前記圧縮機に冷凍機油を供給するオイルレギュ
レータを設け、圧力調整弁を介して前記アキュムレータ
に連通し、前記油分離器によって分離された冷凍機油を
一時蓄積するオイルタンクから、前記オイルレギュレー
タを介して前記圧縮機に前記冷凍機油を供給する油面変
動吸収機能を有した冷凍装置において、電磁弁を有し、
前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油を前記アキュム
レータに供給する供給管と、前記圧縮機の吸入側の温度
を検知する温度検知手段と、前記温度スイッチが所定温
度以下を検知した場合に前記電磁弁を開にする制御を行
う弁制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の吸入側に設けられた温度検知手段が所定温
度以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開
にし、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレ
ータに供給し、液冷媒とともに冷凍機油を供給すること
で、液バック運転時における圧縮機内の液冷媒による油
希釈での圧縮破壊が防止される。
【0016】つぎの発明にかかる冷凍装置は、上記の発
明において、前記電磁弁とアキュムレータとの間の前記
供給管上にキャピラリーチューブを設けたことを特徴と
する。
【0017】この発明によれば、前記電磁弁とアキュム
レータとの間の供給管上に設けられたキャピラリーチュ
ーブによって、オイルタンクからアキュムレータに供給
される冷凍機油の供給を徐々に行い、圧縮機の歯先など
の金属接触部分の油膜を長時間にわたって形成し続けさ
せて、圧縮破壊を防止するようにしている。
【0018】つぎの発明にかかる冷凍装置は、上記の発
明において、前記電磁弁と前記オイルタンクとの間の前
記供給管上にストレーナを設けたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、前記電磁弁と前記オイ
ルタンクとの間の供給管上に設けられたストレーナが、
オイルタンクからアキュムレータに供給される冷凍機油
を濾過し、たとえばスラッジが生じ易いHFC系の冷媒
を用いた場合でも、供給管の閉塞がなくなる。また、電
磁弁の下流にキャピラリーチューブを設けた場合には、
一層、供給管の閉塞が生じやすいが、この場合であって
も、供給管の閉塞をなくすことができるようにしてい
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる冷凍装置の好適な実施の形態を詳細に説明
する。
【0021】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である冷凍装置の構成を示す図である。図1に示
した冷凍装置は、図7に示した冷凍装置におけるアキュ
ムレータ12内に、アキュムレータ12内が満液になっ
たか否かを検知するフロートスイッチ13をさらに設け
る。さらに、オイルタンク5とアキュムレータ12との
間を、電磁弁14を介して連通させる供給管が設けられ
る。また、フロートスイッチ13の検知結果をもとに、
電磁弁14の開閉を制御する弁制御部15が設けられ
る。その他の構成は、図7に示した冷凍装置と同じであ
り、同一構成部分には同一符号を付している。
【0022】図1において、二つの低圧シェル式圧縮機
1,2は並列接続され、冷媒ガスを圧縮し、それぞれ冷
媒ガスと冷凍機油とを油分離器3,4に出力する。油分
離器3,4は、冷媒ガスと冷凍機油とを分離し、分離し
た冷媒ガスを凝縮器8に出力する。凝縮器8は、冷媒ガ
スを凝縮し、絞り装置9に送出し、絞り装置9は、冷媒
を膨張させ、冷媒を蒸発器10に送出する。蒸発器10
は、冷媒を蒸発させ、アキュムレータ12に蓄積させ
る。冷媒は、アキュムレータ12から再度、二つの低圧
シェル式圧縮機1,2に入力されるという冷凍サイクル
が行われる。
【0023】一方、油分離器3,4によって分離された
冷凍機油は、オイルタンク5に出力される。オイルタン
ク5は、入力された冷凍機油を一時蓄積する。オイルタ
ンク5は、圧力調整弁11を介してアキュムレータ12
に連通し、圧力調整弁11による圧力逃がしによって、
