JP2001273074A - 文字入力装置及び文字入力方法 - Google Patents

文字入力装置及び文字入力方法

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JP2001273074A
JP2001273074A JP2000085258A JP2000085258A JP2001273074A JP 2001273074 A JP2001273074 A JP 2001273074A JP 2000085258 A JP2000085258 A JP 2000085258A JP 2000085258 A JP2000085258 A JP 2000085258A JP 2001273074 A JP2001273074 A JP 2001273074A
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Takao Nakayama
尊雄 中山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの入力方法を特別なモード切り替え等を必
要とせず、互いの不利な点を補って文字入力を効率的に
行ない得る文字入力装置を提供する。 【解決手段】表示デバイスの表示画面30には、上部に
編集画面表示エリア31及び文字入力用ウインドウ32
を設ける。この文字入力用ウインドウ32は、出力行表
示部33、行候補を表示する行候補表示部34、行内文
字候補を表示する行内候補表示部35及びファンクショ
ンボタン表示部36からなっている。そして、上記行候
補表示部34に表示された行候補と行内候補表示部35
に表示された行内文字候補の組み合わせにより入力する
文字を指定する第1の文字入力手段と、前記行候補表示
部34の行候補を指定する回数により前記行内文字候補
から入力する文字を指定する第2の文字入力手段を備
え、上記第1の文字入力手段及び第2の文字入力手段を
利用して文字入力を効率的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用小型電子機
器における文字入力装置及び文字入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば携帯電話や文字情報を送受
信する電話端末等の携帯用小型電子機器では、キー入力
部、表示部等に十分な面積がとれないので、少ないキー
で文字入力ができるような文字入力方法が考えられてい
る。例えばひらがなまたはカタカナの文字入力に際し
て、「あかさたなはまやらわ」の行候補の選択と、それ
ぞれの行に対応する行内候補、例えば「あ行」の場合は
「あいうえおぁぃぅぇぉ」の組み合わせにより文字を選
択する「2タッチ方式」と呼ばれる文字入力方法があ
る。
【0003】また、上記「2タッチ方式」とは別に、例
えば携帯電話での文字入力に見られるように、選択肢は
行候補「あかさたなはまやらわ」のみで、同一の行指定
を繰り返し行なうことにより、その行内候補例えば「あ
いうえおぁぃぅぇぉ」を選択させる文字入力方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の「2タッチ方式」による第1の文字入力方法では、
例えばタッチパネルでこの方法を実現する場合、行候補
の選択と行内候補の選択を行なうために、頻繁にタッチ
する位置の移動が発生し、大きなタッチパネルではタッ
チ位置の移動量が大きく、小さなタッチパネルの場合は
非常に狭いタッチエリアを慎重に選択する必要があり、
必ずしも効率的な入力方法ではないという問題があっ
た。
【0005】また、選択肢は行候補のみで、同一の行指
定を繰り返し行なうことにより、その行内候補を選択さ
せる第2の文字入力方法では、上記「2タッチ方式」と
比較して、タッチ位置の移動が頻繁に発生しないという
利点がある。しかしながら、同一行内候補の後半部分に
位置する文字を選択するためには、タッチ回数が増加す
るという問題や、同一行内の文字を連続して入力したい
場合、例えば「かく」などを入力する場合には、前の文
字の確定操作を行なってからでないと、次の文字を入力
できないという問題がある。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、2つの文字入力方法を特別なモード切り替
