JP2001275270A - 電池電源装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池管理機能及びホスト機器との通信機能を
備えたバッテリーパックのファームウエアの更新を可能
とした電池電源装置を提供する。 【解決手段】 バッテリーパック２のファームウエアは
フラッシュメモリ８等の書換え可能な記憶手段に格納さ
れ、障害対応や機能向上の必要が生じたとき、更新ファ
ームウエアを記憶媒体もしくはインターネットから入手
し、パソコン本体（ホスト機器）１のファームウエア転
送手段１２からＳＭＢｕｓ５を通じてバッテリーパック
２に送信する。バッテリーパック２はファームウエア書
換え手段１１によりフラッシュメモリ８に格納されたフ
ァームウエアを更新ファームウエアに書き換える。
備えたバッテリーパックのファームウエアの更新を可能
とした電池電源装置を提供する。 【解決手段】 バッテリーパック２のファームウエアは
フラッシュメモリ８等の書換え可能な記憶手段に格納さ
れ、障害対応や機能向上の必要が生じたとき、更新ファ
ームウエアを記憶媒体もしくはインターネットから入手
し、パソコン本体（ホスト機器）１のファームウエア転
送手段１２からＳＭＢｕｓ５を通じてバッテリーパック
２に送信する。バッテリーパック２はファームウエア書
換え手段１１によりフラッシュメモリ８に格納されたフ
ァームウエアを更新ファームウエアに書き換える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型パーソナル
コンピュータ等のように電池電源により動作するホスト
機器と電池電源となるバッテリーパックとの間で情報の
送受信を行って電力管理を可能とした電池電源装置に関
するものである。
コンピュータ等のように電池電源により動作するホスト
機器と電池電源となるバッテリーパックとの間で情報の
送受信を行って電力管理を可能とした電池電源装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にノートパソコン、モバイルコンピ
ュータと称される携帯型パーソナルコンピュータ（以
下、パソコン）は電池を装備して電池電源による動作が
可能である。電池電源は二次電池を用いて、これを過充
電や過放電等から保護する保護回路と共にバッテリーパ
ックの形態に構成される。保護回路は複数本が直列接続
された二次電池のどれか１つでも規定の電圧以下になる
と、二次電池を保護するためにトータルの電圧に関係な
く出力を遮断する。しかし、パソコンにおいては所定の
手順を経た電源遮断が必要であり、電源側での突然の電
源遮断はデータ破壊につながる。そこで、パソコンに用
いるバッテリーパックではファームウエアを備えたマイ
クロコンピュータ（以下、マイコン）が装備され、パソ
コン本体との間を通信路で接続したインテリジェントバ
ッテリーに構成される。
ュータと称される携帯型パーソナルコンピュータ（以
下、パソコン）は電池を装備して電池電源による動作が
可能である。電池電源は二次電池を用いて、これを過充
電や過放電等から保護する保護回路と共にバッテリーパ
ックの形態に構成される。保護回路は複数本が直列接続
された二次電池のどれか１つでも規定の電圧以下になる
と、二次電池を保護するためにトータルの電圧に関係な
く出力を遮断する。しかし、パソコンにおいては所定の
手順を経た電源遮断が必要であり、電源側での突然の電
源遮断はデータ破壊につながる。そこで、パソコンに用
いるバッテリーパックではファームウエアを備えたマイ
クロコンピュータ（以下、マイコン）が装備され、パソ
コン本体との間を通信路で接続したインテリジェントバ
ッテリーに構成される。
【０００３】インテリジェントバッテリーの一例として
スマートバッテリーシステムが知られており、バッテリ
ーパックは前記保護回路と共にマイコンを備えて二次電
池の残量、電圧、電流、温度等を検出すると共に、制御
データやメーカー、シリアル番号、充電条件等のバッテ
リー個別のデータを記憶できるように構成され、パソコ
ン本体が備えるスマートチャージャー及びパワーマネジ
メントコントローラとの間で２線同期式シリアル通信イ
ンターフェースにより充放電制御に関する情報を送受信
する。パソコン本体はバッテリーパックからデータを読
み出して最適な充放電制御ができるため、省電力制御や
二次電池の劣化防止等を図り、電池電源によりパソコン