低圧側と一定の差圧を持った中間圧に保持される。機械
式オイルレギュレータ6,7は、それぞれ低圧シェル式
圧縮機1,2に取り付けられ、各低圧シェル式圧縮機
1,2内の油面が一定の高さ以下に下がった場合、オイ
ルタンク5が有する差圧を利用し、オイルタンク5に蓄
積された冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給
し、各低圧シェル式圧縮機1,2の油面の高さが一定に
保つ調整を行う。
【0024】また、アキュムレータ12内の液冷媒が満
液になると、フロートスイッチ13が、満液になったこ
とを示す信号を弁制御部15に送出する。すなわち、液
バックの開始を検知する。弁制御部15は、フロートス
イッチ13から、満液になったことを示す信号が入力さ
れない限り、電磁弁14を閉にし、オイルタンク5から
アキュムレータ12への冷凍機油の送出を行わせない。
一方、フロートスイッチ13から、満液になったことを
示す信号が入力されると、弁制御部15は、電磁弁14
を開にし、オイルタンク5からアキュムレータ12への
冷凍機油の送出を行わせる。
【0025】これによって、各低圧シェル式圧縮機1,
2の冷凍機油の希釈が抑止される。すなわち、アキュム
レータ12が満液になったときに、アキュムレータ12
内の液冷媒が各低圧シェル式圧縮機1,2に送出され、
低圧シェル式圧縮機1,2内の液冷媒中の冷凍機油の割
合が減少し、希釈されるが、同時に、オイルタンク5内
の冷凍機油が電磁弁14を介してアキュムレータ12に
送出される。このため、アキュムレータ12から液冷媒
とともに冷凍機油が各低圧シェル式圧縮機1,2に送出
され、各低圧シェル式圧縮機1,2内の冷凍機油の希釈
が抑止される。
【0026】この実施の形態1によれば、フロートスイ
ッチ13がアキュムレータ12内の満液を検知すること
によって液バックの開始を検知し、この検知時にタンク
5内の冷凍機油をアキュムレータ12に送出し、アキュ
ムレータ12から冷凍機油を液冷媒とともに供給するの
で、液バック運転による各低圧シェル式圧縮機1,2内
の冷凍機油の希釈を防止し、圧縮破壊をなくすことがで
き、対応するユニットを停止させずに冷凍装置を連続運
転することができる。
【0027】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。上述した実施の形態1では、
アキュムレータ12内にフロートスイッチ13を設け、
フロートスイッチ13が満液を検知したときに、オイル
タンク5内の冷凍機油をアキュムレータ12に送出する
ようにしていたが、この実施の形態2では、各低圧シェ
ル式圧縮機1,2の吐出側に吐出ガス温度スイッチを設
け、この吐出温度スイッチが一定温度以下になった場合
に、オイルタンク5内の冷凍機油をアキュムレータ12
に送出するようにしている。
【0028】図2は、この発明の実施の形態2である冷
凍装置の構成を示す図である。図2に示した冷凍装置
は、図1に示した冷凍装置のフロートスイッチ13に代
えて、各低圧シェル式圧縮機1,2の吐出側に吐出ガス
温度スイッチ21,22を設けている。弁制御部23
は、図1に示した弁制御部15に対応し、吐出ガス温度
スイッチ21,22が一定温度以下を検知した場合に、
電磁弁14を開にする制御を行う。その他の構成は、図
1に示した冷凍装置と同じであり、同一構成部分には同
一符号を付している。
【0029】図2において、二つの低圧シェル式圧縮機
1,2は並列接続され、冷媒ガスを圧縮し、それぞれ冷
媒ガスと冷凍機油とを油分離器3,4に出力する。油分
離器3,4は、冷媒ガスと冷凍機油とを分離し、分離し
た冷媒ガスを凝縮器8に出力する。凝縮器8は、冷媒ガ
スを凝縮し、絞り装置9に送出し、絞り装置9は、冷媒
を膨張させ、冷媒を蒸発器10に送出する。蒸発器10
は、冷媒を蒸発させ、アキュムレータ12に蓄積させ
る。冷媒は、アキュムレータ12から再度、二つの低圧
シェル式圧縮機1,2に入力されるという冷凍サイクル
が行われる。
【0030】一方、油分離器3,4によって分離された
冷凍機油は、オイルタンク5に出力される。オイルタン
ク5は、入力された冷凍機油を一時蓄積する。オイルタ
ンク5は、圧力調整弁11を介してアキュムレータ12
に連通し、圧力調整弁11による圧力逃がしによって、