え等を必要とせずに利用でき、互いの不利な点を補って
文字入力を効率的に行なうことができる文字入力装置及
び文字入力方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、行内文字候補
を表示する行内候補表示部と、前記行候補表示部及び行
内候補表示部に表示された候補をそれぞれ指定する候補
指定手段と、前記行候補表示部に表示された行候補と行
内候補表示部に表示された行内文字候補の組み合わせに
より入力する文字を指定する第1の文字入力手段と、前
記行候補表示部の行候補を指定する回数により前記行内
文字候補から入力する文字を指定する第2の文字入力手
段とを具備したことを特徴とする。
【0008】上記の構成とすることにより、2つの入力
方法を特別なモード切り替え等を必要とせず、互いの不
利な点を補って文字入力を効率的に行なうことができ
る。
【0009】また、本発明は、行候補入力用のキーと、
前記行候補入力用のキーの操作に応じて行内文字候補を
表示する行内候補表示部と、前記行内候補表示部に表示
された候補を指定する候補指定手段と、前記行候補入力
用キーと前記行内候補表示部に表示された行内文字候補
の組み合わせにより入力する文字を指定する第1の文字
入力手段と、前記行候補入力用キーにより行候補を指定
する回数によって前記行内文字候補から入力する文字を
指定する第2の文字入力手段とを具備したことを特徴と
する。
【0010】上記のように行候補入力用のキーを設け、
この行候補入力用のキーの操作に応じて行内文字候補を
行内候補表示部に表示することにより、少ないキーで文
字入力を効率的に行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る文字入力装置を備えた電子機器の全体の概略構成を示
すブロック図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態における文
字入力装置を備えた電子機器は、CPU10、内部バス
11、RAM12、各種プログラムを記憶しているRO
M13、VRAM14、表示デバイス15、表示制御部
16、タッチパネル(タブレット)17、タッチパネル
制御部18、入力ペン19、入力ペン制御部20によっ
て構成されている。
【0013】CPU10は、内部バス11により各部と
接続されてシステム全体の制御を司るものであり、RA
M12、あるいはROM13に記憶されたソフトウェア
・プログラムを実行することで各種の機能を実現する。
【0014】RAM12は、CPU10による読み書き
可能のメモリ装置であり、各種データを一時的に記憶さ
せる作業領域として使用される。ROM13は、CPU
10を動作させるためのプログラム及び各種初期データ
を格納するための読み込み専用のメモリ装置であり、文
字入力制御を含む各種の機能を実現するためのプログラ
ムが格納されている。VRAM14は、表示する情報の
パターンを記憶するメモリである。表示デバイス15
は、例えばカラーあるいは白黒のLCD(液晶表示パネ
ル)を用いて構成され、表示制御部16の制御のもとで
各種情報を表示する。表示制御部16は、CPU10の
制御に従い、表示デバイス15に対する表示制御を行な
う。
【0015】タッチパネル17は、表示デバイス15の
前面に貼り合わせて設けられ、ユーザ(使用者)が画面
上の位置を指定したり、データを入力するためのもので
ある。タッチパネル制御部18は、タッチパネル17上
のある位置が押されたことによって得られる電気的信号
を、表示デバイス15の位置座標値に変換する。
【0016】入力ペン19は、タッチパネル17上の位
置をタッチ入力するためのペンである。入力ペン制御部
20は、入力ペン19によるタッチパネル17の操作及
びその入力をCPU10に知らせる。
【0017】なお、上記図1では、タッチパネル17上
の表示文字位置をタッチすると、そのタッチされた入力
位置をタッチパネル制御部18により検出するようにし
ているので、入力ペン19は電気的な入力機能を持たな
い通常のペンを用いても良い。また、入力ペン19の代
わりに指等によりタッチ入力するようにしても良い。
【0018】図2は、上記図1に示すシステム構成中の
文字入力装置に関係する部分を示す機能ブロック図であ
る。この文字入力装置の部分は、システム全体制御部2
1、タッチパネルイベント制御部22、入力制御部2
