JP2001273417A - 求貨求車システム、情報処理システム、情報処理装置及びその制御方法、記憶媒体並びにプログラム - Google Patents

求貨求車システム、情報処理システム、情報処理装置及びその制御方法、記憶媒体並びにプログラム

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JP2001273417A
JP2001273417A JP2001012496A JP2001012496A JP2001273417A JP 2001273417 A JP2001273417 A JP 2001273417A JP 2001012496 A JP2001012496 A JP 2001012496A JP 2001012496 A JP2001012496 A JP 2001012496A JP 2001273417 A JP2001273417 A JP 2001273417A
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Makoto Seki
誠 関
Masanori Ito
正紀 伊藤
Hiroshi Ichikawa
拓 市川
Toshihiko Wada
俊彦 和田
Hiroshi Aki
浩 秋
Shingo Endo
慎吾 遠藤
Sumihisa Oda
純久 小田
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Canon Marketing Japan Inc
Original Assignee
KYUUSOO RYUTSU SYSTEM KK
Canon Marketing Japan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷主及び車主の希望に沿った荷物と空
車との最適な組み合わせが容易に可能で運搬車両の利用
効率を高めることができる求貨求車システム、これをコ
ンピュータにより実現する情報処理システム及びその情
報処理装置及びその制御方法、情報処理システムの情報
処理装置用制御プログラム及びその記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 通信回線を介して情報処理装置と端末
装置が接続された情報処理システムの情報処理装置であ
って、情報処理装置は、会員情報と求車情報と求貨情報
を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された求車情報
の特定案件の求車条件に合致する求貨情報を検索する第
一の検索手段と、記憶手段に記憶された求貨情報の特定
案件の求貨条件に合致する求車情報を検索する第二の検
索手段と、前記第一の検索手段と前記第二の検索手段に
より検索された条件に合致する求車情報とを端末装置で
表示させるための表示情報を生成する表示情報生成手段
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬車両の利用効
率を高めるため特にインターネットを介して不特定また
は特定多数の端末機から同時にアクセス可能な求貨求車
システム、情報処理装置、特にコンピュータにより求車
求貨システムを実現する情報処理システム及びその情報
処理装置及びその制御方法、情報処理システムの情報処
理装置用制御プログラム及びその記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】往路で荷物を運搬した運搬車両の復路が
空荷となることにより、総走行距離に対する貨物を搭載
して走行した距離、所謂実車率が低下する。これにより
運搬車両の利用率が低下し、運搬コストが高騰し、即ち
往路の荷物の運賃が高騰すると云う問題があった。ま
た、不必要に道路の交通量の増加し、環境衛生的にも好
ましくない。このような運搬車両の復路が空荷となるこ
とを防止するために、復路の荷物を運搬車両に斡旋する
求貨求車システムがある。
【0003】これは、仲介人が運搬条件(出発地、目的
地、運搬日時、運賃等)を考慮して荷主を車主に斡旋す
るものである。このとき、車主側は少しでも実車率が向
上すれば運搬コストが安くなることから、運賃は通常よ
りも低いのが常であり、これにより荷主にも利点が生じ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、特に生ものな
ど荷物によっては運搬時間に制限のあるものがあり、ま
た運搬車両も帰車後、次の運搬予定があるなど、早期に
最適な斡旋を行うことは求貨求車システムに於ける最重
要課題であるが、通常は仲介人が把握している荷物及び
空車の情報数は限られており、電話、ファクシミリ、通
信等で常に把握内容を更新したとしても必ずしも常に最
適な斡旋ができるものではない。逆に荷物及び空車の情
報数が多すぎる場合も情報を整理できず、同様に最適な
斡旋ができない。尚、荷主または車主が直接空車または
荷物を探す場合も考えられるが、一層現実的ではない。
【0005】一方、インターネットは公衆回線等を利用
して誰でも所望のサーバ等にアクセスでき、リアルタイ
ムにその情報を更新できることから各種情報交換に適し
ていることは公知であり、これを求貨求車システムに利
用することが考えられる。
【0006】しかしながら、単に仲介人がインターネッ
トを介して荷主及び車主から荷物及び空車の情報を収集
しても、上記同様必ずしも常に最適な斡旋ができないと
云う問題は解消されない。
【0007】一方、求貨求車は、仕事を出してお金を払
うのが荷主で、仕事を請け負ってお金をもらうのが車主
であるため、立場上は荷主が優位である。従って、この
ような仕組みを利用して運賃を決定する場合荷主の希望
する運賃が、運賃相場を決めてしまう恐れがある。しか
しながら、市場の需給関係を利用し、必ずしも荷主主導
の運賃相場にならないようにすることが望ましい。
【0008】求車求貨システム関連の従来技術として、
特開平11―96238公報がある。同公報は1.求車
情報を検索する端末が存在する地区が着地地区である求
車情報を検索できるようにしたり、2.同端末が存在す
る地区が発地地区である求車情報を検索できるようにし
ている。さらに、1.と2.の条件に該当する端末への
求車情報の公開時間に比べ、1.にも2.にも該当しな
い端末に対する求車情報の公開時間を一定時間遅らせる
ことにより、単なる早いもの勝ちを排除し、運送効率を
向上させることを目的とするものである。
【0009】また、特開2000―20872号公報で
は、求貨情報を入力し、入力した求貨情報に合致する求
車情報を検索して、求貨情報の条件に合致する求車情報
がない場合は、データベースに当該求貨情報を登録する
ことにより、検索のための情報入力と登録のための情報
入力の二度手間を防止する情報検索方法が紹介されてい
る。
【0010】しかし、前記特開平11―96238号公
報に紹介されている従来技術では、情報検索に使用する
端末の設置場所により求車情報の公開時間が異なってく
るため不都合が生じる。
【0011】例えば、多数の拠点を有する運送会社にお
いては、車両の本拠地である物流センターは各地区毎に
設置され、配車センターとは異なる地区に設置されてい
ることも多い。このような場合、大規模な運送会社は空
車の車両の着地や発地となる物流センターが存在する地
区と、検索端末のある配車センターが存在する地区とが
異なることが多いため、結果的に求車情報の取得が遅く
なってしまうことが多くなる。
【0012】また、例えば物流センター毎に検索端末が
ある場合であっても、物流センターからA地への運送予
定と、B地からC地への運送予定、C地から物流センタ
ーへの運送予定がある場合は、空車はA地からB地であ
り、物流センター所在地とは関係なくなり、同様に求車
情報の取得が遅くなる不都合が生じる。
【0013】これらの不都合は、検索条件に検索端末の
所在地を加味したために生じたものであり、端末の所在
地に関係なく最適な方法で求車情報と求貨情報をマッチ
ングさせる仕組が必要である。
【0014】また、前記特開2000―20872号公
報に紹介されている従来技術では、求貨情報の条件に合
致する求車情報がある場合は、データベースに当該求貨
情報が登録されないため、当該条件に合致する求車情報
への申し込みが成功し実際に契約が締結されない場合
は、結局別途登録入力を行う必要がある。1件の求車情
報に対して複数の申し込みがある場合は少なくないか
ら、求貨情報の条件に合致する求車情報がある場合に直
ちに登録不要とするのは妥当でない場合が少なくない。
1件の求車情報に対して複数の申し込みがある場合も含
め二重入力が不要で、最終的に最適な申し込みが合理的
方法で選択される仕組が必要である。
【0015】一方、インターネットは公衆回線等を利用
して誰でも所望のサーバ等にアクセスでき、リアルタイ
ムにその情報を更新できることから各種情報交換に適し
ていることは公知であり、これを求貨求車システムに利
用することが考えられる。しかし、インターネットを利
用した求車求貨システムにおいても以下のような課題が
ある。
【0016】1.インターネットは不特定多数の荷主や
運送業者(車主)がアクセスできるため、運送品質に問
題のある運送業者や、運送業者に頻繁にクレームをつ
け、クレームを理由に運送料の支払いを遅らせたり、運
送料を契約後に値切る等問題の多い荷主を見分ける仕組
が必要となっている。 2.一般に荷主は一定の日時までに、最も低廉な料金で
運送を引き受けてくれる運送業者を決めることを希望す
る。また、一般に運送業者は自社の所有する車両の空車
枠を一刻も早くなるべく高い運賃の運送契約で埋めるこ
とを希望する。この相反するニーズを調和させ最適な運
送契約を締結できるようにする仲介システムが必要であ
る。 3.一般に荷主は運送料は安い程良いが、荷物の種類に
よっては、到着時間や荷物の取り扱い等運送料以外の要
素が重要になる場合も少なくない。運送料のみならず、
これらの諸要素を加味して最適な運送契約の相手方を探
す仕組が必要である。また、優良な運送業者や荷主を優
遇することにより求車求貨サイトの信用を維持向上させ
る仕組も必要である。 4.単に求車情報や求貨情報を登録し、検索できるだけ
では、自己の条件に合う案件が登録されるまで、何度も
検索を行うか、自己に不利な条件に変えなければならな
い場合が多い。荷主が相場より高い運賃を提示したり、
車主が相場より安い運賃を提示することは稀だからであ
る。 5.上記2.の課題を解決する手段の一つとして、イン
ターネット上で競りを実行することが考えられる。しか
し、自己が競りを主催しても自分の満足できる条件の入
札があるとは限らない。このような事態を回避するた
め、自己がある案件について競りを主催しつつ、他の競
りに自己の案件で入札した場合、これら複数の競りを並
行したことによる矛盾が生じないようにする必要があ
る。 6.求車情報や求貨情報の登録に対して申し込みがあっ
た場合、仮契約→本契約のステップを経ることによりス
ムーズな運営が可能となるが、仮契約を解除した場合、
解除された相手方が、仮契約解除を知らないとトラブル
になるおそれがある。
【0017】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、上記各
問題点を解決または改善し、荷主及び車主双方の希望に
沿った荷物と空車との最適な組み合わせが容易に可能で
運搬車両の利用効率を高めることができる求貨求車シス
テム、該求車求貨システムを実現する情報処理システム
及びその情報処理装置及びその制御方法、情報処理シス
テムの情報処理装置用制御プログラムを提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の求貨求車システムは、以下の構成を備える。
即ち、インターネット及びその端末機を介して多数の荷
主及び/または車主が同時に参加可能であり、かつ入札
状況を随時更新可能な競り構造をなすことを特徴とす
る。このようにすれば、多数の参加者がリアルタイムに
求貨求車の競りに参加でき、情報量、即ち選択肢が増
え、荷物と空車との最適な組み合わせが可能となる。
【0019】また、参加している競りの状態が、その参
加人の端末機に逐次更新表示されることで、通常の競り
と同様に運賃が競りによって適正化される効果が一層向
上する。
【0020】また、荷主の主催する荷物に対する競り及
び車主の主催する空車に対する競りを並列に開催可能と
なっていることで、荷主または車主は、対象とする荷物
または空車を競りにかけると同時に他の競りに参加で
き、一層選択肢が増える。
【0021】また、主催している競り及び参加している
競りの状態をインターネットの端末機に一元表示可能と
することで、選択容易性が向上する。
【0022】また、競り構造が、各参加人の端末機に、
該参加人の入札金額がその入札時に落札可能な金額か否
かを表示し、かつ他の参加人の入札状態は表示しないよ
うになっていることで、例えば他の参加人の動向を伺い
つつ入札終了間際に入札する等、単に競り落とすための
技法による競りの参加による市場原理にそぐわない運賃
の非適正化防止できる。また、過剰な価格競争を防止
し、市場を安定化することができる。
【0023】また、入札された各参加者の入札内容を記
憶する手段と、予め設定された条件を満たし、かつ入札
された各参加者の入札内容を比較して主催者に最も有利
な入札内容の参加者と前記主催者とを仮契約状態とする
処理を入札終了時間まで自動的に逐次行う手段とを有す
ることで、荷主及び車主双方の希望に沿った荷物と空車
との最適な組み合わせを自動的に行うことができる。
【0024】上記目的を達成するために、本発明の情報
処理システムは、以下の構成を備える。即ち、通信回線
を介して情報処理装置と端末装置とが接続された情報処
理システムであって、前記端末装置は、会員情報と求車
情報と求貨情報を入力する入力手段と、前記入力手段に
より入力された会員情報と求車情報と求貨情報を送信す
る送信手段と、前記情報処理装置が生成し通信回線を介
して受信した表示情報を表示する表示手段とを備え、前
記情報処理装置は、前記会員情報と前記求車情報と前記
求貨情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された前記求車情報の特定案件の求車条件に合致する求
貨情報を検索する第一の検索手段と、前記記憶手段に記
憶された前記求貨情報の特定案件の求貨条件に合致する
求車情報を検索する第二の検索手段と、前記第一の検索
手段によって検索された条件に合致する求貨情報と前記
第二の検索手段によって検索された条件に合致する求車
情報とを前記端末装置で表示させるための前記表示情報
を生成する表示情報生成手段とを備え、前記求車情報及
び前記求貨情報は、少なくとも出発地と到着地と運賃額
を含むことを特徴とする。
【0025】また、好ましくは、前記情報処理システム
において、前記端末装置は、前記求車情報の特定案件の
求車条件に合致する求貨情報の運賃額と、前記求貨情報
の特定案件の求貨条件に合致する求車情報の運賃額を逐
次更新入力する競り情報入力手段を更に備え、前記情報
処理装置は、前記端末装置において入力され通信回線を
介して前記情報処理装置に送信された前記求車情報の特
定案件及び該特定案件の求車条件に合致する前記求貨情
報を記憶する第一の競り入札記憶手段と、前記第一の競
り入札記憶手段により記憶された前記求貨情報のうち運
賃額が最低額である求貨情報を選択する第一の競り実行
手段と、前記端末装置において入力され通信回線を介し
て前記情報処理装置に送信された前記求貨情報の特定案
件及び該特定案件の求貨条件に合致する前記求車情報を
記憶する第二の競り入札記憶手段と、前記第二の競り入
札記憶手段により記憶された前記求車情報のうち運賃額
が最高額である求車情報を選択する第二の競り実行手段
とを更に備え、前記表示情報生成手段は、前記端末装置
で前記第一の競り情報と前記第二の競り情報とを逐次更
新表示するための表示情報を生成するようになっている
と良い。
【0026】上記目的を達成するために、本発明の情報
処理装置は、以下の構成を備える。即ち、通信回線を介
して情報処理装置と端末装置とが接続された情報処理シ
ステムの情報処理装置であって、会員情報と求車情報と
求貨情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記求車情報の特定案件の求車条件に合致する求貨
情報を検索する第一の検索手段と、前記記憶手段に記憶
された前記求貨情報の特定案件の求貨条件に合致する求
車情報を検索する第二の検索手段と、前記第一の検索手
段によって検索された条件に合致する求貨情報と前記第
二の検索手段によって検索された条件に合致する求車情
報とを前記端末装置で表示させるための表示情報を生成
