JP2001277483A - インクジェット医用画像記録装置 - Google Patents

インクジェット医用画像記録装置

Info

Publication number
JP2001277483A
JP2001277483A JP2000096139A JP2000096139A JP2001277483A JP 2001277483 A JP2001277483 A JP 2001277483A JP 2000096139 A JP2000096139 A JP 2000096139A JP 2000096139 A JP2000096139 A JP 2000096139A JP 2001277483 A JP2001277483 A JP 2001277483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image
medical image
information
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000096139A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nakazawa
正行 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000096139A priority Critical patent/JP2001277483A/ja
Publication of JP2001277483A publication Critical patent/JP2001277483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な画像入力モダリティで得られた医用画像
を画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よく目的
にあった記録媒体に記録できるとともに、小型で消費電
力が小さくて設置場所の自由度が高い。 【解決手段】インクを吐出して医用画像を記録するイン
クジェット医用画像記録装置1であって、イーサネット
インターフェース20と、イーサネット(登録商標)イ
ンターフェース20を介してDICOM規格に準拠した
医用画像情報を受信する通信制御手段21とを有し、受
信した医用画像を記録媒体Mに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクを吐出し
て医用画像を記録するインクジェット医用画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩感光材料からなる放射線写真
フィルムを使用しないで医用放射線画像情報を得る方法
が工夫されるようになった。例えば、輝尽性蛍光体を主
体とするイメージングプレートを用い、放射線画像を一
旦蓄積後、励起光を用いて輝尽発光光として取り出し、
この光を光電変換することによって画像信号を得る放射
線画像読取装置(Computed Radiogra
phy、以後CR装置と略す)が提案されている。
【0003】また、最近では放射線蛍光体や放射線光導
電体とTFTスイッチング素子などの2次元半導体検出
器を組み合わせて放射線画像情報を読み取る装置(Fl
atPanel Detector、以下FPD装置と
略す)も提案されている。
【0004】さらに、X線コンピュータ断層撮影装置
(X線CT装置)や磁気共鳴画像形成装置(MRI装
置)など単純X線撮影以外の放射線画像入力モダリティ
も普及している。また、超音波診断装置(US装置)や
電子内視鏡、眼底カメラなど、医用画像を提供する複数
の異なる方式の画像入力モダリティが病院内で混在して
使われる機会が益々増えている。これらの画像入力モダ
リティは画像情報をデジタル信号の形で提供することが
多い。
【0005】一方、これらの医用画像を診断するに際に
は、透過記録媒体及び/または反射記録媒体に画像情報
を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用い
られている。医用画像情報を記録媒体に記録する医用画
像記録装置としては、銀塩記録材料を用いた記録媒体上
にレーザ露光することによって画像を記録する方式や、
感熱発色方式、感熱溶融転写方式、感熱昇華熱転写方式
を用いたものが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した画像入力モダ
リティは、それぞれの画像入力方式によって、階調数や
画素サイズ、画素数などの仕様及び画質が異なる。輝尽
性蛍光体や2次元半導体検出器を用いた一般X線撮影の
画像入力モダリティは細かい病変や淡い病変を検出する
ために、濃度階調数1024以上の高階調で、画素サイ
ズ200μm以下の高解像度の画像を得られる。
【0007】X線CT装置やMRI装置では、従来の一
般X線撮影では淡い陰影としてしか検出されなかった病
変が強調されて映し出されるために、濃度階調数は25
6程度、画素サイズは500μm程度でも十分である。
その一方で非被写体部が高濃度で記録されることが診断
上好まれる。
【0008】以上の画像入力モダリティで得られた画像
は透過媒体に記録して診断するのが一般的である。US
装置、胃カメラ、眼底カメラの画像は解像度、階調数共
にさほど高画質を要求されないが、胃カメラや眼底カメ
ラの画像はカラー記録されることが要求される。
【0009】また、同一の画像でも診断用や予備保存
用、カルテ参照用などの使用目的によって要求される画
質も異なる。例えば、一般X線撮影画像の診断用では被
写体である人体を実物大で記録することが要求されるこ
とが多いのに対し、同じ画像をカルテ参照用に記録する
場合には縮小して記録することが好ましい。
【0010】銀塩記録材料をレーザ光で露光して現像す
るレーザイメージャは、高階調で高解像度の記録が可能
であり、時間当たりの記録枚数も多いので、ネットワー
クを介して複数の画像入力モダリティで得られた画像を
集中的に記録するのに好適な医用画像記録装置である。
【0011】その一方で、液または熱現像プロセスが必
要なために装置が大きくなり、配水設備や大容量の配電
設備などを要するので分散設置が難しい、感光性の記録
材料を扱うために遮光機構が複雑になって装置コストが
高くなる、感光性の記録材料のコストが高い、感光性の
記録材料を使用するために記録材料を簡単に交換するこ
とが難しく一般に透過媒体にしか記録できないなどの問
題があった。
【0012】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、様々な画像入力モダリティで得られた医用画像
を画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よく目的
にあった記録媒体に記録できるとともに、小型で消費電
力が小さくて設置場所の自由度が高いインクジェット医
用画像記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、本発明は、以下のように構成し
た。
【0014】請求項1に記載の発明は、『インクを吐出
して医用画像を記録するインクジェット医用画像記録装
置であって、イーサネットインターフェースと、イーサ
ネットインターフェースを介してDICOM規格に準拠
した医用画像情報を受信する通信制御手段とを有し、受
信した医用画像を記録媒体に記録すること特徴とするイ
ンクジェット医用画像記録装置。』である。
【0015】この請求項1に記載の発明によれば、イー
サネットインターフェースを介してDICOM規格に準
拠した医用画像情報を受信し、受信した医用画像を記録
媒体に記録することで、様々な画像入力モダリティで得
られた医用画像を画質、記録速度、コストの過不足なし
に効率よく記録できるとともに、小型で消費電力が小さ
くて設置場所の自由度が高い。
【0016】DICOM規格は、ACR(Americ
an College of Radiology)と
NEMA(National Electrical
Manufacturers Associatio
n)が、医療におけるデジタル画像と通信(DICO
M、Digital Imaging and Com
munications in Medicine)の
ための規格を作成するために合同で組織しているACR
−NEMA委員会が作成した規格である。
【0017】請求項2に記載の発明は、『DICOM規
格に準拠した医用画像情報から、画像入力モダリティ、
画素間隔、格納ビット、画像中の行の数、画像中の列の
数のうち少なくとも1つの情報を取得する情報取得手段
を有し、前記情報取得手段で取得した情報に応じて、記
録条件を変えて記録媒体に画像を記録することを特徴と
する請求項1に記載のインクジェット医用画像記録装
置。』である。
【0018】この請求項2に記載の発明によれば、DI
COM規格に準拠した医用画像情報から、画像入力モダ
リティ、画素間隔、格納ビット、画像中の行の数、画像
中の列の数のうち少なくとも1つの情報を取得し、この
取得した情報に応じて、記録条件を変えて記録媒体に画
