JP2001271366A - フラットスラブとコンクリート充填鋼管柱との接合構造及びフラットスラブの施工方法 - Google Patents

フラットスラブとコンクリート充填鋼管柱との接合構造及びフラットスラブの施工方法

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JP2001271366A JP2000085747A JP2000085747A JP2001271366A JP 2001271366 A JP2001271366 A JP 2001271366A JP 2000085747 A JP2000085747 A JP 2000085747A JP 2000085747 A JP2000085747 A JP 2000085747A JP 2001271366 A JP2001271366 A JP 2001271366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート充填鋼管柱に対するフラットス
ラブのキャピタル部分を無くし、捨てコンクリートを用
いる逆打ちコンクリート工法を有効活用できるようにし
て、コストダウン、施工性の向上、工期短縮を効率的に
図る。 【解決手段】 構築すべきフラットスラブ2下の地盤G
面を根切りして捨てコンクリート3を打設した後、その
上に分離層5を施し、分離層上にフラットスラブ用の配
筋及びコンクリートCを打設し硬化後に下部を根切りす
る施工で、フラットスラブを支持する構真柱1を施工
し、フラットスラブ用の配筋としてスラブ主筋18の他
に構真柱の周囲に配筋する複数の柱定着筋17及びフー
プ筋14を含み、柱定着筋の一端を構真柱に溶接して放
射状に配筋し、構真柱の外周面に複数の鋼製リブプレー
ト11を設け、そのリブプレートに対して構真柱の周囲
を囲む各フープ筋14を固定する工程から構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の施工に際してフラットスラブを構築する施工方法に
関し、特に地階フロアを構成する床版を逆打ちコンクリ
ート工法によって施工する際に、フラットスラブと構真
柱とを接合するのにキャピタル部を無くしたフラットス
ラブの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物や鉄骨鉄筋コン
クリート構造物において、地階フロアを構成するコンク
リート床版の構築方法として、構造物を構築する範囲の
地盤を基礎の深さまで掘り下げて根切りし、そこへ基礎
を築いた後に柱及び梁の鉄筋を骨組みしてから、それら
の梁間に至る床版用の配筋を行い、次いでコンクリート
用の型枠を組んでコンクリートを打設し、コンクリート
の硬化後に型枠を取り外して床版を構築するという方法
が従来から実施されている。
【0003】この方法では、地階部分であっても、地上
に構造物を施工する方法と特別に変わることがないた
め、鉄筋の配筋作業や型枠組作業等を、吊り足場や架設
作業床等を利用して行なったり、型枠を支保工によって
支持しなければならず、施工性、工期、安全性の面など
で問題があった。
【0004】そこで、出願人は、構築すべきコンクリー
ト床版下の地盤面を根切りしてそこへ捨てコンクリート
を打設した後、捨てコンクリート上に分離層を施し、分
離層上に床版用の配筋及びコンクリートの打設を行い、
コンクリートの硬化後にコンクリートの下部を、捨てコ
ンクリートを除去しながら根切りすることによって鉄筋
コンクリートフラットスラブを施工する逆打ち工法を既
に実用化している。この工法を採用することによって、
捨てコンクリート上で配筋作業を行える他、捨てコンク
リートを型枠として利用できることで、多大な労力を要
する型枠組作業や支保工を設置する作業等を不用にし、
施工性や安全性の向上、工期短縮などを図ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄骨鉄筋コ
ンクリート構造物の中でも、例えば大規模地下構造物で
は、逆打ち工法を採用して柱に構真柱を用いることが多
