JP2001262630A - ショベルのドーザ制御装置 - Google Patents

ショベルのドーザ制御装置

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JP2001262630A
JP2001262630A JP2000070657A JP2000070657A JP2001262630A JP 2001262630 A JP2001262630 A JP 2001262630A JP 2000070657 A JP2000070657 A JP 2000070657A JP 2000070657 A JP2000070657 A JP 2000070657A JP 2001262630 A JP2001262630 A JP 2001262630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行とドーザに別ポンプを用い、かつ、ドー
ザ用として最高圧力の低いポンプを使用した場合でも、
同ポンプの容量を大きくせずに、しかも特殊ドーザ作業
時に推力不足を招かない。 【解決手段】 特殊ドーザ作業時に、ドーザシリンダ2
3以外のアクチュエータ用のメインポンプ11の油をド
ーザポンプ24からの油に合流させてドーザシリンダ2
2に供給し、大流量を確保するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地均しや土運び作業
等を行うドーザを備えたショベルのドーザ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ショベルは、一般に、図5に示すように
下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在
に搭載され、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム
4、バケット5、及びこれら駆動するブーム、アーム、
バケット各シリンダ6,7,8を有する作業アタッチメ
ント9が取付けられて成っている。
【0003】このようなショベルにおいて、最近、下部
走行体1にドーザ10を装着することが多い。
【0004】このドーザ10は、図外のドーザシリンダ
によって図示のように昇降作動し、接地状態で走行しな
がら地面を平らにする地均し作業や、土を押して運ぶ土
運び作業といった本来の作業(以下、通常ドーザ作業と
いう)のほか、足回りを洗車するときに、接地された作
業アタッチメント9と反対側で接地して車体を持ち上げ
たり、単独で接地して作業中車体を安定させるためのア
ウトリガ機能を果たしたりする作業(以下、特殊ドーザ
作業という)をも行う。
【0005】ここで、ドーザシリンダへの圧油供給源で
ある油圧ポンプを、走行用油圧モータを含む他のアクチ
ュエータ用のメインポンプと共用すると、通常作業時
に、ドーザ10を昇降作動させる度に走行用油圧モータ
への油の供給量が変化して走行速度が変化する等、走行
動作に悪影響を与えるため好ましくない。
【0006】このため、従来は、ドーザシリンダへはメ
インポンプとは別のポンプ(以下、ドーザポンプとい
う)を使用するのが通例であり、この場合、コストを下
げるためにメインポンプと異なり安価なギヤポンプが使
用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方式に
よると、ギヤポンプの最高使用圧力が、メインポンプに
使用される他のポンプ(たとえばピストンポンプ)より
も低いことから、通常ドーザ作業時よりも高い推力が要
求される特殊ドーザ作業時に推力不足が生じるおそれが
ある。
【0008】この点の対策として、従来はドーザシリン
ダのシリンダ径を大きくし、これに合わせて大流量を確
保し得るようにドーザポンプに大容量のものを用いてい
る。
【0009】このため、コストが高くなり、安価なギヤ
ポンプを用いたことの実効が薄くなるだけでなく、大容
量ポンプを用いる分、エンジン負荷が大きくなり、走行
ポンプとドーザポンプの同時運転時にエンジン回転数が
低下して走行速度がダウンし、通常ドーザ作業に支障を
来す。
【0010】なお、エンジン回転数の低下を抑えるポン
プ馬力制御を行うことが考えられるが、このポンプ馬力
制御を行うにしても流量変化による速度変化が生じるた
め、ドーザ操作時に頻繁に行うのは望ましくなく、根本
的な解決策とはならない。
【0011】そこで本発明は、走行用とドーザ用に別ポ
ンプを用い、かつ、ドーザ用として最高圧力の低いポン
プを使用した場合でも、同ポンプの容量を大きくせず
に、しかも特殊ドーザ作業時に推力不足を招かないショ
ベルのドーザ制御装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下部
