JP2001282316A - データ集積システム、データ集積方法およびデータ集積のためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ集積システム、データ集積方法およびデータ集積のためのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001282316A JP2000099664A JP2000099664A JP2001282316A JP 2001282316 A JP2001282316 A JP 2001282316A JP 2000099664 A JP2000099664 A JP 2000099664A JP 2000099664 A JP2000099664 A JP 2000099664A JP 2001282316 A JP2001282316 A JP 2001282316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去のプログラマブル表示器の操作を容易に
再現できるデータベースシステムを構築する。 【解決手段】 PLC3とプログラマブル表示器2との
間の専用ネットワーク5での通信プロトコルを、データ
処理部21で変換データ記憶部27のプロトコル変換用
データを用いて、プログラマブル表示器2とパーソナル
コンピュータ1との間の共通ネットワーク4での通信プ
ロトコルに変換する。これにより、パーソナルコンピュ
ータ1は、機種の異なる複数のPLC3…からの出力デ
ータを容易に収集することができる。また、予め設定さ
れた配信条件が満たされると、プログラマブル表示器2
のデータ配信部28によってPLC3の出力データなど
をパーソナルコンピュータ1に配信する。パーソナルコ
ンピュータ1では、そのデータをデータベース管理部1
1bによってデータベース17に順次書き込み、連続的
に検索することによって動画的に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルロ
ジックコントローラなどの産業用制御装置やこのような
産業用制御装置に接続されるプログラマブル表示器など
の表示装置のデータを集積して記録保存するためのシス
テム、方法およびそのためのプログラムを記録した記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、ベルトコンベアー式の自動組付機などの種々
のターゲットシステムを制御する制御装置として広く使
用されている。このようなPLCへの制御指示を行うた
めの操作盤、PLCの稼働状況を示す表示灯などに代わ
って、近年では、HMI(Human Machine Interface) 機
器としてのプログラマブル表示器が普及している。
【0003】プログラマブル表示器は、ドット表示画
面、操作用入力スイッチ、ホストコントローラ(PL
C)とのインターフェース、画面上での操作入力のよう
な制御のためのプログラムメモリなどを備えた操作用表
示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフ
ィック表示を行うので、操作盤、スイッチ、表示灯など
の機能を備えることができる他、制御対象機器(デバイ
ス)の稼働状況や作業指示のような管理のための各種の
モニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての機
能を備えている。
【0004】また、近年では、制御対象機器を接続する
ための入出力ユニットなどを搭載することによってPL
Cの制御機能を備えたプログラマブル表示器も登場して
きている。
【0005】このようなプログラマブル表示器で表示さ
れる制御画面は、画面作成ソフトウェア(作画エディ
タ)を用いてユーザ独自で作成できるようになってい
る。画面作成に際しては、ユーザが、パーソナルコンピ
ュータなどにおいて作画ソフトによって提供されるスイ
ッチ、ランプ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器
などが画像としてデザイン化された部品、所望形状の画
像、数値などを所望の位置に動的に表示させるためのタ
グ、描画機能などを用いて所望の制御画面を構成するプ
ログラマブル表示器は、生産現場などにおいて、ユーザ
が作成した上記の画面上で、PLCの稼働状況の表示、
PLCへの作業指示の入力などを可能にしている。しか
しながら、現場のオペレータがプログラマブル表示器を
操作するので、操作ミスが生じると、ターゲットシステ
ムにおける機器の動作異常や故障を招くおそれがある。
【0006】このような不都合を回避するには、諸デー
タをPLCの稼働時に定期的に集積しておき、操作ミス
が生じたときのデータを基に、操作ミスの種類や発生時
刻を過去に逆上って検証し、そのような操作ミスが生じ
ない対策を講じることが必要である。このため、例え
ば、データ収集用のソフトウェアを用いて、PLCから
データを定期的に収集して蓄積しておくことが考えられ
る。このようなソフトウェアによれば、指定された時刻
や期間にPLCとの間の通信で入出力データを収集し、
これらのデータを市販のアプリケーションソフトウェア
(表計算ソフトなど)に記録して日報や月報として保存
しておき、これらを用いて過去の操作ミスを検証するこ
とができる。
【0007】また、蓄積したデータをトレンドグラフと
して表すこともよく行われる。トレンドグラフによれ
ば、データの変化を視覚的に表現することができ、アラ
ームの原因となったデータを容易に特定することができ
る。
【0008】さらに、上記のデータをデータベースに蓄
積することによって、検索などのデータアクセスを容易
にすることも考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PLC
からのデータのみでは、プログラマブル表示器でどのよ
うな操作が行われたかを特定することは難しい。このた
め、プログラマブル表示器に表示された画面の変化を録
画装置で記録すれば、画面を動画として再生することが
できる。しかしながら、このような記録方法は、デジタ
ルデータであっても動画の状態で記録するため、記録す
べきデータ量が膨大になり、実現性に乏しい。
【0010】また、上記のようなデータ収集用のソフト
は、そのソフトがインストールされたパーソナルコンピ
ュータなどから、設定された時刻や周期でPLCにデー
タの送信を要求する必要があり、データ収集の効率があ
まり良くなかった。
【0011】さらに、トレンドグラフを作成する場合
は、データロギングの周期やロギングすべきデータの設
定や、データのグラフ化の形態の設定を行う必要があ
り、そのための設計が必要である。また、トレンドグラ
フによっても、プログラマブル表示器でどのような操作
が行われたかを特定することは難しい。しかも、アラー
ムなどの異常メッセージは、プログラマブル表示器で表
示可能であるが、パーソナルコンピュータなどでは別途
ユーザが作成したプログラムを用いなければ表示できな
かった。
【0012】一方、収集されたデータをデータベースに
構築する場合、データベースを構築する作業が必要であ
るので、そのために生産ラインの管理者などを専任の担
当者として割り当てる必要がある。しかも、そのデータ
ベースが担当者により独自に構築されてしまうと、担当
者が変わったときにデータの詳細や所在が分かりにくい
という不都合が生じて、データベース管理に支障を来す
おそれがある。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、データベースの構築を容易にするととも
に、プログラマブル表示器に表示された画面の状態をデ
ータベースに蓄積することによって、過去のプログラマ
ブル表示器の操作を容易に再現することができるデータ
集積システム、データ集積方法およびそのデータ集積の
ためのプログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ集積シス
テムは、上記の課題を解決するために、入力機器および
出力機器が接続された制御装置と、該制御装置による該
入出力機器の制御状態を表示し、かつ上記制御装置に制
御指示を与える表示型制御装置との間で専用ネットワー
クを介して制御装置に固有の通信プロトコルを用いて通
信を行い、上記表示型制御装置の上位に設けられるホス
トコンピュータと少なくとも1つの上記表示型制御装置
との間で共通ネットワークを介して共通の通信プロトコ
ルを用いて通信を行うことによって上記制御装置に関す
るデータを集積するデータ集積システムであって、上記
表示型制御装置が、上記両ネットワークで用いられる通
信プロトコルを上記両ネットワークで用いられる通信プ
ロトコルに互いに変換するプロトコル変換手段と、予め
設定されている配信条件が満たされたときに上記制御装
置の制御状態を表し実行されたユーザプログラム、該ユ
ーザプログラムにおいて、上記入出力機器のアドレスに
対応付けられ、上記制御指示のデータおよび該制御指示
データの結果として得られる上記出力データによって変
化する各変化要素、ならびに該変化要素に対応する上記
制御指示データおよび上記出力データを上記ホストコン
ピュータに配信する配信手段とを有し、上記ホストコン
ピュータが、配信された上記ユーザプログラム、上記変
化要素および上記両データを上記表示型制御装置単位で
時系列に順次蓄積する蓄積手段を備えていることを特徴
としている。
【0015】上記の構成において、制御装置からの出力
データは、専用ネットワークを介して表示型制御装置に
送出される。表示型制御装置においては、専用ネットワ
ークの通信プロトコルが、プロトコル変換手段によって
共通ネットワークの通信プロトコルに変換される。その
後、出力データは、表示型制御装置から共通ネットワー
クを介して接続されたホストコンピュータへ転送され
る。
【0016】これにより、表示型制御装置は、制御装置
の通信プロトコルに関わらず、常に同一の通信プロトコ
ルで、共通ネットワークを介してホストコンピュータと
通信することができる。この結果、制御装置、表示型制
御装置およびホストコンピュータを含む制御システム内
に、通信プロトコルの異なる制御装置が混在していて
も、ホストコンピュータは、これらの制御装置から容易
にデータを集積することができる。
【0017】また、予め設定されている配信条件(指定
時刻、指定周期など)が満たされたときに、実行された
ユーザプログラム(例えば、プログラマブル表示器で表
示されるユーザ画面やPLCのラダープログラム)、ユ
ーザプログラムにおける各変化要素(例えば、ユーザ画
面におけるシンボルやラダープログラムにおけるラダー
記号)、ならびに変化要素に対応する上記制御指示デー
タおよび上記出力データがホストコンピュータに配信さ
れると、ホストコンピュータにおける蓄積手段によっ
て、それらが表示型制御装置単位で時系列に順次蓄積さ
れる。これにより、ユーザが意識することなくデータベ
ースが自動的に構築されるとともに、蓄積されたデータ
構造が単純化される。また、ユーザプログラム、変化要
素および両データが関連付けられて蓄積されるので、ユ
ーザプログラムにおける変化要素の両データによる変化
状態を再現することができる。
【0018】上記のデータ集積システムにおいては、上