い。その際、階高縮小や浮力対策等の点から、フラット
スラブ構造とすることが考えられる。しかし、工期短縮
等を図るために上述の逆打ちコンクリート工法を採用し
た場合、その工法上の利点を生かすためにはフラットス
ラブを支持する構真柱との新たな接合構造の検討が必要
となる。
【0006】図4に、従来から実施されてきたコンクリ
ート充填鋼管柱に対するフラットスラブの接合構造例を
示している。同図に示すように、コンクリート充填鋼管
柱100に対するフラットスラブ200の接合部には、
鉄筋コンクリート造のキャピタル300が設けられてい
る。このキャピタル300は構真柱100とスラブ20
0との接合強度を確保するために設けられるものである
が、このキャピタル300を形成する必要があることか
ら、上述の逆打ちコンクリート工法の採用においてその
利点を十分に発揮できない問題がある。
【0007】即ち、キャピタル300を設けるために
は、上述したように構築すべきフラットスラブ下の地盤
面を根切りしてそこへ捨てコンクリートを打設する際
に、キャピタルを形成するために地盤面を型枠代わりに
掘削する必要がある。しかしながら、キャピタルの傾斜
を形成するために地盤に法面を形成し、これに捨てコン
クリートを打設することは困難である。従って、通常の
施工法に従ってキャピタル用に型枠を組んで施工するこ
とになるが、このような工法を採用していたのでは上記
逆打ち工法のメリットが消滅してしまい、逆にコスト高
を招来することになる。このために、上記逆打ち工法の
メリットを生かしながらフラットスラブを構築して行く
ためには、キャピタル300の存在は大きな障害にな
る。
【0008】又、キャピタル300内には、主筋201
の他に接合部用の各種補強筋202、203等を配筋
し、多数のジベル204を構真柱100に溶接する必要
があり、コンクリートの打設量もキャピタル300の容
積に対応して必然的に多くなることから、コストダウ
ン、施工性の向上、工期短縮等を図り難いという問題も
ある。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてその解決を
図るために考案されたものであり、キャピタル部分を無
くしたフラットスラブとコンクリート充填鋼管柱との接
合構造を提供し、さらに、捨てコンクリートを型枠代わ
りに用いる逆打ちコンクリート工法を有効活用したフラ
ットスラブの施工ができることで、コストダウン、施工
性の向上及び工期短縮を効率的に図ることができるフラ
ットスラブの施工方法を提供している。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
あるフラットスラブとコンクリート充填鋼管柱との接合
構造は、フラットスラブの主筋に対応してコンクリート
充填鋼管柱の外周面にリングプレートとリングプレート
間に所定間隔で放射状に配置される複数の鋼製リブプレ
ートとを配置し、リングプレートに一端を溶接してコン
クリート充填鋼管柱の周囲に放射状に複数の柱定着筋を
配筋し、さらにリブプレートに固定されコンクリート充
填鋼管柱の周囲を囲む少なくとも1列のフープ筋でフラ
ットスラブの主筋を補強すように構成されており、コン
クリート充填鋼管柱にフラットスラブのキャピタル部分
を無くしている。
【0011】請求項2に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、構築すべきフラットスラブ下の地盤面を
根切りしてそこへ捨てコンクリートを打設した後、捨て
コンクリート上に分離層を施し、分離層上にフラットス
ラブ用の配筋及びコンクリートの打設を行い、コンクリ
ートの硬化後にフラットスラブの下部を、捨てコンクリ
ートを除去しながら根切りする施工法であって、フラッ
トスラブを支持するための構真柱を施工する工程と、フ
ラットスラブ用の配筋として、主筋の他に構真柱の周囲
の床版内に配筋する複数の柱定着筋及びフープ筋を含
み、各柱定着筋の一端を構真柱に溶接して放射状に配筋
する工程と、構真柱の外周面に複数の鋼製リブプレート
