JP2001260095A - マイクロマニピュレータおよびアクチュエータ - Google Patents

マイクロマニピュレータおよびアクチュエータ

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JP2001260095A
JP2001260095A JP2000070003A JP2000070003A JP2001260095A JP 2001260095 A JP2001260095 A JP 2001260095A JP 2000070003 A JP2000070003 A JP 2000070003A JP 2000070003 A JP2000070003 A JP 2000070003A JP 2001260095 A JP2001260095 A JP 2001260095A
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JP
Japan
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guide shaft
slider
micromanipulator
guide
linear actuator
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JP2000070003A
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Mototaka Chikami
基孝 千頭
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニア可動機構の可動部における回転がたを
簡易に抑制できるマイクロマニピュレータ技術を提供す
る。 【解決手段】 マイクロマニピュレータのリニアアクチ
ュエータ10は、圧電素子11とガイド軸12と、可動
部として機能するスライダ13とを有している。圧電素
子11によりガイド軸12がX方向に振動することで、
スライダ13が摺動してX方向に移動する。ここで、ガ
イド軸12の直交する面12a、12bは、付勢ばね1
7によりスライダ13に接触する直交面13a、13b
に押圧されるため、X軸回りの回転が規制される。その
結果、スライダ13におけるガイド軸12回りの回転が
たを簡易に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微小な対象物に
対して作業を行うマイクロマニピュレータ技術に関し、
特に、リニア可動機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞微小操作等の技術分野においては顕
微鏡下で細胞レベルでの微小な操作を行うためなどに、
従来より様々なマイクロマニピュレータが使用されてい
た。このマイクロマニピュレータを動作させる機構とし
て、リニアアクチュエータ(リニア可動機構)を有する
ものがある。
【0003】図9は、マイクロマニピュレータにおける
リニアアクチュエータの一例の構成を示す断面図であ
る。
【0004】リニアアクチュエータ90では、X軸方向
に伸びるガイド軸91と、可動部であるスライダ92は
摩擦係合し、ガイド軸91がX方向に振動することによ
りスライダ92が移動する。ここで、スライダ92は、
ガイド軸91の軸方向(X軸方向)には移動するが、軸
回りには回転しないようにする必要がある。このため、
キー91aとキー溝92aとを組み合わせる構成として
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のキー溝
92aを用いる構成の場合、キー91aとキー溝92a
との間のすきまGの大小で軸方向の動きやすさが決ま
る。すきまGが小さすぎるとスライダ92が動き難くな
り、すきまGが大きすぎるとスライダ92の軸回りの回
転がたが大きくなる。特にマイクロマニピュレータのよ
うに細いガイド軸91の場合では、すきまGによるがた
が、回転のがたになり、そこからさらにリニアアクチュ
エータを伸ばす構成になるとその先端のがたは拡大され
てしまい、所要の精度が得られなくなる。
【0006】例えば、図9においてガイド軸91の径を
2mmで考えた場合、回り止めのキー91aとキー溝92
aとの公差を0〜0.1mmとすると、ガイド軸92の外
周長に対して、がたは最大0.1mmになる。この時、こ
のがたを角度に換算すると、 360゜×0.1/(2π)=5.7゜ となる。
【0007】そして、このスライダ92に対して10mm