記ホストコンピュータが、上記蓄積手段に蓄積された上
記ユーザプログラム、上記変化要素および上記両データ
を連続して検索し、かつ表示する検索手段を備えている
ことが好ましい。これにより、検索されたユーザプログ
ラムが連続的に表示されるので、制御装置が動作してい
たときのユーザプログラムの状況を再現することができ
る。
【0019】また、上記のデータ集積システムにおいて
は、上記ホストコンピュータが、端末装置からの要求に
応じて上記検索手段によって検索された上記ユーザプロ
グラムを上記端末装置が実行可能な実行プログラムに変
換する変換手段と、該実行プログラム、上記変化要素お
よび上記両データを、上記ユーザプログラムにおいて上
記変化要素を上記両データに基づいて変化させるように
上記実行プログラムを実行する上記端末装置へ送信する
通信手段とを備えていることが好ましい。
【0020】これにより、ホストコンピュータで検索さ
れたユーザプログラムが変換手段によって実行プログラ
ムに変換されると、変化要素および両データとともに通
信手段によって端末装置に送信される。端末装置では、
実行プログラムが実行されることによって、ユーザプロ
グラムにおいて変化要素が両データに基づいて変化す
る。この結果、例えば、ユーザ画面上で変化要素が変化
する状態が表示される。
【0021】なお、上記実行プログラムは、端末装置が
実行可能な機械語を含むプログラムであってもよいが、
そのプログラムが機種に依存しないように予め定められ
た手続きからなるアプレットであり、端末装置がアプレ
ットを自機器用の機械語に翻訳するアプレットである方
が好ましい。
【0022】この場合は、変換手段が、端末の機種に依
存しないアプレットを生成し、端末装置の翻訳機能がア
プレットを翻訳して実行することで、端末装置は、入出
力機器のアドレス内容(上記両データ)を通信手段に問
い合わせたり、表示したりする。この結果変換するアプ
レットが1種類であっても、複数種類の端末装置で、検
索されたユーザプログラムを同一内容のユーザプログラ
ムを表示することができる。
【0023】本発明に係るデータ集積方法は、上記の課
題を解決するために、入力機器および出力機器が接続さ
れた制御装置と、該制御装置による該入出力機器の制御
状態を表示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える表
示型制御装置との間で専用ネットワークを介して制御装
置に固有の通信プロトコルを用いて通信を行い、上記表
示型制御装置の上位に設けられるホストコンピュータと
少なくとも1つの上記表示型制御装置との間で共通ネッ
トワークを介して共通の通信プロトコルを用いて通信を
行うことによって上記制御装置に関するデータを集積す
るデータ集積方法であって、上記表示型制御装置におい
て、上記両ネットワークで用いられる通信プロトコルを
相互に変換するとともに、予め設定されている配信条件
が満たされたときに上記制御装置の制御状態を表し実行
されたユーザプログラム、該ユーザプログラムにおい
て、上記入出力機器のアドレスに対応付けられ、上記制
御指示のデータおよび該制御指示データの結果として得
られる上記出力データによって変化する各変化要素、な
らびに該変化要素に対応する上記制御指示データおよび
上記出力データを上記ホストコンピュータに配信し、上
記ホストコンピュータに配信された上記ユーザプログラ
ム、上記変化要素および上記両データを上記表示型制御
装置単位で時系列に順次蓄積することを特徴としてい
る。
【0024】このデータ集積方法でも、制御装置と表示
型制御装置との間の通信プロトコルが、表示型制御装置
のプロトコル変換手段によって、表示型制御装置とホス
トコンピュータとの間の通信プロトコルに変換される。
それゆえ、表示型制御装置は、常に同一の通信プロトコ
ルで、共通ネットワークを介してホストコンピュータと
通信が可能になり、この結果、ホストコンピュータは、
通信プロトコルの異なる制御装置から容易にデータを集
積することができる。
【0025】また、実行されたユーザプログラム、各変
化要素、両データが、予め設定されている配信条件が満
たされたときにホストコンピュータに表示型制御装置単
位で時系列に順次蓄積されるので、ユーザが意識するこ
となくデータベースが自動的に構築されるとともに、蓄
積されたデータ構造が単純化される。また、ユーザプロ
グラム、変化要素および両データが関連付けられて蓄積
されるので、ユーザプログラムにおける変化要素の両デ
ータによる変化状態を再現することができる。
【0026】上記のデータ集積方法においては、上記ホ
ストコンピュータにおいて、蓄積された上記ユーザプロ
グラム、上記変化要素および上記両データを連続して検
索し、かつ表示することが好ましい。これにより、検索
されたユーザプログラムが連続的に表示されるので、制
御装置が動作していたときのユーザプログラムの状況を
再現することができる。
【0027】また、上記のデータ集積方法においては、
上記ホストコンピュータにおいて、端末装置からの要求
に応じて検索された上記ユーザプログラムを上記端末装
置が実行可能な実行プログラムに変換し、該実行プログ
ラム、上記変化要素および上記両データを、上記ユーザ
プログラムにおいて上記変化要素を上記両データに基づ
いて変化させるように上記実行プログラムを実行する上
記端末装置へ送信することが好ましい。これにより、ホ
ストコンピュータで検索されたユーザプログラムが実行
プログラムに変換されて、変化要素および両データとと
もに端末装置に送信されると、ここで、実行プログラム
が実行されることによって、ユーザプログラムにおいて
変化要素が両データに基づいて変化する。この結果、例
えば、ユーザ画面上で変化要素が変化する状態が表示さ
れる。
【0028】本発明のデータ集積のためのプログラムを
記録した記録媒体は、上記の課題を解決するために、入
力機器および出力機器が接続された制御装置と、該制御
装置による該入出力機器の制御状態を表示し、かつ上記
制御装置に制御指示を与える表示型制御装置との間で専
用ネットワークを介して制御装置に固有の通信プロトコ
ルを用いて通信を行わせ、上記表示型制御装置の上位に
設けられるホストコンピュータと少なくとも1つの上記
表示型制御装置との間で共通ネットワークを介して共通
の通信プロトコルを用いて通信を行わせることによって
上記制御装置に関するデータを集積するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、上記表示型制御装置において、上記両ネットワー
クで用いられる通信プロトコルを相互に変換するととも
に、予め設定されている配信条件が満たされたときに上
記制御装置の制御状態を表し実行されたユーザプログラ
ム、該ユーザプログラムにおいて、上記入出力機器のア
ドレスに対応付けられ、上記制御指示のデータおよび該
制御指示データの結果として得られる上記出力データに
よって変化する各変化要素、ならびに該変化要素に対応
する上記制御指示データおよび上記出力データを上記ホ
ストコンピュータに配信する処理と、上記ホストコンピ
ュータに配信された上記ユーザプログラム、上記変化要
素および上記両データを上記表示型制御装置単位で時系
列に順次蓄積する処理とを実行するためのプログラムを
記録していることを特徴としている。
【0029】この記録媒体に記録されたプログラムによ
っても、表示型制御装置とホストコンピュータとの間の
通信が常に同一の通信プロトコルで行うことが可能にな
り、この結果、ホストコンピュータは、通信プロトコル
の異なる制御装置から容易にデータを集積することがで
きる。また、実行されたユーザプログラム、各変化要
素、両データが、ホストコンピュータに表示型制御装置
単位で時系列に順次蓄積されるので、ユーザが意識する
ことなくデータベースが自動的に構築されるとともに、
蓄積されたデータ構造が単純化される。しかも、ユーザ
プログラムにおける変化要素の両データによる変化状態
を再現することができる。
【0030】上記の記録媒体においては、上記ホストコ
ンピュータにおいて、蓄積された上記ユーザプログラ
ム、上記変化要素および上記両データを連続して検索
し、かつ表示する処理を実行するためのプログラムが記
録されていることが好ましい。これにより、検索された
ユーザプログラムが連続的に表示されるので、制御装置
が動作していたときのユーザプログラムの状況を再現す
ることができる。
【0031】また、上記の記録媒体においては、上記ホ
ストコンピュータにおいて、端末装置からの要求に応じ
て検索された上記ユーザプログラムを上記端末装置が実
行可能な実行プログラムに変換し、該実行プログラム、
上記変化要素および上記両データを、上記ユーザプログ
ラムにおいて上記変化要素を上記両データに基づいて変
化させるように上記実行プログラムを実行する上記端末
装置へ送信する処理を実行するためのプログラムが記録
されていることが好ましい。これにより、ユーザプログ
ラムが変換された実行プログラムが端末装置で実行され
ると、ユーザプログラムにおいて変化要素が両データに
基づいて変化する。この結果、例えば、ユーザ画面上で
変化要素が変化する状態が表示される。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0033】本実施の形態に係る制御システムは、図1
に示すように、パーソナルコンピュータ(以降、コンピ
ュータと称する)1と、複数のプログラマブル表示器
(以降、表示器と称する)2…と、複数のPLC3…と
を備えている。
【0034】コンピュータ1および表示器2…は、共通
の通信プロトコルで通信を行うことが可能な共通ネット
ワーク4を介して互いに接続されている。一方、表示器
2およびPLC3は、PLC3毎に固有の通信プロトコ
ルで通信を行うことが可能な専用ネットワーク5を介し
て個々に接続されている。また、共通ネットワーク4
は、図示しないルータを介してインターネット8に接続
されている。このインターネット8には、クライアント
装置9が接続されている。
【0035】なお、広義の通信プロトコルには、スター
トキャラクタやエンドキャラクタを示すコード、各キャ
ラクタの送受タイミング、送信先や送信元の特定方法な
どが送信元と送信先とを含むネットワーク内で統一され
ていないと正常にデータが伝送できない通信プロトコル
と、各PLC3が理解可能なコマンド体系など、送信元
と送信先とで統一されていないと一方が所望する動作と
他方が実施する動作とが一致せずに正常に制御できない
通信プロトコルとが存在する。それゆえ、以下の説明で
は、両者の組み合わせを通信プロトコルと称し、両者の
区別が必要な場合には、前者を伝送プロトコル、後者を
コマンド体系として区別する。
【0036】ここで、各PLC3の製造者が規定する通
信プロトコルでは、データの読み出しを指示する場合、
概ね、図2に示すように、次に伝送されるコードがコマ
ンドであることを示す制御コード(ESC)と、PLC
3へデータの読み出しを指示するコマンドコード(R
D)と、読み出し開始アドレス(X0001)と、読み
出しサイズ(5)と、伝送の終了を示す制御コード(R
ET)とを含むデータ列DT1 が伝送される。ただし、
各PLC3間では、コマンドコードを含むコマンド体系
はもちろん、アドレスやサイズなどの並び順や、制御コ
