JP2001263229A - 電動圧縮機 - Google Patents

電動圧縮機

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JP2001263229A
JP2001263229A JP2000078138A JP2000078138A JP2001263229A JP 2001263229 A JP2001263229 A JP 2001263229A JP 2000078138 A JP2000078138 A JP 2000078138A JP 2000078138 A JP2000078138 A JP 2000078138A JP 2001263229 A JP2001263229 A JP 2001263229A
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shaft
compression mechanism
plate
piston
electric motor
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JP2000078138A
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Yuji Ota
祐史 太田
Hiroto Hayashi
裕人 林
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0895Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof driving means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化を図ることができ、乗用車などの
空調装置に使用する際に配置スペースの確保が容易な電
動圧縮機を提供する。 【解決手段】 シリンダブロック2とフロントハウジン
グ3とに囲まれた領域により収容室6が構成され、収容
室6内に圧縮機構7と、圧縮機構7を駆動する電動モー
タ8とが配設されている。電動モータ8のロータ14は多
数のケイ素鋼鈑15を積層して構成され、その両端にケイ
素鋼鈑15を駆動シャフト9に対して固定するためのエ
ンドブレート16が設けられている。駆動シャフト9に一
体回転可能に固定されたラグプレート17は一方のエンド
プレート16と一体形成されている。斜板18は駆動シャフ
ト9に対してその軸線方向へのスライド可能且つ傾動可
能に支持され、ラグプレート17及びヒンジ機構19を介し
て、駆動シャフト9に対しスライド及び傾動可能で且つ
駆動シャフト9と一体回転可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両用空
調装置に使用される電動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用の空調装置に使用される圧
縮機は一般に駆動源としてエンジンが使用されている。
しかし、近年エンジンに代えてバッテリで駆動される電
気自動車も実用化され、その場合、圧縮機はモータで駆
動される。
【0003】車両用空調装置などの熱交換装置の冷媒循
環回路に組み込まれる圧縮機として電動圧縮機が知られ
ている。従来、電動圧縮機は、例えば特開平5−187
356号公報に開示された圧縮機のようには、ケース内
に電動モータ及び該モータによって駆動される冷媒圧縮
機構がそれぞれ収容されている。冷媒圧縮機構は、圧縮
機内のシリンダボアに往復動可能に収容されたピストン
と、圧縮機内に区画形成された斜板室に設けられ前記モ
ータの回転運動をピストンの往復運動に変換する斜板な
どから構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動圧縮機では
電動モータの収容室と、圧縮機構が収容される収容室と
は壁で区画され、電動モータの出力軸が圧縮機構の駆動
軸を兼用するため区画壁を貫通して圧縮機構の収容室ま
で延設されている。従って、圧縮機構と電動モータとは
駆動軸の軸方向にかなりの間隔をおいて配設され、圧縮
機全体が大きくなっていた。車両、特に乗用車の場合、
圧縮機の配置に必要なスペースはなるべく小さい方が望
ましい。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、長さを短くして小型軽量化を
図ることができ、乗用車などの空調装置に使用する際に
配置スペースの確保が容易な電動圧縮機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、電動モータ及び圧縮機
構をハウジング内に備えた電動圧縮機であって、前記電
動モータの出力軸と、前記圧縮機構の駆動軸とを1本の
シャフトで形成するとともに、前記電動モータの収容室
と前記圧縮機構の収容室とを両室間に区画壁を設けずに
一つにした。従って、この発明では、電動モータと圧縮
機構とを可及的に接近した状態でハウジングの収容室内