を設け、そのリブプレートに対して構真柱の周囲を囲む
各フープ筋を固定する工程とを有することを特徴として
いる。
【0012】これによって、構真柱に対するフラットス
ラブの接合部においてキャピタル部分をなくし、捨てコ
ンクリートを用いる逆打ちコンクリート工法を有効に活
用できるようにしている。又、接合部の強度を確保する
ために、各柱定着筋の一端を構真柱に溶接して放射状に
配筋する工程と、構真柱の外周面に複数の鋼製リブプレ
ートを設け、そのリブプレートに対して構真柱の周囲を
囲む各フープ筋を固定する工程とを行うことで、コスト
ダウン、施工性の向上、工期短縮を効率的に図ることが
できる。
【0013】請求項3に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2に記載のフラットスラブの施工
法において、各柱定着筋及び各フープ筋の施工後に主筋
を配筋することを特徴にしており、上記機能に加えて、
柱定着筋及びフープ筋の上に主筋を載せて配筋したり、
結束したりする作業を容易にしている。
【0014】請求項4に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2又は3に記載のフラットスラブ
の施工法において、構真柱に対し、構真柱の外周に沿っ
て一周する複数の鋼製リングプレートを構真柱の上下に
間隔をおいて設け、各リングプレートに対して柱定着筋
の一端を溶接する構成とすることを特徴にしており、上
記機能に加えて、リングプレートに対して柱定着筋を溶
接することで、構真柱へ直接溶接する場合に比べて構真
柱の溶接欠損を防ぐことができると共に、リングプレー
トの存在によって溶接位置を容易に決定でき、施工精度
の向上を図っている。
【0015】請求項5に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2乃至4のいずれかに記載のフラ
ットスラブの施工法において、上下のリングプレート間
に各リブプレートを設け、各リブプレートにフープ筋を
位置決めするための切り欠き部又は孔を設けた構成とす
ることを特徴にしており、上記機能に加えて、フープ筋
の位置決め及び溶接等による固定作業を容易にして作業
性の向上を図っている。
【0016】請求項6に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2乃至5のいずれかに記載のフラ
ットスラブの施工法において、構真柱の内周面の、各リ
ングプレートに対応する位置に、鋼製の補強リングを設
けた構成とすることを特徴にしており、上記機能に加え
て、溶接部分の補強と共にスラブからの荷重を構真柱内
の充填コンクリートへ支圧として効果的に伝えている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明によるフラットスラブの施
工法は、基本的に、構築すべきフラットスラブ下の地盤
面を根切りして、そこへ捨てコンクリートを打設した後
に、捨てコンクリート上に分離層を施し、分離層上にフ
ラットスラブ用の配筋及びコンクリートの打設を行い、
コンクリートの硬化後にフラットスラブの下部を捨てコ
ンクリートを除去しながら根切りすることによってフラ
ットスラブを施工する方法であり、フラットスラブを支
持するための構真柱を施工する工程と、フラットスラブ
用の配筋として、主筋の他に構真柱の周囲の床版内に配
筋する複数の柱定着筋及びフープ筋を含み、各柱定着筋
の一端を構真柱に溶接して放射状に配筋する工程と、構
真柱の外周面に複数の鋼製リブプレートを設け、そのリ
ブプレートに対して構真柱の周囲を囲む各フープ筋を固
定する工程とから構成している。以下、本発明の実施の
形態について、図面に基づいて説明する。
【0018】図1乃至図3は、本発明によるフラットス
ラブとコンクリート充填鋼管柱との接合構造を示すと同
時に、大規模地下構造物に適用した施工例として示して
おり、コンクリート充填鋼管柱もしくは構真柱1を施工
して、コンクリート床版を鉄筋コンクリート造のフラッ
トスラブ2として施工している。そして、構真柱1に対