ード自体、あるいはアドレスやサイズを表現する際の表
現方法(数値を示す際のビット幅や文字を示す際のコー
ド種別など)も互いに異なっていることが多い。
【0037】したがって、本実施の形態では、表示器2
が共通ネットワーク4を介してデータ通信する場合、専
用ネットワーク5を伝送される通信プロトコルに関わら
ず、統一した通信プロトコルで通信できるように、共通
ネットワーク4で伝送可能な通信プロトコルに共通の通
信プロトコル(共通プロトコル)を規定している。具体
的に、本実施の形態では、共通ネットワーク4として、
イーサネット(商標:ゼロックス社)などのローカルエ
リアネットワーク(LAN)が用いられており、共通ネ
ットワーク4での通信プロトコルとして、TCP/IP
が採用されている。
【0038】このため、共通ネットワーク4に接続され
る各表示器2およびコンピュータ1には、それぞれに固
有のIPアドレスが割り当てられており、共通ネットワ
ーク4を介して通信する際、図3に示すように、TCP
/IPで規定された形式のデータ列DT2 を受信する。
このデータ列DT2 は、送信元および送信先のIPアド
レスを含むヘッダ部41と、通信内容を示すデータ本体
42とを備えている。これにより、例えば、制御システ
ムの開発者が使用するコンピュータなどが、制御システ
ムの運用会社とは異なる場所から電話回線を介して接続
する場合であっても、TCP/IPで通信可能な通信機
器であれば、他の通信機器間のデータ伝送を阻害するこ
となく、共通ネットワーク4に自由に参加できる。
【0039】さらに、共通プロトコルでは、データ読み
出しを指示するコマンドをPLC3へ伝える際のデータ
本体42rに、コマンドの内容を示す共通コード43
と、この共通コード43に付随する関連情報44とし
て、読み出し開始アドレス44aおよび読み出しサイズ
44bとが含まれる。また、データ書き込みを指示する
際のデータ本体42wには、関連情報44として、書き
込み開始アドレス44cおよび書き込みデータ44dが
含まれる。
【0040】上記の共通コード43は、各PLC3が理
解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間
では、専用ネットワーク5でのコマンドコード(各PL
C3でのコマンドコード)に関わらず、統一されてい
る。また、例えば、読み出し開始アドレス44aおよび
読み出しサイズ44bなど、関連情報44内のデータを
伝送する順番、伝送する際の表現方法も、専用ネットワ
ーク5での通信プロトコルに関わらず、統一されてい
る。これにより、共通プロトコルでは、表示器2に接続
されているPLC3の機種に関わらず、実行させるべき
命令を一意的に特定できる。
【0041】制御装置としてのPLC3は、CPU/電
源モジュールと、入力ユニットと、出力ユニットとを備
えている。CPU/電源モジュールは、CPUやメモリ
を含むCPU部と、PLC3の各部に電力を供給する電
源部とからなっている。CPU部は、制御プログラムに
したがって、入力ユニットを介して入力機器(図中、I
/D)6から入力される信号に基づいて出力機器(図
中、O/D)7に与える制御データの演算処理を行う。
入力ユニットおよび出力ユニットは、それぞれ入力機器
6および出力機器7に接続されるインターフェース機能
を有する部分であって、これらの機器との間で入出力さ
れるデジタル信号またはアナログ信号を上記のCPU部
とやり取りするようになっている。
【0042】入力機器6としては、センサ(温度セン
サ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リ
ミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用
いられる。出力機器7としては、アクチュエータ、リレ
ー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらの入力機
器6…および出力機器7…は、製造ラインなどの各種の
ターゲットシステムの所要各部に配置される。
【0043】表示型制御装置としての表示器2は、RA
M、ROM、フラッシュROM、VRAMなどのメモリ
や、CPUなどの演算処理部を有しており、これらによ
って表示器2の各部の動作を制御している。また、表示
器2は、データ処理部21、インターフェース部(図
中、I/F)22・23、入力部24、表示部25、ユ
ーザメモリ26、変換データ記憶部27およびデータ配
信部28を備えている。
【0044】データ処理部21は、後述するユーザ画面
の表示制御、プロトコル変換およびデータ配信の処理を
行うために各種のデータ処理を行う。このデータ処理部
21は、パッケージソフトウェアとしてプログラムメデ
ィアの形態で提供可能なソフトウェアであって、予めコ
ンピュータ1から表示器2にダウンロードされている。
また、このソフトウェアは、必要に応じて、表示器2の
出荷時などに、予め表示器2インストールされていても
よい。
【0045】ユーザ画面の表示制御については、データ
処理部21は、コンピュータ1の作画エディタ16aで
作成されたユーザ画面のデータに基づいてVRAMなど
を用いて表示部25にユーザ画面を描画させる。ユーザ
プログラムとしてのユーザ画面は、ターゲットシステム
を模した背景画面に、前述の部品やタグがシンボルとし
て合成されている。このように構成されるユーザ画面に
おいては、部品やタグが入出力機器6・7の動作に応じ
て動くようになっており、入力機器6および出力機器7
の動作状況が視覚化されている。
【0046】ここで、前記のプログラムメディアは、コ
ンピュータ1や表示器2と分離可能に構成される記録媒
体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ
系、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディ
スク系、CD−ROM、MO、MD、DVDなどの光デ
ィスクの光ディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)、光カードなどのカード系、あるいはマスクRO
M、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなど
による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持
する媒体であってもよい。
【0047】また、本制御システムは、インターネット
8を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成で
あることから、通信ネットワークからプログラムをダウ
ンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体
であってもよい。ただし、このように通信ネットワーク
からプログラムをダウンロードする場合には、そのダウ
ンロード用プログラムは予めコンピュータ1に格納され
るか、あるいは別な記録媒体からインストールされるも
のであってもよい。
【0048】プロトコル変換処理は、両ネットワーク4
・5での通信プロトコルが互いに異なる場合、変換デー
タ記憶部27に記憶されたデータを参照しながら、一方
の通信プロトコルから他方の通信プロトコルへ変換する
処理である。データ配信処理は、予め設定された配信条
件が満たされたときに、入力機器6からPCL3のメモ
リに取り込まれてPLC3から出力される出力データを
コンピュータ1や他の表示器2に配信する処理である。
【0049】インターフェース部22は、コンピュータ
1および他の表示器2との間の通信を行うために共通ネ
ットワーク4に接続されている。この共通ネットワーク
4を介した通信で後述のようにPLC3の出力データが
表示器2からコンピュータ1に転送される。一方、イン
ターフェース部23は、PLC3との間の通信を行うた
めに専用ネットワーク5に接続されている。この専用ネ
ットワーク5を介した通信で後述のようにPLC3から
の出力データが表示器2に転送される。
【0050】入力部24は、表示部25の表示画面上で
入力を行うためにタッチパネルのような入力装置によっ
て構成されている。このため、表示部25は、液晶パネ
ルやELパネルのような平板型表示素子によって構成さ
れている。
【0051】ユーザメモリ26は、上記の作画エディタ
16aでユーザによって作成されたユーザ画面を格納す
るメモリであってフラッシュROMなどから構成されて
いる。
【0052】変換データ記憶部27は、プロトコル変換
処理に必要なデータを記憶している。このデータは、専
用ネットワーク5と共通ネットワーク4との間で通信プ
ロトコルを相互変換できれば、どのような形式でもよい
が、本実施の形態に係る変換データ記憶部27は、専用
ネットワーク5で伝送されるデータのフォーマットを示
すデータ転送フォーマットFMTと、両ネットワーク4
・5で伝送されるコマンドコード間の対応関係を示すコ
マンド変換テーブルTBLとを記憶している。
【0053】具体的には、図2に示すように、上記デー
タ転送フォーマットFMTは、専用ネットワーク5にて
伝送されるデータ列DT1 のうち、例えば、読み書きす
るデータ内容自体、データのサイズ、読み書きするアド
レスのように実際に伝送するデータ内容によって変化す
る部分を未定義としたスケルトン状のデータ列であっ
て、未定義の部分は、用途のみが定義されている。な
お、コマンドの領域を未定義とすれば、実際に伝送され
るデータ列から抽出されたデータ転送フォーマットFM
Tが複数のコマンド間で共通になる場合、コマンドの領
域をも未定義として、これらのコマンド間で共通のデー
タ転送フォーマットFMTを用いてもよい。
【0054】また、コマンド変換テーブルTBLには、
図4に示すように、共通ネットワーク4で伝送される共
通コードと、専用ネットワーク5で伝送されるコマンド
コードとの対応が格納されている。データ処理部21
は、このコマンド変換テーブルTBLに基づいて一方の
コードを他方のコードに変換する(例えばTBLaとT
BLbとの間)。
【0055】データ配信部28は、予め設定された配信
条件が満たされたときに、PLC3の出力データを、指
定された配信先に配信する。このため、データ配信部2
8は、配信先のノードに関するノード情報および配信に
関する設定情報がコンピュータ1から予めダウンロード
されて記憶されている。配信条件の設定については、後
に詳述する。
【0056】ホストコンピュータとしてのコンピュータ
1は、一般の汎用パーソナルコンピュータと同様に、C
PU、メモリ(RAM、ROMなど)、外部記憶装置
(ハードディスクドライブ、MOドライブなど)、表示
装置および入力装置(キーボード、マウスなど)を有し
ている。また、コンピュータ1は、図1に示すように、
サーバ部11、インターフェース部(図中、I/F)1
2、配信設定部13、ネットワークファイル14、デー
タ登録部15、アプリケーション部16、データベース
17、データメモリ18、コンパイラ19および公開サ
ーバ部20を備えている。
【0057】インターフェース部12は、表示器2との
間の通信を行うために共通ネットワーク4に接続されて
いる。
【0058】サーバ部11は、データ通信処理部11a
およびデータベース管理部11bを有している。このサ
