JP2001274651A - インピーダンス整合装置、インピーダンス整合用コンダクタンス検出回路、およびインピーダンス整合方法 - Google Patents

インピーダンス整合装置、インピーダンス整合用コンダクタンス検出回路、およびインピーダンス整合方法

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JP2001274651A
JP2001274651A JP2000086196A JP2000086196A JP2001274651A JP 2001274651 A JP2001274651 A JP 2001274651A JP 2000086196 A JP2000086196 A JP 2000086196A JP 2000086196 A JP2000086196 A JP 2000086196A JP 2001274651 A JP2001274651 A JP 2001274651A
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JP
Japan
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conductance
impedance
voltage
impedance matching
resistance
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JP2000086196A
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Shigemoto Ito
滋基 伊藤
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ精度良くインピーダンス整合を行
う。 【解決手段】 整合部30は、コンダクタンス検出回路
44と、抵抗分検出回路43とを備える。制御部60
は、検出したコンダクタンスおよび抵抗分に基づいてイ
ンピーダンス可変要素(可変コイル51、可変容量5
2,53)の整合手順および調整量を算出し、これらを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送線路、特に高周
波回路の伝送線路のインピーダンス整合に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送線路のインピーダンス整合は、信号
の伝送効率を高めるため重要な技術である。このような
インピーダンス整合を必要とするシステムとしては例え
ば無線通信システムがある。無線通信システムでは、空
中線側と通信機側とでインピーダンスを整合し、信号の
伝送効率の向上を図っている。ここで図を参照して従来
のインピーダンス整合部を備えた無線送信システムにつ
いて説明する。図9には従来の無線送信システムの概略
構成図を、図10には従来のインピーダンス整合手順の
スミスチャートによる説明図を、それぞれ示す。
【0003】この無線送信システム2は伝送線路100
において、送信部10、増幅部20、整合部30、およ
び空中線70を直列に備える。送信部10で生成された
送信信号は、増幅部20で増幅され、整合部30を介し
て空中線70例えばアンテナより空中へ送信される。整
合部30は、検出部40、調整部50、および制御部6
0を備え、調整部50の入力端から出力側を見た時のイ
ンピーダンスZL=RL+jXL(ZL:複素インピーダン
ス、RL:レジスタンス[抵抗分]、XL:リアクタン
ス、j:虚数)を送信部10側のインピーダンスに整合
する。検出部40は、信号の定在波比を検出するVSW
R検出回路41と信号の位相φを検出する位相検出回路
42とを備える。調整部50は、インピーダンス可変要
素として、伝送線路100に直列に設けられた可変コイ
ル51、該可変コイル51の信号源側(送信部10側)
において伝送線路100に並列に設けられた可変容量5
2、および該可変コイル51の負荷側(空中線70側)
に並列に設けられた可変容量53を備える。これらの要
素(51〜53)は、調整部50において制御部60か
らの信号に応じてそれぞれ可変駆動される。可変コイル
51は伝送線路に直列なインダクタンス成分を、また可
変容量52,53は伝送線路に並列なキャパシタンス成
分を、それぞれ調整例えば増加することができる。各可
変素子の値が0の場合はインピーダンスZLは空中線7
0のインピーダンスに等しい制御部60は、検出部40