するフラットスラブ2の接合部にはキャピタル部分を設
けていない。
【0019】この大規模地下構造物の地階フロアを構成
するフラットスラブ2を逆打ち工法で構築するには、以
下の施工手順及び配筋構造を採用している。まず、地盤
Gをフラットスラブ2の底面2aが位置する深さより2
00mm程度下がった位置まで掘削(根切り)する。次
いで、地盤Gの根切り表面G1をある程度平らに均した
後、その根切り表面G1上に直接、捨てコンクリート3
をほぼ200mmの厚さに打設し、その表面を木ごてな
どにより一様に均す。この捨てコンクリート3の上面
が、後に構築されるフラットスラブ2の底面2aが形成
される位置となる。
【0020】捨てコンクリート3が硬化したならば、捨
てコンクリート3上に例えばポリエチレンシート5等の
合成樹脂製シート(分離層)を一様に敷設する。このと
き、ポリエチレンシート5は、なるべく伸長させた状態
で、たとえばテープなどにより固定させておく。
【0021】上記のように、捨てコンクリート3上にポ
リエチレンシート5を施したならば、次に、このポリエ
チレンシート5上にフラットスラブ2を構成するための
各種鉄筋の配筋等を行うが、本発明では、キャピタル部
分を設けなくても構真柱1に対する床版2の接合部の強
度を充分に確保可能にするために、構真柱1を含めて次
のような接合構造を採用する。
【0022】本発明によるフラットスラブとコンクリー
ト充填鋼管柱との接合構造は、フラットスラブの主筋に
対応してコンクリート充填鋼管柱の外周面にリングプレ
ートとリングプレート間に所定間隔で放射状に配置され
る複数の鋼製リブプレートとを配置し、リングプレート
に一端を溶接してコンクリート充填鋼管柱の周囲に放射
状に複数の柱定着筋を配筋し、さらにリブプレートに固
定されコンクリート充填鋼管柱の周囲を囲む少なくとも
1列のフープ筋でフラットスラブの主筋を補強すように
構成されており、コンクリート充填鋼管柱にフラットス
ラブのキャピタル部分を無くしている。
【0023】そして、本実施の形態におけるフラットス
ラブとコンクリート充填鋼管柱との接合構造は、図2の
構真柱部分の配筋状態を示す斜視図と図3に示すフラッ
トスラブの平面図に詳細に示しているように、構真柱1
の外周部分に、スラブからの荷重を支圧として構真柱1
に伝達するために、これを一周する一対のリングプレー
ト11、11を上下に間隔をおいて設ける。この間隔は
床版20の厚さよりも小さく設定する。構真柱1の内周
部分にも、リングプレート11、11と対応する位置に
補強リング12を設ける。リングプレート11、11間
には、リブプレート13を構真柱1の周方向に間隔をお
いて複数設ける。実施の形態では、図3に示すように1
2個設けている。リブプレート13には、第1フープ筋
14を位置決めするための切り欠き13aを、リブプレ
ート13の長さ方向に間隔をおいて複数設けておく。こ
れらの構成によって、スラブからの荷重をせん断力によ
って構真柱1に伝えることが可能であり、キャピタル部
分をなくすことができる。
【0024】上記した、リングプレート11、補強リン
グ12、リブプレート13は何れも溶接止めしている
が、リングプレート11、リブプレート13を構真柱1
の施工前に予め設けておき、補強リング12は捨てコン
クリート3を足場として現場施工することもできる。各
第1フープ筋14は、各リブプレート13に溶接等によ
り固定し、構真柱1の周囲を一周する形態となるように
配筋する。ここでは第1フープ筋14は縦方向に間隔を
おいて5リング分配筋している。構真柱1の周囲には、
さらに、第1フープ筋14よりもさらに大きいリング径
の第2フープ筋15、及び第3フープ筋16を配筋して
いる。
【0025】上下のリングプレート11、11には、図
2に示すように、各柱定着筋17の一端を溶接し、構真
柱1を中心にしてそれぞれ平面放射状に配筋されてい
る。柱定着筋17については、ここでは図3に示すよう
に36本配筋している。各柱定着筋17の長さは一様
で、それらの他端が第2フープ筋15と第3フープ筋1
