JP2001263294A - 遠心式ターボ型空気機械のインペラ、遠心式ターボ型空気機械、及び空気調和装置 - Google Patents

遠心式ターボ型空気機械のインペラ、遠心式ターボ型空気機械、及び空気調和装置

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JP2001263294A JP2000081396A JP2000081396A JP2001263294A JP 2001263294 A JP2001263294 A JP 2001263294A JP 2000081396 A JP2000081396 A JP 2000081396A JP 2000081396 A JP2000081396 A JP 2000081396A JP 2001263294 A JP2001263294 A JP 2001263294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心式ターボ型空気機械のインペラ(4) 内で
の空気の剥離を抑えることによって、送風音の増大や効
率の低下を防止する。 【解決手段】 インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(H
U)の少なくとも一方を、隣り合うブレード(BL)の間が傾
斜面になるように形成して、階段状に構成することによ
り、空気の剥離領域を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボファンやタ
ーボ圧縮機などの遠心式ターボ型空気機械に関し、特
に、インペラ内における空気の剥離に伴って発生する騒
音の低減策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば天井埋込型や天井吊下
型の空気調和装置では、特開平11−223380号公
報や特開平10−184591号公報などに記載されて
いるように、遠心式ターボ型空気機械であるターボファ
ンを用い、室内空気を装置内に吸い込んで調和空気を室
内に吹き出すようにしたものがある。
【0003】図10は、この種の空気調和装置(50)の概
略構成を模式的に表した断面図である。図示するよう
に、この空気調和装置(50)は、箱形のケーシング(51)内
に、ターボファン(52)や熱交換器(53)等の機器を備えて
いる。ケーシング(51)の下部には、図示しない化粧パネ
ルが取り付けられて、空気吸込口(54a) と空気吹出口(5
4b) とが形成されている。そして、ターボファン(52)の
駆動に伴って空気吸込口(54a) から吸い込んだ室内空気
を熱交換器(53)によって温度調整した後、各空気吹出口
(54b) から室内に向って吹き出すように構成されてい
る。なお、ターボファン(52)のインペラ(55)の吸い込み
側には、該インペラ(55)へ室内空気を案内するベルマウ
ス(56)が設けられている。
【0004】ターボファン(52)のインペラ(55)は、シュ
ラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持さ
れ、ハブ(HU)の中心部が、ケーシング(51)の中央部に配
置されて固定されたファンモータ(57)の駆動軸下端部に
直結されている。そして、このファンモータ(57)の駆動
に伴うブレード(BL)の回転によって、下側から吸い込ん
だ空気を径方向外側に曲げながら吹き出して熱交換器(5
3)に通し、調和空気を生成した後に空気吹出口(54b) か
ら室内へ供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠心式ター
ボ型空気機械は、高静圧の使用条件では図11(a)に
示すようにインペラ(55)のハブ(HU)側で空気の剥離が生
じやすく、低静圧の使用条件では図11(b)に示すよ
うにシュラウド(SH)側で空気の剥離が生じやすい。ま
た、小風量の使用条件では図11(c)に示すようにブ
レード(BL)の負圧面(P2)側で空気の剥離が生じやすく、
大風量の使用条件では図11(d)に示すようにブレー
ド(BL)の正圧面(P1)側で空気の剥離が生じやすい。
【0006】以上のことから、上述したような空気調和
装置(50)に用いられるターボファン(52)は、使用条件が
遠心式ターボ型空気機械の中では比較的低静圧・小風量
の範疇に分類されるため、ブレード(BL)の負圧面(P2)側
のシュラウド(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすい
ものであった。また、比較的低静圧・大風量で使用され
るターボファンは、ブレード(BL)の正圧面(P1)側のシュ
ラウド(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすく、さら
に、比較的高静圧・小風量で使用されるターボ圧縮機
は、ブレード(BL)の負圧面(P2)側のハブ(HU)寄りの部分
で空気の剥離が生じやすいものであった。
【0007】このように、従来の遠心式ターボ型空気機
械では、静圧や風量などの使用条件によってインペラ(5
5)内の異なる部分で空気の剥離が生じて渦が発生し、そ
の結果、送風音が増大したり、効率が低下したりする問
題があった。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、遠心式タ
ーボ型空気機械のインペラ内での空気の剥離を抑えるこ
とによって、送風音の増大や効率の低下を防止すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シュラウド(S
H)とハブ(HU)の少なくとも一方を階段状に形成すること
によりインペラ(4) 内での剥離領域を小さくするように
したものである。
【0010】具体的に、本発明が講じた解決手段は、軸
方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブ
レード(BL)が保持されて構成された遠心式ターボ型空気
機械のインペラと、該インペラ(4) を備えた遠心式ター
ボ型空気機械を前提としている。そして、上記インペラ
(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方にお
ける隣り合うブレード(BL)の間を傾斜面に形成して階段
状に構成したものであり、特に、上記インペラ(4) のシ
ュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方における隣り
合うブレード(BL)の間を、空気の剥離領域を小さくする