で検出された各検出信号に基づいて可変コイル51およ
び可変容量52,53を調整制御し、伝送線路に直列な
インダクタンス成分および/または並列なキャパシタン
ス成分を調整することにより、インピーダンス整合を行
う。
【0004】上記構成による従来のインピーダンス整合
方法について説明する。整合部30は、まず調整部50
のインピーダンス可変要素即ち可変コイル51あるいは
可変容量52,53を調整し、位相検出回路42により
検出される位相φが0になるまでインピーダンスZL
変更する。次いで位相φをφ=0に維持しながら可変要
素をさらに調整し、インピーダンスZLを目標値に整合
する。整合状態の判別はVSWR検出回路41により検
出した定在波比により行う。
【0005】この従来の整合方法の具体例について、図
10のスミスチャートを用いて説明する。このチャート
において、横軸は反射係数の実軸u、縦軸は反射係数の
虚軸vを示す。また、最外円に対して右側で内接する円
は等抵抗線(実線の円)を示す。等抵抗線のうち、最外
円はRL=0を、右端の点はRL=∞を、そして虚軸vと
接する円はRL=Roを、それぞれ示す。また最外円に対
して左側で内接する円は等コンダクタンス線(破線の
円)を示す。等コンダクタンス線のうち、最外円はGL
=0(GL:コンダクタンス;GL=RL/(RL 2
L 2))を、左端の点はGL=∞を、そして虚軸vと接
する円はGL=1/Roを、それぞれ示す。また、この図
において検出信号の位相φは、実軸uにおいて0、実軸
uより上側の領域(即ちv>0)において正、また実軸
uより下側の領域(即ちv<0)において負となる。ス
ミスチャート上では、伝送線路に並列なキャパシタンス
成分(以下単に並列キャパシタンス成分と記す)の増大
は、等コンダクタンス線上の時計回りの移動として、ま
た、伝送線路に直列なインダクタンス成分(以下単に直
列なインダクタンス成分と記す)の増大は、等抵抗線上
の時計回りの移動として、それぞれ示される。
【0006】このようなスミスチャートにおいて、整合
前のインピーダンスZLは例えば点Psとして示され
る。整合部30は、この状態からまず可変容量53のキ
ャパシタンスを増大させる。するとインピーダンスZL
は点Psの状態から等コンダクタンス線上を時計回りに
移動して、実軸u即ち位相φ=0に近づく。位相φが0
となったこと(点Pw)を認識すると、制御部60は、
並列キャパシタンス成分と直列インダクタンス成分とを
交互に少しずつ増大させる。より具体的には、まず位相
φ=0の状態(点Pw)から可変容量53により並列キ
ャパシタンス成分を微増させ(φ<0となる)、次いで
直列インダクタンス成分を微増させて再び位相φ=0と
し、この工程を繰り返す。この様子をスミスチャートで
示すと、インピーダンスZLは、点Pwから実軸uに沿
って鋸歯状の軌跡を描いて中心点に近づく。そして制御
部60は、VSWR検出回路41により定在波比が所定
の値より小さくなった時点(Pt)でインピーダンス整
合がとれたと判断し、インピーダンス整合を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
インピーダンス調整では、まずインピーダンス可変要素
を調整して、信号の位相φが0となる点を検出する。し
かしながらこのような調整では、インピーダンスZL
状態によっては、例えば図10においてそのインピーダ
ンスZLがPVやPXの位置として示される状態にある場
合には、φ=0に移動するために必要な並列キャパシタ
ンス成分や直列インダクタンス成分の量が、実際に必要
な量よりも著しく大きくなる場合があり、調整に時間が
かかってしまうという問題があった。またφ=0に整合
した時のインピーダンスZL自体も整合目標から大きく
乖離し、φ=0に沿った整合目標点Oへの調整にさらに
時間を要してしまうという問題があった。
【0008】また前述したように、従来は、インピーダ
ンス調整を、位相をφ=0の近傍に維持しつつ並列キャ
パシタンス成分の漸増と直列インダクタンス成分の漸増
とを交互に切り替えてこれを反復することにより行って
いた。このため、この可変要素の切り替えに要する時間
分、調整時間が増大してしまうという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
のインピーダンス整合装置は、伝送線路の抵抗分を検出
する抵抗検出回路と、伝送線路のコンダクタンスを検出
するコンダクタンス検出回路とを備える。抵抗分あるい