を動作させたときの不用意な電源遮断等のトラブルも防
止することができる。
スマートバッテリーシステムが知られており、バッテリ
ーパックは前記保護回路と共にマイコンを備えて二次電
池の残量、電圧、電流、温度等を検出すると共に、制御
データやメーカー、シリアル番号、充電条件等のバッテ
リー個別のデータを記憶できるように構成され、パソコ
ン本体が備えるスマートチャージャー及びパワーマネジ
メントコントローラとの間で２線同期式シリアル通信イ
ンターフェースにより充放電制御に関する情報を送受信
する。パソコン本体はバッテリーパックからデータを読
み出して最適な充放電制御ができるため、省電力制御や
二次電池の劣化防止等を図り、電池電源によりパソコン
を動作させたときの不用意な電源遮断等のトラブルも防
止することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
ッテリーパックのデータはマイコンに装備されたＲＯＭ
にファームウエアとして記憶されているため、障害対応
や機能向上の必要が生じたとき、ファームウエアを更新
することができない。即ち、ファームウエアの変更には
マイコンの交換が必要であり、ユーザが対応できるもの
でなく、ユーザは障害対応や機能向上に対応できず、最
適、最新の状態に更新し得ない問題があった。
ッテリーパックのデータはマイコンに装備されたＲＯＭ
にファームウエアとして記憶されているため、障害対応
や機能向上の必要が生じたとき、ファームウエアを更新
することができない。即ち、ファームウエアの変更には
マイコンの交換が必要であり、ユーザが対応できるもの
でなく、ユーザは障害対応や機能向上に対応できず、最
適、最新の状態に更新し得ない問題があった。
【０００５】本発明が目的とするところは、バッテリー
パックのファームウエアの書換えを可能として、常に最
適、最新のデータに基づいて電力管理ができるようにし
た電池電源装置を提供することにある。
パックのファームウエアの書換えを可能として、常に最
適、最新のデータに基づいて電力管理ができるようにし
た電池電源装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第１発明は、二次電池及びこの二次電池の充放
電を管理する電池管理機能を備えたバッテリーパック
と、このバッテリーパックが装着されるホスト機器との
間が通信路で接続され、バッテリーパックとホスト機器
との間で情報を送受信するスマートバッテリー装置にお
いて、前記バッテリーパックは、このバッテリーパック
のファームウエアを格納する書換え可能な記憶手段と、
この記憶手段が格納するファームウエアを書き換えるフ
ァームウエア書換え手段とを備え、前記ホスト機器は、
データ入力手段から入力された更新ファームウエアを信
号路からバッテリーパックに転送するファームウエア転
送手段を備えてなることを特徴とするもので、バッテリ
ーパックのファームウエアは書換え可能な記憶手段に格
納されているので、障害対応や機能向上の必要が生じた
とき、更新ファームウエアをデータ入力手段から入力す
ると、ファームウエア転送手段から信号路を通じてバッ
テリーパックに転送され、ファームウエア書換え手段に
よりファームウエアは更新される。従って、バッテリー
パックを常に最適、最新の使用状態で使用することがで
きる。
の本願の第１発明は、二次電池及びこの二次電池の充放
電を管理する電池管理機能を備えたバッテリーパック
と、このバッテリーパックが装着されるホスト機器との
間が通信路で接続され、バッテリーパックとホスト機器
との間で情報を送受信するスマートバッテリー装置にお
いて、前記バッテリーパックは、このバッテリーパック
のファームウエアを格納する書換え可能な記憶手段と、
この記憶手段が格納するファームウエアを書き換えるフ
ァームウエア書換え手段とを備え、前記ホスト機器は、
データ入力手段から入力された更新ファームウエアを信
号路からバッテリーパックに転送するファームウエア転
送手段を備えてなることを特徴とするもので、バッテリ
ーパックのファームウエアは書換え可能な記憶手段に格
納されているので、障害対応や機能向上の必要が生じた
とき、更新ファームウエアをデータ入力手段から入力す
ると、ファームウエア転送手段から信号路を通じてバッ
テリーパックに転送され、ファームウエア書換え手段に
よりファームウエアは更新される。従って、バッテリー
パックを常に最適、最新の使用状態で使用することがで
