JP2819917B2 - 往復動型圧縮機 - Google Patents

往復動型圧縮機

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JP2819917B2
JP2819917B2 JP4023983A JP2398392A JP2819917B2 JP 2819917 B2 JP2819917 B2 JP 2819917B2 JP 4023983 A JP4023983 A JP 4023983A JP 2398392 A JP2398392 A JP 2398392A JP 2819917 B2 JP2819917 B2 JP 2819917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調用に供して好
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来の往復動型圧縮機として、図15
に示す揺動斜板式圧縮機が知られている。この揺動斜
板式圧縮機では、シリンダブロック90には軸心の周り
に軸心と平行な複数のボア91が形成されており、各ボ
ア91内にはピストン92が収納されている。シリンダ
ブロック90の前端にはクランク室93を有してフロン
トハウジング94が通しボルト90aにより固着され、
シリンダブロック90の後端には吸入弁95、弁板96
及び吐出弁97を挟持してリアハウジング98が同通し
ボルト90aにより固着されている。なお、89は弁板
96に固着されたリテーナである。
【0003】シリンダブロック90の軸心孔内にはフロ
ントハウジング94及びシリンダブロック90に軸封装
置99a、ラジアル軸受99b、99cを介して駆動軸
80が軸支されており、この駆動軸80にはフロントハ
ウジング94との間にスラスト軸受81aを介してロー
タ81が固着されているとともに、この駆動軸80には
図示しないコイルばねにより前方に付勢されたスリーブ
82が摺動可能に遊嵌されている。ロータ81に形成さ
れた長孔81bにピン83aが変位可能に嵌入された斜
板83は、スリーブ82にトラニオン形式で突設された
枢軸82aに揺動可能に軸支されている。こうして、斜
板83は所定の傾角及びデッドスペースの下で駆動軸8
0とともに回転可能になされている。
【0004】斜板83にはスラスト軸受84a等を介し
て揺動板85が係留され、案内部85aが通しボルト9
0aと係合することにより自転が拘束されることによ
り、斜板83の揺動運動のみが揺動板85に伝達される
ようになされている。揺動板85にはコンロッド86の
一端が係留されており、コンロッド86の他端が前記ピ
ストン92に係留されている。こうして、各ピストン9
2は、駆動軸80の回転により各ボア91内を往復動
し、これにより各ボア91に容積変化を生じしめる。
【0005】また、リアハウジング98には、外周側に
環状の吸入室87が形成され、内周側に吐出室88が形
成されている。吸入室87は冷媒を導入する冷媒導入孔
87aにより冷凍回路と接続されており、吐出室88は
冷媒を導出する冷媒導出孔88aにより冷凍回路と接続
されている。吐出弁97と弁板96との外周側には整合
する複数の吸入ポート96aが貫設され、吸入室87
は、ピストン92が下死点に向かう吸入行程にあると
き、冷媒導入孔87aから吸入室87内に導入した冷媒
が吸入弁95の吸入弁部95aを押し開くことにより、
各吸入ポート96aを介して容積拡大途上の各ボア91
と連通される。また、弁板96と吸入弁95との内周側
には整合する複数の吐出ポート96bが貫設され、各ボ
ア91は、ピストン92が上死点に向かう吐出行程にあ
るとき、容積縮小途上のボア91内の冷媒が吐出弁97
の吐出弁部97aをリテーナ89(図16では図示せ
ず)に規制されて押し開くことにより、各吐出ポート9
6bを介して吐出室88と連通される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の往復動
型圧縮機では、上記揺動斜板式圧縮機で説明すれば、図
1516に示すように、閉弁状態を維持する方向に働
くそれ自身の弾性力に打ち勝って開弁するフラッパ型の
吸入弁95を吸入弁手段として採用するとともに、同フ
ラッパ型の吐出弁97を吐出弁手段として採用してい
る。
【0007】このようにフラッパ型の吸入弁を吸入弁手
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に低下し、吸入室内の圧力が各ボア内の
圧力と弾性力とに打ち勝つまで開弁せず、これにより吸
入遅れを生じる。また、フラッパ型の吐出弁を吐出弁手
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に上昇して吐出室内の圧力と弾性力とに
打ち勝つまで開弁せず、これにより吐出遅れを生じる。
【0008】このため、従来の往復動型圧縮機では、圧
力損失が大きく、体積効率を低下させるという問題があ
る。また、この種の往復動型圧縮機では、高負荷運転時
や高速運転時などにおいては、上記圧力損失がさらに大
きくなるとともに、閉弁時に吸入弁及び吐出弁が弁板と