に配置でき、電動圧縮機の小型軽量化が可能になる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記電動モータのロータは積層鉄芯
を備え、積層板の前記シャフトに対する固定に前記圧縮
機構の回転部が利用されている。従って、この発明で
は、電動モータのロータに近接して圧縮機構の回転部が
配置され、回転部の一部がロータを構成する積層板がシ
ャフトに対して移動するのを阻止する作用を果たす。そ
の結果、ロータを固定するための部品点数を少なくでき
る。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記ロータは一方のロータエンドが
前記回転部と一体形成されている。従って、この発明で
はさらに部品点数が少なくなる。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記圧縮
機構として、連結案内機構により前記シャフトと一体回
転可能で且つ前記シャフトの軸方向へのスライド移動を
伴いながら該シャフトに対し傾動可能に作動連結されて
前記シャフトの回転をピストンの往復運動に変換するカ
ムプレートとを備え、前記カムプレートの収容された室
内の圧力を制御することにより前記カムプレートの傾角
を制御して前記ピストンのストローク量を変化させる可
変容量圧縮機構を備えている。
【0010】従って、この発明では、電動モータによっ
て駆動されるシャフトの回転速度が一定であっても、ピ
ストンのストローク量がカムプレートの傾角に対応して
変更され、吐出容量が変更される。また、電動モータに
よりシャフトの回転速度を変更することにより、単位時
間当たりのピストンの移動量即ち吐出量が変更され、可
変容量圧縮機構の作用と相俟って広範囲にわたって吐出
容量を変更できる。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記圧縮
機構として、前記シャフトに対して傾斜角不変に支持さ
れた斜板を介して前記シャフトの回転をシリンダボア内
に往復動可能に収容されたピストンの一定ストロークの
往復運動に変換する容量固定斜板式圧縮機構を備えてい
る。
【0012】従って、この発明では、ピストンのストロ
ーク量は一定に保持され、シャフトの回転速度を変更す
ることにより単位時間当たりの吐出容量が変更される。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を容量可変型の電動圧縮機に具体化した第1の実施の
形態を図1に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、圧縮機1は、シリンダ
ブロック2と、その前端に接合されされるフロントハウ
ジング3と、シリンダブロック2の後端に弁形成体4を
介して接合されるリヤハウジング5とを備えている。両
ハウジング3,5及びシリンダブロック2は、図示しな
い複数本の通しボルトにより相互に接合固定されてい
る。
【0015】シリンダブロック2とフロントハウジング
3とに囲まれた領域により収容室6が構成されている。
収容室6内に圧縮機構7と、圧縮機構7を駆動する電動
モータ(以下、単にモータという)8とが配設されてい
る。フロントハウジング3とシリンダブロック2との間
には、モータ8の出力軸と圧縮機構の駆動軸とが一体化
された駆動シャフト9がラジアル軸受10を介して回転
可能に支持されている。駆動シャフト9は前端がスラス
ト軸受11に当接し、後端はシリンダブロック2の中央
に形成された収容凹部内に配設されたバネ12によって
前方へ付勢されている。
【0016】電動モータ8はフロントハウジング3に固
定されたステータ13と、駆動シャフト9上に一体回転
可能に固定されたロータ14とを備えている。ロータ1
4は多数の積層板としてのケイ素鋼鈑15を積層した積
層鉄芯を備え、ケイ素鋼鈑15が駆動シャフト9の軸方
向へ移動するのを阻止するため、積層鉄芯の両端にエン
ドプレート(ロータエンド)16が設けられている。エ
ンドプレート16はアルミニウム、ステンレス、真鍮等
の非磁性体で形成されている。
【0017】駆動シャフト9には回転支持体(ラグプレ
ート)17と、カムプレートとしての斜板18と、ラグ
プレート17と斜板18との間に介在された連結案内機
構としてのヒンジ機構19とが設けられている。ラグプ
レート17は一方のエンドプレート16と一体形成され
ている。即ち、ロータ14は一方のロータエンドが圧縮
機構の回転部と一体形成されている。また、他方のエン
ドプレート16は図示しない止め輪により駆動シャフト
9に固定されている。
【0018】斜板18は駆動シャフト9に対してその軸
線方向へのスライド可能且つ傾動可能に支持されてい
る。また、ラグプレート17及びヒンジ機構19によ
り、斜板18は駆動シャフト9に対しスライド及び傾動
可能で且つ駆動シャフト9と一体回転可能となってい
る。
【0019】シリンダブロック2には複数のシリンダボ
ア2a(一つのみ図示)が、駆動シャフト9を等角度間
隔にて取り囲むように形成されている。各シリンダボア
2aは駆動シャフト9と平行に延び、各シリンダボア2