きる。
【０００７】また、本願の第２発明は、二次電池及びこ
の二次電池の充放電を管理する電池管理機能を備えたバ
ッテリーパックと、このバッテリーパックが装着される
ホスト機器との間が通信路で接続され、バッテリーパッ
クとホスト機器との間で情報を送受信するスマートバッ
テリー装置において、前記バッテリーパックは、このバ
ッテリーパックのファームウエアを格納する書換え可能
な記憶手段と、この記憶手段が格納するファームウエア
を書き換えるファームウエア書換え手段とを備え、前記
ホスト機器は、インターネットにアクセスするインター
ネットアクセス手段と、前記記憶手段に記憶されている
ＵＲＬ情報を読み込み、前記インターネットアクセス手
段によりＵＲＬ情報に該当するサーバーからファームウ
エアを更新する更新ファームウエアを取得する更新ファ
ームウエア取得手段と、更新ファームウエアを信号路か
らバッテリーパックに転送するファームウエア転送手段
と、を備えてなることを特徴とするもので、バッテリー
パックのファームウエアは書換え可能な記憶手段に格納
されているので、障害対応や機能アップの必要が生じた
とき、インターネットアクセス手段により所定のＵＲＬ
にアクセスして更新ファームウエアを取得し、これをフ
ァームウエア転送手段から信号路を通じてバッテリーパ
ックに転送すると、ファームウエア書換え手段によりフ
ァームウエアは更新される。従って、バッテリーパック
を常に最適、最新の使用状態で使用することができる。
の二次電池の充放電を管理する電池管理機能を備えたバ
ッテリーパックと、このバッテリーパックが装着される
ホスト機器との間が通信路で接続され、バッテリーパッ
クとホスト機器との間で情報を送受信するスマートバッ
テリー装置において、前記バッテリーパックは、このバ
ッテリーパックのファームウエアを格納する書換え可能
な記憶手段と、この記憶手段が格納するファームウエア
を書き換えるファームウエア書換え手段とを備え、前記
ホスト機器は、インターネットにアクセスするインター
ネットアクセス手段と、前記記憶手段に記憶されている
ＵＲＬ情報を読み込み、前記インターネットアクセス手
段によりＵＲＬ情報に該当するサーバーからファームウ
エアを更新する更新ファームウエアを取得する更新ファ
ームウエア取得手段と、更新ファームウエアを信号路か
らバッテリーパックに転送するファームウエア転送手段
と、を備えてなることを特徴とするもので、バッテリー
パックのファームウエアは書換え可能な記憶手段に格納
されているので、障害対応や機能アップの必要が生じた
とき、インターネットアクセス手段により所定のＵＲＬ
にアクセスして更新ファームウエアを取得し、これをフ
ァームウエア転送手段から信号路を通じてバッテリーパ
ックに転送すると、ファームウエア書換え手段によりフ
ァームウエアは更新される。従って、バッテリーパック
を常に最適、最新の使用状態で使用することができる。
【０００８】上記構成において、更新ファームウエア取
得手段がインターネットを通じて取得した更新ファーム
ウエアを一時的に記憶する一時記憶手段を備えて構成す
ることによって、更新ファームウエアのダウンロード中
に通信回線の異常や切断が生じて正常に更新ファームウ
エアが取得できなかった場合に、これによってバッテリ
ーパックのファームウエアが書き換えられてしまうこと
がないようにすることができる。ダウンロードされた情
報は一時記憶手段に記憶され、ダウンロードが終了した
後に記憶された更新ファームウエアを用いて書き換えが
実行されるので、不完全な更新ファームウエアによって
バッテリーパックが動作不能に陥ることが防止できる。
得手段がインターネットを通じて取得した更新ファーム
ウエアを一時的に記憶する一時記憶手段を備えて構成す
ることによって、更新ファームウエアのダウンロード中
に通信回線の異常や切断が生じて正常に更新ファームウ
エアが取得できなかった場合に、これによってバッテリ
ーパックのファームウエアが書き換えられてしまうこと
がないようにすることができる。ダウンロードされた情
報は一時記憶手段に記憶され、ダウンロードが終了した
後に記憶された更新ファームウエアを用いて書き換えが
実行されるので、不完全な更新ファームウエアによって
バッテリーパックが動作不能に陥ることが防止できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【００１０】本発明の第１の実施形態は、電池電力によ
