JP2001283979A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2001283979A
JP2001283979A JP2000091182A JP2000091182A JP2001283979A JP 2001283979 A JP2001283979 A JP 2001283979A JP 2000091182 A JP2000091182 A JP 2000091182A JP 2000091182 A JP2000091182 A JP 2000091182A JP 2001283979 A JP2001283979 A JP 2001283979A
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detection member
connector
movement
housings
lock
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JP2000091182A
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Kazuhiko Futamura
和彦 二村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合検知機能を備えたコネクタの構造の簡略
化を図る。 【解決手段】 雄ハウジング10のフード部12内に嵌
合される雌ハウジング20には、雄ハウジング10側の
ロック部14に係止可能なロックアーム35が設けられ
ている。ロックアーム35のアーム部37の後端側に
は、連結部40が雌ハウジング20の後方へ突出して設
けられており、この連結部40の後部40Rに検知部材
50が取り付けられている。雌ハウジング20の上面後
端には、門形の移動規制壁41が突設されており、自由
状態のロックアーム35に組み付けられた検知部材50
は、この移動規制壁41に対して係合可能な位置に配さ
れている。両ハウジング10,20が正規嵌合される
と、ロックアーム35はやや撓んだ姿勢に保持され、こ
のとき検知部材50は、移動規制壁41の内側の移動許
容空間43内へ進入可能な位置に配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
特に嵌合検知機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雄雌のコネクタハウジングの嵌合
状態を検知するための検知部材を備えたコネクタとし
て、実開平1−166977号公報に記載されたものが
知られている。このコネクタは、図8及び図9に示すよ
うに、互いに嵌合される雌雄のハウジング1,2のう
ち、雌ハウジング1には、雄ハウジング2に設けたロッ
ク部3に係止されるロックアーム4が設けられるととも
に、このロックアーム4を左右から挟み込む一対のアー
ム5を備えた検知部材6が後方から取り付けられてお
り、この検知部材6は、ロックアーム4に沿って前後に
移動可能とされている。ロックアーム4の左右の側面に
は、アーム5の先端に突き当て可能な突起7が一対設け
られ、これにより検知部材6は、前方への移動が規制さ
れている。一方、雄ハウジング2側には、解除アーム8
が突設されており、この解除アーム8は、両ハウジング
1,2が正規に嵌合されるのに伴って、雌ハウジング1
側のアーム5に係合してこれを撓み変形させ、これによ
ってアーム5の突起7に対する突き当て状態が解除され
て、検知部材6は前方への押し込み移動が許容されるよ
うになっている。すなわち、検知部材6は両ハウジング
1,2が正規嵌合されたときにだけその移動規制が解除
されるから、検知部材6の移動の可否によって、両ハウ
ジング1,2が正規嵌合に至ったかを検知することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このコ
ネクタでは、検知部材6にアーム5を設け、なお且つ検
知部材6の移動規制を行うための突起7と、移動規制の
解除を行うための解除アーム8とを雌雄のハウジング
1,2に別々に設けるようにしていたため、コネクタの
構造が複雑なものとなっていた。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、嵌合検知機能
を備えたコネクタの構造の簡略化を図ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウ
ジングには、両コネクタハウジングが嵌合されるのに伴
って、他方のコネクタハウジングによって前記両コネク
タハウジングの嵌合方向と直交する向きへ弾性的に変位
される弾性変位部と、この弾性変位部に取り付けられる
とともに弾性変位部に沿って一の方向へ移動可能な検知
部材と、前記検知部材の移動方向の前方に配されるとと
もに検知部材に係合して、その移動動作を規制可能な移
動規制部とが設けられ、前記弾性変位部は、前記両コネ