3、フォント取出処理部24、フォントデータ格納部2
5、タッチパネル17、タッチパネル制御部18、表示
デバイス15、表示制御部16によって構成される。
【0019】上記タッチパネル制御部18は、タッチパ
ネル17上のある位置が押されたことによって得られる
電気信号を、表示デバイス15の位置座標値に変換す
る。タッチパネルイベント制御部22は、入力ペン19
によるタッチパネル17の操作及び座標を入力制御部2
3に知らせる。入力制御部23は、タッチパネルイベン
ト制御部22から渡された座標値を基に、表示デバイス
15に表示される文字入力ウインドウ内のどの文字が指
定されたのかを判断したり、指定された文字の反転表示
を指示したり、出力行表示エリアに文字を表示する制御
をしたり、ユーザにより画面タッチにて指定された文字
を特定して文字コードに置き換える制御等を行なう。
【0020】フォント取出処理部24は、入力制御部2
3で特定された文字コードを基に、フォントデータの取
出し処理を行なう。フォントデータ格納部25は、文字
コードに対応したフォントイメージを格納している。表
示制御部16は、入力制御部23の指示に従い、文字を
表示デバイス15に表示したり、入力ウインドウを書き
替えたりする制御を行なう。
【0021】図3は、文字入力時における表示デバイス
15の画面表示例を示したものである。表示デバイス1
5の表示画面30には、編集画面表示エリア31及び文
字入力用ウインドウ32が設けられる。この文字入力用
ウインドウ32は、出力行表示部33、行候補表示部3
4、行内候補表示部35、ファンクションボタン表示部
36からなっている。また、図示しないが、上記文字入
力用ウインドウ32の下方には、アイコン表示エリアが
設けられる。
【0022】上記編集画面表示エリア31には、漢字及
びかな文字を含む文章の入力位置を示すカーソル41が
表示され、文字入力用ウインドウ32には、かな文字の
入力位置を示すカーソル42が表示される。また、行候
補表示部34には、行候補「あかさたなはまやらわ」の
文字が表示され、選択された文字が反転表示される。最
初の表示時(デフォルト)では、「あ」行が選択されて
反転表示されている。行内候補表示部35には、行候補
表示部34で選択された行候補に対する行内候補が表示
される。例えば行候補表示部34で「あ」行が選択され
ている場合は、行内候補表示部35には行内候補として
「あいうえおぁぃぅぇぉ」が表示される。同様に、行候
補表示部34において、「か」行が選択された場合は
「かきくけこ ゛」、「さ」行が選択された場合は「さ
しすせそ ゛」、「た」行が選択された場合は「たちつ
てと ゛っ」、「な」行が選択された場合は「なにぬね
の」、「は」行が選択された場合は「はひふへほ ゛
゜」、「ま」行が選択された場合は「まみむめも」、
「や」行が選択された場合は「やゆよゃゅょ」、「ら」
行が選択された場合は「らりるれろ」、「わ」行が選択
された場合は「わゐゑをん」が行内候補表示部35に表
示される。
【0023】また、ファンクションボタン表示部36に
は、例えば「クリア」、「改行」、「解除」、「確
定」、「変換」のファンクションボタンが表示されると
共に、ひらがなモードとカタカナモードの区分を示すモ
ード表示文字が表示される。このモード表示文字は、ひ
らがなの入力モードの場合には「あ」が表示され、カタ
カナの表示モードの場合には「ア」の文字表示される。
また、上記図3では示されていないが、カーソルの移動
を指示するカーソルキー「→」が画面内に配置されてい
るか、画面外に設けられている。
【0024】次に上記実施形態の動作をフローチャート
に従って説明する。図4は全体の処理動作を示すフロー
チャート、図5はある行が選択された場合の処理を示す
フローチャート、図6はある行内の候補が選択された場
合の処理を示すフローチャート、図7はカーソルキー
「→」が押された場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【0025】まず、図4を参照して全体の処理動作を説
明する。文字入力モードを選択すると、図4に示すフロ
ーチャートの処理が開始され、図3に示した文字入力用
ウインドウが画面に表示される(ステップA)。最初の
表示時(デフォルト)では、「あ」行の表示が行なわれ
る。すなわち、内部的な変数である「現在の行」に
「あ」を代入すると共に、同一行を連続して何回選択し