走行体と、この下部走行体上に搭載された上部旋回体
と、この上部旋回体に取付けられた作業アタッチメント
と、上記下部走行体を走行させる走行油圧モータを含む
複数の油圧アクチュエータと、この複数の油圧アクチュ
エータに圧油を供給するメインポンプと、上記下部走行
体に設けられたドーザと、このドーザを昇降させるドー
ザシリンダと、このドーザシリンダに圧油を供給するド
ーザポンプとを備えたショベルにおいて、走行時以外で
のドーザ作動時に上記メインポンプからの油を上記ドー
ザシリンダに供給するドーザ作動制御手段が設けられた
ものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、ドーザ作動制御手段は、走行時以外でのドーザ作動
時に上記メインポンプからの油を上記ドーザポンプから
の油に合流させてドーザシリンダに供給するように構成
されたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、ドーザ作動制御手段は、走行時以外でのドーザ作動
時に上記ドーザシリンダに対する圧油供給源を上記ドー
ザポンプからメインポンプに切換えるように構成された
ものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、走行油圧モータの作動を制御する
走行用コントロールバルブのセンタバイパス通路を経た
下流側に、ドーザシリンダの作動を制御するドーザ用コ
ントロールバルブが設けられたものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、走行時以外でのドーザ作動時であ
ることを検出する検出手段が設けられ、ドーザ作動制御
手段は、この検出手段からの検出信号に基づいてメイン
ポンプからの油を上記ドーザシリンダに供給するように
構成されたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、検出手段として、走行用コントロールバルブの操作
量を検出する走行操作検出手段と、ドーザ用コントロー
ルバルブの操作量を検出するドーザ操作検出手段を有
し、ドーザ作動制御手段は、この両検出手段からの検出
信号によって走行時以外でのドーザ作動時であることを
判断するように構成されたものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの構成において、ドーザ作動制御手段は、ドーザシ
リンダに対する供給油量を制御する流量制御弁と、ドー
ザ用コントロールバルブの操作量に応じてこの流量制御
弁の開度を制御するコントローラによって構成されたも
のである。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の構成におい
て、流量制御弁として、走行用コントロールバルブのセ
ンタバイパス通路を流れる油を走行用油圧モータ以外の
油圧アクチュエータに合流させるためのカット弁が用い
られたものである。
【0020】上記構成によると、走行時以外でのドーザ
作業時、すなわち特殊ドーザ作業時に、メインポンプの
油がドーザシリンダに供給される。
【0021】すなわち、請求項2ではメインポンプから
の油がドーザポンプからの油に合流してドーザシリンダ
に供給される。このため、ドーザシリンダに大流量を確
保することができる。従って、ドーザポンプとして最高
圧力の低いギヤポンプを用い、かつ、ドーザシリンダに
大径シリンダを用いた場合でも、ドーザシリンダに必要
流量を確保して高い推力を得ることができる。
【0022】これに対し、請求項3ではドーザシリンダ
に対する圧油供給源がドーザポンプからメインポンプに
切換わる。これにより、ドーザポンプとしてギヤポンプ
を用い、ドーザシリンダに相対的に小径のシリンダを用
いた場合でも、ドーザシリンダに必要な推力を確保する
ことができる。
【0023】このため、ドーザポンプの大容量化等に伴
う弊害(コストアップや、両ポンプの同時運転時にエン
ジン回転数が低下して走行速度がダウンする)が生じな
い。
【0024】また、請求項4の構成によると、ドーザ用
コントロールバルブが走行用コントロールバルブのセン
タバイパス通路を経た下流側に設けられているため、圧
油の合流または切換作用が走行時に行われるおそれがな
いとともに、走行とドーザの同時操作時(通常ドーザ作
業時)に、ドーザ操作によって走行速度が変化するおそ
れがない。
【0025】請求項5,6の構成によると、特殊ドーザ
作業であることが検出手段によって検出され、ドーザ作
動制御手段によって油の合流または切換作用が自動的に
行われる。
【0026】請求項7,8の構成によると、ドーザ用コ
ントロールバルブの操作量に応じてドーザシリンダに対
