JP2001269093A - スピニングリールの音出し装置 - Google Patents

スピニングリールの音出し装置

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JP2001269093A
JP2001269093A JP2000090058A JP2000090058A JP2001269093A JP 2001269093 A JP2001269093 A JP 2001269093A JP 2000090058 A JP2000090058 A JP 2000090058A JP 2000090058 A JP2000090058 A JP 2000090058A JP 2001269093 A JP2001269093 A JP 2001269093A
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rotor
bail
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spinning reel
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Kouji Takikura
恒治 滝倉
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベールアームが揺動したときに歯切れのよい
クリック音が得られ、かつロータの小型軽量化を図れる
ようにする。 【解決手段】 スピニングリールの音出し装置20は、
スピニングリールの第1ロータアーム31と、第1ロー
タアームの先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに揺動自在
に装着されたベールアーム17との間に設けられ、ベー
ルアームの揺動時に発音する装置であって、音出し部2
1と、退入部22とを備えている。音出し部は、ベール
アームの第1ロータアームとの対向面に進退自在かつ進
出方向に付勢された状態で設けられ、進出時にロータア
ームに衝突可能である。退入部は、第1ロータアームに
設けられ、糸開放姿勢と糸巻取姿勢と間でベールアーム
が揺動したとき、両姿勢の間で音出し部を付勢力に抗し
て退入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音出し装置、特
に、スピニングリールのロータアームとロータアームの
先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに揺動自在に装着され
たベールアームとの間に設けられ、ベールアームの揺動
時に発音するスピニングリールの音出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールのロータアームの先端
には、糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに揺動自在にベールア
ームが装着されている。ベールアームは、ロータの糸巻
取方向の回転によって釣り糸をスプールに案内して巻き
付けるものである。スプールから釣り糸を繰り出すとき
には、スプールから釣り糸がスムーズに繰り出されるよ
うにベールアームを糸開放姿勢に揺動させる。また、釣
り糸の繰り出しを止めるときには、糸巻取姿勢に戻す。
ベールアームの揺動軸芯の周囲は強度を維持するために
比較的厚肉に形成されている。ロータアームの内部に
は、ベールアームを糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに保持す
るとともに糸巻取姿勢に戻すためのベール反転装置が設
けられている。ベール反転装置は、ロータの糸巻取方向
の回転に連動してベールアームを糸開放姿勢から糸巻取
姿勢に戻す。ロータアームは、内部にベール反転機構等
の機構を装着するための空間が形成されているので比較
的薄肉に形成されており、たとえば、ダイキャスト成型
によりロータの円筒部分と一体形成されている。
【0003】ベールアームが揺動したのを確認するため
に、従来、音出し装置がロータアームとベールアームと
の間に装着されている。従来の音出し装置は、ロータア
ームにベールアームに向けて進退自在に装着された音出
しピンと、音出しピンをベールアームに向けて付勢する
コイルばねと、ベールアームのロータアームとの対向面
に設けられた音出し凹部とを有している。音出しピン
は、ロータアームに形成された細長い孔に進退自在に装
着されている。音出し凹部は、ベールアームが糸開放姿
勢及び糸巻取姿勢に配置されたとき、音出しピンと対向
する揺動軸芯に近接した位置に配置されている。このよ
うな従来の音出し装置では、ベールアームが揺動して糸
開放姿勢又は糸巻取姿勢に配置されると、音出しピンが
音出し凹部に向けて進出してベールアームに衝突し、ベ
ールアームが振動して発音する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ベールアームのロータ
アームに対向する部分は、揺動軸芯の近傍であるため、
比較的厚肉になっている。このため、前記従来の構成で