する表示情報生成手段とを備え、前記求車情報及び前記
求貨情報は、少なくとも出発地と到着地と運賃額を含む
ことを特徴とする。
【0027】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
前記端末装置において入力され通信回線を介して前記情
報処理装置に送信された前記求車情報の特定案件及び該
特定案件の求車条件に合致する前記求貨情報を記憶する
第一の競り入札記憶手段と、前記第一の競り入札記憶手
段により記憶された前記求貨情報のうち運賃額が最低額
である求貨情報を選択する第一の競り実行手段と、前記
端末装置において入力され通信回線を介して前記情報処
理装置に送信された前記求貨情報の特定案件及び該特定
案件の求貨条件に合致する前記求車情報を記憶する第二
の競り入札記憶手段と、前記第二の競り入札記憶手段に
より記憶された前記求車情報のうち運賃額が最高額であ
る求車情報を選択する第二の競り実行手段とを更に備
え、前記表示情報生成手段は、前記端末装置で前記第一
の競り情報と前記第二の競り情報を逐次更新表示するた
めの表示情報を生成するようになっていると良い。
【0028】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
求車情報の特定案件を、競り情報として前記第一の競り
入札記憶手段に記憶し、該特定案件の求車情報を入札情
報として前記第二の競り入札記憶手段にも記憶した場合
において、前記第一の競り入札記憶手段に記憶された運
賃額の最低額よりも、前記第二の競り入札記憶手段に記
憶された前記入札情報としての求車情報の運賃額が少な
く、かつ当該入札情報としての求車情報が落札となった
場合には、当該落札となった入札情報としての求車情報
に対応する求貨情報及びその運賃額を前記第一の競り入
札記憶手段に落札情報として記憶する共に、前記第一の
競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最低額よりも、
前記第二の競り入札記憶手段に記憶された前記入札情報
としての求車情報の運賃額が高いか等しく、かつ当該入
札情報としての求車情報が落札となった場合には、当該
落札となった入札情報としての求車情報に対応する求貨
情報を撤回する第一の競り連携手段を更に備えると良
い。
【0029】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
求貨情報の特定案件を、競り情報として前記第二の競り
入札記憶手段に記憶し、該特定案件の求貨情報を入札情
報として前記第一の競り入札記憶手段にも記憶した場合
において、前記第二の競り入札記憶手段に記憶された運
賃額の最高額よりも、前記第一の競り入札記憶手段に記
憶された前記入札情報としての求貨情報の運賃額が高
く、かつ当該入札情報としての求貨情報が落札となった
場合には、当該落札となった入札情報としての求貨情報
に対応する求車情報及びその運賃額を前記第二の競り入
札記憶手段に落札情報として記憶すると共に、前記第二
の競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最高額より
も、前記第一の競り入札記憶手段に記憶された前記入札
情報としての求貨情報の運賃額が安いかまたは等しく、
かつ当該入札情報としての求貨情報が落札となった場合
には、当該落札となった入札情報としての求貨情報に対
応する求車情報を撤回する第二の競り連携手段を更に備
えると良い。
【0030】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
荷主が車主の格付情報を入力し車主が荷主の格付情報を
入力する格付情報登録手段と、前記端末装置で前記入力
された格付情報に基づいて格付決定する格付生成手段と
を更に備え、前記表示情報生成手段は、決定した格付を
表示するための表示情報を生成するようになっていると
良い。
【0031】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
前記格付に基づき、格付の高い荷主には格付の低い荷主
よりも早く求前記荷情報を検索可能とし、格付の高い車
主には格付の低い車主よりも早く前記求車情報を検索可
能とする検索可能時間変更手段を更に備えると良い。
【0032】また、好ましくは、前記情報処理装置に於
ける前記車主の格付情報は、事故率と苦情件数とにより
決定される係数及び/または加算額からなり、前記運賃
額は、入札された運賃額に、前記係数を乗じて及び/ま
たは前記加算額を加算して算出するようになっていると
良い。
【0033】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
前記第一の検索手段によって検索された条件に合致する
求貨情報を荷主に通知し、前記第二の検索手段によって
検索された条件に合致する求車情報を車主に通知する通
知手段を更に備えると良い。
【0034】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
荷主が車主の格付情報を入力し車主が荷主の格付情報を
入力する格付情報登録手段と、前記端末装置で入力され
た前記格付情報に基づいて格付を決定する格付生成手段
と、前記格付に基づき、格付の高い荷主には格付の低い
荷主よりも早く前記条件にあった求前記荷情報を通知
し、格付の高い車主には格付の低い車主よりも早く前記
条件にあった求車情報を通知する通知時間変更手段とを
更に備えると良い。
【0035】また、好ましくは、前記情報処理装置は、
前記通知手段は、仮契約が解除された場合に仮契約の被
解除者に仮契約の解除を通知すると良い。
【0036】また、好ましくは、前記情報処理装置の前
記通知手段は、電子メールにより通知を行うようになっ
ていると良い。
【0037】また、好ましくは、前記情報処理装置の前
記第一の検索手段と第二の検索手段は、検索条件として
出発地と空車地の合致範囲と、降地と希望行先の合致範
囲を個別に設定できるようになっていると良い。
【0038】また、好ましくは、前記合致範囲は少なく
とも都道府県単位と市区町村単位のうちいずれか一つを
設定するようになっていると良い。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0040】図1は、本発明の主に請求項1〜請求項6
に基づく第一実施形態に於ける求貨求車システムの構成
を示す概念的な図である。本システムは、インターネッ
トに公衆回線等を介して接続される求貨求車システムサ
ーバ1と同じくインターネットに公衆回線等を介して接
続される多数の端末機11とから構成されている。各端
末機11は、サーバ1にwebサーバ(図示せず)を介
してこれとリンクする求貨求車システムサーバ1にアク
セス可能なブラウザ機能を有するコンピュータであれ
ば、専用機であっても他の処理を行い得る汎用機であっ
ても良い。但し、実際には取引の信用性を確保するため
に後記する参加人データベースに信用情報を登録し、例
えばパスワード、ID等を取得することでサーバ1にア
クセス、または競りに参加できるようにすると良い。
【0041】図2は求貨求車システムサーバ1の構成を
示す。このサーバ1は入出力部2を介して外部、即ちイ
ンターネットを介して各端末機11との間でデータを送
受信し得るようになっており、各端末機11から入力さ
れた内容が、必要に応じて処理部3にて処理され、記憶
部4に記憶される。また、逆に記憶部4に記憶された内
容が処理部3にて処理され、各端末機11に送信され
る。
【0042】処理部3は、記憶部4または他の記憶手段
(媒体)に記憶されたプログラムを実行するCPUであ
って良く、後記する会員情報の管理、競り対象データの
入力時のチェック、入札データの入力時のチェック、競
り対象データとこれに対応する入札データとの比較、同
一対象に対する入札データ同士の比較等を行うものであ
る。
【0043】また、記憶部4には会員データベース4
a、荷物データベース4b、空車データベース4cが構
築されている。会員データベース4aの各レコードは荷
物データベース4bまたは空車データベース4cの各レ
コードにリンクしており、1つの会員が別々の複数の荷
物を運びたい場合、または1つの会員が復路便の荷物を
探している複数台の空車を有している場合に対応してい
る。会員データベース4aのフィールドとしては、名
前、住所、連絡先、主取引先、過去にトラブルがあった
か、即ちクレーム履歴等の公開情報の他に各種信用情
報、会員ID等がある。荷物データベース4bのフィー
ルドとしては、商品名、積地、積日、降地、降日、重
量、所有会員(例えばID)等を必須項目(空白を禁止
するフィールド)、積込条件(パレット、平積み等)、
荷降条件、指定車種等をオプション項目とする公開情報
の他、入札終了時間(寄付希望時間)、荷物ID、各種
状態を表すフラグ、更に入札する際の入札運賃、非公開
情報としての希望運賃等がある。空車データベース4c
のフィールドとしては、空車地、空車日、希望行先、車
種、積載量、所有会員(例えばID)等を必須項目(空
白を禁止するフィールド)、運転手名、車番、携帯電
話、空車時刻、養生等をオプション項目とする公開情報
の他、入札終了時間(寄付希望時間)、車両ID、各種
状態を表すフラグ、更に入札する際の入札運賃、非公開
情報としての希望運賃等がある。尚、云うまでもなく、
記憶部4にはアクセスログ、競りの履歴等も記憶する
が、通常のサーバ運営上の管理項目等であるので、その
詳細な説明を省略する。
【0044】以下に、本求貨求車システムに於ける処理
の流れについて説明する。本システムでは1つまたは2
つ以上の荷主の主催する荷物に対する競りと、同じく1
つまたは2つ以上の車主の主催する空車に対する競りを
並列に開催可能となっている。また、1つの荷物または
1つの空車を登録することで、それを競り対象とする競
りを開催するものとし、競りに開催すると同時にその登
録したIDで他の1つまたは2つ以上の競りに参加(入
札)することが可能となっている。
【0045】尚、以下の説明では、会員登録は予め行わ
れているものとし、サーバの運営は例えば固定会費、競
りの参加費、開催費またはサーバアクセス時間に応じた
課金等を設定することにより行われているものとする。
また、例えば保証金を集めておき、契約違反や明らかな
競りの妨害等のクレーム発生時に賠償金等に充当するよ
うにしておけば、システムの信頼性が向上する。
【0046】まず、図3のステップ1に示すように、或
る端末機11のブラウザの画面から図4または図5に示
すように荷物または空車を登録する旨の入力があった
ら、ステップ2、3に進み、これを荷物データベース4
bまたは空車データベース4cに登録する。すると図6
または図7に示すような荷物情報一覧または空車情報一
覧に掲載され、これを見た車主または荷主が入札可能時
間に入札することができるようになる。そして、ステッ
プ4では入札可能時間か否か、ステップ5ではこの登録
に関し、契約が締結されたか否かが判断される。また、
ステップ6では入札の有無を確認する。そして、入札終
了時刻となった場合または契約が締結された場合、この
ルーチンを終了し、そうでない場合には入札を待つ。
尚、図29のフローには記載していないが、何らかの事
情で荷物または空車データが削除された場合もこのルー
チンを終了する。
【0047】ステップ6にて入札が確認されたら、ステ
ップ7にて積地と空車地、積日及び降日と空車日、降地
と希望行先、重量と積載量の条件を比較し、これら諸条
件を満足するか否かをチェックする。ここで、入札する
側は入札時に荷物または空車を登録することもできる。
例えば積地と空車地とが著しく異なる、重量が積載量を
越える等、諸条件を満足しない場合、ステップ8にてエ
ラー処理し、入札した側にその旨表示し、ステップ4に
戻り、再度入札を待つ。また、諸条件を満足する場合、
ステップ9に進み、状態フラグの1つである未契約フラ
グの有無、即ち仮契約の有無を確認する。ここで、仮契
約とは競りの主催した側の希望運賃を満たし、かつ最も
主催側に有利な運賃で入札した場合に自動的に設定され
るものであり、例えば入札した側の状態フラグの1つで
ある仮契約フラグをたてることで設定される。また、未
契約フラグとは主催側に登録時に設定され、主催側の希
望運賃を満たす入札がない場合、即ち仮契約フラグがた
っていない場合に常にたっているフラグである。
【0048】ステップ9で未契約フラグがたっている
(有る)場合、ステップ10に進み、主催側の希望運賃
と今回入札された入札データの希望運賃とを比較し、今
回入札された入札データの希望運賃が主催側の希望運賃
を満たしている場合、ステップ11、12にて未契約フ
ラグを解除して今回入札データに仮契約フラグをたて、
そうでない場合、未契約フラグをたてたままとし、ステ
ップ4に戻る。また、ステップ9にて未契約フラグがた
っていない(無い)場合、ステップ13にて仮契約フラ
グのたっている入札データの希望運賃と今回入札された
入札データの希望運賃とを比較し、今回入札された入札
データの希望運賃の方が主催側に有利であれば、ステッ
プ12に進み、今回入札された入札データに仮契約フラ
グをたて、そうでない場合にはそのままステップ4に戻
る。
【0049】ここで、ステップ1で荷物を登録した場合
には、主催側の希望運賃よりも今回入札された入札デー
タの希望運賃の方が安いことがステップ10の希望運賃
を満たすことであり、仮契約フラグのたっている入札デ
ータの希望運賃よりも今回入札された入札データの希望
運賃の方が安いことが主催側に有利であるということに
なる。また、ステップ1で空車を登録した場合には主催
側の希望運賃よりも今回入札された入札データの希望運
賃の方が高いことがステップ10の希望運賃を満たすこ
とであり、仮契約フラグのたっている入札データの希望
運賃よりも今回入札された入札データの希望運賃の方が
高いことが主催側に有利であるということになる。この
ように比較式を変えるのみで荷物を競り対象とする競り
も空車を競り対象とする競りも同様なルーチンで行うこ
とができ、処理の簡素化を図ることができると共にプロ
グラムの共有化・小容量化が可能となっている。
【0050】尚、フローチャートには記載していない
が、ステップ3にて入札終了時刻となった場合、3つの
状態が考えられる。仮契約フラグがたっている状態、入
札はあったが未契約フラグがたったままの状態、そして
入札が一件もない状態である。まず、仮契約フラグがた
っている状態で入札終了時刻となった場合と、入札はあ
ったが未契約フラグがたったままの状態で入札終了時刻
となった場合、所定時間、状態フラグの1つとしての選
定中フラグを主催側及び入札した側の全てのデータにた
て、主催側にて選定作業が行われ、その結果に応じて契
約確定、入札終了時刻の延長及び競りの終了が選択され
ることとなる。また、入札が一件もない状態で入札終了
時刻となった場合、主催側にて入札終了時刻の延長及び
競りの終了が選択されることとなる。
【0051】次に、会員の荷主が或る荷物を載せる空車
を、競りを主催して探す場合及びその競りに会員の車主
が或る空車に載せる荷物を探すべく参加(入札)するケ
ース(ケース1)、会員の車主が或る空車に載せる荷物
を、競りを主催して探す場合及びその競りに会員の荷主
が或る荷物を載せる空車を探すべく参加(入札)するケ
ース(ケース2)について具体的に説明する。
【0052】ケース1 まず、図8のステップ21に示すように、荷主が端末機
11から求貨求車システムサーバ1にログインし、例え
ば図示されないメニュー画面から図4の画面を表示さ
せ、運びたい荷物に関するデータを入力する。その内容
は上記したように、商品名、積地、積日、降地、降地、
商品重量、積込条件、寄付希望時間、希望運賃等であ
る。これがサーバ1の記憶部4の荷物データベース4b
に登録され、図6に示すような画面で荷主の希望運賃以
外のデータが公開され、入札開始時刻以降、車主からの
入札が可能となる。この一覧は所望の項目(フィール
ド)でソートできる。
【0053】その後、荷主は常に入札状況を図9に示す
ような画面で確認することができる(ステップ22)。
この画面では、荷主の登録した荷物の一覧を画面上部に
表示し、その1つをマウス等のポインティングデバイス
でチェックまたはクリックして選択することにより画面
下部にその荷物に対する入札状況が一覧表示されるよう
になっている。入札状況の左端の状態フラグが「受」と
なっているのは入札されていることを示す。ここに
「指」があればそれは自らが入札したものであることを
示す。これについては後述する。この一覧も所望の項目
(フィールド)でソートできる。また、一覧の中で最も
荷主に有利な条件のものを別の色で表示、または点滅さ
せるなどしてその選択を容易にしても良い。