はコンダクタンスの検出により、インピーダンスの状態
に応じた調整を行うことが可能となり、調整に要する時
間を短縮することが可能となるとともに、調整精度をよ
り向上することが可能となる。
【0010】また本発明のインピーダンス整合装置は、
抵抗分あるいはコンダクタンスの検出値に応じたインピ
ーダンス可変要素の整合手順を記憶する記憶部を有し、
制御部は、検出値に基づいて記憶された整合手順を読み
出してインピーダンス整合を行う。このため、インピー
ダンスの状態あるいは整合装置の状態に応じて適切な手
順によりインピーダンスの調整を行うことができるた
め、より迅速かつより高精度にインピーダンス調整を行
うことが可能となる。
【0011】また本発明のインピーダンス整合装置は、
抵抗分あるいはコンダクタンスの検出値に応じてインピ
ーダンス可変要素の調整量を算出し、これに基づいてイ
ンピーダンスの整合を行う。このため、より精度よくイ
ンピーダンス調整を行うことが可能となるとともに、調
整回数を低減し、インピーダンス調整に要する所要時間
を短縮することが可能となる。
【0012】また本発明のインピーダンス整合用コンダ
クタンス検出回路は、電圧検出部と、信号電流を電圧と
して検出するカレントトランスとを有し、カレントトラ
ンスにおいて検出された電圧と、カレントトランスにお
いて検出された電圧と信号電圧との差分の電圧と、に基
づいてコンダクタンスを検出する。このような構成によ
り、コンダクタンスを判別することが可能となり、より
迅速かつより高精度にインピーダンス調整を行うことが
可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を無線送信システム
に適用した本発明の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。まず、図6を用いて、本実施形態におけ
るインピーダンス整合について概説する。図6は、本実
施形態におけるインピーダンス別の整合について示すス
ミスチャートである。
【0014】整合目標点Oは、RL=Roの等抵抗線およ
びGL=1/Roの等コンダクタンス線の接する点であ
る。本実施形態ではこれを利用して、まずRL=Roもし
くはG L=1/Roのいずれか一方に調整し、その後他方
に調整する。これを図6のスミスチャート上で見ると、
まずRL=RoもしくはGL=1/Roのうちいずれかの円
上に調整し、次にこの円にそって整合目標点Oまで移動
させることになる。この一例について示すと、抵抗分R
LがRL>Roである場合(例えば領域Aの点Psa)、
まず抵抗分RLがRoとなるまで並列キャパシタンス成分
を増加する(Pra)。この動きは、等コンダクタンス
線上の時計回りの移動として示される。この状態即ち抵
抗分RL=Roの状態からは、直列インダクタンス成分を
増加すれば、インピーダンスZLは等抵抗線RL=Ro
を時計回りに移動して整合目標点Oに到達する(P
t)。このようにすれば切り替え回数を低減することが
でき、かつ必要最低限の調整量で済むので、整合に要す
る時間を短縮することが可能となる。また本実施形態で
はこの調整に際し、抵抗分RLおよびコンダクタンスGL
の検出値に基づいてインピーダンス調整量(ここでは並
列キャパシタンス成分、および直列インダクタンス成分
の増大量)を算出する。これによりさらに整合時間を短
縮し整合精度を向上することができる。
【0015】このようなインピーダンス調整を実現させ
るため、本実施形態では、コンダクタンス検出回路4
4、抵抗分検出回路43、抵抗分あるいはコンダクタン
スに応じた整合手順を記憶する記憶部80例えばメモ
リ、検出された抵抗分あるいはコンダクタンスに基づい
て整合手順を決定する整合手順決定部(制御部例えばC
PU60)、およびインピーダンス調整量を算出するイ
ンピーダンス調整量算出部(制御部例えばCPU60)
を備える。以下、これらについて詳細に説明する。ここ
で、図1には、無線送信システムの概略構成図を、図2
には、コンダクタンス検出回路のブロック図を、図3に
は、抵抗分検出回路のブロック図を、図4には、コンダ
クタンス検出回路の回路図を、また図5には、抵抗分検
出回路の回路図を、それぞれ示す。なお、本実施形態に
かかる無線送信システム1のうち、送信部10、増幅部
20、空中線70、VSWR検出回路41および位相検
出回路42については前述した従来の無線送信システム
2と同様の構成であるためその詳細な説明を省略する。
また、本実施形態においても、伝送線路100における