弾性力により衝突し、これにより大きな騒音が発生し、
かつ吸入弁及び吐出弁の破損を生じるという問題もあ
る。
【0009】なお、油圧ポンプの分野では、同様の課題
を解決すべく、吸入側切欠部と吐出側切欠部とが形成さ
れたバルブ体を駆動軸に固着し、バルブ体の回転によ
り、吸入行程時にバルブ体の吸入側切欠部と連通する吸
入ポートと、吐出行程時にバルブ体の吐出側切欠部と連
通する吐出ポートとをシリンダブロックに形成してなる
斜板式油圧ポンプが知られている(実開平3−6378
5号公報)。この斜板式油圧ポンプでは、こうして作動
油の強制吸入及び強制吐出を行なうことにより、高速回
転時における体積効率を向上させている。しかし、かか
る斜板式油圧ポンプでは、非圧縮体たる作動油を媒体と
しており、圧縮体たる冷媒を媒体とする往復動型圧縮機
の分野では他の課題の解決をも必要とする。すなわち、
往復動型圧縮機において冷媒の吸入遅れを生じれば、そ
の冷媒は吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に長時
間接触し、これにより冷媒が吸入時に加熱されて大きく
膨張する。希薄な冷媒を圧縮した場合、同一の圧縮仕事
の下では例えば冷房能力に差を生じ、充分な性能を発揮
できない。一方、非圧縮体たる作動油の場合は、加熱に
より僅かに膨張しても効率にさほどの影響を与えること
はない。また、作動油の強制吸入及び強制吐出を行なう
ことは、シリンダブロックを回転させる通常のアキシャ
ルピストンポンプにおいてなされることである。
【0010】本発明は、往復動型圧縮機において、圧力
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することを解決
すべき課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)本第1発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決
するため、軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを有
するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心孔
内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜板
に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記ボ
アに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の各
弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに吸
入室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡大
途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にある
ときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該吐
出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機に
おいて、前記シリンダブロックの外端を閉塞するととも
に内部に前記吸入室を備えたハウジングを設け、該ハウ
ジングと該シリンダブロックとの間に弁板を介装し、該
シリンダブロックの該弁板側の端面又は該弁板には一端
が前記ボアに開口する前記吸入ポートが形成され、前記
吸入弁手段は、前記駆動軸に一体回転可能に装着され、
該吸入室と前記吸入行程時の該吸入ポートとを連通させ
る吸入通路を備えた回転弁で構成されているという新規
な手段を採用している。 (2)上記(1)の往復動型圧縮機において、吸入ポー
トはボアと軸心孔とを連通すべく弁板に放射状に形成さ
れ、回転弁は、該軸心孔に収容されるとともに該軸心孔
の内周面に対向する外周面を有し、かつ内部に該外周面
に開口する吸入通路を備えており、該吸入通路を介して
吸入室と該吸入ポートとが駆動軸の回転に同期して連通
されることができる。 (3)上記(2)の往復動型圧縮機において、回転弁の
外周面には周方向に沿って溝部が形成され、該溝部に吸
入通路の一端が開口していることができる。 (4)上記(1)の往復動型圧縮機において、回転弁は
吸入室内に設けられた平板状の弁体から構成されている
ことができる。 (5)上記(4)の往復動型圧縮機において、回転弁に
は、吸入ポートと吸入室とを選択的に連通する吸入通路
が周方向に沿って延在されていることができる。 (6)上記(1)の往復動型圧縮機において、ハウジン
グには吐出室が形成され、吸入ポートが吐出ポートを兼
用し、回転弁には該吐出室と該吐出ポートとを間欠的に
連通する吐出ポートがさらに設けられていることができ
る。 (7)本第2発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決
するため、軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを有
するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心孔
内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜板
に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記ボ
アに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の各
弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに吸
入室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡大
途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にある
ときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該吐
出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機に
おいて、 前記シリンダブロックの外端を閉塞するとともに内部に
前記吐出室を備えたハウジングを設け、該ハウジングと
該シリンダブロックとの間に弁板を介装し、該弁板には
一端が前記ボアに開口する前記吐出ポートが形成され、
前記吐出弁手段は、前記駆動軸に一体回転可能に装着さ
れ、該吐出室と前記吐出行程時の該吐出ポートとを連通
させる吐出通路を備えた回転弁で構成され、該吐出ポー
トは該ボアと前記軸心孔とを連通すべく該弁板に放射状
に形成され、該回転弁は、該軸心孔に収容されるととも
に該軸心孔の内周面に対向する外周面を有し、かつ内部
に該外周面に開口する吐出通路を備えており、該吐出通
路を介して該吐出室と該吐出ポートとが前記駆動軸の回
転に同期して連通されるという新規な手段を採用してい
る。
【0012】
【作用】本第1発明(1)〜(6)の往復動型圧縮機で
、フラッパ型の吸入弁の弾性力を働かさない。このた
め、ピストンが吸入行程にあれば、各ボア内の圧力如何
にかかわらず、吸入ポートから冷媒が各ボアに吸入さ
れ、吸入遅れを生じない。
【0013】すなわち、駆動軸と同期して回転弁が回転
すると、吸入行程にある各ボアの吸入ポートと吸入室と
が回転弁の吸入通路を介して所定時間連通されることに
より、吸入室の冷媒が順次各ボア内に吸入される。この
ように、回転弁が回転することにより各ボアに対して吸
入ポートの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
【0014】
【0015】
【0016】このため、本第1発明(1)〜(6)の往
復動型圧縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上昇
する。また、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時や
高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小さくなる
とともに、閉弁時に吸入弁が弾性力により衝突しないた
め、騒音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにく
い。
【0017】本第2発明(7)の往復動型圧縮機では
ラッパ型の吐出弁の弾性力を働かさない。このため、
ピストンが吐出行程にあれば、各ボア内の圧力如何にか
かわらず、各ボアから吐出ポートを介して冷媒が吐出室
に吐出され、吐出遅れを生じない。
【0018】本発明(7)の往復動型圧縮機において
は、駆動軸と同期して回転弁が回転すると、吐出行程に
ある各ボアの吐出ポートと吐出室とが回転弁の吐出通路
を介して所定時間連通されることにより、各ボアの冷媒
が順次吐出室内に吐出される。このように、回転弁が回
転することにより吐出室に対して吐出ポートの開閉が行
われるため、吐出遅れがない。
【0019】
【0020】
【0021】このため、本第2発明(7)の往復動型圧
縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上昇する。ま
た、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時や高速運転
時などにおいても、上記圧力損失が小さくなるととも
に、閉弁時に吐出弁が弾性力により衝突しないため、騒
音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにくい。
【0022】なお、本第1、2発明(1)〜(7)の往
復動型圧縮機では、冷媒の吸入遅れを生じないため、冷
媒が吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に短時間し
か接触せず、冷媒が加熱されにくいため吸入時にほとん
ど膨張しない。よって濃厚な冷媒を圧縮することとなる