a内には片頭型のピストン20が往復動可能に収容され
ている。各ピストン20の前端部は一対のシュー21を
介して斜板18の外周部に係留されている。各シリンダ
ボア2a内においてピストン端面と弁形成体4との間に
は、ピストン20の往復動に応じて体積変化する圧縮室
22が区画されている。
【0020】リヤハウジング5内には吸入室23と、吸
入室23を取り囲むほぼ環状の吐出室24とがそれぞれ
区画形成されている。弁形成体4には各圧縮室22毎に
吸入ポート25及び吐出ポート26が形成され、これら
各ポート25,26に対応して吸入弁25a及び吐出弁
26aが形成されている。
【0021】シリンダブロック2、弁形成体4及びリヤ
ハウジング5には、収容室6と吐出室24とを連通する
給気通路27と、収容室6と吸入室23とを連通しオリ
フィスを途中に備えた抽気通路28とが設けられてい
る。給気通路27の途中には、制御弁29が設けられて
いる。この制御弁29は例えば、特開平6−12328
1号公報に開示された制御弁と同様に構成され、吸入圧
力を検知して変位するダイアフラムと、ダイアフラムの
変位により給気通路27の開度を制御する弁機構(いず
れも図示せず)とを備えている。
【0022】この制御弁29では、吸入室23の圧力が
所定圧力以下になると、給気通路27が開放され、所定
圧力より大きい場合は閉鎖状態に保持される。圧縮機1
の吐出容量は、制御弁29によって収容室6の圧力を制
御することで可変調節される。
【0023】次に、上記のように構成された圧縮機の作
用について説明する。電動モータ8による駆動シャフト
9の回転に伴い、斜板18が駆動シャフト9と一体回転
し、斜板18の回転運動がシュー21を介して各ピスト
ン20の往復運動に変換される。この駆動の継続によっ
て圧縮室22では、冷媒の吸入、圧縮及び吐出が順次繰
り返される。外部冷媒回路から吸入室23に供給された
冷媒は、吸入ポート25を介して圧縮室22に吸入さ
れ、ピストン20の移動による圧縮作用を受けた後、吐
出ポート26を介して吐出室24に吐出される。吐出室
24に吐出された冷媒は、吐出孔から外部冷媒回路に送
り出される。
【0024】吸入室23の圧力が小さい場合は、制御弁
29の弁開度が大きくなって収容室圧Pcが高め誘導さ
れ、斜板18の傾角(駆動シャフト9と直交する平面と
斜板18とのなす角度)が小さくなり、各ピストン20
のストロークが小さくなって吐出容量が減少する。ま
た、吸入室23の圧力が大きい場合は、弁開度が小さく
なって収容室圧Pcが低め誘導され、斜板18の傾角が
大きくなり、各ピストン20のストロークが大きくなっ
て吐出容量が増大する。
【0025】駆動シャフト9の回転中、ロータ14はピ
ストンの圧縮反力により、ラグプレート17からスラス
ト力を受ける。そして、フロントハウジング3側のエン
ドプレート16は止め輪により駆動シャフト9に対する
移動が規制されているので、駆動シャフト9が高速回転
されても、ケイ素鋼鈑15はエンドプレート16とラグ
プレート17に挟持された状態で所定位置に固定保持さ
れる。
【0026】この実施の形態は以下に示す効果を有す
る。 (1) 電動モータ8及び圧縮機構7が両者の間に区画
壁が無い一つの収容室6に収容されているため、電動モ
ータ8と圧縮機構7とを可及的に近接して配置でき、圧
縮機1を小型化でき、合わせて軽量化も可能となる。
【0027】(2) ロータ14の積層鉄芯を構成する
ケイ素鋼鈑15の駆動シャフト9に対する固定に、ラグ
プレート17が利用されているため、圧縮機1全体とし
て軸方向の長さをより短くできる。
【0028】(3) ロータ14の一方のロータエンド
16がラグプレート17と一体に形成されているため、
部品点数が少なくなり、組み付け作業が容易となる。 (4) 圧縮機構7として可変容量型のものを備えてい
るため、電動モータ8による駆動シャフト9の回転速度
制御と、圧縮機構7の容量変更作用との組み合わせで広
範囲にわたって単位時間当たりの冷媒ガスの吐出量を任
意に制御することができ、吐出容量を効率良く変更でき
る。
【0029】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図2に基づいて説明する。この実施の形態ではシャ
フトに対して傾斜角不変に支持された斜板を介して、シ
ャフトの回転をピストンの一定ストロークの往復運動に
変換する容量固定斜板式圧縮機構を備えている点が前記
実施の形態と大きく異なっている。前記実施の形態と同
様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0030】ロータ14の一方のエンドプレートは、駆
動シャフト9に一体回転可能に固定されるカム部材30
と一体に形成されている。カム部材30は支持面30a
及び支軸部30bとを備えている。支持面30aは駆動
シャフト9の軸心と所定の角度で交差しており、支持面
30aに対して垂直に支軸部30bが形成されている。
カム部材30には、支持面30aとの間にスラスト軸受
31が、支軸部30bとの間にラジアル軸受32がそれ