信号の電圧をVL、電流をIL、負荷(ここでは調整部5
0の入力端)側のインピーダンスをZL=RL+jXL
また負荷側のアドミッタンスをYL=GL+jBLとす
る。
【0016】<コンダクタンスの検出> コンダクタン
ス検出回路44は、図2に示すように、電圧検出部44
1、電流検出部442、および検波部444,445を
有する。電圧検出部441は、信号電圧VLを分圧EV2
として検出し、電流検出部442は、信号電流ILを電
圧EI2として検出する。これら検出された電圧EV2およ
びEI2よりこれらをベクトル的に減算した差分の電圧E
V2−EI2が算出される。検波部444,445は、前記
差分電圧の大きさ|EV2−EI2|、および電流検出部に
おける電圧の大きさ|EI2|をそれぞれ検出する。これ
らの値が制御部60へ送られる。
【0017】このコンダクタンス検出回路44の回路構
成の一例を図4に示す。この回路44には、電圧検出部
441として、伝送線路100と接地との間にコンデン
サC 21およびC22が直列に備えられる。これらコンデン
サ(C21,C22)の間の電圧がEV2(E21)に相当す
る。また、この回路44は、電流検出部442として伝
送線路100を1次巻線とする巻数の等しい二つのカレ
ントトランス(N22,N 23)を有する。このうち第一の
カレントトランスN22には抵抗R22が並列に接続され、
その一端は前記コンデンサC21およびC22の間に接続さ
れ、この他端の電圧E22が検出される。電圧E22は、電
圧EV2(E21)と電圧EI2との差分の電圧(EV2
I2)に相当する。また第二のカレントトランスN23
抵抗R23を並列に接続し、その一端側を接地する。また
この他端側の電圧E23は電圧EI2として検出される。そ
して電圧E22(=EV2−EI2)およびE23(=EI2)が
検波部444,445に送られる。
【0018】このコンダクタンス検出回路44における
コンダクタンスの検出原理について説明する。この回路
において、電圧E22およびE23はそれぞれ、
【数1】
【数2】 である。ここに、K21=C21/(C21+C22)、C21
22:コンデンサC21,C22の容量、K22=R22/(N
22・Ro)、K23=R23/(N23・Ro)、R22
23:抵抗R22,R23の抵抗値、N22,N23:カレント
トランスN22,N23の巻数。ここでN22=N23,R22
23とすれば、K22=K23となる。さらにここで、|E
22|=|E23|、即ち|EV2−EI2|=|EI2|とすれ
ば、
【数3】
【数4】
【数5】 従って、
【数6】 となる。本実施形態のコンダクタンス検出回路44で
は、K21=2K22=2K23となるよう、各回路要素が構
成されている。この場合、式(6)は、GL=Go=1/
oとなる。即ち本実施形態の回路44では、|E22
=|E23|となった場合に、コンダクタンスGLは1/
oに等しくなる。このようにして電圧EV2と電圧EI2
との差分の電圧(即ちE22)と、電圧EI2(即ちE23
とに基づいて、これらの大きさにより、コンダクタンス
Lを判別することができる。
【0019】<抵抗分の検出> 抵抗分検出回路43
は、図3に示すように、電圧検出部431、電流検出部
432、および検波部434,435を有する。電圧検
出部431は、分圧EV1を検出し、電流検出部432
は、信号電流ILを電圧EI1として検出する。これら検
出された電圧EV1およびEI1よりこれらをベクトル的に
減算した差分の電圧EV1−EI1が算出される。検波部4
34,435は、電圧EV1の大きさ|EV1|、および前
記差分の電圧の大きさ|EV1−EI1|をそれぞれ検出す
る。これらの値が制御部60へ送られる。
【0020】この抵抗分検出回路43の回路構成の一例
を図5に示す。この抵抗分検出回路43には、電圧検出
部431として、伝送線路100と接地との間にコンデ
ンサC11およびC12が直列に備えられる。これらコンデ
ンサ(C11,C12)間の電圧が電圧E11として検出さ
れ、これが分圧EV1に相当する。また、この回路43は
電流検出部432として伝送線路100を1次巻線とす
るカレントトランスN12を有する。このカレントトラン
スN12には抵抗R12を並列に接続し、その一端側は前記
コンデンサC11およびC12の間に接続される。またこの
他端側の電圧E12が検出される。電圧E12は、電圧EV1
と電圧EI1との差分の電圧EV1−EI1に相当する。そし
て電圧E11(=EV1)およびE12(=EV1−EI1)が検