は、音出しピンがベールアームに衝突したときに、厚肉
のベールアームが振動しにくく、歯切れのよいクリック
音が得られにくい。歯切れのよいクリック音が得られな
いと、ベールアームの揺動を確認しにくい。しかも、音
出しピンをロータアームにベールアームに向けて装着し
ているので、ロータアームの揺動軸方向の厚みが厚くな
り、ロータの小型軽量化を阻害することになる。
【0005】本発明の課題は、ベールアームが揺動した
ときに歯切れのよいクリック音が得られ、かつロータの
小型軽量化を図れるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールの音出し装置は、スピニングリールのロータアー
ムと、ロータアームの先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢と
に揺動自在に装着されたベールアームとの間に設けら
れ、ベールアームの揺動時に発音する装置であって、音
出し手段と、退入手段とを備えている。音出し手段は、
ベールアームのロータアームとの対向面に進退自在かつ
進出方向に付勢された状態で設けられ、進出時にロータ
アームに衝突可能な手段である。退入手段は、ロータア
ームに設けられ、糸開放姿勢と糸巻取姿勢と間でベール
アームが揺動したとき、両姿勢の間で音出し手段を前記
付勢力に抗して退入させる手段ある。
【0007】この音出し装置では、ベールアームが糸開
放姿勢と糸巻取姿勢との間で揺動すると、音出し手段が
付勢力に抗して一旦退入したのち再度進出してロータア
ームに衝突して発音する。ここでは、音出し手段が薄肉
に形成可能なロータアームに衝突して発音するので、振
動しやすくなり歯切れのよいクリック音を生じやすい。
また、ロータアームではなく比較的厚肉のベールアーム
に音出し手段が装着されるので、ロータアームの揺動軸
方向の厚みを薄くすることができ、ロータ全体の小型軽
量化を図れる。
【0008】発明2に係るスピニングリールの音出し装
置は、発明1に記載の装置において、音出し手段は、ベ
ールアームの揺動中心の近傍にロータアームの先端に対
向して設けられた凹部に進退自在に収納された音出しピ
ンと、音出しピンを進出方向に付勢する付勢部材とを有
する。この場合には、鐘のハンマーに相当する部材であ
る音出しピンと付勢部材とが別の部材であるので、より
歯切れのよい音を出しやすい。
【0009】発明3に係るスピニングリールの音出し装
置は、発明2に記載の装置において、音出しピンは、先
端が半球状の頭部と、頭部より小径の軸部とを有してい
る。この場合には、頭部が半球状のため、揺動時に音出
しピンが退入手段によりスムーズに退入する。発明4に
係るスピニングリールの音出し装置は、発明3に記載の
装置において、付勢部材は、軸部の外周側に配置され先
端が頭部に当接し基端が凹部の底部に当接するコイルば
ねである。この場合には、コイルばねにより音出しピン
を付勢しているので、音出しピンを安定した力で付勢で
きる。
【0010】発明5に係るスピニングリールの音出し装
置は、発明1に記載の装置において、音出し手段は、ロ
ータアームに衝突する当接部と、当接部をロータアーム
に向けて付勢する付勢部とを有し、ベールアームに装着
されたばね部材を含む。この場合には、音出し手段が一
つのばね部材により構成されているので、音出し手段の
構成が簡素になる。
【0011】発明6に係るスピニングリールの音足し装
置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、
退入手段は、ベールアームが糸開放姿勢及び糸巻取姿勢
に揺動したときに音出し手段に対向した位置でロータア
ームの先端部に設けられた2つの音出し凹部を有する。
この場合には、音出し手段が音出し凹部に配置されたと
きに音出し凹部に進出して発音するので、糸開放姿勢又
は糸巻取姿勢に揺動した時に発音する。このため、揺動
完了を確実に認識できる。しかも、音出し凹部への音出
し手段の進出によりベールアームを両姿勢で保持するこ
とができる。
【0012】発明7に係るスピニングリールの音出し装
置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、
退入手段は、ベールアームが糸開放姿勢と糸巻取姿勢と
の間で揺動したとき、両姿勢の間で音出し手段に向けて
突出するようにロータアームの先端部に設けられた音出
し凸部を有する。この場合には、2つの姿勢間で音出し
手段が音出し凸部により退入した後に進出したときに発
音するので、退入手段の構成が簡素になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態を採用したスピニングリールは、ハンドル1と、ハン
ドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3
と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本
体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4
は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の