り動作するノート型パソコンに適用した例を示すもの
で、図１に示すように、パソコン本体（ホスト機器）１
は装着されたバッテリーパック（電池電源装置）２から
供給される直流電力またはＡＣアダプター１０から供給
される直流電力により動作できるように構成され、パソ
コン本体１とバッテリーパック２との間は２線同期式シ
リアル通信インターフェイスであるＳＭＢｕｓ（通信
路）５で接続され、パソコン本体１とバッテリーパック
２との間で電源管理に関する送受信を行うスマートバッ
テリーシステムが構成されている。パソコン本体１は、
ＡＣアダプター１０が接続された環境下、即ち商用電力
が利用できる環境下ではＡＣアダプター１０から供給さ
れる直流電力により動作し、この直流電力をバッテリー
パック２の二次電池３を充電する電力として用いる。ま
た、商用電力が利用できない環境下では、パソコン本体
１はバッテリーパック２から供給される直流電力により
動作する。
り動作するノート型パソコンに適用した例を示すもの
で、図１に示すように、パソコン本体（ホスト機器）１
は装着されたバッテリーパック（電池電源装置）２から
供給される直流電力またはＡＣアダプター１０から供給
される直流電力により動作できるように構成され、パソ
コン本体１とバッテリーパック２との間は２線同期式シ
リアル通信インターフェイスであるＳＭＢｕｓ（通信
路）５で接続され、パソコン本体１とバッテリーパック
２との間で電源管理に関する送受信を行うスマートバッ
テリーシステムが構成されている。パソコン本体１は、
ＡＣアダプター１０が接続された環境下、即ち商用電力
が利用できる環境下ではＡＣアダプター１０から供給さ
れる直流電力により動作し、この直流電力をバッテリー
パック２の二次電池３を充電する電力として用いる。ま
た、商用電力が利用できない環境下では、パソコン本体
１はバッテリーパック２から供給される直流電力により
動作する。
【００１１】前記バッテリーパック２は、図３に示すよ
うに、所要の電圧及び容量を得るために複数のリチウム
イオン二次電池を組み合わせた二次電池３と、この二次
電池３を過充電、過放電、過電流等から保護する保護回
路６と、二次電池３の状態を検出すると共にパソコン本
体１との間で情報の送受信を行ってパソコン本体１によ
る電力管理を可能とするマイコン７とを備えて構成され
ている。このマイコン７による制御動作は内装するフラ
ッシュメモリ（記憶手段）８に格納されたファームウエ
アに基づいてなされる。マイコン７は二次電池３の電
圧、電流、温度等を検出すると共に、電池容量の残量を
算出する。また、フラッシュメモリ８には製造メーカ
ー、製造番号、充電条件等の固有のデータが格納されて
いる。
うに、所要の電圧及び容量を得るために複数のリチウム
イオン二次電池を組み合わせた二次電池３と、この二次
電池３を過充電、過放電、過電流等から保護する保護回
路６と、二次電池３の状態を検出すると共にパソコン本
体１との間で情報の送受信を行ってパソコン本体１によ
る電力管理を可能とするマイコン７とを備えて構成され
ている。このマイコン７による制御動作は内装するフラ
ッシュメモリ（記憶手段）８に格納されたファームウエ
アに基づいてなされる。マイコン７は二次電池３の電
圧、電流、温度等を検出すると共に、電池容量の残量を
算出する。また、フラッシュメモリ８には製造メーカ
ー、製造番号、充電条件等の固有のデータが格納されて
いる。
【００１２】パソコン本体１は、前記ＳＭＢｕｓ５を通
じてバッテリーパック２から残量と電圧とを読み出し、
これが規定値以下である場合、パソコン本体１はフラッ
シュメモリ８に格納されたバッテリーパック２の充電条
件を読み出し、全体システムの状態に応じた条件に変更
して、これをパソコン本体１内に装備されたスマートチ
ャージャーに送信する。スマートチャージャーは受信し
た条件によりＡＣアダプター１０から供給される直流電
力を用いてバッテリーパック２に対する充電を開始す
る。パソコン本体１はバッテリーパック２とＳＭＢｕｓ
５を通じて通信し、充電状態の監視を行い、バッテリー
パック２から充電終了条件が読み出されたとき充電を停
止する。
じてバッテリーパック２から残量と電圧とを読み出し、
これが規定値以下である場合、パソコン本体１はフラッ
シュメモリ８に格納されたバッテリーパック２の充電条
件を読み出し、全体システムの状態に応じた条件に変更
して、これをパソコン本体１内に装備されたスマートチ
