JP2001263279A - ロータリ圧縮機 - Google Patents
ロータリ圧縮機Info
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- JP2001263279A JP2001263279A JP2000081753A JP2000081753A JP2001263279A JP 2001263279 A JP2001263279 A JP 2001263279A JP 2000081753 A JP2000081753 A JP 2000081753A JP 2000081753 A JP2000081753 A JP 2000081753A JP 2001263279 A JP2001263279 A JP 2001263279A
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- bearing
- discharge hole
- rotary compressor
- discharge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の密閉形ロータリ圧縮機では、吐出孔7a
は圧縮室11内で無駄な空間となっており、吐出行程完
了後も圧縮された冷媒が残留しており、シリンダ2の切
欠き部2bを介して、吸込室12と連通した際に上記冷
媒が逆流し、再膨張損失が生じて圧縮機の効率を低下さ
せる。 【解決手段】吐出孔7aおよび吐出弁14とそれを配置
する面をシリンダ2内径に掛からない位置に配置するこ
とにより、上記吐出孔7aおよび弁設置面15の部分の
肉厚を薄くすることを可能にし、圧縮した冷媒を吐出孔
7aに殆ど残留させない構造とし、吸込室12への逆流
を最小限にすることで再膨張による損失を低減すること
ができる。
は圧縮室11内で無駄な空間となっており、吐出行程完
了後も圧縮された冷媒が残留しており、シリンダ2の切
欠き部2bを介して、吸込室12と連通した際に上記冷
媒が逆流し、再膨張損失が生じて圧縮機の効率を低下さ
せる。 【解決手段】吐出孔7aおよび吐出弁14とそれを配置
する面をシリンダ2内径に掛からない位置に配置するこ
とにより、上記吐出孔7aおよび弁設置面15の部分の
肉厚を薄くすることを可能にし、圧縮した冷媒を吐出孔
7aに殆ど残留させない構造とし、吸込室12への逆流
を最小限にすることで再膨張による損失を低減すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形ロータリ圧
縮機に関するものである。
縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ルームエアコン等の冷凍装置に使
用されていた冷媒は、クロロジフルオロメタン(例え
ば、フロン22等がある。以下、フロン22という)が
一般的に使用されていた。ところが、近年、フロン22
が成層圏のオゾン層を破壊し、地球の温暖化に繋がると
して、フロン22を撤廃せざるを得ない状況にある。
用されていた冷媒は、クロロジフルオロメタン(例え
ば、フロン22等がある。以下、フロン22という)が
一般的に使用されていた。ところが、近年、フロン22
が成層圏のオゾン層を破壊し、地球の温暖化に繋がると
して、フロン22を撤廃せざるを得ない状況にある。
【0003】このような状況の中、フロン22に代わる
冷媒として、例えば、HFC32とHFC125の混合
冷媒であるR410Aの検討が行われている。
冷媒として、例えば、HFC32とHFC125の混合
冷媒であるR410Aの検討が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】混合冷媒であるR41
0Aを例えば、特開昭62−67292号公報に記載さ
れている一般的なロータリ圧縮機に使用すると、シリン
ダ内の圧力より、密閉容器内の吐出圧力の方が大きくな
り、シリンダを覆っている軸受が吐出圧力に負けてしま
い、シリンダ内側に変形してしまう恐れがある。軸受が
シリンダ内側に変形すると、シリンダ内を偏心移動する
ローラと軸受との隙間が無くなり、金属接触による摩耗
を引起こす可能性がある。
0Aを例えば、特開昭62−67292号公報に記載さ