波部434,435に送られる。
【0021】この抵抗分検出回路における抵抗分の検出
原理について説明する。この回路において、電圧E11
よびE12はそれぞれ、
【数7】
【数8】 となる。ここに、C11,C12:コンデンサC11,C12
容量、K11=C11/(C 11+C12)、K12=R12/(N
12・Ro)、R12:抵抗R12の抵抗値、N12:カレント
トランスN12の巻数。ここで|E11|=|E12|、即ち
|EV1|=|EV1−EI1|とすれば、
【数9】
【数10】
【数11】 従って、
【数12】 となる。本実施形態の抵抗分検出回路43では、K12
2・K11となるよう、各回路要素が構成されている。こ
の場合、式(12)は、RL=Roとなる。即ち、本実施
形態の回路43では、|E11|=|E12|となった場合
に、抵抗分RLは信号源側の抵抗分Roに等しくなる。こ
のようにして、電圧EV1(即ちE11)と、電圧EV1と電
圧EI1との差分の電圧(即ちE12)とに基づいて、これ
らの大きさにより抵抗分RLを判別することができる。
【0022】制御部60は、インピーダンス調整の際の
整合部30の制御を司るとともに、インピーダンス整合
にかかる各種演算を行う。検出した電圧(EV1、EV1
I1、EV2−EI2、およびEI2)に基づいて、抵抗分R
LおよびコンダクタンスGLを算出し、調整部50のイン
ピーダンス可変要素を調整する。この調整については後
に詳しく述べる。また、制御部60は、インピーダンス
可変要素の調整量算出を行う。この調整量の算出につい
て説明する。まず、検出した電圧に基づいて、抵抗分R
LおよびコンダクタンスGLを求める。これらは以下の式
により求めることができる。
【数13】 12=2K11より、
【数14】 ただし、E13は、別に設けた図示しないカレントトラン
スによる電流検出電圧であり、E13=IL・R13/N13
=K13・Ro・IL、K13=R13/(N13・Ro)、K
13=2K11である。
【数15】 21=2K22、およびK22=K23より、
【数16】 そして、これらの式より、インピーダンスZLが図6に
示すBまたはDの領域にある場合には、可変コイル51
の調整量Lm1と可変容量52の調整量Cm1はそれぞれ、
【数17】
【数18】 となる。また、インピーダンスZLが図6に示すAまた
はCの領域にある場合には、可変容量53の調整量Cm2
と可変コイル51の調整量Lm2はそれぞれ、
【数19】
【数20】 ここに、f:信号周波数、XL:リアクタンス。なお、
Lは、公知の方法により上記検出電圧等より求めるこ
とができる。これら算出した調整量に基づいて、制御部
60はインピーダンス可変要素を調整する。
【0023】記憶部80には、抵抗分、コンダクタンス
および位相に応じた整合手順が例えばマップとして記憶
されている。図6ではそれぞれ、RL>Roの領域をA、
L>1/Roの領域をB、位相φ>0かつ前記領域A,
B以外の領域をC、位相φ<0かつ前記領域A,B以外
の領域をDとしている。そして記憶部80には、領域A
およびCに対しては可変容量53による並列キャパシタ
ンス成分の増大を、領域BおよびDに対しては可変コイ
ル51による直列インダクタンス成分の増大を、それぞ
れ先に行うよう、領域に応じた整合手順が例えばフラグ
Fにより記憶されている。フラグFは、例えば前者に対
してはF=0、後者に対してはF=1と設定される。
【0024】次に、本実施形態の無線通信システムにお
けるインピーダンス整合について説明する。図7は、イ
ンピーダンス整合手順を示すフローチャートである。
【0025】まず、調整部50の各可変要素を0とし、
検出部40においてインピーダンスZLの特性を検出す
る(インピーダンス特性検出工程S11)。このとき検
出されるインピーダンスZLは空中線70のインピーダ
ンスに等しい。本実施形態では、インピーダンス特性と
して、例えば、抵抗分RL、コンダクタンスGL、位相
φ、およびVSWRを検出する。これらの検出は前述し
た各回路により行われる。そして、検出された特性値例
えばVSWRに基づいて調整が必要か否かを判断する
(調整要否判断工程S12)。より具体的には、記憶部
80には、各特性ごとに整合判別閾値が記憶されてお
り、制御部60は、特性値例えばVSWRと目標値との
差分がこの整合判別閾値より少なかった場合には調整不
要と判断する。
【0026】構成S12において調整が必要と判断され
た場合には、検出したインピーダンス特性に基づいて整
合手順を決定する(整合手順決定工程S13)。より具