ように傾斜面に形成して階段状に構成したものである。
【0011】上記構成において、インペラ(4) は、図3
に示すように、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L
2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるように
シュラウド(SH)を階段状に形成することができる。そし
て、この構成のインペラ(4)を備えた遠心式ターボ型空
気機械は、インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ(m3/
s)、空気の密度をρ(Kg/m3)、圧力をP(Pa)としたとき
に、ns=NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度n
s が、0.2<ns<0.4 の関係を満たすものとすることが
できる。
【0012】また、インペラ(4) は、図4に示すよう
に、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面
(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド
(SH)を階段状に形成することもできる。そして、この構
成のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、
上記比速度ns が、ns≧0.4の関係を満たすものとする
ことができる。
【0013】また、インペラ(4) は、図5に示すよう
に、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面
(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるようにハブ(HU)を
階段状に形成することができる。そして、この構成のイ
ンペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、上記比
速度ns が、ns≦0.2の関係を満たすものとすることが
できる。
【0014】また、インペラ(4) は、図6に示すよう
に、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面
(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにハブ(HU)を
階段状に形成することもできる。そして、この構成のイ
ンペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、上記比
速度ns が、0.2<ns<0.4 の関係を満たすものとする
ことができる。
【0015】さらに、インペラ(4) は、図7に示すよう
に、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面
(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるようにシュラウド
(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成することができ
る。そして、この構成のインペラ(4) を備えた遠心式タ
ーボ型空気機械は、上記比速度ns が、ns≦0.2の関係
を満たすものとすることができる。
【0016】また、インペラ(4) は、図8に示すよう
に、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面
(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド
(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成することもでき
る。そして、この構成のインペラ(4) を備えた遠心式タ
ーボ型空気機械は、上記比速度ns が、ns≧0.4の関係
を満たすものとすることができる。
【0017】また、上記構成のうち、ブレード(BL)の負
圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よ
りも小さくなるようにシュラウド(SH)が階段状に形成さ
れた図3のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機
械と、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧
面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウ
ド(SH)が階段状に形成された図4のインペラ(4) を備え
た遠心式ターボ型空気機械は、天井に設置される空気調
和装置のターボファンに用いることができ、特に前者は
この種の空気調和装置のターボファンに好適に用いるこ
とができる。
【0018】具体的には、これらの遠心式ターボ型空気
機械は、空気吸込口(9a)と空気吹出口(9b)とを有して天
井に設置されるケーシング(2) 内に、空気吸込口(9a)か
ら室内空気を吸い込んで調和空気を空気吹出口(9b)から
吹き出すターボファン(3) と、空気吸込口(9a)から空気
吹出口(9b)に亘って形成された空気流通路(10)に配置さ
れて室内空気から調和空気を生成する熱交換器(7) とを
備えた空気調和装置において、上記ターボファン(3) と
して使用することができる。
【0019】−作用− 上述したように、遠心式ターボ型空気機械は、例えば空
気調和装置などで用いられる低静圧・小風量の使用条件
の時(概ね0.2<ns<0.4 の場合)には、ブレード(BL)
の負圧面(P2)側のシュラウド(SH)寄りにおいて空気の剥
離が生じやすい。したがって、ブレード(BL)の負圧面(P
2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小
さくなるようにシュラウド(SH)を階段状に形成する(図
3参照)と、この使用条件での剥離領域が減少し、空気
がブレード(BL)とシュラウド(SH)の表面に沿って滑らか
に流れるようになる。
【0020】また、例えばターボファンにおける低静圧
・大風量の使用条件の時(概ねns≧0.4の場合)には、
ブレード(BL)の正圧面(P1)側のシュラウド(SH)寄りにお
いて空気の剥離が生じやすい。したがって、ブレード(B
L)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅
(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)を階段状に
形成する(図4参照)と、この使用条件での剥離領域が
減少し、空気がブレード(BL)とシュラウド(SH)の表面に
沿って滑らかに流れるようになる。
【0021】また、例えばターボ圧縮機における高静圧
・小風量の使用条件の時(概ねns≦0.2の場合)には、
ブレード(BL)の負圧面(P2)側のハブ(HU)寄りにおいて空
気の剥離が生じやすい。したがって、ブレード(BL)の負
圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よ
りも小さくなるようにハブ(HU)を階段状に形成する(図
5参照)と、この使用条件での剥離領域が減少し、空気
がブレード(BL)とハブ(HU)の表面に沿って滑らかに流れ
るようになる。
【0022】さらに、高静圧・大風量の使用条件の時
(概ね0.2<ns<0.4 の場合)には、ブレード(BL)の正
圧面(P1)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じや
すい。したがって、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口
幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるよ
うにハブ(HU)を階段状に形成する(図6参照)と、この
使用条件での剥離領域が減少し、空気がブレード(BL)と
ハブ(HU)の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0023】また、小風量での使用時(概ねns≦0.2の
場合)には、ブレード(BL)の負圧面(P2)側で、シュラウ
ド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方で剥離が生じることも
ある。このため、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅
(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるよう
にシュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成す
る(図7参照)と、この使用条件での剥離領域が減少
し、空気がブレード(BL)、シュラウド(SH)及びハブ(HU)
の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0024】さらに、大風量での使用時(概ねns≧0.4
の場合)には、ブレード(BL)の正圧面(P1)側で、シュラ
ウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方で剥離が生じること
もある。このため、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口
幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるよ
うにシュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成
する(図8参照)と、この使用条件での剥離領域が減少
し、空気がブレード(BL)、シュラウド(SH)及びハブ(HU)
の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0025】
【発明の効果】このように、シュラウド(SH)とハブ(HU)
の少なくとも一方を、隣り合うブレード(BL)の間を傾斜
面に形成して階段状に構成すると、静圧や風量によって
インペラ(4) 内で剥離が生じやすい領域を減少させ、空
気の流れをハブ(HU)、シュラウド(SH)、及びブレード(B
L)の表面に滑らかに沿わせるようにすることができる。
このため、上記解決手段によれば、遠心式ターボ型空気
機械において、インペラ(4) 内での空気の剥離に伴う送
風音の増大や効率の低下を防止することが可能となる。
【0026】特に、低静圧・小風量の使用条件に合わせ
てシュラウド(SH)を階段状に形成したもの(図3参照)
は、天井埋込型や天井吊下型の空気調和装置などで用い
られるターボファンに適しており、空気調和装置におけ
る騒音を低減するのに効果的である。また、低静圧・大
風量の使用条件に合わせてシュラウド(SH)を階段状に形
成したもの(図4参照)は、一般的なターボファンに適
しており、高静圧・小風量の使用条件に合わせてハブ(H
U)を階段状に形成したもの(図5参照)は、ターボ圧縮
機に適している。
【0027】また、上記各構成では、ブレード(BL)の負
圧面(P2)側の出口幅(L2)と正圧面(P1)側の出口幅(L1)の
一方を狭くしても、他方を広くすることができるので、
吹き出し面積が小さくなることは防止できる。
【0028】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1に示すように、本実施形態1は天井埋
込型の空気調和装置(1) に関するものである。この空気
調和装置(1) は、天井(R) に形成された開口(H) に挿入
配置されており、下方に開放する板金製のケーシング
(2) が天井裏空間(S) に据付けられている。このケーシ
ング(2) は天板(2a)と該天板(2a)の外縁部から下方に延
びる側板(2b)とを備え、その内部に各機器が収容されて
いる。以下、各機器について説明する。
【0030】ケーシング(2) 内の中央部には遠心式ター
ボ型空気機械の1種であるターボファン(3) が配設され
ている。このターボファン(3) は、インペラ(4) とファ
ンモータ(5) とベルマウス(6) とから構成されている。
インペラ(4) は、シュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブ
レード(BL)が保持され、ハブ(HU)の中心部が、ケーシン
グ(2) の中央部に配置されて固定されたファンモータ
(5) の駆動軸下端部に直結されている。そして、このフ
ァンモータ(5) の駆動に伴うブレード(BL)の回転によっ
て、下側から吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出すよ
うになっている。
【0031】ベルマウス(6) は、このターボファン(3)
のインペラ(4) の下側に、該インペラ(4) へ室内空気を
案内するように配設されている。ベルマウス(6) は、平
板部(6a)の略中央部に、円弧状に湾曲した湾曲部(6b)を