れている一般的なロータリ圧縮機に使用すると、シリン
ダ内の圧力より、密閉容器内の吐出圧力の方が大きくな
り、シリンダを覆っている軸受が吐出圧力に負けてしま
い、シリンダ内側に変形してしまう恐れがある。軸受が
シリンダ内側に変形すると、シリンダ内を偏心移動する
ローラと軸受との隙間が無くなり、金属接触による摩耗
を引起こす可能性がある。
【0005】本発明の目的は、吐出圧力が高くなるR4
10A冷媒を使用しても副軸受が変形することがないロ
ータリ圧縮機を提供することにある。
10A冷媒を使用しても副軸受が変形することがないロ
ータリ圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、容器内の電
動要素により回転する軸と、この軸の回転によって動作
するローラと、このローラが収納されたシリンダと、前
記ローラの動作に追従し前記シリンダ内を吸込室と圧縮
室とに分離するブレードと、前記シリンダを閉塞し前記
軸を支持する軸受を有するロータリ圧縮機において、前
記軸受の一部を前記容器の内壁方向に突出させ、この突
出部に前記圧縮室と連通する吐出孔と、この吐出孔を閉
塞する吐出弁を設けたことにより達成される。
動要素により回転する軸と、この軸の回転によって動作
するローラと、このローラが収納されたシリンダと、前
記ローラの動作に追従し前記シリンダ内を吸込室と圧縮
室とに分離するブレードと、前記シリンダを閉塞し前記
軸を支持する軸受を有するロータリ圧縮機において、前
記軸受の一部を前記容器の内壁方向に突出させ、この突
出部に前記圧縮室と連通する吐出孔と、この吐出孔を閉
塞する吐出弁を設けたことにより達成される。
【0007】また、前記軸受が、前記軸の中心部分を支
持する第1の軸受と、前記軸の一端を支持する第2の軸
受とからなり、この第2の軸受に突出部を設け、この突
出部に前記圧縮室と連通する吐出孔と、この吐出孔を閉
塞する吐出弁を設けたことにより達成される。
持する第1の軸受と、前記軸の一端を支持する第2の軸
受とからなり、この第2の軸受に突出部を設け、この突
出部に前記圧縮室と連通する吐出孔と、この吐出孔を閉
塞する吐出弁を設けたことにより達成される。
【0008】また、容器内の電動要素により回転する軸
と、この軸の回転によって動作するローラと、このロー
ラが収納されたシリンダと、前記ローラの動作に追従し
前記シリンダ内を吸込室と圧縮室とに分離するブレード
と、前記シリンダを閉塞し前記軸を支持する軸受を有す
るロータリ圧縮機において、前記軸受とシリンダとの間
に平板を設け、この平板の一部を前記容器の内壁方向に
突出させ、この突出部に前記圧縮室と連通する吐出孔
と、この吐出孔を閉塞する吐出弁を設けたことにより達
成される。
と、この軸の回転によって動作するローラと、このロー
ラが収納されたシリンダと、前記ローラの動作に追従し
前記シリンダ内を吸込室と圧縮室とに分離するブレード
と、前記シリンダを閉塞し前記軸を支持する軸受を有す
るロータリ圧縮機において、前記軸受とシリンダとの間
に平板を設け、この平板の一部を前記容器の内壁方向に
突出させ、この突出部に前記圧縮室と連通する吐出孔
と、この吐出孔を閉塞する吐出弁を設けたことにより達
成される。
【0009】
【発明の実施の形態】一般的なロータリ圧縮機を図5、
図6、図7に示す。図5は、一般的なロータリ圧縮機の
縦断面図、図6は、図5のA−A断面図、図7は、副軸
受の部分断面図である。
図6、図7に示す。図5は、一般的なロータリ圧縮機の
縦断面図、図6は、図5のA−A断面図、図7は、副軸
受の部分断面図である。
【0010】図5において、密閉容器1内の内壁には、
固定子2が固定されている。この固定子2の内面には、
所定の間隔を介して回転子3が配置されている。この固
定子2と回転子3とによって電動機部が構成されてい
る。回転子3は、クランク軸4に固定されている。
固定子2が固定されている。この固定子2の内面には、
所定の間隔を介して回転子3が配置されている。この固
定子2と回転子3とによって電動機部が構成されてい
る。回転子3は、クランク軸4に固定されている。
【0011】5は、密閉容器1の内壁に固定されたシリ
ンダである。このシリンダ5の内部には、クランク軸4