前部に前後移動自在に配置されている。
【0014】リール本体2は、リールボディ2aと、リ
ールボディ2aから斜め上前方に一体で延びるT字状の
竿取付脚2bとを有している。リールボディ2aは、図
2に示すように、内部に空間を有しており、その空間内
には、ロータ3をハンドル1の回転に連動して回転させ
るロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて
釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6
とが設けられている。リールボディ2aの前端には、先
端が開口する円筒部2cが形成されている。円筒部2c
の基端部には、外周に環状溝2dが形成されている。環
状溝2dは、図6に示すように、円の一部が切り欠かれ
たD字状に形成されている。
【0015】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が回転不
能に装着されたハンドル軸10と、ハンドル軸10とと
もに回転するフェースギア11と、このフェースギア1
1に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオ
ンギア12は筒状に形成されており、その前部12aは
ロータ3の中心部を貫通しており、ナット13によりロ
ータ3と固定されている。ピニオンギア12は、その軸
方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a,14
bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
【0016】オシレーティング機構6は、スプール4の
中心部にドラグ機構71を介して連結されたスプール軸
15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動
させるための機構である。 〔ロータの構成〕ロータ3は、図2に示すように、ロー
タ本体16と、ロータ本体16の先端に糸開放姿勢と糸
巻取姿勢とに揺動自在に装着されたベールアーム17
と、ベールアーム17を糸巻取姿勢に戻すためにロータ
本体16に装着されたベール反転機構18とを有してい
る。
【0017】ロータ本体16は、リールボディ2aにス
プール軸15回りに回転自在に装着された円筒部30
と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1
及び第2ロータアーム31,32とを有している。円筒
部30と両ロータアーム31,32とは、たとえばダイ
キャスト成型により一体成形されたアルミニウム合金や
マグネシウム合金製である。
【0018】円筒部30の前部には前壁33が形成され
ており、前壁33の中央部にはボス部33aが形成され
ている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成されて
おり、この貫通孔をピニオンギアの前部12a及びスプ
ール軸15が貫通している。前壁33の前部にナット1
3が配置されている。第1及び第2ロータアーム31,
32は、図2〜図4に示すように、円筒部30の後部外
周面にそれぞれ配置された第1及び第2接続部31a,
32aと、第1及び第2接続部31a,32aからそれ
ぞれ外方に凸に湾曲しつつ前方に延びる第1及び第2ア
ーム部31b,32bと、両接続部31a,31bと両
アーム部31b,32bとの両外方部分をそれぞれ覆う
第1及び第2カバー部材31c.32cとを有してい
る。
【0019】第1及び第2接続部31a,32aは、円
筒部30と周方向に滑らかにそれぞれ連続して形成され
ている。両接続部31a,32aの背面部には、両カバ
ー部材31c,32cを固定するためのねじ穴付きのボ
ス部35a,35bが形成されている。第1及び第2ア
ーム部31b,32bは、第1及び第2接続部31a,
32aと滑らかに連続して形成され円筒部30と間隔を
あけて前方に延びている。第1及び第2アーム部31
b,32bは、先端部から円筒部30との接続部分に向
けて滑らかに湾曲しており、内部に空間を有する薄肉の
部材である。両接続部31a,31bと両アーム部31
b,32bとの両外方部分には、開口31d,32dが
それぞれ形成されており、第1及び第2カバー部材31
c,32cは、開口31d,32dをそれぞれ外周側か
ら塞いでいる。この第1カバー部材31cと第1接続部
31a及び第1アーム部31bとの間には、収納空間4
8が形成されている。
【0020】第1アーム部31bの先端の外周側には、
第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。
第1アーム部31bと第1ベール支持部材40との間に
は、ベールアーム17の揺動時に発音する音出し装置2
0が装着されている。第1アーム部31bには、ベール
反転機構18を装着するための装着孔36a(図5)が
形成されているのに加えて、第1カバー部材31cを固
定するためのねじ穴付きボス部37a(図3)や第1ベ
ール支持部材40を装着するためのねじ孔付きのボス部