像を記録することで、様々な画像入力モダリティで得ら
れた医用画像を画質、記録速度、コストの過不足なしに
効率よく目的にあった記録媒体に記録できる。
【0019】請求項3に記載の発明は、『前記記録条件
は使用するインクの種類であることを特徴とする請求項
2に記載のインクジェット医用画像記録装置。』であ
る。
【0020】この請求項3に記載の発明によれば、使用
するインクの種類を変えて様々な入力装置からの画像デ
ータを画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よく
記録できる。
【0021】請求項4に記載の発明は、『前記記録条件
は振り分けテーブルであることを特徴とする請求項2に
記載のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0022】この請求項4に記載の発明によれば、振り
分けテーブルを変えて様々な入力装置からの画像データ
を画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よく記録
できる。
【0023】請求項5に記載の発明は、『前記記録条件
は疑似中間調処理方法であることを特徴とする請求項2
に記載のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0024】この請求項5に記載の発明によれば、疑似
中間調処理方法を変えて様々な入力装置からの画像デー
タを画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よく記
録できる。
【0025】請求項6に記載の発明は、『前記記録条件
は記録媒体の種類とサイズであることを特徴とする請求
項2に記載のインクジェット医用画像記録装置。』であ
る。
【0026】この請求項6に記載の発明によれば、記録
媒体の種類とサイズを変えて様々な入力装置からの画像
データを画質、記録速度、コストの過不足なしに効率よ
く記録できる。
【0027】請求項7に記載の発明は、『前記記録条件
は倍率であることを特徴とする請求項2に記載のインク
ジェット医用画像記録装置。』である。
【0028】この請求項7に記載の発明によれば、倍率
を変えて様々な入力装置からの画像データを画質、記録
速度、コストの過不足なしに効率よく記録できる。
【0029】請求項8に記載の発明は、『前記記録条件
は記録密度であることを特徴とする請求項2に記載のイ
ンクジェット医用画像記録装置。』である。
【0030】この請求項8に記載の発明によれば、記録
密度を変えて様々な入力装置からの画像データを画質、
記録速度、コストの過不足なしに効率よく記録できる。
【0031】請求項9に記載の発明は、『DICOM規
格に準拠した医用画像情報から、患者に関する情報を取
得する情報取得手段を有し、前記情報取得手段で取得し
た情報を画像データとともに記録媒体に記録することを
特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載
のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0032】この請求項9に記載の発明によれば、DI
COM規格に準拠した医用画像情報から、患者に関する
情報を取得し、取得した情報を画像データとともに記録
媒体に記録することで、患者の医用画像が記録された記
録媒体の識別が確実である。
【0033】請求項10に記載の発明は、『前記患者に
関する情報は、患者の名前、患者ID、患者の性別、患
者の誕生日の少なくとも一つであることを特徴とする請
求項9に記載のインクジェット医用画像記録装置。』で
ある。
【0034】この請求項10に記載の発明によれば、患
者に関する情報は、患者の名前、患者ID、患者の性
別、患者の誕生日の少なくとも一つであり、患者の医用
画像の特定や管理等が容易である。
【0035】請求項11に記載の発明は、『イーサネッ
トインターフェースとは種類の異なる別のインターフェ
ースを合わせて有することを特徴とする請求項1乃至請
求項9のいずれか1項に記載のインクジェット医用画像
記録装置。』である。
【0036】この請求項11に記載の発明によれば、イ
ーサネットインターフェースとは種類の異なる別のイン
ターフェースを合わせて有し、様々な画像入力モダリテ
ィで得られた医用画像を画質、記録速度、コストの過不
足なしに効率よく記録できるとともに、小型で消費電力
が小さくて設置場所の自由度が高い。
【0037】請求項12に記載の発明は、『前記別のイ
ンターフェースはパラレルインターフェースであり、ネ
ットワークを介さずに、パラレルインターフェースによ
って画像入力モダリティから画像情報を受信する通信制
御手段を有することを特徴とする請求項11に記載のイ
ンクジェット医用画像記録装置。』である。
【0038】この請求項12に記載の発明によれば、別
のインターフェースはパラレルインターフェースであ
り、ネットワークを介さずに、パラレルインターフェー
スによって画像入力モダリティから画像情報を同時に受
信し、迅速処理ができる。
【0039】請求項13に記載の発明は、『前記パラレ
ルインターフェースを介して受信した画像データと、イ
ーサーネットインターフェースを介して受信した画像デ
ータを記録する優先順位を決定する優先順位決定手段を
有することを特徴とする請求項11または請求項12に
記載のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0040】この請求項13に記載の発明によれば、パ
ラレルインターフェースを介して受信した画像データ
と、イーサーネットインターフェースを介して受信した
画像データを記録する優先順位を決定して記録すること
ができる。
【0041】請求項14に記載の発明は、『前記パラレ
ルインターフェースはセントロニクスインターフェース
であることを特徴とする請求項12または請求項13に
記載のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0042】この請求項14に記載の発明によれば、パ
ラレルインターフェースとして、セントロニクスインタ
ーフェースを用いることで、低コストである。
【0043】請求項15に記載の発明は、『前記パラレ
ルインターフェースはSCSIインターフェースである
ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の
インクジェット医用画像記録装置。』である。
【0044】この請求項15に記載の発明によれば、パ
ラレルインターフェースとして、SCSIインターフェ
ース(Small Computer System
Interface)を用いることで、高速受信が可能
である。
【0045】請求項16に記載の発明は、『前記別のイ
ンターフェースを介して、記録装置の各種記録、処理条
件を受送信する通信制御手段を有することを特徴とする
請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載のイン
クジェット医用画像記録装置。』である。
【0046】この請求項16に記載の発明によれば、別
のインターフェースを介して、記録装置の各種記録、処
理条件を受送信し、例えばデータの更新等を行ないメン
テナンス処理等を容易に行なうことができる。
【0047】請求項17に記載の発明は、『前記別のイ
ンターフェースはシリアルインターフェースであること
を特徴とする請求項16に記載のインクジェット医用画
像記録装置。』である。
【0048】この請求項17に記載の発明によれば、別
のインターフェースがシリアルインターフェースであ
り、情報量が比較的少ないことから低コストなインター
フェースで送受信が可能である。
【0049】請求項18に記載の発明は、『前記記録装
置の各種記録、処理条件は振り分けテーブルに関する情
報、使用するインクの種類に関する情報、擬似中間調表
現方法に関する情報、記録密度に関する情報、使用する
記録媒体に関する情報の少なくとも一つを含むことを特
徴とする請求項16に記載のインクジェット医用画像記
録装置。』である。
【0050】この請求項18に記載の発明によれば、記
録装置の各種記録、処理条件は振り分けテーブルに関す
る情報、使用するインクの種類に関する情報、擬似中間
調表現方法に関する情報、記録密度に関する情報、使用
する記録媒体に関する情報の少なくとも一つを含み、例
えばメンテナンス処理等を容易に行なうことができる。
【0051】請求項19に記載の発明は、『前記別のイ
ンターフェースはビデオ信号入力端子であり、ネットワ
ークを介さずに、ビデオ信号入力端子によって画像入力
モダリティから画像情報を受信する通信制御手段を有す
ることを特徴とする請求項11乃至請求項18のいずれ
か1項に記載のインクジェット医用画像記録装置。』で
ある。
【0052】この請求項19に記載の発明によれば、ネ
ットワークを介さずに、ビデオ信号入力端子によって画
像入力モダリティから画像情報を受信することで、様々
な画像入力モダリティで得られた医用画像を画質、記録