する供給流量が制御されるため、ドーザシリンダに必要
十分な量の油を供給し、オペレータの意思通りのドーザ
作動を得ることができる。
【0027】この場合、請求項8の構成によると、元々
ショベルの油圧回路に設けられたカット弁を合流制御手
段の流量制御弁として兼用できるため、別の専用弁を追
加する必要がない。このため、回路構成が簡単となり、
コストが安くてすむ。
【0028】
【発明の実施の形態】図1,2に示す第1実施形態で
は、特殊ドーザ作業時にメイン、ドーザ両ポンプの油を
合流させてドーザシリンダに供給する構成、図3,4に
示す第2実施形態では、特殊ドーザ作業時にドーザシリ
ンダに対する圧油供給源をドーザポンプからメインポン
プに切換える構成をとっている。以下に説明する。
【0029】第1実施形態 図1には、ショベル全体の油圧回路のうち、走行及びド
ーザ作動に関する部分のみを示している。
【0030】11は第1メインポンプ、12は第2メイ
ンポンプで、基本的には、第1メインポンプ11からの
油によって図左側の第1走行モータ(たとえば下部走行
体右側の走行モータ)13と、図示しないバケット用及
びブーム用両シリンダが駆動され、第2メインポンプ1
2からの油によって図右側の第2走行モータ(同左側の
走行モータ)14と、図示しない旋回モータ及びアーム
シリンダが駆動される。
【0031】図左右のアクチュエータ系(以下、左側ア
クチュエータ系、右側アクチュエータ系という)には、
それぞれ走行用コントロールバルブ15,16を最上流
側として各アクチュエータの作動を個別に制御するコン
トロールバルブがタンデムに設けられ、この各コントロ
ールバルブのバイパス通路を貫いてバイパスライン1
7,18が設けられるとともに、このバイパスライン1
7,18における走行用コントロールバルブ15,16
の下流側に、走行モータ以外の各アクチュエータに油を
供給する油供給ライン19,20が分岐接続されてい
る。
【0032】また、21は両メインポンプ11,12と
両走行用コントロールバルブ15,16との間に設けら
れた走行直進弁で、たとえば走行しながらブームを起伏
させる等の複合操作が行われたときに、この走行直進弁
21が図の通常位置イから直進位置ロに切換わる。これ
により、第1メインポンプ11からの油が油供給ライン
19,20を介して走行モータ13,14以外のアクチ
ュエータに向かって流れる一方で、第2メインポンプ1
2からの油が両走行用コントロールバルブ15,16を
介して両走行モータ13,14にパラレルに流れるた
め、走行直進性が保たれる。
【0033】22,22はドーザシリンダ、23はこの
ドーザシリンダ22,22の作動を制御するドーザ用コ
ントロールバルブで、このドーザ用コントロールバルブ
23は左側アクチュエータ系における油供給ライン19
の最下流側に設けられ、油供給ライン19におけるこの
ドーザ用コントロールバルブ23の直上流点にドーザポ
ンプ24が接続されている。
【0034】一方、左側アクチュエータ系におけるセン
タバイパスライン17の最下流側に油圧パイロット式の
カット弁25が設けられている。
【0035】このカット弁25は、公知のように図の全
開位置イと全閉位置ロとの間で開度が変化し、全開位置
イでセンタバイパスライン17の油が全量タンクTに戻
される。
【0036】一方、カット弁25の開度が絞られると、
それに応じたセンタバイパス油量が合流弁26を介して
右側アクチュエータ系のアクチュエータ(たとえばアー
ムシリンダ)に増速用として送られる。
【0037】このカット弁25は、電磁比例減圧弁(以
下、単に比例弁という)27の二次圧によって開度が制
御され、この比例弁27がコントローラ28によって制
御される。
【0038】このコントローラ28には、上記したカッ
ト弁本来の増速作用を行うための増速信号が導入される
一方、走行用コントロールバルブ15,16の操作信号
及びドーザ用コントロールバルブ23の操作信号(たと
えば図示しないリモコン弁からのリモコン圧を圧力セン
サで電気信号に変換して得られる)が導入される。
【0039】なお、図1中、29,30はメインポンプ
側とドーザポンプ24との間の油の逆流を阻止するため
のチェック弁、31はメインポンプ側からドーザ用コン
トロールバルブ23に過剰な流量が流れないように合流
油量を絞る絞り、32はドーザポンプ24の吐出側に設
けられたリリーフ弁である。
【0040】上記構成において、この装置の作用を図2
を併用して説明する。
【0041】A.走行時及び通常ドーザ作業時 このときには、走行操作信号がコントローラ28に入力
されるため(図2のステップS1でYES)、コントロ
ーラ28から比例弁27には操作信号は送られず、従っ
てカット弁25は図の全開位置イのままとなる。
