JP2001269404A - フランジ連結器具 - Google Patents

フランジ連結器具

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JP2001269404A
JP2001269404A JP2001063092A JP2001063092A JP2001269404A JP 2001269404 A JP2001269404 A JP 2001269404A JP 2001063092 A JP2001063092 A JP 2001063092A JP 2001063092 A JP2001063092 A JP 2001063092A JP 2001269404 A JP2001269404 A JP 2001269404A
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Japan
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syringe
flange
fixing
piston
injection head
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Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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SUUGAN KK
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    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクションヘッドにシリンジを取付け
るためのフランジ連結器具を提供する。 【解決手段】 胴体部201の他端側においては、ベ−
ス部202と、シリンジのフランジ部を後端側および外
側面側から支持するフランジ受部203と、フランジ部
を、シリンジの前端側から覆うことにより、フランジ部
をフランジ受部203とともに支持し、かつ、シリンジ
の本体部の外周面に沿って本体部を挟み込むようにし
て、本体部を挟持する1対の挟持部材204,205と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリンジ固定用
補助器具に関し、より特定的には、医療現場において、
造影剤が満たされたシリンジを、インジェクションヘッ
ドに取付けるためのシリンジ固定用補助器具の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療現場においては、人体の機能
を検査する装置としてさまざまなものが開発されてい
る。その中の1つに、人体の循環器の機能を診断するた
めの高速スキャンCTを用いたアンギオがある。このC
Tを用いたアンギオにおいては、患者に対し造影剤を注
入し、患者の体内に注入された造影剤をCTを用いて診
断することにより、循環器の機能が診断される。
【0003】人体に対して、造影剤を注入するために
は、一般に、図11に示すインジェクションヘッド10
が用いられる。インジェクションヘッド10には、内部
に造影剤をあらかじめ満たしたシリンジ300が取付け
られ、シリンジ300内のピストン300dを、図12
に示すように、インジェクションヘッド10内に設けら
れたプランジャ11を用いて、シリンジ300の先端側
に徐々に移動させる。これによりシリンジ300の先端
部に取付けられたチューブ301およびカテーテルまた
は、翼状針(図示せず)により、体内に造影剤が注入さ
れる。
【0004】ここで、シリンジ300の構造について図
13を参照して説明する。このシリンジ300は、円筒
形状を有し、ピストン300dによって規定される内部
空間に、造影剤が満たされる。シリンジ300の先端部
には、先がすぼまった注出口300aが設けられてい
る。シリンジ300の後端部には、フランジ300b
と、インジェクションヘッド10に係合するための凸部
300cが、対向する位置に2箇所設けられている。
【0005】また、ピストン300dの背面側には、イ
ンジェクションヘッド10に設けられたプランジャ11
の先端部に設けられた小判形状の連結部に結合させるた
めの連結部300fが、凸部300cに対し90°回転
した位置に、互いに対向するように設けられている。
【0006】次に、図14および図15を参照して、シ
リンジ300のインジェクションヘッド10への装着に
ついて説明する。
【0007】まず、図14に示すように、インジェクシ
ョンヘッド10には、内周面14を有する開口部12が
設けられている。この内周面14には、シリンジ300
に設けられた凸部300cに係合するための凸部13が
互いに対向する位置に形成されている。
【0008】また、開口部12には、シリンジ300の