ーバ部11は、パッケージソフトウェアとしてプログラ
ムメディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、
予めコンピュータ1にインストールされている。このプ
ログラムメディアも、前述のプログラムメディアと同
様、コンピュータ1や表示器2と分離可能に構成される
記録媒体である。
【0059】データ通信処理部11aは、共通ネットワ
ーク4を介した表示器2…との間のデータ通信処理を行
うとともに、アプリケーション部16との間でデータの
やり取りを行う部分である。このデータ通信処理部11
aは、例えば、後述する作画エディタ16aで作成され
たユーザ画面やラダーエディタ16bで作成されたユー
ザプログラムとしてのラダープログラムを表示器2に転
送したり、表示器2から配信されたユーザ画面またはP
LC3から表示器2によって配信されたラダープログラ
ムおよびPLC3の入力データ(制御指示のデータ)や
出力データを収集したりといった処理を行う。この入力
データは、入力機器6における後述するデバイスアドレ
スの内容(ビット、数値等)の変更すべき内容であり、
出力データは、出力機器7におけるデバイスアドレスの
出力すべき内容である。
【0060】蓄積手段および検索手段としてのデータベ
ース管理部11bは、表示器2から配信されてきたユー
ザ画面またはラダープログラムおよびPLC3の入出力
データをデータベース17に登録したり、データベース
17に登録されたそれらのデータを検索したりする。
【0061】具体的には、データベース管理部11b
は、データベース17において表示器2毎に名称が付与
されたフォルダを設定し、表示器2から所定の周期毎に
配信されてくる、プログラマブル表示器2で表示された
ユーザ画面またはPLC3で実行されたラダープログラ
ムと、そのユーザ画面における変化要素としてのシンボ
ル(部品およびタグ)またはそのラダープログラムにお
ける変化要素としてのラダー記号と、デバイスアドレス
と、上記の入出力データとを各々組み合わせてレコード
とし、上記のフォルダにそのレコードを発生順に登録す
る。フォルダ名としては、例えば、表示器2の局名、例
えば、図1に示すようなAで表される「ノードA」や、
表示器2の機種名といった適当な名称が用いられる。ま
た、データベース管理部11bは、ユーザが指定したフ
ォルダの指定した時刻のレコードを検索して、得られた
レコードを表示させるように作画エディタ16aまたは
ラダーエディタ16bに渡す。
【0062】データベース17が一般にハードディスク
装置に構築されることから、ハードディスク装置からの
データの読み出しには比較的長い時間を要する。このた
め、データベース管理部11bは、複数のレコードから
なるブロック単位でレコードを読み出す。これにより、
ハードディスク装置へのアクセスが少なくなり、検索の
速度を高めることができる。また、複数のブロックをま
とめて読み出すことによって、さらに高速の検索を行う
ことができる。
【0063】検索のために、データベース管理部11b
は、例えば、図5に示すような検索画面51をユーザに
提供する。この検索画面51は、再生キー51a、停止
キー51b、早送りキー51c、早戻しキー51d、一
時停止キー51e、日時を設定する日時設定部51fお
よび後述するキーを指定するキー指定部51gを有して
いる。
【0064】データベース管理部11bは、再生キー5
1aの操作により、作画エディタ16aまたはラダーエ
ディタ16bが検索データを動画的に表示するように、
連続的にデータの検索を行う。この検索において早送り
キー51cまたは早戻しキー51dが操作されると、検
索速度が高くなり、検索画面が順方向または逆方向に高
速で表示される一方、一時停止キー51eの操作により
検索が一時停止し、このとき、ユーザ画面が静止状態で
表示される。また、早送りキー51cまたは早戻しキー
51dのみの操作では、高速度で検索位置が変化する
が、ユーザ画面は表示(再生)されない。このとき、日
時設定部51aには、検索位置の移動時に認識された日
時が表示されていく。さらに、停止キー51cの操作に
より、検索が停止する。
【0065】上記の検索画面51は、検索されて作画エ
ディタ16aまたはラダーエディタ16bによって表示
された再生画面52上に表示され、マウスなどのドラッ
グ&ドロップにより所望の位置への移動が可能である。
このような検索画面51により、オーディオ装置などの
操作と同様な感覚で検索を行う環境がユーザに提供され
る。
【0066】また、データベース管理部11bは、ネッ
トワークを介してのデータベース17へのアクセスに対
するセキュリティチェックを行う。例えば、共通ネット
ワーク4においては、ユーザIDおよびパスワードが登
録されたものであると確認されると、アクセスが許可
(認証)される。これにより、共通ネットワーク4に接
続されるインターネット8からの第三者による不用意な
アクセスを拒否することができる。
【0067】配信設定部13は、ノード情報および配信
情報を設定する。ノード情報は、共通ネットワーク4に
おけるノードと、そのノードに接続される表示器2の種
類とを含んでいる。配信情報は、各PLC3に接続され
るデバイス(入力機器6および出力機器7)の名称、各
表示器2毎のデータ配信タイミング、配信すべきデータ
のストアアドレス、受信したデータのストアアドレス等
を含んでいる。これらのノード情報および配信情報は、
ネットワークファイル14に保存され、必要に応じて各
表示器2のデータ配信部28にダウンロードされる。こ
の配信設定部13は、パッケージソフトウェアとしてプ
ログラムメディアの形態で提供可能なソフトウェアであ
って、予めコンピュータ1にインストールされている。
このプログラムメディアも、前述のプログラムメディア
と同様、コンピュータ1や表示器2と分離可能に構成さ
れる記録媒体である。
【0068】データ登録部15は、変換データ記憶部2
7に記憶されるべき前述のプロトコル変換データを予め
登録している。この変換データは、初期設定時や、制御
システムに接続されるPLC3が変更されるときなどの
メンテナンス時に、必要とする表示器2にデータ通信処
理部11aを介してダウンロードされる。
【0069】アプリケーション部16は、作画エディタ
16aおよびラダーエディタ16bを含んでいる。
【0070】作画エディタ16aは、プログラマブル表
示器2が、入力機器6…および出力機器7…の稼働状況
や作業指示のような管理のための各種のモニタ、機器に
対する設定値を入力する端末としての機能を備えるよう
に、表示部25に表示させるユーザ画面を作成する画面
作成ソフトウェアである。
【0071】一般に、作画エディタ16aは、ユーザ独
自の画面であるユーザ画面を作成できるように、スイッ
チ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示
器、メータ表示器およびグラフ表示器)などの部品、タ
グ設定機能、描画機能、テキスト入力機能などを備えて
いる。部品としては、単一の機能を有する単一部品だけ
でなく、複数の機能を有する、複合スイッチ、カウン
タ、タイマといった複合部品が用意されている。このよ
うな複合部品は、単一部品と同様、ドラッグ&ドロップ
などの操作によってベース画面の所望の位置に配置でき
るようにライブラリ形式で登録されている。タグは、数
値や直線などの動的変化を画面上の任意の位置で表現さ
せるために、所望の位置(領域)に設定される所望の動
画機能である。
【0072】また、作画エディタ16aは、作成された
ユーザ画面に配置された部品の各入出力機器6・7に対
する前記の入出力番号(デバイスアドレス)を変数を介
して割り付ける。
【0073】上記の作画エディタ16aによって作成さ
れたユーザ画面は、必要に応じてインターフェース部1
2を介してプログラマブル表示器2に転送され、ユーザ
メモリ26にダウンロードされる。
【0074】ラダーエディタ16bは、入力機器6…お
よび出力機器7…が所望のシーケンスにしたがって動作
するようにPLC3の制御手順を定めるラダープログラ
ムを作成するためのプログラミングソフトウェアであ
り、コンピュータ1のディスプレイ(図示せず)上で入
出力機器6・7の動作に対応するラダー記号を配置して
ラダー図を作成できるように構成されている。このラダ
ーエディタ16bにおいては、例えば、国際基準IEC
に準拠した前述のプログラミング言語が用いられる。
【0075】また、ラダーエディタ16bは、PLC3
の入力端子および出力端子のそれぞれに付与されている
入力番号および出力番号と、各入出力端子に接続される
入力機器6および出力機器7の名称(デバイス名)との
対応付けを変数を介して入出力番号の割り付け(I/O
アサイン)として行う。この割り付けの結果は、コンピ
ュータ1内の記憶装置(図示せず)に保存される。
【0076】割り付けを行う際、コンピュータ1内の所
定のメモリには、入力番号および出力番号をそれぞれア
ドレスとして、各アドレスに対応するデバイス名が格納
される。従来、このような割り付けは、PLCのメーカ
によって異なっており、絶対アドレスで設定されるの
で、メーカに応じたメモリテーブルを用意する必要があ
る。ただし、IECに準拠した本ラダーエディタ16b
は、上記の変数(自由変数)によってユーザが入出力を
決定できるので、上記のようなメモリテーブルは不要で
ある。また、一度決定した割り付けも、後に変更するこ
とができる。
【0077】ラダーエディタ16bで作成されたラダー
プログラムは、プログラマブル表示器2を介して(また
は直接)PLC3に転送され、PLC3内のメモリにダ
ウンロードされる。
【0078】データベース17は、データベース管理部
11bによって順次書き込まれるデータをフォルダ毎に
管理している。例えば、ノードAの表示器2に表示され
るユーザ画面については、図6(a)に示すように、
「日時」、「画面」、「設定温度」、「レベル」、「設
定圧力」、「レベル」、「アラーム」などの各項目がフ
ィールドとして設けられている。「日時」は、同図にお
いて分の単位まで記載されているが、必要に応じて秒や
ミリ秒の単位まで保存できるようにしてもよい。「画
面」は、ユーザ画面のファイル名を表している。「設定
温度」および「設定圧力」は、作業指示として設定され
た温度および圧力を表し、「レベル」は、設定された温
度や圧力に対する実際の温度や圧力を表している。アラ
ームは、設定された温度や圧力が規定範囲内にあるとき
は正常であるとして“0”の値をとり、規定範囲外にあ
るときは異常であるとして“1”の値をとる。
【0079】また、図示はしないが、「画面」を除いた
各フィールドのデータは、デバイスアドレスおよびユー
ザ画面上のシンボルのデータが対になるように併せて書
き込まれる。例えば、「温度設定」の場合は、温調器の
デバイスアドレスおよび数値入力タグであったり、「ア
ラーム」の場合は、ランプのデバイスアドレスおよびシ
ンボルであったりする。それらのフィールドによって1
つのレコードが形成され、各レコードが日時順に書き込
まれる。ユーザ画面が切り替わる場合は、そのユーザ画
面に応じたファイル名が書き込まれるようになってい
る。
【0080】ラダープログラムについても、ユーザ画面
と同様に図6(b)に示すように、図6(a)と同様な