たかを保持する内部的な変数である同一行カウンタ(同
一行count)に「0」を代入する(ステップB)。
上記同一行カウンタは、図示しないが入力制御部23に
設けられる。
【0026】この状態でユーザによるタッチパネル17
の操作を待つ状態となり(ステップC)、タッチパネル
操作によってキー入力が行なわれると、行が選択された
か(ステップD)、ある行内の候補が直接選択されたか
(ステップE)、カーソルキー「→」が押されたか(ス
テップF)、その他のキーが押されたか(ステップG)
の判断処理を行なう。
【0027】上記ステップDでは、図3の行候補表示部
34に表示されている「あかさたなはまやらわ」の何れ
がタッチされたかどうかの判断を行ない、何れかの行が
選択された場合は、ステップHに進み、図5のフローチ
ャートに示す処理を行なった後、ステップCに戻る。上
記ステップEでは、図3の行内候補表示部35に表示さ
れている行内候補、例えば「あいうえおぁぃぅぇぉ」の
何れかがタッチされたかどうかを判断し、何れかの文字
がタッチされた場合には、ステップIに進み、図6のフ
ローチャートに示す処理を行なった後、ステップCに戻
る。上記ステップFでは、カーソルキー「→」が押され
たかどうかを判断し、「→」が押された場合には、ステ
ップJに進み、図7のフローチャートに示す処理を行な
った後、ステップCに戻る。上記ステップD、E、F
で、それぞれ対応するキーが押されなかったと判断され
た場合は、ステップGで、その他のキーが押されたもの
と判断してステップKに進み、その操作キーに対応した
処理を行なった後、ステップCに戻る。上記ステップK
の処理については、詳細な説明を省略する。
【0028】次に上記ステップHに示す「ある行が選択
された場合の処理」について、図5を参照して説明す
る。上記図4のステップDで、行候補表示部34に表示
されている行候補「あかさたなはまやらわ」の文字が選
択されたと判断された場合、選択された行候補が「現在
の行」変数に格納されている行と一致するかどうかを判
断し(ステップH1)、一致しない場合には「現在の
行」変数に、上記選択された行を代入する(ステップH
2)。上記のように異なる行が選択された場合は、「同
一行カウンタ」の変数を「0」にクリアする(ステップ
H3)。
【0029】そして、上記行候補表示部34において選
択された行候補文字を反転表示すると共に、選択された
行に対応する候補列を行内候補表示部35に表示する
(ステップH4、H5)。このとき出力行表示部33
に、その前に入力中であった未確定文字が残っているか
どうかを判断し(ステップH6)、残っていなければそ
のまま処理を終了してステップCに戻るが、未確定文字
が残っていれば、その未確定文字を確定し、カーソル4
2を右隣へ移動してステップCに戻り、次のキー入力に
備える。
【0030】また、上記ステップH1で、選択された行
候補が「現在の行」変数に格納されている行と一致して
いると判断された場合は、「現在の行」と同じ行が選択
されたので、ステップH8に進んで「同一行カウンタ」
の変数を1加算する。その後、「同一行カウンタ」変数
が行内候補表示部35に表示されている現在の行内候補
数を超えたかどうかを判断し(ステップH9)、超えて
いれば「同一行カウンタ」の変数を「1」に戻す(ステ
ップH10)。超えていなければ、行内候補表示部35
に表示されている行内候補列から「同一カウンタ」の値
に対応した文字を選択し(ステップH11)、出力行表
示部33に未確定文字が存在するかどうかを判断する
(ステップH12)。未確定文字が存在する場合は、こ
の未確定文字を上記ステップH11で選択された文字に
置き換えて未確定状態とする(ステップH13)。未確
定文字が存在しない場合は、ステップH11で選択され
た文字を出力行表示部33に出力して未確定状態とす
る。上記ステップH13またはステップH14の処理を
終了すると、図4のステップCに戻り、次のキー入力に
備える。
【0031】次に図4のステップIに示す「ある行内の
候補が直接選択された場合の処理」について、図6を参
照して説明する。上記図4のステップEで、行内候補表
示部35に表示されている行内候補の文字が直接選択さ
れたと判断された場合は、図6に示すフローチャートの
ステップI1に進み、「同一カウンタ」の変数を「0」
にクリアする。次に、出力行表示部33に未確定文字が