体的には、制御部60は、記憶部80に記憶されるマッ
プから、抵抗分RL、コンダクタンスGL、および位相φ
に応じた整合手順を読み出して、整合手順を認識する。
なお、本実施形態においては整合手順は2通りに設定さ
れ、これらの手順はそれぞれ大きく2段階に分けられ
る。一つは、まず並列キャパシタンス成分を増大して抵
抗分RLをRoに合わせ、次いで直列インダクタンス成分
を増大して目標値に整合する場合、そしてもう一つは、
まず直列インダクタンス成分を増大してコンダクタンス
Lを1/Roに合わせ、次いで並列キャパシタンス成分
を増大して目標値に整合する場合である。ここでは、こ
のうちどちらの手順により整合を行うかをインピーダン
スZLの特性値に基づいて決定する。前述したように本
実施形態においては、図6における領域AまたはCにあ
る場合には前者を、また領域BまたはDにある場合には
後者を選択する。
【0027】次に、インピーダンス可変要素の調整量を
算出する(可変要素調整量決定工程S14)。調整量の
算出は、インピーダンスZLの特性値に応じて行なう。
本実施形態では、制御部60は、抵抗分RLに基づいて
前述した式(17)〜(20)に基づいて調整量を算出
する。この工程S14は例えば以下のように行われる。
まず検出された特性値と調整目標値との差分を計算する
(目標値との差分の算出工程S14a)。本実施形態で
は、式(17)〜(20)に基づいて、インダクタンス
成分の差分量Lm1,Lm2、あるいはキャパシタンス成分
の差分量Cm1,Cm2を算出する。次に、この差分量と、
予め記憶部80に記憶された粗微調整判別の閾値とを比
較し(差分量判別工程S14b)、差分量が大きい場合
には粗調整と微調整との2段階に分けて行うこととし、
粗微調整判別の閾値より調整量が低い場合には、微調整
のみ行うこととする。次いで調整量を算出する(調整量
の算出工程S14c)。この工程S14cでは、調整量
を例えば差分量に応じた異なる式により算出する。例え
ば粗調整を行う場合には、制御部60は、差分量より所
定量分少ない量を実際の調整量とし、微調整を行う場合
には、算出した差分量を調整量とする。差分量が大きい
場合には、調整量に誤差が生じる場合がある。このた
め、差分量が大きい場合の調整量を差分量より少なく設
定することにより、調整誤差を吸収し、より精度よく調
整を行うことができる。また、前記所定量は、特性の種
別毎(例えばL,C毎)に、予め記憶部80に記憶され
ている。
【0028】次に、決定された調整量に基づいて可変要
素の調整を行う(可変要素の調整工程S15)。本実施
形態ではこの工程S15において、前記工程S14cで
算出した調整量の分だけ、直列インダクタンス成分ある
いは並列キャパシタンス成分を調整例えば増加する。次
にインピーダンス特性を検出し(インピーダンス特性検
出工程S16)、行った調整が微調整であった場合には
(調整種別判別工程S17)、この検出結果に基づいて
工程S12と同様の手法により更なる調整が必要か否か
を判断する(調整要否判断工程S18)。さらに調整が
必要である場合には工程S14を行い、不要であると判
断した場合には調整を終了する。なおここでさらに調整
が必要な場合とは、抵抗分あるいはコンダクタンスのう
ち片方即ち最初に行う調整しか行われていない場合、最
初の調整がまだ終了していない場合(即ち目標値との差
分量が整合判別閾値以内でない場合)等である。また工
程S17において、行った調整が粗調整である場合に
は、引き続き微調整を行うため工程S14に戻る。
【0029】前述したインピーダンス調整の一例につい
て、図6を用いて説明する。工程S11により検出され
たインピーダンスZLが、調整の必要な値であって(工
程S12)、スミスチャート上の領域AあるいはCにあ
る場合(Psa,Psc)には、先に並列キャパシタン
ス成分の増大を行い、次いで直列インダクタンス成分の
増大を行うよう、整合手順を決定する(工程S13)。
整合目標点Oとの差分量を算出し(工程S14a)、並
列キャパシタンス成分の差分量が粗微調整判別の閾値よ
り大きい場合には粗調整により調整を行うこととし(工
程S14b)、並列キャパシタンス成分の調整量が差分
量より所定量の分だけ少ない量として算出される(工程
S14c)。工程S15においては、まず算出された調
整量で並列キャパシタンス成分の粗調整が行われ(Pp
a,Ppc)、次いで微調整が行われる(Pra,Pr
c)。引き続き同様の手順により直列インダクタンス成