のクランク部4aが位置し、このクランク部4aには、
ローラ6が挿入されている。7は、主軸受であり、シリ
ンダ5の上部を覆うとともに、クランク軸4の中央部分
を支持している。8は、副軸受であり、シリンダ5の下
部を覆うとともに、クランク軸4の下方を支持してい
る。8aは、副軸受8に設けられた吐出孔である。この
吐出孔8aは、シリンダ5内と密閉容器1内を連通する
ものである。9は、吐出弁であり、吐出孔8aを開閉す
るものである。この吐出弁9は、副軸受8の弁設置面8
bに固定されている。10は、副軸受7の吐出孔7aを
覆うカバーである。11は、密閉容器1の底に貯溜され
た潤滑油である。
ンダである。このシリンダ5の内部には、クランク軸4
のクランク部4aが位置し、このクランク部4aには、
ローラ6が挿入されている。7は、主軸受であり、シリ
ンダ5の上部を覆うとともに、クランク軸4の中央部分
を支持している。8は、副軸受であり、シリンダ5の下
部を覆うとともに、クランク軸4の下方を支持してい
る。8aは、副軸受8に設けられた吐出孔である。この
吐出孔8aは、シリンダ5内と密閉容器1内を連通する
ものである。9は、吐出弁であり、吐出孔8aを開閉す
るものである。この吐出弁9は、副軸受8の弁設置面8
bに固定されている。10は、副軸受7の吐出孔7aを
覆うカバーである。11は、密閉容器1の底に貯溜され
た潤滑油である。
【0012】図6において、12は、ブレードである。
このブレード12の先端は、クランク軸4の回転によっ
てシリンダ5内を偏心移動するローラ6の側面に常に追
従して接触している。5bは、シリンダ5に設けられた
溝であり、ブレード12が挿入されている。12aは、
ブレード11をローラ6の側面に常に押し付けるための
スプリングである。5aは、シリンダ5の圧縮室5dに
設けられた切欠部である。この切欠部5aは、冷媒を吐
出孔8a側に案内する部分である。5cは、吸込室であ
り、5eは、冷凍サイクル(図示せず)の配管側から流
通する冷媒を吸込む吸込孔である。
このブレード12の先端は、クランク軸4の回転によっ
てシリンダ5内を偏心移動するローラ6の側面に常に追
従して接触している。5bは、シリンダ5に設けられた
溝であり、ブレード12が挿入されている。12aは、
ブレード11をローラ6の側面に常に押し付けるための
スプリングである。5aは、シリンダ5の圧縮室5dに
設けられた切欠部である。この切欠部5aは、冷媒を吐
出孔8a側に案内する部分である。5cは、吸込室であ
り、5eは、冷凍サイクル(図示せず)の配管側から流
通する冷媒を吸込む吸込孔である。
【0013】このシリンダ5内は、ブレード12を境と
して、吸込室5cと圧縮室5dとに仕切られている。ロ
ーラ6がクランク軸4の回転によって矢印方向に回転す
ると、吸込室5cの容積が徐々に拡張することによっ
て、冷媒を吸込み孔5eから吸込むと同時に、圧縮室5
dの容積は、縮小され、圧縮室5d内が所定圧力になる
と吐出弁(図示せず)が開き、冷媒が密閉容器1内に吐
出される。密閉容器1内に吐出された冷媒ガスは、冷凍
サイクルへと流通する。
して、吸込室5cと圧縮室5dとに仕切られている。ロ
ーラ6がクランク軸4の回転によって矢印方向に回転す
ると、吸込室5cの容積が徐々に拡張することによっ
て、冷媒を吸込み孔5eから吸込むと同時に、圧縮室5
dの容積は、縮小され、圧縮室5d内が所定圧力になる
と吐出弁(図示せず)が開き、冷媒が密閉容器1内に吐
出される。密閉容器1内に吐出された冷媒ガスは、冷凍
サイクルへと流通する。
【0014】ところで、図6に示したシリンダ5に取付
けられる副軸受8は、鋳造で製作した後、機械加工で、
研削するものであるが、機械加工するには、被加工物を
回転させて研削するのが最も効率的であり、一般的な副
軸受は、シリンダを閉塞する部分は、円形となってい
る。従って、吐出孔と吐出弁は、シリンダを閉塞する円
形部分の範囲内に取付けざるを得ない。
けられる副軸受8は、鋳造で製作した後、機械加工で、
研削するものであるが、機械加工するには、被加工物を
回転させて研削するのが最も効率的であり、一般的な副
軸受は、シリンダを閉塞する部分は、円形となってい
る。従って、吐出孔と吐出弁は、シリンダを閉塞する円
形部分の範囲内に取付けざるを得ない。