速度、コストの過不足なしに効率よく記録できる。
【0053】請求項20に記載の発明は、『互いに濃度
の異なる同系色の3種以上のインクそれぞれに対応した
複数の記録ヘッドを用い、画像信号に基づいて前記複数
の記録ヘッドにより、医用画像を記録媒体に記録するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項
に記載のインクジェット医用画像記録装置。』である。
【0054】この請求項20に記載の発明によれば、互
いに濃度の異なる同系色の3種以上のインクそれぞれに
対応した複数の記録ヘッドを用い、階調数の多い白黒画
像を高画質に記録することができる。
【0055】請求項21に記載の発明は、『互いに色調
の異なる4種以上のインクそれぞれに対応した複数の記
録ヘッドを用い、画像信号に基づいて前記複数の記録ヘ
ッドにより、医用画像を記録媒体に記録することを特徴
とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載の
インクジェット医用画像記録装置。』である。
【0056】この請求項21に記載の発明によれば、互
いに色調の異なる4種以上のインクそれぞれに対応した
複数の記録ヘッドを用い、様々な画像入力モダリティに
対応して、カラー画像と白黒画像の両方を記録すること
ができる。
【0057】請求項22に記載の発明は、『互いに色調
の異なる複数のインクそれぞれに対応した複数の記録ヘ
ッドを用い、画像信号に基づいて前記複数の記録ヘッド
により、医用画像を記録媒体に記録するインクジェット
医用画像記録装置であって、前記複数のインクはシア
ン、マゼンタ、イエロー、黒の4種類の色調のインクを
有するとともに、黒インクの濃度数が、他のどの色調の
インクの濃度数よりも1以上多いことを特徴とするイン
クジェット医用画像記録装置。』である。
【0058】この請求項22に記載の発明によれば、複
数のインクはシアン、マゼンタ、イエロー、黒の4種類
の色調のインクを有するとともに、黒インクの濃度数
が、他のどの色調のインクの濃度数よりも1以上多くす
ることにより、様々な画像入力モダリティで得られた医
用画像を目的に応じてカラー画像としても、高階調で高
画質の白黒画像としても記録でき、効率良く目的にあっ
た記録が可能である。
【0059】請求項23に記載の発明は、『黒インクの
濃度数が、他のどの色調のインクの濃度数よりも2以上
多いことを特徴とする請求項22に記載のインクジェッ
ト医用画像記録装置。』である。
【0060】この請求項23に記載の発明によれば、黒
インクの濃度数が、他のどの色調のインクの濃度数より
も2以上多く、より白黒の高い階調の画像を記録するこ
とがきる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、この発明のインクジェット
医用画像記録装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
るが、この発明はこの実施の形態に限定されない。
【0062】この実施の形態のインクジェット医用画像
記録装置としては、記録ヘッドのノズルに加圧された液
状のインクを供給し、結晶のもついわゆるピエゾ効果を
利用したピエゾ方式や、インクの一部に急激な熱を与え
て気泡が発生することによる噴射力を生む、いわゆるバ
ブルジェット(登録商標)方式などでインクを連続的も
しくは間欠的に噴射して、印加された画像情報に基づい
て画像や文字を記録媒体に記録するものが適用できる。
【0063】また、インクとしては黒色のみで濃度の異
なるいくつかのインクを用いても、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)の3原色、もしくはこれに
黒を加えたインクを用いてもよい。また、常温では固体
であり、画像噴出時に湿度を上げて液状にする、いわゆ
る固体インクジェットを用いるものでもかまわない。
【0064】インクに用いる黒色染料としては、例えば
Direct Black 19、Sulfur Bl
ack 1あるいは黒色顔料はカーボンブラック分散液
を使用できる。
【0065】青色染料はDirect Blue199
や黄色染料はDirect Yellow 86などが
ある。固体インクジェットの場合はパラフィンにカーボ
ンブラックやアニリンブラックを分散したものを用いて
もよい。
【0066】次に、インクジェット医用画像記録装置に
ついて説明する。図1はインクジェット方式記録装置の
外観である。
【0067】インクジェット医用画像記録装置1は、イ
ンクジェット方式でインクを記録媒体に付着させて、中
間調を有する画像を形成することができる。このインク
ジェット医用画像記録装置1には、装置本体2に給送ト
レー3が、例えば二段に備えられ、いずれか一方、例え
ば下方の給送トレー3にセットされた記録媒体Mを給送
して装置本体2内に送り、画像が形成された記録媒体M
は、排出部4上に取り出される。
【0068】図2はインクジェット医用画像記録装置の
概略構成を示すブロック図である。
【0069】この実施の形態のインクジェット医用画像
記録装置1には、記録媒体搬送手段10、記録ヘッドユ
ニット11、記録ヘッド搬送手段12及び記録制御手段
13が備えられている。
【0070】記録媒体搬送手段10は、記録媒体搬送信
号に基づき記録媒体Mを矢印A方向へ搬送する。この記
録媒体Mの搬送方向に対して直交する方向に移動可能に
記録ヘッドユニット11が配置されている。
【0071】この実施の形態では、記録ヘッドユニット
11には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及びブラック(K)の各記録ヘッド11aが1列
に設けられている。これらの記録ヘッド11aは一体化
されていてもよいし、別体に個々に設けてもよい。記録
ヘッド搬送手段12は、へッド搬送信号に基づき記録ヘ
ッドユニットを矢印B方向へ移動させ、各記録へッド1
1aは記録ヘッド制御信号に基づき記録媒体M上にイン
クを吐出して画像を形成する。
【0072】記録ヘッドユニット11を記録媒体Mの幅
以上の長さのもの(ラインヘッド)とし、記録ヘッドユ
ニット11を固定したまま記録を行う構成としても良
い。
【0073】この実施の形態のインクジェット医用画像
記録装置1には、画像処理手段14、情報取得手段1
5、優先順位決定手段16、記録・処理条件記憶手段1
7が備えられている。
【0074】また、インクジェット医用画像記録装置1
は、イーサネットインターフェース20と、イーサネッ
トインターフェース20を介してDICOM規格に準拠
した医用画像情報を受信する通信制御手段21とを有し
ている。イーサネットインターフェース20を介してD
ICOM規格に準拠した医用画像情報を受信し、画像処
理手段14により画像処理して記録制御手段13に送り
受信した医用画像を記録媒体Mに記録する。
【0075】情報取得手段15は、DICOM規格に準
拠した医用画像情報から、画像入力モダリティ、画素間
隔、格納ビット、画像中の行の数、画像中の列の数のう
ち少なくとも1つの情報を取得し、この情報取得手段1
5で取得した情報に応じて、記録条件を変えて記録媒体
Mに画像を記録することで、様々な画像入力モダリティ
で得られた医用画像を画質、記録速度、コストの過不足
なしに効率よく目的にあった記録媒体に記録できるとと
もに、小型で消費電力が小さくて設置場所の自由度が高
い。記録条件としては、使用するインクの種類、振り分
けテーブル、疑似中間調処理方法、記録媒体の種類とサ
イズ、倍率、記録密度等があり、これらの記録条件を変
えて様々な入力装置からの画像データを画質、記録速
度、コストの過不足なしに効率よく記録できる。
【0076】また、情報取得手段15は、DICOM規
格に準拠した医用画像情報から、患者に関する情報を取
得し、この情報取得手段15で取得した情報を画像デー
タとともに記録媒体Mに記録することで、患者の医用画
像が記録された記録媒体の識別が確実である。患者に関
する情報は、患者の名前、患者ID、患者の性別、患者
の誕生日の少なくとも一つであり、患者の医用画像の特
定や管理等が容易である。
【0077】また、インクジェット医用画像記録装置1
は、イーサネットインターフェース20とは種類の異な
る別のインターフェースを合わせて有する。別のインタ
ーフェースはパラレルインターフェース22であり、ネ
ットワークを介さずに、パラレルインターフェース22
によって画像入力モダリティから画像情報を受信する通
信制御手段23を有し、ネットワークを介さずに、パラ
レルインターフェース22によって画像入力モダリティ
から画像情報を同時に受信し、迅速処理ができる。
【0078】優先順位決定手段16では、パラレルイン
ターフェース22を介して受信した画像データと、イー
サーネットインターフェース20を介して受信した画像
データを記録する優先順位を決定する。優先順位決定
は、先に受信を開始した方を優先させ、また先に受信が
終了した方を優先させ、あるいは受信した画像情報が順
位付けされていることで、パラレルインターフェース2