ャージャーに送信する。スマートチャージャーは受信し
た条件によりＡＣアダプター１０から供給される直流電
力を用いてバッテリーパック２に対する充電を開始す
る。パソコン本体１はバッテリーパック２とＳＭＢｕｓ
５を通じて通信し、充電状態の監視を行い、バッテリー
パック２から充電終了条件が読み出されたとき充電を停
止する。
【００１３】また、パソコン本体１はバッテリーパック
２から残量、充電サイクル等のバッテリー情報を読み出
し、ユーザーが必要とする情報をディスプレイ上に表示
すると共に、残量が所定値以下になったときには警報報
知して、ユーザーにデータ保存の処理を促し、バッテリ
ーパック使用時の電力管理を可能としている。
２から残量、充電サイクル等のバッテリー情報を読み出
し、ユーザーが必要とする情報をディスプレイ上に表示
すると共に、残量が所定値以下になったときには警報報
知して、ユーザーにデータ保存の処理を促し、バッテリ
ーパック使用時の電力管理を可能としている。
【００１４】このようなバッテリーパック２の充放電
は、前記フラッシュメモリ８に格納されたファームウエ
アに基づいてなされるので、このバッテリーパック２を
搭載したパソコン本体１が出荷された後、障害対応や機
能向上の必要が生じたとき、前記ファームウエアを書き
換えることにより、この要求に対応させることができ
る。このファームウエアの更新は、以下のようになされ
る。
は、前記フラッシュメモリ８に格納されたファームウエ
アに基づいてなされるので、このバッテリーパック２を
搭載したパソコン本体１が出荷された後、障害対応や機
能向上の必要が生じたとき、前記ファームウエアを書き
換えることにより、この要求に対応させることができ
る。このファームウエアの更新は、以下のようになされ
る。
【００１５】図１に示すように、バッテリーパック２に
はフラッシュメモリ８に格納されたファームウエアを書
き換えるファームウエア書換え手段１１が設けられ、パ
ソコン本体１には更新するファームウエアを転送するフ
ァームウエア転送手段１２が設けられている。
はフラッシュメモリ８に格納されたファームウエアを書
き換えるファームウエア書換え手段１１が設けられ、パ
ソコン本体１には更新するファームウエアを転送するフ
ァームウエア転送手段１２が設けられている。
【００１６】ファームウエアを更新する必要が生じたと
き、パソコン本体１からＳＭＢｕｓ５を通じて起動信号
を送信してファームウエア書換え手段１１を起動させ、
ファームウエアの書き換えを可能にする。尚、バッテリ
ーパック２にファームウエア書換え手段１１を起動させ
るスイッチを設けて、このスイッチによりファームウエ
ア書換え手段１１を起動させるように構成することもで
きる。
き、パソコン本体１からＳＭＢｕｓ５を通じて起動信号
を送信してファームウエア書換え手段１１を起動させ、
ファームウエアの書き換えを可能にする。尚、バッテリ
ーパック２にファームウエア書換え手段１１を起動させ
るスイッチを設けて、このスイッチによりファームウエ
ア書換え手段１１を起動させるように構成することもで
きる。
【００１７】パソコン本体１のファームウエア転送手段
１２は、更新するファームウエアを格納した記憶媒体
（ここではフロッピー（登録商標）ディスク）が挿入さ
れたフロッピーディスク装置（入力手段）１３から更新
ファームウエアを読み込み、これをＳＭＢｕｓ５を通じ
てファームウエア書換え手段１１に転送する。
１２は、更新するファームウエアを格納した記憶媒体
（ここではフロッピー（登録商標）ディスク）が挿入さ
れたフロッピーディスク装置（入力手段）１３から更新
ファームウエアを読み込み、これをＳＭＢｕｓ５を通じ
てファームウエア書換え手段１１に転送する。
【００１８】ファームウエア書換え手段１１は、フラッ
シュメモリ８に格納されたファームウエアを消去し、フ
ラッシュメモリ８に受信した更新ファームウエアを書き
込む。このファームウエア書き換え処理を実行すること
により、バッテリーパック２は最新、最適の動作状態に
更新することができる。
シュメモリ８に格納されたファームウエアを消去し、フ
ラッシュメモリ８に受信した更新ファームウエアを書き
込む。このファームウエア書き換え処理を実行すること
により、バッテリーパック２は最新、最適の動作状態に
更新することができる。
【００１９】上記のファームウエアの更新は、更新ファ
ームウエアを格納した記憶媒体の配給によってなされる
が、パソコン本体１が備えるインターネットアクセス機