あるかどうかを判断し(ステップI2)、未確定文字が
ある場合は出力行表示部33の未確定文字を上記直接選
択された文字に置き換えて確定する(ステップI3)。
また、上記ステップI2で、出力行表示部33に未確定
文字がないと判断された場合は、上記直接選択された文
字を出力行表示部33のカーソル42の位置に出力し、
その文字を確定する(ステップI4)。上記ステップI
3またはステップI4の処理を終了すると、図4のステ
ップCに戻り、次のキー入力に備える。
【0032】次に図4のステップJに示す「カーソルキ
ー「→」が押された場合の処理」について、図7を参照
して説明する。図4のステップFでカーソルキー「→」
が押されたと判断されると、図7のステップJ1に進
み、「同一カウンタ」の変数を「0」にクリアする。こ
こでは、カーソルキー「→」を未確定文字の確定動作用
に利用している。そして、出力行表示部33に未確定文
字があるかどうかを判断し(ステップJ2)、未確定文
字があれば、この未確定状態の文字を確定し(ステップ
J3)、次の文字が入力できるようにカーソル42を右
隣へ移動する(ステップJ4)。また、上記ステップJ
2において、出力行表示部33に未確定文字が存在しな
いと判断された場合は、そのままステップJ4に進んで
カーソル42を右隣へ移動する。上記ステップJ4の処
理を終了すると、図4のステップCに戻って次のキー入
力に備える。
【0033】次に具体的な操作例に基づいて文字入力動
作を説明する。まず、第1の入力方法である「2タッチ
方式」を用いて例えば「つ」の文字を入力する場合につ
いて、図8を参照して説明する。図8は、図3における
表示画面30の文字入力用ウインドウ32の表示例を示
したもので、同図(a)は初期入力画面、同図(b)、
(c)は、上記初期入力画面から文字入力操作を行なっ
た場合の表示例を示したものである。
【0034】[1回目操作]:図8(a)の初期入力画
面において、行候補表示部34に表示されている行候補
から「た」の文字、つまり、「た」行を選択(タッチ)
する。この「た」行の選択により、図8(b)に示すよ
うに行候補表示部34の「た」の文字が反転表示される
と共に、行内候補表示部35に「た」の行内候補「たち
つてと ゛っ」が表示される。
【0035】すなわち、行候補表示部34に表示されて
いる行候補から「た」を選択すると、図4に示すフロー
チャートのステップDにおいて、行が選択されたものと
判断され、図5に詳細を示すステップHの処理が実行さ
れる。まず、ステップH1で「現在の行」と同じ行が押
されたかどうかの判断が行なわれるが、この場合には異
なる行が押されているので、「H1→H2→H3→H4
→H5」の処理が行なわれ、行候補表示部34の「た」
の文字が反転表示されると共に、行内候補表示部35に
「た」の行内候補が表示される。次にステップH6で出
力行表示部33に未確定文字があるかどうか判断される
が、この場合では未確定文字がないので、ステップHの
処理を終了する。
【0036】[2回目操作]:上記行内候補表示部35
に表示されている「た」行の行内候補から「つ」の文字
を直接タッチする。このタッチ操作により「E→I1→
I2→I4」の処理が行なわれる。すなわち、「つ」の
文字を直接タッチすると、図4のステップEでその状態
が検出され、図6に詳細を示すステップIの処理が実行
される。まず、ステップI1で「同一行カウンタ」が
「0」にクリアされた後、ステップI2で出力行表示部
33に未確定文字があるかどうか判定されるが、この場
合には未確定文字がないので、ステップI4に進み、図
8(c)に示すように選択された「つ」の文字を出力行
表示部33へ出力して確定し、カーソル42を右隣へ移
動する。上記のようにして「つ」の文字が入力される。
【0037】次に第2の入力方法である「同一の行指定
を繰り返し行なうことにより行内候補を選択させる文字
入力方法」を用いて例えば「つ」の文字を入力する場合
について図9(a)〜(e)を参照して説明する。
【0038】[1回目操作]:上記図8(a)の初期入
力画面において、行候補表示部34に表示されている行
候補から「た」行を選択する。この「た」行の選択によ
り、上記「2タッチ方式」の場合と同様に、「D→H1
→H2→H3→H4→H5→H6」の処理が行なわれ、
図9(a)に示すように行候補表示部34の「た」の文
字が反転表示されると共に、行内候補表示部35に