ピストン300dと連結し、ピストン300dをシリン
ジ300の先端側へ移動させるためのプランジャ11が
配設されている。
【0009】このプランジャ11の先端部には、プラン
ジャ11の直径よりも細い首部と、この首部に連結し、
曲線部がプランジャ11の本体部と同一の曲率半径を有
する小判形状の頭部11aとを含む連結部が形成されて
いる。
【0010】このような構成よりなるインジェクション
ヘッド10において、まず図14に示すように、インジ
ェクションヘッド10の開口部12に設けられた凸部1
3によって形成される凹部に、シリンジ300に設けら
れた凸部300cが位置するようにして、シリンジ30
0をインジェクションヘッド10の開口部12に挿入す
る。
【0011】その後、図15に示すように、シリンジ3
00を約90°回転させることにより、シリンジ300
に設けられた凸部300cは、開口部12に設けられた
凸部13の後側に位置することになり、シリンジ300
に設けられたフランジ300bと凸部300cとによ
り、開口部12の凸部13を係合することになり、シリ
ンジ300がインジェクションヘッド10に固定される
ことになる。
【0012】このとき、プランジャ11に設けられた頭
部11aも、シリンジ300の回転と同時に、ピストン
300dで設けられた連結部300fに連結することに
なる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
および図15に示すインジェクションヘッド10の構造
によれば、図13に示す構造を有するシリンジ300し
か装着することができない。一方、市場においては、図
13に示すシリンジに加え、図16に示す構造を有する
シリンジも多く市販されている。
【0014】この図16に示すシリンジ2の形状は、円
筒形状の胴体部6を有し、先端側には、造影剤を注出す
るための注出口7が設けられ、後端部側には、開口部を
形成するフランジ部5が形成されている。また、胴体部
6の内部には、シリンジ2の後端側に雌ねじ3aを有す
るピストン3が設けられ、このピストン3によって規定
される内部空間に造影剤4が満たされている。
【0015】したがって、図16に示すシリンジであっ
ても、図14および図15に示すインジェクションヘッ
ド10に装着することができるようになれば、医療現場
において、2種類のシリンジの形状を選択することが可
能となり、医療関係者の利便性を向上させることが可能
となる。
【0016】この発明の目的は、上記問題点を解決する
ためになされたもので、図16に示す形状を有するシリ
ンジであっても、図14に示すインジェクションヘッド
に取付けることのできる、シリンジ固定用補助器具を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願は、平成07年特
許願第282129号(以下、親出願と称する。)の分
割出願であり、親出願において開示したフランジ連結器
具の構造に着目したものである。
【0018】このフランジ連結器具の設けられる好まし
い一例としては、以下に示す実施の形態に表わされるよ
うに、アダプタとしてのシリンジアダプタに設けること
が好ましいが、親出願で意図していたように、アダプタ
でない構造のものに本出願のフランジ連結器具の構造を
適用することも可能である。
【0019】この発明に基づいたフランジ連結器具にお
いては、一端側にフランジ部を有する筒状の本体部と、
上記本体部の内部において軸方向に移動可能に収容され
るピストンとを備えるシリンジの上記フランジ部側を、
インジェクションヘッドに連結するためのフランジ連結
器具であって、上記軸方向に対して交差する面内に沿っ
て上記シリンジの上記フランジ部側を挟み込んで固定す
るシリンジ固定手段を有する。また、上記フランジ連結
器具において好ましくは、上記シリンジ固定手段は、上
記シリンジの上記フランジ部の後端側および外側面側か
ら支持するフランジ受部と、上記シリンジの上記フラン
ジ部を、上記シリンジの前端側から覆うことにより、上
記フランジ部を上記フランジ受部とともに支持し、か
つ、上記軸方向に対して交差する面内において上記シリ
ンジの本体部の外周面に沿って上記本体部を挟み込むよ
うにして、上記本体部を挟持する1対の挟持部材とを備
える。
【0020】この構成を採用することにより、シリンジ
は、シリンジ固定手段により、確実に固定されることと
なる。
【0021】また、この発明に基づいたシリンジ固定用
補助器具によれば、筒形状の本体部を有し、先端側に注
出口を備え、後端側に開口部を形成するフランジ部を備
え、本体部の内部において、フランジ部側に結合部を有
するピストンによって規定される内部空間に、液剤を密
封したシリンジを、係合凸部が形成された内周面を有す
る開口部を有し、この開口部において、シリンジ内のピ
ストンをシリンジの先端側へ移動させて、シリンジ内部