クタハウジングが正規に嵌合されたときにのみ、前記移
動規制部と前記検知部材との係合を解除し、検知部材の
移動動作を許容する姿勢に撓んだ状態で保持される構成
となっている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記弾性変位部は、前記両コネクタハウジン
グが正規嵌合されたときに、前記他方のコネクタハウジ
ングに設けられたロック部に係止されて、前記両コネク
タハウジングを離間不能に保持可能なロックアームを兼
用しているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記検知部材が前記弾性変位
部に沿って待機位置と作動位置との間を移動可能とされ
ており、前記弾性変位部と前記検知部材との間には、互
いに係止されることで、検知部材を前記待機位置または
前記作動位置に保持可能な係止手段が設けられていると
ころに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングが正規嵌合に至る前の状態では、検知部材が
移動規制部に係合されるように弾性変位部の姿勢が設定
されることで、検知部材の移動動作が規制され、両コネ
クタハウジングが正規嵌合前であることが検知される。
一方、両コネクタハウジングが正規に嵌合されると、弾
性変位部は、他方のコネクタハウジングによって検知部
材と移動規制部との係合状態を解除する姿勢に弾性変位
されるとともに、その姿勢に保持される。これにより、
検知部材の移動が許容され、検知部材を移動させること
によって両コネクタハウジングが正規に嵌合されたこと
が検知される。つまり、検知部材の移動の可否によって
コネクタが正規嵌合に至ったかどうかを検知できる。
【0008】このように、両コネクタハウジングの嵌合
状態に伴う弾性変位部の姿勢を設定することにより、検
知部材の移動の可否を決定するようにしたから、一方の
コネクタハウジング側の構造のみで嵌合検知操作を行う
ことができ、コネクタの構造の簡略化を図ることができ
る。
【0009】<請求項2の発明>一層のコネクタの構造
の簡略化を図ることができる。 <請求項3の発明>検知部材が待機位置または作動位置
から不用意に移動されるのを防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図7によって説明する。本実施形態に示すコネクタは、
図1に示すように、雄コネクタハウジング10(以下、
雄ハウジング10という)と雌コネクタハウジング20
(以下、雌ハウジング20という)とが互いに嵌合可能
とされ、このうち雌ハウジング20側に両ハウジングの
半嵌合を検知可能な検知部材50が取り付けられてい
る。なお、以下では、両ハウジング10,20において
嵌合面側を前方とする。
【0011】先に雄ハウジング10について説明する。
雄ハウジング10は、壁部11から筒状のフード部12
が前方に突出して設けられており、壁部11からは上下
2段にわたって複数本の雄端子金具13がフード部12
内に突出して設けられている。フード部12の上部前端
には、図示下方へ突出する鈎状のロック部14が設けら
れており、このロック部14に雌ハウジング20側のロ
ックアーム35が係止可能とされている。また、このロ
ック部14の前端面には、テーパ面が形成されている。
【0012】次に雌ハウジング20について説明する。
雌ハウジング20には、図2に示すように、上下2段、
左右4列にわたって計8室のキャビティ21が設けら
れ、各キャビティ21内にそれぞれ雌端子金具22が収
容可能とされている。雌端子金具22は、図1に示すよ
うに、後端側に電線Wの端末に圧着可能なバレル部23
を備えるとともに、その前側には、相手側の雄端子金具
13に弾性的に接触可能な弾性接触部24が設けられて
いる。この弾性接触部24の外側には、筒状のカバー2
5が装着されている。カバー25の図示下面からは、金
属ランス26が下方へ切り起こして形成され、この金属
ランス26がキャビティ21の下面に設けられた係止部
27に係止されることで、雌端子金具22のキャビティ
21に対する一次係止がなされている。また、この係止
部27の前側には、雌ハウジング20の前方へ開放され
る開口部28が設けられ、この開口部28を介して前方
から解除用治具(図示せず)が挿入可能とされ、金属ラ
ンス26を強制的に撓ませて、その係止部27に対する
係止状態を解除可能とされている。
【0013】弾性接触部24及びカバー25の下部後端
には、あご部29が設けられている。雌ハウジング20
においてあご部29の直後の位置には、図1に示すよう
に、上段と下段の各キャビティ21を幅方向に連通させ
るとともに、雌ハウジング20の一側の側面に開口する
リテーナ取付孔30が設けられており、このリテーナ取
付孔30には、上記したあご部29に係止可能なリテー
ナ31が雌ハウジング20の側方から取付可能とされて
いる。このリテーナ31によって、雌端子金具22のキ
ャビティ21に対する二次係止がなされている。
【0014】また、雌ハウジング20の図2に示す左右