2を介して受信した画像データと、イーサーネットイン
ターフェース20を介して受信した画像データを記録す
る優先順位を決定して記録することができる。
【0079】パラレルインターフェース22として、セ
ントロニクスインターフェースを用いることができ、低
コストである。また、パラレルインターフェース22と
して、SCSIインターフェースを用いることができ、
高速受信が可能である。
【0080】また、別のインターフェースとして、シリ
アルインターフェース24であり、通信制御手段25を
介して受送信が行なわれ、情報量が比較的少ないことか
ら低コストなインターフェースで送受信が可能である。
【0081】記録装置である記録ヘッド11aの各種記
録、処理条件は、記録・処理条件記憶手段17に記憶さ
れ、通信制御手段25では、記録装置である記録ヘッド
11aの各種記録、処理条件を受送信し、例えばデータ
の更新等を行ないメンテナンス処理等を容易に行なうこ
とができる。
【0082】記録装置である記録ヘッド11aの各種記
録、処理条件は振り分けテーブルに関する情報、使用す
るインクの種類に関する情報、擬似中間調表現方法に関
する情報、記録密度に関する情報、使用する記録媒体に
関する情報の少なくとも一つを含み、例えばメンテナン
ス処理等を容易に行なうことができる。
【0083】また、別のインターフェースとして、ビデ
オ信号インターフェース26を用いることができる。こ
のビデオ信号インターフェース26はビデオ信号入力端
子であり、ネットワークを介さずに、ビデオ信号入力端
子によって画像入力モダリティから画像情報を受信する
通信制御手段27を有し、ネットワークを介さずに、ビ
デオ信号入力端子によって画像入力モダリティから画像
情報を受信することで、様々な画像入力モダリティで得
られた医用画像を画質、記録速度、コストの過不足なし
に効率よく記録できる。
【0084】このようにイーサネットインターフェース
20とは種類の異なる別のインターフェースであるパラ
レルインターフェース22、シリアルインターフェース
24、ビデオ信号インターフェース26を合わせて有す
ることにより、1台の記録装置で、様々な画像入力モダ
リティで得られた医用画像を画質、記録速度、コストの
過不足なしに効率よく記録できるとともに、小型で消費
電力が小さくて設置場所の自由度が高い。
【0085】図3は記録媒体の1例を示す図である。こ
の実施の形態の記録媒体Mは、支持体30の表面側に、
インクを吸収しやすいインク受容層31を少なくとも1
層有する。画像はインク受容層31内に記録される。ま
た、支持体30の裏面にもインク受容層を形成して、裏
面にも画像を記録しても良い。
【0086】記録媒体Mは透明でも不透明でも良いが、
X線CT装置、MRT装置、FPD装置、CR装置など
のモノクロ多階調の医用画像を記録して診断する場合に
は透過型の媒体の方が好ましく、CR装置やFPD装置
などの一般X線撮影画像の場合に特に好ましい。
【0087】次に、この実施の形態のインクジェット医
用画像記録装置1をネットワークや画像入力モダリティ
との接続について説明する。
【0088】図4の実施の形態は、病院内ネットワーク
41を介して、受付42、診察室43、薬局44及び会
計45が接続されている。この病院内ネットワーク41
には、さらに放射線科50の放射線科ネットワーク51
が接続されている。放射線科50では、放射線科ネット
ワーク51を介して、CR装置52、FPD装置53、
X線CT装置54、MRT装置55等の画像入力モダリ
ティが接続されている。
【0089】さらに、放射線科ネットワーク51には、
インクジェット医用画像記録装置1がイーサネットイン
ターフェース20を介して接続され、CR装置52、F
PD装置53、X線CT装置54、MRT装置55等の
画像入力モダリティから得られたDICOM規格に準拠
した医用画像情報が送られる。また、インクジェット医
用画像記録装置1には、FPD装置56がパラレルイン
ターフェース22を介して接続され、FPD装置56か
ら画像情報が送られる。インクジェット医用画像記録装
置1では、DICOM規格に準拠した医用画像情報また
はFPD装置53からの画像情報に基づき記録媒体Mに
医用画像を記録する。
【0090】図5の実施の形態では、図4の実施の形態
と同様に、病院内ネットワーク41に放射線科ネットワ
ーク51が接続され、この放射線科ネットワーク51に
インクジェット医用画像記録装置1が接続されるが、イ
ンクジェット医用画像記録装置1にはX線CT装置54
がビデオ信号インターフェース26を介して接続されて
いる。インクジェット医用画像記録装置1では、DIC
OM規格に準拠した医用画像情報またはX線CT装置5
4からの画像情報に基づき記録媒体Mに医用画像を記録
する。
【0091】図6の実施の形態では、図4の実施の形態
と同様に、病院内ネットワーク41に放射線科ネットワ
ーク51が接続されている。診察室43に備えられたイ
ンクジェット医用画像記録装置1は、病院内ネットワー
ク41にイーサネットインターフェース20を介して接
続されており、放射線科ネットワーク51に接続された
画像入力モダリティと病院内ネットワーク41を経由し
て通信することができる。
【0092】インクジェット医用画像記録装置1では、
DICOM規格に準拠した医用画像情報またはUS装置
60からの画像情報、パーソナルコンピュータ(PC装
置と略す)61からのカルテ情報に基づき記録媒体Mに
医用画像を記録する。
【0093】図7の実施の形態では、図4の実施の形態
と同様に、病院内ネットワーク41に放射線科ネットワ
ーク51が接続され、この放射線科ネットワーク51に
インクジェット医用画像記録装置1がイーサネットイン
ターフェース20を介して接続される。また、インクジ
ェット医用画像記録装置1にノートPC装置62がシリ
アルインターフェース24を介して接続される。インク
ジェット医用画像記録装置1では、DICOM規格に準
拠した医用画像情報に基づき記録媒体Mに医用画像を記
録する。また、インクジェット医用画像記録装置1とノ
ートPC装置62とで記録・処理条件の送受信が行なわ
れる。
【0094】インクジェット医用画像記録装置1は、互
いに濃度の異なる同系色の3種以上のインクそれぞれに
対応した複数の記録ヘッド11aを用い、画像信号に基
づいて複数の記録ヘッド11aにより、医用画像を記録
媒体Mに記録するように構成すると、階調数の多い白黒
画像を高画質に記録することができる。また、互いに色
調の異なる1種以上のインクそれぞれに対応した複数の
記録ヘッド11aを用い、画像信号に基づいて複数の記
録ヘッド11aにより、医用画像を記録媒体Mに記録す
るように構成すると、様々な画像入力モダリティに対応
して、カラー画像と白黒画像の両方を記録できる。
【0095】また、互いに色調の異なる複数のインクそ
れぞれに対応した複数の記録ヘッド11aを用い、画像
信号に基づいて複数の記録ヘッド11aにより、医用画
像を記録媒体Mに記録し、複数のインクはシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の
4種類の色調のインクを有するとともに、黒インクの濃
度数が、他のどの色調のインクの濃度数よりも1以上多
くすることにより、様々な画像入力モダリティで得られ
た医用画像を目的に応じてカラー画像としても、高階調
で高画質の白黒画像としても記録でき、効率良く目的に
あった記録が可能である。
【0096】また、黒インクの濃度数が、他のどの色調
のインクの濃度数よりも2以上多くすることで、より白
黒の高い階調の画像を記録することがきる。
【0097】情報取得手段で取得した方法に応じて使用
するインクの種類を変えて記録する発明の第1の形態で
は、記録ヘッドユニット11に、色調の異なる複数のイ
ンクに対応する記録ヘッドが設けられ、例えば、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラッ
ク(K1、K2)の5種類のインクを有するように構成
できる。ここで、K1はK2と同じ染料を用いた黒イン
クであるが、濃度がK1よりも低い。たとえば、電子内
視鏡、眼底カメラの画像データはC、M、Yの3種類の
ように色調の異なる複数のインクに対応する記録ヘッド
を用いてカラー画像として記録することが好ましい。ま
た、X線CT装置、CR装置、FPD装置の画像は濃度
の異なる同系色のインクK1とK2を有する記録ヘッド
のみを用いてモノクロ多階調画像としてを記録すること
が好ましい。
【0098】情報取得手段で取得した情報に応じて使用
するインクの種類を変えて記録する発明の第2の形態で
は、記録ヘッドユニット11に、同系色の濃度の異なる
複数のインクに対応する記録ヘッドが設けられており、
画像入力モダリティの種別に応じて用いるインクの組合
せを選択するように構成する。階調敬の多い画像は高階
調で記録しなければ、その診断目的を達成することがで
きない。高階調で記録するにはインク濃度数を増やすこ
とが有効である。
【0099】一方、インク濃度数を増やすと、面像信号
をそれぞれの記録ヘッドを駆動する信号に変換するため
の画像処理に時間がかかるので、階調数の少ない画像を