分の調整が行われ(工程S14〜S17)、特性値例え
ばVSWRが整合判別閾値内におさまった時点(Pt)
で整合を終了する。
【0030】また、インピーダンスZLがスミスチャー
ト上の領域BあるいはDにある場合(Psb,Psd)
にも、実施する工程自体は同じであるが、領域Aあるい
はCにある場合とは逆に、先に直列インダクタンス成分
の増大を行い(Pgb,Pgd)、次いで並列キャパシ
タンス成分の増大を行って整合をとる(Pt)。また、
点Psbに示すように、インピーダンス特性が目標値
(この場合はGL=1/Ro)に近く、算出した差分量が
粗微調整判別の閾値より低い場合には(Psb)、粗調
整は行われず、微調整のみが行われる。
【0031】なお、本発明は前述した実施の形態には限
られない。例えば、抵抗分検出回路とコンダクタンス検
出回路とを、統合した回路として構成することができ
る。図8にこの例を示す。この統合回路45は、伝送線
路100と接地との間にコンデンサC31,C32を直列に
接続してこれらの間の分圧Ev3を検出する電圧検出部を
備える。伝送線路100を1次巻線とするカレントトラ
ンスN32は、その一端側を分圧検出点に接続し、この他
端からは電圧E32Rが検出される。またカレントトラン
スN32に対して、二つの直列な抵抗R32GおよびR32R
並列に接続され、これら抵抗(R32G,R32R)間の電圧
32Gが検出される。一方、伝送線路100を1次巻線
とするカレントトランスN33は、一端側を接地されてい
る。またカレントトランスN33に対して、抵抗R33が並
列に接続され、一方が接地され、他方の端子から電圧E
33が検出される。このような構成の回路45において、
各要素は、 N32=N3332G=R3331/(C31+C32)=K31 ・・・ (21) R32/(N32・Ro)=K32 ・・・(22) とする。さらに、 R32G/(N32・Ro)=K32G ・・・ (23) R33/(N33・Ro)=K33 ・・・ (24) ここに、N32,N33:トランスN3233の各巻数(な
お、この巻数は必ずしも等しくする必要はないが、等し
くする方が製造上は好適である。)、R32G,R32R,R
32=R32R+R32G,R33:抵抗R32G,R32R,R32,R
33の各抵抗値、C31,C32:コンデンサC31,C32の各
容量値。図4の回路44および図5の回路43の各係数
の関係から K32=2K31 ・・・ (25) K33=K31/2=K32G ・・・ (26) となる。ここで、R32G=αR32とおくと、式(2
2),(23)より、 K32G=αR32/N32・Ro=α・K32 ・・・(27) 式(25),(26),および(27)より、 K31/2=K32G=α・K32=α・2K31 ・・・(28) したがって、 α=0.25とすることにより、式(2
5)および(26)を両立可能である。即ち、R32G
32Rとの抵抗値の比を1:3として、前述の式(2
5),(26)を満たすよう各回路要素を構成すること
により、 E31(EV3):伝送線路の信号電圧 E32R(EV3−EI3R):信号電圧とカレントトランス検
出電圧との差分電圧 E33(EI3G):カレントトランス検出電圧 E32G(EV3−EI3G):信号電圧とカレントトランス検
出電圧との差分電圧 とし、電圧E31およびE32Rより抵抗分RLを、電圧E33
およびE32GよりコンダクタンスGLを、それぞれ検出す
ることが可能となる。統合回路45は、信号電圧とカレ
ントトランスによる検出電圧との差分電圧を、一つのカ
レントトランスN31から、抵抗分とコンダクタンス分と
で異なる位置で検出する。これにより、カレントトラン
スを共用することが可能となり、システムをより小型に
かつ軽量に構成することができる。
【0032】また各回路構成は、電圧検出部を直列な抵
抗により構成する等、同一機能を果たす等価な回路構成
とすることができる。本実施形態では、コンダクタンス
検出回路または抵抗分は電圧値を制御部60へ出力し、
コンダクタンスあるいは抵抗分の算出を制御部60にお
いて行う構成であったが、これに限られるものではな
く、コンダクタンスあるいは抵抗分の検出回路に、これ
ら検出電圧を比較する比較器を備え、この比較結果を出
力するような回路構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗分あるいはコンダクタンスを検出することができる