の液剤を注出口から注出するために、先端部にその本体
部の直径部よりも細い首部と、この首部に連結し曲線部
が本体部と同一の曲率半径を有する略小判形状の頭部と
を含む連結部を有するプランジャを備えたインジェクシ
ョンヘッドに、固定するためのシリンジ固定用補助器具
であって、シリンジのフランジ部側を、インジェクショ
ンヘッドに固定するためのフランジ固定器具と、ピスト
ンをプランジャに連結させるためのピストン連結器具と
を備えている。
【0022】これにより、上述した開口部を有するイン
ジェクションヘッドに、直接結合することはできない上
述した形状を有するシリンジであっても、フランジ固定
器具とピストン連結器具とを用いることにより、上述し
たインジェクションヘッドとシリンジとを結合させるこ
とが可能となる。
【0023】その結果、1つのインジェクションヘッド
に対して、形状の異なる2種類のシリンジを取付けるこ
とが可能となるため、医療現場における医者、看護婦な
どの利便性を向上させることが可能となる。
【0024】また、好ましくは、上記フランジ固定器具
は、筒状の胴体部と、この胴体部の一端側において、イ
ンジェクションヘッドの開口部の内周面に設けられた係
合凸部に係合し、フランジ固定器具自身をインジェクシ
ョンヘッドに固定するための突起部と、胴体部の他端側
において、シリンジのフランジ部側を固定するためのシ
リンジ固定部とを備えている。
【0025】これにより、突起部において、インジェク
ションヘッドの開口部の内周面に設けられた係合凸部に
対して確実に係合し、フランジ固定器具自身を確実にイ
ンジェクションヘッド側に固定することが可能となる。
また、シリンジ固定部においては、シリンジのフランジ
部を確実に固定することが可能となる。
【0026】また、さらに好ましくは、シリンジ固定部
は、シリンジのフランジ部の後端側および外側面側から
支持するフランジ受部と、フランジ部をシリンジの前端
側から覆うことにより、フランジ部をフランジ受部とと
もに支持し、かつ、シリンジの本体部の外周面に沿って
本体部を挟み込むようにして、本体部を挟持する1対の
挟持部材とを備えている。
【0027】これにより、シリンジは、シリンジ固定部
において、より確実に固定されることになり、シリンジ
固定用補助器具の信頼性を高めることが可能となる。
【0028】また、好ましくは、ピストン連結器具は、
一端側にピストンの結合部に連結する被結合部と、他端
側にプランジャの先端部に設けられた連結部を受入固定
するための連結受部とを備えている。
【0029】これにより、シリンジのピストンがプラン
ジャに対して確実に固定されることになり、プランジャ
の運動を確実にピストンに伝達することが可能となる。
【0030】また好ましくは、連結受部は、プランジャ
の頭部の曲線部分と同じ曲率半径を有する略円柱形状の
芯部材と、この芯部材の外周面に沿って回動可能な筒形
状の回動部材とを備え、この回動部材の一端側には、プ
ランジャの連結部の頭部を受入可能な、頭部と同形状の
略小判形状の窓部を有し、芯部材の一端側には、頭部を
受入可能な溝部を有し、窓部と溝部とを一致させた後
に、プランジャの頭部を挿入し、回動部材を約90°回
転させることにより、プランジャの頭部を溝部に固定し
ている。
【0031】これにより、プランジャとピストン連結器
具とがより確実に連結され、シリンジ固定用補助器具の
信頼性を高めることが可能となる。
【0032】また、この発明に基づいたシリンジ固定用
補助器具によれば、一端側にフランジ部を有する筒状の
本体部と、本体部の内部において軸方向に移動可能に収
容されるピストンとを備えるシリンジを、ピストンを移
動させるためのプランジャを備えるインジェクタヘッド
に固定するためのシリンジ固定用補助器具であって、シ
リンジのフランジ部側を、インジェクションヘッドに連
結するためのフランジ連結器具と、フランジ連結器具に
対し独立して設けられ、ピストンをプランジャに連結さ
せるためのピストン連結器具とを備えている。
【0033】これにより、インジェクションヘッドに、
直接結合することはできない上述した形状を有するシリ
ンジであっても、フランジ固定器具とピストン連結器具
とを用いることにより、上述したインジェクションヘッ
ドとシリンジとを結合させることが可能となる。
【0034】その結果、1つのインジェクションヘッド
に対して、形状の異なる2種類のシリンジを取付けるこ
とが可能となるため、医療現場における医者、看護婦な
どの利便性を向上させることが可能となる。
【0035】また、好ましくは、上記フランジ連結器具
は、インジェクションヘッドに連結されるヘッド連結手
段と、軸方向に対して交差する面内に沿ってシリンジの
前記フランジ部側を挟み込んで固定するシリンジ固定手
段とを有し、ピストン連結器具は、ピストンに連結する
ピストン連結手段と、インジェクタヘッドのプランジャ
に連結するプランジャ連結手段とを有する。