低圧側と一定の差圧を持った中間圧に保持される。機械
式オイルレギュレータ6,7は、それぞれ低圧シェル式
圧縮機1,2に取り付けられ、各低圧シェル式圧縮機
1,2内の油面が一定の高さ以下に下がった場合、オイ
ルタンク5が有する差圧を利用し、オイルタンク5に蓄
積された冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給
し、各低圧シェル式圧縮機1,2の油面の高さが一定に
保つ調整を行う。
【0031】ここで、アキュムレータ12内の液冷媒が
満液になると、アキュムレータ12内の液冷媒が各低圧
シェル式圧縮機1,2に送出される。この時、各低圧シ
ェル式圧縮機1,2の吐出側の温度は低下する。吐出ガ
ス温度スイッチ21,22は、各低圧シェル式圧縮機
1,2の吐出側に配置され、吐出ガスの温度を検知し、
一定温度以下の温度を検知した場合、温度低下を示す信
号を弁制御部23に出力する。すなわち、吐出ガス温度
スイッチ21,22は、液バックの開始を弁制御部23
に通知する。
【0032】弁制御部23は、吐出ガス温度スイッチ2
1,22が一定温度を超えるとする信号を受けている場
合、電磁弁14を閉にし、オイルタンク5からアキュム
レータ12への冷凍機油の送出を行わせない。一方、吐
出ガス温度スイッチ21,22が一定温度以下の温度を
検知した場合、弁制御部23は、電磁弁14を開にし、
オイルタンク5からアキュムレータ12への冷凍機油の
送出を行わせる。なお、弁制御部23は、吐出ガス温度
スイッチ21,22のいずれか一方が一定温度以下の温
度を検知した場合に電磁弁14を開にするようにしてい
るが、双方が一定温度以下になった場合に、電磁弁14
を開にするようにしてもよい。また、弁制御部23は、
温度情報のみを受け付け、平均温度が一定温度以下にな
った場合に、電磁弁14を開にするようにしてもよい。
【0033】これによって、各低圧シェル式圧縮機1,
2の冷凍機油の希釈が抑止される。すなわち、アキュム
レータ12が満液になったときに相当する時期を吐出ガ
ス温度スイッチ21,22によって検知し、この検知時
にオイルタンク5内の冷凍機油が電磁弁14を介してア
キュムレータ12に送出される。このため、アキュムレ
ータ12から液冷媒とともに冷凍機油が各低圧シェル式
圧縮機1,2に送出され、各低圧シェル式圧縮機1,2
内の冷凍機油の希釈が抑止される。
【0034】この実施の形態2によれば、吐出ガス温度
スイッチ21,22がアキュムレータ12内の満液に相
当する時期を検知することによって液バックの開始を検
知し、この検知時にタンク5内の冷凍機油をアキュムレ
ータ12に送出し、アキュムレータ12から液冷媒とと
もに冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給する
ので、液バック運転による各低圧シェル式圧縮機1,2
内の冷凍機油の希釈を抑止し、圧縮破壊をなくすことが
でき、対応するユニットを停止させずに冷凍装置を連続
運転することができる。
【0035】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。上述した実施の形態1では、
アキュムレータ12内にフロートスイッチ13を設け、
フロートスイッチ13が満液を検知したときに、オイル
タンク5内の冷凍機油をアキュムレータ12に送出する
ようにしていたが、この実施の形態3では、各低圧シェ
ル式圧縮機1,2の油温度を検知する油温度スイッチを
設け、この油温度スイッチが一定温度以下になった場合
に、オイルタンク5内の冷凍機油をアキュムレータ12
に送出するようにしている。
【0036】図3は、この発明の実施の形態3である冷
凍装置の構成を示す図である。図3に示した冷凍装置
は、図1に示した冷凍装置のフロートスイッチ13に代
えて、各低圧シェル式圧縮機1,2の油温度を検知する
油温度スイッチ31,32を設けている。弁制御部33
は、図1に示した弁制御部15に対応し、油温度スイッ
チ31,32が一定温度以下を検知した場合に、電磁弁
14を開にする制御を行う。その他の構成は、図1に示
した冷凍装置と同じであり、同一構成部分には同一符号
を付している。
【0037】図3において、二つの低圧シェル式圧縮機
1,2は並列接続され、冷媒ガスを圧縮し、それぞれ冷