ぞれ介在する状態で、リング状の斜板33が相対回転可
能に支持されている。なお、この実施の形態では、吐出
室24が内側に配置され、吸入室23が吐出室24を取
り囲むようにほぼ環状に形成されている。
【0031】この圧縮機では、電動モータ8による駆動
シャフト9の回転に伴い、カム部材30が駆動シャフト
9と一体回転する。そして、支持面30aにスラスト軸
受31を介して当接する斜板33が揺動することで、カ
ム部材30の回転運動が、駆動シャフト9の軸心に対す
る支持面30aの傾斜角度に対応する一定ストロークで
のピストン20の往復直線運動に変換される。この駆動
の継続によって圧縮室22では、冷媒の吸入、圧縮及び
吐出が順次繰り返される。
【0032】従って、この実施の形態では前記実施の形
態の(1)の効果の他に、次の効果を有する。 (5) ケイ素鋼鈑15の駆動シャフト9に対する固定
に、カム部材30が利用されているため、圧縮機1全体
として軸方向の長さを短くできる。
【0033】(6) ロータ14の一方のロータエンド
16がカム部材30と一体に形成されているため、部品
点数が少なくなり、組み付け作業が容易となる。 (7) 圧縮機構7の構成が可変容量型の場合に比較し
て簡単になる。
【0034】(8) 斜板33が駆動シャフト9と一体
回転せずに揺動のみでピストン20を往復運動させるの
で、斜板が駆動シャフト9と一体回転する構成に比較し
てシュー21と斜板との間の摩擦抵抗が少なくなるとと
もに、騒音、振動も少なくなる。
【0035】(9) 斜板33がカム部材30に転がり
軸受を介して相対回転可能に支持されているため、カム
部材30と斜板33との間の摩擦抵抗が小さくなり、機
械的損失が低減される。
【0036】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば次のように構成してもよい。 ○ ラグプレート17あるいはカム部材30を一方のエ
ンドプレート16と一体成形する代わりに、エンドプレ
ート16と当接する状態で駆動シャフト9に固定しても
よい。この場合もラグプレート17あるいはカム部材3
0をケイ素鋼鈑15の固定に利用することができる。ま
た、ラグプレート17あるいはカム部材30の材質に非
磁性体以外の材質も使用できる。
【0037】○ ラグプレート17あるいはカム部材3
0の反対側に配置されるエンドプレート16とフロント
ハウジング3との間にスラスト軸受を介在させてもよ
い。この場合は、ピストン20を介してラグプレート1
7あるいはカム部材30に作用する圧縮反力を広い面積
でフロントハウジング3が担うことができる。駆動シャ
フト9を支持する小さなスラスト軸受で圧縮反力を支持
する構成に比較してスラスト軸受の耐久性が向上し、駆
動シャフト9の回転が円滑に行われる。
【0038】○ フロントハウジング3の径をシリンダ
ブロック2の径より大きく形成し、ステータ13のコイ
ルエンドとピストン20との干渉を避けるように、コイ
ルエンドがピストンの移動範囲の前端側に対してその外
周側でオーバーラップするようにステータ13を配置し
てもよい。この場合、圧縮機全体の長さをより短くでき
る。
【0039】○ 可変容量圧縮機構として斜板が駆動シ
ャフト9とともに一体回転せず、駆動シャフト9の回転
に伴って揺動するワブルタイプの圧縮機構を採用しても
よい。
【0040】○ カム部材30を駆動シャフト9と一体
に構成してもよい。 ○ ピストン20のストローク量が一定の斜板式圧縮機
で斜板が駆動シャフト9と一体回転する構成としてもよ
い。
【0041】○ 駆動シャフト9の回転を斜板18の回
転や斜板33の揺動及びシュー21を介してピストン2
0の往復直線運動に変換する圧縮機構を備えた圧縮機に
限らず、ベーン圧縮機等に適用してもよい。
【0042】○ 制御弁29として、外部からの電気信
号で開度を調節可能ないわゆる外部制御弁を使用しても
よい。 ○ 圧縮機は単段式に限らず、外部冷媒回路からの冷媒
ガスを吸入して圧縮する低圧用の圧縮室と、少なくとも
1度圧縮された中間圧の冷媒ガスを吸入して圧縮する高
圧用の圧縮室とを備えた多段式圧縮機であってもよい。
【0043】○ 圧縮機は車両用空調装置に限らず、他
の冷媒回路に使用される圧縮機に適用してもよい。 ○ 片頭型のピストン20を使用する圧縮機に限らず、
両頭型のピストンを使用する圧縮機に適用してもよい。
【0044】○ 圧縮機1の冷媒はフロンに限らず、C
2 (二酸化炭素)等の他の冷媒を使用してもよい。 ○ 電動モータ8は、ロータ14をステータ13が囲む
タイプ、即ちロータ14とステータ13とが電動モータ
8の駆動シャフト9の半径方向において対向するタイプ
のものに限らず、ロータとステータとが軸方向に対向す
るように配置されたタイプのもの(アキシャル型)であ
ってもよい。この場合、電動モータの軸方向の長さを、
ひいては電動圧縮機の軸方向の長さをより短くできる。
【0045】次に、前記実施の形態から把握できる請求
項に記載以外の技術的思想について、以下にその効果と
ともに記載する。 (1) 請求項5に記載の発明において、前記シャフト