【0015】図7において、13は、吐出弁9の開度を
規制すための弁開度規制板である。この規制板13は、
吐出弁9とともに副軸受8の弁設置面8bに固定されて
いる。
規制すための弁開度規制板である。この規制板13は、
吐出弁9とともに副軸受8の弁設置面8bに固定されて
いる。
【0016】前述したように、R410A冷媒をこのロ
ータリ圧縮機に使用すると、密閉容器1内の吐出圧力が
シリンダ5内の圧力より高くなり、副軸受8がシリンダ
5内側へ変形してしまい、ローラ6と副軸受8との隙間
が小さくなり、金属接触による摩耗を引き起こす可能性
がある。そのため、R410A冷媒を使用する場合は、
副軸受8全体の肉厚を厚くして吐出孔8aおよび弁設置
面8b部分の補強を行う必要がある。ところが、副軸受
8の肉厚を厚くすると、吐出孔8aが深くなってしま
う。吐出孔8aが深くなると、圧縮室5dからの吐出工
程完了状態において、吐出孔8aが吐出弁9によって閉
塞され、シリンダ5内では、ローラ6によって閉塞され
ているため、吐出孔8aの深さ分だけの空間と切欠き部
5aの空間内に吐出ガスが残留する。吐出ガスが残留し
た状態で、吸込工程が開始すると、吸込室5cと吐出孔
8a、切欠き部5aが連通状態になり、吐出ガスが吸込
室5cに逆流し、吸込室5c内で膨張してしまうことに
なる。
ータリ圧縮機に使用すると、密閉容器1内の吐出圧力が
シリンダ5内の圧力より高くなり、副軸受8がシリンダ
5内側へ変形してしまい、ローラ6と副軸受8との隙間
が小さくなり、金属接触による摩耗を引き起こす可能性
がある。そのため、R410A冷媒を使用する場合は、
副軸受8全体の肉厚を厚くして吐出孔8aおよび弁設置
面8b部分の補強を行う必要がある。ところが、副軸受
8の肉厚を厚くすると、吐出孔8aが深くなってしま
う。吐出孔8aが深くなると、圧縮室5dからの吐出工
程完了状態において、吐出孔8aが吐出弁9によって閉
塞され、シリンダ5内では、ローラ6によって閉塞され
ているため、吐出孔8aの深さ分だけの空間と切欠き部
5aの空間内に吐出ガスが残留する。吐出ガスが残留し
た状態で、吸込工程が開始すると、吸込室5cと吐出孔
8a、切欠き部5aが連通状態になり、吐出ガスが吸込
室5cに逆流し、吸込室5c内で膨張してしまうことに
なる。
【0017】本発明は、この一般的なロータリ圧縮機に
R410A冷媒を使用した場合に好適な副軸受をロータ
リ圧縮機に設けたものである。
R410A冷媒を使用した場合に好適な副軸受をロータ
リ圧縮機に設けたものである。
【0018】本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説
明する。図中、一般的なロータリ圧縮機について説明し
た図5乃至図7と同一符号のものは、同一物であるた
め、その説明は省略する。
明する。図中、一般的なロータリ圧縮機について説明し
た図5乃至図7と同一符号のものは、同一物であるた
め、その説明は省略する。
【0019】図1は、本発明を備えたロータリ圧縮機の
縦断面図、図2は、図1のB−B矢視断面図、図3は、
副軸受の要部断面図である。
縦断面図、図2は、図1のB−B矢視断面図、図3は、
副軸受の要部断面図である。
【0020】図1において、本発明における吐出孔8a
および吐出弁9の配置を説明する。
および吐出弁9の配置を説明する。
【0021】副軸受8の一部、若しくは全体は、密閉容
器1の内壁に接近するまで、径方向に拡大させ、肉厚を
薄くしている。この径方向に拡大させた部分に吐出孔8
aおよび弁設置面8bを設けている。この吐出孔8aお
よび弁設置面8bは、シリンダ5内径に掛からないよう
に、密閉容器1の内壁に近い位置に配置している。切欠
き5aは、シリンダ5内と吐出孔8aとが連通するよに
設けられている。弁取付面8bは、ブレード12の取付
け部分となるシリンダ5の張出部分に密着するように固
定されている。
器1の内壁に接近するまで、径方向に拡大させ、肉厚を
薄くしている。この径方向に拡大させた部分に吐出孔8
aおよび弁設置面8bを設けている。この吐出孔8aお
よび弁設置面8bは、シリンダ5内径に掛からないよう
に、密閉容器1の内壁に近い位置に配置している。切欠
き5aは、シリンダ5内と吐出孔8aとが連通するよに