ため、同一の圧縮仕事の下でも優れた性能を発揮する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例1〜5及び変形例1〜
11を図面に基づき説明する。 (実施例1)図1は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機の
断面図である。図において、1は軸方向に貫通する軸心
孔1a及び5個のボア1bを有するシリンダブロックで
あって、このシリンダブロック1の一端面には通しボル
ト16によりフロントハウジング2が接合され、他端面
には弁板3、吐出弁18b及びリテーナ20を介して同
通しボルト16によりリアハウジング4が接合されてい
る。フロントハウジング2内のクランク室5には、駆動
軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロック1の
軸心孔1aに嵌挿され軸封装置6a、ラジアル軸受6
b、6cを介して回転可能に支承されている。この駆動
軸6上にはフロントハウジング2との間にスラスト軸受
7aを介してロータ7が固着され、該ロータ7の後面側
に延出した支持アーム8の先端部には長孔8aが貫設さ
れている。そして、該長孔8aにはピン8bが摺動可能
に嵌入されており、同ピン8bには斜板9が傾動可能に
連結されている。
【0024】ロータ7の後端に隣接して駆動軸6上には
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、該斜板9は枢軸10a
の周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後
面側にはスラスト軸受9a等を介して揺動板12が相対
回転可能に支持され、かつ外縁部に設けた案内部12a
が通しボルト16と係合することにより自転が拘束され
るとともに、シリンダブロック1に貫設されたボア1b
内のピストン15と該揺動板12とはコンロッド14に
より連節されている。
【0025】さらに、リアハウジング4には内周側に弁
板3の中央孔3aを介してシリンダブロック1の軸心孔
1aと連通する吸入室17が形成されており、吸入室1
7はリア側端面中央に開口し冷媒を導入する冷媒導入孔
13aにより冷凍回路と接続されている。また、弁板3
には、図2に示すように、中央孔3aから放射状に延在
し各ボア1bの頂部と導通する吸入ポート21が設けら
れている。そして、図1に示すように、軸心孔1a内に
延出した駆動軸6の後端には、軸心孔1a及び中央孔3
aと滑合する円柱状の回転弁22がキー23により装着
されており、回転弁22のリア側は、吸入室17の隔壁
に形成された段部にスラスト軸受24を介して支持され
ている。この回転弁22には、図3及び図4に示すよう
に、吸入室17側の軸心中央から径方向に屈曲貫通する
円孔25aと、該円孔25aに連なって外周面の約半周
部分にわたって延在する溝部25bとによって吸入通路
25が形成されており、この溝部25bが吸入行程にあ
る各ボア1bの吸入ポート21と対向する間、吸入通路
25を介して吸入室17と吸入ポート21とが連通する
ようになされている。また、リアハウジング4の吸入室
17の外周側には冷媒導出孔13bが開口する環状の吐
出室18が隔設されており、この吐出室18は、弁板3
の吐出ポート18a及び吐出弁18bを介して各ボア1
bと連通している。したがって、駆動軸の回転運動が
斜板9を介して揺動板12の前後揺動に変換され、ピス
トン15がボア1b内を往復動することにより吸入室1
7からボア1b内へ吸入された冷媒が圧縮されつつ吐出
室18へ吐出される。そして、クランク室5内の圧力と
ボア1b内の吸入圧力とのピストン15を介した差圧に
応じてピストン15のストロークが変動し、揺動板12
の傾角が変化する。なお、クランク室5内の圧力はリア
ハウジング4の後端突出部内に配設された図示しない電
磁制御弁機構により冷房負荷に基づいて制御される。
【0026】以上のように構成された揺動斜板式圧縮機
は、車両空調用冷凍装置としてその回路中に配設され、
使用に供される。この揺動斜板式圧縮機が運転されて駆
動軸6が回転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転し
つつ揺動運動する。揺動板12は斜板9に対して回転規
制状態とされて揺動運動のみを行い、これによりピスト
ン15がボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内
でピストン15が下死点に向かって移動を開始して吸入
行程に入ると、駆動軸6と同期して回転する回転弁22
の吸入通路25の溝部25b先端側がそのボア1bの吸
入ポート21と対向し、吸入通路25を介して吸入室1
7と吸入ポート21とが連通する。これにより、吸入室
17からそのボア1bに冷媒が吸入される。その後、ボ
ア1b内のピストン15が下死点に到達すると、回転弁
22の回転に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が
吸入ポート21を通過し、吸入室17と吸入ポート21
とが遮断される。そして、ピストン15が上死点に向か
って移動を開始すると、冷媒が圧縮されそのボア1b内