【0054】荷主は、図9に示す画面で画面下部に表示
された空車データの特定のデータを選択することによ
り、その車の詳細なデータとその車を所有する車主のデ
ータを参照することができる。クレーム履歴等も表示さ
れる(図10、ステップ23)。荷主は、入札内容によ
っては一覧の中から特定の空車データが現在も登録され
ているか否かを確認するべく図10の画面右下部の「問
合せ」ボタンをクリックする(ステップ24、25)。
問合せボタンをクリックすると、現在その空車が存在し
ているか否か、即ち、既に他の荷物との契約が成立した
り、何らかの理由で登録が削除されていないか否かを確
認することができる(ステップ26)。尚、実際には、
各画面の内容を定期的に自動更新するようにしておけ
ば、ステップ26の問い合わせ作業は不要である。そし
て、現在その空車が存在していなければ、図11に示す
ようなメッセージを表示し、ステップ22に戻る。ま
た、現在その空車が存在していれば、図12に示すよう
なメッセージを表示する。そして、荷主が車主に連絡を
取り、意志を確認して正規の契約を交わす(ステップ2
7、28)。その後、荷主及び車主は契約を交わした荷
物データ及び空車データに対して図示されない画面から
「確定」ボタン等をクリックすることで、その旨サーバ
1に伝えることにより、契約された両データに同じく状
態フラグとしての確定フラグがたち、図6、図7の一覧
から消去される(ステップ29)。確定フラグのたった
データは所定時間経過後消去されることとなる。また他
のデータには契約不成立であった旨のフラグがたつ。そ
の後、その経緯はログ情報として記憶部4に記憶され
る。実際には上記「確定」ボタン等をクリックすること
でそのデータの他の競りへの入札等を自動的に削除する
ように設定しておけば入力の手間が軽減される。
【0055】車主が上記荷物データに入札するには、ま
ず、図13のステップ31にて図示されない検索画面か
ら、積日、積地、降日、降地等の条件を指定して検索
し、または検索せずに図6の荷物一覧画面を表示させ
る。ここで、「未」とは仮契約されておらず、即ち未契
約フラグが設定されたままであり、「仮契」とは既に荷
主希望運賃以下の金額で入札があり、仮契約されている
ことを示す。この一覧で条件を満たす荷物データがあっ
たら、そのデータを選択することにより図14に示す画
面を表示させる(ステップ32)。この画面は、上部に
入札しようとするデータを表示し、下部に車主の登録し
た空車データが一覧表示される画面である。この中で入
札したい空車データを選択することにより、または「別
の空車を登録する」ボタンをクリックして図5に示す画
面を表示させて空車データ(項目は空車地、空車日、希
望行先、車種、積載量、養生等)を新規に登録する(ス
テップ34)ことにより図15に示すような入札画面が
表示される。この空車データはサーバ1の記憶部4の空
車データベース4bに登録され、これにより後述の車主
主催の空車の競りも同時に開催されることとなる。
【0056】入札画面では入札運賃を入力し、「入札」
ボタンをクリックする(ステップ35)。その荷物に主
催側の希望運賃以下の金額の入札がない場合(ステップ
36)、主催側の希望運賃と今回の入札運賃とが比較さ
れ(ステップ37)、その入札金額が、主催側の希望運
賃以下であった場合、即座に空車データ側の仮契約フラ
グがたつと共に荷物データ側の未契約フラグが解除され
る。そして、仮契約状態となったことを表示するべく図
15の入札金額の部分が例えば緑表示され、入札が確定
する(ステップ38〜40)。これ以降、車主はこの金
額よりも高い入札はできないようになっている。これに
より、単に荷主の希望運賃や他の入札金額を知ることの
みを目的とする入札を防止している。
【0057】ステップ37にて入札金額が、主催側の希
望運賃よりも高かった場合、図15の入札金額の部分が
例えば赤表示される(ステップ41)。このように入札
金額の表示色で落札可能か否かを表示し、荷主の希望運
賃、他の入札金額等は表示しないようになっている。こ
れによっても、単に荷主の希望運賃や他の入札金額を知
ることのみを目的とする入札を防止している。
【0058】図15の入札金額の部分が例えば赤表示さ
れると共に再度金額を入力可能となり、かつ「入札」ボ
タン以外に「入札確定」ボタンが表示される(図1
6)。そして車主は不利な条件のまま入札を確定する
か、再度金額を入力してステップ35〜37を繰り返し
て図15の入札金額の部分が緑表示にする、即ち仮契約
を試みるかを選択する(ステップ42)。ここで、車主
は不利な条件のまま入札を確定しても、例えば他の入札
データが削除されたり、荷主が金額以外の条件を考慮し
て契約を望んでくることも考えられるため、必ずしも契
約の可能性がないわけではない。そして、車主が不利な
条件のまま「入札確定」ボタンをクリックしたらその入
札を確定する。
【0059】一方、ステップ36にて、入札した荷物
に、既に主催側の希望運賃以下の金額の入札があった場
合、即ち仮契約されている場合、その空車データが現在
も登録されているか否かがサーバ1側でチェックされ
(ステップ43)、登録が削除されている場合、主催側
の希望運賃以下の金額の入札が別にあればこの別の入札
を仮契約に変更し、なければステップ44にて未契約フ
ラグを再設定してステップ37にシフトする。仮契約し
た空車データが現在も存在している場合、この仮契約の
入札金額と今回の入札運賃とが比較され(ステップ4
5)、今回の入札金額の方が低かった場合、即座にこの
入札の空車データに仮契約フラグがたつと共に今まで仮
契約だった入札データの仮契約フラグが解除される。そ
して、仮契約状態となったことを表示するべく図15の
入札金額の部分が例えば緑表示され、入札が確定する
(ステップ39、40)。ステップ45にて今回の入札
金額が仮契約の入札金額以上だった場合、ステップ41
に進み、再入力または入札確定を選択することとなる。
その後の流れは図8の通りである。
【0060】尚、例えば仮契約フラグのたったデータが
削除された場合には自動的に次候補を検索し、仮契約フ
ラグを別のデータにたてる、または未契約フラグを再設
定するようにしておけば、ステップ43及び44の作業
は不要である。
【0061】フローチャートには記載していないが、契
約が成立することなく入札終了時刻となった場合、ま
ず、仮契約フラグがたっている状態で入札終了時刻とな
った場合、所定時間、状態フラグの1つとしての選定中
フラグが主催側及び入札した側の全てのデータにたつ。
すると、図6、図7等の左端の表示に「選定」等の表示
がされ、参加した全ての者に、「この競りは入札を終了
したが契約はなされておらず、選定中である」旨分かる
ようになる。そして、主催側に例えば「確定」、「再入
力」、「終了」ボタンが表示された画面が表示される。
また仮契約の相手側にも同様にこの「確定」、「終了」
ボタンが表示された画面が表示される。この「確定」ボ
タンとは、契約がなされたときに契約者双方がクリック
するボタンである。また、「再入力」ボタンとは、主催
側が必要に応じて希望運賃を変更し、入札終了時刻を延
長するためのボタンである。また、「終了」ボタンと
は、主催側にとっては契約を行わず、登録を削除するボ
タンであり、仮契約の相手側にとっては契約を行わない
意思表示のボタンである。そして、主催側及び仮契約の
相手が「確定」ボタンをクリックした場合、契約された
両データに状態フラグとしての確定フラグがたち、他の
データには契約不成立であった旨のフラグがたつ。その
後、その経緯はログ情報として記憶部4に記憶される。
また、主催側が「再入力」ボタンをクリックした場合、
必要に応じて希望運賃を変更し、入札終了時刻を延長す
ることができる。更に、主催側が「終了」ボタンをクリ
ックした場合、主催側のデータが削除される。それに伴
い各入札データも削除される。但し、いずれの場合もそ
の経緯はログ情報として記憶部4に記憶される。これ
は、いたずらに競りを開催し、「終了」させる行為を監
視するためである。
【0062】また、入札はあったが未契約フラグがたっ
たままの状態で入札終了時刻となった場合、上記同様に
所定時間、選定中フラグが主催側及び入札した側の全て
のデータにたつ。そして主催側に例えば「確定」、「再
入力」、「終了」ボタンが表示された画面が表示され
る。主催側が特定の入札に対して契約の意志がある場
合、その旨連絡し、その入札した相手も「確定」、「終
了」ボタンが表示された画面を表示し、双方が「確定」
ボタンをクリックすることで、契約された両データに状
態フラグとしての確定フラグがたち、他のデータには契
約不成立であった旨のフラグがたつ。その後、その経緯
はログ情報として記憶部4に記憶される。また、主催側
が「再入力」ボタンをクリックした場合及び「終了」ボ
タンをクリックした場合は上記同様である。
【0063】上記いずれの場合も選定時間中、主催側か
ら何の入力もない場合、競り続行の意志がないと判断さ
れ、「終了」ボタンをクリックした場合と同様な処理が
なされる。
【0064】更に、入札が一件もない状態で入札終了時
刻となった場合、主催側に例えば「再入力」、「終了」
ボタンが表示された画面が表示され、主催側はそのいず
れかを選択することとなる。
【0065】ケース2 このケースはケース1の荷主(荷物)と車主(空車)を
取り替えたケースであり、基本的な流れは図8及び図1
3と同様であり、比較式等が一部異なるのみであるので
同様な部分についての詳細な説明は省略する。まず、図
8に対応する図17のステップ51に示すように、車主
が図5の画面を表示させ、空車データを入力する。これ
がサーバ1の記憶部4の空車データベース4bに登録さ
れ、図7に示すような画面で車主の希望運賃以外のデー
タが公開され、入札開始時刻以降、荷主からの入札が可
能となる。
【0066】その後、荷主は常に入札状況を図18、図
19に示すような画面で確認することができる(ステッ
プ52)。この画面では、車主の登録した空車の一覧を
表示し、その1つを選択することにより画面下部にその
空車に対する入札状況が図19に示すように一覧表示さ
れるようになっている。入札状況の左端の状態フラグが
「受」となっているのは入札されていることを示す。ま
た、「指」となっているものはケース1のように自らが
入札したものである。
【0067】車主は、図19に示す画面で画面下部に表
示された荷物データの特定のデータを選択することによ
り、その荷物の詳細なデータとその荷物を所有する荷主
のデータを参照することができる。特記事項等も表示さ
れる(図20、ステップ53)。車主は、入札内容によ
っては(ステップ54、55)一覧の中から特定の荷物
データが現在も登録されているか否かを確認するべく図
20の画面右下部の「問合せ」ボタンをクリックする
(ステップ56)。そして、現在その荷物が存在してい
なければ、図21に示すようなメッセージを表示し、ス
テップ52に戻る。また、現在その荷物が存在していれ
ば、図22に示すようなメッセージを表示する。そし
て、車主が荷主に連絡を取り、意志を確認して正規の契
約を交わす(ステップ57、58)。その後、車主及び
荷主は契約を交わした空車データ及び荷物データに対し
て図示されない画面から「確定」ボタン等をクリックす
ることで、その旨サーバ1に伝えることにより、契約さ
れた両データに状態フラグとしての確定フラグがたち、
図6、図7の一覧から消去される(ステップ59)。確
定フラグのたったデータは所定時間経過後消去されるこ
ととなる。また他のデータには契約不成立であった旨の
フラグがたつ。その後、その経緯はログ情報として記憶
部4に記憶される。実際には上記「確定」ボタン等をク
リックすることでそのデータの他の競りへの入札等を自
動的に削除するように設定しておけば入力の手間が軽減
される。
【0068】荷主が上記空車データに入札するには、ま
ず、図23のステップ61にて図示されない検索画面か
ら、空車日、空車地、希望行先等の条件を指定して検索
し、または検索せずに図7の空車一覧画面を表示させ
る。そして、この一覧で条件を満たす空車データがあっ
たら、そのデータを選択することにより図24に示す画
面を表示させる(ステップ62)。この画面は、上部に
入札しようとするデータを表示し、下部に荷主の登録し
た荷物データが一覧表示される画面である。この中で入
札したい荷物データを選択することにより、または「別
の荷物を登録する」ボタンをクリックして図4に示す画
面を表示させて荷物データを新規に登録する(ステップ
64)ことにより図25に示すような入札画面が表示さ
れる。
【0069】入札画面では入札運賃を入力し、「入札」
ボタンをクリックする(ステップ65)。その空車に主
催側の希望運賃以上の金額の入札がない場合(ステップ
66)、主催側の希望運賃と今回の入札運賃とが比較さ
れ(ステップ67)、その入札金額が、主催側の希望運
賃以上であった場合、即座に荷物データ側の仮契約フラ
グがたつと共に空車データ側の未契約フラグが解除され
る。そして、仮契約状態となったことを表示するべく図
25の入札金額の部分が例えば緑表示され、入札が確定
する(ステップ68〜70)。これ以降、荷主はこの金
額よりも低い入札はできないようになっている。
【0070】ステップ67にて入札金額が、主催側の希
望運賃よりも低かった場合、図25の入札金額の部分が
例えば赤表示される(ステップ71)。これと同時に図
25の再度入札金額を入力可能となり、かつ「入札」ボ
タン以外に「入札確定」ボタンが表示される(図2
6)。そして荷主は不利な条件のまま入札を確定する
か、再度金額を入力するかを選択する(ステップ4
2)。そして、不利な条件のまま「入札確定」ボタンを
クリックしたらその入札を確定する。
【0071】一方、ステップ66にて、入札した空車
に、既に主催側の希望運賃以上の金額の入札があった場
合、即ち仮契約されている場合、その荷物データが現在
も登録されているか否かがサーバ1側でチェックされ
(ステップ73)、登録が削除されている場合、主催側
の希望運賃以上の金額の入札が別にあればこの別の入札
を仮契約に変更し、なければステップ74にて未契約フ
ラグを再設定してステップ67にシフトする。仮契約し
た荷物データが現在も存在している場合、この仮契約の
入札金額と今回の入札運賃とが比較され(ステップ7
5)、今回の入札金額の方が高かった場合、即座にこの
入札した荷物データに仮契約フラグがたつと共に今まで
仮契約だった入札データの仮契約フラグが解除される。
そして、仮契約状態となったことを表示するべく図25
の入札金額の部分が例えば緑表示され、入札が確定する
(ステップ69、70)。ステップ75にて今回の入札
金額が仮契約の入札金額以下だった場合、ステップ77
に進み、再入力または入札確定を選択することとなる。
その後の流れは図17の通りである。
【0072】尚、契約が成立することなく入札終了時刻
となった場合の流れはケース1と同様であるのでその説
明を省略する。
【0073】一部上記したように、荷主または車主は、
自ら競りを主催するのと並行して他の競りに入札しても
良い。図9または図19に示すように、入札されたもの
と入札したものとを同じ表に一覧表示し、一元管理可能
とすることで、その判断が容易になる。
【0074】図27は本発明の主に請求項7〜請求項2
8に基づく第二の実施形態におけるシステム構成を示す
図である。図28は本発明の第二の実施形態における情
報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【0075】図28においてCPU21、RAM22、
ROM23、LANアダプタ24、ビデオアダプタ2
5、キーボード26、マウス27、ハードディスク2
8、CD−ROMドライブ29はそれぞれシステムバス
20を介して互いに接続されている。システムバス20
は例えばPCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味
する。また図28では、各バス間の接続用チップやキー
ボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPI
のような入出力用インタフェースは省略されている。
【0076】CPU21は四則演算や比較演算等の各種
の演算や、ハードウェアやソフトウェアの制御を行う。
RAM22には、ハードディスク28やCD−ROMド
ライブ29に装着されたCD−ROMやCD−R等の記
憶媒体から読み出されたオペレーションシステムのプロ
グラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、こ
れらはCPU21の制御の元に実行される。RAM22
の内容については後にメモリマップの内容として詳述す
る。
【0077】ROM23にはオペレーションシステムと