形式でレコードが書き込まれる。この場合、「日時」、
「ラダー」、「ON」、「生産数」、「ON/OF
F」、「カウント値」、「点灯/消灯」などの各項目が
フィールドとして設けられている。「ラダー」は、ラダ
ープログラムのファイル名を表している。「ON」は、
生産ラインのスタートボタンがONされたことを表して
いる(ON時に“1”となる)。「生産数」は、ライン
における所定位置を通過する製品の数の設定値を表して
いる。「ON/OFF」は、上記の所定位置で製品の通
過を検出する光センサの出力を表しており、検出すなわ
ちONが“1”であり、非検出すなわちOFFが“0”
である。「カウント値」は、光センサのON出力のカウ
ンタによるカウント値を表している。「点灯/消灯」
は、設定された数の製品がラインにより搬送されている
か否かをランプの点灯または消灯で表しており、搬送時
すなわち点灯が“1”であり、非搬送時すなわち消灯が
“0”である。
【0081】また、図7に示すように、ユーザ画面およ
びラダープログラムのレコードを一括して管理するよう
にしてもよい。図7において「プログラム」は、図6
(a)における「画面」および図6(b)の「ラダー」
に相当し、ユーザ画面のファイル名およびラダープログ
ラムのファイル名が格納されるようになっている。
【0082】さらに、他のアプリケーションプログラム
によって作成されたユーザプログラムについても、同様
に図6(a)と同様な形式でレコードを保存するように
してもよいし、図7に示すような形式でユーザ画面およ
びラダープログラムと併せてレコードを保存するように
してもよい。このようなユーザプログラムとしては、例
えば、ターゲットシステムにおける入出力機器6・7の
電気的配線を設計するCAD図面が挙げられる。
【0083】データベース17においては、レコードが
入力順に保存される順編成のファイル構造が形成され
る。これにより、時刻順にレコードを検索する順アクセ
スを可能にしている。また、データベース17において
は、指定された検索項目に基づいてレコードを直接アク
セスすることを可能にするために、所望のレコードがデ
ータベース管理部11bによってキーを付与された状態
で保存される。このキーの設定は、図示しないが、デー
タベース管理部11bが提供するキー設定用の画面で予
めユーザによって行われる。
【0084】キーは、例えば、時刻、アラームなどのデ
ータ(検索項目)に付与される。最終的なレコードへの
アクセスは、物理アドレスに基づいて行われるので、物
理アドレスとキーとの対応付けが必要となる。この対応
付けとしては、例えば、キーと物理アドレスとを対照表
で1対1で対応付けたり、あるいはキー値を基に所定の
関数を用いて得られた値を物理アドレスとしてレコード
を書き込んだりすることが挙げられる。また、キーと物
理アドレスとの対応付けの代わりに、キーからレコード
番号を算出し、このレコード番号に基づいてレコードの
書き込みを行って、OSのファイルシステムにレコード
番号から物理アドレスを算出させるようにしてもよい。
【0085】このように、キーをレコードに付与するこ
とによって、キーにより所望のレコードを一意的に特定
することができる。
【0086】データメモリ18は、データベース管理部
11bによって検索されたユーザ画面およびそのシンボ
ル(テキストも含む)またはラダープログラムおよびそ
のラダー記号と、PLC3の入出力データ(デバイスア
ドレスのデータ)とをコンパイラ19の処理に供するた
めに一時的に格納しておくメモリである。
【0087】変換手段としてのコンパイラ19は、上記
のユーザ画面またはラダープログラムを、クライアント
装置9のブラウザ91に含まれるバーチャルマシンで実
行できるようなJava(登録商標)言語のアプレットに変
換する。このアプレットは、Java言語からなっているの
で、クライアント装置9のプラットフォームに依存しな
い。アプレットにおける各インスタンスは、ユーザ画面
において対応するシンボルまたはラダープログラムにお
いて対応するラダー記号と同じデバイスアドレスを参照
するように設定されている。また、各インスタンスは、
デバイスアドレスの入出力データをシンボルまたはラダ
ー記号に反映させるように作成されている。
【0088】コンピュータ1には、予め作画エディタ1
6aで用いられるシンボルの種類またはラダーエディタ
16bで用いられるラダー記号の種類毎にバーチャルマ
シンが実行するメソッドを含むクラスが格納されてお
り、コンパイラ19がユーザ画面における各シンボルま
たはラダープログラムにおける各ラダー記号に対応する
メソッドを呼び出すコードを生成する。また、コンパイ
ラ19は、図5に示す検索画面51もユーザ画面または
ラダープログラムと同様にアプレットに変換する。この
検索画面51による前述の各検索操作についても、バー
チャルマシンが実行するメソッドを含むクラスが用意さ
れている。
【0089】公開サーバ部20は、クライアント装置9
からの要求に対し、例えば、URI(Universal Resource I
nterface) などに基づいて、クライアント装置9が要求
しているユーザ画面を判別し、CGI(Common Gateway
Interface)やBGI(Binary Gateway Interface) などによ
って、コンパイラ19にアプレットの生成を指示する。
通信手段としての公開サーバ部20は、インターフェー
ス部12から共通ネットワーク4およびインターネット
8を介してクライアント装置9に上記のアプレットを送
出する。コンピュータ1は、公開サーバ部20を備える
ことによって、インターネット8上でWebサーバとし
て機能する。
【0090】上記のコンパイラ19および公開サーバ部
20も、パッケージソフトウェアとしてプログラムメデ
ィアの形態で提供可能なソフトウェアであって、予めコ
ンピュータ1にインストールされている。このプログラ
ムメディアも、前述のプログラムメディアと同様、コン
ピュータ1や表示器2と分離可能に構成される記録媒体
である。
【0091】端末装置としてのクライアント装置9は、
例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロ
トコルでコンピュータ1などのサーバ装置からHTML
ドキュメントなどのドキュメントを受け取って閲覧する
ブラウザ91を備えている。このブラウザ91は、汎用
の閲覧用ソフトウェアなどで構成されており、バーチャ
ルマシンを含んでいる。バーチャルマシンは、プラット
フォームに依存しないバイトコードをクライアント装置
9のネイティブコードに変換する。このバーチャルマシ
ンは、コンピュータ1からの入出力データに応じて、ユ
ーザ画面を表示器2での表示状態と同様に表示させるた
め、またはラダープログラムをPLC3の動作状態を反
映させた状態で表示させるための描画メソッドを実行す
る。また、バーチャルマシンは、ブラウザ91から独立
して設けられていてもよい。
【0092】ここで、前述の配信設定部13で設定され
る配信情報について説明する。配信情報は、図8(a)
および(b)に示すような設定画面上で設定され、設定
画面には「配信条件」と「配信局・受信局」とが設けら
れている。
【0093】図8(a)に示す「配信条件」には、配信
のタイミングを決定する条件として、電源投入、時刻指
定、周期指定、書き換えトリガ、ON期間、OFF期
間、立ち上がりトリガおよび立ち下がりトリガが設けら
れている。
【0094】「電源投入」は、表示器2の電源投入時に
配信を行う条件であり、「時刻指定」は、指定された時
刻に配信を行う条件である。「周期指定」は、所望の周
期毎に配信を行う条件であり、「書き換えトリガ」は、
出力データが書き換えられたとき、すなわち出力データ
が変化したときに配信を行う条件である。「ON期間」
と「OFF期間」とは、デバイスのON期間とOFF期
間とのそれぞれにおいて配信を続けて行うための条件で
あり、「立ち上がりトリガ」と「立ち下がりトリガ」と
は、出力データ(指定デバイス出力)の立ち上がりと立
ち下がりとのそれぞれの検出時に配信を行うための条件
である。
【0095】また、配信条件の設定画面における下側の
領域には、上記の各条件のうちデバイスの出力に基づく
条件に関して指定すべきデバイスの名称を入力する欄が
設けられている。さらに、その下には、配信条件をチェ
ックする周期(ms単位)と、配信を行う期間の設定欄
と、配信後にデバイス出力をOFFまたはONに戻す処
理のための設定欄とが設けられている。ただし、チェッ
ク周期は、「電源投入」、「時刻設定」および「周期指
定」の配信条件にのみ有効であり、期間限定は、「周期
指定」の配信条件にのみ有効である。また、配信後にデ
バイス出力をOFFに戻す設定については、「立ち上が
りトリガ」の配信条件にのみ有効であり、この欄をチェ
ックしない場合、デバイス出力は配信後もONしたまま
になる。一方、配信後にデバイス出力をONに戻す設定
については、「立ち下がりトリガ」の配信条件にのみ有
効であり、この欄をチェックしない場合、デバイス出力
は配信後もOFFしたままになる。
【0096】一方、図8(b)に示す「配信局・受信
局」には、配信局および受信局についての情報記入部が
設けられている。配信局の情報は、表示器2から配信さ
れる出力データの出力元となるデバイス名と、指定され
た期間に配信するデータの個数とを含んでいる。また、
受信局の情報は、受信局となる表示器2に対応するPL
C3に接続されたデバイスの名称を含んでいる。ただ
し、コンピュータ1が受信局となる場合、データベース
17で管理されるフォルダ名をデバイス名とする。
【0097】上記のように構成される制御システムにお
いては、共通ネットワーク4を介して、共通プロトコル
のデータ列DT2 を受け取った場合、データ処理部21
は、データ本体42から、PLC3へ伝送すべきコマン
ドを示す共通コード43と関連情報44とを抽出する。
さらに、データ処理部21は、コマンド変換テーブルT
BLを参照して、専用ネットワーク5において伝送可能
で、その共通コード43に対応するコマンドコードを選
択する。また、必要に応じて、関連情報44の表現方法
が、専用ネットワーク5で伝送される表現方法に変換さ
れる。これらの結果、PLC3へ伝送すべきコマンド、
データ内容自体、データのサイズおよびアドレスなどが
決まると、データ処理部21は、データ転送フォーマッ
トFMTを参照してPLC3へ送出するデータ列を生成
できる。
【0098】一方、PLC3からデータ列DT1 を受け
取った場合、データ処理部21は、上記のデータ転送フ
ォーマットFMTに当てはめて、そのデータ列の示すコ
マンド、データ内容自体、データのサイズおよびアドレ
スなどを抽出し、上述とは逆の手順で共通プロトコルの
データ列DT2 に変換する。
【0099】前記のデータ転送フォーマットFMTおよ
びコマンド変換テーブルTBLの組み合わせ(プロトコ
ル情報)は、表示器2およびPLC3が制御に関するデ
ータを通信する前に、PLC3の通信プロトコルに合わ
せて設定され、異なる通信プロトコルを採用したPLC
3が接続されると、そのプロトコル情報は切り換えられ
る。例えば、図4では、機種AのPLC3から機種Bの
PLC3に変更する場合、コマンド変換テーブルTBL
aからコマンド変換テーブルTBLbに切り換えられ
る。