記録する場合には、用いるインク濃度数を必要最小限に
とどめ、画像処理時間を短縮させることが好ましい。し
たがって、階調数の多い画像を記録するために選択され
たインク濃度数が階調数の少ない画像を記録するために
選択されたインク濃度数よりも少なくならないように選
択することが好ましい。例えば、4種類の濃度の異なる
黒インクを有し、階調数の少ない超音波診断装置の画像
を記録する場合には2種類の黒インクに対応する記録ヘ
ッドを用いて記録し、階調数の多いCR装置の画像は4
種類全ての濃度の黒いインクに対応するヘッドを用いて
記録するように構成すると良い。ここで、情報取得手段
で取得した格納ビットをnビットとすると、入力画像の
階調数は2nである。
【0100】濃度の異なる複数の同系色のインクを用い
て階調記録する場合には、各濃度の記録ヘッドをどのよ
うなデューティで駆動するかを画像信号に応じて振り分
けるテーブルを用いることが有効である。たとえば、濃
淡2種の黒インクを用いて記録する場合、図8のよう
に、画像信号が小さい場合には淡ヘッドのみを用い、入
力信号がPを超えると淡ヘッドの印字デューティを減ら
し、濃ヘッドの印字デューティを徐々に大きくしてゆく
ことができる。
【0101】このように駆動することによって、最終的
に図9に示すような画像濃淡が得られる。振り分けテー
ブルによって階調特性が異なり、例えば図10に示すよ
うに振り分けテーブルを作成することもできる。あるい
は、図11のように、階調レベルに対応してどのインク
を吐出させるかの組合せデータに基づいて、画像信号を
各記録ヘッドの駆動信号に振り分けることも有効であ
る。このインクの組合せデータも一種の振り分けテーブ
ルである。
【0102】図11の場合、4種類の濃度のインクK
1、K2、K3、K4を用いており、33レベルの階調
で濃度変調することができる。図11中の数値1はその
インクに対応する記録ヘッドからインクを吐出し、数値
0はインクを吐出しないことを表している。
【0103】さらに多段階の階調表現を行うためには、
多値誤差拡散処理や多値平均濃度保存法、多値ディザマ
トリクス法、あるいはサブマトリクス法などの疑似中間
調表現方法を用いることができる。また、これらの凝似
中間調表現方法を組み合わせることもできる。例えば、
入力画像データが256階調である場合、このデータを
多値誤差拡散処理によって16値化し、16値の階調デ
ータを図11の振り分けテーブルに基づいて各記録ヘッ
ドの駆動信号に変換すれば良い。
【0104】情報取得手段で取得した情報に応じて振り
分けテーブルを変えて記録する発明の形態では、上述し
た振り分けテーブルを複数有し、画像入力モダリティの
種別に応じて選択する振り分けテーブル選択手段を有す
るので、画像入力モダリティに最適な階調特性に切り替
えることができる。振り分けテーブル選択手段の機能は
記録制御手段13に持たせても良いし、別途設けても良
い。例えばCR装置やFPD装置のような一般X線撮影
装置の画像では、特に低濃度部で滑らかな階調特性が得
られることが望ましいので、図12のように低信号部
(低濃度部)の傾きが小さく、高濃度部の傾きが大きい
階調特性になるような振り分けテーブルであることが好
ましい。
【0105】一方、X線CT装置やMRI装置の画像は
図9のようなリニアな階調特性が得られる振り分けテー
ブルが好ましい。このように、画像入力モダリティによ
って求められる階調特性が異なるので、この発明のよう
に画像入力モダリティの種別に応じて振り分けテーブル
を選択することによって、それぞれ最適な画像が得られ
る。
【0106】情報取得手段で取得した情報に応じて擬似
中間調表現方法を変えて記録する発明の形態では、画像
入力モダリティの種別に応じて、疑似中間調表現方法を
選択する手段と、選択された疑似中間調表現方法を用い
て疑似中間調調理を行う手段を有する。これら手段の機
能は記録制御手段13または画像処理手段14に持たせ
ることができる。前述のように、インクの濃度によって
得られる濃度階調と疑似中間調表現方法を組み合わせる
ことによって多階調の画像を得ることができるが、画像
入力モダリティの種別に応じて、疑似中間調表現方法を
選択することは画質と記録速度のバランスを最適化する
うえで有効である。例えば、濃度の異なる複数の同系色
のインクを用いて1画素当たり64階調の濃度変調が得
られたとする。この場合、2×2画素の多値ディザマト
リクス法によって2×2画素単位で256階調を表現す
ることが可能でである。X線CT装置やMRI装置の画
像は256階調表現出来れば診断に必要な画質は得られ
る。一方、CR装置やFPD装置では1024〜409
6階調の表現が必要だと言われている。これを実現する
ためには、例えば多値誤差拡散処理によって4096階
調を256階調に多値化し、256階調を前述の多値デ
ィザマトリクス法で表現する方法がある。しかしなが
ら、誤差拡散処理は処理時間がかかるので、記録速度が
遅くなるという欠点もある。X線CT装置やMRI装置
の画像は誤差拡散処理を行って4096階調で記録して
も目視上の画質向上分はわずかであり、記録時間がかか
る不利益の方が大きい。画像入力モダリティの種別に応
じて疑似中間調表現方法を選択するこの発明によれば、
記録された画像の画質に過不足がなく、効率的に画像を
記録することができる。
【0107】情報取得手段で取得した情報に応じて記録
媒体の種類と大きさを変えて記録する発明の形態では、
複数の異なる種類の記録媒体を個別に記録位置に供給可
能であって、画像入力モダリティによって、診断に必要
な画像の表示サイズが異なり、また、同じ表示サイズで
も、1枚の記録媒体に1画像ずつ記録した方が良いの
か、1枚の記録媒体に複数の画像をマルチフォーマット
で記録した方が良いのかも異なる。あるいは、画像入力
モダリティによって、反射記録体に反射画像として記録
した方が診断上好ましいか、透過記録媒体に透過画像と
して記録した方が好ましいかが異なる。そこで、記録制
御手段13は画像信号とともに、画像入力モダリティの
種別と対応づけられる情報を受け取り、その種別に応じ
て記録すべき記録媒体の種類を自動的に判断し、その判
断結果に応じて記録媒体搬送手段10が所望の記録媒体
を記録位置まで供給し、画像を記録するこの発明のイン
クジェット医用画像記録装置は有効である。
【0108】複数の種類の異なる記録媒体は、透過媒体
と反射媒体の種別、またはサイズの少なくとも一方が異
なることが好ましい。さらに、反射媒体の面積よりも透
過媒体の面積の方が大きいことがより好ましい。
【0109】情報取得手段で取得した情報に応じて記録
密度を変えて記録する発明の形態では、画像入力モダリ
ティの種別に応じて記録密度を選択する記録密度選択手
段と、複数の記録ヘッドを用い、記録に用いる複数のイ
ンクにそれぞれ対応した信号に基づいて記録密度選択手
段で選択された記録密度で記録媒体に階調記録を行う。
記録密度選択手段と駆動手段の構能は、図1の記録制御
手段13、記録媒体搬送手段10に持たせても良いし、
別途設けても良い。
【0110】画像入力モダリティによって必要な解像度
が異なり、例えば、CR装置やFPD装置の画像は高解
像度が要求される一方、MRI装置などの画像はCR装
置やFPD装置の半分以下の解像度でも十分診断するこ
とができる。高解像度の画像を記録するためには記録密
度を高くする必要があり、記録ヘッドや記録媒体の搬送
速度を遅くせざるを得ず、その分だけ記録速度が遅くな
る。診断に要求される以上の記録密度で記録すること
は、画質上の向上分が少ない割に記録速度が遅くなるデ
ィメリットが大きい。画像入力モダリティの種別に応じ
て記録密度を選択する本発明によれば、記録された画像
の画質に過不足がなく、効率的に画像を記録することが
できる。
【0111】階調数の多い画像を記録するためには疑似
中間調表現方法を用いる必要がある。例えば多値ディザ
マリクス法を用いる場合、表現する階調数が多いほどマ
トリクスサイズを大きくする必要があり、その分だけ解
像度が低下する。あるいは多値誤差拡散処理を行う場合
でも、表現する階調数が多いほど誤差が及ぶ範囲が広く
なり、実質的な解像度が低下する。したがって、階調数
の多い画像に対して選択された記録密度が、階調数の少
ない画像にたいして選択された記録密度よりも小さくな
らないように記録密度を選択すれば、高階調画像を記録
しても解像度が維持できるので好ましい。また、情報取
得手段で取得した画像中の行の数、及び又は画像中の列
の数が大きい程記録密度を高くするように構成しても良
いし、情報取得手段で取得した画素間隔が小さいほど記
録密度を高くするように構成しても良い。
【0112】情報取得手段で取得した情報に応じて倍率
を変えて記録する発明の形態では、画像入力モダリティ
の種別に応じて、記録される画像倍率を選択する倍率選
択手段と、倍率選択手段で選択された倍率に基づいて、
画像信号を拡大または縮小する倍率変換処理手段とを有
する。ここで倍率とは、被写体の実際の大きさに対す
る、表示された画像の大きさであり、拡大の場合は1.
0より大きく、縮小の場合は1.0より小さい。画像倍
率選択手段と倍率変換手段の機能は、図2の記録制御手
