JP2001287063A - レーザー裁断装置 - Google Patents

レーザー裁断装置

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JP2001287063A
JP2001287063A JP2000102152A JP2000102152A JP2001287063A JP 2001287063 A JP2001287063 A JP 2001287063A JP 2000102152 A JP2000102152 A JP 2000102152A JP 2000102152 A JP2000102152 A JP 2000102152A JP 2001287063 A JP2001287063 A JP 2001287063A
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sheet
cut
state
laser cutting
laser
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JP2000102152A
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Hidetaka Goto
秀隆 後藤
Katsuto Hasegawa
克人 長谷川
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Matsuya R & D Kk
Original Assignee
Matsuya R & D Kk
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/083Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction
    • B23K26/0838Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction by using an endless conveyor belt
    • B23K26/0846Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction by using an endless conveyor belt for moving elongated workpieces longitudinally, e.g. wire or strip material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/16Bands or sheets of indefinite length

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを大幅に削減でき、又、テーブ
ル面に支持された被裁断シートの全体を見渡しながら的
確に裁断できるレーザー裁断装置を提供する。 【解決手段】 被裁断シート2を展開状態で支持できる
テーブル5が傾斜状態で設けられている。被裁断シート
2はバキューム作用を受けてテーブル面27に吸着され
る。テーブル5には、その両側に設けたガイドに案内さ
れて上下動し得る可動部材42が設けられ、該可動部材
42の長さ方向に沿ってレーザー裁断機43が移動でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布地等のシート状
を呈する被裁断シートに所要のレーザー裁断を施すレー
ザー裁断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水平に拡げた布地に対して所要の裁断加
工を施す裁断装置としては、布地を支持する水平な支持
面を具えたテーブルに、その両側部に設けたガイドに案
内されて前後動し得る可動部材を設け、該可動部材に、
その長さ方向に移動できる裁断機を付設し、テーブル面
にバキュームで吸着された布地に対して所要の裁断を施
すように構成した装置が提案されている。そして前記裁
断機としては、メス等の機械的カッターを具えた裁断機
やレーザービームを利用する裁断機等が採用されてい
た。なお前記テーブルは、例えば長辺が200cmで短
辺が150cm程度の広面積のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成の裁断装置によるときには次のような問題点があっ
た。 (1) 何れの裁断機を具える裁断装置も、布地を支持する
テーブルが水平に設置されていたために、広い設置スペ
ースを必要とした。例えば前記したような、長辺が20
0cmで短辺が150cm程度もある広面積のテーブル
を設置できるだけの広い設置スペースを必要としたので
あった。このような広面積のテーブルを具える裁断装置
であっても、一定の裁断規格品を工場で量産するような
場合は、設置スペースに関して特に問題が発生しないで
あろう。しかし、スペースが限られた開発部門等の部屋
で、例えば1着分だけをテスト裁断せんとするときや、
近年におけるファッションの個性化傾向に応じて1着分
のみを裁断せんとするときは、設置スペースにゆとりの
ある工場における場合とは異なり、前記のような広いス
ペースを要する裁断装置を設置し難い問題があった。
【0004】(2) 又従来の裁断装置は、広面積のテーブ