38が形成されている。
【0021】第2アーム部32bの先端内周側には、第
2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。第
2アーム部32bには、第2カバー部材32cを固定す
るためのねじ穴付きボス部37bが形成されている。第
1カバー部材31cの内側面には、第1アーム部31b
とでベール反転機構18を装着するための装着穴36b
(図5)が装着孔36aに対向した位置に形成されてい
る。
【0022】〔音出し装置の構成〕音出し装置20は、
図5に示すように、第1ベール支持部材40の第1アー
ム部31bとの対向面に進退自在かつ進出方向に付勢さ
れた状態で設けられ、進出時に第1アーム部31bに衝
突可能な音出し部21と、第1アーム部31bに設けら
れ、糸開放姿勢と糸巻取姿勢と間でベールアームが揺動
したとき両姿勢の間で音出し部21を付勢力に抗して退
入させる退入部22とを有している。
【0023】音出し部21は、第1ベール支持部材40
に進退自在に収納された音出しピン23と、音出しピン
23を進出方向に付勢するコイルばね24とを有してい
る。音出しピン23は、第1ベール支持部材40の揺動
中心の近傍に設けられた円柱状の凹部40bに進退自在
に収納されている。凹部40bは、第1アーム部31b
の先端と対向して第1アーム部31bに向けて第1ベー
ル支持部材40の揺動面から突出した突出部40cの内
部に形成されている。音出しピン23は、先端が半球状
の頭部23aと、頭部23aより小径の軸部23bとを
有している。コイルばね24は、軸部23bの外周側に
配置され先端が頭部23aの後部に当接し基端が凹部4
0bの底部に当接している。
【0024】退入部22は、第1アーム部31bのボス
部38の周囲に周方向に間隔を隔てて形成された2つの
音出し凹部22a,22b(図3)を有している。音出
し凹部22a,22bは、円形の凹穴で構成されてお
り、ベールアーム17が糸開放姿勢及び糸巻取姿勢に揺
動したときに音出しピン23に対向する位置にそれぞれ
形成されている。
【0025】このような音出し装置20を設けることに
より、ベールアーム17が両姿勢に切り換えられたとき
音出しピン23が第1アーム部31bに衝突して発音す
るので、切り換えられたことを釣り人に確実に報知する
ことができる。[ベールアームの構成]第1ベール支持
部材40は、内部がつまった厚肉のアーム状の、たとえ
ば合成樹脂製の部材である。第1ベール支持部材40
は、第1アーム部31bの先端にねじ込まれた取付ピン
39により第1ロータアーム31に取り付けられる。こ
の取付ピン39は引っかかりが少ない六角孔付きボルト
からなり、その頭部に釣り糸が引っかかりにくくなって
いる。
【0026】第1ベール支持部材40の先端には、図3
に示すように、釣り糸をスプール4に案内するためのラ
インローラ41と、ラインローラ41を挟んで第1ベー
ル支持部材40に固定された固定軸カバー47とが装着
されている。ラインローラ41は、第1ベール支持部材
40の先端に回転自在に装着されている。固定軸カバー
47は、先端がとがった変形円錐形状である。固定軸カ
バー47の先端部と第2ベール支持部材42との間には
線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定され
ている。これらの第1及び第2ベール支持部材40,4
2、ラインローラ41、ベール43及び固定軸カバー4
7により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム1
7が構成される。ベールアーム17は、図3(a)に示
す糸巻取姿勢と、図3(b)に示す糸巻取姿勢から反転
した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0027】〔ベール反転機構の構成〕ベール反転機構
18は、収納空間48内に配置されている。ベール反転
機構18は、ベールアーム17を糸開放姿勢から糸巻取
姿勢にロータ3の回転に連動して復帰させるとともに、
両姿勢でその状態を保持する。ベール反転機構18は、
図3、図5及び図6に示すように、収納空間48内で第
1アーム部31b及び第1カバー部材31cに揺動自在
に装着されたトグルばね機構50と、第1接続部31a
の後面に揺動自在に装着された戻しレバー51と、リー
ルボディ2aの前部の環状溝2dに形成された切換突起
53とを有している。
【0028】トグルばね機構50は、ベールアーム17
が糸巻取姿勢となる第1位置と糸開放姿勢となる第2位
置とを取り得るように第1ロータアーム31内に配置さ
れ、ベールアーム17を糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに保
持するための機構である。トグルばね機構50は、一端
が第1ベール支持部材40に係止され、他端が第1アー
ム部31bに沿って延びるロッド55と、ロッド55が
進退自在に装着されるとともに第1アーム部31bに中
間部が揺動自在に取り付けられたガイド部材56と、ロ
ッド55を進出側に付勢するコイルばね57と、ロッド
55を少なくとも揺動途中で揺動方向に係止可能にガイ