【0042】この状態では、センタバイパスライン17
を流れる油は全量がタンクTに戻され、ドーザ用コント
ロールバルブ23側には流れないため、ドーザシリンダ
22にはドーザポンプ24からの油のみが供給される。
【0043】B.特殊ドーザ作業時 このときには、コントローラ28には走行操作信号が入
力されず(図2のステップS1でNO)、ドーザ操作信
号のみが入力される(同ステップS2でYES)ため、
比例弁27からカット弁25にドーザ操作量に応じた二
次圧が送られ(同ステップS3)、カット弁25の開度
が絞られる。
【0044】従って、センタバイパスライン17からド
ーザ操作量に応じた量の油がドーザポンプ24からの油
と合流してドーザシリンダ22に送られる。
【0045】これにより、ドーザシリンダ22に大流量
を供給することができる。従って、ドーザポンプ24に
最高圧力の低いギヤポンプを用い、かつ、ドーザシリン
ダ22に大径シリンダを用いた場合でも、ドーザシリン
ダ22に必要流量を確保して高い推力を得ることができ
るため、ドーザポンプ24の容量を大きくする必要がな
い。
【0046】この場合、ドーザ用コントロールバルブ2
3が走行用コントロールバルブ15のセンタバイパス通
路15aを経た下流側に設けられているため、コントロ
ーラ28への誤った操作信号の入力やコントローラ28
から比例弁27への誤出力があった場合等でも、上記合
流作用が走行時に行われるおそれがないとともに、走行
とドーザが同時操作される通常ドーザ作業時に、ドーザ
操作によって走行速度が変化するおそれがない。
【0047】また、比例弁27及びカット弁25によ
り、ドーザ用コントロールバルブ23の操作量に応じて
ドーザシリンダ22に対する合流流量が制御されるた
め、ドーザシリンダ22に必要十分な量の油を供給し、
オペレータの意思通りのドーザ作動を得ることができ
る。
【0048】なお、特殊作業時の作業条件等によっては
ドーザシリンダ22の圧力がドーザポンプ24の最高圧
力を超える場合がある。この場合、ドーザシリンダ圧が
ドーザポンプ最高圧力を超えた後は、メインポンプ側か
らの油のみがドーザシリンダ22に供給される。このと
き、チェック弁30によってドーザポンプ24側への油
の逆流が防止される。
【0049】第2実施形態 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0050】油供給ライン19におけるチェック弁29
の下流側に、切換制御弁33によってドーザポンプ位置
イとメインポンプ位置ロとの間で切換制御される油圧パ
イロット式の切換弁34が設けられ、この切換弁34が
メインポンプ位置ロに切換わると、それまでのドーザポ
ンプ24からの油に代わってメインポンプ側(バイパス
ライン17)からの油がドーザシリンダ22に供給され
るように構成されている。
【0051】また、ドーザシリンダ22の圧力を検出し
てコントローラ28に送る圧力センサ35が設けられ、
ドーザシリンダ圧が所定値(たとえばドーザポンプ24
の最高圧力に近い圧力で一例では200Kgf/c
2。以下、切換圧という)に達すると、コントローラ
28から切換制御弁33に切換信号が出力される。
【0052】これにより、切換弁34がメインポンプ位
置ロに切換わり、ドーザポンプ24からの油に代わって
メインポンプ側の高圧油がドーザシリンダ22に供給さ
れる。
【0053】この点の作用を図4を併用してさらに説明
すると、通常ドーザ作業時には切換弁33はドーザポン
プ位置イにあるため、ドーザポンプ24からの相対的に
圧力の低い油がドーザシリンダ22に供給される。
【0054】一方、特殊ドーザ作業時には、コントロー
ラ28において図4のステップS1,S2により特殊ド
ーザ作業であることが判断され、かつ、圧力センサ35
からの圧力信号によってドーザシリンダ圧Pdが切換圧
Pdsに達したとき(ステップS3でYESのとき)、
つまり、実際に高圧が必要となったときに、コントロー
ラ28から切換制御弁33にポンプ切換信号が送られ
(ステップS4)、切換弁34がメインポンプ位置ロに
切換わる。
【0055】また、コントローラ28から比例弁27に
カット弁全閉指令信号が送られてカット弁25が全閉位
置ロに切換わり、メインポンプ側からの高圧油がドーザ
シリンダ22に供給される。
【0056】このように、第1実施形態ではドーザシリ
ンダ22に大径シリンダを用い、ポンプ油の合流作用に
よって必要な流量を確保して大推力を得る構成をとった
のに対し、第2実施形態では、ドーザシリンダ22に高
圧油を供給してドーザシリンダ22の必要推力を確保す
る構成をとっている。従って、ドーザシリンダ22とし
て第1実施形態の場合よりも小径のシリンダを用いるこ
とができる。
【0057】なお、切換制御弁33として、図に示す切