ルが水平に設置されるため、被裁断シートの幅や長さが
大きい場合は、前記テスト裁断等を行う際に全体を見渡
しにくく、従って、裁断バランス等の裁断状態を全体的
に把握しにくい問題があった。
【0005】(3) 又、メス等の機械的カッターを用いる
前記裁断機は全体重量が大きくなるために、該裁断機を
所要に移動させる移動装置が頑丈な構造のものとならざ
るを得ず、裁断装置が全体として大掛かりになる問題が
あった。
【0006】(4) 又従来の裁断装置は、水平に設置され
たテーブル上に布地を載せる際、布地をピンと張った状
態でセットするのに人手を要する問題があった。本発明
は、かかる問題点を解決し得るレーザー裁断装置の提供
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係るレー
ザー裁断装置は、布地等のシート状を呈する被裁断シー
トを展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸着
状態に固定するための多数の吸引孔が設けられてなるテ
ーブルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂直
状態を呈する如く設けられると共に、レーザー裁断機
が、前記テーブルの、前記被裁断シートを支持する支持
面上において所要に移動可能に設けられ、又、前記テー
ブルに支持された前記被裁断シートを前記吸引孔を介し
て吸着するバキューム装置が設けられ、前記レーザー裁
断機の所要の移動によって被裁断シートをレーザービー
ムで裁断することを特徴とするものである。
【0008】本発明に係るレーザー裁断装置のより具体
的な態様は、布地等のシート状を呈する被裁断シートを
展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸着状態
に固定するための多数の吸引孔が設けられてなるテーブ
ルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂直状態
を呈する如く設けられると共に、該テーブルに、その左
右の側部に設けたガイドに案内されて上下動し得る可動
部材が設けられ、該可動部材には、その長さ方向に沿っ
て左右動できるレーザー裁断機が付設され、又、前記テ
ーブルに支持された前記被裁断シートを前記吸引孔を介
して吸着するバキューム装置が設けられ、前記レーザー
裁断機の所要の移動によって被裁断シートをレーザービ
ームで裁断することを特徴とするものである。
【0009】この場合、前記被裁断シートを、テーブル
の上端から下端に向けて流すことによって、該被裁断シ
ートをテーブルに供給するように構成するのがよい。
【0010】又本発明に係るレーザー裁断装置のより具
体的な他の態様は、布地等のシート状を呈する被裁断シ
ートを展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸
着状態に固定するための多数の吸引孔が設けられてなる
テーブルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂
直状態を呈する如く設けられると共に、該テーブルに、
その上下の端部に設けたガイドに案内されて左右動し得
る可動部材が設けられ、該可動部材には、その長さ方向
に沿って上下動できるレーザー裁断機が付設され、又、
前記テーブルに支持された前記被裁断シートを前記吸引
孔を介して吸着するバキューム装置が設けられ、前記レ
ーザー裁断機の所要の移動によって被裁断シートをレー
ザービームで裁断することを特徴とするものである。
【0011】前記各レーザー裁断装置において、前記テ
ーブルの傾斜角度を調節可能とするのがよい。
【0012】又前記各レーザー裁断装置において、前記
テーブルが、水平状態を呈するようにも構成するのがよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜2において本発明に係るレ
ーザー裁断装置1は、シート状を呈する被裁断シート2
(例えば布地)を展開状態で支持でき且つ該被裁断シー
ト2を吸着状態に固定するための多数の吸引孔3が設け
られてなるテーブル5を、垂直面に対して所要に傾斜し
た傾斜状態で又は垂直状態を呈する如く機台6に取り付
けてなり、前記テーブル5の傾斜角度が、角度調節装置
7によって調節可能となされている。又、前記吸引孔3
を介して吸引するバキューム装置9が前記被裁断シート
2を図3で示すように吸着するように構成されており、
該被裁断シート2のテーブル5に対する供給は、図1に
示すように、前記機台6に付設したシート送り装置10
によって行われる。
【0014】前記機台6は、水平枠11の外端で垂直枠
12を立設してなり、前記テーブル5の上端部13は、
前記垂直枠12の上端部15に枢軸16により連結さ
れ、テーブル5が垂直面内で回動可能となされている。
【0015】又前記角度調節装置7は、前記水平枠11
の基端側に配設されたモーター17の回転軸18に延長
されたネジ軸19を水平に配置し、その先端部20を、
前記水平枠11の先端側に設けた軸受21で回転自在に
支持させると共に、該回転軸19にナット部材22を螺
合させてなり、該ナット部材22には、連結片23が突
設されている。そして該連結片23の先端が、前記テー
ブル5の下端に突設したアーム片25に、上下方向のス
ライド孔26で枢着されており、前記回転軸19の回転