「た」の行内候補「たちつてと ゛っ」が表示される。
【0039】[2回目操作]:再度、行候補表示部34
の行候補から「た」行を選択する。この選択操作によ
り、「D→H1→H8→H9→H11→H12→H1
4」の処理が行なわれる。すなわち、同一行候補を連続
して2度選択すると、図5のステップH1で「現在の
行」と同じ行が押されたと判断され、ステップH8に進
み、第2の入力方法へ移行する。ステップH8で「同一
カウンタ」の値が「1」となり、ステップH11におい
て、行内候補表示部35に表示されている行内候補の1
番目である「た」の文字が選択されて図9(b)に示す
ように反転表示される。更に、ステップH14におい
て、「た」の文字が出力行表示部33に仮出力され、未
確定状態で表示(反転表示)される。
【0040】[3回目操作]:再々度、行候補表示部3
4の行候補から「た」行を選択する。この選択操作によ
り、「D→H1→H8→H9→H11→H12→H1
3」の処理が行なわれる。すなわち、同一行候補を連続
して選択すると、上記したようにステップH1からステ
ップH8に進み、「同一行カウンタ」の値が「+1」さ
れて「2」となり、図9(c)に示すように行内候補表
示部35に表示されている行内候補の2番目である
「ち」の文字が選択される。このときステップH12
で、出力行表示部33に未確定文字が存在しているもの
と判断されてステップH13に進み、出力行表示部33
に表示されている未確定文字「た」を上記選択文字
「ち」に置き換えて仮出力する。
【0041】[4回目操作]:再度同様に、行候補表示
部34の行候補から「た」行を選択する。この選択操作
により、3回目の操作と同様に「D→H1→H8→H9
→H11→H12→H13」の処理が行なわれる。この
ときステップH8で「同一行カウンタ」の値が「+1」
されて「3」となり、図9(d)に示すように行内候補
表示部35に表示されている行内候補の3番目である
「つ」の文字が選択される。この結果、上記の場合と同
様に、出力行表示部33に表示されている未確定文字
「ち」が上記選択文字「つ」に置き換えられて反転表示
される。
【0042】[5回目操作]:未確定文字を確定するた
めのカーソルキー「→」を操作する。カーソルキー
「→」の操作により「F→J1→J2→J3→J4」の
処理が行なわれる。すなわち、カーソルキー「→」が押
されると、図4のステップFから図7に詳細を示すステ
ップJの処理に進み、まず、「同一行カウンタ」を
「0」にリセットし(ステップJ1)、次いで、出力行
表示部33に未確定文字があるかどうかを判断する(ス
テップJ2)。この場合には、未確定文字「つ」がある
ので、図9(e)に示すように未確定文字「つ」を確定
し(ステップJ3)、次の文字が入力できるようにカー
ソル42を右隣へ移動する(ステップJ4)。
【0043】上記のように同一の行指定を繰り返し行な
うことにより、行内候補を選択することができる。この
場合、カーソルキー「→」による確定操作を行なわなく
ても、次の文字を続けて入力するために、別の行候補例
えば「か」行を選択すると、図4及び図5に示す「D→
H1→H2→H3→H4→H5→H6→H7」の処理が
行なわれ、ステップH7で未確定文字が自動的に確定さ
れる。
【0044】次に、第1の文字入力方法と第2の文字入
力方法を混在して用いた場合の例について図10を参照
して説明する。図10は、「と」の文字を入力する場合
において、最初第2の文字入力方法で文字選択を行な
い、その途中から第1の文字入力方法に切り替えて文字
入力した場合の例について示したものである。
【0045】[1回目操作]:上記図8(a)の初期入
力画面において、行候補表示部34に表示されている行
候補から「た」行を選択する。この「た」行の選択によ
り、図9で説明した場合と同様に、「D→H1→H2→
H3→H4→H5→H6」の処理が行なわれ、図10
(a)に示すように行候補表示部34の「た」の文字が
反転表示されると共に、行内候補表示部35に「た」の
行内候補「たちつてと゛っ」が表示される。この段階ま
では、第1の文字入力方法も第2の文字入力方法も同じ
である。
【0046】[2回目操作]:再度、行候補表示部34
の行候補から「た」行を選択する。ここで同一行候補が
連続して選択された第2の文字入力方法に移行する。こ
の選択操作により、上記したように「D→H1→H8→
H9→H11→H12→H14」の処理が行なわれ、行