のリニアアクチュエータ99がついた場合、そのリニア
アクチュエータの先端のがたは、10×tan5.7゜=
0.998mmとなり、最大約1mmものがたに拡大されて
しまう。
【0008】ここでは、がた寄せを用いることも考えら
れるが、がた寄せのための付勢機構などによる大型化や
部品点数の増加などの弊害を伴う。また、がたを少なく
しようとすると、部品の加工精度が必要となり難易度が
増し、コストアップにつながる。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、リニア可動機構の可動部における回転がたを簡
易に抑制できるマイクロマニピュレータ技術を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、微小な対象物に対して、リニア
可動手段を用いて所定の作業を行うマイクロマニピュレ
ータであって、前記リニア可動手段は、(a)所定のガイ
ド方向に伸びた第1面と第2面とを有する非円筒形のガ
イド軸と、(b)前記第1面と前記第2面とに摺接する2
の面を有する部材と、(c)前記ガイド軸の前記第1面と
前記第2面とを前記2の面に相対的に押圧する押圧手段
と、(d)前記所定のガイド方向に前記ガイド軸を加振す
る加振手段と、を備え、前記部材は、前記ガイド軸の振
動によって前記ガイド軸に沿って相対的に摺動する。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係るマイクロマニピュレータにおいて、前記第1面と
前記第2面とは、互いに垂直な平面である。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係るマイクロマニピュレータにおい
て、前記リニア可動手段は複数のリニア可動機構を有し
ており、複数のリニア可動機構は順次に連結されてい
る。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係るマイクロマニピュレー
タにおいて、前記ガイド軸と前記押圧手段とは、点接触
または線接触の状態である。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項4の発明に係るマイクロマニピュレータにおい
て、前記押圧手段は、前記ガイド軸の前記第1面と前記
第2面とを前記2の面にほぼ均等に押圧する。
【0015】また、請求項6の発明は、微小な対象物に
対して所定の作業を行うマイクロマニピュレータで用い
るアクチュエータであって、(a)所定のガイド方向に伸
びた第1面と第2面とを有する非円筒形のガイド軸と、
(b)前記第1面と前記第2面とに摺接する2の面を有す
る部材と、(c)前記ガイド軸の前記第1面と前記第2面
とを前記2の面に相対的に押圧する押圧手段と、(d)前
記所定のガイド方向に前記ガイド軸を加振する加振手段
と、を備え、前記部材は、前記ガイド軸の振動によって
前記ガイド軸に沿って相対的に摺動する。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <マイクロマニピュレータの構成>図1は、本発明の第
1実施形態に係るマイクロマニピュレータ1の概略構成
図である。なお、図1においてX、Y、Zは互いに直交
する3軸を示している。
【0017】マイクロマニピュレータ1は、第1リニア
アクチュエータ10と第2リニアアクチュエータ20と
第3リニアアクチュエータ30と回転系アクチュエータ
40とエンドエフェクタ45とを備えている。
【0018】第1ないし第3リニアアクチュエータ10
〜30は互いに直交するように順次に連結されている。
また、回転系アクチュエータ40はその先端部分に結合
されたエンドエフェクタ45の姿勢を任意の角度に変化
させることにより、そのエンドエフェクタ45で支持さ
れる微小な対象物の姿勢を変化できる。
【0019】第1リニアアクチュエータ10は圧電素子
11とガイド軸12とスライダ13とを備えており、X
軸方向に沿ってスライダ13が移動できるように構成さ
れている(後で詳述)。
【0020】第2リニアアクチュエータ20も第1リニ
アアクチュエータ10と同様に、圧電素子21とガイド
軸22とスライダ23とを備え、Y軸方向に沿ってスラ
イダ23が移動できるように構成されている。圧電素子
21の一端側は第1リニアアクチュエータ10のスライ
ダ13の側面部に固着されており、他端側はガイド軸2
2の端面に固着されている。したがって、ガイド軸22
は圧電素子21の伸縮動作に伴ってその長手方向である
Y軸方向に移動する。なお、圧電素子21とガイド軸2