に伴う前記ナット部材22の進退動作に応じて前記テー
ブル5の傾斜角度を変更できるように構成されている。
テーブル5が垂直面に対して傾斜した状態が図1に実線
で示されており、又、テーブル5の垂直状態が図1に一
点鎖線で示されている。
【0016】又前記テーブル5は、例えば長辺が200
cmで短辺が150cmの矩形板状をなすものであり、
前記被裁断シート2を支持する支持面(以下テーブル面
という)27は、例えば図2、図4に部分的に示すハニ
カム構造28で形成され、前記被裁断シート2を支持す
るテーブル面27は、前記角度張設装置7による所要の
角度調節によって、図1に実線で示す傾斜面27aとし
て、又は図1に一点鎖線で示す垂直面27bとして形成
される。
【0017】前記バキューム装置9は、例えば図1、図
3に示すように、前記ハニカム構造28が有する六角形
状の吸引孔3が多数設けられてなるテーブル5の裏側に
吸引ボックス30を設け、該吸引ボックス30に、図示
しないブロアーに連結された吸引管31を連結して構成
されている。然して、該ブロアーの稼動によって吸引ボ
ックス30内にバキュームを作用させると、前記被裁断
シート2は前記吸引孔3を介してテーブル面27に吸着
されることになる。
【0018】又前記シート送り装置10は、図1に示す
ように、布地等の被裁断シート2を巻回したシートロー
ル32を図示しないモーターで所要に巻き戻すことがで
きるように構成される共に、巻き戻された被裁断シート
がフリーのウエイトロール33を支持した状態で機台上
端の挾持ローラ35,36、37,39に導入され、図
示しないモーターの作動による該挾持ローラの強制回転
により、前記シートロール32から巻き戻された被裁断
シート2を、テーブル面27の上端から下端に向けて流
すことができるように構成されている。
【0019】又前記テーブル5の左右の側部には、図1
〜2に示すように、上下方向に延長するガイド40,4
1が設けられ、該左右のガイド40,41に案内されて
可動部材42が上下動できる(矢印F1で示す)ように
構成されており、又該可動部材42には、その長さ方向
(左右方向)に移動できる(矢印F2で示す)レーザー
裁断機43が付設されている。該可動部材42は、この
ようにテーブル面27を跨ぐように配設されていること
から、該可動部材42の移動が、テーブル面27で吸着
された被裁断シート2に接触する恐れがない。前記レー
ザー裁断機43は、コンピューター制御により、傾斜状
態にあり又は垂直状態にあるテーブル面27上を所要に
移動できる。
【0020】又前記レーザー裁断機43は、図2〜3に
示すように、前記テーブル5の一方の側部下端に配設さ
れたレーザー発生装置45から発進されたレーザービー
ム46を、前記可動部材42の一端側に設けたミラー4
7とレーザー裁断機43の有するミラー49を介して集
光レンズ50に導入させるようになされ、該集光レンズ
50で集光された集光ビーム51が、図3で示すよう
に、前記被裁断シート2で焦点を結ぶようになされてい
る。然して、レーザー裁断機43の所要の移動動作に伴
う集光ビーム51の移動によって、被裁断シート2を所
要に裁断することができる。
【0021】然して、かかる構成のレーザー裁断装置1
によって、テーブル面27で支持された被裁断シート2
にレーザー裁断を施すには、前記シート送り装置10の
所要の送り動作によって被裁断シート2をテーブル面2
7上に供給し、該被裁断シート2が前記傾斜状態にあり
又は垂直状態にあるテーブル面27を覆った状態とす
る。この状態で前記バキューム装置9を作動させ、その
バキューム作用によって、前記吸引孔3を介して被裁断
シート2をテーブル面27に吸着させる。
【0022】被裁断シート2がこのように吸着された状
態で、コンピューター制御によりレーザー裁断機43を
所要に移動させる。このレーザー裁断機43の移動動作
に伴う集光ビーム51の移動によって、例えば図2に示
すように、前記被裁断シート2を所要に裁断することが
できる。裁断が完了した後に前記バキューム装置9のバ
キューム作用を解除すると、図2に示す裁断片52はそ
の自重で自由落下しテーブル5から取り外されることに
なる。なお、テーブル面27の被裁断シート2に対し
て、その上縁部分53(図2)で左右方向にレーザー裁
断を施すことにより、前記バキューム作用の解除と共
に、テーブル面上のシートの全体をその自重で自由落下
させることができる。
【0023】なおレーザー裁断機43による裁断状態
は、テーブル5が傾斜状態又は垂直状態にあるために、
テーブル5から所定距離離れることによって裁断バラン
ス等の裁断状態を全体的に容易に把握できる。
【0024】図5は、本発明に係るレーザー裁断装置1
の他の態様を示すものであり、前記と同様にして、垂直
面に対して所要に傾斜した傾斜状態で又は垂直状態を呈
する如く機台に取り付けられたテーブル5の上下端に、
左右方向に延長するガイド55,56が設けられ、該上
下のガイド55,56に案内されて可動部材57が左右
動できる(矢印F3で示す)ように構成されている。又
該可動部材57には、その長さ方向(上下方向)に移動
できる(矢印F4で示す)レーザー裁断機43が付設さ
れている。該可動部材57は、このようにテーブル面2
7を跨ぐように配設されていることから、該可動部材5
7の移動が、テーブル面27で吸着された被裁断シート
2に接触する恐れがない。前記レーザー裁断機43は、