ド部材56に移動不能に装着された係止部材58とを有
している。
【0029】ロッド55は、図5に示すように、その先
端部55aが外周側に折り曲げられ、第1ベール支持部
材40に形成された係合穴40aに係止されている。ま
たロッド55の外周面には、ばね係止用の突起部55b
が形成されている。ガイド部材56は前端が開口する有
底角筒状の部材であり、装着孔36a,装着穴36bに
係合する両外方に突出する揺動軸56a,56bを軸方
向の中間部に有している。揺動軸56a,56bは、ロ
ータ3の径方向に沿って配置されており、ガイド部材5
6は、揺動軸56a,56bを中心に第1ロータアーム
31に揺動自在に取り付けられている。ガイド部材56
の後端部(図5右端部)には、戻しレバー51が係合す
る係止突起56cが後方に突出して形成されている。
【0030】係止部材58は、ガイド部材56の外側面
(図5の上面)に移動不能に固定された板状の部材であ
る。係止部材の前端部は、ガイド部材56の前端部より
前方に延びている。この延びた先端に係止溝59が形成
されている。係止溝59は、ロッド55の折り曲げられ
た先端部55aをガイド部材56の揺動方向に係止する
溝であり、ロッド55の進退方向に沿って形成されてい
る。この係止溝59の長さは、トグルばね機構50の死
点位置近傍でロッド55を係止可能な長さであり、ボス
部38との干渉等を考慮して決定される。具体的には、
ベールアーム17の揺動時のロッド55の死点位置から
最大移動位置までの長さに対して死点位置から10%か
ら50%の長さである。特に、ベールアーム17を戻し
やすくするために死点位置を糸開放姿勢側に偏倚させた
場合には、糸開放姿勢側の第1位置にあるとき、ロッド
55が係止部材58に係止されるような長さが好まし
い。
【0031】ここで、死点位置とは、第1ベール支持部
材40の揺動中心と、トグルばね機構50の揺動中心
(ガイド部材56の揺動中心)と、ロッド55と第1ベ
ール支持部材40との係止位置とが一直線上に並んだ位
置をいう。このとき、ロッド55は、ガイド部材56に
最も退入し、コイルばね57は最も収縮する。係止部材
58の後端部には、ガイド部材56の両側面に沿って延
びる1対の取付片58a,58bが形成されている。ま
た、中間部に揺動軸56bにはめ込まれる嵌合穴58c
が形成されている。この取付片58a,58b及び嵌合
穴58cによって係止部材58は、ガイド部材56に移
動不能に固定されている。
【0032】このような構成のトグルばね機構50は、
図3(a)に示すような第1位置と、図3(b)に示す
ような第2位置とをとることが可能である。第1位置
は、ベールアーム17の糸巻取姿勢に対応し、第2位置
はベールアーム17の糸開放姿勢に対応している。ま
た、第1トグルばね機構50の死点位置は、第1位置か
ら第2位置への揺動範囲に対して従来より糸巻取姿勢側
にある7.5:2.5の位置にある。このような位置に
死点位置が配置されている本実施形態では、糸開放姿勢
にあるとき、ロッド55は係止部材58に係止されてい
る。この死点位置は、7:3から9:1までの範囲にあ
るのが好ましい。この範囲が9:1を超えると、糸巻取
姿勢の時にトグルばね機構50の第1コイルばね57が
伸びてしまい、ベールアーム17を保持する力が弱くな
る。また、7:3未満になると、ロータ3の回転により
ベールアーム17を糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻すと
き、ベールアーム17が糸巻取姿勢に瞬時に戻りにくく
なる。
【0033】戻しレバー51は、図6に示すように、第
1接続部31aの後面に形成されたボス部35aにロー
タ回転平面と平行な面内で揺動自在に取り付けられてい
る。戻しレバー51は、トグルばね機構50のガイド部
材56の係止突起56cを係止する係止用切欠き51a
を有している。戻しレバー51の突出部51cに接触可
能に、断面が矩形のリング状の弾性部材からなる制動部
材65が環状溝2dに装着されている。制動部材65
は、ベールアーム17が糸開放姿勢にあるとき、ロータ
3の回転を制動するために設けられている。突出部51
cの先端部は、戻しレバー51の揺動中心を中心とする
半径Rの円弧状に形成されている。このように突出部5
1cを円弧状に形成することで、制動時にロータ3を回
転させたときに、がたつきにより戻しレバー51が多少
揺動しても、突出部51cが制動部材65に対して常に
同じ量だけ外周側から食い込むので接触状態が変化しに
くい。このため、ロータ3を手で回しても制動力が変動
しにくくなり安定した制動力が得られる。
【0034】このような戻しレバー51の構成では、戻
しレバー51は図6に二点鎖線で示す第1位置と実線で
示す第2位置とをとり得る。第1位置はトグルばね機構
50の第1位置及びベールアーム17の糸巻取姿勢に対
応し、第2位置はトグルばね機構50の第2位置及びベ
ールアーム17の糸開放姿勢に対応している。切換突起
53は、図6に示すように、制動部材65の外周側にお
いてリールボディ2aの環状溝2dの壁部に装着されて
おり、制動部材65をほぼ円環状に配置可能である。リ
ールボディ2aの環状溝2dに装着された切換突起53