段13あるいは画像処理手段14にもたせることもでき
るし、別途設けても良い。画像入力モダリティの種別に
よって、診断に必要な倍率が異なる。
【0113】例えば、CR装置やFPD装置などの一般
X線撮影の画像は被写体とほぼ等倍で記録することが好
ましいが、X線CT装置、MRI装置、超音波診断装置
などの画像は実物大より縮小して表示しても診断上は大
きな問題がない。逆にX線CT装置、MRI装置などの
画像を等倍で記録すると、記録時間がかかって非効率で
あり、記録媒体やインクを必要以上に浪費する。したが
って、画像入力モダリティの種別に応じて、記録される
画像倍率を選択する手段と、前記倍率選択手段で選択さ
れた倍率に基づいて、画像信号を拡大または縮小する倍
率変換処理手段とを有するこの発明のインクジェット医
用画像記録装置は有用である。なお、実際に拡大または
縮小するには、倍率、インクジェット医用画像記録装置
の記録密度、情報取得手段で取得した画素間隔の関係か
ら求めた画像データの補間倍率に応じて補間処理を行
う。 [実施例] 実施例1(インク種類1) この実施例のインクジェット医用画像記録装置には、記
録ヘッドユニットにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、及びブラック(K1、K2、K3)の合
計6種類のインクに対応する記録ヘッドを設けた。ブラ
ックK1、K2、K3は同一の黒染料を用い、染料濃度
比がK1:K2:K3=1:3:9になるように調製し
た。
【0114】画像入力モダリティとして、ポジトロンC
T装置(PET装置と略す)、MRI装置、X線CT装
置、CR装置、FPD装置をネットワークを介して接続
し、画像入力モダリティの種別に応じて、用いる記録ヘ
ッドを表1に示す組合せの通りに選択するように構成し
た。
【0115】表1 このように構成することにより、診断目的に応じてカラ
ー画像として記録することができる一方、モノクロ多階
調記録も可能である。
【0116】実施例2(インク種類2) この実施例のインクジェット医用画像記録装置には、実
施例1と同様であるが、画像入力モダリティの種別に応
じて、用いる記録ヘッドを表2に示す組合せの通りに選
択するように構成した。
【0117】表2 このように構成することにより、実施例1と同様に診断
目的に応じてカラー画像として記録することができる一
方、モノクロ多階調記録も可能である。 実施例3(インク種類3) この実施例のインクジェット医用画像記録装置には、記
録ヘッドユニットに、K1、K2、K3、K4の合計4
種類の黒インクに対応する記録ヘッドを設けた。これら
のインクは同一の黒染料を用い、染料濃度比がK1:K
2:K3:K4=1:2:4:8になるように調製し
た。画像入力モダリティとして、シングルフォトンエミ
ッションCT装置(SPECTと略す)、MRI装置、
X線CT装置、CR装置、FPD装置をネットワークを
介して接続し、画像入力モダリティの種別に応じて、用
いる記録ヘッドを表2に示す組合せの通りに選択するよ
うに構成した。
【0118】表3 階調数の多い画像を記録するために選択されたインク濃
度数が階調数の少ない画像を記録するために選択された
インク濃度数よりも少なくならないように選択されてい
るので、選択されたインク濃度数が多い場合には記録さ
れた画像の画質に過不足がなく、選択されたインク濃度
数が少ない場合には画像処理時間を短くすることが出来
た。
【0119】実施例4(振り分けテーブル) この実施例のインクジェット医用画像記録装置は、記録
ヘッドユニットに、K1、K2、K3、K4の合計4種
類の黒インクに対応する記録ヘッドを設けた。これらの
インクは同一の黒染料を用い、染料濃度比がK1:K
2:K3:K4=1:3:9:27になるようにした。
画像入力モダリティとして、MRI装置、CT装置、C
R装置、FPD装置をネットワークを介して接続した。
記録制御手段には、図13、図14に示す2通りの振り
分けテーブルを記憶し、画像信号とともに送信された画
像入力モダリティの種別に対応する情報に基づいて、表
4に示すように振り分けテーブルを選択する。
【0120】図13、図14の振り分けテーブルの図中
の数値1はそのインクに対応する記録ヘッドからインク
を1滴吐出し、数値2はそのインクに対応する記録ヘッ
ドからインクを2滴吐出し、数値0はインクを吐出しな
いことを表している。
【0121】表4 入力された画像信号は多値誤差拡散処理によって33値
化され、33値の階調データを選択された振り分けテー
ブルに基づいて、画像信号を記録ヘッド制御信号に変換
する。それぞれの振り分けテーブルにおける33値の階
調レベルと画像濃度の関係は図15、図16に示す通り
で、図13の振り分けテーブルに対応する図15の階調
特性はリニアな特性を持ち、図14の握り分けテーブル
に対応する図16の階調特性は傾きが単調に増加する特
性である。
【0122】表4のように振り分けテーブルを選択する
ことによって、X線CT装置とMRI装置の画像はリニ
アな階調特性の振り分けテーブルで信号処理され、CR
装置とFPD装置の画像では、低信号部(低濃度部)の
濃度分解能が高い振り分けテーブルで信号処理されるの
で、それぞれの画像に対して最適な画質の画像を記録で
きた。
【0123】実施例5(疑似中間調表現方法) この実施例のインクジェット医用画像記録装置は、記録
ヘッドユニットに、K1、K2、K3、K4の合計4種
類の黒インクに対応する記録ヘッドを設けた。これらの
インクは同一の黒染料を用い、染料濃度比がK1:K
2:K3:K4=1:3:9:27になるように調整し
た。画像入力モダリティとして、MRI装置、X線CT
装置、CR装置、FPD装置をネットワークを介して接
続した。制御手段には図17に示す振り分けテーブルが
記憶され、記録密度毎に65値の階調レベルの濃度変調
が可能である。さらに、この65階調を用いて2×2画
素の多値ディサマトリクス法によって2×2画素単位で
256階調を表現するように構成した。すなわち、25
6階調を多値ディザマトリクス法によって65値化し、
この65値を振り分けテーブルによって記録ヘッド駆動
信号に変換する。
【0124】記録制御手段13には、図18(A)、
(B)に示す2通りの疑似中間調処理方法が用意され、
画像信号とともに送信された画像入力モダリティの種別
に対応する情報に基づいて、表5に示すように疑似中問
調処理方法をを選択して信号処理する。表5 表5のように疑似中間調処理方法を切り替えることによ
って、X線CT装置とMRI装置の画像は短い信号処理
時間で高速に記録することが出来、CR装置とFPD装
置の画像は、診断に十分耐える高画質の画像を記録でき
た。
【0125】実施例6(記録媒体の種類とサイズ) この実施例のインクジェット医用画像記録装置は給紙ト
レーを3段設け、それぞれ、A5サイズ反射媒体、A4
サイズの反射媒体、A3サイズの透過媒体を記録位置に
搬送可能にした。記録ヘッドユニットに、K1、K2、
K3、K4の合計4種類の黒インクに対応する記録ヘッ
ドを設けた。これらのインクは同一の黒染料を用い、染
料濃度比がK1:K2:K3:K4=1:3:9:27
になるように調製した。
【0126】画像入力モダリティとして、超音波診断装
置、MRI装置、X線CT装置、CR装置、FPD装置
をネットワークを介して接続した。制御手段は、画像信
号とともに送信された画像入力モダリティの種別に対応
する情報に基づいて、表6に示すように記録媒体を選択
し、選択された記録媒体を記録位置に搬送して画像を記
録したので、それぞれの画像入力モダリティの画像が最
適な記録媒体に記録できた。
【0127】表6 実施例7(記録密度) この実施例のインクジェット医用画像記録装置は、記録
ヘッドユニットに、K1、K2、K3、K4の合計4種
類の黒インクに対応する記録へッドを設けた。これらの
インクは同一の黒染料を用い、染料濃度比がK1:K
2:K3:K4=1:3:9:27になるように調製し
た。画像入力モダリティとして、超音波診断装置、MR
I装置、X線CT装置、CR装置、FPD装置をネット
ワークを介して接続した。制御手段は、画像信号ととも
に送信された画像入力モダリティの種別に対応する情報
に基づいて、表7に示すように記録密度を選択し、選択
された記録密度で画像を記録した。
【0128】表7 階調数が多い画像に対して選択された記録密度が階調数
の小さい画像に対して選択された記録密度より小さくな
らないように記録密度を選択して記録したので、診断に
耐える画質を維持しながら、必要以上に記録速度が落と
さずに効率的に記録することができた。
【0129】実施例8(倍率) この実施例のインクジェット医用画像記録装置は、記録
ヘッドユニットに、K1、K2、K3、K4の合計4種
類の黒インクに対応する記録ヘッドを設けた。これらの
インクは同一の黒染料を用い、染料濃度比がK1:K
2:K3:K4=1:3:9:27になるように調製し
た。画像入力モダリティとして、MRI装置、X線CT
装置、CR装置、FPD装置をネットワークを介して接
続した。
【0130】記録制御手段13は、画像信号とともに送
信された画像入力モダリティの種別に対応する情報に基
