JP2001280261A - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ

Info

Publication number
JP2001280261A
JP2001280261A JP2000097793A JP2000097793A JP2001280261A JP 2001280261 A JP2001280261 A JP 2001280261A JP 2000097793 A JP2000097793 A JP 2000097793A JP 2000097793 A JP2000097793 A JP 2000097793A JP 2001280261 A JP2001280261 A JP 2001280261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer gear
pump
gear
fuel
elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000097793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Takagi
雅敏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000097793A priority Critical patent/JP2001280261A/ja
Priority to US09/811,491 priority patent/US6481991B2/en
Publication of JP2001280261A publication Critical patent/JP2001280261A/ja
Priority to US10/254,514 priority patent/US6761547B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロコイドギヤ式燃料ポンプのアウタギヤの
がたつきや振れ回りによる騒音や振動を低減する。 【解決手段】 モータによりインナギヤ26が回転駆動
されると、アウタギヤ25が回転して、両ギヤ25,2
6間の各ポンプ室30の容積が連続的に増加・減少する
動作を繰り返し、容積が拡大するポンプ室30内に、吸
入ポート37から燃料を吸い込みながら燃料を移送し、
容積が縮小するポンプ室30で、燃料を加圧しながら吐
出ポート38から吐出する。ポンプケーシング21の内
周部に形成した2つの収納凹部41にそれぞれ弾性押圧
部材42を収納し、両弾性押圧部材42の弾性力と吐出
ポート38側の高い燃圧とによって、アウタギヤ25を
ポンプケーシング21の吐出ポート38側の内周面に押
さえつけることで、アウタギヤ25のがたつきや振れ回
りによる騒音や振動を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタギヤの内周
側にインナギヤを偏心配置して構成したトロコイドギヤ
式の燃料ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載する燃料ポンプの燃料
吐出性能を高めるために、トロコイドギヤ式の燃料ポン
プを採用することが検討されている。このトロコイドギ
ヤ式の燃料ポンプは、図4に示すように、円筒型のポン
プケーシング1内に回転自在に収容した内歯付きのアウ
タギヤ2の内周側に外歯付きのインナギヤ3を偏心配置
すると共に、両ギヤ2,3を噛み合わせて両ギヤ2,3
の歯間にポンプ室4を形成し、駆動モータ(図示せず)
によりインナギヤ3を回転駆動してアウタギヤ2を回転
させることで、両ギヤ2,3の歯間のポンプ室4を回転
方向に移動させながら、該ポンプ室4の容積を連続的に
増加・減少させて燃料を吸入・吐出するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アウタ
ギヤ2外周とポンプケーシング1内周との間には、製造
公差や摺動抵抗等を考慮してクリアランス(隙間)を設
ける必要があるため、そのクリアランス内でアウタギヤ
2のがたつきや振れ回りが発生し、それによってアウタ
ギヤ2がポンプケーシング1の内周面に衝突して、騒音
や振動が大きくなるという欠点があった。
【0004】尚、特開平5−133347号公報では、
アウタギヤ外周とポンプケーシング内周との間のクリア
ランスを大きくすると共に、アウタギヤの外周を120
°間隔で弾性支持機構で弾性支持し、アウタギヤ外周と
ポンプケーシング内周との間のクリアランスに異物が侵
入した時に、アウタギヤが異物の侵入位置と反対方向に