は、外周側に突出している。この切換突起53は、戻し
レバー51がロータ3とともに回転してきた際に、戻し
レバー51の突出部51cに当接可能である。
【0035】ロータ3の円筒部30の内部には、図2に
示すように、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆
転防止機構70が配置されている。逆転防止機構70を
ローラ型のワンウェイクラッチを有しており、ワンウェ
イクラッチを作用状態と非作用状態とに切り換えること
により、ロータ3の逆転を禁止・解除する。スプール4
は、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアー
ム32との間に配置されており、スプール軸15の先端
にドラグ機構71を介して装着されている。スプール4
は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き
胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、
糸巻き胴部4aの前端に一体で形成されたフランジ部4
cとを有している。
【0036】〔リールの操作及び動作〕キャスティング
時には逆転防止機構70によりロータ3を逆転禁止状態
にしてベールアーム17を糸開放姿勢に反転させる。ベ
ールアーム17を糸開放姿勢に反転させると、第1ベー
ル支持部材40及び第2ベール支持部材42は後方側に
倒れ、図3(b)に示すような第2位置に配置される。
ベールアーム17が糸開放姿勢に倒れた状態では、スプ
ール4からの釣り糸を容易に繰り出すことが可能であ
る。
【0037】この糸巻取姿勢から糸開放姿勢への揺動に
おいて、トグルばね機構50では、第1ベール支持部材
40の回転によってロッド55が図3(a)において徐
々に退入しつつ反時計方向に揺動し、図3(b)に示す
第2位置にいたる。このとき、死点を超えるまでは退入
し死点を超えると進出する。そして退入工程において、
係止部材58にロッド55が係止されるまでは、ロッド
55からコイルばね57を介して力がガイド部材56に
間接的に伝達され、これに伴ってガイド部材56は押圧
されて揺動中心Aを中心に反時計方向に揺動する。死点
付近でロッド55が係止部材58に係止されると、ロッ
ド55から係止部材58を介してガイド部材56に力が
直接伝達される。死点を超えると、ロッド55がコイル
ばね57の付勢力により進出してベールアーム17を糸
開放姿勢側に切り換えるとともにその姿勢で保持する。
【0038】ここでは、係止部材58が、ガイド部材5
6に移動不能に設けられているとともにロッド55を揺
動方向に係止するので、係止部材58を介してロッド5
5がガイド部材56を押圧するとき、ロッド55からガ
イド部材56に力が効率よく伝達される。このため、揺
動時の剛性感が向上し揺動フィーリングが向上する。ま
た、この糸巻取姿勢から糸開放姿勢への揺動において、
音出し装置20では、音出し凹部22aに係合していた
音出しピン23がベールアーム17の揺動によって音出
し凹部22aから出て退入する。そして、ベールアーム
17が糸開放姿勢に揺動すると、音出しピン23が音出
し凹部22bにはまり込んで進出し、第1アーム部31
bに衝突する。この結果、ベールアーム17が糸開放位
置に揺動すると歯切れのよいクリック音が発生する。
【0039】ガイド部材56が第2位置に揺動すると、
この揺動に伴って戻しレバー51が、図6において時計
方向に揺動し、実線で示す第2位置となる。戻しレバー
51は、この状態においてトグルばね機構50によって
保持されている。この第2位置に戻しレバー51が揺動
すると、図5及び図6に示すように、戻しレバー51の
突出部51cがロータ回転軸心側に突出し制動部材65
に弾性的に接触する。この結果、ロータ3が制動されそ
の回転位相を保持する。しかし制動部材65と弾性的に
接触して摩擦により制動されているだけであるので、ロ
ータ3を手で回転させたりハンドル1により回転させれ
ば簡単に回転位相を調整できる。すなわち、ロータ3が
摩擦力により制動され回転位相が維持されるので、ベー
ルアーム17を糸開放姿勢にしたときにロータ3が回転
することはない。したがって、キャスティング時やサミ
ング時にロータ3の不意の回転による不具合を解消でき
る。しかも、ロータ3は摩擦により制動されているだけ
であるので、ロータ3に力を加えれば簡単に回して回転
位相を調整することができる。
【0040】この状態で釣り竿を握る手の人差し指で釣
り糸を引っかけながら釣り竿をキャスティングする。す
ると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。
キャスティング後に、ベールアーム17を糸開放姿勢に
維持したままの状態でハンドル1をたとえば左手で糸巻
取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ
3が糸巻取方向に回転する。ロータ3が糸巻取方向に回
転すると、ベールアーム17がベール反転機構18によ
り糸巻取姿勢に復帰する。
【0041】具体的には、図6において、戻しレバー5