2とスライダ23との連結および構成は、第1リニアア
クチュエータ10と同様である。
【0021】第3リニアアクチュエータ30も上記各リ
ニアアクチュエータと同様であり、圧電素子31とガイ
ド軸32とスライダ33とを備えてZ軸方向に沿ってス
ライダ33が移動できるように構成されている。そして
圧電素子31の一端側は第2リニアアクチュエータ20
のスライダ23に固着されており、他端側はガイド軸3
2の端面に固着されている。したがって、ガイド軸32
は圧電素子31の伸縮動作に伴ってZ軸方向に移動す
る。なお、圧電素子31とガイド軸32とスライダ33
との連結および構成は他のリニアアクチュエータと同様
である。
【0022】そして、第3リニアアクチュエータ30の
スライダ33にはX軸方向に沿って回転系アクチュエー
タ40が固着されている。回転系アクチュエータ40は
ステッピングモータ41と回転板42とピッチヨーアク
チュエータ43と傾斜板44とを備えている。
【0023】ステッピングモータ41は本体が小径の円
筒状に構成され、第3リニアアクチュエータ30のスラ
イダ33に固定されている。ステッピングモータ41に
対して外部に設けられる駆動回路から通電が行われるこ
とにより、ステッピングモータ41の内部に設けられる
ロータに連結された回転板42がステッピングモータ4
1の回転軸周りに回動するように構成されている。な
お、図1においてはステッピングモータ41の回転軸は
X軸に平行なように設けられているが、これに限定され
るものではない。このステッピングモータ41により回
転系の動作のうちのX軸に平行な回転軸を中心とする回
転動作(ローリング)が可能となる。
【0024】回転板42にはピッチヨーアクチュエータ
43の一端側が着設されており、このピッチヨーアクチ
ュエータ43は回転板42の回転に伴ってステッピング
モータ41の回転軸を中心に回転する。そして、ピッチ
ヨーアクチュエータ42の他端側には傾斜板44がピボ
ット軸受の構成で配設されており、ピッチヨーアクチュ
エータ42が駆動されることによって傾斜板44はYZ
平面に平行な状態から任意の方向および角度に傾斜する
ように構成されている。このピッチヨーアクチュエータ
43により回転系の動作のうちのZ軸に平行な回転軸を
中心とする回転動作(ピッチング)とY軸に平行な回転
軸を中心とする回転動作(ヨーイング)が可能となる。
【0025】そして、回転系アクチュエータ40の先端
部には、このマイクロマニピュレータ1のエンドエフェ
クタ45の基部側が接続配置されている。エンドエフェ
クタ45は微小な対象物に対して所定の操作を行うため
に適した機構のものが採用される。例えば、ハンド機構
を備えるマイクログリッパや、ニードル等がエンドエフ
ェクタ45として使用される。
【0026】マイクロマニピュレータ1は上記のように
構成されており、第1ないし第3リニアアクチュエータ
10〜30はエンドエフェクタ45の位置をX、Y、Z
の3軸方向に直進移動させることができ、回転系アクチ
ュエータ40はエンドエフェクタ45をロール・ピッチ
・ヨーの3方向に回転移動させることができる。つま
り、上記のような構成とすることにより、エンドエフェ
クタ45を直進運動させるための3自由度と回転運動さ
せるための3自由度との合計6自由度が実現されてい
る。なお、回転系3自由度は、ステッピングモータ41
によるロール角運動と、ピッチヨーアクチュエータ43
によるピッチ角およびヨー角運動とで実現される。
【0027】したがって、マイクロマニピュレータ1の
構成を上記のようにすることでエンドエフェクタ45を
任意の位置に移動させることが可能になるとともに、エ
ンドエフェクタ45を任意の姿勢に変化させることも可
能となる。
【0028】<第1リニアアクチュエータ10の構成>
次に第1リニアアクチュエータ10の詳細構成について
説明する。図2は第1リニアアクチュエータ10の斜視
図である。図3は、図2のIII−III位置から見た断面図
である。
【0029】圧電素子11は積層圧電セラミックス等に
よって構成され、外部に設けられる駆動回路からの電圧
の印加によってX軸方向に沿って伸縮動作を行う。そし
て圧電素子11の一端側は固定部19に固着されてお
り、他端側はガイド軸12の端面に固着されている。し
たがって、ガイド軸12は圧電素子11の伸縮動作に伴
ってその長手方向であるX軸方向に加振されることにな
る。なお、固定部19は、マイクロマニピュレータ1の
設置対象となる装置(例えば、顕微鏡等)における部材
である。
【0030】ガイド軸12は、X軸に伸びた角棒状(一