移動することで、異物噛み込みによるアウタギヤのロッ
クを防止するようにしている。しかし、この公報のよう
に、アウタギヤとポンプケーシングとの間のクリアラン
スを大きくして、ポンプケーシングに対してアウタギヤ
を弾性支持機構で浮かせて弾性支持する構成にすると、
アウタギヤの振れ回りを低減することが従来以上に困難
となり、却ってアウタギヤの振れ回りが増幅されてしま
い、騒音や振動に対しては、却って逆効果になって、騒
音や振動を増大させてしまう結果となる。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、アウタギヤのがたつ
きや振れ回りによる騒音や振動を低減できるトロコイド
ギヤ式の燃料ポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のトロコイドギヤ式の燃料ポンプ
は、円筒型のポンプケーシングに対してアウタギヤを一
方向に弾性力で押さえつける弾性押圧手段を設けた構成
としたものである。このように、ポンプケーシングに対
してアウタギヤを一方向に押さえつけると、アウタギヤ
がポンプケーシングの内周面の一定位置に押さえつけら
れた状態で回転するため、アウタギヤのがたつきや振れ
回りが抑えられ、アウタギヤのがたつきや振れ回りによ
る騒音や振動が効果的に低減される。
【0007】ところで、トロコイドギヤ式の燃料ポンプ
は、両ギヤの回転により両ギヤの歯間のポンプ室の容積
が増加する領域でポンプ室内に燃料を吸入した後、該ポ
ンプ室の容積が減少する領域でポンプ室内の燃料を加圧
しながら吐出するようになっている。この際、ポンプ室
の容積が減少する吐出側の領域では、ポンプ室内の燃料
が加圧されて燃料圧力(燃圧)が上昇するため、その燃
圧上昇によってアウタギヤに外径方向の荷重がかかる。
このような燃圧上昇による外径方向の荷重は、ポンプ室
内の燃圧が低下する吸入側の領域では発生しないため、
アウタギヤに対する燃圧による外径方向の荷重は、ポン
プ室の燃圧が上昇する吐出側の領域のみに働くようにな
る。
【0008】このような特性を考慮して、請求項2のよ
うに、弾性押圧手段でアウタギヤを押さえつける方向
は、両ギヤの歯間のポンプ室の容積が減少して該ポンプ
室の燃圧が高くなる吐出側の方向に設定すると良い。こ
のようにすれば、アウタギヤに作用する弾性押圧手段の
弾性力と燃圧の作用方向がほぼ同一となるため、弾性押
圧手段の弾性力に加え、燃圧も有効に利用してアウタギ
ヤをポンプケーシングに押さえつけることができ、アウ
タギヤのがたつきや振れ回りを一層確実に抑制すること
ができる。また、アウタギヤのがたつきや振れ回りを抑
制するのに必要な弾性押圧手段の弾性力が燃圧分だけ小
さくて済み、その分、弾性押圧手段の低コスト化も可能
となる。
【0009】また、本発明は、弾性押圧手段の弾性力を
アウタギヤの外周の1箇所に集中的に作用させるように
しても良いが、この場合は、弾性力の作用方向が正確に
アウタギヤの中心を通るように構成する必要があり、製
造ばらつき等の影響を受けやすい。
【0010】そこで、請求項3のように、弾性押圧手段
によってアウタギヤの外周を複数箇所で押圧し、その押
圧力の合力の方向がポンプ室の燃圧が高くなる吐出側の
方向を向くように設定すると良い。このようにすれば、
弾性押圧手段によるアウタギヤの押圧方向を安定させる
ことができ、製造ばらつき等の影響を受けずに、アウタ
ギヤを安定して吐出側の方向に押さえつけることができ
る。
【0011】また、両ギヤの回転中は、ポンプ室の燃圧
の他に、インナギヤからアウタギヤに働く回転駆動力に
よっても、アウタギヤを押さえつける力が発生するた
め、請求項4のように、弾性押圧手段でアウタギヤを押
さえつける方向は、ポンプ室の燃圧によって生じるアウ
タギヤの押さえつけ力と、インナギヤの回転駆動力によ
って生じるアウタギヤの押さえつけ力との合力の方向に
設定しても良い。このようにすれば、燃圧の他に、イン
ナギヤの回転駆動力によるアウタギヤの押さえつけ力も
有効に利用してアウタギヤをポンプケーシングに押さえ
つけることができ、その分、弾性押圧手段の弾性力が小
さくて済む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。まず、図1に基づいてト
ロコイドギヤ式の燃料ポンプ全体の構成を概略的に説明
する。燃料ポンプの円筒状のハウジング11内にモータ
部12とトロコイドギヤ式のポンプ部13とが組み付け
られている。ハウジング11の一端(下端)には、ポン
プ部13の下面をカバーするポンプカバー14がかしめ
等により固定され、このポンプカバー14に形成された