1がロータ3とともに反時計方向に回転する。すると、
戻しレバー51の突出部51cがリール本体2側に固定
された切換突起53に衝突する。これにより、戻しレバ
ー51は蹴り上げられて二点鎖線で示す第1位置に切り
換えられる。これに伴ってトグルばね機構50のガイド
部材56が図3(b)に示す第2位置から図3(a)に
示す第1位置に揺動する。この揺動途中では、係止部材
58にロッド55が係止されているので、ガイド部材5
6からロッド55に力が効率よく伝達される。そして、
死点を超えると、コイルばね57の付勢力よりロッド5
5が進出し、ベールアーム17を糸巻取姿勢に切り換え
るとともにその姿勢で保持する。
【0042】このとき、トグルばね機構50の第2位置
では、ロッド55は死点より僅かに糸開放姿勢側に位置
しているので、戻しレバー51から少しの力を与えるだ
けで第1位置側に移行する。また、戻しレバー51はロ
ータ回転平面内で回転するので、ロータ3の回転力がそ
のまま効率良く戻しレバー51に伝えられる。したがっ
て、ハンドル操作時には小さい力でベールを糸開放姿勢
から糸巻取姿勢側に切り換えることが可能となる。しか
も、糸開放姿勢からの揺動開始時にロッド55が係止部
材58に係止されているので、力が効率よく伝達され、
トグルばね機構50での遊びが少なくなり、ベール反転
動作が剛性感があるカッチリした動作になる。
【0043】ベールアーム17が糸巻取姿勢に復帰する
と、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材4
2は、図1及び図2に示すように、それぞれ前方側に起
立している。この状態では、トグルばね機構50では、
ガイド部材56は図3(a)に示すようにコイルばね5
7によって時計方向に揺動し、ロッド55は進出した状
態となっている。このとき、力が効率よくガイド部材5
6からロッド55に伝達されるため、死点位置を従来よ
り糸巻取姿勢側に偏倚させてもベールアーム17を瞬時
に糸巻取姿勢に戻すことができる。したがって、糸巻取
姿勢の時のトグルばね機構50の付勢力を増加させるこ
とができ、糸巻取姿勢の時にベールアーム17を保持す
る力を高く維持できる。
【0044】また、この糸巻取姿勢では、戻しレバー5
1は図6に二点鎖線で示す第1位置に位置しており、こ
の状態がトグルばね機構50によって保持されている。
なおこの状態では、戻しレバー51の突出部51cはロ
ータ外周側に退避しており、ロータ3が回転しても突出
部51cが切換突起53に当接することはない。ベール
アーム17が糸巻取姿勢に戻ると、ベールアーム17に
より釣り糸がスプール4に案内されてスプール4の外周
に巻き付けられる。
【0045】この糸巻取姿勢への復帰時にも、音出し装
置20では、音出しピン23が音出し凹部22bから出
て退入した後に、音出し凹部22bにはまり込んで進出
し、第1アーム部31bと衝突する。この結果、ロータ
3の糸巻取方向の回転に連動してベールアーム17が糸
巻取姿勢に戻ると、歯切れのよいクリック音が発生し、
釣り人がそのことを確実に認識できる。
【0046】ここでは、音出し装置20で比較的薄肉の
第1ロータアーム31を発音させているので、歯切れの
よいクリック音を発生できる。また、第1ロータアーム
31に音出し部21を装着する必要がないので、第1ロ
ータアーム31のロータ径方向の厚みを薄くすることが
できる。しかも、2つの音出し凹部22a,22bのい
ずれかに音出しピン23が係合するので、音出し装置2
0によってベールアーム17を2つの姿勢で保持でき
る。
【0047】また、従来の構造では、ロータアームに音
出しピン23を収納する凹部40bに相当する細長い孔
を設ける必要がある。しかし、ダイキャスト成型では、
このような細長い孔を金型では形成できないので、別途
穿孔加工が必要になる。また、たとえばマグネシウム合
金製のロータの表面に電着塗装を施す場合には、この孔
に塗料が詰まるため、再加工が必要になる。このような
穿孔加工や再加工を行わなければならないので、従来の
構造では、コストのかかるものになる。しかし、本実施
形態では、合成樹脂製の第1ベール支持部材40側に凹
部40bを設けているので、射出成型等の成型時に凹部
40bを一緒に形成できる。このため、余分な加工が不
要になり、製造コストを低減することもできる。
【0048】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、音出し装置20を第1ロータ
アーム31と第1ベール支持部材40との間に装着した
が、第2ロータアーム32と、第2ベール支持部材42
との間に設けてもよい。 (b)前記実施形態では、糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに
ベールアーム17を保持可能しかつロータの糸巻取方向
の回転により糸巻取姿勢に復帰可能なベール反転機構を
用いた。しかし、前記実施形態のように音出し装置20
によって両姿勢にベールアーム17を保持し得る場合に
は、両姿勢での保持を行わずにベールアーム17をロー
タ3の糸巻取方向の回転に連動して糸巻取姿勢に復帰可
能な機能だけのベール反転機構を用いてもよい。