づいて、表8に示すように表示倍率を選択し、選択され
た倍率に画像信号を変換して画像をA3サイズの透過媒
体に記録した。
【0131】表8 MRI装置、X線CT装置の画像は倍率を小さくして、
1枚の記録媒体に20画像ずつ記録した。階調数が多い
画像に対して選択された倍率が階調数の小さい画像に対
して選択された倍率より小さくならないように倍率を選
択して記録したので、診断に耐える画質を維特しなが
ら、必要以上に記録媒体を消費せずに効率的に記録する
ことができた。
【0132】以上、画像入力モダリティの種別に応じ
て、インクジェット医用画像記録装置の使用するインク
の種類、振り分けテーブル、疑似中間調表現方法、記録
媒体の種類とサイズ、記録密度、表示倍率の各条件のい
ずれかを個別に選択する場合について説明したが、画像
入力モダリティの種別に応じて、これら条件を複数組み
合わせて選択するように構成するとより好ましい。
【0133】
【発明の効果】前記したように、この発明は、様々な画
像入力モダリティで得られた医用画像を画質、記録速
度、コストの過不足なしに効率よく目的にあった記録媒
体に記録できるとともに、小型で消費電力が小さくて設
置場所の自由度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット医用画像記録装置の外観図であ
る。
【図2】インクジェット医用画像記録装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】記録媒体の1例を示す図である。
【図4】インクジェット医用画像記録装置をネットワー
クや画像入力モダリティとの接続について説明する図で
ある。
【図5】インクジェット医用画像記録装置をネットワー
クや画像入力モダリティとの他の接続について説明する
図である。
【図6】インクジェット医用画像記録装置をネットワー
クや画像入力モダリティとの他の接続について説明する
図である。
【図7】インクジェット医用画像記録装置をネットワー
クや画像入力モダリティとの他の接続について説明する
図である。
【図8】画像信号が小さい場合には淡ヘッドのみを用
い、入力信号がPを超えると淡ヘッドの印字デューティ
を減らし、濃ヘッドの印字デューティを徐々に大きくす
る実施の形態を説明する図である。
【図9】階調特性の実施の形態を示す図である。
【図10】階調特性の実施の形態を示す図である。
【図11】振り分けテーブルを示す図である。
【図12】低信号部(低濃度部)の傾きが小さく、高濃
度部の傾きが大きい階調特性を示す図である。
【図13】振り分けテーブルを示す図である。
【図14】振り分けテーブルを示す図である。
【図15】振り分けテーブルの階調特性を示す図であ
る。
【図16】振り分けテーブルの階調特性を示す図であ
る。
【図17】振り分けテーブルを示す図である。
【図18】疑似中間調処理方法の実施の形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 インクジェット医用画像記録装置 2 装置本体 3 給送トレー 4 排出部 10 記録媒体搬送手段 11 記録ヘッドユニット 11a 記録へッド 12 記録ヘッド搬送手段 13 記録制御手段 14 画像処理手段 15 情報取得手段 16 優先順位決定手段 17 記録・処理条件記憶手段 20 イーサネットインターフェース 21,23,25,27 通信制御手段 22 パラレルインターフェース 24 シリアルインターフェース 26 ビデオ信号インターフェース 41 病院内ネットワーク 51 放射線科ネットワーク M 記録媒体

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出して医用画像を記録するイン
    クジェット医用画像記録装置であって、イーサネットイ
    ンターフェースと、 イーサネットインターフェースを介してDICOM規格
    に準拠した医用画像情報を受信する通信制御手段とを有
    し、 受信した医用画像を記録媒体に記録すること特徴とする
    インクジェット医用画像記録装置。
  2. 【請求項2】DICOM規格に準拠した医用画像情報か
    ら、画像入力モダリティ、画素間隔、格納ビット、画像
    中の行の数、画像中の列の数のうち少なくとも1つの情
    報を取得する情報取得手段を有し、 前記情報取得手段で取得した情報に応じて、記録条件を
    変えて記録媒体に画像を記録することを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット医用画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録条件は使用するインクの種類であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット医
    用画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録条件は振り分けテーブルであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のインクジェット医用画
    像記録装置。
  5. 【請求項5】前記記録条件は疑似中間調処理方法である
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット医用
    画像記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録条件は記録媒体の種類とサイズで
    あることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
    医用画像記録装置。
  7. 【請求項7】前記記録条件は倍率であることを特徴とす
    る請求項2に記載のインクジェット医用画像記録装置。
  8. 【請求項8】前記記録条件は記録密度であることを特徴
    とする請求項2に記載のインクジェット医用画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】DICOM規格に準拠した医用画像情報か
    ら、患者に関する情報を取得する情報取得手段を有し、 前記情報取得手段で取得した情報を画像データとともに
    記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれか1項に記載のインクジェット医用画像記
    録装置。
  10. 【請求項10】前記患者に関する情報は、患者の名前、
    患者ID、患者の性別、患者の誕生日の少なくとも一つ
    であることを特徴とする請求項9に記載のインクジェッ
    ト医用画像記録装置。
  11. 【請求項11】イーサネットインターフェースとは種類
    の異なる別のインターフェースを合わせて有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載
    のインクジェット医用画像記録装置。
  12. 【請求項12】前記別のインターフェースはパラレルイ
    ンターフェースであり、 ネットワークを介さずに、パラレルインターフェースに
    よって画像入力モダリティから画像情報を受信する通信
    制御手段を有することを特徴とする請求項11に記載の
    インクジェット医用画像記録装置。
  13. 【請求項13】前記パラレルインターフェースを介して
    受信した画像データと、イーサーネットインターフェー
    スを介して受信した画像データを記録する優先順位を決
    定する優先順位決定手段を有することを特徴とする請求
    項11または請求項12に記載のインクジェット医用画
    像記録装置。
  14. 【請求項14】前記パラレルインターフェースはセント
    ロニクスインターフェースであることを特徴とする請求
    項12または請求項13に記載のインクジェット医用画
    像記録装置。
  15. 【請求項15】前記パラレルインターフェースはSCS
    Iインターフェースであることを特徴とする請求項12
    または請求項13に記載のインクジェット医用画像記録
    装置。
  16. 【請求項16】前記別のインターフェースを介して、記
    録装置の各種記録、処理条件を受送信する通信制御手段
    を有することを特徴とする請求項11乃至請求項15の
    いずれか1項に記載のインクジェット医用画像記録装
    置。
  17. 【請求項17】前記別のインターフェースはシリアルイ
    ンターフェースであることを特徴とする請求項16に記
    載のインクジェット医用画像記録装置。
  18. 【請求項18】前記記録装置の各種記録、処理条件は振
    り分けテーブルに関する情報、使用するインクの種類に
    関する情報、擬似中間調表現方法に関する情報、記録密
    度に関する情報、使用する記録媒体に関する情報の少な
    くとも一つを含むことを特徴とする請求項16に記載の