換弁を用いてもよいし、電磁比例減圧弁を用いてもよ
い。
【0058】他の実施形態 (1)上記第2実施形態の変形例として、図3中に二点
鎖線で示すように特殊ドーザ作業時にオンとなるスイッ
チ(オペレータが手動操作するスイッチでもよいし、ド
ーザシリンダ圧によってオンとなるスイッチ等でもよ
い)36を設け、このスイッチ36のオン時にコントロ
ーラ28からポンプ切換指令、カット弁全閉両指令信号
を出力するように構成してもよい。
【0059】(2)第1実施形態の変形例として、スイ
ッチ操作によって合流作用を行わせるように構成しても
よい。
【0060】(3)上記両実施形態では、元々ショベル
の油圧回路に設けられたカット弁を合流制御手段の流量
制御弁として利用する構成をとったが、このカット弁以
外の専用の流量制御弁を用いてもよい。
【0061】この場合、流量制御弁を油供給ライン19
におけるドーザポンプ24からの油の合流点の直上流部
分に設けてもよい。
【0062】(4)特殊ドーザ作業時に、第1実施形態
では油を合流させ、第2実施形態では圧油供給源をドー
ザポンプからメインポンプに切換える構成としたが、こ
の両実施形態の折衷形態として、ドーザシリンダ圧が所
定値までは両ポンプ油を合流させ、所定値を超えるとメ
インポンプ油のみを供給する構成をとってもよい。
【0063】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、特殊
ドーザ作業時に、メインポンプからの油をドーザシリン
ダに供給する(請求項2ではメインポンプからの油をド
ーザポンプからの油に合流させてドーザシリンダに供給
し、請求項3では圧油供給源をドーザポンプからメイン
ポンプに切換える)構成としたから、ドーザポンプとし
て最高圧力の低いギヤポンプを用いた場合でも、十分な
流量または圧力を確保して高いドーザ推力を得ることが
できる。
【0064】このため、ドーザポンプの大容量化等に伴
う弊害(コストアップや、両ポンプの同時運転時にエン
ジン回転数が低下して走行速度がダウンする)が生じな
い。
【0065】また、請求項4の発明によると、ドーザ用
コントロールバルブが走行用コントロールバルブのセン
タバイパス通路を経た下流側に設けられているため、圧
油の合流または切換作用が走行時に行われるおそれがな
いとともに、走行とドーザの同時操作時(通常ドーザ作
業時)に、ドーザ操作によって走行速度が変化するおそ
れがない。
【0066】請求項5,6の発明によると、特殊ドーザ
作業であることが検出手段によって検出され、ドーザ作
動制御手段によって油の合流または切換作用が自動的に
行われる。
【0067】請求項7,8の発明によると、ドーザ用コ
ントロールバルブの操作量に応じてドーザシリンダに対
する供給流量が制御されるため、ドーザシリンダに必要
十分な量の油を供給し、オペレータの意思通りのドーザ
作動を得ることができる。
【0068】この場合、請求項8の発明によると、元々
ショベルの油圧回路に設けられたカット弁を合流制御手
段の流量制御弁として兼用できるため、別の専用弁を追
加する必要がない。このため、回路構成が簡単となり、
コストが安くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる油圧制御回路図
である。
【図2】同実施形態の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第2実施形態にかかる油圧制御回路図
である。
【図4】同実施形態の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】一般的なショベルの概略側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 9 作業アタッチメント 3 作業アタッチメントを構成するブーム 4 同アーム 5 同バケット 6 ブームシリンダ 7 アームシリンダ 8 バケットシリンダ 13,14 走行モータ 10 ドーザ 11,12 メインポンプ 15,16 走行用コントロールバルブ 22 ドーザシリンダ 23 ドーザ用コントロールバルブ 24 ドーザポンプ 25 カット弁(流量制御弁) 27 ドーザ作動制御手段を構成するカット弁制御用の
電磁比例減圧弁 28 同コントローラ 33 ドーザ作動制御手段を構成する切換制御弁 34 同切換弁 35 同圧力センサ 36 同スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB04 AC02 BA01 BA02 BB01 CA04 DA03 DA04 DB02 3H089 AA72 BB15 BB19 BB27 CC01 CC08 CC11 DA02 DB03 DB33 DB44 DB46 DB47 DB48 DB49 EE17 EE22 EE31 FF02 FF12 GG02 JJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、この下部走行体上に搭載