媒ガスと冷凍機油とを油分離器3,4に出力する。油分
離器3,4は、冷媒ガスと冷凍機油とを分離し、分離し
た冷媒ガスを凝縮器8に出力する。凝縮器8は、冷媒ガ
スを凝縮し、絞り装置9に送出し、絞り装置9は、冷媒
を膨張させ、冷媒を蒸発器10に送出する。蒸発器10
は、冷媒を蒸発させ、アキュムレータ12に蓄積させ
る。冷媒は、アキュムレータ12から再度、二つの低圧
シェル式圧縮機1,2に入力されるという冷凍サイクル
が行われる。
【0038】一方、油分離器3,4によって分離された
冷凍機油は、オイルタンク5に出力される。オイルタン
ク5は、入力された冷凍機油を一時蓄積する。オイルタ
ンク5は、圧力調整弁11を介してアキュムレータ12
に連通し、圧力調整弁11による圧力逃がしによって、
低圧側と一定の差圧を持った中間圧に保持される。機械
式オイルレギュレータ6,7は、それぞれ低圧シェル式
圧縮機1,2に取り付けられ、各低圧シェル式圧縮機
1,2内の油面が一定の高さ以下に下がった場合、オイ
ルタンク5が有する差圧を利用し、オイルタンク5に蓄
積された冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給
し、各低圧シェル式圧縮機1,2の油面の高さが一定に
保つ調整を行う。
【0039】ここで、アキュムレータ12内の液冷媒が
満液になると、アキュムレータ12内の液冷媒が各低圧
シェル式圧縮機1,2に送出される。この時、各低圧シ
ェル式圧縮機1,2の油温度は低下する。油温度スイッ
チ31,32は、各低圧シェル式圧縮機1,2内の油温
度を検知し、一定温度以下の温度を検知した場合、温度
低下を示す信号を弁制御部33に出力する。すなわち、
油温度スイッチ31,32は、液バックの開始を弁制御
部33に通知する。
【0040】弁制御部33は、油温度スイッチ31,3
2が一定温度を超えるとする信号を受けている場合、電
磁弁14を閉にし、オイルタンク5からアキュムレータ
12への冷凍機油の送出を行わせない。一方、油温度ス
イッチ31,32が一定温度以下の温度を検知した場
合、弁制御部33は、電磁弁14を開にし、オイルタン
ク5からアキュムレータ12への冷凍機油の送出を行わ
せる。なお、弁制御部33は、油温度スイッチ31,3
2のいずれか一方が一定温度以下の温度を検知した場合
に電磁弁14を開にするようにしているが、双方が一定
温度以下になった場合に、電磁弁14を開にするように
してもよい。また、弁制御部33は、温度情報のみを受
け付け、平均温度が一定温度以下になった場合に、電磁
弁14を開にするようにしてもよい。
【0041】これによって、各低圧シェル式圧縮機1,
2の冷凍機油の希釈が抑止される。すなわち、アキュム
レータ12が満液になったときに相当する時期を油温度
スイッチ31,32によって検知し、この検知時にオイ
ルタンク5内の冷凍機油が電磁弁14を介してアキュム
レータ12に送出される。このため、アキュムレータ1
2から液冷媒とともに冷凍機油が各低圧シェル式圧縮機
1,2に送出され、各低圧シェル式圧縮機1,2内の冷
凍機油の希釈が抑止される。
【0042】この実施の形態3によれば、油温度スイッ
チ31,32がアキュムレータ12内の満液に相当する
時期を検知することによって液バックの開始を検知し、
この検知時にタンク5内の冷凍機油をアキュムレータ1
2に送出し、アキュムレータ12から液冷媒とともに冷
凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給するので、
液バック運転による各低圧シェル式圧縮機1,2内の冷
凍機油の希釈を抑止し、圧縮破壊をなくすことができ、
対応するユニットを停止させずに冷凍装置を連続運転す
ることができる。
【0043】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態1では、
アキュムレータ12内にフロートスイッチ13を設け、
フロートスイッチ13が満液を検知したときに、オイル
タンク5内の冷凍機油をアキュムレータ12に送出する
ようにしていたが、この実施の形態4では、各低圧シェ
ル式圧縮機1,2の吸入側温度を検知する吸入ガス温度
スイッチを設け、この吸入ガス温度スイッチが一定温度
以下になった場合に、オイルタンク5内の冷凍機油をア
キュムレータ12に送出するようにしている。