協働してハードディスク28等への入出力を司るいわゆ
るBIOS等が記憶される。LANアダプタ24は、C
PU21によって制御されるオペレーションシステムの
通信プログラムと協働してネットワークを介した外部と
の通信を行う。ビデオアダプタ25はディスプレイ装置
に出力する画像信号を生成し、キーボード26やマウス
27は当該情報処理装置への指示を入力するために用い
られる。
【0078】ハードディスク28はオペレーションシス
テムやアプリケーションプログラムや図27の検索条件
テーブル393、求車情報テーブル394等の各種テー
ブルや不図示の各種マスタファイルを記憶している。検
索条件テーブル393や求車情報テーブル394等の各
種テーブルの内容は後で詳述する。
【0079】CD−ROMドライブ29はCD−ROM
やCD−RやCD−R/W等の記憶媒体を装着してアプ
リケーションプログラムをハードディスク28にインス
トールするのに用いる。なおCD−ROMドライブの代
わりにCD−RドライブやCD−R/WドライブやMO
ドライブ等を用いても良いのは言うまでもない。
【0080】図27の端末装置100は例えばパソコン
やいわゆるPDAやインターネット対応の携帯電話であ
り、少なくとも、ネットワークや電話線等の通信回線を
介してデータを送受信するための送受信部130、求車
情報テーブル393や求貨情報テーブル394や会員情
報テーブル396の検索を行う際の検索条件等をキーボ
ードやマウスやボタンやタッチパネル等の入力手段を用
いて端末装置100にデータや命令を入力するためのハ
ードウェアと入力用プログラムとからなる入力部110
と、各種情報を表示するための液晶パネル等からなるデ
ィスプレイから構成される表示部120を含んでいる。
入力部110には競り情報を入力するための競り情報入
力部111や格付情報を入力するための格付情報入力部
112を更に備えても良い。
【0081】通信回線200は典型的にはインターネッ
トやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、A
TMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテ
レビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、または
これらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネッ
トワークであり、およそデータの送受信が可能であれば
良く、端末装置100から情報処理装置300への通信
手段と情報処理装置300から端末装置100への通信
手段とが異なっていても良い。
【0082】例えば、情報処理装置300から端末装置
100へのデータ送信はデータ放送用無線回線を使用
し、端末装置100から情報処理装置300へのデータ
送信は電話回線を用いても良い。
【0083】情報処理装置300は、典型的にはコンピ
ュータであり、少なくとも、ネットワークや電話線等の
通信回線を介してデータを送受信するための送受信部3
10と、端末装置100から入力された検索条件に基づ
いて記憶部390に記憶されている各テーブルから検索
条件に合致するデータを抽出する検索部320と、少な
くとも検索条件テーブル393と求車情報テーブル39
4と求貨情報テーブル395と会員情報テーブル396
とを登録する登録部360と、登録部360に登録され
た情報を記憶している記憶部390と、例えば、検索条
件に合致したデータ等の、端末装置100の表示部12
0に表示させるための基データを生成する表示情報生成
部330とから構成される。
【0084】ここで、検索部320は、少なくとも、求
車情報を登録し、当該登録された求車情報の求車条件に
合致する求貨情報を検索する第一の検索部321と、求
貨情報を登録し、当該登録された求貨情報の求貨条件に
合致する求車情報を検索する第二の検索部322を含ん
でいる。なお、検索部には格付生成部380が生成する
格付に基づき、荷主や車主が新規登録案件の検索が可能
になる時間に差を付ける検索可能時間変更部323を更
に備えても良い。格付については後で詳述する。
【0085】なお、第一の検索部321では、求車情報
を登録しなくても、求車条件を入力することにより求車
条件に合致した求貨情報を検索できるようにしても良
い。また、第二の検索部322では、求貨情報を登録し
なくても、求貨条件を入力することにより求貨条件に合
致した求車情報を検索できるようにしても良い。
【0086】情報処理装置330には、複数の端末装置
100の競り情報入力部111から運賃額が逐次入力さ
れ、寄り付き時点で運賃額の最高額が入力された端末装
置のから入力された入札情報を落札とする、いわゆる競
りを行うための競り実行部340を備えても良い。
【0087】競り実行部340は、荷主が主催する競り
であって、荷主が登録部360の求車情報テーブル39
4に登録した特定の求車案件に対して、複数の車主が運
賃額を入札し、原則としてより安い運賃額を入札した車
主が落札者となる第一の競り実行部341と、車主が主
催する競りであって、車主が登録部360の求貨情報テ
ーブル395に登録した特定の求貨案件に対して、複数
の荷主が運賃額を入札し、原則としてより高い運賃額を
入札した荷主が落札者となる第二の競り実行部342と
から構成される。
【0088】荷主が主催する第一の競りに入力される入
札情報は、記憶部390の第一の競り入札記憶部391
に記憶される。また、車主が主催する第二の競りに入力
される入札情報は、記憶部390の第二の競り入札記憶
部392に記憶される。
【0089】情報処理装置330には、荷主が登録した
求車情報の求車条件に合致する求貨情報が登録された時
点で、荷主に条件に合致する求貨情報が新たに登録され
た旨を通知し、車主が登録した求貨情報の求貨条件に合
致する求車情報が登録された時点で、車主に条件に合致
する求車情報が新たに登録された旨を通知するための通
知部350を設けても良い。
【0090】さらに、例えばある求貨情報が登録され、
その求貨条件が複数の荷主の求車情報の求車条件に合致
した場合において、格付の高い荷主にはその旨を直ちに
通知し、格付の低い荷主には(半日程度の)一定時間経
過してから通知する通知時間変更手段(図示せず)を備
えても良い。このように時間差を設けることにより優良
な荷主や優良な運送業者が優遇されることになる。
【0091】また、情報処理装置330の登録部360
には、車主が荷主の格付情報を登録し、荷主が車主の格
付情報を登録する格付情報登録部361を設けても良
い。登録された格付情報はハードディスク28の格付情
報テーブル397に記憶される。この格付情報に基づい
て、格付生成部380が格付を生成する。格付情報とし
ては、例えば5段階の数字による評価を直接入力しても
良いし、車主の格付はクレーム件数や事故件数、運送実
績を加味して決定しても良い。また荷主の格付は運賃の
不払や支払い遅延の有無、利用実績を加味して決定して
も良い。
【0092】また、競り実行部340では、この格付を
加味して競りの入札における運賃額を算出しても良い。
例えば、事故率やクレーム件数が多い運送業者には入札
額に格付係数として1.05程度を乗じてハンディをつ
けることが考えられる。つまり、例えば、事故やクレー
ムがないか少ない運送業者が運賃額10万円で入札し、
事故やクレームが多い運送業者が9万8千円を入力して
も係数1.05が乗ぜられて実際の入札額は10万2千
9百円となり、優良な運送業者が有利に入札することが
できる。また、格付としては係数を乗ずるのみでなく、
格付による加算額を入札額に上乗せするようにしても良
く、更に両者を組み合わせても良い。
【0093】また、情報処理装置300が競り実行部3
40を備える場合において、競り連携部370を設けて
も良い。この競り連携部は、例えばある荷主がある求車
情報を登録し、その求車情報を基にして競りを主催する
と共に、他の運送業者がある求貨情報を登録し、その求
貨情報を基に競りを主催している場合に、その他の運送
業者が主催する競りに、その荷主が同じ求車情報を入札
情報として入札した場合に矛盾が生じることを防止する
ためのものである。
【0094】例えば、ある荷主がある荷物を東京から大
阪まで運んで欲しいとの求車情報を登録し、入札希望価
格9万5千円で競りを主催したとする。その競りの寄り
付きが迫り、入札された最低運賃額が9万円だったとす
る。その荷主が、別の車主が東京から大阪までの求貨情
報を登録している競りで、運賃額8万円で入札し、落札
したとする。つまり、同じ求車情報について、一方では
荷主主催の競りが主催され、他方では、車主主催の競り
の入札情報になっている。
【0095】ここで、荷主としては、自己の主催する競
りでの入札最低額9万円よりも8万円で契約したいであ
ろう。しかし、自己の主催する競りで、入札希望価格9
万5千円を下回る入札があったのに競りを成立させない
のでは、その荷主や競りのシステム自体への信用がなく
なってしまう。
【0096】この不都合を回避するためには、車主主催
の他の競りで荷主が入札して落札した場合には、荷主が
主催する競りの寄り付きの時点で両方の運賃額を比べ、
車主主催の競りの落札額が荷主主催の入札の最低額より
も低い場合は、車主主催の競りの落札額で、荷主主催の
競りに新たに入札させれば良い。このように両方の競り
を連携させて不都合を回避するのが競り連携部340で
ある。
【0097】第一の競り連携部341は上述したよう
に、荷主が自己の求車情報に基づいて競りを主催し、同
時に他の車主が主催する競りに、同じ求車情報を入札し
た場合の連携処理を行うものである。第二の競り連携部
342は、車主が自己の求貨情報に基づいて競りを主催
し、同時に他の荷主が主催する競りに、同じ求貨情報を
入札した場合の連携処理を行うものである。
【0098】つまり、第二の競り連携部342では、荷
主主催の他の競りで車主が入札して落札した場合には、
車主が主催する競りの寄り付きの時点で両方の運賃額を
比べ、荷主主催の競りの落札額が車主主催の入札の最高
額よりも高い場合は、荷主主催の競りの落札額で、車主
主催の競りに新たに入札させることになる。
【0099】図52は本発明の第二の実施形態における
情報処理装置300のRAM22のメモリマップを示す
図である。オペレーションシステムプログラム領域26
10には、送受信部310のソフトウェア部分である通
信プログラム2611や、ROM23のBIOSと協働
する、入出力制御プログラム2612が含まれている。
【0100】また、オペレーションシステムのワークエ
リア2620は、オペレーションシステムプログラムが
使用するデータ領域であり、例えば通信用バッファ、入
出力バッファ、システム変数領域に用いられる。空き領
域2630と空き領域2660はワークエリアが溢れた
場合の予備領域である。
【0101】プログラム記憶エリア2640は、情報処
理装置300のオペレーションシステムを除くソフトウ
ェア部分でありアプリケーションプログラムを記憶する
領域である。これらの各アプリケーションプログラムは
通常ハードディスク28に記憶されており、情報処理装
置300の起動時または必要時にRAM22のプログラ
ム記憶エリア2640に読み出される。プログラム記憶
エリア2640には、制御プログラム2649が含まれ
る。この制御プログラムは、端末装置から送信された各
種データを識別してプログラム記憶エリア2640の以
下に説明する各プログラムに処理を引き継ぐ役目を果た
すもので、図27の送受信部310内に存在する。
【0102】検索プログラム2641は図27の検索部
320を構成するプログラムであり、表示情報生成プロ
グラム2642は、表示情報生成部330を構成するプ
ログラムである。競り実行プログラム2673は競り実
行部340を構成するプログラムであり、通知プログラ
ム2644は通知部350を構成するプログラムであ
る。同じく登録プログラム2645は登録部360を構
成するプログラムであり、競り連携プログラム2646
は競り連携部370を構成するプログラムである。
【0103】格付生成プログラム2647は、格付生成
部380を構成し、記憶プログラム2648は入出力制
御プログラム2612と連携して記憶部のソフトウェア
部分を構成する。記憶部のハードウェア部分はハードデ
ィスク28及びRAM22から構成される。なおハード
ディスクインターフェースとしてSCSIインターフェ
ースを用いる場合は不図示のSCSIインターフェース
ボードを含む。
【0104】なお、検索プログラム2641及び記憶プ
ログラム2648及び登録プログラム2645は、例え
ば4つの実施形態が考えられる。1つ目の実施形態は、
検索プログラム2641は少なくとも端末装置100か
ら送信された検索条件をそのデータベースで検索を行う
SQL(構造化照会言語)に変換するプログラムとデー
タベースソフトとのインタフェースプログラム(例えば
ODBCやJDBC)を含み、登録プログラム2645
は少なくとも端末装置100から送信された登録情報を
データ登録を行うDML(データ操作言語)に変換する
プログラムとデータベースソフトとのインタフェースプ
ログラムを含み、記憶プログラム2648はいわゆるデ
ータベースソフトによって構成する場合である。
【0105】2つ目の実施形態は、検索プログラム26
41と登録プログラム2645はデータベースソフトと
のインタフェースプログラムを含まず、記憶プログラム
2648は少なくともデータベースソフトとの連携プロ
グラムから構成され、記憶プログラム2648にはデー
タベースソフトを含まない場合である。この場合は図2
7ではデータベースソフトは不図示となる。
【0106】3つ目の実施形態は、端末装置100側に
不図示のミドルウェアをインストールし、端末装置10
0から直接SQL文やDML文を情報処理装置300に
送信するものである。この場合、検索プログラム264
1と登録プログラム2645はSQLはDMLへの変換
は行わず、SQLやDMLのチェックやエラー処理を行
い、記憶プログラム2648は少なくともデータベース
ソフトとの連携プログラムから構成される。
【0107】4つ目の実施形態は、いわゆるデータベー
スソフトを使用せずに、記憶部390のデータ記録方式
を例えばインデックスファイル形式で記録するものであ
る。検索プログラム2641は少なくとも情報処理装置
100から送信された検索条件に基づき、検索キーを指
定して検索を行う検索プログラムを含み、登録プログラ
ム2645は少なくとも端末装置100から送信された
登録情報に基づきデータ登録を行うデータ登録プログラ
ムを含むものである。記憶プログラム2648は入出力
制御プログラム2612と連携してインデックスファイ
ルへの入出力を実行する。
【0108】プログラム記憶エリア2640では検索プ
ログラム2641等の各プログラムはメモリ空間中に連
続的にロードされるとは限らない。各プログラム全部が
一度に呼び出されるのではなく、例えばdll(ダイナ
ミックリンキングライブラリ)のように必要な都度呼び
出されて実行したり、複数のプログラム間で共通に用い
られるプログラムモジュールがあるからである。
【0109】次に、プログラム用ワークエリア2650
はアプリケーションプログラム用の一時的記憶領域であ
り、情報処理装置300に競り実行部340を備える場
合においては、入札情報を記憶する第一の競り入力記憶
情報エリア2651と第二の競り入力記憶情報エリア2
652を含む。また、プログラム記憶エリア2640の
各プログラム用の変数、配列記憶エリア2653を含
む。アプリケーションプログラムとしてデータベースソ
フトを含む場合は、このプログラム用ワークエリアにデ
ータベースソフトで使用する記憶領域も確保される。
【0110】以下の説明では、上記第2の実施携帯につ
いて説明し、他の3つについては詳細な説明を省略す
る。以下第2の実施携帯についての詳細な説明及び公知
の技術に基づいて他の実施例も実施できると考えられる
からである。
【0111】以上で大筋の説明を終わり、以下は各処理
の詳細についてフローチャートと画面を示す図に基づい
て詳細な説明を行う。
【0112】図29は、本発明の第二の実施形態におけ
る求車情報、求貨情報、会員情報の登録処理を示すフロ
ーチャートである。ステップS301で端末装置側から
例えば特定のURLが指定されることにより求車求貨サ
イトに接続要求が出されると、ステップS302では求
車求貨サイトの情報処理装置300の表示情報生成部か
ら、端末装置で初期画面を表示するための初期画面情報
が送信される。
【0113】次いでステップS303では、端末装置側
で求車求貨サイトの初期画面を表示する。求車求貨サイ
トの初期画面では、例えば1.会員メインページ、2.