側面には、雌ハウジング20を雄ハウジング10に嵌合
させる際に押圧操作するための段付き状の嵌合操作部3
2が一対設けられている。また、雌ハウジング20の下
面の両側縁には、一対のリブ33が突出して設けられ、
その後端が解除操作部34によって繋げられている。解
除操作部34は、図5に示すように、両ハウジング1
0,20が嵌合された状態から雌ハウジング20を取り
外す際の引き抜き操作が可能とされている。
【0015】雌ハウジング20の上面前端には、図1に
示すように、撓み変形可能な片持ち状のロックアーム3
5が突出して設けられている。このロックアーム35
は、前端の基部36からアーム部37が後方へ延出して
形成されており、アーム部37の下方には、撓み空間が
確保されることでアーム部37の図示下方への変位が許
容されるようになっている。このアーム部37は、ロッ
クアーム35が自由状態とされたときにおいて、後ろ上
がり状に傾斜して形成されている。アーム部37におい
て長さ方向のほぼ中央位置には、ロック突部38が上方
へ突出して設けられている。このロック突部38は、図
5に示すように、両ハウジング10,20が正規に嵌合
されると、雄ハウジング10側のロック部14に係止さ
れるようになっている。また、このロック突部38の前
面には、テーパ面が形成されている。
【0016】ロックアーム35の幅方向の中央には、図
1及び図2に示すように、所定幅の切り欠き39が前端
から所定長さにわたって設けられるとともに、アーム部
37の後端部のみが連結して形成されることで、ロック
アーム35は全体として二股状に形成されている。アー
ム部37のうち連結された後端部が連結部40とされて
いる。この連結部40は、図1に示すように、アーム部
37おける連結部40よりも前側の部分に比べて段付き
状に厚みが大きくなるように形成されている。また、こ
の連結部40は、アーム部37おける連結部40よりも
前側の部分との境界部分が僅かに屈曲して形成されるこ
とで、その傾斜角度が前側の部分よりも緩やかになるよ
うに設定されている。
【0017】さて、アーム部37の連結部40は、雌ハ
ウジング20の後端面から後方へ突出して形成されてお
り、この雌ハウジング20の後端面位置を境界として、
連結部40は前部40Fと後部40Rとに分けられる。
そして、この連結部40の後部40Rには、本発明の構
成要件である検知部材50が取り付けられている。
【0018】検知部材50は、図2に示すように、後方
から見て略四角形状の連結部40の後部40Rを取り囲
む枠状に形成されるとともに、その左右両側部の高さ方
向のほぼ中央には、側方へ突出する張出部51が一対設
けられている。この検知部材50は、図1に示す取付位
置では、その前端面が雌ハウジング20の後端面に対し
てやや傾いた姿勢とされるもののほぼ面一の位置に配さ
れており、このときの検知部材50の位置が待機位置と
されている。そして、この検知部材50は、連結部40
に沿って前方へのスライド移動が可能とされ、図7に示
すように、連結部40の前部40Fに取り付け可能とさ
れている。この図7に示す検知部材50の位置が作動位
置とされている。
【0019】一方、雌ハウジング20の上面後端部に
は、連結部40の前部40Fを取り囲む門形の移動規制
壁41が突出して設けられている。この移動規制壁41
は、連結部40の後部40Rに取り付けられた検知部材
50の直前に位置して配されている。この移動規制壁4
1の内周面は、図2に示すように、検知部材50の外周
面と同一形状に形成され、張出部51に対応した位置に
は凹部42が一対設けられている。移動規制壁41の内
側の空間は、図6に示すように、検知部材50の外形よ
りも若干大きくなるように形成されている。これによ
り、移動規制壁41の内側の空間内には、図7に示すよ
うに、検知部材50が進入可能とされており、この空間
が検知部材50の進入を許容する移動許容空間43とさ
れている。また、この移動規制壁41の長さ寸法は、検
知部材50のそれとほぼ同じ大きさに設定されている。
【0020】検知部材50の下部には、図1及び図2に
示すように、幅方向の中央に位置して抜け止め孔52が
下方へ貫通して設けられている。その一方、連結部40
の幅方向の中央には、前後一対の抜け止め突起44(4
4F,44R)が下方へ突出して設けられており、前部
40Fと後部40Rとにそれぞれ設けられている。これ
ら抜け止め突起44は、検知部材50の抜け止め孔52
に嵌められて係止されることで、検知部材50が待機位
置または作動位置に保持されるようになっている。
【0021】ところで、図1に示すように、雌ハウジン
グ20が単体のとき、すなわちロックアーム35が自由
状態とされているときは、図2に示すように、後方から
見て検知部材50が移動規制壁41と重なる位置に配さ
れており、言い換えると検知部材50は、移動規制壁4
1の内側の移動許容空間43と不整合の位置に配されて
いる。従って、この状態から検知部材50が前方へ押し
込まれると、移動規制壁41に突き当たることになり、