【0036】上記構成により、インジェクションヘッド
にシリンジを確実に固定することが可能になる。
【0037】また、好ましくは、フランジ固定器具は、
筒状の胴体部を有し、ヘッド固定手段は、胴体部の一端
側において、インジェクションヘッドの開口部の内周面
に設けられた係合凸部に係合し、フランジ固定器具自身
をインジェクションヘッドに固定するための突起部を含
み、シリンジ固定手段は、胴体部の他端側に設けられる
シリンジ固定部を含む。
【0038】これにより、突起部において、インジェク
ションヘッドの開口部の内周面に設けられた係合凸部に
対して確実に係合し、フランジ固定器具自身を確実にイ
ンジェクションヘッド側に固定することが可能になる。
また、シリンジ固定部においては、シリンジのフランジ
部を確実に固定することが可能になる。
【0039】また、好ましくは、シリンジ固定部は、シ
リンジのフランジ部の後端側および外側面側から支持す
るフランジ受部と、シリンジのフランジ部を、シリンジ
の前端側から覆うことにより、フランジ部をフランジ受
部とともに支持し、かつ、軸方向に対して交差する面内
においてシリンジの本体部の外周面に沿って本体部を挟
み込むようにして、本体部を挟持する1対の挟持部材と
を備えている。
【0040】これにより、シリンジは、シリンジ固定部
においてより確実に固定されることとなり、シリンジ固
定用補助器具の信頼性を高めることが可能になる。
【0041】また好ましくは、ピストン連結手段は、プ
ランジャの頭部の曲線部分と同じ曲率半径を有する略円
柱形状の芯部材と、この芯部材の外周面に沿って回動可
能な筒形状の回動部材とを備え、この回動部材の一端側
には、プランジャの連結部に設けられる頭部を受入可能
な窓部を有し、芯部材の一端側には、頭部を受入可能な
溝部を有し、窓部と溝部とを一致させた後に、プランジ
ャの頭部を挿入し、回動部材を約90°回転させること
により、プランジャの頭部を溝部に固定している。
【0042】これにより、プランジャとピストン連結器
具とがより確実に連結され、シリンジ固定用補助器具の
信頼性を高めることが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいたシリン
ジ固定用補助器具の一実施の形態について図を参照して
説明する。なお、インジェクションヘッド10の形状お
よびシリンジ2の形状については、従来と同じであるた
め、ここでの説明は省略する。
【0044】まず、図1を参照して、本実施の形態にお
けるシリンジ固定用補助器具1の概要について、全体斜
視図を用いて説明する。
【0045】このシリンジ固定用補助器具1は、シリン
ジ2のピストン3をインジェクションヘッド10のプラ
ンジャ11に連結させるためのピストンアダプタ100
と、シリンジ2のフランジ部5側を、インジェクション
ヘッド10に固定するためのシリンジアダプタ200と
を備えている。
【0046】ここで、まず、図2を参照して、ピストン
アダプタ100の構造について説明する。このピストン
アダプタ100は、回動部材101と、この回動部材1
01内において回動可能に収容される芯部材102と、
この芯部材102に固定される雄ねじ部材103とを有
している。
【0047】回動部材101は筒状の形状を有し、その
一端には、プランジャ11の連結部に設けられた頭部1
1a(図14参照)を受入可能に、この頭部11aと同
形の小判形状の窓部101bが設けられている。また、
回動部材101の他端側は、芯部材102が挿入可能な
ように開口窓101eが形成されている。
【0048】さらに、回動部材101の外周面には、対
向する位置に1対の細長溝101cが形成され、この細
長溝101cの両端部には、円形溝101dが設けられ
ている。
【0049】次に、芯部材102は、円柱状の胴体部1
02aの一端側に、上述したプランジャ11の頭部11
aと同形状の小判型の溝部102bが形成されている。
また、胴体部102aには、溝部102bが延びる方向
と同一の方向にピン102eを受入れるためのピン穴1
02iと、このピン穴102iと直交する方向に沿って
ボール102f、ばね102gおよびセットスクリュー
102hを挿入するためのボール穴102dと、ねじ部
材103を小ねじ103cを用いて固定するためのねじ
穴102cが設けられている。
【0050】芯部材102は、回動部材101に収容さ
れた状態において、ピン102の両端が細長溝101c
に突出し、ピン102eに細長溝101cが案内される
ようにして、回動部材101が芯部材102の外周面に
沿って、90°時計方向または反時計方向に回動可能と
なっている。また、ボール102fは、円形溝101d
に内側から嵌まり込むように設けられ、回動部材101
が90°回動することにより円形溝101dに嵌まり込
むことで、振動などによる回動部材101の回転を防止
するとともにクリック感を出している。