【0100】なお、通信プロトコルの選択方法は、例え
ば、使用者がコンピュータ1や表示器2を操作して選択
してもよい。さらに、表示器2が自らが送出可能な通信
プロトコルを順次選択しながら、PLC3の通信プロト
コルを特定可能なコマンドを、PLC3へ送出し、PL
C3からの応答コードによって、通信プロトコルを自動
的に判別してもよい。また、表示器2は、自らに接続可
能なPLC3が採用している通信プロトコルすべてに関
して、上記のプロトコル情報を格納しておいてもよい
し、現在、接続されているPLC3の通信プロトコルの
みを格納しておき、必要に応じて、コンピュータ1か
ら、あるいは記録媒体を介してなど、種々の方法で通信
プロトコルをダウンロードしてもよい。
【0101】このように、PLC3との間で受け渡すデ
ータ列DT1 を、制御システムの動作中にリアルタイム
に生成することにより、表示器2は、入力されたデータ
がどこから来たかを問うことなく、PLC3へデータを
受け渡しできるとともに、PLC3が変更された場合に
あっても、制御システムを停止することなく即応でき
る。
【0102】このように、本制御システムでは、従来の
制御システムとは異なり、通信の中心に表示器2…が配
されており、この表示器2…が、共通ネットワーク4と
専用ネットワーク5との双方に接続されている。さら
に、表示器2は、両ネットワーク4・5での通信プロト
コルが異なる場合、それぞれの通信プロトコルを相互変
換して、自らに接続されたPLC3と、コンピュータ1
あるいは他の表示器2との間の通信を中継する。これに
より、表示器2…のそれぞれに接続されたPLC3…が
採用する通信プロトコルが互いに異なっていても、各表
示器2とコンピュータ1との間は、共通の通信プロトコ
ルにて通信できる。
【0103】より詳しくは、ターゲットシステムは、流
量センサや温度センサまたはターゲットシステムの各部
の状態を検出するセンサのような入力機器6と、指示に
応じた動作を行うバルブやモータのような出力機器7と
を備えており、入出力機器6・7はPLC3にて制御さ
れている。また、PLC3は、シーケンサから発達して
きた経緯もあって、例えば、製造者毎や製品の種別毎な
ど、PLC3の機種毎に、独自の通信プロトコルを備え
ているものが多い。したがって、PLC3は、専用ネッ
トワーク5を介して表示器2と接続されており、そのP
LC3が通信可能な通信プロトコルで表示器2と通信す
る。
【0104】これにより、PLC3は、表示器2へ、ま
たは表示器2を介して他の表示器2あるいはコンピュー
タ1へ、入力機器6が取得したデータをPLC3の出力
データとして送信する一方、表示器2から、または他局
より表示器2を介して伝えられた制御指示を受信して出
力機器7を制御することができる。
【0105】ここで、表示器2は、制御システムに必須
の装置であるが、近年では、高解像度の画像を表示する
ために、例えば、数Mバイト程度の記憶容量を持ち、表
示に十分な速度で演算処理を行う。したがって、表示器
2は、十分余力を持って上記のプロトコル変換を行うこ
とができる。また、表示器2とコンピュータ1との間
に、PLC3が介在していないため、PLC3は、ター
ゲットシステム2の制御に専念できる。したがって、P
LCが通信の大半を処理する前述の従来の制御システム
に比べて、記憶容量や処理能力を削減することができ
る。
【0106】本制御システムでは、PLC3の機種に関
わらず、各表示器2およびコンピュータ1の間は、共通
のプロトコルで通信される。したがって、同じ制御シス
テム内に、複数機種のPLC3を混在させることがで
き、機種選択の幅が広くなる。
【0107】上記のように共通ネットワーク4で通信プ
ロトコルの共通化がなされた制御システムにおいては、
各表示器2およびコンピュータ1の間でユーザ画面およ
びデバイスアドレスのデータの配信を容易に行うことが
できる。次に、その配信について詳細に説明する。
【0108】ここで、共通ネットワーク4の各ノードA
〜Cに各表示器2が接続されており、表示器2に個々に
接続されるPLC3はそれぞれ100個の入出力端子を
有する構成について説明する。このような構成において
は、各PLC3の出力端子に対しては、PLC3におけ
るメモリの対応するストア領域へ表示器2でオペレータ
によって入力された制御データが格納され、そのストア
内容に応答して出力機器7が制御される。また、各PL
C3の入力端子に対しては、上記のメモリの対応するス
トア領域に入力機器6からの入力データが書き込まれ
る。
【0109】例えば、ノードA〜Cに対応する各PLC
3の100個の各入出力端子に対応したストア領域に
は、それぞれ100〜199、200〜299、300
〜399のストアアドレスが割り当てられている。ノー
ドAの表示器2におけるデータ配信部28は、前述の配
信設定部13で予め設定された周期(例えば10秒)毎
に100〜199のストア領域のデータ、すなわちすべ
ての入出力データを配信し、そのデータはコンピュータ
1にストアされる。
【0110】また、「立ち上がりトリガ」の配信条件を
設定しておき、かつPLC3のメモリにおける各デバイ
スに対応するストア領域に、デバイスのエラー(アラー
ム)情報、デバイス出力に対応した作業指示の情報など
の各種の情報を表すビットを設けておけば、このビット
が立ち上がったときに、配信条件とともに、そのデバイ
スが接続されるPLC3のノード情報(局名)がそのノ
ードの表示器2から送信される。
【0111】さらに、コンピュータ1は、各表示器2か
ら配信されるすべてのデータをストアしている。各表示
器2には、データ配信部28内に配信データの格納に必
要なストア領域が形成されている。
【0112】コンピュータ1でのデータの取り込みは、
配信元からの配信データの、例えばIPアドレスに受信
先のアドレスを格納しておくことによって行われてもよ
い。また、受信先がコンピュータ1だけでなく表示器2
など多く存在する場合には、上記のデータ取り込みが、
上記のIPアドレスを一斉同報として、受信側で、配信
データの配信元のIPアドレスに応答してデータを取り
込むか否かを決定するようにして行われてもよい。しか
も、すべての表示器2がコンピュータ1と同様に、すべ
ての配信データに対応したストア領域を有し、すべての
配信データを保有していてもよいことは勿論である。
【0113】上記のように、配信条件が成立すると、各
表示器2およびパソコン1との間でデータの配信が行え
るだけでなく、配信条件の成立をトリガとして、コンピ
ュータ1のデータベース17に配信データを順次格納
し、そのデータベース17から所望のレコードを検索す
ることができる。続いて、その動作について詳細に説明
する。
【0114】例えば、ノードAの表示器2で集められた
PLC3の入力データ(入力機器6のデバイスアドレス
の内容)および出力データ(出力機器7のデバイスアド
レスの内容)は、デバイスアドレスとともに共通ネット
ワーク4を介してコンピュータ1に配信され、インター
フェース部11bからデータ通信処理部11aに取り込
まれ、データベース管理部11bに渡される。データベ
ース管理部11bは、ノードAのフォルダに同時刻に入
力されたデータを1件のレコードとして、次々と入力さ
れてくるレコードを順次データベース17に書き込んで
いく。このような書き込みは、自動的に行われるので、
ユーザがデータベース17を意識することなくデータを
蓄積することができる。
【0115】データベース17において検索を行う場
合、まず、サーバ部11の動作モードを検索モードに切
り替えて、図5に示すような検索画面51を起動する。
ここで、レコードを格納された日時順に検索していく場
合は、再生キー51bを操作することによって指定され
たフォルダにおいて検索が開始する。検索が行われてい
るときは、レコードが、データベース管理部11bによ
ってデータベース17から順次読み出され、作画エディ
タ16aに出力される。作画エディタ16aは、受け取
ったレコードにおけるユーザ画面と、デバイスアドレス
およびシンボルのデータとに基づいてユーザ画面を再現
し、図5の再生画面52のように、コンピュータ1のデ
ィスプレイに表示する。このような一連の動作が連続的
に行われるので、ディスプレイには、PLC3が実際に
稼働していたときに表示器2に表示されたユーザ画面と
ほぼ同様に、ユーザ画面の変化を動的に再現することが
できる。
【0116】また、予め設定されたキーに基づいて、指
定されたキーに対応するレコードのみを読み出す場合、
例えば、アラームをキーとして指定して、再生キー51
bを操作すれば、アラーム発生時のレコードが順次読み
出され、作画エディタ16aによって再生される。この
ようにアラームをキーとして指定することによって、ア
ラームの発生時のユーザ画面を表示させるだけでなく、
さらにそのアラーム発生時の前後のユーザ画面を再生す
ることによって、表示器2において、アラーム発生前に
どのような操作がなされていたか、またはアラーム発生
後に回復処置のためにどのような操作がなされていたか
を確認することができる。
【0117】さらに、データベース17には、図6
(a)および(b)ならびに図7に示すように表形式で
レコードが保存されている。これによって、データベー
ス17に蓄えられたレコードが、そのまま日報や月報と
して利用できる。
【0118】上記のような検索および再生操作は、ユー
ザ画面だけでなく、ラダープログラムやその他のユーザ
プログラム(例えば、前述のCAD図面)でも同様にし
て行うことができる。
【0119】ラダープログラムの場合、PLC3で実行
されたラダープログラムが表示器2を介してコンピュー
タ1に配信され、データベース管理部11bによってデ
ータベース17に書き込まれていく。検索するときは、
図示はしないが、図5に示す再生画面52の代わりに、
検索されたラダープログラムが再生される。ラダープロ
グラムモニタを再生する場合、ラダープログラムが選択
されたラダープログラムモニタのエリア範囲内で再生さ
れる。そして、ラダープログラムにおいて検索された接
点やコイルの動作などは、例えば、それらの部分の色が
変わることによって表現される。
【0120】上記のような検索および再生の操作は、イ
ンターネット8を介してクライアント装置9からでも行
うことができる。続いて、この場合の動作について説明
する。
【0121】まず、公開サーバ部20は、クライアント
装置9から検索の要求を受けると、CGIを起動してサ
ーバ部11のデータベース管理部11bに検索を指示す
る。データベース管理部11bは、この指示を受けて前
述のようにしてデータベース17に対して検索を行う。
データベース管理部11bから送出されるレコードは、
一旦データメモリ18に蓄えられた後、コンパイラ19
に出力される。
【0122】また、公開サーバ部20は、CGIやBG
Iなどによって、コンパイラ19にアプレットの生成を
指示する。コンパイラ19は、公開サーバ部20からア
プレットの生成指示を受けると、データメモリ18から
読み出された、生成すべきアプレットに対応するレコー
ドから、ユーザ画面またはラダープログラムのそれぞれ
におけるシンボルまたはラダー記号を抽出し、そのシン
ボルまたはラダー記号の種類に対応するクラスのインス
タンスを生成するための文字列(コード)と、そのイン
スタンスのフィールドにシンボルまたはラダー記号のパ