燃料吸入口15から燃料タンク(図示せず)内の燃料が
ポンプ部13内に吸入される。ハウジング11の他端
(上端)には、モータ部12をカバーするモータカバー
16がかしめ等により固定され、このモータカバー16
には、モータ部12に通電するためのコネクタ17と燃
料吐出口18とが設けられている。ポンプ部13から吐
出された燃料は、モータ部12のアーマチャ19とマグ
ネット20との間の隙間を通って燃料吐出口18から吐
出される。
【0013】次に、図1及び図2に基づいてトロコイド
ギヤ式のポンプ部13の構成を説明する。ポンプ部13
のケーシングは、円筒型のポンプケーシング21の上下
両側の開口部をケーシングカバー22と内部サイドカバ
ー23で閉鎖して構成され、これら3部品がねじ24で
締め付け固定され、ポンプカバー14と共にハウジング
11内に圧入されてかしめ等により固定されている。ポ
ンプケーシング21内には、アウタギヤ25とインナギ
ヤ26とが収納されている。
【0014】図2に示すように、アウタギヤ25の内周
側とインナギヤ26の外周側には、それぞれ内歯27と
外歯28が形成され、インナギヤ26の外歯28の歯数
がアウタギヤ25の内歯27の歯数よりも1つ少なく形
成されている。また、インナギヤ26の歯厚はアウタギ
ヤ25の歯厚と同一に形成されている。アウタギヤ25
は、ポンプケーシング21に偏心して形成された円形穴
29内に回転自在に嵌合され、その嵌合部(摺動部)に
は、製造公差や摺動抵抗等を考慮して必要最小限のクリ
アランスが形成されている。また、アウタギヤ25の厚
み寸法(軸方向寸法)は、ポンプケーシング21の厚み
寸法よりもサイドクリアランス分だけ小さくなってい
る。
【0015】このアウタギヤ25の内周側にはインナギ
ヤ26が偏心して収納され、両ギヤ25,26の歯2
7,28の噛合い又は接触によって歯27,28間に複
数のポンプ室30が形成されている。この場合、アウタ
ギヤ25とインナギヤ26とが互いに偏心しているた
め、回転時に両ギヤ25,26の歯27,28の噛合い
量が連続的に増加・減少し、各ポンプ室30の容積が連
続的に増加・減少する動作を1回転を周期として繰り返
す。
【0016】図1に示すように、ケーシングカバー22
の中心部に形成された挿通孔31には円筒状の軸受32
が嵌着され、この軸受32の内径部にモータ部12の回
転軸33が回転自在に挿通支持されている。この軸受3
2は、インナギヤ26の肉厚のほぼ1/2程度まで突出
し、該軸受32にインナギヤ26の中心部に形成した軸
穴34が回転自在に嵌合されている。モータ部12の回
転軸33は、軸受32から下方に突出し、その突出部分
に形成されたDカット部35が、インナギヤ26の軸穴
34下部に形成されたD形連結穴36に嵌合されてい
る。これにより、モータ部12の回転軸33が回転する
と、これと一体的にインナギヤ26が回転し、更に、こ
のインナギヤ26と噛み合うアウタギヤ25も回転する
ようになっている。尚、モータ部12の回転軸33とイ
ンナギヤ26との連結手段として、カップリングを用い
るようにしても良い。
【0017】内部サイドカバー23には、燃料吸入口1
5からポンプ室30に燃料を吸い込む吸入ポート37が
形成されている。この吸入ポート37は、図2に示すよ
うに内部サイドカバー23の内側面に沿って円周方向に
溝状に延長され、且つ、ギヤ25,26の回転により容
積が増加する複数のポンプ室30に連通するように弓形
状に形成されている。
【0018】更に、この内部サイドカバー23には、吸
入ポート37とほぼ180°反対側の位置に吐出ポート
38(図2参照)が形成されている。この吐出ポート3
8は、内部サイドカバー23の内側面に沿って円周方向
に溝状に延長され、且つ、ギヤ25,26の回転により
容積が減少する複数のポンプ室30に連通するように弓
形状に形成されている。この吐出ポート38から吐出さ
れた燃料は、ポンプカバー14内面の吐出溝(図示せ
ず)→内部サイドカバー23の貫通孔(図示せず)→ポ
ンプケーシング21の貫通流路39(図2参照)→ケー
シングカバー22の貫通流路(図示せず)の経路でモー
タ部12側に吐出される。尚、ケーシングカバー22に
吐出ポートを形成して、この吐出ポートから燃料をモー
タ部12側に直接吐出するようにしても良い。
【0019】前述したように、モータ部12によってイ
ンナギヤ26が回転駆動されると、このインナギヤ26
と噛み合うアウタギヤ25が回転して、両ギヤ25,2
6の歯27,28の噛み合い量が連続的に増加・減少
し、両歯27,28間に形成された各ポンプ室30の容
積が連続的に増加・減少する動作を1回転を周期として