【0044】図4は、この発明の実施の形態4である冷
凍装置の構成を示す図である。図4に示した冷凍装置
は、図1に示した冷凍装置のフロートスイッチ13に代
えて、各低圧シェル式圧縮機1,2の吸入側の吸入ガス
温度を検知する吸入ガス温度スイッチ41,42を設け
ている。弁制御部43は、図1に示した弁制御部15に
対応し、吸入ガス温度スイッチ41,42が一定温度以
下を検知した場合に、電磁弁14を開にする制御を行
う。その他の構成は、図1に示した冷凍装置と同じであ
り、同一構成部分には同一符号を付している。
【0045】図4において、二つの低圧シェル式圧縮機
1,2は並列接続され、冷媒ガスを圧縮し、それぞれ冷
媒ガスと冷凍機油とを油分離器3,4に出力する。油分
離器3,4は、冷媒ガスと冷凍機油とを分離し、分離し
た冷媒ガスを凝縮器8に出力する。凝縮器8は、冷媒ガ
スを凝縮し、絞り装置9に送出し、絞り装置9は、冷媒
を膨張させ、冷媒を蒸発器10に送出する。蒸発器10
は、冷媒を蒸発させ、アキュムレータ12に蓄積させ
る。冷媒は、アキュムレータ12から再度、二つの低圧
シェル式圧縮機1,2に入力されるという冷凍サイクル
が行われる。
【0046】一方、油分離器3,4によって分離された
冷凍機油は、オイルタンク5に出力される。オイルタン
ク5は、入力された冷凍機油を一時蓄積する。オイルタ
ンク5は、圧力調整弁11を介してアキュムレータ12
に連通し、圧力調整弁11による圧力逃がしによって、
低圧側と一定の差圧を持った中間圧に保持される。機械
式オイルレギュレータ6,7は、それぞれ低圧シェル式
圧縮機1,2に取り付けられ、各低圧シェル式圧縮機
1,2内の油面が一定の高さ以下に下がった場合、オイ
ルタンク5が有する差圧を利用し、オイルタンク5に蓄
積された冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給
し、各低圧シェル式圧縮機1,2の油面の高さが一定に
保つ調整を行う。
【0047】ここで、アキュムレータ12内の液冷媒が
満液になると、アキュムレータ12内の液冷媒が各低圧
シェル式圧縮機1,2に送出される。この時、各低圧シ
ェル式圧縮機1,2の吸入側温度は低下する。吸入ガス
温度スイッチ41,42は、各低圧シェル式圧縮機1,
2の吸入側における吸入ガス温度を検知し、一定温度以
下の温度を検知した場合、温度低下を示す信号を弁制御
部43に出力する。すなわち、吸入ガス温度スイッチ4
1,42は、液バックの開始を弁制御部43に通知す
る。
【0048】弁制御部43は、吸入ガス温度スイッチ4
1,42が一定温度を超えるとする信号を受けている場
合、電磁弁14を閉にし、オイルタンク5からアキュム
レータ12への冷凍機油の送出を行わせない。一方、吸
入ガス温度スイッチ41,42が一定温度以下の温度を
検知した場合、弁制御部43は、電磁弁14を開にし、
オイルタンク5からアキュムレータ12への冷凍機油の
送出を行わせる。なお、弁制御部43は、吸入ガス温度
スイッチ41,42のいずれか一方が一定温度以下の温
度を検知した場合に電磁弁14を開にするようにしてい
るが、双方が一定温度以下になった場合に、電磁弁14
を開にするようにしてもよい。また、弁制御部43は、
温度情報のみを受け付け、平均温度が一定温度以下にな
った場合に、電磁弁14を開にするようにしてもよい。
【0049】これによって、各低圧シェル式圧縮機1,
2の冷凍機油の希釈が抑止される。すなわち、アキュム
レータ12が満液になったときに相当する時期を吸入ガ
ス温度スイッチ41,42によって検知し、この検知時
にオイルタンク5内の冷凍機油が電磁弁14を介してア
キュムレータ12に送出される。このため、アキュムレ
ータ12から液冷媒とともに冷凍機油が各低圧シェル式
圧縮機1,2に送出され、各低圧シェル式圧縮機1,2
内の冷凍機油の希釈が抑止される。
【0050】この実施の形態4によれば、吸入ガス温度
スイッチ41,42がアキュムレータ12内の満液に相
当する時期を検知することによって液バックの開始を検
知し、この検知時にタンク5内の冷凍機油をアキュムレ
ータ12に送出し、アキュムレータ12から液冷媒とと
もに冷凍機油を各低圧シェル式圧縮機1,2に供給する
ので、液バック運転による各低圧シェル式圧縮機1,2
