JP2001281115A - 液体サンプリング方法及び装置 - Google Patents

液体サンプリング方法及び装置

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JP2001281115A
JP2001281115A JP2000088630A JP2000088630A JP2001281115A JP 2001281115 A JP2001281115 A JP 2001281115A JP 2000088630 A JP2000088630 A JP 2000088630A JP 2000088630 A JP2000088630 A JP 2000088630A JP 2001281115 A JP2001281115 A JP 2001281115A
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JP
Japan
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liquid
tank
sampling
pipe
sample
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JP2000088630A
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Yoshitaka Tamai
良孝 玉井
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体全体の平均的なサンプリングを行う際、
従来技術で生じていたこれらの作業を不要とすると共
に、精度の高いサンプリングを容易に実現することがで
きる液体サンプリング方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 貯蔵された液体からサンプルを採取する
とき、第1及び第2のタンクの間のパイプに、パイプ中
の液体をパイプ外部に導くサンプリングバルブを設け、
第1のタンクに貯蔵された液体をパイプを介して第2の
タンクに移送する間に、サンプリングバルブを一定周期
で複数回開閉して液体を採取し、採取した液体をサンプ
ルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク等の容器
(本明細書において単にタンクと記す)に貯蔵された液
体及び液状物質(本明細書において単に液体と記す)の
サンプルを採取する方法及び装置に関する。本発明は、
特に、タンク内に貯蔵した液体廃棄物及び化学物質をサ
ンプリングする方法及び装置に適する。このようなタン
クは廃棄物処理プラントに存在する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処理プラントでは、廃棄物に対し
て施すべき処理を決定するため、処理に先立って、処理
しようとする廃棄物について、成分、含有熱量、酸性
度、比重等のような化学的・物理的な特性の分析を行
う。このような分析作業の一環として、タンク内の全液
体について平均の諸特性を求めることがある。
【0003】このような分析を行うために、従来は図4
のような液体サンプリング装置30を使用していた。液
体サンプリング装置30の構造について次に説明する。
タンク31の壁面から7本のパイプ32〜38が伸びて
いる。これらのパイプの一端はタンク壁面の高さの異な
る位置に接続されている。また、各パイプは開閉して液
体の流出を制御するバルブ32a〜38aを備えてい
る。更に、これらのパイプの他端は全てパイプ39に接
続されている。パイプ39は両端にバルブ39a、bが
設けられており、バルブ39aを開けると、パイプ39
からサンプル瓶40に液体が流入する。バルブ39bは
パイプ内を洗浄するために窒素ガスを流す際に開ける。
今、タンク31には液体廃棄物41が貯蔵されている。
【0004】液体サンプリング装置30では、液体廃棄
物41の諸特性をタンク31の高さ毎に分析するための
サンプリングと、液体廃棄物41全体の平均的な諸特性
を分析するためのサンプリングの両方を行うことができ
る。まず、前者のサンプリングについて説明すると、バ
ルブ32a〜38aの中から所望の高さのバルブのみを
開けて液体をパイプ39まで導いた後、バルブ39aを
開けてサンプル瓶40に液体を導き、サンプル瓶40に
採取した液体をサンプルとして各種の分析を行う。異な
る高さからサンプルを採取する前に、バルブ39bから
窒素ガスを吹き込んでパイプ内の洗浄を行う。後者のサ
ンプリングでは、バルブ32a〜38aの全てのバルブ
について前者のサンプリングを行って、それぞれの高さ
から等量の液体を採取し、採取した液体をサンプル瓶4
0で混合させた液体をサンプルとして分析を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の技術に
よれば、パイプ内部に残留した液体がサンプルに及ぼす
影響を防ぐため、サンプリングの前に、窒素ガスによる
パイプ内部の洗浄、所謂窒素パージを行う必要がある。
残留物の影響を実質的に無視できる程にサンプル量を大
きくとれば、必ずしも窒素パージを行う必要はないが、
この場合、サンプル瓶40の容量を大きくしなければな
らない。
【0006】また、液体廃棄物41全体のサンプリング
を行うためには、バルブ32a〜38aを全て操作しな
ければならない。
【0007】更に、サンプリングの精度を高めるには、
タンク31内部のより多くの地点から液体を採取する必
要があるが、従来技術では、採取できる液体がタンク3
1とパイプ32〜38との接合部周辺に限定されるの