繰り返す。これにより、容積が拡大するポンプ室30で
は、吸入ポート37から燃料を吸い込みながら燃料を両
ギヤ25,26の回転方向に移送し、容積が縮小するポ
ンプ室30では、移送した燃料を加圧しながら吐出ポー
ト38から吐出する。
【0020】次に、ポンプケーシング21に対してアウ
タギヤ25を一方向に弾性力で押さえつける構成を説明
する。ポンプケーシング21の内周部のうちの吸入ポー
ト37側に、2つの収納凹部41がほぼ90°の間隔で
形成され、各収納凹部41内に弾性押圧部材42(弾性
押圧手段)が収納されている。各弾性押圧部材42は、
アウタギヤ25に対する摺動抵抗が小さく、且つ耐摩耗
性、耐ガソリン性に優れた弾性材料(例えばナイロン
等)で形成され、弾性片部42aが一体に形成されてい
る。各弾性押圧部材42の弾性片部42aは収納凹部4
1の底面に当接し、該弾性片部42aの弾性変形によっ
て弾性押圧部材42がアウタギヤ25の外周面に押しつ
けられ、アウタギヤ25がポンプケーシング21に一方
向に押さえつけられている。
【0021】この場合、ポンプ室30の容積が減少する
吐出ポート38側の領域では、ポンプ室30内の燃料が
加圧されて燃圧が上昇するため、その燃圧上昇によって
アウタギヤ25に外径方向の荷重がかかる。このような
燃圧上昇による外径方向の荷重は、ポンプ室30内の燃
圧が低下する吸入ポート37側の領域では発生しないた
め、アウタギヤ25に対する燃圧による外径方向の荷重
は、ポンプ室30の燃圧が上昇する吐出ポート38側の
領域のみに働くようになる。
【0022】この点を考慮して、各弾性押圧部材42で
アウタギヤ25を押さえる方向は、アウタギヤ25の回
転中心を通り、その押圧力の合力の方向が弓形の吐出ポ
ート38の方向を向いている。これにより、アウタギヤ
25に作用する弾性押圧部材42の弾性力と燃圧の作用
方向がほぼ同一となるため、弾性押圧部材42の弾性力
と燃圧とによってアウタギヤ25がポンプケーシング2
1に押さえつけられた状態に保持される。
【0023】尚、両ギヤ25,26の回転中は、ポンプ
室30の燃圧の他に、インナギヤ26からアウタギヤ2
5に働く回転駆動力によっても、アウタギヤ25を押さ
えつける力が発生する。従って、弾性押圧部材42でア
ウタギヤ25を押さえつける方向は、ポンプ室30の燃
圧によって生じるアウタギヤ25の押さえつけ力と、イ
ンナギヤ26の回転駆動力によって生じるアウタギヤ2
5の押さえつけ力との合力の方向に設定しても良い。こ
の合力の方向は、吐出ポート38の範囲内に収まる。
【0024】以上説明した本実施形態によれば、2個の
弾性押圧部材42でアウタギヤ25を吐出ポート38側
に押さえつけるようにしたので、アウタギヤ25に作用
する弾性押圧部材42の弾性力と燃圧の作用方向がほぼ
同一となり、弾性押圧部材42の弾性力と燃圧とによっ
てアウタギヤ25をポンプケーシング21の吐出ポート
38側の内周面に確実に押さえつけることができる。こ
れにより、アウタギヤ25のがたつきや振れ回りを抑制
することができ、アウタギヤ25のがたつきや振れ回り
による騒音や振動を効果的に低減できる。
【0025】しかも、アウタギヤ25をポンプケーシン
グ21に押さえつける荷重として燃圧を有効に利用でき
るので、アウタギヤ25のがたつきや振れ回りを抑制す
るのに必要な弾性押圧部材42の弾性力が燃圧分だけ小
さくて済み、その分、弾性押圧部材42の低コスト化も
可能となる。
【0026】但し、本発明は、弾性押圧部材42(弾性
押圧手段)によってアウタギヤ25を吐出ポート38以
外の方向に押さえつけるようにしても良く、この場合で
も、弾性押圧部材42の弾性力をある程度大きくするこ
とで、アウタギヤ25のがたつきや振れ回りを抑制する
ことができる。
【0027】また、本実施形態では、2個の弾性押圧部
材42でアウタギヤ25を一方向に押しつけるようにし
たので、弾性押圧部材42によるアウタギヤ25の押圧
方向を安定させることができ、製造ばらつき等の影響を
受けずに、アウタギヤ25を安定して吐出ポート38側
の方向に押さえつけることができる。尚、弾性押圧部材
42を3個以上設けても、同様の効果を得ることがで
き、また、各弾性押圧部材42の配置間隔を適宜変更し
ても良い。但し、本発明は、弾性押圧部材42を1個の
み設けるようにしても良く、この場合でも、本発明の所
期の目的は達成することができる。
【0028】また、本実施形態では、弾性押圧部材42
に弾性片部42aを一体に形成したが、別体のプリング
等のばね材を収納凹部41内に収納し、このばね材の弾
発力によって弾性押圧部材をアウタギヤ25に押しつけ
るようにしても良い。
【0029】その他、本発明は、アウタギヤ25とイン