【0049】(c)前記実施形態では、2つの音出し凹
部22a,22bによって退入部22を構成したが、音
出し凹部22a,22bに代えて、両姿勢間で音出しピ
ン23を退入させるために第1アーム部31bに音出し
凸部を設けてもよい。 (d)前記実施形態では、音出しピン23とコイルばね
24とにより音出し部21を構成したが、弾性を有する
ばね部材によって音出し部21を構成してもよい。この
場合、ベール支持部材のいずれかにばね部材を進退自在
に装着し、ばね部材の一部に退入部に当接する当接部と
当接部をロータアームに向けて付勢する付勢部とを設け
ればよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、音出し手段が薄肉に形
成可能なロータアームに衝突して発音するので、振動し
やすくなり歯切れのよいクリック音を生じやすい。ま
た、ロータアームではなく比較的厚肉のベールアームに
音出し手段が装着されるので、ロータアームの揺動軸方
向の厚みを薄くすることができ、ロータ全体の小型軽量
化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの右側面図。
【図2】その左側面断面図。
【図3】第1ロータアームの平面図。
【図4】第2ロータアームの平面図。
【図5】第1ロータアームの断面拡大図。
【図6】ベール反転機構を示すリールボディの正面図。
【符号の説明】
2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 17 ベールアーム 20 音出し装置 21 音出し部 22 退入部 22a,22b 音出し凹部 23 音出しピン 23a 頭部 23b 軸部 24 コイルばね 31 第1ロータアーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピニングリールのロータアームと、前記
    ロータアームの先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに揺動
    自在に装着されたベールアームとの間に設けられ、前記
    ベールアームの揺動時に発音するスピニングリールの音
    出し装置であって、 前記ベールアームの前記ロータアームとの対向面に進退
    自在かつ進出方向に付勢された状態で設けられ、進出時
    に前記ロータアームに衝突可能な音出し手段と、 前記ロータアームに設けられ、前記糸開放姿勢と糸巻取
    姿勢と間で前記ベールアームが揺動したとき、両姿勢の
    間で前記音出し手段を前記付勢力に抗して退入させる退
    入手段と、を備えたスピニングリールの音出し装置。
  2. 【請求項2】前記音出し手段は、 前記ベールアームの揺動中心の近傍に前記ロータアーム
    の先端に対向して設けられた凹部に進退自在に収納され
    た音出しピンと、 前記音出しピンを進出方向に付勢する付勢部材とを有す
    る、請求項1に記載のスピニングリールの音出し装置。
  3. 【請求項3】前記音出しピンは、先端が半球状の頭部
    と、前記頭部より小径の軸部とを有している、請求項2
    に記載のスピニングリールの音出し装置。
  4. 【請求項4】前記付勢部材は、前記軸部の外周側に配置
    され先端が前記頭部に当接し基端が前記凹部の底部に当
    接するコイルばねである、請求項3に記載のスピニング
    リールの音出し装置。
  5. 【請求項5】前記音出し手段は、前記ロータアームに衝
    突する当接部と、前記当接部を前記ロータアームに向け
    て付勢する付勢部とを有し、前記ベールアームに装着さ
    れたばね部材を含む、請求項1に記載のスピニングリー
    ルの音出し装置。
  6. 【請求項6】前記退入手段は、前記ベールアームが糸開
    放姿勢及び糸巻取姿勢に揺動したときに前記音出し手段
    に対向した位置で前記ロータアームの先端部に設けられ
    た2つの音出し凹部を有する、請求項1から5のいずれ
    かに記載のスピニングリールの音出し装置。
  7. 【請求項7】前記退入手段は、前記ベールアームが糸開
    放姿勢と糸巻取姿勢との間で揺動したとき、両姿勢の間
    で前記音出し手段に向けて突出するように前記ロータア
    ームの先端部に設けられた音出し凸部を有する、請求項
    1から5のいずれかに記載のスピニングリールの音出し
    装置。
JP2000090058A 2000-03-29 2000-03-29 スピニングリールの音出し装置 Pending JP2001269093A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1419691A1 (en) * 2002-11-18 2004-05-19 Liang-Jen Chang Clicking reel shell for spinning reel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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