設けられている。弁取付面8bは、ブレード12の取付
け部分となるシリンダ5の張出部分に密着するように固
定されている。
【0022】図2において、弁設置面8bに吐出弁9と
弁開度規制板13がリベット15で固定している。
弁開度規制板13がリベット15で固定している。
【0023】圧縮機運転中、吐出孔8aと弁設置面8b
を設けた副軸受8には、密閉容器1内の吐出圧力が掛か
っているが、シリンダ2の面上に配置されているため変
形が防止出来、弁設置面15部分の肉厚を薄くすること
が出来る。
を設けた副軸受8には、密閉容器1内の吐出圧力が掛か
っているが、シリンダ2の面上に配置されているため変
形が防止出来、弁設置面15部分の肉厚を薄くすること
が出来る。
【0024】弁設置面8b部分の肉厚を薄くした分、吐
出孔8a内の容積が低減出来るため、吐出工程完了後の
吐出圧力となった冷媒の残留量が少なくなり、吸込室5
cに逆流する冷媒量を低減することができ、吸込室5c
内での再膨張損失が低減し、圧縮機の効率を高めること
が出来る。
出孔8a内の容積が低減出来るため、吐出工程完了後の
吐出圧力となった冷媒の残留量が少なくなり、吸込室5
cに逆流する冷媒量を低減することができ、吸込室5c
内での再膨張損失が低減し、圧縮機の効率を高めること
が出来る。
【0025】また、R410A冷媒によって、弁設置面
8b部分に高い圧力が加わっても、シリンダ5の平面部
分と密着しているので、変形が無く、ローラ6と副軸受
8との金属接触が無くなり、圧縮機の信頼性が向上す
る。尚、本実施例では、吐出弁9を副軸受8に設けた
が、主軸受7に設けても何ら問題ない。
8b部分に高い圧力が加わっても、シリンダ5の平面部
分と密着しているので、変形が無く、ローラ6と副軸受
8との金属接触が無くなり、圧縮機の信頼性が向上す
る。尚、本実施例では、吐出弁9を副軸受8に設けた
が、主軸受7に設けても何ら問題ない。
【0026】次に、他の実施例を図4にて説明する。図
4は、他の実施例を備えた副軸受の要部断面図である。
4は、他の実施例を備えた副軸受の要部断面図である。
【0027】図4において、副軸受8は、図5で説明し
た副軸受8とほぼ同じ大きさとなっている。この副軸受
8とシリンダ5との取付面間には、焼結材等で製作した
薄板14が介在されている。この薄板14は、密閉容器
1の内壁に接近する方向の径方向に広がっている。ま
た、この薄板14には、吐出孔14aが形成され、この
吐出孔14aを開閉する吐出弁9が取付けられている。
13は、吐主弁9の開度規制板であり、弁9の開き過ぎ
による破損防止を行うものである。15は、リベットで
あり、弁9を薄板14と弁開度規制板13で挟み込み、
固定するものである。
た副軸受8とほぼ同じ大きさとなっている。この副軸受
8とシリンダ5との取付面間には、焼結材等で製作した
薄板14が介在されている。この薄板14は、密閉容器
1の内壁に接近する方向の径方向に広がっている。ま
た、この薄板14には、吐出孔14aが形成され、この
吐出孔14aを開閉する吐出弁9が取付けられている。
13は、吐主弁9の開度規制板であり、弁9の開き過ぎ
による破損防止を行うものである。15は、リベットで
あり、弁9を薄板14と弁開度規制板13で挟み込み、
固定するものである。
【0028】本実施例によれば、副軸受8を径方向に拡
大することなく、一般的なロータリ圧縮機に使用されて
いる副軸受8に薄板14を取付けるだけで、変形がな
く、残留冷媒の量を配置できる。ただし、弁14を取付
けるための薄板16を設ける必要があるが、焼結材等の
平板を加工するだけで簡単に製作することができる。
大することなく、一般的なロータリ圧縮機に使用されて
いる副軸受8に薄板14を取付けるだけで、変形がな
く、残留冷媒の量を配置できる。ただし、弁14を取付
けるための薄板16を設ける必要があるが、焼結材等の
平板を加工するだけで簡単に製作することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、R410A等の吐出圧
力が高くなる冷媒に対しても軸受の変形がないロータリ
圧縮機を提供できる。
力が高くなる冷媒に対しても軸受の変形がないロータリ
圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を備えた密閉型ロータリ圧縮機
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】図2は、図1B―B矢視断面図。
【図3】図3は、副軸受の要部断面図。
【図4】図4は、他の実施例を備えた副軸受の要部断面
図。
図。
【図5】図5は、一般的なロータリ圧縮機の縦断面図。
【図6】図6は、図5のA−A矢視断面図。
【図7】図7は、一般的な副軸受の要部断面図。
1…密閉容器、2…固定子、3…回転子、4…クランク
軸、6…ローラ、7…シリンダ、8…副軸受、9…吐出
弁、10…吐出カバー、11…冷凍機。
軸、6…ローラ、7…シリンダ、8…副軸受、9…吐出
弁、10…吐出カバー、11…冷凍機。
Claims (3)
- 【請求項1】容器内の電動要素により回転する軸と、こ
の軸の回転によって動作するローラと、このローラが収
納されたシリンダと、前記ローラの動作に追従し前記シ
リンダ内を吸込室と圧縮室とに分離するブレードと、前
記シリンダを閉塞し前記軸を支持する軸受を有するロー
タリ圧縮機において、前記軸受の一部を前記容器の内壁
方向に突出させ、この突出部に前記圧縮室と連通する吐
出孔と、この吐出孔を閉塞する吐出弁を設けたロータリ
圧縮機。 - 【請求項2】前記軸受が、前記軸の中心部分を支持する
第1の軸受と、前記軸の一端を支持する第2の軸受とか
らなり、この第2の軸受に突出部を設け、この突出部に
前記圧縮室と連通する吐出孔と、この吐出孔を閉塞する
吐出弁を設けた請求項1記載のロータリ圧縮機。 - 【請求項3】容器内の電動要素により回転する軸と、こ
の軸の回転によって動作するローラと、このローラが収
納されたシリンダと、前記ローラの動作に追従し前記シ
リンダ内を吸込室と圧縮室とに分離するブレードと、前
記シリンダを閉塞し前記軸を支持する軸受を有するロー
タリ圧縮機において、前記軸受とシリンダとの間に平板
を設け、この平板の一部を前記容器の内壁方向に突出さ
せ、この突出部に前記圧縮室と連通する吐出孔と、この
吐出孔を閉塞する吐出弁を設けたロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081753A JP2001263279A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081753A JP2001263279A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ロータリ圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263279A true JP2001263279A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18598647
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2000-03-17 JP JP2000081753A patent/JP2001263279A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7374406B2 (en) | 2004-10-15 | 2008-05-20 | Bristol Compressors, Inc. | System and method for reducing noise in multi-capacity compressors |
WO2015098097A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 株式会社デンソー | シリンダ回転型圧縮機 |
JP2015121194A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | シリンダ回転型圧縮機 |
CN104564690A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机构和具有其的压缩机 |
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