ナギヤ26の歯数を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における燃料ポンプの主要
部を破断して示す正面図
【図2】図1のA−A線に沿って示すポンプ部の横断面
【図3】弾性押圧部材の配設状態を示す拡大横断面図
【図4】従来のトロコイドギヤ式の燃料ポンプのポンプ
部の横断面図
【符号の説明】
11…ハウジング、12…モータ部、13…ポンプ部、
14…ポンプカバー、15…燃料吸入口、18…燃料吐
出口、21…ポンプケーシング、22…ケーシングカバ
ー、23…内部サイドカバー、25…アウタギヤ、26
…インナギヤ、27…内歯、28…外歯、30…ポンプ
室、32…軸受、33…回転軸、37…吸入ポート、3
8…吐出ポート、41…収納凹部、42…弾性押圧部材
(弾性押圧手段)、42a…弾性片部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒型のポンプケーシング内に回転自在
    に収納した内歯付きのアウタギヤの内周側に外歯付きの
    インナギヤを偏心配置すると共に、両ギヤを噛み合わせ
    て両ギヤの歯間に形成したポンプ室を、両ギヤの回転に
    より回転方向に移動させながら、該ポンプ室の容積を連
    続的に増加・減少させて燃料を吸入・吐出する燃料ポン
    プにおいて、 前記ポンプケーシングに対して前記アウタギヤを一方向
    に弾性力で押さえつける弾性押圧手段を設けたことを特
    徴とする燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記弾性押圧手段で前記アウタギヤを押
    さえつける方向は、前記両ギヤの歯間のポンプ室の容積
    が減少して該ポンプ室の燃料圧力が高くなる吐出側の方
    向に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記弾性押圧手段は、前記アウタギヤの
    外周を複数箇所で押圧し、その押圧力の合力の方向が前
    記ポンプ室の燃料圧力が高くなる吐出側の方向を向いて
    いることを特徴とする請求項2に記載の燃料ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記弾性押圧手段で前記アウタギヤを押
    さえつける方向は、前記ポンプ室の燃料圧力によって生
    じる前記アウタギヤの押さえつけ力と、前記インナギヤ
    の回転駆動力によって生じる前記アウタギヤの押さえつ
    け力との合力の方向に設定されていることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の燃料ポンプ。
JP2000097793A 2000-03-27 2000-03-30 燃料ポンプ Pending JP2001280261A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097793A JP2001280261A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 燃料ポンプ
US09/811,491 US6481991B2 (en) 2000-03-27 2001-03-20 Trochoid gear type fuel pump
US10/254,514 US6761547B2 (en) 2000-03-27 2002-09-26 Trochoid gear type fuel pump

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097793A JP2001280261A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 燃料ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001280261A true JP2001280261A (ja) 2001-10-10

Family

ID=18612367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097793A Pending JP2001280261A (ja) 2000-03-27 2000-03-30 燃料ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001280261A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163925A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Hitachi Ltd タンデム型トロコイドポンプ及びその組立方法