新規会員登録、3.求貨求車サイト規約、の各画面へリ
ンクするメニューを表示する。
【0114】ステップS304では、サイトに接続要求
した端末装置のユーザが会員かどうかが判定される。判
定は例えばいわゆるクッキーファイルを参照することに
より行う。会員ではないと判定された場合(ステップS
304でNo)は、初期画面に会員登録を促すメッセー
ジが表示され、ステップS305でユーザが上記2.新
規会員登録のメニューを選択するか一定時間が経過する
とS306に進む。
【0115】ステップS306では、登録部360の登
録プログラム2645がハードディスク28に記憶され
ている会員情報登録の画面情報を読み出し、送受信部3
10の通信プログラム2611が端末装置100に送信
する。ステップS307では、端末装置100の表示部
120に図32に示す会員情報登録画面が表示され、入
力された会員情報は端末装置100の入力部110から
送受信部130を経由して情報処理装置300に送信さ
れる。ステップS308では、送信された会員情報を登
録部360経由で記憶部390の会員情報テーブル39
6に記憶する。図32は車主(運送業者)用の会員情報
登録画面であり、会員情報テーブル396には、会社
名、会社所在地、設立年月日、資本金、支払い条件(荷
主会員の場合のみ)、担当者氏名、電話番号、通知用メ
ールアドレス、保有車両数(運送業者会員の場合のみ)
が記録される。会員情報には格付を記録しても良い。
【0116】ステップS309では、会員であると判定
された場合(ステップS304でYes)、不図示の会
員番号とパスワード入力画面が表示され、入力された会
員番号とパスワードが情報処理装置300に送信される
とステップS310に進む。なお、クッキーファイルに
より会員を特定できるので会員番号とパスワードの入力
は省略できる。また、一定格付以下の会員は会員資格を
喪失したり、入札を制限しても良い。
【0117】ステップS310では、情報処理装置30
0よりメイン画面の画面情報が端末装置100に送信さ
れる。メイン画面では、1.求車情報登録、2.求貨情
報登録、3.求車情報検索、4.求貨情報検索、5.求
車情報に基づく入札参照、6.求貨情報に基づく入札参
照、7.求車情報に基づく競り参照、8.求貨情報に基
づく競り参照、9.会員情報登録、10.格付情報登録
の各画面へリンクするメニューを表示する。
【0118】ステップS311では、ユーザが選択した
メニュー選択情報が送信され、ステップS312で、情
報処理装置300で当該メニュー選択情報が受信され、
ステップS313でどのメニューを選択したかが制御プ
ログラム2649により識別される。求車情報登録が選
択されたと識別された場合(ステップS314で“求
車”の場合)、S315に進み、図30に示す求車情報
登録画面が表示され、端末装置100から求車情報が送
信されると、情報処理装置300の登録部360を経由
して記憶部390の求車情報テーブル394に求車情報
が登録される。
【0119】このとき図30の画面の「車主決定方法」
の欄で「競り主催」が選択された場合は登録と同時に登
録部360によって、登録された求車情報に基づき情報
処理装置の記憶部390内の求車情報394に、各求車
情報単位で、当該求車情報に基づく競りページを表示す
るための連携情報が追加される。この連携情報は当該求
車情報と、第一の競り入力情報記憶エリア2651内の
当該競り用の記憶領域とを連携させるものである。前記
メイン画面で5.が選択されると、端末装置100の画
面に求車情報検索画面と同様の競りの条件入力画面が表
示される。端末装置100から送信された競りの条件に
合致する競り情報があると、第一の競り実行部341
が、上述した連携情報から、第一の競り入力情報記憶エ
リア2651内の当該競り用の記憶領域の情報を基に、
図45に示す競りの入札状況表示画面を表示する。以上
の説明は求貨情報に基づく競りの場合にも同様である。
つまり各求貨情報単位で当該求貨情報に基づく競りペー
ジを表示するために、当該求貨情報と第二の競り入力情
報記憶エリア2652内の当該競り用の記憶領域とを連
携させる連携情報が追加される。
【0120】求車情報テーブル394には、図30で示
す荷物名、積地、積日、降地、降日、荷物重量、積込条
件、温度管理、車主決定希望時刻(寄付時刻)、車主決
定方法(競りを主催するか、入札によるか、個別申込を
その都度検討するか)、希望価格、通知サービスを希望
するかしないかが記録される。また、競りを行う場合
に、重複があるか否かの重複区分や入札額や入札の基礎
となる求貨情報へのリンク情報や前述した連携情報も記
録される。重複区分については後で競りの連携処理のと
ころで詳しく説明する。
【0121】通知サービスとは、例えばある求車情報を
登録した後で、その求車情報の条件に合致する求貨情報
が登録された場合に、その求車情報の条件に合致する求
貨情報を、その求車情報を登録した会員に通知するもの
である。図40は求車情報を登録した会員に電子メール
で通知する画面の例である。通知メールには該当する求
貨情報にリンクするURLが記載されており、直ちに当
該求貨情報を参照することができる。また、その会員が
以前登録した求車情報へリンクするためのURLを記載
しても良い。
【0122】通知サービスは、ある求貨情報を登録した
後で、その求貨情報の条件に合致する求車情報が登録さ
れた場合に、その求貨情報の条件に合致する求車情報
を、その求貨情報を登録した会員に通知することも勿論
可能であり、図39はその例である。
【0123】図38はある車主M(運送業者)が求貨情
報を登録した後、荷主Aにより登録された求車情報と照
合して、その登録済み求貨情報の条件に合致した場合に
車主Mに通知メールが送信される場合を例にして通知処
理を説明するフォローチャートである。つまり、車主M
が通知サービスを“希望する”旨の求貨情報が既に登録
されていることが、本フローチャートの前提条件となっ
ている。
【0124】ステップS1201で荷主Aが求車求貨サ
イトに接続要求し、求車情報の登録メニューを選択する
と、ステップS1202での登録画面情報が送信され、
ステップS1203では、端末装置100の表示部1
20に図30に示す求車情報登録画面が表示され、求車
情報が入力されて情報処理装置300に送信される。
【0125】ステップS1204では求車情報が登録さ
れ、ステップS1205では、当該登録された求車情報
と既に登録済みの求貨情報がマッチング(照合)され
る。マッチング処理は新規に登録された求車情報が、登
録済みの求貨情報のいずれかと条件的に合致するかを照
合するものである。マッチング処理の照合条件は図36
に示す、求貨情報の検索条件入力と同様の画面で入力す
ることができる。図36については後に説明する。
【0126】ステップS1206では新規に登録された
求車情報が、登録済みの求貨情報のいずれかと条件的に
合致するかが判断され、条件に合致する登録済み求貨情
報があれば(ステップS1206でYes)、ステップ
S1207でその求貨情報を登録した車主M及び他の求
車情報を登録した他の車主の格付が読み込まれる、ステ
ップS1208では条件に合致する登録済み求貨情報が
複数あり、かつ当該複数の車主間で格付に差がある場合
は、格付の低い車主(ステップS1208でYes)に
ついては、ステップS1209に進んで一定時間(例え
ば4時間)待ってから、ステップS1210に進んで通
知メールを発信する。格付に差がないか格付の高い車主
(ステップS1208でNo)については、直ちにステ
ップS1210に進む。
【0127】ステップS1210でその求貨情報を登録
した車主Mに、その求車情報を通知する通知メールが送
信され、ステップS1211でメールサーバを経由し
て、ステップS1212で車主Mの端末装置100がメ
ール受信する。他方、ステップS1206で条件に合致
する登録済み求貨情報がなければ(ステップS1206
でNo)何ら通知することなく処理を終了する。
【0128】以上の説明は、ある車主M(運送業者)が
求貨情報を登録した後、荷主Aにより登録された求車情
報と照合して、求貨情報の条件に合致した場合に車主M
に通知メールが送信される場合を例にしている。逆にあ
る荷主Aが求車情報を登録した後、車主Mにより登録さ
れた求貨情報と照合して、求車情報の条件に合致した場
合に荷主Aに通知メールが送信される場合も荷主と車主
が入れ替わるだけで同様の処理が行われるので、詳細な
説明は省略する。
【0129】このように自己の登録した求車求貨情報の
条件にあった求車求貨情報が登録されると電子メールで
通知されるので、一々求車求貨サイトを見に行く必要が
ない。また、通知すべき車主や荷主が複数合った場合に
は、格付の高い車主や荷主がいち早く登録情報を確認で
きるので格付の高い車主や荷主を優遇し、優良な会員の
求車求貨サイトの利用を一層促進できる。
【0130】次に本発明の第二の実施形態における求車
情報及び求貨情報の検索処理を図33乃至図37をもと
に詳細に説明する。図33は本発明の第二の実施形態に
おける求車情報及び求貨情報の検索処理を示すフローチ
ャートである。
【0131】ステップS701端末装置100が接続要
求を情報処理装置300に送信すると、ステップS70
2で情報処理装置300から初期画面の画面情報とクッ
キーファイルに基づきメイン画面の画面情報が端末装置
100に送信される。
【0132】ステップS703で端末装置100から検
索処理を選択した旨の情報が送信されると、ステップS
704で情報処理装置300の制御プログラム2649
は選択された処理を判定し、求車情報検索が選択された
と判定した場合(ステップS704でYes)は、S7
05に進み、求車情報検索用の画面情報を送信する。
【0133】次いで、ステップS706では端末装置1
00の表示部120で送信された求車情報検索用の画面
が表示される。求車情報検索用の画面を図34に示す。
図34で“状態”では“全て”と“重複あり除く”と
“重複のみ”のいずれか一つを選択できる。“重複あ
り”とは、ある荷主が自己の求車情報を基礎として競り
を主催し、その求車情報を重複して他の車主が主催する
競りの入札情報として入札している状態をいう。
【0134】積地と降地は複数指定も可能である。積日
と降日と荷物重量と希望運賃はFrom〜To〜で指定可能で
ある。積地と降地の一致範囲は都道府県単位や市区町村
単位や北海道東北等の地方単位で指定可能であり、積地
の一致範囲と降地の一致範囲は個別に設定できるので、
一致範囲が異なっていても良い。積地は求貨情報テーブ
ル395に記憶されている空車情報の空車地と照合さ
れ、降地は同じ空車情報の希望行先と照合されることに
なる(ステップS713の説明で後述する)。
【0135】図33の説明に戻る。ステップS709で
は図34の画面表示を基に検索条件が入力され、図34
で画面下部の“検索”ボタンが押下されるとステップS
710に進み、検索条件が端末装置100から情報処理
装置300に送信される。また、“登録済求貨情報参
照”のボタンを押下すると、図34ではユーザ(K運送
(株)自身)が過去に登録して荷主が決定していない求貨
情報の画面が検索される(フローチャートには不図
示)。
【0136】この“登録済求貨情報”の表示画面を表示
後、再度求車情報検索の画面に戻った場合に、当該登録
済み求貨情報を求車情報検索画面のディフォルトの検索
条件として予め入力しておいても良い。これにより車主
は必要な検索項目を修正すれば良く、最小限の手間で検
索条件を入力することができる。
【0137】ステップS704で求貨情報検索が選択さ
れたと判定した場合(ステップS704でNo)は、ス
テップS707に進み、求貨情報検索用の画面情報を送
信する。次いでステップS708では端末装置100の
表示部120で送信された求貨情報検索用の画面が表示
される。求貨情報検索用の画面を図36に示す。
【0138】図36は荷主が求貨情報を検索するための
検索条件入力画面であり、項目の名称が異なっている他
は図34と同じであるので詳しい説明は省略する。なお
保冷設備は“なし”、“冷蔵(10℃)”、“チルド
(−1℃)”、“冷凍(−20℃)”、“冷凍(−40
℃)”のいずれかを指定できる。
【0139】図33の説明に戻る。画面下の“検索”ボ
タンを押下した場合は既述した。また、“登録済求車情
報参照”のボタンを押下すると、図34ではユーザ(A
工業(株)自身)が過去に登録して車主が決定していない
求車情報が検索される(フローチャートには不図示)。
【0140】ステップS711では、情報処理装置30
0は検索条件を受信し、制御プログラム1649が検索
条件を検索部320に引き渡す。荷主が自己の登録した
求車情報求貨情報を検索する場合は第一の検索部321
に引き渡され、車主が求車情報を検索する場合は第二の
検索部322に引き渡される。
【0141】次いでステップS712では、検索部32
0で検索条件がSQL文(セレクト文)に変換され、記
憶部のデータベースソフトに引き渡される。
【0142】ステップS713では、荷主の検索に対し
ては求貨情報テーブル395が、車主の検索に対しては
求車情報テーブル394が検索され、ステップS714
では、検索条件に合致した情報に基づいて検索結果表示
用の画面情報が生成され、端末装置100に送信され
る。なお、検索可能時間変更部323により、格付の低
い車主や格付の低い主が検索した場合は、登録後一定時
間検索できない(検索結果表示用の画面情報に含めな
い)ようにしても良い。
【0143】ステップS715では、端末装置100の
表示部に検索結果が表示される。荷主の求車情報の検索
結果の画面を図35に示す。図35では積日毎に検索条
件に合致した条件合致件数が3件であることの表示と、
条件に合致した求車情報の一覧が表示され、“詳細表
示”を選択(マウスの左ボタンでクリック)すると求車
情報の詳細表示画面に遷移する。“条件入力画面”のボ
タンを押下すると図34の条件入力画面に遷移し、検索
条件を変更することができる。また、積日に複数の日を
指定した場合は“次の積日”ボタンを押下することによ
って積日が翌日の場合の求車情報一覧画面に遷移する。
【0144】車主の求貨情報の検索結果の画面を図37
に示す。なお、“決定方法”で“特定せず”とした場合
は、荷主が競りを主催したり、入札を求めたりせずに求
車求貨サイト経由で電子メールにより交渉し契約するこ
とも可能となっている。また、検索処理で検索した検索
条件を検索条件テーブル393に記録しておくことも可
能である。これにより毎回検索条件を一から入れ直す必
要がなくなる。
【0145】なお、登録部360に新規登録された求車
情報または求貨情報を記憶部390の他、通知部350
にも転送し、通知部350が新規登録された求車情報ま
たは求貨情報が、この検索条件テーブル393記録され
た検索条件に合致する場合、当該検索条件で検索した荷
主や車主に電子メール等で通知できるようにしても良
い。このようにすることで検索のみで求車情報等の登録
に至らなかった場合でも通知サービスを利用することが
できる。
【0146】次に図41〜図43を用いて本発明の第二
の実施形態における荷主及び運送業者(車主)による格
付情報登録処理及び格付処理を説明する。ステップS1
501で例えば荷主Aが求車求貨サイトに接続要求し、
格付情報の登録メニューを選択すると、ステップS15
02での格付登録用の画面情報が送信され、 ステップ
S1503では、端末装置100の表示部120に図4
2に示す格付情報登録画面が表示され、“登録”ボタン
が押下されると、入力された格付情報は情報処理装置3
00に送信される。
【0147】図42では、荷主は格付を変更して欲しい
運送業者名と希望する格付とクレームの有無及び具体的
なクレーム事例を入力する。なお、その荷主が当該運送
業者と1度も契約を結んだことがない場合は格付情報の
登録はできない。また自らに対する格付の登録もできな
い。
【0148】図41の説明に戻る。ステップS1504
では、送受信部310が受信した格付情報は制御プログ
ラム1649経由で登録部360に引き渡され、ステッ
プS1505で格付情報登録部361に引き渡され、記
憶部390の格付情報テーブル397に追加される。
【0149】次いで、ステップS1506では、登録さ
れた格付情報を加味して格付生成部の格付生成プログラ
ム2647により格付が生成される。この格付生成には
いくつかの方法が考えられる。また以下の複数の方法を
組み合わせても良い。
【0150】第一の方法は、単純に入力された格付情報
の各格付を単純平均する方法である。例えばある運送業
者について5件の格付情報が格付情報テーブル397に
登録されている場合はその格付の単純平均で格付を算出
する。この方法では、他の荷主とかけ離れた格付が登録
された場合でも、格付が変更されてしまう場合がある。
【0151】第二の方法は、複数件(4件以上)の格付
情報が登録されている場合に、最高格付の格付情報と最
低格付の格付情報を除いて残りの格付情報の単純平均を
取る方法である。この方法ならかけ離れた格付情報を除
くことができる。
【0152】第三の方法は、運送業者の格付決定時には
荷主の運送料支払い実績に比例した重み付けを行う方法
である。これにより1件の貨物輸送を依頼しただけの荷
主の格付情報と多数件の貨物輸送を依頼している荷主を
同様に扱う不都合を回避できる。
【0153】また、第四の方法として、運送業者の輸送
量(トン・キロ)当たりの事故率(交通事故や遅延事
故)を考慮して格付を生成する方法も考えられる。
【0154】第一、第二の方法と第三の方法と第四の方
法を組み合わることも可能である。例えば第一の方法と
第三の方法を組み合わせて、格付を生成しその格付の重
みを60%とし、第四の方法で作成した格付の重みを4
0%として最終的な格付を生成する方法も考えられる。
このような方法により、より客観性のある公平な格付の
決定が可能になる。
【0155】次いで、ステップS1507では新たに生
成された格付が会員情報テーブル396に記録されてい
る当該運送業者の現在の格付と比較される。格付に変更
がある場合(ステップS1507でYes)は、ステッ
プS1508に進み新たに生成された格付で会員情報テ
ーブル396の当該運送業者の格付が更新される。格付
に変更がない場合(ステップS1507でNo)は、格
付を更新せずに直ちに処理を終了する。
【0156】なお、図43は運送業者が荷主の格付情報
を登録するための画面であり、図41に示すフローで登
録処理を行うことが出来る。運送業者にとっても特に運
賃の支払でトラブルが多い荷主を避ける必要があるの
で、荷主の格付もまた必要といえる。なお、その運送業