【0051】雄ねじ部材103は、円板部103aと、
シリンジ2のピストン3に設けられた雌ねじ穴3aに螺
合する雄ねじ部103bを有している。雄ねじ部材10
3は、ねじ穴103dにより、小ねじ103cを貫通さ
せ、スペーサ104を介在させて、芯部材102に固定
されている。なお、雄ねじ部材103は、芯部材102
と一体で形成されている方が望ましい。
【0052】次に、図3および図4を参照して、ピスト
ンアダプタ100によるプランジャ11とピストン3と
の連結状態について説明する。
【0053】まず、図3に示すように、ピストンアダプ
タ100のねじ部103bを、ピストン3に設けられた
雌ねじ部3aに螺合させる。
【0054】一方、回動部材101の窓部101bと、
芯部材102の溝部102bとを一致させ結合窓100
Aを形成する。
【0055】次に、図4を参照して、プランジャ11の
頭部11aを結合窓100Aに挿入し、ピストンアダプ
タ100の回動部材101を図中矢印に示す方向に約9
0°回転させる。これにより、プランジャ11の頭部1
1aが、ピストンアダプタ100に連結されることにな
る。
【0056】次に、図5を参照して、シリンジアダプタ
200の構造について説明する。このシリンジアダプタ
200は、開口部201aを備えた胴体部201を有し
ている。胴体部201の一端側においては、インジェク
ションヘッド11の開口部12の内周面14に設けられ
た係合凸部13(図14参照)に係合し、このシリンジ
アダプタ200自身をインジェクションヘッド11に固
定するための突起部217,218が、胴体部201の
周面に沿って対向する位置に1対設けられている。
【0057】また、胴体部201の他端側においては、
ベ−ス部202と、シリンジ2のフランジ部5(図1参
照)を後端側および外側面側から支持するフランジ受部
203と、フランジ部5を、シリンジ2の前端側から覆
うことにより、フランジ部5をフランジ受部203とと
もに支持し、かつ、シリンジ2の本体部の外周面に沿っ
て本体部を挟み込むようにして、本体部を挟持する1対
の挟持部材204,205とを備えている。
【0058】挟持部材204,205の一端に設けられ
た固定穴204a,205aの側においては、それぞれ
回動可能にベ−ス部202に設けられたねじ穴202
c,202dを用いてねじ206およびワッシャ207
を用いて胴体部201に固定されている。
【0059】また、挟持部材204,205には、それ
ぞれ挟持部材204,205の開放状態を制限するため
の長穴204b,205bがそれぞれ固定穴204a,
205a近傍に設けられ、ベース部202に設けられた
ねじ穴202a,202bを用いてねじ206,ワッシ
ャ207が取り付けられている。
【0060】さらに、挟持部材204,205の他端側
においては、挟持部材204,205によってシリンジ
2の本体部を挟み込むようにして挟持するための挟持力
を発生させるための第1レバー210が、この第1レバ
ー210に設けられたピン穴210aにより挟持部材2
05の他端側にピン214、輪止め208を用いて回動
可能に取付けられている。また、同様に、第2レバー2
11が、この第2レバー211に設けられたピン穴21
1bにより挟持部材204の他端にピン213、輪止め
(図示省略)を用いて回動可能に取付けられている。
【0061】第1レバー210と第2レバー211とは
第1レバー210に設けられたピン穴210bと、ピン
211a、輪止め208とを用いて回動可能に連結され
ている。また、挟持部材205のピン214には、挟持
部材204,205がロックされていない状態において
は、常に、挟持部材204,205が最大限大きく開い
た状態を維持するように、ばね219がはめられてい
る。
【0062】さらに、挟持部材204,205の当接部
分には、ベース部202に設けられたねじ穴202e
に、ガイド216がねじ206を用いて取り付けられて
おり挟持部材204,205の軸方向への移動を制限し
ている。
【0063】次に、上記構造よりなるシリンジアダプタ
200を用いて、シリンジ2を固定する動作について、
図6および図7を参照して説明する。
【0064】まず、図6を参照して、シリンダアダプタ
200に設けられたフランジ受部203に、シリンジ2
のフランジ部5を位置決めする。
【0065】次に、図7を参照して、挟持部材204,
205の第1レバー210を時計方向に回動させること
により、挟持部材204,205により、シリンジ2の
本体部分を挟持する。このとき、シリンジ2のフランジ
部5は、フランジ受部203および挟持部材204,2
05によりフランジ部5の後端側、外側面側はすべて覆
われ、前端側はほぼ覆われることになる。
【0066】次に、ピストンアダプタ100およびシリ
ンダアダプタ200とを有するシリンジ固定用補助器具
1を用いて、シリンジ2をインジェクションヘッド10
へ取付ける場合の手順について図8ないし図10を参照