KR100964517B1 (ko) 2002-07-10 2010-06-21 가부시키가이샤 다이야멧트 오일 펌프 로터
JP2010526962A (ja) * 2007-05-11 2010-08-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 2つの流体柱を同期的に圧力負荷するポンプ構成群
KR101537568B1 (ko) * 2014-11-04 2015-07-21 가람환경기술(주) 기체용해 및 미세기포 발생장치
WO2016166936A1 (ja) * 2015-04-14 2016-10-20 株式会社デンソー 燃料ポンプ
JP2017044139A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社デンソー 燃料ポンプ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100964517B1 (ko) 2002-07-10 2010-06-21 가부시키가이샤 다이야멧트 오일 펌프 로터
JP2008163925A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Hitachi Ltd タンデム型トロコイドポンプ及びその組立方法
JP2010526962A (ja) * 2007-05-11 2010-08-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 2つの流体柱を同期的に圧力負荷するポンプ構成群
KR101537568B1 (ko) * 2014-11-04 2015-07-21 가람환경기술(주) 기체용해 및 미세기포 발생장치
WO2016166936A1 (ja) * 2015-04-14 2016-10-20 株式会社デンソー 燃料ポンプ
JP2016200127A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 株式会社デンソー 燃料ポンプ
JP2017044139A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社デンソー 燃料ポンプ
WO2017033720A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社デンソー 燃料ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5122039A (en) Electric-motor fuel pump
US6481991B2 (en) Trochoid gear type fuel pump
US5219277A (en) Electric-motor fuel pump
KR100216020B1 (ko) 펌프
JP2002257052A (ja) トロコイドギヤポンプ
WO2011135747A1 (ja) ベーンポンプ
JP3956511B2 (ja) 燃料ポンプ
JP2001280261A (ja) 燃料ポンプ
JP3638818B2 (ja) ウエスコ型ポンプ
JP2004507666A (ja) 燃料を搬送するためのユニット
KR100662806B1 (ko) 자동차용 전동기식 연료펌프
JPH05164060A (ja) 歯車式ポンプ
US5174713A (en) Circumferential flow type fuel pump
JP3102522B2 (ja) ギヤポンプ
JP3843522B2 (ja) 真空ポンプ
CN212508800U (zh) 滚柱燃油泵
KR200403311Y1 (ko) 자동차용 전동기식 연료펌프
JPH0735053A (ja) トロコイド型オイルポンプ
JP2000265972A (ja) 燃料ポンプ
JP2002202018A (ja) 燃料ポンプ
KR101007013B1 (ko) 자동차용 연료펌프에 형성된 펌프부의 마찰저감구조
JP2000027768A5 (ja)
JP4221541B2 (ja) 燃料ポンプ
KR20010087909A (ko) 스크롤 압축기의 역회전 방지장치
JPH09242679A (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021