で、タンク31から伸びるパイプを増設しないと液体を
採取する地点を増やすことができない。
【0008】これらの問題に鑑みて、本発明が解決しよ
うとする課題は、液体全体の平均的なサンプリングを行
う際、従来技術で生じていたこれらの作業を不要とする
と共に、精度の高いサンプリングを容易に実現すること
ができる液体サンプリング方法及び装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は次のような液体サンプリング方法及び装置
を提供する。
【0010】本発明は、貯蔵された液体からサンプルを
採取する方法において、第1及び第2のタンクの間のパ
イプに、パイプ中の液体をパイプ外部に導くサンプリン
グバルブを設け、第1のタンクに貯蔵された液体をパイ
プを介して第2のタンクに移送する間に、サンプリング
バルブを一定周期で複数回開閉して液体を採取し、採取
した液体をサンプルとすることを特徴とする液体サンプ
リング方法を提供する。
【0011】このような方法によれば、サンプリングバ
ルブを通過する液体全体の一部をサンプルとして採取す
るので、残留物の影響をほとんど無視できる。また、サ
ンプリングを行う間に操作すべきバルブはサンプリング
バルブのみであるので、操作が単純である。更に、サン
プリングバルブを1回開いたときに採取する液体の量を
少なくして、開く回数を増やせば精度の高いサンプリン
グを行うことができる。
【0012】この液体サンプリング方法において、サン
プリングバルブで採取した液体を第3のタンクに導く方
法であって、サンプリングバルブを複数回開閉して液体
を採取した後、第3のタンクに採取された液体を攪拌
し、攪拌後の第3のタンクから採取した液体をサンプル
として分析対象にすれば、より精度の高い分析が可能と
なる。
【0013】また、本発明は、貯蔵された液体からサン
プルを採取する液体サンプリング装置において、第1及
び第2のタンクと、一端を第1のタンクの底部に接続さ
れ、他端を第2のタンクのに接続されるパイプと、パイ
プに設けられて、パイプを流れる流体をパイプの外部に
導くサンプリングバルブと、サンプリングバルブの開閉
を制御する制御部とを備え、第1のタンクに貯蔵された
液体をパイプを介して第2のタンクに移送する間に、サ
ンプリングバルブを一定周期で複数回開閉して液体を採
取し、採取した液体をサンプルとすることを特徴とする
液体サンプリング装置を提供する。
【0014】サンプリングバルブから導かれた液体が流
入する第3のタンクを更に備えることとしてもよい。こ
のとき、第3のタンク内の液体を攪拌する攪拌機を更に
備えることとしてもよい。
【0015】第1のタンクから第2のタンクに液体を移
送するポンプを更に備えることとしてもよい。第3のタ
ンクを備える場合、このポンプは第3のタンクの液体も
第2のタンクに移送することとしてよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態である
液体サンプリング装置10について図1を参照して説明
する。液体サンプリング装置10は、タンク11、1
2、サンプルタンク13、ポンプ14、サンプリングバ
ルブ15、バルブ16〜18、手持式攪拌機19より構
成されている。
【0017】図2のように、サンプリングバルブ15は
ポンプ14の運転と連動して開閉するようにタイマーに
て制御される。尚、サンプリングバルブ15は単独でも
開閉できるようになっている。
【0018】分析対象となるのは、サンプルタンク13
から不図示のサンプル瓶に移された液体である。サンプ
ルタンク13の容量はサンプル瓶に必要な量の100倍
以上となっている。
【0019】バルブ16はサンプリングバルブ15を介
してサンプルタンク13に流入する液体の量を調整する
ためのバルブである。
【0020】次に、サンプリングバルブ15及びポンプ
14が連動してサンプリングするときの液体サンプリン
グ装置10の動作について、図2を参照して説明する。
【0021】最初、タンク11に液体が貯蔵されてい
る。タンク12及びサンプルタンク13には何も入って
いない。サンプリングバルブ15、バルブ17、18は
閉じている。バルブ16は適量の液体がサンプルタンク
13に溜まるように調整してある。
【0022】バルブ18を開け、ポンプ14の運転を開
始して、タンク11からタンク12への液体の移送を開
始する(t1)。タンク11に貯蔵されていた液体は、
タンク11の底部から上部の液体へと順にタンク12に
移送されていく。
【0023】ポンプ14の運転開始後、パイプ中を液体
が流れ、サンプリングバルブ15まで液体が達するよう
になる。この後、タイマーで制御されたサンプリングバ
ルブ15が開閉の反復動作を開始する(t2)。ポンプ
14の運転が停止すると、これに連動してサンプリング
バルブ15は、開閉の反復動作を中断し、閉状態を維持
するようになる(t3)。時刻t2から時刻t3にかけ
てサンプリングバルブ15の開閉が繰り返されることに
なるが、この間にタンク11の底部から順に液体が流出
していくので、結果としてサンプリングバルブ15を開
く度毎に、タンク11に貯蔵されていたとき異なる高さ
にあった液体を、サンプルタンク13に導くことにな
る。
【0024】サンプルタンク13に溜まった液体を均一
な状態にするために手持式攪拌機19を用いて液体を攪
拌した後、サンプルタンク13の液体の一部を不図示の
サンプル瓶に移し替えてサンプルとする。
【0025】サンプル採取後、サンプルタンク13に残
った液体はタンク12に移送して、次回のサンプリング
に備える。このためには、サンプリングバルブ15及び
バルブ18を閉じ、バルブ17を開けた状態でポンプ1
4を運転する。