に該シャフトの軸心と所定の角度で交差する支持面と、
該支持面に対して垂直に形成された支軸部とを設け、前
記斜板は前記支持面との間にスラスト軸受が介在された
状態で前記支軸部に対して転がり軸受を介して相対回動
可能に支持されている。この場合、支軸部及び支持面と
斜板との間の摩擦抵抗が小さくなり、圧縮比が高い場合
も機械的損失が低減される。
【0046】(2) 請求項4、請求項5及び(1)の
いずれかに記載の発明において、前記ロータの前記回転
部に対向する面と反対側の面と、ハウジングとの間にス
ラスト軸受が介在されている。この場合、ピストンの圧
縮反力を広い面積でハウジングが担うことができ、シャ
フトを支持する小さなスラスト軸受で圧縮反力を支持す
る構成に比較してスラスト軸受の耐久性が向上し、シャ
フトの回転が円滑に行われる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、電動圧縮機の小型軽量化を図
ることができ、乗用車などの空調装置に使用する際に配
置スペースの確保が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の圧縮機の断面図。
【図2】 第2の実施の形態の圧縮機の断面図。
【符号の説明】
2…ハウジングを構成するシリンダブロック、3…同じ
くフロントハウジング、5…同じくリヤハウジング、2
a…シリンダボア、6…収容室、7…圧縮機構、8…電
動モータ、9…駆動軸シャフト、14…ロータ、15…
積層板としてのケイ素鋼鈑、16…エンドプレート、1
7…回転部としてのラグプレート、18…カムプレート
としての斜板、20…ピストン、30…回転部としての
カム部材、33…斜板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA06 BB38 CC07 CC20 CC46 CC47 CC83 5H607 AA12 BB01 BB14 CC03 DD03 DD16 EE50 FF07 GG01 GG02 GG08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータ及び圧縮機構をハウジング内
    に備えた電動圧縮機であって、前記電動モータの出力軸
    と、前記圧縮機構の駆動軸とを1本のシャフトで形成す
    るとともに、前記電動モータの収容室と前記圧縮機構の
    収容室とを両室間に区画壁を設けずに一つにした電動圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 前記電動モータのロータは積層鉄芯を備
    え、積層板の前記シャフトに対する固定に前記圧縮機構
    の回転部が利用されている請求項1に記載の電動圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 前記ロータは前記積層板を固定する一方
    のロータエンドが前記回転部と一体形成されている請求
    項2に記載の電動圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機構として、連結案内機構によ
    り前記シャフトと一体回転可能で且つ前記シャフトの軸
    方向へのスライド移動を伴いながら該シャフトに対し傾
    動可能に作動連結されて前記シャフトの回転をピストン
    の往復運動に変換するカムプレートを備え、前記カムプ
    レートの収容された室内の圧力を制御することにより前
    記カムプレートの傾角を制御して前記ピストンのストロ
    ーク量を変化させる可変容量圧縮機構を備えている請求
    項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電動圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機構として、前記シャフトに対
    して傾斜角不変に支持された斜板を介して前記シャフト
    の回転をシリンダボア内に往復動可能に収容されたピス
    トンの一定ストロークの往復運動に変換する容量固定斜
    板式圧縮機構を備えている請求項1〜請求項3のいずれ
    か一項に記載の電動圧縮機。
JP2000078138A 2000-03-21 2000-03-21 電動圧縮機 Pending JP2001263229A (ja)

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JP2017127185A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ワールプール,ソシエダッド アノニマ 電子制御装置コネクター、密閉型圧縮機を駆動するための電子制御装置、及び密閉型圧縮機
KR20190022178A (ko) 2017-08-25 2019-03-06 주식회사 한진엔지니어링 전기모터 일체형 텐덤형 유압펌프

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