6との間に位置する程度の長さを有している。この柱定
着筋17によってスラブ端部での応力をリングプレート
11を通じて反対側の柱定着筋に伝達している。
【0026】第1フープ筋14、第2フープ筋15、第
3フープ筋16には、図1及び図3に示すように、コ字
形に曲げた複数の連結鉄筋19、20をそれぞれ部分的
にラップする形態で配筋している。又、一番外側の第3
フープ筋16で囲まれる領域では、縦横に配筋したスラ
ブ主筋18に加えてそれらの間に複数のスラブ主筋18
をさらに縦横に配筋し、スラブ上側において応力に応じ
て構真柱1周囲の鉄筋を密に配筋する。
【0027】以上のようにして各種配筋作業を終えた
ら、次に、ポリエチレンシート5の上に直接、床版用の
コンクリートCを打設する。このとき、ポリエチレンシ
ート5を介した下部には、地盤G上に打設してある捨て
コンクリート3が型枠として作用する。コンクリートC
の打設終了後にその表面を均す。このコンクリートCの
表面が目的とするフラットスラブ2の上面を形成する。
【0028】コンクリートCが硬化し、所定の強度が発
現したならば、その床版用コンクリートCの下部の地盤
Gを掘削しつつ、ポリエチレンシート5の除去も同時に
行う。これにより、目的とする構造のフラットスラブ2
が施工される。ここで、ポリエチレンシート5は、捨て
コンクリート3と床版用コンクリートCとの間に介在さ
れていて、いわゆる分離層として作用するため、捨てコ
ンクリート3の除去作業を容易に行うことができる。
【0029】尚、このフラットスラブ2よりもさらに下
階のフラットスラブを施工するには、上記と同様の施工
手順を繰り返すことによって効率的に施工することがで
きる。
【0030】このように、本実施の形態では、構真柱1
に対するフラットスラブ2の接合部におけるキャピタル
部分をなくし、捨てコンクリート3を用いる逆打ちコン
クリート工法を有効活用できるようにすることができ
る。また、接合部強度を確保するために、各柱定着筋1
7の一端を構真柱1のリングプレート11に溶接して放
射状に配筋し、構真柱1の外周面に複数の鋼製リブプレ
ート13を設け、そのリブプレート13に対して構真柱
1の周囲を囲む各フープ筋14を固定することによっ
て、コストダウン、施工性の向上、工期短縮を効率的に
図ることができる。
【0031】又、各柱定着筋17及び各フープ筋14の
施工後にスラブ主筋18等を配筋することにより、柱定
着筋17及びフープ筋14の上にスラブ主筋18を載せ
て配筋したり、結束したりする作業を容易にすることが
できる。また、構真柱1に対し、構真柱1の外周に沿っ
て一周する複数の鋼製リングプレート11を構真柱1の
上下に間隔をおいて設け、各リングプレート11に対し
て柱定着筋17の一端を溶接する構成とすることで、構
真柱1へ直接溶接する場合に比べて構真柱1の溶接欠損
を防ぐことができ、しかもリングプレート11の存在に
よって溶接位置を容易に決定でき、施工精度の向上を図
ることができる。
【0032】さらに、上下のリングプレート11、11
間に各リブプレート13を設け、各リブプレート13に
第1フープ筋14を位置決めするための切り欠き部13
aを設けた構成とすることで、第1フープ筋14の位置
決め及び溶接等による固定作業を容易にして作業性の向
上を図ることができる。
【0033】以上のように、本発明によるフラットスラ
ブの施工法は、構真柱に対するフラットスラブの接合部
におけるキャピタル部分をなくすることで、捨てコンク
リートを用いる逆打ちコンクリート工法を有効に活用し
ており、さらに、各柱定着筋の一端を構真柱に溶接して
放射状に配筋したり、構真柱の外周面に複数の鋼製リブ
プレートを設けて構真柱の周囲を囲む各フープ筋を固定
して接合部強度を確保しているので、コストダウン、施
工性の向上、工期短縮を効率的に図ることができる。
【0034】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に何ら限定
されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が可能であることは当然のことである。