検知部材50の前方への移動が規制されるようになって
いる。この自由状態におけるロックアーム35の姿勢が
移動規制姿勢とされている。
【0022】また、図3に示すように、両ハウジング1
0,20を嵌合させる途中で、ロックアーム35が大き
く撓んでいるときには、図4に示すように、後ろから見
て検知部材50が移動規制壁41の側部及び雌ハウジン
グ20の後端面と重なる位置に配されている。従って、
上記した嵌合前のときと同様に、嵌合途中においても検
知部材50が前方へ押し込まれるのが規制されるように
なっている。
【0023】一方、図5に示すように、両ハウジング1
0,20が正規に嵌合されて、ロックアーム35がロッ
ク部14に係止された状態では、このロックアーム35
は自由状態よりもやや下方へ撓んだ姿勢に保持されてい
る。このとき、検知部材50は、図6に示すように、そ
の外周面が移動規制壁41の内周面と整合され、張出部
51が凹部42に整合されている。すなわち検知部材5
0が移動許容空間43に対して整合される位置に配され
ている。従って、正規嵌合状態では、検知部材50を前
方の移動許容空間43内に押し込み移動するのが許容さ
れるようになっている。図5に示すように、このときの
ロックアーム35の撓み姿勢が移動許容姿勢とされてい
る。また、この状態においてアーム部37の連結部40
は、その上下面が移動規制壁41の天井面及び雌ハウジ
ング20の上面に対してほぼ水平となる姿勢に保たれて
いる。
【0024】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。図1に示すように、両
ハウジング10,20を嵌合させる前で、雌ハウジング
20が単体とされたときに、過って検知部材50に前方
への押し込み力が作用した場合は、検知部材50の前端
面が移動規制壁41に突き当てられて、移動動作が規制
される。これにより雌ハウジング20単体時における検
知部材50の誤移動が防がれる。このとき、図2に示す
ように、張出部51が移動規制壁41に突き当たる分だ
け検知部材50の移動規制壁41に対する係合面積が大
きくなっており、確実に検知部材50の移動規制を行う
ことができる。また、検知部材50は、図1に示すよう
に、抜け止め孔52に抜け止め突起44Rが係止される
ことで、連結部40に対して待機位置に保持されている
から、検知部材50が連結部40から外れて、後方へ脱
落するのを防ぐことができる。
【0025】次に両ハウジング10,20の嵌合作業に
ついて説明する。雄ハウジング10のフード部12内に
雌ハウジング20を嵌合させると、雄ハウジング10の
ロック部14とロックアーム35のロック突部38の互
いのテーパ面同士が当接される。両ハウジング10,2
0の嵌合が進行されるのに伴って、図3に示すように、
上記テーパ面に案内されてロックアーム35は下方へ撓
み変形され、ロック突部38がロック部14の下方へ潜
り込む。
【0026】このように両ハウジング10,20が嵌合
される途中の段階にも拘わらず、作業者が正規嵌合に至
ったものと勘違いして検知部材50を前方へ押し込むこ
とがあり得る。ところが、検知部材50は、図3及び図
4に示すように、その前端面が移動規制壁41の側部及
び雌ハウジング20の後端面に突き当てられることで、
前方への移動が阻止される。このように、検知部材50
が待機位置から移動不能であることをもって、両ハウジ
ング10,20が半嵌合状態であることを検知すること
ができる。また、このときも張出部51が移動規制壁4
1に突き当たることで、検知部材50の移動規制壁41
に対する係合面積が大きくなっており、検知部材50の
移動規制を確実に行うことができる。
【0027】なお、ロックアーム35が下方へ撓み変形
される過程において、検知部材50と移動許容空間43
とが整合されるときがあるが、それはごく瞬間的なもの
であって、その瞬間に乗じて検知部材50が前方へ押し
込まれることは、まずあり得ないと考えて良い。
【0028】両ハウジング10,20の嵌合動作がさら
に進み、図5に示すように、正規の嵌合深さに達したと
ころで、ロックアーム35は復帰されるとともにロック
突部38がロック部14に係止される。これにより、両
ハウジング10,20は離間不能な状態に保持される。
このとき、ロック突部38がフード部12の天井面に当
接されるとともに、ロック部14がロックアーム35の
上面に当接されることで、ロックアーム35は、やや撓
んだ状態で移動許容姿勢に保持されている。
【0029】ロックアーム35が移動許容姿勢とされる
ことで、図6に示すように、検知部材50が前方の移動
許容空間43と整合される。この状態から、検知部材5
0を前方へ押し込むと、検知部材50は、抜け止め孔5
2が抜け止め突起44Rから外されて、移動規制壁41
に干渉することなく前方へ移動されて移動許容空間43
内に進入される。そして、検知部材50は、図7に示す
ように、移動規制壁41内に完全に収まる位置に達した
ところで抜け止め孔52に抜け止め突起44Fが嵌めら
れて作動位置に保持される。検知部材50が作動位置へ