内の冷凍機油の希釈を抑止し、圧縮破壊をなくすことが
でき、対応するユニットを停止させずに冷凍装置を連続
運転することができる。
【0051】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。上述した実施の形態1〜4で
は、いずれもフロートスイッチ13が満液を直接的ある
いは間接的に検知したときに、オイルタンク5内の冷凍
機油をアキュムレータ12に一気に送出するようにして
いたが、この実施の形態5では、電磁弁14の下流側に
キャピラリーチューブを設け、アキュムレータ12への
最適給油量を調整し、長時間にわたって各低圧シェル式
圧縮機1,2内に冷凍機油を供給し、希釈を進めること
なく、歯先などの金属接触部に油膜を形成し続けるよう
にしている。
【0052】図5は、この発明の実施の形態5である冷
凍装置内の部分構成を示す図である。図5において、電
磁弁14の下流側、すなわち電磁弁14とアキュムレー
タ12との間に、キャピラリーチューブ51が設けられ
る。キャピラリーチューブ51は、細く長い管であるた
め、冷凍機油は、減圧されて徐々にアキュムレータ12
に供給されることになる。このキャピラリーチューブ5
1を設けることによって、最大冷媒量によって推定され
る最大液バック量に対して最適の給油量を調整し、確保
することが可能となる。そして、各低圧シェル式圧縮機
1,2の歯先は、長時間にわたって油膜を形成し続ける
ことができ、圧縮破壊を生じさせない。なお、その他の
構成は、図1〜図4に示した実施の形態1〜4の構成の
いずれかが適用される。
【0053】この実施の形態5によれば、電磁弁14の
下流側にキャピラリーチューブ51を設けているので、
オイルタンク5からアキュムレータ12に供給される冷
凍機油の給油量を適切にし、徐々に供給されるため、各
低圧シェル式圧縮機1,2の歯先を長時間にわたって油
膜を形成し続けることができ、圧縮破壊をなくすことが
でき、対応するユニットを停止させずに冷凍装置を連続
運転することができる。
【0054】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。上述した実施の形態1〜5で
は、いずれもHCFC系の冷媒を用いることを前提とし
ていたが、この実施の形態では、HFC系の冷媒を用い
ても、不具合なく冷凍機油をアキュムレータ12に供給
できるようにしている。なお、HCFC系の冷媒は、H
CFC22(CHClF2)やHCFC123(CHC
2CF3)などのフロン冷媒であり、HFC系の冷媒
は、HFC32(CH22)、HFC125(CHF2
CF3)、HFC134a(CH2FCF3)などのフロ
ン冷媒である。
【0055】図6は、この発明の実施の形態6である冷
凍装置内の部分構成を示す図である。図6において、電
磁弁14の上流側、すなわち電磁弁14とオイルタンク
5との間に、ストレーナ52が設けられる。
【0056】HFC系の冷媒は、HCFC系の冷媒に比
してスラッジが発生し易いため、ストレーナ52によっ
て濾過し、スラッジによる供給管の閉塞を防止する。特
に、図5に示したキャピラリーチューブ51は、管が細
くかつ長いため、閉塞を有効に防止することができる。
なお、その他の構成は、図1〜図5に示した実施の形態
1〜5の構成のいずれかが適用される。
【0057】この実施の形態6によれば、電磁弁14の
上流側にストレーナ52を設けているので、スラッジが
発生し易いHFC系の冷媒を用いても供給管上の閉塞を
有効に防止することができ、信頼性を高めることができ
る。特に、電磁弁14の下流側にキャピラリーチューブ
51を設ける場合、有効である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フロートスイッチがアキュムレータの満液を検知す
ると、弁制御手段が、電磁弁を開にし、オイルタンクに
蓄積された冷凍機油をアキュムレータに供給し、アキュ
ムレータから液冷媒とともに冷凍機油を圧縮機に供給
し、液バック運転時における圧縮機内の冷凍機油の希釈
による圧縮破壊が防止されるので、液バック運転に伴う
冷凍装置の停止をすることなく連続運転が可能になると
いう効果を奏する。
【0059】つぎの発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の吐出側に設けられた温度検知手段が所定温