【0035】
【発明の効果】本発明によるフラットスラブとコンクリ
ート充填鋼管柱との接合構造は、フラットスラブの主筋
に対応してコンクリート充填鋼管柱の外周面にリングプ
レートとリングプレート間に所定間隔で放射状に配置さ
れる複数の鋼製リブプレートを配置し、リングプレート
に柱定着筋の一端を溶接してコンクリート充填鋼管柱の
周囲に放射状に複数の柱定着筋を配筋し、さらにリブプ
レートに固定されコンクリート充填鋼管柱の周囲を囲む
少なくとも1列のフープ筋でフラットスラブの主筋を補
強すように構成することで、コンクリート充填鋼管柱に
フラットスラブのキャピタル部分を無くする効果を発揮
している。
【0036】又、本発明によるフラットスラブの施工法
は、基本的に、構築すべきフラットスラブ下の地盤面を
根切りしてそこへ捨てコンクリートを打設した後、捨て
コンクリート上に分離層を施し、分離層上にフラットス
ラブ用の配筋及びコンクリートの打設を行い、コンクリ
ートの硬化後にフラットスラブの下部を捨てコンクリー
トを除去しながら根切りすることによって、フラットス
ラブを施工する方法であって、フラットスラブを支持す
るための構真柱を施工する工程と、フラットスラブ用の
配筋として、主筋の他に構真柱の周囲の床版内に配筋す
る複数の柱定着筋及びフープ筋を含み、各柱定着筋の一
端を構真柱に溶接して放射状に配筋する工程と、構真柱
の外周面に複数の鋼製リブプレートを設け、そのリブプ
レートに対して構真柱の周囲を囲む各フープ筋を固定す
る工程とを有することを特徴としているので、以下の効
果を発揮している。 構真柱に対するフラットスラブの接合部においてキ
ャピタル部分をなくしているので、捨てコンクリートを
用いる逆打ちコンクリート工法を有効に活用している。 各柱定着筋の一端を構真柱に溶接して放射状に配筋
し、構真柱の外周面に設けた複数の鋼製リブプレートに
対して構真柱の周囲を囲む各フープ筋を固定することで
接合部強度を確保して、コストダウン、施工性の向上、
工期短縮を図っている。
【0037】さらに、請求項3に記載の発明であるフラ
ットスラブの施工法は、請求項2に記載のフラットスラ
ブの施工法において、各柱定着筋及び各フープ筋の施工
後に主筋を配筋することを特徴にしているので、上記効
果に加えて、柱定着筋及びフープ筋の上に主筋を載せて
配筋したり、結束したりする作業が容易にする効果を発
揮している。
【0038】請求項4に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2又は3に記載のフラットスラブ
の施工法において、構真柱に対し、構真柱の外周に沿っ
て一周する複数の鋼製リングプレートを構真柱の上下に
間隔をおいて設け、各リングプレートに対して柱定着筋
の一端を溶接することを特徴にしているので、上記効果
に加えて、構真柱の溶接欠損を防ぐと共に、リングプレ
ートによって溶接位置を容易に決定して施工精度を向上
させる効果を発揮している。
【0039】請求項5に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2乃至4のいずれかに記載のフラ
ットスラブの施工法において、上下のリングプレート間
に各リブプレートを設け、各リブプレートにフープ筋を
位置決めするための切り欠き部又は孔を設けたことを特
徴にしているので、上記効果に加えて、フープ筋の位置
決め及び溶接等による固定作業を容易にして作業性を向
上させる効果を発揮している。
【0040】請求項6に記載の発明であるフラットスラ
ブの施工法は、請求項2乃至5のいずれかに記載のフラ
ットスラブの施工法において、構真柱の内周面の各リン
グプレートに対応する位置に鋼製の補強リングを設ける
ことを特徴にしているので、上記効果に加えて、スラブ
からの荷重を支圧として構真柱に伝達すると共に、リブ
プレートの溶接部分を効果的に補強する効果を発揮して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットスラブとコンクリート充填鋼