者が当該荷主と1度も契約を結んだことがない場合は格
付情報の登録はできない。また自らに対する格付の登録
もできない。このような方法により、より客観性のある
公平な格付の決定が可能になる。
【0157】次に図44と図45を用いて本発明の第二
の実施形態における求車情報に基づく競り処理及び仮契
約処理を説明する。
【0158】図44は荷主が登録した求車情報に基づ
く、荷主(図44ではA工業(株))主催の競りに運送業
者が入札する場合のフローチャートを示す。まず、ステ
ップS1801では、例えばある運送業者の端末装置1
00が図45に示す“求車情報に基づく競り情報参照”
画面を表示しており、“新規入札”ボタンが押下され入
札金額10万5千円で新規の入札情報が送信されたとす
る。
【0159】ステップS1802では情報処理装置30
0の競り実行部340で入札情報があるかをループして
待っている。 入札情報があると(ステップS1803
でYes)、処理はステップS1804に進み、車主主
催の競りであると判定されて第一の競り実行部341に
よって第一の競り入札情報記憶部391が参照されて新
規入札であるか否かが判定される。
【0160】新規入札である場合(ステップS1804
でYes)は、ステップS1806に進み、第一の競り
入札情報記憶部391に入札情報が新規登録される。新
規入札でない場合(ステップS1804でNo)は、ス
テップS1805に進み、第一の競り入札情報記憶部3
91の入札情報の運賃額が更新される。なお、競り方式
ではなく、いわゆる入札方式の場合は、競り方式で入札
金額の変更が禁じられている場合と考えることができ
る。そこで、図44のステップS1805や図46のス
テップS2005の“入札額更新”を“エラー表示”に
変更すれば良い。つまり運賃額を更新しようとすると
「入札方式なので運賃額は変更できません」とのエラー
メッセージを表示するステップに変更すれば良い。
【0161】ステップS1807では、新規入札分(入
札情報新規登録分または運賃額更新分のいずれか)の運
賃額が、入札最低額と比較される。入札最低額はその時
点での最も安い運賃金額のことである。ステップS18
08では、新規入札分の運賃額が入札最低額よりも安け
れば(ステップS1808でYes)、処理はS180
9に進み第一の競り入札記憶部391に記憶されている
入札最低額が新規入札分の運賃額で更新される。
【0162】次いで、ステップS1810では、更新さ
れた入札最低額が荷主の運賃希望額と比較され、ステッ
プS1811では、更新された入札最低額が荷主の運賃
希望額よりも安ければ(ステップS1811でNo)、
処理はステップS1812に進み、第一の競り入札情報
記憶部391に記憶されている当該新入札分の入札情報
の仮契約フラグがオンに変更され、逆にステップS18
13では今まで一番札で現在は二番札となった入札情報
の仮契約フラグがオフに変更される。
【0163】次いで、ステップS1814では、現在時
刻が寄付時刻と比較され、ステップS1815で寄付時
刻が到来した場合は(ステップS1815でYes)、
入札受付を停止し処理はステップS1816の競り連携
処理に進む。競り連携処理については後に詳しく説明す
る。
【0164】次に、図45の補足説明を行う。画面の上
半分にはこの競りの基礎となる荷物情報基本項目が表示
され、荷主であるA工業(株)の格付A−も画面右上に表
示される。画面下半分には、当該競りに対する車主の入
札状況が表示され、運賃の安い順に表示される。入札の
基礎となる空車情報は画面右側の“参照”を選択するこ
とにより参照することができる。最新の入札情報を確認
するためには画面下の“最新情報に更新”のボタンを押
下する。
【0165】図46と図47は本発明の第二の実施形態
における車主が登録した求貨情報に基づく競りのフロー
チャートと画面を示す図である。車主主催の競りでは入
札者が荷主であり、運賃額が最高額の入札が一番札にな
り、車主の運賃希望額よりも入札額が等しいか高い場合
に仮契約となる点が異なるだけなので詳細な説明は省略
する。
【0166】なお、上記ステップS1811やステップ
S2011で説明したように、単純に車主の運賃の入札
額が荷主の運賃希望額より僅かでも高ければ競りを不成
立とすると不適当な場合も生じる。荷主としては、自己
の設定した運賃希望額で充分競りが成立すると思ってい
たが、仮に自己の思惑が外れて競りが成立しない場合は
多少運賃が高くとも妥協して車主と契約する余地がある
ケースは少なからず生じるからである。
【0167】そこで、情報処理装置300の競り実行部
340内に不図示の運賃希望額修正部を更に備えること
により上記不都合を回避させることも考えられる。例え
ば荷主主催の競りでは、入札最低額が荷主の運賃希望額
よりも高い場合であっても、予め荷主が設定する一定金
額または一定割合(例えば、運賃希望額の2割増し)以
内であれば荷主に入札最低額を通知するか、または荷主
が入札最低額を参照できるようにして、荷主がこの入札
最低額で契約しても良い場合は、運賃希望額が入札最低
額に修正され競りが成立する。
【0168】さらに、例えば荷主主催の競りでは、入札
最低額が荷主の運賃希望額よりも高い場合であっても、
予め荷主が設定する一定金額または一定割合(例えば、
運賃希望額の2割増し)以内であれば、荷主に何ら通知
することなく競りを成立させる方法も考えられる。
【0169】同様に、車主主催の競りの場合でも、入札
最高額が車主の運賃希望額よりも安い場合であっても、
予め車主が設定する一定金額または一定割合(例えば、
運賃希望額の2割減)以内であれば車主に入札最高額を
通知するか、または車主が入札最高額を参照できるよう
にして、車主がこの入札最高額で契約しても良い場合
は、運賃希望額が入札最高額に修正され競りが成立す
る。
【0170】さらに、荷主主催の競りにおいて、一番札
(入札最低額)の金額が荷主の運賃希望額よりも高い場
合であっても、競りを不成立とせず、車主が入札した一
番札の金額と荷主の運賃希望額との平均額で落札とし、
競りを成立させる方法も考えられる。逆に車主主催の競
りにおいて、一番札(入札最高額)の金額が車主の運賃
希望額よりも安い場合であっても、競りを不成立とせ
ず、荷主が入札した一番札の金額と車主の運賃希望額と
の平均額で落札とし、競りを成立させる方法も考えられ
る。このような方法をとることにより競りの成約率を更
に高くし、空車率を更に下げることができる。
【0171】さらに、車主と荷主の価格のずれ(逆ざ
や)が、予め求貨求車サイトの主催者が設定する一定額
以内か、運賃希望額の一定割合以内である場合は主催者
がその価格のずれを負担して競りを成立させる方法も考
えられる。
【0172】また、競りにおいてはとかく競争意識が過
ぎて不当に安い価格で落札となる場合や、荷主と車主の
提示金額がかけ離れて寄付くまでに長時間を要するなど
の不都合が生じる場合もある。
【0173】このような不都合を回避するために、標準
価格を提示することにより、競りの落とし所を示し妥当
な金額でスピィーディーな寄付を実現する方法が考えら
れる。この標準価格は、運送区間と荷物の重量と時期
(例えば通常期か、お歳暮時期等の繁忙期か)と温度管
理の要否(通常、冷蔵、冷凍等)により求車求貨サイト
の主催者が設定する運賃相場を情報処理装置300の記
憶部390内に不図示の運賃相場テーブルに記憶してお
き、競りの基礎となる求車情報または求貨情報とこの運
賃相場テーブルから標準価格を計算し、標準価格を提示
することが考えられる。
【0174】例えば図30の求車情報登録画面に、荷主
が荷物情報基本項目を入力し、画面左下の“標準価格”
ボタンを押下することにより、画面右中段の“標準運賃
額”欄に運賃相場テーブルから読み出した運賃相場から
計算された標準価格が表示される。同様の“運賃標準
額”は、求貨情報の登録用画面である図31や、求貨情
報に基づく競り情報参照画面である図45や求車情報に
基づく競り情報参照画面である図47でも表示させると
良い。
【0175】運賃相場テーブルでは、例えば、運送区
間:東京大阪間で、重量範囲:100キロ未満、時期:
通常期、温度管理:通常であれば、運賃:500円、単
位重量:10キロ、といった形式で記憶されている。つ
まり例えば通常期で東京大阪間で50キロの荷物を運ん
でもらう場合は2500円となる。
【0176】また、運賃相場テーブルは過去の競り成立
時の運賃額の平均により算出しても良い。これにより実
勢相場を反映することができる。求車求貨サイトの主催
者が設定した運賃相場と併用しても良い。例えば同一条
件の求車情報で過去に競りが成立している場合は過去の
実績額を標準価格とし、同一条件の求車情報がない場合
は求車求貨サイトの主催者が設定した運賃相場を用いる
方法も考えられる。
【0177】さらに、上記の求車求貨サイト主催者によ
る逆ざや補填と、標準価格提示を組み合わせて、標準価
格と一番札の金額に差が生じた場合には、一定の制限を
設けた上で、求車求貨サイトの主催者が一番札の金額と
標準価格との差額を負担する方法も考えられる。つま
り、情報処理装置300の競り実行部340に差額補填
部を更に備えることにより、荷主が求車情報を基礎とし
て競りを主催した場合に、一番札(入札最低額)の金額
が標準価格よりも高い場合であっても、求車求貨サイト
の主催者が標準価格と一番札の金額の差額を補償するこ
とにより競りを成立させる訳である。同様に車主主催の
競りで、一番札(入札最高額)の金額が標準価格より安
い場合にも、求車求貨サイトの主催者が一番札(入札最
高額)の金額と標準価格との差額を車主に補償する方法
も考えられる。
【0178】さらに、荷主主催の競りにおいて、一番札
(入札最低額)の金額が荷主の運賃希望額よりも高い場
合であっても、競りを不成立とせず、求車求貨サイトの
主催者が、一番札の金額と運賃希望額との差額に一定割
合を乗じた金額か、一定金額を、荷主又は車主のいずれ
かに補填することにより競りを成立させる方法も考えら
れる。同様に車主主催の競りで、一番札(入札最高額)
の金額が車主希望額より安い場合にも、求車求貨サイト
の主催者が、一番札(入札最高額)の金額と車主希望額
との差額に一定割合を乗じた金額か、一定金額を、荷主
又は車主のいずれかに補填する方法も考えられる。さら
に、補填金額は差額を基準に算出するのではなく、一番
札の金額に一定割合を乗じた額にしても良い。
【0179】例えば、荷主が運賃希望額10万円で競り
を主催したが、一番札は10万5千円であった場合に差
額の5千円の60%である3千円を主催者が補填するわ
けである。その補填は荷主が10万2千円を支払い、車
主は10万5千円を受け取る形でも良いし、荷主が10
万円を支払い、車主が10万3千円を受け取る形でも可
能である。しかし、荷主が不当な金額を運賃希望額とし
て設定する可能性を考えると、補填しきれない部分は競
りの主催者である荷主が負担する前者の方法が妥当とい
える。
【0180】別の例では、車主が運賃希望額10万円で
競りを主催したが、一番札は9万5千円であった場合に
差額の5千円のうち一定額2千円を主催者が補填するわ
けである。その補填は荷主が9万5千円を支払い車主は
9万7千円を受け取る形でも良いし、荷主が9万8千円
を支払い車主が10万円を受け取る形でも可能である。
しかし、車主が不当な金額を運賃希望額として設定する
可能性を考えると、補填しきれない部分は競りの主催者
である車主が負担する前者の方法が妥当といえる。
【0181】以上、要するに情報処理装置300内の、
記憶部390内に運賃相場記憶部を更に備え、この運賃
相場記憶手段に記憶された運賃相場情報と求貨情報また
は求車情報のいずれかから標準価格を計算する標準価格
計算部と差額補填部を競り実行部340内に更に備え、
表示情報生成部330が生成する画面表示情報は前記計
算された標準価格を含むことにより、端末装置100の
表示部120で標準価格を提示し、一番札と標準価格に
ずれが生じた場合にも競りを成立させることが可能にな
る。これにより、車主と荷主との価格のずれ(逆ざや)
が生じたとしても、契約不成立にするのではなく、差額
をサイト(競り)主催者が負担したり、場合によっては
車主及び荷主にある一定額(率)を負担させることで、
成約率を上げることができ、これは、このサイトを利用
する側からみれば、車が見つかる、あるいは、荷物が見
つかるという荷主及び車主に対するサイトの信頼性が向
上し、サイトの利用率が上がり、利用率、成約率が上が
れば、空車率が下がり、延いては物流コストの安定化に
寄与することとなる。
【0182】なお、標準価格は、荷主が求車情報を基礎
として競りを主催した場合の求車標準価格と、車主が求
貨情報を基礎として競りを主催した場合の求貨標準価格
とで別々に設定することも可能である。その場合、求車
標準価格と求貨標準価格とは必ずしも同じ必要はない。
【0183】次に、図48と図50と図51を用いて、
求車情報に基づく競りと求貨情報に基づく競りの連携処
理(図44のステップS1816)及び仮契約解除の通
知処理の詳細を説明する。
【0184】図48は、ある荷主がある求車情報を登録
し、その求車情報を基にして競りを主催すると共に他の
運送業者がある求貨情報を登録し、その求貨情報を基に
競りを主催している場合に、その他の運送業者が主催す
る競りに、その荷主が競りの基礎となったのと同じ求車
情報を入札情報として入札した場合を想定している。
【0185】図48のステップ2201では競りの基礎
となる求車情報が他の車主の主催する競りの入札情報と
しても存在するか検索を行い、ステップS2202で入
札情報としても存在する場合は(ステップS2202で
Yes)、ステップ S2203へ進み競り情報参照画
面(図45)で当該情報は重複“あり”と表示され、次
いでステップS2204で当該他の車主の主催する競り
での入札は落札されたかが判定される。
【0186】落札された場合(ステップS2204でY
es )、ステップ S2206へ進み、荷主が落札した
落札額と荷主主催の競りの入札最低額が比較され、荷主
が落札した落札額が、荷主主催の競りの入札最低額より
も安い場合(ステップS2208でYes )は、荷主
が他の車主が主催する競りで落札した落札額で契約を締
結した方が得なケースなので、ステップ S2209へ
進み車主主催の競りの落札金額で荷主主催の競りに入札
し落札処理を行う。その際の端末装置の表示画面を図5
0に示す。図50に示すようにR運輸(株)主催の競りで
の落札額10万円で寄付の時刻12時に入札され、同時
に落札となる。
【0187】ステップS2202で入札情報として存在
しない場合は(ステップS2202でNo)、ステップ
S2205へ進み、競り情報参照画面(図45)で重
複“なし”と表示され、次いでステップS2207で、
荷主主催の競りの最低額で落札処理を行い処理を終わ
る。ステップS2204で当該他の車主の主催する競り
での入札は落札されたかが判定され、落札されない場合
(ステップS2204でNo )も、同様にステップ S
2207へ進む。
【0188】一方、荷主が落札した落札額が、車主主催
の競りの入札最低額よりも等しいか高い場合(ステップ
S2208でNo )、荷主自身が主催した競りでの落
札額で契約した方が得なケースなので、ステップ S2
210へ進み、車主主催の競りへの荷主の落札が取り消
され、ステップ S2211では当該車主に仮契約解除
が電子メールで通知され、処理はステップS2207に
進む。電子メールの通知例を図51に示す。
【0189】図51では寄付き15分後に、電子メール
により、競りを主催した車主に対して、当該車主主催の
競りの落札者が辞退することになった旨が通知されてい
る。このメールには二番札の入札者の求車情報の参照U
RLが紹介されているので、直ちに二番札の入札者と連
絡をとって交渉することが可能になる。
【0190】図49は、車主が自己の求貨情報に基づい
て競りを主催し、同時に他の荷主が主催する競りに、そ
の車主が競りの基礎としている同じ求貨情報を入札した
場合の連携処理を行う場合の連携処理(図46のステッ
プS2016)の詳細を示すフローチャートである。図
48の場合に比べ車主と荷主の役割が入れ替わってだけ
なので図48の説明から理解は容易と思われるので詳細
な説明は省略する。
【0191】以下、簡単に説明するとステップS230
1では競りの基礎となる求貨情報が他の荷主の主催する
競りの入札情報としても存在するか検索を行い、ステッ
プS2302で入札情報としても存在する場合は(ステ
ップS2302でYes)、ステップ S2303へ進
み競り情報参照画面(図47)で重複“あり”と表示さ
れ、次いでステップS2304で当該他の荷主の主催す
る競りでの入札は落札されたかが判定される。
【0192】落札された場合(ステップS2304でY
es )、ステップ S2306へ進み、車主が落札した
落札額と車主主催の競りの入札最高額が比較され、車主
が落札した落札額が、車主主催の競りの入札最高額より
も高い場合(ステップS2308でYes )、ステッ
プ S2309へ進み荷主主催の競りの落札金額で車主
主催の競りに入札し落札処理を行う。
【0193】ステップS2302で入札情報として存在
しない場合は(ステップS2302でNo)、ステップ
S2305へ進み、競り情報参照画面(図47)で重
複“なし”と表示され、次いでステップS2307で、
車主主催の競りの最高額で落札処理を行い処理を終わ
る。ステップS2304で当該他の荷主の主催する競り
での入札は落札されたかが判定され、落札されない場合
(ステップS2304でNo )も、同様にステップ S
2307へ進む。
【0194】一方、車主が落札した落札額が、車主主催
の競りの入札最高額よりも等しいか安い場合(ステップ
S2308でNo )、ステップ S2310へ進み、荷
主主催の競りの落札が取り消され、ステップ S231
1では当該荷主に仮契約解除が電子メールで通知され、
処理はステップS2307に進む。
【0195】なお、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。
【0196】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。また、コンピュータが
読み出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているオペレーティングシステム(OS)などが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0197】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