押し込み移動されたことをもって、両ハウジング10,
20が正規に嵌合されたことが検知される。
【0030】このとき、検知部材50は、抜け止め孔5
2に抜け止め突起44Fが係止されることで、作動位置
から不用意に移動されるのが防がれている。この作動位
置に配された検知部材50は、ロックアーム35の撓み
空間内に配されて、撓み空間を塞いでいるから、両ハウ
ジング10,20が正規嵌合された状態においてロック
アーム35が過って撓み変形されるのを規制できるよう
になっている。
【0031】なお、メンテナンスなどの事情により、嵌
合された両ハウジング10,20を取り外す際には、治
具などを用いて検知部材50を待機位置へ強制的に移動
させた後、ロックアーム35を撓み変形させて両ハウジ
ング10,20のロック状態を解除しつつ、両ハウジン
グ10,20を引き離す。
【0032】以上説明したように本実施形態によれば、
ロックアーム35の設定として、自由状態時の姿勢が検
知部材50が移動規制壁41に突き当て可能な移動規制
姿勢とし、正規嵌合時に雄ハウジング10によって保持
される撓み姿勢が検知部材50の移動を許容する移動許
容姿勢としたから、検知部材50の移動規制とその解除
とを雌ハウジング20側の構造のみで行うことができ、
コネクタの構造の簡略化を図ることができる。
【0033】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、検知部材が雌ハウジング
の長さ方向に沿って移動される場合について示したが、
例えば、検知部材が雌ハウジングの幅方向に沿って移動
され、その移動方向の前方に移動規制壁を設けるように
しても良い。
【0034】(2)ロックアーム以外に両ハウジングの
嵌合動作に伴って撓み変形する部分がある場合には、そ
の弾性変位部に検知部材と取り付けるようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解側断
面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】両ハウジングが嵌合される途中の状態を示す側
断面図
【図4】図3の状態における雌ハウジングの背面図
【図5】両ハウジングが正規嵌合された状態を示す側断
面図
【図6】図5の状態における雌ハウジングの背面図
【図7】検知部材を作動位置へ移動した状態を示す側断
面図
【図8】従来例の斜視図
【図9】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 14…ロック部 20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 35…ロックアーム(弾性変位部) 41…移動規制壁(移動規制部) 44…抜け止め突起(係止手段) 50…検知部材 52…抜け止め孔(係止手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングのうち、一方のコネクタハウジングには、 両コネクタハウジングが嵌合されるのに伴って、他方の
    コネクタハウジングによって前記両コネクタハウジング
    の嵌合方向と直交する向きへ弾性的に変位される弾性変
    位部と、 この弾性変位部に取り付けられるとともに弾性変位部に
    沿って一の方向へ移動可能な検知部材と、 前記検知部材の移動方向の前方に配されるとともに検知
    部材に係合して、その移動動作を規制可能な移動規制部
    とが設けられ、 前記弾性変位部は、前記両コネクタハウジングが正規に
    嵌合されたときにのみ、前記移動規制部と前記検知部材
    との係合を解除し、検知部材の移動動作を許容する姿勢
    に撓んだ状態で保持される構成となっていることを特徴
    とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記弾性変位部は、前記両コネクタハウ
    ジングが正規嵌合されたときに、前記他方のコネクタハ
    ウジングに設けられたロック部に係止されて、前記両コ
    ネクタハウジングを離間不能に保持可能なロックアーム
    を兼用していることを特徴とする請求項1記載のコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記検知部材が前記弾性変位部に沿って
    待機位置と作動位置との間を移動可能とされており、 前記弾性変位部と前記検知部材との間には、互いに係止
    されることで、検知部材を前記待機位置または前記作動
    位置に保持可能な係止手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
JP2000091182A 2000-03-29 2000-03-29 コネクタ Abandoned JP2001283979A (ja)

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