ので、より迅速にかつ精度よくインピーダンスの整合を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる無線送信システム
の構成図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかるコンダクタンス検
出回路のブロック図である。
【図3】 本発明の実施形態にかかる抵抗分検出回路の
ブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態にかかるコンダクタンス検
出回路の一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態にかかる抵抗分検出回路の
一例を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態にかかるインピーダンス整
合方法の説明図(スミスチャート)である。
【図7】 本発明の実施形態にかかるインピーダンス整
合方法のフローチャートである。
【図8】 本発明の実施形態にかかるコンダクタンスお
よび抵抗分の検出を統合した回路の一例を示す図であ
る。
【図9】 従来の無線通信システムの概略構成図であ
る。
【図10】 従来のインピーダンス整合方法を示す説明
図(スミスチャート)である。
【符号の説明】
1 無線送信システム、43 抵抗分検出回路、44
コンダクタンス検出回路、51,52,53 インピー
ダンス可変要素、60 制御部、80 記憶部、441
電圧検出部、N22,N32 カレントトランス。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インピーダンス整合装置であって、 伝送線路の抵抗分を検出する抵抗検出回路と、 伝送線路のコンダクタンスを検出するコンダクタンス検
    出回路と、 伝送線路に設けられたインピーダンス可変要素と、 前記検出された抵抗分またはコンダクタンスに基づいて
    前記インピーダンス可変要素を調整する制御部と、 を有するインピーダンス整合装置。
  2. 【請求項2】 抵抗分およびコンダクタンスに応じたイ
    ンピーダンス整合手順を予め記憶する記憶部を有し、 前記制御部は、前記記憶部から前記検出した抵抗分また
    はコンダクタンスに応じた前記整合手順を読み出して可
    変要素を調整することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンピーダンス整合装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記検出した抵抗分また
    はコンダクタンスに基づいて前記インピーダンス可変要
    素の調整量を算出することを特徴とする請求項1または
    2に記載のインピーダンス整合装置。
  4. 【請求項4】 伝送線路の信号電圧を検出する電圧検出
    部と、 伝送線路の信号電流を電圧として検出するカレントトラ
    ンスと、を有し、 前記カレントトランスにおいて検出された電圧と、前記
    カレントトランスにおいて検出された電圧と信号電圧と
    の差分の電圧とからコンダクタンスを検出するインピー
    ダンス整合用コンダクタンス検出回路。
  5. 【請求項5】 さらに、信号電圧と、前記カレントトラ
    ンスにおいて検出された電圧と信号電圧との差分の電圧
    とから抵抗分を検出する請求項4に記載のインピーダン
    ス整合用コンダクタンス検出回路。
  6. 【請求項6】 インピーダンスの整合方法であって、 伝送線路の抵抗分を検出する工程と、 伝送線路のコンダクタンスを検出する工程と、 前記検出した抵抗分またはコンダクタンスに基づいてイ
    ンピーダンスを調整する工程と、 を有するインピーダンス整合方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記検出した抵抗分またはコン
    ダクタンスに基づいてインピーダンスの整合手順を決定
    する工程を有することを特徴とする請求項6に記載のイ
    ンピーダンス整合方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記検出した抵抗分またはコン
    ダクタンスに基づいてインピーダンスの調整量を決定す
    る工程を有することを特徴とする請求項6または7に記
    載のインピーダンス整合方法。
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