の圧力が高圧になるのに伴って吐出弁18bがリテーナ
20に規制されて開弁し、その冷媒は吐出ポート18a
から吐出室18へ吐出される。このように回転弁22が
駆動軸6と同期して回転することにより、各ボア1b内
では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮し、吐出室18
へ吐出する動作が繰り返し行われる。
【0027】こうして、この揺動斜板式圧縮機では、閉
弁状態を維持する方向に働くそれ自身の弾性力に打ち勝
って開弁するフラッパ型の吸入弁を吸入弁手段として採
用していない。このため、ピストン15が吸入行程にあ
れば、各ボア1b内の圧力如何にかかわらず、吸入ポー
ト21から冷媒が各ボア1bに吸入され、吸入遅れを生
じない。このため、この揺動斜板式圧縮機では、圧力損
失が小さく、体積効率が上昇する。また、この揺動斜板
式圧縮機では、高負荷運転時や高速運転時などにおいて
も、上記圧力損失が小さくなるとともに、閉弁時に弁板
3と弾性力により衝突する従来の吸入弁がないため、騒
音が低減され、かつ吸入弁の破損を生じない。
【0028】なお、この揺動斜板式圧縮機では、冷媒の
吸入遅れを生じないため、冷媒が吸入室17と隣接する
高温の吐出室18との隔壁に短時間しか接触せず、冷媒
が加熱されにくいため吸入時にほとんど膨張しない。よ
って濃厚な冷媒を圧縮することとなるため、同一の圧縮
仕事の下でも優れた性能を発揮する。 (変形例1) 図5に示すように、上記のような回転弁22を用いるこ
とにより、吐出ポート18aをボア1bの中央に位置さ
せて形成することが可能となる。これにより、ピストン
15のヘッド部に吐出ポート18aと符合する突起15
aを設けることによって、デッドスペースに残留する冷
媒の量を減少させ、体積効率を向上させることができ
る。 (変形例2) 図6に示すように、上記実施例において弁板3に設けら
れている吸入ポート21は、シリンダブロック1の弁板
3側の端面に設けてもよい。この場合には、吸入ポート
21の長さを短くすることができるため、吸入ポート2
1内に残留する圧縮冷媒の量を減少させ、体積効率を向
上させることができる。 (変形例3) 図7に本変形例の要部の断面図を示す。本変形例は、駆
動軸6の先端部近傍に形成されたフランジ部61と回転
弁22との間にばね26を介装し、このばね26によっ
て回転弁22をリア側方向に常時付勢するようにしたも
のである。これにより回転弁22の軸方向の組付寸法精
度が緩和され、同時に回転弁22のがたつき、異常摩
耗、焼付等の発生が防止される。 (変形例4) 図8に示すように、駆動軸6とシリンダブロック1との
間にラジアル軸受63を介装させ、そのラジアル軸受6
3によってばね26の一端を支持するようにすれば、駆
動軸6にフランジ部を形成する必要がないため、組付け
性が良好となる。 (変形例5) 図9に示すように、シリンダブロック1の軸心孔1aに
張出部1cを設け、その張出部1cに支持されるスラス
ト軸受65によってばね26の一端を支持するようにし
ても、変形例4と同様に組付け性が良好となる。 (実施例2) 図10は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機の要部を示す
断面図であり、図11は回転弁の斜視図であり、図12
はリアハウジングの斜視図である。
【0029】本実施例は、上記実施例1の圧縮機におけ
る回転弁22に、吸入弁及び吐出弁の両機能を有するよ
うに構成し、いずれにもフラッパ型の吸入弁及び吐出弁
を使用しないようにしたものである。ここでは、実施例
1と共通する基本的構成部分の説明は省略し、異なる部
分を中心に説明する。なお、共通する部材の符号は同じ
ものを使用する。
【0030】回転弁22の外周面には、周方向に延在す
る吸入通路25の溝部25b先端側と隣接し所定距離離
間した位置で軸方向に延在する溝状の吐出通路27が形
成されている。この吐出通路27は、回転弁22のリア
側端面近傍から弁板3に形成された吸入・吐出ポート2
1と対向する位置まで延在している。一方、リアハウジ
ング4には、吐出通路27のリア側端部と対向して管状
溝41が形成されているとともに、この管状溝41には
吐出室18に貫通する適数個の吐出孔42が形成されて
いる。これにより、吐出通路27が吐出行程にある各ボ
ア1bの吸入・吐出ポート21と対向したときには、吐
出通路27を介して吐出室18と吸入・吐出ポート21
とが連通するようになっている。
【0031】以上のように構成された揺動斜板式圧縮機
において、駆動軸6が回転すると図示しないピストンが
ボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内でピスト
ンが吸入行程に入ると、回転弁22の吸入通路25の溝
部25b先端側がそのボア1bの吸入・吐出ポート21
と対向し、吸入通路25を介して吸入室17からそのボ
ア1bに冷媒が吸入される。その後、回転弁22の回転
に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が吸入・吐出
ポート21を通過すると、吸入室17と吸入・吐出ポー