る記憶媒体に書込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0198】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネ
ットワークを介して配信されることにより、システムあ
るいは装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段また
はCD−RWやCD−R等の記憶媒体に格納され、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0199】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による求貨求車システムによれば、インターネットを
介し、多数の荷主及び/または車主が同時に参加可能と
することで情報量、即ち選択肢が増え、荷物と空車との
最適な組み合わせが可能となる。加えて入札状況を随時
更新可能な競り構造とすることで、時間制限のある求貨
求車を競りの価格適正化効果及びリアルタイム性を損な
うことなく実現できる。また、荷主の主催する荷物に対
する競り及び車主の主催する空車に対する競りを並列に
開催可能となっていることで、荷主も車主も対等な立場
で、対象とする荷物または空車を競りにかけると同時に
他の競りに入札できるため、一層選択肢が増える。更
に、主催している競り及び参加している競りの状態をイ
ンターネットの端末機に一元表示可能とすることで、選
択容易性が向上する。
【0200】また、競りを主催する側の希望運賃及び他
の入札金額を公開せず、入札者が現在落札可能か否かの
みを表示する構造とすることで、市場価格(運賃)を適
正化でき、参加している競りの状態が、その参加人の端
末機に逐次更新表示されることで、通常の競りと同様に
運賃が競りによって適正化される効果が一層向上する。
また、本発明によれば、端末装置の所在地に関係なく最
適な方法で求車情報と求貨情報とをマッチングさせるこ
とが可能になる。1件の求車情報に対して複数の申し込
みがある場合も含め二重入力が不要となる。
【0201】また、自己の登録した求車求貨情報の条件
にあった求車求貨情報が登録されると電子メールで通知
されるので、頻繁に求車求貨サイトを見に行く必要がな
い。また、通知すべき車主や荷主が複数合った場合に
は、格付の高い車主や荷主がいち早く登録情報を確認で
きるので格付の高い車主や荷主を優遇し、優良な会員の
求車求貨サイトの利用を一層促進できる。
【0202】その通知メールには該当する求貨情報にリ
ンクするURLが記載されており、直ちに当該求貨情報
を参照することができる。また、その会員が以前登録し
た求車情報へリンクするためのURLを記載しても良
い。
【0203】積地の一致範囲と降地の一致範囲は都道府
県別や市区町村別等個別に設定可能であり、積地の一致
範囲と降地の一致致範囲が異なっていても良いので、多
彩な検索方法を組み合わせてベストの求車情報や求貨情
報を効率的に探すことができる。
【0204】端末装置のユーザの格付によって検索可能
となる時間を変更可能にすることにより、格付の低い車
主や格付の低い主が検索した場合は、登録後一定時間検
索できない(検索結果表示用の画面情報に含めない)よ
うに、優良な車主や荷主を優遇し、悪質なユーザを排除
することにより、求車求貨サイトの信用を高めることが
できる。
【0205】更に、複数の方法を組み合わる等の方法で
最終的な格付を生成することにより、より客観性のある
公平な格付の決定が可能になり、一定格付以下の会員は
会員資格を喪失したり、入札を制限することにより求車
求貨サイトの信用を維持できる。
【0206】また、例えば、ある荷主がある求車情報を
登録し、その求車情報を基にして競りを主催すると共
に、他の運送業者がある求貨情報を登録し、その求貨情
報を基に競りを主催している場合に、その他の運送業者
が主催する競りに、その荷主が競りの基礎となったのと
同じ求車情報を入札情報として入札した場合等に矛盾を
生じさせることなく、求貨求車サイトの競りの信用を維
持しつつ合理的な入札が可能になる。
【0207】また、落札した入札者が辞退した場合に、
落札の辞退と仮契約の解除が競りの主催者に速やかに通
知されるので、辞退に伴うトラブルも回避でき、通知メ
ール中のURLを参照することにより、直ちに二番札の
入札者と交渉できる。
【0208】また、本発明では、運賃希望額の修正手段
を更に備えることにより、競りが成立する可能性の高い
求車求貨システムを提供できる。
【0209】さらに、本発明では求車情報や求貨情報の
登録画面や、競り情報の参照画面に標準価格を提示する
ことにより、標準価格という形式で競りの落とし所を示
すことにより、妥当な金額でスピィーディーな寄付を実
現し、さらに標準価格との差額の補償機能も提供するこ
とにより安心して参加できる求車求貨サイトを提供し、
健全な相場価格の形成に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの構成を概念的に示すブロック図。
【図2】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムのサーバの記憶部の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムのサーバの処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの端末機の荷物登録画面を示す図。
【図5】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの端末機の空車登録画面を示す図。
【図6】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの端末機の荷物一覧画面を示す図。
【図7】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの端末機の空車一覧画面を示す図。
【図8】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの荷主が主催する競りの流れを示すフローチャー
ト。
【図9】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シス
テムの端末機の入札状況確認画面を示す図。
【図10】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札内容確認画面を示す図。
【図11】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札データ存在確認画面を示す図。
【図12】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札データ存在確認画面を示す図。
【図13】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの荷主が主催する競りの流れを示すフローチャー
ト。
【図14】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の空車登録状況確認画面を示す図。
【図15】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札画面を示す図。
【図16】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札画面を示す図。
【図17】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの車主が主催する競りの流れを示すフローチャー
ト。
【図18】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の車主の登録した荷物の一覧を表示する
画面を示す図。
【図19】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札状況確認画面を示す図。
【図20】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札内容確認画面を示す図。
【図21】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札データ存在確認画面を示す図。
【図22】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札データ存在確認画面を示す図。
【図23】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの車主が主催する競りの流れを示すフローチャー
ト。
【図24】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の荷物登録状況確認画面を示す図。
【図25】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札画面を示す図。
【図26】本発明の第一の実施形態に於ける求貨求車シ
ステムの端末機の入札画面を示す図。
【図27】本発明の第二の実施形態におけるシステム構
成を示す図である。
【図28】本発明の第二の実施形態における情報処理装
置のハードウェア構成を示す図である。
【図29】本発明の第二の実施形態における求車情報、
求貨情報、会員情報の登録処理を示すフローチャートで
ある。
【図30】本発明の第二の実施形態における求車情報の
登録処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図31】本発明の第二の実施形態における求貨情報の
登録処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図32】本発明の第二の実施形態における会員情報の
登録処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図33】本発明の第二の実施形態における求車情報及
び求貨情報の検索処理を示すフローチャートである。
【図34】本発明の第二の実施形態における求車情報の
検索処理の端末装置側の検索条件入力画面を示す図であ
る。
【図35】本発明の第二の実施形態における求車情報の
検索処理の端末装置側の検索結果表示画面(求車情報一
覧)を示す図である。
【図36】本発明の第二の実施形態における求貨情報の
検索処理の端末装置側の検索条件入力画面を示す図であ
る。
【図37】本発明の第二の実施形態における求貨情報の
検索処理の端末装置側の検索結果表示画面(空車情報一
覧)を示す図である。
【図38】本発明の第二の実施形態における求車情報及
び求貨情報の通知処理を示すフローチャートである。
【図39】本発明の第二の実施形態における求車情報の
通知処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図40】本発明の第二の実施形態における求貨情報の
通知処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図41】本発明の第二の実施形態における荷主及び運
送業者の格付情報登録及び格付処理を示すフローチャー
トである。
【図42】本発明の第二の実施形態における荷主の格付
情報登録及び格付処理の端末装置側の画面を示す図であ
る。
【図43】本発明の第二の実施形態における運送業者の
格付情報登録及び格付処理の端末装置側の画面を示す図
である。
【図44】本発明の第二の実施形態における求車情報に
基づく競り処理及び仮契約処理を示すフローチャートで
ある。
【図45】本発明の第二の実施形態における求車情報に
基づく競り処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図46】本発明の第二の実施形態における求貨情報に
基づく競り処理及び仮契約処理を示すフローチャートで
ある。
【図47】本発明の第二の実施形態における求貨情報に
基づく競り処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図48】本発明の第二の実施形態における求車情報に
基づく競りと求貨情報に基づく競りとの連携処理( S
1816)及び仮契約解除の通知処理を示すフローチャ
ートである。
【図49】本発明の第二の実施形態における求車情報に
基づく競りと求貨情報に基づく競りとの連携処理( S
2016)及び仮契約解除の通知処理を示すフローチャ
ートである。
【図50】本発明の第二の実施形態における求車情報及
び求貨情報の競り連携処理において、求車情報に基づく
競りの主催者の端末装置側の画面を示す図である。
【図51】本発明の第二の実施形態における仮契約解除
の通知処理の端末装置側の画面を示す図である。
【図52】実施の形態における情報処理装置のメモリマ
ップを示す図である。
【符号の説明】
1 求貨求車システムサーバ 2 入出力部 3 処理部 4 記憶部 4a 会員データベース 4b 荷物データベース 4c 空車データベース 11 端末機 20 システムバス 21 CPU 22 RAM 23 ROM 24 LANアダプタ 25 ビデオアダプタ 26 入力部(キーボード) 27 入力部(マウス) 28 ハードディスク 29 CD−ROMドライブ 100 端末装置 110 入力部 111 競り情報入力部 112 格付情報入力部 120 表示部 130 送受信部 200 通信回線 300 情報処理装置 310 送受信部 320 検索部 321 第一の検索部 322 第二の検索部 323 検索可能時間変更部 330 表示情報生成部 340 競り実行部 341 第一の競り実行部 342 第二の競り実行部 350 通知部 360 登録部 361 格付情報登録部 370 競り連携部 371 第一の競り連携部 372 第二の競り連携部 380 格付生成部 390 記憶部 391 第一の競り入札記憶部 392 第二の競り入札記憶部 393 検索条件テーブル 394 求車情報テーブル 395 求貨情報テーブル 396 会員情報テーブル 397 格付情報テーブル 2610 オペレーションシステムプログラム領域 2611 通信プログラム 2612 入出力制御プログラム 2620 オペレーションシステムのワークエリア 2630 空き領域 2640 プログラム記憶エリア 2641 検索プログラム 2642 表示情報生成プログラム 2643 競り実行プログラム 2644 通知プログラム 2645 登録プログラム 2646 競り連携プログラム 2947 格付生成プログラム 2948 記憶プログラム 2949 制御プログラム 2650 プログラム用ワークエリア 2651 第一の競り入札情報記憶エリア 2652 第二の競り入札情報記憶エリア 2653 変数、配列記憶エリア 2660 空き領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正紀 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 市川 拓 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 和田 俊彦 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 秋 浩 東京都調布市小島町1−32−2京王調布小 島ビル 株式会社キユーソー流通システム 内 (72)発明者 遠藤 慎吾 東京都調布市小島町1−32−2京王調布小 島ビル 株式会社キユーソー流通システム 内 (72)発明者 小田 純久 東京都調布市小島町1−32−2京王調布小 島ビル 株式会社キユーソー流通システム 内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬車両の利用効率を高めるための求
    貨求車システムであって、 インターネット及びその端末機を介して多数の荷主及び
    /または車主が同時に参加可能であり、かつ入札状況を
    随時更新可能な競り構造をなすことを特徴とする求貨求
    車システム。
  2. 【請求項2】 参加している競りの状態が、その参加
    人の端末機に逐次更新表示されるようになっていること
    を特徴とする請求項1に記載の求貨求車システム。
  3. 【請求項3】 荷主の主催する荷物に対する競り及び
    車主の主催する空車に対する競りを並列に開催可能とな
    っていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の求貨求車システム。
  4. 【請求項4】 主催している競り及び参加している競
    りの状態を前記端末機に一元表示可能となっていること
    を特徴とする請求項3に記載の求貨求車システム。
  5. 【請求項5】 前記競り構造が、各参加人の端末機
    に、該参加人の入札金額がその入札時に落札可能な金額
    か否かを表示し、かつ他の参加人の入札状態は表示しな
    いようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の求貨求車システム。
  6. 【請求項6】 入札された各参加者の入札内容を記憶
    する手段と、予め設定された条件を満たし、かつ入札さ
    れた各参加者の入札内容を比較して主催者に最も有利な
    入札内容の参加者と前記主催者とを仮契約状態とする処
    理を入札終了時間まで自動的に逐次行う手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の求貨求車システム。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して情報処理装置と端末
    装置が接続された情報処理システムであって、 前記端末装置は、会員情報と求車情報と求貨情報とを入
    力する入力手段と、前記入力手段により入力された会員
    情報と求車情報と求貨情報とを送信する送信手段と、前
    記情報処理装置が生成し通信回線を介して受信した表示
    情報を表示する表示手段とを備え、 前記情報処理装置は、前記会員情報と前記求車情報と前
    記求貨情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
    憶された前記求車情報の特定案件の求車条件に合致する
    求貨情報を検索する第一の検索手段と、前記記憶手段に