般には非円筒状)の部材となっており、ガイド方向(X
軸)に平行な第1ガイド面12aと第2ガイド面12b
と、付勢ばね17に接する曲面12cとを有している。
この第1ガイド面12aと第2ガイド面12bとは互い
に垂直な平面となっており、また第1ガイド面12aの
中央部に着磁パターン形成部14が埋め込まれている。
【0031】スライダ13は、L字状の形状で第1リニ
アアクチュエータの可動部として機能する。このスライ
ダ13は、ガイド軸12の第1ガイド面12aと第2ガ
イド面12bとに摺接する互いに垂直な2つの接触面1
3a、13bとを有している。また、スライダ13は、
ガイド軸12の着磁パターン形成部14に対応する箇所
に、面13aに磁気抵抗素子15が埋め込まれている。
【0032】付勢ばね17は、板ばね状部材の一端側が
ピン16によってスライダ13側に固定され、他端側が
その表面をガイド軸12に対して押圧する構成となって
いる。この付勢ばね17は、ガイド軸12との摺動をス
ムーズにするため、端部17aが折り曲げられている。
この付勢ばね17により、ガイド軸12の第1ガイド面
12aとスライダ13の面13aとの間と、ガイド軸1
2の第2ガイド面12bとスライダ13の面13bとの
間とに一定の摩擦力が発生することとなる。また、ガイ
ド軸12の円弧面12cに対して付勢ばね17が線接触
の状態となるため、スライダ13の駆動がスムーズにな
り、リニアアクチュエータの可動部の動作のバラツキが
少なくなる。
【0033】付勢ばね17による押圧力FAの角度は、
ガイド軸12における第1ガイド面12aの垂線と第2
ガイド面12bの垂線との平均となる角度、本実施形態
では第1ガイド面12aと第2ガイド面12bとに対し
て45度の角度とすることが好ましい。これにより、ガ
イド軸12の第1ガイド面12aとスライダ13の面1
3aと押圧力と、ガイド軸12の第2ガイド面12bと
スライダ13の面13bとの押圧力とをほぼ均等にする
ことができ、スライダ12の回転がたを効果的に抑制で
きるとともに、2つの面に対する摩擦力のバランスを適
切にすることができる。
【0034】このように第1リニアアクチュエータ10
のスライダ13は付勢ばね(一般には付勢手段ないしは
弾性手段)17による一定の摩擦力によってガイド軸1
2に固定された状態となっており、スライダ13にその
摩擦力以上の力が作用することでX軸に沿った方向に摺
動する。具体的に説明すると、ガイド軸12に対して圧
電素子11が停止または緩やかな伸縮動作を行う場合に
は、スライダ13に対して付勢ばね17による摩擦力以
上の力が作用しないため、ガイド軸12に対するスライ
ダ13の位置は変化しない。これに対して、圧電素子1
1が瞬時に伸縮動作を行う場合には、スライダ13に対
して付勢ばね17による摩擦力以上の慣性力が作用する
のでガイド軸12に対するスライダ13の位置は圧電素
子11の伸縮方向とは逆方向に移動するのである。
【0035】ガイド軸12に形成された着磁パターン形
成部14には、X方向に沿ってほぼ等間隔に磁気パター
ンが形成されており、スライダ13の内部側であって着
磁パターン形成部14に対向して配置された磁気抵抗素
子15が、その磁気パターンの移動を検出するように構
成されている。したがって、スライダ13がガイド軸1
2に沿って移動すれば、その移動量に応じた磁気パター
ンが磁気抵抗素子15の近傍を通過するので、磁気抵抗
素子15からはスライダ15の移動量に応じたパルス波
形が得られるのである。
【0036】<マイクロマニピュレータ1の動作>マイ
クロマニピュレータ1の動作を説明する前に、上記のよ
うに構成された第1リニアアクチュエータ10の動作に
ついて説明する。
【0037】図4は、圧電素子11に印加する電圧波形
の一例としてのこぎり波形のような非対称な電圧波形を
示す図である。ここで、図4(a)は、スライダ13を
+X方向に移動させる場合の電圧波形を示しており、図
4(b)は、スライダ13を−X方向に移動させる電圧
波形を示している。
【0038】この実施形態では、圧電素子11に対して
負の電圧が印加されれば圧電素子11が収縮し、逆に、
圧電素子11に対して正の電圧が印加されれば圧電素子
11が伸張する。そして、その伸縮量は印加電圧の絶対
値(すなわち大きさ)によって可変させることができ
る。このため、圧電素子11に対する印加電圧を制御す
ることによって、その伸縮量、すなわち圧電素子11と
連結するガイド軸12の振動幅を制御することができ、
その結果、ガイド軸12のX軸に沿った移動を制御する
ことが可能になる。