内候補表示部35に表示されている行内候補の1番目で
ある「た」の文字が選択されて図10(b)に示すよう
に反転表示される。更に、「た」の文字が出力行表示部
33に仮出力され、未確定状態で表示(反転表示)され
る。
【0047】[3回目操作]:再々度、行候補表示部3
4の行候補から「た」行を選択する。この選択操作によ
り、「D→H1→H8→H9→H11→H12→H1
3」の処理が行なわれ、出力行表示部33に表示されて
いる未確定文字「た」が選択文字「ち」に置き換えられ
る。ここまでは、図9(a)〜(c)の場合と同じであ
る。
【0048】[4回目操作]:ここで、行内候補表示部
35に表示されている行内候補列から直接「と」の文字
をタッチして選択する。この「と」の文字をタッチ入力
することにより、第1の文字入力方法に移行し、「E→
I1→I2→I3」の処理が行なわれる。すなわち、
「と」の文字を直接タッチすると、図4のステップEで
その状態が検出され、図6に詳細を示すステップIの処
理が実行される。まず、ステップI1で「同一行カウン
タ」が「0」にクリアされた後、ステップI2で出力行
表示部33に未確定文字があるかどうか判定される。こ
の場合には未確定文字が存在するので、ステップI3に
進み、図10(c)に示すように選択された「と」の文
字を出力行表示部33へ出力して確定し、カーソル42
を右隣へ移動する。
【0049】上記実施形態によれば、第1の文字入力方
法と第2の文字入力方法を特にモードの切り替えを意識
することなく、どちらの方法も混在して利用することが
できる。
【0050】なお、上記実施形態では、同一の行指定を
繰り返し行なうことにより行内候補を選択させる第2の
文字入力方法において、行候補を選択した場合、例えば
「た」行を選択した場合、図9(a)に示すように行候
補表示部34の「た」の文字を反転表示すると共に、行
内候補表示部35に「た」の行内候補「たちつてと゛
っ」を表示し、再度、行候補表示部34の行候補から
「た」行を選択すると、行内候補表示部35に表示され
ている行内候補の1番目である「た」の文字を選択して
図9(b)に示すように反転表示するようにしたが、最
初に行候補を選択した場合、例えば「た」行を選択した
場合に、行内候補表示部35に「た」の行内候補「たち
つてと ゛っ」を表示すると同時に、図9(b)に示す
ように行内候補の1番目である「た」の文字を選択して
反転表示するようにしても良い。このような構成とする
ことにより、行内候補の選択を1ステップ省略でき、入
力操作をより効率的に行なうことができる。
【0051】また、上記実施形態では、画面上に行候補
表示部34を設けて行候補を表示するようにしたが、そ
の他、例えばキーボード上に「あかさたなはまやらわ」
の行候補入力用キーを設け、この行候補入力用キーの操
作に応じて行内候補表示部35に行内候補を表示させ、
上記行候補入力用キーと行内候補表示部35に表示され
た行内文字候補の組み合わせにより入力する文字を指定
するようにしても良い。
【0052】上記の構成とすることにより、キーボード
に行候補入力用のキーを設けるだけで文字入力を行なう
ことが可能となり、少ないキーで文字入力を効率的に行
なうことができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、文
字入力用ウインドウに行候補を表示する行候補表示部及
び行内文字候補を表示する行内候補表示部を設け、上記
行候補表示部に表示された行候補と行内候補表示部に表
示された行内文字候補の組み合わせにより入力する文字
を指定する第1の文字入力手段と、前記行候補表示部の
行候補を指定する回数により前記行内文字候補から入力
する文字を指定する第2の文字入力手段を備え、上記第
1の文字入力手段及び第2の文字入力手段を任意に利用
して文字入力できるようにしたので、2つの入力方法を
特別なモード切り替え等を必要とせず、互いの不利な点
を補って文字入力を効率的に行なうことができる。
【0054】また、本発明は、キーボード上に行候補入
力用キーを設け、この行候補入力用キーの操作に応じて
行内候補表示部に行内候補を表示させ、上記行候補入力
用キーと行内候補表示部に表示された行内文字候補の組
み合わせにより文字入力を行なうようにしたので、キー
ボードには行候補入力用のキーを設けるだけで文字入力
を行なうことが可能となり、少ないキーで文字入力を効