ト21とが遮断されて、そのボア1b内は圧縮行程に移
る。そして、回転弁22がさらに回転すると、そのボア
1bの吸入・吐出ポート21と吐出通路27が対向して
吐出室18と吸入・吐出ポート21とが連通し、ボア1
b内の圧縮冷媒が吐出室18へ吐出される。このように
回転弁22が駆動軸6と同期して回転することにより、
各ボア1b内では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮
し、吐出室18へ吐出する動作が繰り返し行われ、かつ
各ボア1bに対して連続的に行われる。
【0032】したがって、この揺動斜板式圧縮機では、
駆動軸6と同期して回転する回転弁22が吸入弁及び吐
出弁の両機能を有するように構成されているため、圧力
損失を大幅に小さくさせることができ、体積効率を一層
向上させることができるとともに、フラッパ型の吸入弁
及び吐出弁使用時のように騒音や破損が発生する恐れを
解消させることができる。
【0033】また、この揺動斜板式圧縮機では、複数の
ボア1bに対する吸入弁と吐出弁とを一つの部品で構成
することができるため、部品点数が激減し、その構造を
著しく簡略化することができる。 (変形例6) 上記実施例1及び実施例2では、一方側にピストンヘッ
ドをもつ単頭型ピストンを用いて構成される揺動斜板式
圧縮機を例にとって説明したが、シリンダブロックの中
央部に斜板室をもち、その両側に対設されたボア内を両
頭ピストンが往復動するように構成された両頭斜板式圧
縮機に対しても本発明を適用できる。この場合、フロン
ト側及びリア側の各ボアに対して、それぞれ同様の吸入
ポート及び回転弁をほぼ対称的に配設するが、一つのピ
ストンについてフロント側とリア側とでは吸入行程と吐
出行程が逆になることから、二つの回転弁はほぼ180
°位相をずらせて駆動軸に固着し、吸入行程にある各ボ
アに対して吸入室から冷媒が流入するようにすればよ
【0034】
【0035】
【0036】実施例) 図1314は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機の断面
図である。この揺動斜板式圧縮機は、吸入弁手段として
平板状の回転弁を採用している点等について実施例1の
ものと異なるが、他の構成は実施例1のものとほぼ同一
であるため、ほぼ同一の構成については同一符号を付し
て説明を省略する。
【0037】シリンダブロック1の後端には弁板43、
吐出弁44及びリテーナ45を挟持してリアハウジング
4が通しボルト16により固着されている。リアハウジ
ング4の内周側には吸入室17が形成され、この吸入室
17の外周側に環状の吐出室18が形成されている。吸
入室17は冷媒導入孔46aにより冷凍回路と接続され
ており、吐出室18は冷媒導出孔46bにより同冷凍回
路と接続されている。
【0038】吸入室17内では駆動軸6の後端にシリン
ダブロック1との間にラジアル軸受6d及び弁板43と
の間にスラスト軸受6eを介して回転弁47がボルト4
8により固着されており、弁板43の内周側には均等半
径で吸入室17に開口する複数の吸入ポート43がボ
ス状に貫設されている。回転弁47には三日月状の吸入
通路47aが貫設されており、吸入通路47aと整合す
る吸入ポート43aが開放可能にされている。
【0039】また、弁板43の外周側には複数の吐出ポ
ート43が貫設され、各ボア1bは、ピストン15が
上死点に向かう吐出行程にあるとき、容積縮小途上のボ
ア1b内の冷媒が吐出弁44をリテーナ45(図14
は図示せず)に規制されて押し開くことにより、各吐出
ポート43bを介して吐出室18と連通される。この揺
動斜板式圧縮機においては、吸入室17内で駆動軸6と
同期して回転弁47が回転すると、吸入行程にある各ボ
ア1bの吸入ポート43aと吸入室17とが回転弁47
の吸入通路47aを介して所定時間連通されることによ
り、吸入室17内の冷媒が順次各ボア1b内に吸入され
る。このように、この揺動斜板式圧縮機においても、回
転弁47が回転することにより各ボア1bに対して吸入
ポート43aの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
【0040】したがって、この揺動斜板式圧縮機におい
ても、圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運
転時や高速運転時などにおいても、騒音が低減され、か
つ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例7) 上記実施例では、回転弁47を駆動軸6に固着した
、同期信号検出手段と駆動手段とを採用して回転弁4
7を駆動させることもできる。この場合、図示はしない
が、例えば、駆動軸に永久磁石を固着するとともに、こ
の永久磁石により1回転毎に電磁誘導されるコイルを設
け、かかるコイルとマイクロコンピュータとを接続す
る。これら永久磁石、コイル及びマイクロコンピュータ
が同期信号検出手段である。そして、マイクロコンピュ
ータに駆動回路を接続し、この駆動回路を回転弁駆動用
のモータと接続する。駆動回路及びモータが駆動手段で
ある。こうした場合であっても、実施例と同様の作用