ラメータを設定するための文字列(コード)とを出力す
る。また、インスタンス生成時の初期値として両文字列
を指定してまとめて出力してもよい。
【0123】さらに、コンパイラ19は、ユーザ画面ま
たはラダープログラムのそれぞれにおける全てのシンボ
ルまたはラダー記号について文字列の出力が終了したと
きには、HTML(HyperText Markup Language) ドキュ
メントとして必要な文字列(“〈HTML〉”、“〈TITLE
〉”など)も、生成されたコードをアプレットとして
動作させるための文字列(“〈APPLET〉など)を各シン
ボルまたは各ラダー記号に基づいて生成されたコードの
前後に付す。
【0124】このようにして、データベース17に格納
されていた、実際に表示器2に表示されたユーザ画面ま
たは実際にPLC3で実行されたラダープログラムは、
アプレットとして公開サーバ20に出力される。公開サ
ーバ部20は、HTTPデーモンによって、インターフ
ェース部12から共通ネットワーク4およびインターネ
ット8を介してクライアント装置9に上記のアプレット
を送出する。
【0125】クライアント装置9では、ブラウザ91が
バーチャルマシンを起動し、コンピュータ1から提供さ
れるデバイスアドレスおよび入出力データを用いて描画
メソッドを実行することによって、表示器2での表示状
態と同様にユーザ画面が表示され、またはラダープログ
ラムがPLC3の動作状態を反映させた状態で表示され
る。このようにして、コンピュータ1から離れた位置に
あるクライアント装置9でも、コンピュータ1と同様に
検索を行うことができる。
【0126】以上のように、本実施の形態の制御システ
ムでは、表示器2がPLC3の機種毎の通信プロトコル
の相違を吸収して、各表示器2およびコンピュータ1の
間のデータ通信を容易にしている。それゆえ、コンピュ
ータ1において異機種のPLC3からの出力データを容
易に収集することができる。また、データ配信部28に
よるデータ配信機能を用いることによって、設定された
配信条件を満たす毎に表示器2からデータがコンピュー
タ1に配信され、そのデータがデータベース管理部11
bによってデータベース17に順次蓄えられていくの
で、従来のデータ収集用ソフトのようにPLCと通信し
ながら、パーソナルコンピュータ側からデータの送信要
求を発することなく、効率的にデータを収集して蓄積す
ることができる。それゆえ、ユーザが意識することなく
データベース17を構築することができる。
【0127】また、データが収集された順に時系列でデ
ータベース17に蓄積されていくので、データベース1
7におけるデータ構造が単純化されて、データの詳細や
所在が分かりやすい。これにより、データベース管理が
容易になる。
【0128】さらに、検索によって得られた入出力デー
タをユーザ画面やラダープログラムに反映させることに
よって、表示器2での操作が再現される。それゆえ、動
画を記録するVTRのように膨大なデータを蓄える必要
がないばかりか、検索によって操作ミスが生じた際のユ
ーザ画面やラダープログラムを確認することができる。
特に、アラームをキーとして検索することによって、操
作ミスが生じた時点を容易に特定することができる。し
かも、図5に示すような検索画面51を用いることによ
って連続的な検索を行えば、ユーザ画面のシンボルやラ
ダープログラムのラダー記号の入出力データによる変化
が動的に表示されるので、VTRなどの映像再生機器で
の再生操作と同様な感覚でユーザ画面もラダープログラ
ムを再生することができる。
【0129】このように、実行されたユーザ画面やラダ
ープログラムを再生することは、操作ミスなどの検証に
利用されるだけでなく、オペレータの教育にも利用でき
る。例えば、表示器2の操作内容が、ターゲットシステ
ムを動作させることなく繰り返して再現できることか
ら、熟練のオペレータによる操作内容は教材として十分
利用できる。
【0130】また、昨日の作業と同じ作業を行う場合、
データベース17に格納された昨日のデータを利用して
も不都合がないかをユーザ画面の再生で確認できるの
で、データの再利用を有効に行うことができる。
【0131】なお、本実施の形態では、共通ネットワー
ク4として、イーサネット上のTCP/IPを採用して
いるが、これに限るものではない。例えば、IEEE1
394など、他のネットワークであってもよい。コンピ
ュータ1が表示器2を介して各PLC3と通信するため
に十分な通信容量を持ったネットワークであれば、同様
の効果が得られる。
【0132】また、本実施の形態では、ラダープログラ
ムを用いた例を示したが、本発明の制御手順プログラム
としては、ラダープログラムだけではなく、前述のIE
C 61131-3 で規定された5言語を含む他の言語による
制御手順プログラムにおいても適用されるのは勿論であ
る。一方、ユーザプログラムとしては、表示内容プログ
ラム(ユーザ画面)および制御手順プログラム以外に
も、PLC3による制御状態を表すプログラムであれば
前述のCAD図面などであってもよい。
【0133】また、本実施の形態では、コンピュータ1
でユーザプログラムとしてのユーザ画面やラダープログ
ラムをアプレットに変換する例について説明したが、本
発明はこれに限定されない。例えば、ユーザプログラム
と同一内容のビットマップ形式やJPEG形式のファイ
ルを作成し、それをクライアント装置9に送信してもよ
い。コンピュータ1が、検索されたユーザプログラムを
クライアント装置9が表示可能な形式に変更した後、そ
れをクライアント装置9に送信すれば、ユーザプログラ
ムを表示するための表示制御用プログラムを予めクライ
アント装置9にインストールしておく必要がなくなるの
で、インストールの手間、時間および費用を削減でき
る。
【0134】ただし、コンピュータ1とクライアント装
置9とがインターネット8を介して通信している場合な
ど、両者間の通信速度が遅い場合、ユーザプログラムを
送信すると、クライアント装置9における表示の更新速
度が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、表示
動作をクライアント装置9に行わせるアプレットを配付
するとともに、デバイスアドレスの内容を中継している
ので、データ伝送量を大幅に削減でき、クライアント装
置9における応答速度を大幅に向上することができる。
また、例えば、カーソル移動などのユーザインターフェ
ースをクライアント装置9側で処理できるので、さらに
応答速度を向上することができる。
【0135】さらに、本実施の形態では、アプレットを
伝送する場合を例示したが、アプレットの代わりに、例
えばBASICなどのプログラム言語をコンパイルする
などして、アプレットと同様の動作をクライアント装置
9に実行させるプログラムを配信しても、ほぼ同様の効
果が得られる。
【0136】これに対し、本実施の形態のように、コン
ピュータ1がアプレットを送信し、クライアント装置9
におけるバーチャルマシンがそのアプレットを解釈して
表示する場合、バーチャルマシンを備えることによって
クライアント装置9のオペレーティングシステム(O
S)やCPUが実行可能な機械語が異なっていても、ア
プレットを実行することができる。したがって、コンピ
ュータ1が生成するアプレットの種類を増加させること
なく、より多くのクライアント装置9でユーザプログラ
ムを表示することができる。
【0137】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ集積シス
テム、データ集積方法および記録媒体に記録されたデー
タ集積のためのプログラムは、ホストコンピュータと複
数の表示型制御装置とが共通ネットワークを介して共通
の通信プロトコルを用いて通信を行う一方、上記表示型
制御装置と入力機器および出力機器が接続された制御装
置とが専用ネットワークを介して制御装置に固有の通信
プロトコルを用いて通信を行い、上記表示型制御装置
が、上記両ネットワークで用いられる通信プロトコルを
上記両ネットワークで用いられる通信プロトコルに互い
に変換し(プロトコル変換手段)、予め設定されている
配信条件が満たされたときに上記制御装置の制御状態を
表し実行されたユーザプログラム、該ユーザプログラム
において、上記入出力機器のアドレスに対応付けられ、
上記制御指示のデータおよび該制御指示データの結果と
して得られる上記出力データによって変化する各変化要
素、ならびに該変化要素に対応する上記制御指示データ
および上記出力データを上記ホストコンピュータに配信
し(配信手段)、上記ホストコンピュータにおいて、配
信された上記ユーザプログラム、上記変化要素および上
記両データを上記表示型制御装置単位で時系列に順次蓄
積する(蓄積手段)。
【0138】これにより、表示型制御装置とホストコン
ピュータとの間の共通ネットワークで使用される通信プ
ロトコルと、表示型制御装置と制御装置との間の専用ネ
ットワークで使用される通信プロトコルとが相互に変換
される。それゆえ、表示型制御装置は、制御装置の通信
プロトコルに関わらず、常に同一の通信プロトコルで、
共通ネットワークを介してホストコンピュータと通信す
ることができる。この結果、ホストコンピュータは、通
信プロトコルの異なる制御装置からの出力データを容易
に集積することができる。
【0139】また、予め設定されている配信条件が満た
されたときに、ユーザプログラム、各変化要素および両
データがホストコンピュータに配信されると、ホストコ
ンピュータでそれらが表示型制御装置単位で時系列に順
次蓄積されるので、ユーザが意識することなくデータベ
ースが自動的に構築されるとともに、蓄積されたデータ
構造が単純化される。また、ユーザプログラム、変化要
素および両データが関連付けられて蓄積されるので、ユ
ーザプログラムにおける変化要素の両データによる変化
状態を再現することができる。したがって、データベー
ス管理を容易にするとともに、制御装置の過去の制御状
況を容易に確認することができるという効果を奏する。
【0140】上記のデータ集積システム、方法およびプ
ログラムにおいては、上記ホストコンピュータが、蓄積
された上記ユーザプログラム、上記変化要素および上記
両データを連続して検索し、かつ表示する(検索手段)
ので、制御装置が動作していたときのユーザプログラム
の状況を再現することができる。したがって、制御装置
の過去の制御状況をより一層容易に確認することができ
るという効果を奏する。
【0141】また、上記のデータ集積システム、方法お
よびプログラムにおいては、上記ホストコンピュータ
が、端末装置からの要求に応じて検索された上記ユーザ
プログラムを上記端末装置が実行可能な実行プログラム
に変換し(変換手段)、該実行プログラム、上記変化要
素および上記両データを、上記ユーザプログラムにおい
て上記変化要素を上記両データに基づいて変化させるよ
うに上記実行プログラムを実行する上記端末装置へ送信
する(通信手段)ので、端末装置で実行プログラムが実
行されることによって、ユーザプログラムにおいて変化
要素が両データに基づいて変化する。この結果、例え
ば、ユーザ画面上でシンボルが変化する状態が表示され
る。したがって、ユーザプログラムを実行プログラムの
形態で送信することよって、インターネットなどのネッ
トワーク上の端末装置でもホストコンピュータに蓄積さ