【0026】以上の動作により、当初タンク11に貯蔵
されていた液体の大半がタンク12に移送され、一部が
サンプル瓶に採取される。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態である液
体サンプリング装置20について図3を参照して説明す
る。液体サンプリング装置20は、既に説明した液体サ
ンプリング装置10と、従来技術の液体サンプリング装
置30とを組み合わせた装置である。これらの装置と同
等の構成要素に対しては同一の参照符号を付してある。
尚、液体サンプリング装置20のタンク21は、液体サ
ンプリング装置10のタンク11と、液体サンプリング
装置30のタンク31との両方の機能を併せ持つ。
【0028】液体サンプリング装置20を使ってサンプ
リングをする場合、利用者は必要に応じて液体サンプリ
ング装置10及び30のどちらかの動作を選んでサンプ
リングを行うことになる。尚、具体的な動作は既に説明
したものと同じであるので省略する。
【0029】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、サンプリングバルブ1
5をタイマーで制御して開閉し、サンプルを抽出しよう
とする液体全体からまんべんなく液体を採取してサンプ
ルとするので、従来のようにパイプ内部の残留物が採取
したサンプルの品質に影響を及ぼすことがほとんどな
い。また、サンプリングを行う間に操作すべきバルブは
サンプリングバルブ15のみであり、装置の制御が容易
である。更に、バルブ16を調整すればサンプリングバ
ルブ15を1回開いたときに採取する液体の量を少なく
することができるので、サンプリングバルブ15を開く
回数を増やしてより精度の高いサンプリングを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である液体サンプリ
ング装置10の概略図である。
【図2】液体サンプリング装置10のポンプ14の運転
とサンプリングバルブ15の開閉を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である液体サンプリ
ング装置20の概略図である。
【図4】従来の液体サンプリング装置30の概略図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30 液体サンプリング装置 11、12、21、31 タンク 13 サンプルタンク 14 ポンプ 15 サンプリングバルブ 16、17、18、32a〜39a、39b バルブ 19 手持攪拌機 32〜39 パイプ 40 サンプル瓶 41 液体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵された液体からサンプルを採取する
    方法において、第1及び第2のタンクの間のパイプに、
    前記パイプ中の液体を前記パイプ外部に導くサンプリン
    グバルブを設け、前記第1のタンクに貯蔵された液体を
    前記パイプを介して前記第2のタンクに移送する間に、
    前記サンプリングバルブを一定周期で複数回開閉して液
    体を採取し、採取した液体をサンプルとすることを特徴
    とする液体サンプリング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体サンプリング方法
    において、前記サンプリングバルブで採取した液体を第
    3のタンクに導く方法であって、前記サンプリングバル
    ブを複数回開閉して液体を採取した後、前記第3のタン
    クに採取された液体を攪拌し、攪拌後の前記第3のタン
    クから採取した液体をサンプルとすることを特徴とする
    液体サンプリング方法。
  3. 【請求項3】 貯蔵された液体からサンプルを採取する
    液体サンプリング装置において、 第1及び第2のタンクと、 一端を第1のタンクの底部に接続され、他端を第2のタ
    ンクのに接続されるパイプと、 前記パイプに設けられて、前記パイプを流れる流体を前
    記パイプの外部に導くサンプリングバルブと、 サンプリングバルブの開閉を制御する制御部とを備え、 前記第1のタンクに貯蔵された液体を前記パイプを介し
    て前記第2のタンクに移送する間に、前記サンプリング
    バルブを一定周期で複数回開閉して液体を採取し、採取
    した液体をサンプルとすることを特徴とする液体サンプ
    リング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液体サンプリング装置
    において、前記サンプリングバルブから導かれた液体が
    流入する第3のタンクを更に備えることを特徴とする液
    体サンプリング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液体サンプリング装置
    において、前記第3のタンク内の液体を攪拌する攪拌機
    を更に備えることを特徴とする液体サンプリング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114486346A (zh) * 2020-10-26 2022-05-13 苏州润谷智能设备有限公司 一种大型罐体取样管路结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114486346A (zh) * 2020-10-26 2022-05-13 苏州润谷智能设备有限公司 一种大型罐体取样管路结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031022