    インクジェット医用画像記録装置。
  19. 【請求項19】前記別のインターフェースはビデオ信号
    入力端子であり、 ネットワークを介さずに、ビデオ信号入力端子によって
    画像入力モダリティから画像情報を受信する通信制御手
    段を有することを特徴とする請求項11乃至請求項18
    のいずれか1項に記載のインクジェット医用画像記録装
    置。
  20. 【請求項20】互いに濃度の異なる同系色の3種以上の
    インクそれぞれに対応した複数の記録ヘッドを用い、画
    像信号に基づいて前記複数の記録ヘッドにより、医用画
    像を記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至
    請求項19のいずれか1項に記載のインクジェット医用
    画像記録装置。
  21. 【請求項21】互いに色調の異なる4種以上のインクそ
    れぞれに対応した複数の記録ヘッドを用い、画像信号に
    基づいて前記複数の記録ヘッドにより、医用画像を記録
    媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至請求項1
    9のいずれか1項に記載のインクジェット医用画像記録
    装置。
  22. 【請求項22】互いに色調の異なる複数のインクそれぞ
    れに対応した複数の記録ヘッドを用い、画像信号に基づ
    いて前記複数の記録ヘッドにより、医用画像を記録媒体
    に記録するインクジェット医用画像記録装置であって、 前記複数のインクはシアン、マゼンタ、イエロー、黒の
    4種類の色調のインクを有するとともに、黒インクの濃
    度数が、他のどの色調のインクの濃度数よりも1以上多
    いことを特徴とするインクジェット医用画像記録装置。
  23. 【請求項23】黒インクの濃度数が、他のどの色調のイ
    ンクの濃度数よりも2以上多いことを特徴とする請求項
    22に記載のインクジェット医用画像記録装置。
JP2000096139A 2000-03-31 2000-03-31 インクジェット医用画像記録装置 Pending JP2001277483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096139A JP2001277483A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 インクジェット医用画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096139A JP2001277483A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 インクジェット医用画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001277483A true JP2001277483A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18610941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000096139A Pending JP2001277483A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 インクジェット医用画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001277483A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051194A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、およびインクジェット記録方法
KR20160102499A (ko) * 2013-12-23 2016-08-30 얀 프랑크 잉크젯 프린터 및 잉크젯 프린터를 작동시키기 위한 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051194A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、およびインクジェット記録方法
KR20160102499A (ko) * 2013-12-23 2016-08-30 얀 프랑크 잉크젯 프린터 및 잉크젯 프린터를 작동시키기 위한 방법
JP2017504508A (ja) * 2013-12-23 2017-02-09 フランク ジャン インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタを作動させる方法
KR102236655B1 (ko) 2013-12-23 2021-04-06 얀 프랑크 잉크젯 프린터 및 잉크젯 프린터를 작동시키기 위한 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1237404C (zh) 用于成像装置的图像比例测量方法
US7221464B2 (en) Image recording apparatus and test pattern for evaluating recorded image
JP2001277483A (ja) インクジェット医用画像記録装置
JP2001285627A (ja) 医用画像出力システム
US20140168669A1 (en) High density ink-jet printing on a transparency
JP2001149318A (ja) 医用画像入出力システム及び医用画像記録装置
US7131712B2 (en) Image recording apparatus
JP2003080742A (ja) 画像記録方法および装置
US5453766A (en) Method for implementing specific transfer curves in thermal sublimation printers
US7016078B2 (en) Image-forming apparatus and method for evaluating gradation characteristic
Christian et al. Digital processing of radiographic images from PACS to publishing
EP0694867A1 (en) Method of printing an electronically stored multicolor medical image
JP4175004B2 (ja) 画像処理装置
CN105034619A (zh) 一种控制装置及方法
JP2002103593A (ja) 画像記録装置及び医療用インクジェットプリンタの記録媒体
CN110126474B (zh) 一种灰阶医疗影像打印输出***
US6226398B1 (en) Method and apparatus for reformatting a high resolution image file for printing on a lower resolution printer
CN104114096A (zh) 医用图像诊断装置、医用图像处理装置以及医用图像处理方法
Krupinski Clinical assessment of dry laser-processed film versus traditional wet-processed film with computed tomography, magnetic resonance imaging, and ultrasound
JP4078796B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2003060893A (ja) 医用画像出力装置、医用画像処理システム、医用画像記録装置及び医用画像処理方法
Denslow Desktop publishing and medical imaging: paper as hardcopy medium for digital images
JP4092882B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
EP1378367A1 (en) Thermal printing method
JP2003048313A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041026

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070528

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071101

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02