れたデータを、ホストコンピュータと同様に検索して確
認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る制御システムの要
部の構成を示すブロック図である。
【図2】専用ネットワークの通信プロトコルと、上記制
御システムにおけるプログラマブル表示器が通信プロト
コルを変換する場合に参照するデータ転送フォーマット
とを示す説明図である。
【図3】共通ネットワークの通信プロトコルを示す説明
図である。
【図4】上記プログラマブル表示器が通信プロトコルを
変換する場合に参照されるコマンド変換テーブルを示す
説明図である。
【図5】上記制御システムにおけるパーソナルコンピュ
ータに含まれるデータベースで検索するための操作画面
および検索によって再生されたユーザ画面(再生画面)
を示す説明図である。
【図6】(a)は上記データベースに格納されるユーザ
画面に関するレコードの保存形式を示す説明図であり、
(b)は上記データベースに格納されるラダープログラ
ムに関するレコードの保存形式を示す説明図である。
【図7】上記データベースに格納されるユーザ画面およ
びラダープログラムに関するレコードの保存形式を示す
説明図である。
【図8】(a)および(b)は、それぞれ上記パーソナ
ルコンピュータにおける配信設定部にて設定される配信
条件設定画面および配信局・受信局設定画面を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(ホストコンピュー
タ) 2 プログラマブル表示器(表示型制御装置) 3 PLC(制御装置) 4 共通ネットワーク 5 専用ネットワーク 6 入力機器 7 出力機器 9 クライアント装置(端末装置) 11a データ通信処理部 11b データベース管理部(蓄積手段、検索手段) 16 アプリケーション部 16a 作画エディタ 16b ラダーエディタ 17 データベース 19 コンパイラ(変換手段) 20 公開サーバ(通信手段) 21 データ処理部 27 変換データ記憶部 28 データ配信部 91 ブラウザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/40 H04L 11/00 321 5K034 29/06 13/00 305B 9A001 (72)発明者 家古谷 賢太郎 大阪府大阪市住之江区南港東8−2−52 株式会社デジタル内 (72)発明者 加藤 三十四 大阪府大阪市住之江区南港東8−2−52 株式会社デジタル内 Fターム(参考) 5B049 AA01 BB07 EE05 EE07 EE56 EE59 FF03 FF09 GG04 GG07 GG09 5B089 GA11 GA21 GA23 GB02 HA06 HA10 JA36 KA03 KA13 KC44 KF05 LB14 5H220 BB10 CC09 CX04 CX06 CX09 DD04 HH01 JJ12 JJ14 JJ15 JJ53 JJ55 KK04 MM03 MM07 5H223 CC03 CC08 DD03 DD05 EE08 FF03 FF08 5K032 AA03 BA03 CC02 DB19 DB22 5K034 AA07 AA19 CC06 DD02 FF01 HH61 9A001 BB06 CC02 CC06 CC08 DD04 EE02 HH23 JJ01 JJ25 JJ27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力機器および出力機器が接続された制御
    装置と、該制御装置による該入出力機器の制御状態を表
    示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える表示型制御
    装置との間で専用ネットワークを介して制御装置に固有
    の通信プロトコルを用いて通信を行い、上記表示型制御
    装置の上位に設けられるホストコンピュータと少なくと
    も1つの上記表示型制御装置との間で共通ネットワーク
    を介して共通の通信プロトコルを用いて通信を行うこと
    によって上記制御装置に関するデータを集積するデータ
    集積システムであって、 上記表示型制御装置が、上記両ネットワークで用いられ
    る通信プロトコルを上記両ネットワークで用いられる通
    信プロトコルに互いに変換するプロトコル変換手段と、
    予め設定されている配信条件が満たされたときに上記制
    御装置の制御状態を表し実行されたユーザプログラム、
    該ユーザプログラムにおいて、上記入出力機器のアドレ
    スに対応付けられ、上記制御指示のデータおよび該制御
    指示データの結果として得られる上記出力データによっ
    て変化する各変化要素、ならびに該変化要素に対応する
    上記制御指示データおよび上記出力データを上記ホスト
    コンピュータに配信する配信手段とを有し、 上記ホストコンピュータが、配信された上記ユーザプロ
    グラム、上記変化要素および上記両データを上記表示型
    制御装置単位で時系列に順次蓄積する蓄積手段を備えて
    いることを特徴とするデータ集積システム。
  2. 【請求項2】上記ホストコンピュータが、上記蓄積手段
    に蓄積された上記ユーザプログラム、上記変化要素およ
    び上記両データを連続して検索し、かつ表示する検索手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ集積システム。
  3. 【請求項3】上記ホストコンピュータが、端末装置から
    の要求に応じて上記検索手段によって検索された上記ユ
    ーザプログラムを上記端末装置が実行可能な実行プログ
    ラムに変換する変換手段と、該実行プログラム、上記変
    化要素および上記両データを、上記ユーザプログラムに
    おいて上記変化要素を上記両データに基づいて変化させ
    るように上記実行プログラムを実行する上記端末装置へ
    送信する通信手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のデータ集積システム。
  4. 【請求項4】入力機器および出力機器が接続された制御
    装置と、該制御装置による該入出力機器の制御状態を表
    示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える表示型制御
    装置との間で専用ネットワークを介して制御装置に固有
    の通信プロトコルを用いて通信を行い、上記表示型制御
    装置の上位に設けられるホストコンピュータと少なくと
    も1つの上記表示型制御装置との間で共通ネットワーク
    を介して共通の通信プロトコルを用いて通信を行うこと
    によって上記制御装置に関するデータを集積するデータ
    集積方法であって、 上記表示型制御装置において、上記両ネットワークで用
    いられる通信プロトコルを相互に変換するとともに、予
    め設定されている配信条件が満たされたときに上記制御
    装置の制御状態を表し実行されたユーザプログラム、該
    ユーザプログラムにおいて、上記入出力機器のアドレス
    に対応付けられ、上記制御指示のデータおよび該制御指
    示データの結果として得られる上記出力データによって
    変化する各変化要素、ならびに該変化要素に対応する上
    記制御指示データおよび上記出力データを上記ホストコ
    ンピュータに配信し、 上記ホストコンピュータに配信された上記ユーザプログ
    ラム、上記変化要素および上記両データを上記表示型制
    御装置単位で時系列に順次蓄積することを特徴とするデ
    ータ集積方法。
  5. 【請求項5】上記ホストコンピュータにおいて、蓄積さ
    れた上記ユーザプログラム、上記変化要素および上記両
    データを連続して検索し、かつ表示することを特徴とす
    る請求項4に記載のデータ集積方法。
  6. 【請求項6】上記ホストコンピュータにおいて、端末装
    置からの要求に応じて検索された上記ユーザプログラム
    を上記端末装置が実行可能な実行プログラムに変換し、
    該実行プログラム、上記変化要素および上記両データ
    を、上記ユーザプログラムにおいて上記変化要素を上記
    両データに基づいて変化させるように上記実行プログラ
    ムを実行する上記端末装置へ送信することを特徴とする
    請求項4または5に記載のデータ集積方法。
  7. 【請求項7】入力機器および出力機器が接続された制御
    装置と、該制御装置による該入出力機器の制御状態を表
    示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える表示型制御
    装置との間で専用ネットワークを介して制御装置に固有
    の通信プロトコルを用いて通信を行わせ、上記表示型制
    御装置の上位に設けられるホストコンピュータと少なく
    とも1つの上記表示型制御装置との間で共通ネットワー
    クを介して共通の通信プロトコルを用いて通信を行わせ
    ることによって上記制御装置に関するデータを集積する
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 上記表示型制御装置において、上記両ネットワークで用
    いられる通信プロトコルを相互に変換するとともに、予
    め設定されている配信条件が満たされたときに上記制御
    装置の制御状態を表し実行されたユーザプログラム、該
    ユーザプログラムにおいて、上記入出力機器のアドレス
    に対応付けられ、上記制御指示のデータおよび該制御指
    示データの結果として得られる上記出力データによって
    変化する各変化要素、ならびに該変化要素に対応する上
    記制御指示データおよび上記出力データを上記ホストコ
    ンピュータに配信する処理と、 上記ホストコンピュータに配信された上記ユーザプログ
    ラム、上記変化要素および上記両データを上記表示型制
    御装置単位で時系列に順次蓄積する処理とを実行するた
    めのプログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】上記ホストコンピュータにおいて、蓄積さ
    れた上記ユーザプログラム、上記変化要素および上記両
    データを連続して検索し、かつ表示する処理を実行する
    プログラムを記録したことを特徴とする請求項7に記載
    の記録媒体。
  9. 【請求項9】上記ホストコンピュータにおいて、検索さ
    れた上記ユーザプログラムを上記端末装置が実行可能な
    実行プログラムに変換し、該実行プログラム、上記変化
    要素および上記両データを、上記ユーザプログラムにお
    いて上記変化要素を上記両データに基づいて変化させる
    ように上記実行プログラムを実行する上記端末装置へ送
    信する処理を実行するプログラムを記録したことを特徴
    とする請求項7または8に記載の記録媒体。
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