コンピューター制御により、傾斜状態にあり又は垂直状
態にあるテーブル面27上を所要に移動できる。
【0025】その他、バキューム装置9の構成、レーザ
ー裁断機43の構成は前記と同様であるが、シート送り
装置10は、被裁断シート2を左右方向で送るように構
成されている点で前記と異なる。
【0026】然して、かかる構成のレーザー裁断装置1
によって、テーブル面27に支持された被裁断シート2
にレーザー裁断を施すには、前記シート送り装置10の
所要の送り動作によって被裁断シート2をテーブル面2
7上に左右方向で供給し、該被裁断シート2が、前記傾
斜状態にあり、又は垂直状態にあるテーブル面27を覆
った状態とする。この状態で前記バキューム装置9を作
動させ、そのバキューム作用によって、吸引孔3を介し
て被裁断シート2をテーブル面27に吸着させる。
【0027】被裁断シート2がこのように吸着された状
態で、コンピューター制御によりレーザー裁断機43を
所要に移動させる。このレーザー裁断機43の移動動作
に伴う集光ビームの移動によって、例えば図5に示すよ
うに、前記被裁断シート2を所要に裁断することができ
る。裁断が完了した後に前記バキューム装置9のバキュ
ーム作用を解除すると、裁断片52はその自重で自由落
下し、テーブル5から取り外されることになる。この
際、落下する裁断片52が引っ掛からないように、可動
部材57を左端又は右端に移動させておくのがよい。
【0028】〔その他の実施の形態〕 (1) 本発明に係るレーザー裁断装置において、レーザー
裁断機43をテーブル面27上で所要に移動させる手段
は、前記実施の形態で示したものには特定されない。
【0029】(2) 前記被裁断シートは、前記布地の他、
プラスチックフイルムや本革、合成皮革等のレーザー裁
断可能のシートであってよい。
【0030】(3) 前記被裁断シートを支持するテーブル
は、被裁断シートをレーザー裁断可能に支持でき、且つ
前記被裁断シートを吸引孔を介して吸着するバキューム
装置が付設されるものであるならば、そのテーブル面
は、前記のようにハニカム構造で構成されることの他、
スリット構造等にも構成され得る。
【0031】(4) 前記各レーザー裁断装置において、必
要な場合は、テーブル5が、更に水平状態を呈するよう
に構成されることもある。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るレーザー裁断装置は、軽量
に構成され得る非接触のレーザー裁断機に着眼し、その
利点を十分に発揮させるべく、テーブルを傾斜状態又は
垂直状態に配置するという構成を組み合わせたものであ
り、これによって、メス等の機械的カッターを用いる裁
断機によっては全く達成できない繊細な裁断(微小な集
光スポットで裁断するため)をスピードを上げて能率的
に行うことができるばかりでなく、前記設置スペースの
大幅な削減と裁断状態の全体的な把握を容易に行い得る
顕著な効果を奏するのである。又、メス等の機械的カッ
ターを用いる裁断ではなくレーザーによる非接触の裁断
であるため、テーブル面に設けられている吸引孔が障害
となることなく、布地等の被裁断シートに対して精度よ
く裁断を施すことができ、加えて、全体を構造簡素に構
成することができる。その上、テーブル面に対する被裁
断シートのセットや取り外しの能率化を達成することも
可能である等の優れた効果を奏する。以下これをより具
体的に説明する。
【0033】(1) 本発明に係るレーザー裁断装置は、テ
ーブルが傾斜状態や垂直状態に配設されるため、テーブ
ルを水平に設置する従来の裁断装置に比し、装置の設置
スペースを大幅に削減できる。従って、スペースが限ら
れた開発部門等の部屋において、例えば1着分だけをテ
スト裁断するときや、近年におけるファッションの個性
化傾向に応じて1着分のみを裁断するようなときにレー
ザー裁断装置を設置せんとする場合、支承なくその目的
を達成できることになる。
【0034】(2) 又、テーブルが傾斜状態や垂直状態を
呈して設置されるため、テーブルが水平に設置された従
来の裁断装置による場合とは異なり、テーブルからの離
間距離を十分に確保して、テーブルに支持された被裁断
シートの全体を見渡しながら裁断バランス等の裁断状態
を全体的に把握できるため、必要な裁断調整等を施すこ
とが容易となる。
【0035】(3) 本発明は、軽量なレーザー裁断機をテ
ーブル面に沿って所要に移動させることにより被裁断シ
ートをレーザー裁断する構成を採用する。従来の裁断装
置のうち、前記メス等の機械的カッターを用いる裁断機
を具えるものは、裁断機の重量が大きい。従って、これ
を水平面内で移動させる場合には特に問題がないとして
も、かかる重量のある裁断機を傾斜面上や垂直面上で移
動させるとなると、重量のある裁断機を安定的に移動さ
せることができるような頑丈な移動装置が必要となる。
これに対して本発明で用いるレーザー裁断機は、本来、
レーザービームをミラーで所要に屈曲させてこれを集光
レンズで集光させるという非常に簡素な構成のものであ
るため、該レーザー裁断機は軽量である。かかることか
ら、傾斜面上や垂直面上でレーザー裁断機を移動させる
ために頑丈な構造を採用する必要は全くない。
【0036】(4) 本発明は、テーブルが傾斜状態又は垂
直状態にあり、テーブル面上の被裁断シートをバキュー
ム装置によって吸着する構成を作用するため、所要の裁
断が完了した後にバキュームを解除すれば、テーブル面