及び効果を奏することができる
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本第1発明の往復
動型圧縮機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械
的に吸入ポートを開閉するため、吸入遅れを防止し、こ
れにより圧力損失が小さく、騒音や破損の発生を防止す
ることができる。また、本第2発明の往復動型圧縮機で
は、吐出弁手段が吐出行程と同期して機械的に吐出ポー
トを開閉するため、吐出遅れを防止し、これにより圧力
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することができ
る。
【0051】そして、本第1、第2発明の往復動型圧縮
機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械的に吸入
ポートを開閉するとともに、吐出弁手段が吐出行程と同
期して機械的に吐出ポートを開閉するため、吸入遅れ及
び吐出遅れを防止し、これにより圧力損失がより小さ
く、騒音や破損の発生をさらに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の揺動斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
【図2】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る弁板の平面
図である。
【図3】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の斜
視図である。
【図4】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の平
面図である。
【図5】変形例1の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
【図6】変形例2の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
【図7】変形例3の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
【図8】変形例4の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
【図9】変形例5の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
【図10】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦
断面図である。
【図11】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の
斜視図である。
【図12】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係るリアハウ
ジングの斜視図である。
【図13】実施例3の揺動斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
【図14】実施例3の揺動斜板式圧縮機に係り、図13
のC−C矢視断面図である。
【図15】従来の揺動斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図16】従来の揺動斜板式圧縮機に係り、図15のB
−B矢視断面図である。
【符号の説明】1…シリンダブロック 2…フロントハウジング 1a…軸心孔 3、43…弁板 4…リアハウジング 17…吸入室 5…クランク室 18…吐出室 13a、46a…冷媒導入孔 1b…ボア 6…駆動軸 15…ピストン 21、43a…吸入ポート 22、47…回転弁 18a、43b…吐出ポート 18b、44…吐出弁 25、47a…吸入通路 27…吐出通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 忠一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 実開 昭56−57975(JP,U) 実開 平4−119370(JP,U) 実開 平4−125681(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 27/08 F04B 39/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを
    有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心
    孔内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜
    板に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記
    ボアに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の