能を利用して、所定のインターネットサーバーから更新
ファームウエアをダウンロードすることにより更新する
こともできる。
ームウエアを格納した記憶媒体の配給によってなされる
が、パソコン本体１が備えるインターネットアクセス機
能を利用して、所定のインターネットサーバーから更新
ファームウエアをダウンロードすることにより更新する
こともできる。
【００２０】図２において、バッテリーパック２のフラ
ッシュメモリ８には所定のインターネットサーバーにア
クセスするためのＵＲＬ情報を格納しておき、これに対
応する所定のインターネットサーバー１６に更新ファー
ムウエアを用意する。所定のインターネットサーバー１
６は、パソコン本体１またはバッテリーパック２のメー
カーのサイトに設けることができる。
ッシュメモリ８には所定のインターネットサーバーにア
クセスするためのＵＲＬ情報を格納しておき、これに対
応する所定のインターネットサーバー１６に更新ファー
ムウエアを用意する。所定のインターネットサーバー１
６は、パソコン本体１またはバッテリーパック２のメー
カーのサイトに設けることができる。
【００２１】ファームウエアを更新する必要が生じたと
き、パソコン本体１のファームウエア転送手段１２によ
りＳＭＢｕｓ５を通じてバッテリーパック２のフラッシ
ュメモリ８からメーカー名、製造番号等の情報と共にＵ
ＲＬ情報を取得する。
き、パソコン本体１のファームウエア転送手段１２によ
りＳＭＢｕｓ５を通じてバッテリーパック２のフラッシ
ュメモリ８からメーカー名、製造番号等の情報と共にＵ
ＲＬ情報を取得する。
【００２２】取得したＵＲＬ情報を用いてインターネッ
トアクセス手段１５はＵＲＬ情報に記載された所定のイ
ンターネットサーバー１６にアクセスし、メーカー名、
製造番号等から該当するバッテリーパック２の更新ファ
ームウエアのファイルをダウンロードする。
トアクセス手段１５はＵＲＬ情報に記載された所定のイ
ンターネットサーバー１６にアクセスし、メーカー名、
製造番号等から該当するバッテリーパック２の更新ファ
ームウエアのファイルをダウンロードする。
【００２３】次に、パソコン本体１からＳＭＢｕｓ５を
通じて起動信号を送信してファームウエア書換え手段１
１を起動させ、ファームウエアの書き換えを可能にす
る。尚、バッテリーパック２にファームウエア書換え手
段１１を起動させるスイッチを設けて、このスイッチに
よりファームウエア書換え手段１１を起動させるように
構成することもできる。
通じて起動信号を送信してファームウエア書換え手段１
１を起動させ、ファームウエアの書き換えを可能にす
る。尚、バッテリーパック２にファームウエア書換え手
段１１を起動させるスイッチを設けて、このスイッチに
よりファームウエア書換え手段１１を起動させるように
構成することもできる。
【００２４】パソコン本体１のファームウエア転送手段
１２は、ダウンロードした更新ファームウエアをＳＭＢ
ｕｓ５を通じてファームウエア書換え手段１１に転送す
る。ファームウエア書換え手段１１は、フラッシュメモ
リ８に格納されたファームウエアを消去し、フラッシュ
メモリ８に受信した更新ファームウエアを書き込む。こ
のファームウエア書き換え処理を実行することにより、
バッテリーパック２は最新、最適の動作状態に更新する
ことができる。
１２は、ダウンロードした更新ファームウエアをＳＭＢ
ｕｓ５を通じてファームウエア書換え手段１１に転送す
る。ファームウエア書換え手段１１は、フラッシュメモ
リ８に格納されたファームウエアを消去し、フラッシュ
メモリ８に受信した更新ファームウエアを書き込む。こ
のファームウエア書き換え処理を実行することにより、
バッテリーパック２は最新、最適の動作状態に更新する
ことができる。
【００２５】上記インターネットを通じて更新ファーム
ウエアをダウンロードする場合、ダウンロードの途中で
通信回線の切断や異常が生じたとき、不完全な更新ファ
ームウエアを用いてフラッシュメモリ８のファームウエ
アが書き換えられてしまうことになる。このような書き
換えがなされた場合には、バッテリーパック２は動作不
能に陥ることになる。そこで、更新ファームウエアのダ
ウンロードが終了した後、書き換えを実行するようにす
ると、ファームウエアの書き換えによる動作異常の発生
は防止できる。
ウエアをダウンロードする場合、ダウンロードの途中で
通信回線の切断や異常が生じたとき、不完全な更新ファ