度以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開
にし、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレ
ータに供給し、アキュムレータから液冷媒とともに冷凍
機油を圧縮機に供給し、液バック運転時における圧縮機
内の冷凍機油の希釈による圧縮破壊が防止されるので、
液バック運転に伴う冷凍装置の停止をすることなく連続
運転が可能になるという効果を奏する。
【0060】つぎの発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の油温度を検知する温度検知手段が所定温度
以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開に
し、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレー
タに供給し、アキュムレータから液冷媒とともに冷凍機
油を圧縮機に供給し、液バック運転時における圧縮機内
の冷凍機油の希釈による圧縮破壊が防止されるので、液
バック運転に伴う冷凍装置の停止をすることなく連続運
転が可能になるという効果を奏する。
【0061】つぎの発明によれば、液バック運転に対応
し、圧縮機の吸入側に設けられた温度検知手段が所定温
度以下の温度を検知すると、弁制御手段が、電磁弁を開
にし、オイルタンクに蓄積された冷凍機油をアキュムレ
ータに供給し、アキュムレータから液冷媒とともに冷凍
機油を圧縮機に供給し、液バック運転時における圧縮機
内の冷凍機油の希釈による圧縮破壊が防止されるので、
液バック運転に伴う冷凍装置の停止をすることなく連続
運転が可能になるという効果を奏する。
【0062】つぎの発明によれば、前記電磁弁とアキュ
ムレータとの間の供給管上に設けられたキャピラリーチ
ューブによって、オイルタンクからアキュムレータに供
給される冷凍機油の供給を徐々に行い、圧縮機の歯先な
どの金属接触部分の油膜を長時間にわたって形成し続け
させて、圧縮破壊を防止するようにしているので、液バ
ック運転に伴う冷凍装置の停止をなくし、連続運転が可
能になるという効果を奏する。
【0063】つぎの発明によれば、前記電磁弁と前記オ
イルタンクとの間の供給管上に設けられたストレーナ
が、オイルタンクからアキュムレータに供給される冷凍
機油を濾過し、たとえばスラッジが生じ易いHFC系の
冷媒を用いた場合でも、供給管の閉塞がなくなる。ま
た、電磁弁の下流にキャピラリーチューブを設けた場合
には、一層、供給管の閉塞が生じやすいが、この場合で
あっても、供給管の閉塞をなくすことができるようにし
ているので、アキュムレータに対する冷凍機油の供給を
信頼性高く行うことができ、結果として、液バック運転
に伴う冷凍装置の停止をなくし、連続運転が可能になる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6である冷凍装置の構
成を示す図である。
【図7】 従来における冷凍装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2 低圧シェル式圧縮機、3,4 油分離器、5
オイルタンク、6,7機械式オイルレギュレータ、8
凝縮器、9 絞り装置、10 蒸発器、11圧力調整
弁、12 アキュムレータ、13 フロートスイッチ、
14 電磁弁、15,23,33,43 弁制御部、2
1,22 吐出ガス温度スイッチ、31,32 油温度
スイッチ、41,42 吸入ガス温度スイッチ、51
キャピラリーチューブ、52 ストレーナ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器と絞り装置と蒸発器とアキュムレ
    ータと圧縮機と油分離器とを順次接続した冷凍サイクル
    に、前記圧縮機の油面を検知して前記圧縮機に冷凍機油
    を供給するオイルレギュレータを設け、圧力調整弁を介
    して前記アキュムレータに連通し、前記油分離器によっ
    て分離された冷凍機油を一時蓄積するオイルタンクか
    ら、前記オイルレギュレータを介して前記圧縮機に前記
    冷凍機油を供給する油面変動吸収機能を有した冷凍装置