上の裁断片をその自重による自由落下によって容易に取
り外すことも可能である。水平なテーブル面を具える従
来装置にあっては、このような取り外しは全く不可能で
ある。
【0037】(5) 本発明に係るレーザー裁断装置は、テ
ーブル面が傾斜状態や垂直状態にあることから、テーブ
ルの左右の側部にガイド設け、該ガイドに案内されて上
下動し得る可動部材に、その長さ方向に沿って左右動で
きるようにレーザー裁断機を付設した場合、被裁断シー
トを、テーブルの上端から下端に向けて流すように構成
したときは、被裁断シートは自ずからテーブル面を覆っ
た状態になる。従って、従来の水平なテーブル面上に被
裁断シートを人手で展開状態でセットする場合に比し、
裁断の準備工程を簡易且つ能率的に行うことができる。
【0038】(6) 本発明に係るレーザー裁断装置が、テ
ーブルが水平状態を呈するようにも構成されるときは、
例えば、比較的重量のある被裁断シートを裁断する場合
に、テーブルを水平状態にすることにより、この裁断を
安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザー裁断装置を示す側面図で
ある。
【図2】図1における矢示方向平面図である。
【図3】レーザー裁断機を示す断面図である。
【図4】テーブル面のハニカム構造を説明する説明図で
ある。
【図5】本発明に係るレーザー裁断装置の他の態様を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 レーザー裁断装置 2 被裁断シート 3 吸引孔 5 テーブル 9 バキューム装置 27 テーブル面 43 レーザー裁断機 46 レーザービーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地等のシート状を呈する被裁断シート
    を展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸着状
    態に固定するための多数の吸引孔が設けられてなるテー
    ブルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂直状
    態を呈する如く設けられると共に、レーザー裁断機が、
    前記テーブルの、前記被裁断シートを支持する支持面上
    において所要に移動可能に設けられ、又、前記テーブル
    に支持された前記被裁断シートを前記吸引孔を介して吸
    着するバキューム装置が設けられ、前記レーザー裁断機
    の所要の移動によって被裁断シートをレーザービームで
    裁断することを特徴とするレーザー裁断装置。
  2. 【請求項2】 布地等のシート状を呈する被裁断シート
    を展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸着状
    態に固定するための多数の吸引孔が設けられてなるテー
    ブルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂直状
    態を呈する如く設けられると共に、該テーブルに、その
    左右の側部に設けたガイドに案内されて上下動し得る可
    動部材が設けられ、該可動部材には、その長さ方向に沿
    って左右動できるレーザー裁断機が付設され、又、前記
    テーブルに支持された前記被裁断シートを前記吸引孔を
    介して吸着するバキューム装置が設けられ、前記レーザ
    ー裁断機の所要の移動によって被裁断シートをレーザー
    ビームで裁断することを特徴とするレーザー裁断装置。
  3. 【請求項3】 前記被裁断シートを、テーブルの上端か
    ら下端に向けて流すことによって、該被裁断シートをテ
    ーブルに供給するように構成したことを特徴とする請求
    項2記載のレーザー裁断装置。
  4. 【請求項4】 布地等のシート状を呈する被裁断シート
    を展開状態で支持でき、且つ前記被裁断シートを吸着状
    態に固定するための多数の吸引孔が設けられてなるテー
    ブルが、垂直面に対して所要に傾斜した状態又は垂直状
    態を呈する如く設けられると共に、該テーブルに、その
    上下の端部に設けたガイドに案内されて左右動し得る可
    動部材が設けられ、該可動部材には、その長さ方向に沿
    って上下動できるレーザー裁断機が付設され、又、前記
    テーブルに支持された前記被裁断シートを前記吸引孔を
    介して吸着するバキューム装置が設けられ、前記レーザ
    ー裁断機の所要の移動によって被裁断シートをレーザー
    ビームで裁断することを特徴とするレーザー裁断装置。
  5. 【請求項5】 前記テーブルの傾斜角度を調節可能とし
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレ
    ーザー裁断装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブルが、水平状態を呈するよう
    にも構成されていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載のレーザー裁断装置。
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