備え、この湾曲部(6b)により、空気をインペラ(4) へ導
入する開口(6c)が構成されている。
【0032】一方、ターボファン(3) のインペラ(4) の
外周囲には熱交換器(7) が配設されている。この熱交換
器(7) は、図示しない室外機に冷媒配管を介して連結さ
れ、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮
器として機能するようになっており、ターボファン(3)
から導出された空気を温度調整する。また、熱交換器
(7) の下側には、該熱交換器(7) で発生したドレン水を
回収するためのドレンパン(8) が配設されている。
【0033】ケーシング(2) の下端部には、平面視が矩
形状の化粧パネル(9) が取り付けられて、ケーシング
(2) の一部を構成している。この化粧パネル(9) には、
その中央部に、矩形状の開口からなる空気吸込口(9a)が
形成されている。また、化粧パネル(9) の側縁部の複数
箇所(例えば4箇所)には、化粧パネル(9) の各辺に対
応して空気吹出口(9b),(9b), …が形成されている。
【0034】化粧パネル(9) の空気吸込口(9a)には、該
空気吸込口(9a)から吸い込んだ空気中の塵埃を除去する
ためのエアフィルタ(9c)が備えられている。また、エア
フィルタ(9c)の下側には吸込グリル(9d)が取り付けられ
ている。この吸込グリル(9d)は、その中央部に吸込口(9
a)に対応した開口が形成されており、この開口の全体に
亘って複数の桟(9e)が設けられている。このため、ケー
シング(2) 内に吸い込まれる室内空気は、これら桟(9e)
の間を通過して吸込グリル(9d)の全体からケーシング
(2) 内に吸い込まれる。
【0035】以上の構成により、化粧パネル(9) の空気
吸込口(9a)から空気吹出口(9b)に亘って空気流通路(10)
が形成され、この空気流通路(10)の上流側から下流側に
向かって、エアフィルタ(9c)、ベルマウス(6) 、インペ
ラ(4) 、熱交換器(7) を空気が順に通過することにな
る。
【0036】次に、本発明の特徴とするターボファン
(3) の構成について、具体的に説明する。
【0037】このターボファン(3) は、比較的低静圧
(約100Pa程度)、小風量(約0.5m3/s程度)の条
件で使用されるように設計されている。このような使用
条件では、一般に、図11(b),(c)において説明
したように、ブレード(BL)の負圧面(P2)側のシュラウド
(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすい。このことか
ら、従来のインペラでは図2(a)に示す斜線部が剥離
領域となる。これに対して、本実施形態1では、図2
(b)に示すようにシュラウド(SH)を階段状に形成する
ことによって、その剥離領域を小さくしている。
【0038】つまり、斜視図である図3(図1とは上下
を逆転して示している)に示すように、インペラ(4)
は、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面
(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるように、シュラウ
ド(SH)が階段状に形成されている。なお、図3におい
て、仮想線はシュラウド(SH)が階段状でない従来の形状
を表している(後述の図4から図8についても同様)。
【0039】−運転動作− 次に、以上のように構成された空気調和装置(1) の運転
動作について説明する。運転開始時には、ターボファン
(3) のファンモータ(5) の駆動に伴ってインペラ(4) が
回転し、同時に熱交換器(7) には冷媒が流通する。これ
により、室内空気は、吸込グリル(9d)の桟(9e)の間から
吸い込まれてエアフィルタ(9c)を通過する際に塵埃が除
去され、さらにターボファン(3) を経て熱交換器(7) を
通過する。この際、空気と冷媒との間で熱交換が行わ
れ、空気が温度調整(冷房運転時には冷却、暖房運転時
には加熱)されて調和空気となり、空気吹出口(9b)から
室内に供給される。
【0040】そして、本実施形態1では、インペラ(4)
に関し、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正
圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるようにシュラ
ウド(SH)が階段状に形成されているので、空気はインペ
ラ(4) 内をブレード(BL)とシュラウド(SH)の表面に沿っ
て滑らかに流れ、剥離が生じにくくなる。
【0041】−実施形態1の効果− 以上説明したように、本実施形態1によれば、インペラ
(4) 内での空気の剥離が生じにくくなるため、従来と比
較して、ターボファン(3) の送風音の低減と効率の向上
を図ることができ、空気調和装置としての運転音低減や
効率向上も達成される。
【0042】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、図4に
示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P
1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小
さくなるように、シュラウド(SH)を階段状に形成したも
のである。
【0043】このように構成すると、一般的なターボフ
ァンの使用条件である低静圧・大風量時に、図11
(b),(d)において説明したようにブレード(BL)の
正圧面(P1)側のシュラウド(SH)寄りにおいて空気の剥離
が生じやすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0044】したがって、本実施形態2によれば、一般
的なターボファンでの空気の剥離を抑えることによっ
て、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることがで
きる。
【0045】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、図5に
示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の負圧面(P
2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小
さくなるように、ハブ(HU)を階段状に形成したものであ
る。
【0046】このように構成すると、一般的なターボ圧
縮機の使用条件である高静圧・小風量時に、図11