管柱との接合構造とフラットスラブの施工方法を示す断
面図
【図2】本発明のフラットスラブの施工方法で施工する
構真柱との接合部における構真柱周囲の配筋を示す斜視
【図3】本発明のフラットスラブの施工方法で施工する
構真柱周囲の配筋を示す平面図
【図4】従来のコンクリート充填鋼管柱で支持するフラ
ットスラブの配筋構造を示す断面図
【符号の説明】
1 構真柱、 2 フラットスラブ、 3 捨てコンク
リート、5 ポリエチレンシート(分離層)、 11
リングプレート、12 補強リング、 13 リブプレ
ート、 14 第1フープ筋15 第2フープ筋、 1
6 第3フープ筋、 17 柱定着筋、18 スラブ主
筋、 19、20 連結鉄筋、C 床版用コンクリー
ト、 G 地盤、100 コンクリート充填鋼管柱、
200 フラットスラブ、201 主筋、 202、2
03 補強筋、 204 ジベル、300 キャピタ
ル、
フロントページの続き (72)発明者 粕谷 健一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D047 AB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットスラブとコンクリート充填鋼管
    柱を一体化するための接合構造であって、フラットスラ
    ブの主筋に対応してコンクリート充填鋼管柱の外周面に
    配置されるリングプレートとリングプレート間に所定間
    隔で放射状に配置される複数の鋼製リブプレート、該リ
    ングプレートに一端を溶接してコンクリート充填鋼管柱
    の周囲に放射状に配筋される複数の柱定着筋及び該リブ
    プレートに固定されコンクリート充填鋼管柱の周囲を囲
    む少なくとも1列のフープ筋でフラットスラブの主筋を
    補強して構成されるフラットスラブとコンクリート充填
    鋼管柱との接合構造。
  2. 【請求項2】 構築すべきフラットスラブ下の地盤面を
    根切りしてそこへ捨てコンクリートを打設した後、捨て
    コンクリート上に分離層を施し、分離層上にフラットス
    ラブ用の配筋及びコンクリートの打設を行い、コンクリ
    ートの硬化後にフラットスラブの下部を、捨てコンクリ
    ートを除去しながら根切りすることによってフラットス
    ラブを施工する方法であって、フラットスラブを支持す
    るための構真柱を施工する工程と、フラットスラブ用の
    配筋として、主筋の他に構真柱の周囲の床版内に配筋す
    る複数の柱定着筋及びフープ筋を含み、各柱定着筋の一
    端を構真柱に溶接して放射状に配筋する工程と、構真柱
    の外周面に複数の鋼製リブプレートを設け、該リブプレ
    ートに対して構真柱の周囲を囲む各フープ筋を固定する
    工程とから構成されることを特徴とするフラットスラブ
    の施工方法。
  3. 【請求項3】 各柱定着筋及び各フープ筋の施工後に主
    筋を配筋することを特徴とする請求項2に記載のフラッ
    トスラブの施工方法。
  4. 【請求項4】 構真柱に対し、構真柱の外周に沿って一
    周する複数の鋼製リングプレートを構真柱の上下に間隔
    をおいて設け、各リングプレートに対して柱定着筋の一
    端を溶接することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    フラットスラブの施工方法。
  5. 【請求項5】 上下のリングプレート間に各リブプレー
    トを設け、各リブプレートにフープ筋を位置決めするた
    めの切り欠き部又は孔を設けたことを特徴とする請求項
    2乃至4の何れかに記載のフラットスラブの施工方法。
  6. 【請求項6】 構真柱の内周面の、各リングプレートに
    対応する位置に、鋼製の補強リングを設けたことを特徴
    とする請求項2乃至5の何れかに記載のフラットスラブ
    の施工方法。
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