    された上部旋回体と、この上部旋回体に取付けられた作
    業アタッチメントと、上記下部走行体を走行させる走行
    油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、この複
    数の油圧アクチュエータに圧油を供給するメインポンプ
    と、上記下部走行体に設けられたドーザと、このドーザ
    を昇降させるドーザシリンダと、このドーザシリンダに
    圧油を供給するドーザポンプとを備えたショベルにおい
    て、走行時以外でのドーザ作動時に上記メインポンプか
    らの油を上記ドーザシリンダに供給するドーザ作動制御
    手段が設けられたことを特徴とするショベルのドーザ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ドーザ作動制御手段は、走行時以外での
    ドーザ作動時に上記メインポンプからの油を上記ドーザ
    ポンプからの油に合流させてドーザシリンダに供給する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載のショ
    ベルのドーザ制御装置。
  3. 【請求項3】 ドーザ作動制御手段は、走行時以外での
    ドーザ作動時に上記ドーザシリンダに対する圧油供給源
    を上記ドーザポンプからメインポンプに切換えるように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載のショベルの
    ドーザ制御装置。
  4. 【請求項4】 走行油圧モータの作動を制御する走行用
    コントロールバルブのセンタバイパス通路を経た下流側
    に、ドーザシリンダの作動を制御するドーザ用コントロ
    ールバルブが設けられたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のショベルのドーザ制御装置。
  5. 【請求項5】 走行時以外でのドーザ作動時であること
    を検出する検出手段が設けられ、ドーザ作動制御手段
    は、この検出手段からの検出信号に基づいてメインポン
    プからの油を上記ドーザシリンダに供給するように構成
    されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のドーザ制御装置。
  6. 【請求項6】 検出手段として、走行用コントロールバ
    ルブの操作量を検出する走行操作検出手段と、ドーザ用
    コントロールバルブの操作量を検出するドーザ操作検出
    手段を有し、ドーザ作動制御手段は、この両検出手段か
    らの検出信号によって走行時以外でのドーザ作動時であ
    ることを判断するように構成されたことを特徴とする請
    求項5記載のショベルのドーザ制御装置。
  7. 【請求項7】 ドーザ作動制御手段は、ドーザシリンダ
    に対する供給油量を制御する流量制御弁と、ドーザ用コ
    ントロールバルブの操作量に応じてこの流量制御弁の開
    度を制御するコントローラによって構成されたことを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のショベルの
    ドーザ制御装置。
  8. 【請求項8】 流量制御弁として、走行用コントロール
    バルブのセンタバイパス通路を流れる油を走行用油圧モ
    ータ以外の油圧アクチュエータに合流させるためのカッ
    ト弁が用いられたことを特徴とする請求項7記載のショ
    ベルのドーザ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006118592A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Yanmar Co Ltd 作業機の油圧ポンプ制御装置
KR20190115051A (ko) 2017-02-09 2019-10-10 나부테스코 가부시키가이샤 유압 시스템
JP2020073768A (ja) * 2014-01-13 2020-05-14 ジェイ. シー. バンフォード エクスカヴェイターズ リミテッドJ.C. Bamford Excavators Limited 荷役運搬機械を動作させる方法

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