(a),(c)において説明したようにブレード(BL)の
負圧面(P2)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じ
やすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0047】したがって、本実施形態3によれば、一般
的なターボ圧縮機での空気の剥離を抑えることによっ
て、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることがで
きる。
【0048】
【発明の実施の形態4】本発明の実施形態4は、図6に
示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P
1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小
さくなるように、ハブ(HU)を階段状に形成したものであ
る。
【0049】このように構成すると、遠心式ターボ型空
気機械を高静圧・大風量の条件で使用する時に、図11
(a),(d)において説明したようにブレード(BL)の
正圧面(P1)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じ
やすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0050】したがって、本実施形態4によれば、高静
圧・大風量の遠心式ターボ型空気機械での空気の剥離を
抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可
能にすることができる。
【0051】
【発明の実施の形態5】本発明の実施形態5は、図7に
示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の負圧面(P
2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小
さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ
階段状に形成したものである。
【0052】このように構成すると、遠心式ターボ型空
気機械を実施形態1や実施形態3よりも小風量の条件で
使用する時などに、図11(c)において説明したよう
にブレード(BL)の負圧面(P2)側において生じる空気の剥
離が、シュラウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方に広が
ることがあるのに対して、この剥離領域が減少する。
【0053】したがって、小風量の遠心式ターボ型空気
機械での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低
減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0054】
【発明の実施の形態6】本発明の実施形態6は、図8に
示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P
1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小
さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ
階段状に形成したものである。
【0055】このように構成すると、遠心式ターボ型空
気機械を実施形態2や実施形態4よりも大風量の条件で
使用する時などに、図11(d)において説明したよう
にブレード(BL)の正圧面(P1)側において生じる空気の剥
離が、シュラウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方に広が
ることがあるのに対して、この剥離領域が減少する。
【0056】したがって、大風量の遠心式ターボ型空気
機械での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低
減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0057】
【実施例】次に、実施形態1のターボファン(3) のイン
ペラ(4) について、具体的な寸法構成を簡単に説明す
る。この実施例では、図9において、Aを約350mm 、B
を約460mm 、Cを約170mm 、そしてDの基準寸法を110m
m に設定したうえで、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出
口幅(L2)を約105mm 、正圧面(P1)側の出口幅(L1)を約11
5mm に設定した。
【0058】この結果、D寸法を110mm で一定とした従
来の構成のターボファンと比較して、送風音を約0.5dB
低減することができた。
【0059】なお、実施形態1の遠心式ターボ型空気機
械は低静圧・小風量タイプ、実施形態2は低静圧・大風
量タイプ、実施形態3は高静圧・小風量タイプ、実施形
態4は高静圧・大風量タイプ、実施形態5は小風量タイ
プ、実施形態6は大風量タイプとして説明したが、これ
らは、比速度によって大きく3つに分類することができ
る。
【0060】比速度は、回転数N(Hz)、風量Q(m3/
s)、空気の密度ρ(Kg/m3)、圧力P(Pa)から決まる
もので、次の数式で表される。
【0061】
【数1】 そして、比速度ns が0.2以下の範囲には、実施形態
3の高静圧・小風量タイプと実施形態5の小風量タイプ
とが含まれ、比速度ns が0.2〜0.4の範囲には、
実施形態1の低静圧・小風量タイプと実施形態4の高静
圧・大風量タイプとが含まれ、比速度ns が0.4以上
の範囲には、実施形態2の低静圧・大風量タイプと実施
形態6の大風量タイプとが含まれる。
【0062】なお、実施形態1のターボファンの比速度
s は、回転数が700rpm(約11.667Hz)の条件で、具体
的には約0.3であった。
【0063】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、以下のような構成としてもよい。
【0064】例えば、上記実施形態1は天井埋込型の空
気調和装置に本発明の遠心式ターボ型空気機械をターボ
ファンとして適用したものであるが、本発明は、空気調
和装置に限らず、単体のターボファンやターボ圧縮機な
どにも適用可能である。
【0065】また、本発明の遠心式ターボ型空気機械
は、空気以外のガスの送風や圧縮にも適用できることは
当然である。