【0039】例えば、図4(a)の電圧波形は立ち上が
り部Kaにおいて緩やかな傾斜を示し、立ち下がり部K
bにおいて急峻な傾斜を示している。このため、のこぎ
り波形の緩やかな立ち上がり部Kaではガイド軸12と
スライダ13との間の摩擦力により、スライダ13がガ
イド軸12と一体となって圧電素子11の伸縮量に応じ
てX軸に沿って移動する。
【0040】一方、図4(a)ののこぎり波形の急峻な
立ち下がり部Kbでは圧電素子11は急激に元の位置に
戻ろうとするのに対して、スライダ13には移動後の位
置に留まろうとする大きな慣性力が生じ、この慣性力が
摩擦力よりも大きくなり、それによってスライダ13と
ガイド軸12との間にすべりが生じる。その結果、スラ
イダ13がガイド軸12に対してすべりを生じた距離分
だけ相対的に+X方向側に移動することになる。
【0041】そして、図4(a)に示すようなのこぎり
波形を繰り返し圧電素子11に与えることにより、スラ
イダ13はガイド軸12に沿って段階的に+X方向側に
移動していくのである。
【0042】また、図4(b)の電圧波形は、図4
(a)の波形に対して逆極性となっている。つまり、図
4(b)の電圧波形は、負の方向への立ち上がり部Kc
において緩やかな傾斜を示し、立ち下がり部Kdにおい
て急峻な傾斜を示している。このため、のこぎり波形の
緩やかな立ち上がり部Kcではガイド軸12とスライダ
13との間の摩擦力により、スライダ13がスプライン
軸12と一体となって圧電素子11の伸縮量に応じてX
軸に沿って移動する。圧電素子11は負の電圧が印加さ
れることによって収縮するので、図4(b)の緩やかな
立ち上がり部Kcでは圧電素子11はゆっくりと収縮す
る。これに対して、図4(b)の急峻な立ち下がり部K
dでは、圧電素子11は収縮した状態から急激に元の状
態に戻ろうとするため、スライダ13には大きな慣性力
が生じ、この慣性力が摩擦力よりも大きくなり、それに
よってスライダ13とガイド軸12との間にすべりが生
じる。その結果、スライダ13がガイド軸12に対して
すべりを生じた距離分だけ相対的に−X方向側に移動す
ることになる。
【0043】そして、図4(b)に示すようなのこぎり
波形を繰り返し圧電素子11に与えることにより、スラ
イダ13はガイド軸12に沿って段階的に−X方向側に
移動していくのである。
【0044】このように第1リニアアクチュエータ10
は、駆動手段となる圧電素子11を非対称な速度で往復
移動させることによって圧電素子11に結合されたガイ
ド軸12を往復移動させることができ、それによってス
ライダ13を相対的に慣性移動させることが可能にな
る。換言すれば、第1リニアアクチュエータ10は、付
勢ばね17によりガイド軸12とスライダ13との間に
生じる摩擦力とスライダ13に作用する慣性力とを有効
に利用することでスライダ13とガイド軸12との間に
所定方向のすべりを生じさせることができ、その結果ス
ライダ13がガイド軸12に対して移動するというステ
ィックスリップ機構による駆動機構が構成されているの
である。
【0045】ここでは、付勢ばね17により、ガイド軸
12の第1ガイド面12aと第2ガイド面12bとをス
ライダ13の2の面13a、13bに押圧しているた
め、ガイド軸12に対するスライダ13の回転がたを規
制できる。さらに、ガイド軸12に対するスライダ13
の摺動に必要な摩擦力を適切に発生させることができ
る。
【0046】また、ガイド軸12に形成された着磁パタ
ーン形成部14とスライダ13の内部に設けられた磁気
抵抗素子15とが一体となってリニアエンコーダ18が
構成されており、スライダ13の移動に伴って磁気抵抗
素子15から移動量に応じたパルス信号が発生する。そ
して、このパルス信号に基づいて所定の演算を行うこと
で、ガイド軸12に対するスライダ13の位置を検出す
ることができる。
【0047】以上、第1リニアアクチュエータ10の動
作について説明したが、第2リニアアクチュエータ20
および第3リニアアクチュエータ30についても、第1
リニアアクチュエータ10と同様の構成および動作であ
る。
【0048】したがって、第1ないし第3リニアアクチ
ュエータ10〜30を駆動することにより、エンドエフ
ェクタ45のXYZ座標系における位置を制御できる。
なお、エンドエフェクタ45の回転動作については、回
転系アクチュエータ40により任意の角度に制御が可能
となる。
【0049】以上のマイクロマニピュレータ1の動作に
より、リニアアクチュエータのスライダにおける回転が
たを簡易に抑制できる。そして、マイクロマニピュレー