    において、 電磁弁を有し、前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油
    を前記アキュムレータに供給する供給管と、 前記アキュムレータの液面を検知するフロートスイッチ
    と、 前記フロートスイッチが前記アキュムレータの満液を検
    知した場合に前記電磁弁を開にする制御を行う弁制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 凝縮器と絞り装置と蒸発器とアキュムレ
    ータと圧縮機と油分離器とを順次接続した冷凍サイクル
    に、前記圧縮機の油面を検知して前記圧縮機に冷凍機油
    を供給するオイルレギュレータを設け、圧力調整弁を介
    して前記アキュムレータに連通し、前記油分離器によっ
    て分離された冷凍機油を一時蓄積するオイルタンクか
    ら、前記オイルレギュレータを介して前記圧縮機に前記
    冷凍機油を供給する油面変動吸収機能を有した冷凍装置
    において、 電磁弁を有し、前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油
    を前記アキュムレータに供給する供給管と、 前記圧縮機の吐出側の温度を検知する温度検知手段と、 前記温度検知手段が所定温度以下を検知した場合に前記
    電磁弁を開にする制御を行う弁制御手段と、 を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 凝縮器と絞り装置と蒸発器とアキュムレ
    ータと圧縮機と油分離器とを順次接続した冷凍サイクル
    に、前記圧縮機の油面を検知して前記圧縮機に冷凍機油
    を供給するオイルレギュレータを設け、圧力調整弁を介
    して前記アキュムレータに連通し、前記油分離器によっ
    て分離された冷凍機油を一時蓄積するオイルタンクか
    ら、前記オイルレギュレータを介して前記圧縮機に前記
    冷凍機油を供給する油面変動吸収機能を有した冷凍装置
    において、 電磁弁を有し、前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油
    を前記アキュムレータに供給する供給管と、 前記圧縮機の油温度を検知する温度検知手段と、 前記温度検出手段が所定温度以下を検知した場合に前記
    電磁弁を開にする制御を行う弁制御手段と、 を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 凝縮器と絞り装置と蒸発器とアキュムレ
    ータと圧縮機と油分離器とを順次接続した冷凍サイクル
    に、前記圧縮機の油面を検知して前記圧縮機に冷凍機油
    を供給するオイルレギュレータを設け、圧力調整弁を介
    して前記アキュムレータに連通し、前記油分離器によっ
    て分離された冷凍機油を一時蓄積するオイルタンクか
    ら、前記オイルレギュレータを介して前記圧縮機に前記
    冷凍機油を供給する油面変動吸収機能を有した冷凍装置
    において、 電磁弁を有し、前記オイルタンクに蓄積された冷凍機油
    を前記アキュムレータに供給する供給管と、 前記圧縮機の吸入側の温度を検知する温度検知手段と、 前記温度スイッチが所定温度以下を検知した場合に前記
    電磁弁を開にする制御を行う弁制御手段と、 を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁弁とアキュムレータとの間の前
    記供給管上にキャピラリーチューブを設けたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一つに記載された冷凍装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電磁弁と前記オイルタンクとの間の
    前記供給管上にストレーナを設けたことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか一つに記載の冷凍装置。
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