【0066】なお、インペラ(4) の傾斜面は、図示した
形状に限らず、傾斜角度が徐々に変化するような形状と
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るターボファンを備え
た天井埋込型空気調和装置の断面構造図である。
【図2】(a)図は空気調和装置用のターボファンにお
けるインペラの剥離領域を示す部分側面図、(b)図は
実施形態1のターボファンのインペラを示す部分側面図
である。
【図3】実施形態1のターボファンのインペラを示す斜
視図である。
【図4】実施形態2のターボファンのインペラを示す斜
視図である。
【図5】実施形態3のターボ圧縮機のインペラを示す斜
視図である。
【図6】実施形態4の遠心式ターボ型空気機械のインペ
ラを示す斜視図である。
【図7】実施形態5の遠心式ターボ型空気機械のインペ
ラを示す斜視図である。
【図8】実施形態6の遠心式ターボ型空気機械のインペ
ラを示す斜視図である。
【図9】図3のインペラの部分断面側面図である。
【図10】従来のターボファンを備えた空気調和装置の
概略断面構造図である。
【図11】(a)図から(d)図は、遠心式ターボ型空
気機械において、静圧と風量の条件によりインペラ内で
生じる空気の剥離を示す説明図である。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置 (2) ケーシング (3) ターボファン(遠心式ターボ型空気機械) (4) インペラ (5) ファンモータ (6) ベルマウス (7) 熱交換器 (8) ドレンパン (9) 化粧パネル (9a) 空気吸込口 (9b) 空気吹出口 (10) 空気流通路 (SH) シュラウド (HU) ハブ (BL) ブレード (P1) 正圧面 (P2) 負圧面 (L1) 正圧面側の出口幅 (L2) 負圧面側の出口側

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハ
    ブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠
    心式ターボ型空気機械のインペラであって、上記シュラ
    ウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレ
    ード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され
    ている遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  2. 【請求項2】 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハ
    ブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠
    心式ターボ型空気機械のインペラであって、上記シュラ
    ウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレ
    ード(BL)の間が空気の剥離領域を小さくするように傾斜
    面に形成されて、階段状に構成されている遠心式ターボ
    型空気機械のインペラ。
  3. 【請求項3】 ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L
    2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるよう
    に、シュラウド(SH)が階段状に形成されている請求項1
    または2記載の遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  4. 【請求項4】 ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L
    1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるよう
    に、シュラウド(SH)が階段状に形成されている請求項1
    または2記載の遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  5. 【請求項5】 ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L
    2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるよう
    に、ハブ(HU)が階段状に形成されている請求項1または
    2記載の遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  6. 【請求項6】 ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L
    1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるよう
    に、ハブ(HU)が階段状に形成されている請求項1または
    2記載の遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  7. 【請求項7】 ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L
    2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるよう
    に、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれぞれ階段状に形成
    されている請求項1または2記載の遠心式ターボ型空気
    機械のインペラ。
  8. 【請求項8】 ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L
    1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるよう
    に、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれぞれ階段状に形成
    されている請求項1または2記載の遠心式ターボ型空気
    機械のインペラ。
  9. 【請求項9】 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハ
    ブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成されたイ
    ンペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械であって、 上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なく
    とも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成
    されて、階段状に構成されている遠心式ターボ型空気機
    械。
  10. 【請求項10】 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)と
    ハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された
    インペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械であっ
    て、 上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なく
    とも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が空気の剥離領
    域を小さくするように傾斜面に形成されて、階段状に構
    成されている遠心式ターボ型空気機械。
  11. 【請求項11】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の負圧
    面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)より
    も小さくなるように、シュラウド(SH)が階段状に形成さ
    れている請求項9または10記載の遠心式ターボ型空気
    機械。
  12. 【請求項12】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧
    面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)より
    も小さくなるように、シュラウド(SH)が階段状に形成さ
    れている請求項9または10記載の遠心式ターボ型空気
    機械。
  13. 【請求項13】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の負圧
    面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)より
    も小さくなるように、ハブ(HU)が階段状に形成されてい
    る請求項9または10記載の遠心式ターボ型空気機械。
  14. 【請求項14】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧
    面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)より
    も小さくなるように、ハブ(HU)が階段状に形成されてい
    る請求項9または10記載の遠心式ターボ型空気機械。
  15. 【請求項15】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の負圧
    面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)より
    も小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれ
    ぞれ階段状に形成されている請求項9または10記載の
    遠心式ターボ型空気機械。
  16. 【請求項16】 インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧
    面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)より
    も小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれ
    ぞれ階段状に形成されている請求項9または10記載の
    遠心式ターボ型空気機械。
  17. 【請求項17】 インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ
    (m3/s)、空気の密度をρ(Kg/m3)、圧力をP(Pa)とした
    ときに、 ns=NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度ns が、 0.2<ns<0.4 の関係を満たしている請求項11また
    は請求項14記載の遠心式ターボ型空気機械。
  18. 【請求項18】 インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ
    (m3/s)、空気の密度をρ(Kg/m3)、圧力をP(Pa)とした
    ときに、 ns=NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度ns が、 ns≧0.4 の関係を満たしている請求項12または請求
    項16記載の遠心式ターボ型空気機械。
  19. 【請求項19】 インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ
    (m3/s)、空気の密度をρ(Kg/m3)、圧力をP(Pa)とした
    ときに、 ns=NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度ns が、 ns≦0.2 の関係を満たしている請求項13または請求
    項15記載の遠心式ターボ型空気機械。
  20. 【請求項20】 空気吸込口(9a)と空気吹出口(9b)とを
    有して天井に設置されるケーシング(2) 内に、空気吸込
    口(9a)から室内空気を吸い込んで調和空気を空気吹出口
    (9b)から吹き出すターボファン(3) と、空気吸込口(9a)
    から空気吹出口(9b)に亘って形成された空気流通路(10)
    に配置されて室内空気から調和空気を生成する熱交換器
    (7) とを備えた空気調和装置であって、 上記ターボファン(3) が、請求項11または請求項12
    に記載の遠心式ターボ型空気機械により構成されている
    空気調和装置。
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