ームウエアを用いてフラッシュメモリ８のファームウエ
アが書き換えられてしまうことになる。このような書き
換えがなされた場合には、バッテリーパック２は動作不
能に陥ることになる。そこで、更新ファームウエアのダ
ウンロードが終了した後、書き換えを実行するようにす
ると、ファームウエアの書き換えによる動作異常の発生
は防止できる。
【００２６】図４は、インターネットを通じてダウンロ
ードした更新ファームウエアを一時的に記憶する一時記
憶手段１８を設けた構成を示すものである。ファームウ
エアを更新する必要が生じたとき、前記ＵＲＬ情報を用
いてインターネットアクセス手段１５はＵＲＬ情報に記
載された所定のインターネットサーバー１６にアクセス
し、メーカー名、製造番号等から該当するバッテリーパ
ック２の更新ファームウエアのファイルをダウンロード
する。ダウンロードされた更新ファームウエアは順次一
時記憶手段１８に書き込まれ、ダウンロードが終了した
とき、ファームウエア転送手段１７は、一時記憶手段１
８に書き込まれた更新ファームウエアを読み出し、ＳＭ
Ｂｕｓ５を通じてファームウエア書換え手段１１に転送
する。ファームウエア書換え手段１１は、フラッシュメ
モリ８に格納されたファームウエアを消去し、フラッシ
ュメモリ８に更新ファームウエアを書き込む。このファ
ームウエア書き換え処理により、不完全な更新ファーム
ウエアによって書き換えられることが防止できる。また
ファームウエア更新を課金対象として考える場合には、
先に述べた方法では不完全なダウンロードであった場合
にも課金せざるを得なくなり種々の問題が生じるが、こ
のように一時記憶手段１８を用いた場合には正常に一時
記憶手段１８へのダウンロードが終了した際、もしくは
フラッシュメモリ８への更新ファームウエア書き込み完
了した際などに、インターネットアクセス手段１５を通
じて、バッテリーパック２側からインターネットサーバ
ー１６へ正常終了した旨の情報を伝達するよう構成する
ことで、インターネットサーバー１６を管理するデータ
提供者側は正常終了時のみ課金を行うことができる。
ードした更新ファームウエアを一時的に記憶する一時記
憶手段１８を設けた構成を示すものである。ファームウ
エアを更新する必要が生じたとき、前記ＵＲＬ情報を用
いてインターネットアクセス手段１５はＵＲＬ情報に記
載された所定のインターネットサーバー１６にアクセス
し、メーカー名、製造番号等から該当するバッテリーパ
ック２の更新ファームウエアのファイルをダウンロード
する。ダウンロードされた更新ファームウエアは順次一
時記憶手段１８に書き込まれ、ダウンロードが終了した
とき、ファームウエア転送手段１７は、一時記憶手段１
８に書き込まれた更新ファームウエアを読み出し、ＳＭ
Ｂｕｓ５を通じてファームウエア書換え手段１１に転送
する。ファームウエア書換え手段１１は、フラッシュメ
モリ８に格納されたファームウエアを消去し、フラッシ
ュメモリ８に更新ファームウエアを書き込む。このファ
ームウエア書き換え処理により、不完全な更新ファーム
ウエアによって書き換えられることが防止できる。また
ファームウエア更新を課金対象として考える場合には、
先に述べた方法では不完全なダウンロードであった場合
にも課金せざるを得なくなり種々の問題が生じるが、こ
のように一時記憶手段１８を用いた場合には正常に一時
記憶手段１８へのダウンロードが終了した際、もしくは
フラッシュメモリ８への更新ファームウエア書き込み完
了した際などに、インターネットアクセス手段１５を通
じて、バッテリーパック２側からインターネットサーバ
ー１６へ正常終了した旨の情報を伝達するよう構成する
ことで、インターネットサーバー１６を管理するデータ
提供者側は正常終了時のみ課金を行うことができる。
【００２７】以上説明した構成は、ユーザーの手におい
てバッテリーパック２のファームウエアを更新すること
を可能としたものであるが、バッテリーパック２のメー
カーにおいて、劣化した二次電池３を新しい二次電池３
に交換し、新しい二次電池３に応じたファームウエアに
更新することもでき、バッテリーパック２のリサイクル
を可能とすることができる。
てバッテリーパック２のファームウエアを更新すること
を可能としたものであるが、バッテリーパック２のメー
カーにおいて、劣化した二次電池３を新しい二次電池３
に交換し、新しい二次電池３に応じたファームウエアに
更新することもでき、バッテリーパック２のリサイクル