    記憶された前記求貨情報の特定案件の求貨条件に合致す
    る求車情報を検索する第二の検索手段と、前記第一の検
    索手段によって検索された条件に合致する求貨情報と前
    記第二の検索手段によって検索された条件に合致する求
    車情報とを前記端末装置で表示させるための前記表示情
    報を生成する表示情報生成手段とを備え、 前記求車情報及び前記求貨情報は、少なくとも出発地と
    到着地と運賃額とを含むことを特徴とする情報処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、前記求車情報の特定
    案件の求車条件に合致する求貨情報の運賃額と、前記求
    貨情報の特定案件の求貨条件に合致する求車情報の運賃
    額を逐次更新入力する競り情報入力手段を更に備え、 前記情報処理装置は、前記端末装置において入力され通
    信回線を介して前記情報処理装置に送信された前記求車
    情報の特定案件及び該特定案件の求車条件に合致する前
    記求貨情報を記憶する第一の競り入札記憶手段と、 前記第一の競り入札記憶手段により記憶された前記求貨
    情報のうち運賃額が最低額である求貨情報を選択する第
    一の競り実行手段と、 前記端末装置において入力され通信回線を介して前記情
    報処理装置に送信された前記求貨情報の特定案件及び該
    特定案件の求貨条件に合致する前記求車情報を記憶する
    第二の競り入札記憶手段と、 前記第二の競り入札記憶手段により記憶された前記求車
    情報のうち運賃額が最高額である求車情報を選択する第
    二の競り実行手段とを更に備え、 前記表示情報生成手段は、前記端末装置で前記第一の競
    り情報と前記第二の競り情報を逐次更新表示するための
    表示情報を生成するようになっていることを特徴とする
    請求項7記載の情報処理システム。
  9. 【請求項9】 通信回線を介して情報処理装置と端末
    装置が接続された情報処理システムの情報処理装置であ
    って、 会員情報と求車情報と求貨情報とを記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶された前記求車情報の特定案件
    の求車条件に合致する求貨情報を検索する第一の検索手
    段と、前記記憶手段に記憶された前記求貨情報の特定案
    件の求貨条件に合致する求車情報を検索する第二の検索
    手段と、前記第一の検索手段によって検索された条件に
    合致する求貨情報と前記第二の検索手段によって検索さ
    れた条件に合致する求車情報とを前記端末装置で表示さ
    せるための表示情報を生成する表示情報生成手段とを備
    え、 前記求車情報及び前記求貨情報は、少なくとも出発地と
    到着地と運賃額を含むことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記情報処理装置は、前記端末装置
    において入力され通信回線を介して前記情報処理装置に
    送信された前記求車情報の特定案件及び該特定案件の求
    車条件に合致する前記求貨情報を記憶する第一の競り入
    札記憶手段と、 前記第一の競り入札記憶手段により記憶された前記求貨
    情報のうち運賃額が最低額である求貨情報を選択する第
    一の競り実行手段と 前記端末装置において入力され通信回線を介して前記情
    報処理装置に送信された前記求貨情報の特定案件及び該
    特定案件の求貨条件に合致する前記求車情報を記憶する
    第二の競り入札記憶手段と、 前記第二の競り入札記憶手段により記憶された前記求車
    情報のうち運賃額が最高額である求車情報を選択する第
    二の競り実行手段とを更に備え、 前記表示情報生成手段は、前記端末装置で前記第一の競
    り情報と前記第二の競り情報とを逐次更新表示するため
    の表示情報を生成するようになっていることを特徴とす
    る請求項9記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 求車情報の特定案件を、競り情報と
    して前記第一の競り入札記憶手段に記憶し、該特定案件
    の求車情報を入札情報として前記第二の競り入札記憶手
    段にも記憶した場合において、 前記第一の競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最低
    額よりも、前記第二の競り入札記憶手段に記憶された前
    記入札情報としての求車情報の運賃額が少なく、かつ当
    該入札情報としての求車情報が落札となった場合には、
    当該落札となった入札情報としての求車情報に対応する
    求貨情報及びその運賃額を前記第一の競り入札記憶手段
    に落札情報として記憶すると共に、 前記第一の競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最低
    額よりも、前記第二の競り入札記憶手段に記憶された前
    記入札情報としての求車情報の運賃額が高いか等しく、
    かつ当該入札情報としての求車情報が落札となった場合
    には、当該落札となった入札情報としての求車情報に対
    応する求貨情報を撤回する第一の競り連携手段を更に備
    えることを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 求貨情報の特定案件を、競り情報と
    して前記第二の競り入札記憶手段に記憶し、該特定案件
    の求貨情報を入札情報として前記第一の競り入札記憶手
    段にも記憶した場合において、 前記第二の競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最高
    額よりも、前記第一の競り入札記憶手段に記憶された前
    記入札情報としての求貨情報の運賃額が高く、かつ当該
    入札情報としての求貨情報が落札となった場合には、当
    該落札となった入札情報としての求貨情報に対応する求
    車情報及びその運賃額を前記第二の競り入札記憶手段に
    落札情報として記憶すると共に、 前記第二の競り入札記憶手段に記憶された運賃額の最高
    額よりも、前記第一の競り入札記憶手段に記憶された前
    記入札情報としての求貨情報の運賃額が安いかまたは等
    しく、かつ当該入札情報としての求貨情報が落札となっ
    た場合には、当該落札となった入札情報としての求貨情
    報に対応する求車情報を撤回する第二の競り連携手段を
    更に備えることを特徴とする請求項10記載の情報処理
    装置。
  13. 【請求項13】 荷主が車主の格付情報を入力し車主
    が荷主の格付情報を入力する格付情報登録手段と、前記
    端末装置で前記入力された格付情報に基づいて格付決定
    する格付生成手段とを更に備え、 前記表示情報生成手段は、決定した格付を表示するため
    の表示情報を生成することを特徴とする請求項9乃至請
    求項12のいずれか記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記格付に基づき、格付の高い荷主
    には格付の低い荷主よりも早く求前記荷情報を検索可能
    とし、格付の高い車主には格付の低い車主よりも早く前
    記求車情報を検索可能とする検索可能時間変更手段を更
    に備えることを特徴とする請求項13記載の情報処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記車主の格付情報は、事故率と苦
    情件数とにより決定される係数及び/または加算額から
    なり、前記運賃額は、入札された運賃額に、前記係数を
    乗じて及び/または前記加算額を加算して算出するよう
    になっていることを特徴とする請求項13または請求項
    14記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記第一の検索手段によって検索さ
    れた条件に合致する求貨情報を荷主に通知し、前記第二
    の検索手段によって検索された条件に合致する求車情報
    を車主に通知する通知手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項6乃至請求項15のいずれかに記載の情報処理
    装置。
  17. 【請求項17】 荷主が車主の格付情報を入力し車主
    が荷主の格付情報を入力する格付情報登録手段と、 前記端末装置で入力された前記格付情報に基づいて格付
    を決定する格付生成手段とを更に備え、 前記格付に基づき、格付の高い荷主には格付の低い荷主
    よりも早く前記条件にあった前記求貨情報を通知し、格
    付の高い車主には格付の低い車主よりも早く前記条件に
    あった求車情報を通知する通知時間変更手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記通知手段は、仮契約が解除され
    た場合に仮契約の被解除者に仮契約の解除を通知するよ
    うになっていることを特徴とする請求項16または請求
    項17記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記通知手段は電子メールにより通
    知するようになっていることを特徴とする請求項16乃
    至請求項18のいずれかに記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記第一の検索手段と第二の検索手
    段とは、検索条件として出発地と空車地との合致範囲
    と、降地と希望行先との合致範囲とを個別に設定できる
    ようになっていることを特徴とする請求項3乃至請求項
    14のいずれかに記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記合致範囲は少なくとも都道府県
    単位と市区町村単位とのうちいずれか一つを設定するよ
    うになっていることを特徴とする請求項20記載の情報
    処理装置。
  22. 【請求項22】 前記情報処理装置は、標準価格を定
    める標準価格決定手段を更に有し、 前記第一の競り実行手段が、前記第一の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求貨情報のうち運賃額が最低額
    である求貨情報が前記標準価格よりも高い場合には、前
    記第一の競り入札記憶手段により記憶された前記求貨情
    報のうち運賃額が最低額である入札を落札情報とし、か
    つ前記標準価格を前記求車情報の特定案件を基礎とする
    競りに対する落札額として記憶し処理し、 前記第二の競り実行手段が、前記第二の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求車情報のうち運賃額が最高額
    である求車情報が前記標準価格よりも低い場合には、前
    記第二の競り入札記憶手段により記憶された前記求車情
    報のうち運賃額が最高額である入札を落札情報とし、か
    つ前記標準価格を前記求貨情報の特定案件を基礎とする
    競りに対する落札額として記憶し、処理することを特徴
    とする請求項9乃至請求項21のいずれかに記載の情報
    処理装置。
  23. 【請求項23】 前記情報処理装置は、前記第一の競
    り実行手段が、前記第一の競り入札記憶手段により記憶
    された前記求貨情報のうち運賃額が最低額である求貨情
    報が荷主運賃希望額よりも高い場合には、前記最低額と
    荷主運賃希望額の平均額を前記求車情報の特定案件を基
    礎とする競りに対する落札額として記憶し処理し、 前記第二の競り実行手段が、前記第二の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求車情報のうち運賃額が最高額
    である求車情報が車主運賃希望額よりも低い場合には、
    前記最高額と車主運賃希望額の平均額を前記求貨情報の
    特定案件を基礎とする競りに対する落札額として記憶
    し、処理することを特徴とする請求項9乃至請求項21
    のいずれか記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記情報処理装置は、差額補填手段
    を更に有し、 前記第一の競り実行手段が、前記第一の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求貨情報のうち運賃額が最低額
    である求貨情報が荷主運賃希望額よりも高い場合には、
    前記最低額から所定の額を差し引いた額または前記最低
    額に1より小さな所定の係数を乗じた額を前記求車情報
    の特定案件を基礎とする競りに対する落札額として記憶
    し、処理し、 前記差額補填手段は、前記荷主運賃希望額と落札額との
    差額を補填額として記憶し、補填処理し、 前記第二の競り実行手段が、前記第二の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求車情報のうち運賃額が最高額
    である求車情報が車主運賃希望額よりも低い場合には、
    前記最高額に所定の額を加算した額または前記最高額に
    1より大きな所定の係数を乗じた額を前記求貨情報の特
    定案件を基礎とする競りに対する落札額として記憶し、
    処理し、 前記差額補填手段は、前記車主運賃希望額と落札額との
    差額を補填額として記憶し、補填処理することを特徴と
    する請求項9乃至請求項22のいずれか記載の情報処理
    装置。
  25. 【請求項25】 前記情報処理装置は、差額補填手段
    を更に有し、 前記第一の競り実行手段が、前記第一の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求貨情報のうち運賃額が最低額
    である求貨情報が荷主運賃希望額よりも高い場合には、
    前記荷主運賃希望額と前記最低額との差額から所定の額
    を差し引き、または前記差額に1より小さな所定の係数
    を乗じる処理を施した額を前記最低額から差し引き、そ
    の差し引いた額を前記求車情報の特定案件を基礎とする
    競りに対する落札額として記憶し、処理し、 前記差額補填手段は、前記差額と該差額に処理を施した
    額との差額を補填額として記憶し、補填処理し、 前記第二の競り実行手段が、前記第二の競り入札記憶手
    段により記憶された前記求車情報のうち運賃額が最高額
    である求車情報が車主運賃希望額よりも低い場合には、
    前記車主運賃希望額と前記最高額との差額に所定の額を
    加算し、または前記差額に1より大きな所定の係数を乗
    じる処理を施した額を前記最高額に加え、その加えた額
    を前記求貨情報の特定案件を基礎とする競りに対する落
    札額として記憶し、処理し、 前記差額補填手段は、前記差額と該差額に処理を施した
    額との差額を補填額として記憶し、補填処理することを
    特徴とする請求項9乃至請求項22のいずれか記載の情
    報処理装置。
  26. 【請求項26】 通信回線を介して情報処理装置と端
    末装置とが接続された情報処理システムの情報処理装置
    の制御方法であって、 前記情報処理装置に会員情報と求車情報と求貨情報とを
    記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された前記求
    車情報の特定案件の求車条件に合致する求貨情報を検索
    する第一の検索工程と、 前記記憶工程で記憶された前記求貨情報の特定案件の求
    貨条件に合致する求車情報を検索する第二の検索工程
    と、 前記第一の検索工程によって検索された条件に合致する
    求貨情報と前記第二の検索工程によって検索された条件
    に合致する求車情報とを前記端末装置で表示させるため
    の表示情報生成工程とを有することを特徴とする情報処
    理装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 通信回線を介して情報処理装置と端
    末装置とが接続された情報処理システムの情報処理装置
    用制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記情報処理装置を、会員情報と求車情報と求貨情報を
    記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された前
    記求車情報の特定案件の求車条件に合致する求貨情報を
    検索する第一の検索手段と、前記記憶手段により記憶さ
    れた前記求貨情報の特定案件の求貨条件に合致する求車
    情報を検索する第二の検索手段と、前記第一の検索手段
    によって検索された条件に合致する求貨情報と前記第二
    の検索手段によって検索された条件に合致する求車情報
    とを前記端末装置で表示させるための表示情報生成手段
    として機能させるプログラムを記憶したコンピュータ読
    取可能な記憶媒体。
  28. 【請求項28】 通信回線を介して情報処理装置と端
    末装置とが接続された情報処理システムの情報処理装置
    用制御プログラムであって、 前記情報処理装置を、会員情報と求車情報と求貨情報と
    を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された
    前記求車情報の特定案件の求車条件に合致する求貨情報
    を検索する第一の検索手段と、前記記憶手段により記憶
    された前記求貨情報の特定案件の求貨条件に合致する求
    車情報を検索する第二の検索手段と、前記第一の検索手
    段によって検索された条件に合致する求貨情報と前記第
    二の検索手段によって検索された条件に合致する求車情
    報とを前記端末装置で表示させるための表示情報生成手
    段として機能させる情報処理システムの情報処理装置用
    制御プログラム。
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