    各弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに
    吸入室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡
    大途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にあ
    るときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該
    吐出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機
    において、 前記シリンダブロックの外端を閉塞するとともに内部に
    前記吸入室を備えたハウジングを設け、該ハウジングと
    該シリンダブロックとの間に弁板を介装し、該シリンダ
    ブロックの該弁板側の端面又は該弁板には一端が前記ボ
    アに開口する前記吸入ポートが形成され、前記吸入弁手
    段は、前記駆動軸に一体回転可能に装着され、該吸入室
    と前記吸入行程時の該吸入ポートとを連通させる吸入通
    路を備えた回転弁で構成されていることを特徴とする往
    復動型圧縮機。
  2. 【請求項2】吸入ポートはボアと軸心孔とを連通すべく
    弁板に放射状に形成され、回転弁は、該軸心孔に収容さ
    れるとともに該軸心孔の内周面に対向する外周面を有
    し、かつ内部に該外周面に開口する吸入通路を備えてお
    り、該吸入通路を介して吸入室と該吸入ポートとが駆動
    軸の回転に同期して連通されることを特徴とする請求項
    1記載の往復動型圧縮機。
  3. 【請求項3】回転弁の外周面には周方向に沿って溝部が
    形成され、該溝部に吸入通路の一端が開口していること
    を特徴とする請求項2記載の往復動型圧縮機。
  4. 【請求項4】回転弁は吸入室内に設けられた平板状の弁
    体から構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    往復動型圧縮機。
  5. 【請求項5】回転弁には、吸入ポートと吸入室とを選択
    的に連通する吸入通路が周方向に沿 って延在されている
    ことを特徴とする請求項記載の往復動型圧縮機。
  6. 【請求項6】ハウジングには吐出室が形成され、吸入ポ
    ートが吐出ポートを兼用し、回転弁には該吐出室と該吐
    出ポートとを間欠的に連通する吐出通路がさらに設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の往復動型圧縮
    機。
  7. 【請求項7】軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを
    有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心
    孔内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜
    板に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記
    ボアに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の
    各弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに
    吸入室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡
    大途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にあ
    るときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該
    吐出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機
    において、 前記シリンダブロックの外端を閉塞するとともに内部に
    前記吐出室を備えたハウジングを設け、該ハウジングと
    該シリンダブロックとの間に弁板を介装し、該弁板には
    一端が前記ボアに開口する前記吐出ポートが形成され、
    前記吐出弁手段は、前記駆動軸に一体回転可能に装着さ
    れ、該吐出室と前記吐出行程時の該吐出ポートとを連通
    させる吐出通路を備えた回転弁で構成され、該吐出ポー
    トは該ボアと前記軸心孔とを連通すべく該弁板に放射状
    に形成され、該回転弁は、該軸心孔に収容されるととも
    に該軸心孔の内周面に対向する外周面を有し、かつ内部
    に該外周面に開口する該吐出通路を備えており、該吐出
    通路を介して該吐出室と該吐出ポートとが該駆動軸の回
    転に同期して連通される ことを特徴とする往復動型圧縮
    機。
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