を可能とすることができる。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、バッ
テリーパックのファームウエアを障害対応や機能向上の
要求に応じて更新することができるので、バッテリーパ
ックを常に最新、最適の状態にして使用することができ
る。
テリーパックのファームウエアを障害対応や機能向上の
要求に応じて更新することができるので、バッテリーパ
ックを常に最新、最適の状態にして使用することができ
る。
【図１】第１の実施形態に係るバッテリーパックのファ
ームウエア書換え構成を示すブロック図である。
ームウエア書換え構成を示すブロック図である。
【図２】第２の実施形態に係るバッテリーパックのファ
ームウエア書換え構成を示すブロック図である。
ームウエア書換え構成を示すブロック図である。
【図３】バッテリーパックの構成例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図４】第２の実施形態の構成に一時記憶手段を設けた
ファームウエア書換え構成を示すブロック図である。
ファームウエア書換え構成を示すブロック図である。
１ パソコン本体（ホスト機器） ２ バッテリーパック ３ 二次電池 ５ ＳＭＢｕｓ ７ マイコン ８ フラッシュメモリ（書換え可能な記憶手段） １１ ファームウエア書換え手段 １２ ファームウエア転送手段 １３ フロッピーディスク装置（入力手段） １５ インターネットアクセス手段 １６ インターネットサーバー １８ 一時記憶手段
Claims (3)
- 【請求項１】 二次電池及びこの二次電池の充放電を管
理する電池管理機能を備えたバッテリーパックと、この
バッテリーパックが装着されるホスト機器との間が通信
路で接続され、バッテリーパックとホスト機器との間で
情報を送受信する電池電源装置において、 前記バッテリーパックは、このバッテリーパックのファ
ームウエアを格納する書換え可能な記憶手段と、この記
憶手段が格納するファームウエアを書き換えるファーム
ウエア書換え手段とを備え、 前記ホスト機器は、データ入力手段から入力された更新
ファームウエアを通信路を通じてバッテリーパックに転
送するファームウエア転送手段を備えてなることを特徴
とする電池電源装置。 - 【請求項２】 二次電池及びこの二次電池の充放電を管
理する電池管理機能を備えたバッテリーパックと、この
バッテリーパックが装着されるホスト機器との間が通信
路で接続され、バッテリーパックとホスト機器との間で
情報を送受信する電池電源装置において、 前記バッテリーパックは、このバッテリーパックのファ
ームウエアを格納する書換え可能な記憶手段と、この記
憶手段が格納するファームウエアを書き換えるファーム
ウエア書換え手段とを備え、 前記ホスト機器は、インターネットにアクセスするイン
ターネットアクセス手段と、前記記憶手段に記憶されて
いるＵＲＬ情報を読み込み、前記インターネットアクセ
ス手段によりＵＲＬ情報に該当するサーバーからファー
ムウエアを更新する更新ファームウエアを取得する更新
ファームウエア取得手段と、更新ファームウエアを通信
路を通じてバッテリーパックに転送するファームウエア
転送手段とを備えてなることを特徴とする電池電源装
置。 - 【請求項３】 更新ファームウエア取得手段がインター
ネットを通じて取得した更新ファームウエアを一時的に
記憶する一時記憶手段を備えてなる請求項２に記載の電
池電源装置。
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| JP2000006269 | 2000-01-12 | ||
| JP2000392398A JP3474850B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-12-25 | 電池電源装置 |
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|---|---|
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ID=26583533
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| EP (1) | EP1253663A4 (ja) |
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