率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る文字入力装置を備え
た電子機器の全体の概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における文字入力装置部分を示す機
能ブロック図。
【図3】同実施形態における文字入力時における表示デ
バイスの画面表示例を示す図。
【図4】同実施形態における全体の処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図5】同実施形態におけるある行が選択された場合の
処理動作を示すフローチャート。
【図6】同実施形態におけるある行内の候補が選択され
た場合の処理動作を示すフローチャート。
【図7】同実施形態におけるカーソルキーが押された場
合の処理動作を示すフローチャート。
【図8】同実施形態における第1の入力方法を用いて文
字入力する場合の画面表示例を示す図。
【図9】同実施形態における第2の入力方法を用いて文
字入力する場合の画面表示例を示す図。
【図10】同実施形態における第1の文字入力方法と第
2の文字入力方法を混在して用いた場合の画面表示例を
示す図。
【符号の説明】
10 CPU 11 内部バス 12 RAM 13 ROM 14 VRAM 15 表示デバイス 16 表示制御部 17 タッチパネル(タブレット) 18 タッチパネル制御部 19 入力ペン 20 入力ペン制御部 21 システム全体制御部 22 タッチパネルイベント制御部 23 入力制御部 24 フォント取出処理部 25 フォントデータ格納部 30 表示画面 31 編集画面表示エリア 32 文字入力用ウインドウ 33 出力行表示部 34 行候補表示部 35 行内候補表示部 36 ファンクションボタン表示部 41、42 カーソル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行候補を表示する行候補表示部と、 行内文字候補を表示する行内候補表示部と、 前記行候補表示部及び行内候補表示部に表示された候補
    をそれぞれ指定する候補指定手段と、 前記行候補表示部に表示された行候補と行内候補表示部
    に表示された行内文字候補の組み合わせにより入力する
    文字を指定する第1の文字入力手段と、 前記行候補表示部の行候補を指定する回数により前記行
    内文字候補から入力する文字を指定する第2の文字入力
    手段とを具備したことを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 行候補入力用のキーと、 前記行候補入力用のキーの操作に応じて行内文字候補を
    表示する行内候補表示部と、 前記行内候補表示部に表示された候補を指定する候補指
    定手段と、 前記行候補入力用キーと前記行内候補表示部に表示され
    た行内文字候補の組み合わせにより入力する文字を指定
    する第1の文字入力手段と、 前記行候補入力用キーにより行候補を指定する回数によ
    って前記行内文字候補から入力する文字を指定する第2
    の文字入力手段とを具備したことを特徴とする文字入力
    装置。
  3. 【請求項3】 行候補を行候補表示部に表示すると共
    に、行内文字候補を行内候補表示部に表示し、前記行候
    補表示部に表示された行候補と行内候補表示部に表示さ
    れた行内文字候補を組み合わせ指定することにより文字
    を入力する第1の文字入力手段、及び前記行候補表示部
    の行候補を指定する回数により前記行内文字候補から入
    力する文字を指定する第2の文字入力手段を備えたこと
    を特徴とする文字入力方法。
  4. 【請求項4】 行候補入力用のキーの操作に応じて行内
    文字候補を行内候補表示部に表示し、前記行候補入力用
    キーと前記行内候補表示部に表示された行内文字候補の
    組み合わせにより入力する文字を指定する第1の文字入
    力手段、及び前記行候補入力用キーにより行候補を指定
    する回数によって前記行内文字候補から入力する文字を
    指定する第2の文字入力手段を備えたことを特徴とする
    文字入力方法。
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