して説明する。
【0067】まず図8を参照して、インジェクションヘ
ッド10にシリンジアダプタ200を取付け、プランジ
ャ11にピストンアダプタ100を取付ける。
【0068】次に、図9を参照して、シリンジアダプタ
200の挟持部材204,205を開放した状態で、シ
リンジ2を回転させながら、ピストンアダプタ100の
雄ねじ部103bをピストン3の雌ねじ部3aに螺合さ
せ連結させる。
【0069】その後、図10に示すように、第1レバー
210および第2レバー211を用いて、挟持部材20
4および205を用いて、シリンジ2の本体部を固定す
る。これにより、シリンジ2のインジェクションヘッド
10への取付が完了する。
【0070】以上、この実施の形態においては、インジ
ェクションヘッド10に直接結合することができない形
状を有するシリンジであっても、この実施の形態におけ
るシリンジアダプタ200とピストンアダプタ100と
を有するシリンジ固定用補助器具1を用いることにより
結合させることが可能となる。
【0071】その結果、1つのインジェクションヘッド
10に対して、2種類のシリンジを取付けることが可能
となるため、医療現場における医者、患者等の利便性を
向上させることが可能となる。
【0072】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。したがって、本実施の形態においては、シ
リンジのピストンとの連結は、ねじの螺合による構造と
したが、この構造に限られず、他の周知の結合構造を用
いてもかまわない。本発明の範囲は上記した説明ではな
く、特許請求の範囲によって示され,特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれること
が意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づくシリンジ用固定補助器具の
構造を示す全体斜視図である。
【図2】 この発明に基づくピストンアダプタの構造を
示す斜視図である。
【図3】 この発明に基づくピストンアダプタの動作を
示す第1の図である。
【図4】 この発明に基づくピストンアダプタの動作を
示す第2の図である。
【図5】 この発明に基づくシリンジアダプタの構造を
示す斜視図である。
【図6】 この発明に基づくシリンジアダプタの取付動
作を示す第1の図である。
【図7】 この発明に基づくシリンジアダプタの取付動
作を示す第2の図である。
【図8】 この発明に基づくシリンジ固定用補助器具の
取付手順を示す第1の図である。
【図9】 この発明に基づくシリンジ固定用補助器具の
取付手順を示す第2の図である。
【図10】 この発明に基づくシリンジ固定用補助器具
の取付手順を示す第3の図である。
【図11】 インジェクションヘッドの動作を示す第1
の図である。
【図12】 インジェクションヘッドの動作を示す第2
の図である。
【図13】 第1従来例におけるシリンジの形状を示す
斜視図である。
【図14】 インジェクションヘッドにシリンジを取付
ける状態を示す第1の図である。
【図15】 インジェクションヘッドにシリンジを取付
ける状態を示す第2の図である。
【図16】 第2の従来例におけるシリンジの形状を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンジ固定用補助器具、2 シリンジ、3 ピス
トン、3a 雌ねじ部、5 フランジ部、10 インジ
ェクションヘッド、11 プランジャ、12内周面、1
3 係合凸部、100 ピストンアダプタ、200 シ
リンジアダプタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側にフランジ部を有する筒状の本体
    部と、前記本体部の内部において軸方向に移動可能に収
    容されるピストンとを備えるシリンジの前記フランジ部
    側を、インジェクションヘッドに連結するためのフラン
    ジ連結器具であって、 前記軸方向に対して交差する面内に沿って前記シリンジ
    の前記フランジ部側を挟み込んで固定するシリンジ固定
    手段を有する、フランジ連結器具。
  2. 【請求項2】 前記シリンジ固定手段は、 前記シリンジの前記フランジ部の後端側および外側面側
    から支持するフランジ受部と、 前記シリンジの前記フランジ部を、前記シリンジの前端
    側から覆うことにより、前記フランジ部を前記フランジ
    受部とともに支持し、かつ、前記軸方向に対して交差す
    る面内において前記シリンジの本体部の外周面に沿って
    前記本体部を挟み込むようにして、前記本体部を挟持す
    る1対の挟持部材と、を備えた、請求項1に記載のフラ
    ンジ連結器具。
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