タ5のようにリニアアクチュエータが順次に連結してい
る場合でも、がたの累積を抑制するのに有効である。
【0050】<第2実施形態> <マイクロマニピュレータの構成>図5は、本発明の第
2実施形態に係るマイクロマニピュレータの概略構成図
である。なお、図5においてX、Y、Zは互いに直交す
る3軸を示している。
【0051】マイクロマニピュレータ5は、第1リニア
アクチュエータ50と第2リニアアクチュエータ60と
第3リニアアクチュエータ70と回転系アクチュエータ
80とエンドエフェクタ85とを備えている。
【0052】第1ないし第3リニアアクチュエータ50
〜70は互いに直交するように順次に連結されている。
また、回転系アクチュエータ80はその先端部分に結合
されたエンドエフェクタ85の姿勢を任意の角度に変化
させることにより、そのエンドエフェクタ85で支持さ
れる微小な対象物の姿勢を変化できる。
【0053】第2実施形態のマイクロマニピュレータ5
は、図5をみて分かるように、第1実施形態のマイクロ
マニピュレータ1と類似しているが、第1実施形態と異
なる構成の第1〜第3リニアアクチュータ50〜70を
有している。以下では、このリニアアクチュエータの構
成について説明する。
【0054】図6は、第1リニアアクチュエータ50の
斜視図である。図7は、図6のVII−VII位置から見た断
面図である。
【0055】第1実施形態の第1リニアアクチュエータ
10では、付勢ばね17によりガイド軸12をスライダ
13に押圧していたが、第1リニアアクチュエータ50
では、鋼球であるボール56と付勢部材57とにより押
圧する構成となっている。
【0056】付勢部材57は、ポリアセタール樹脂等の
弾性部材から構成され、ボール56が嵌入する円筒状の
穴部57hを有している。そして、付勢部材57の端部
とスライダ53の端部とは連結しており、穴部57にボ
ール56が嵌合保持され、ガイド軸52を押圧する。ま
た、ガイド軸52の接触面52cに対してボール56が
点接触の状態となるため、スライダ53の駆動がスムー
ズになり、リニアアクチュエータとしての可動部の動作
のバラツキが少なくなる。
【0057】ガイド軸52は、第1実施形態と同様に、
スライダ53と摺接する第1ガイド面52aと第2ガイ
ド面52bとを有するとともに、ボール56に接する平
面状の接触面52cとを有している。この第1ガイド面
52aと第2ガイド面52bとは、互いに垂直な平面と
なっている。また、ガイド軸52は、第1ガイド面52
aの中央部に着磁パターン形成部54が埋め込まれてい
る。
【0058】スライダ53は、第1実施形態と同様に、
ガイド軸52の第1ガイド面52aと第2ガイド面52
bとに摺接する2つの垂直面53a、53bとを有して
いる。また、スライダ53は、ガイド軸52の着磁パタ
ーン形成部54に対応して、面53aに磁気抵抗素子5
5が埋め込まれている。
【0059】また、ボール56からの押圧力FBの角度
は、ガイド軸52における第1ガイド面52aの垂線と
第2ガイド面52bの垂線との平均となる角度、本実施
形態では第1ガイド面52aと第2ガイド面52bとに
対して45度の角度となることが好ましい。これによ
り、ガイド軸52の第1ガイド面52aとスライダ53
の面53aと押圧力と、ガイド軸52の第2ガイド面5
2bとスライダ53の面53bとの押圧力とをほぼ均等
にすることができ、スライダ53の回転がたを効果的に
抑制できとともに、摩擦力を適切に生じさせることがで
きる。
【0060】このように第1リニアアクチュエータ50
のスライダ53はボール56による一定の摩擦力によっ
てガイド軸52に固定された状態となっており、スライ
ダ53にその摩擦力以上の力が作用することでX軸に沿
った方向に摺動する。具体的に説明すると、X軸方向に
沿ってのガイド軸72の加振手段となる圧電素子51が
停止または緩やかな伸縮動作を行う場合には、スライダ
53に対してボール56による摩擦力以上の力が作用し
ないため、ガイド軸52に対するスライダ53の位置は
変化しない。これに対して、圧電素子51が瞬時に伸縮
動作を行う場合には、スライダ53に対して付勢部材7
7による摩擦力以上の慣性力が作用するのでガイド軸5
2に対するスライダ53の位置は圧電素子51の伸縮方
向とは逆方向に移動する。
【0061】<マイクロマニピュレータ5の動作>第2
実施形態に係るマイクロマニピュレータの動作は、リニ
アアクチュエータ50に係る動作を除き、第1実施形態
と同様である。
【0062】第1リニアアクチュエータ50では、第1
実施形態のリニアアクチュエータ10と同様に、図4に
示す電圧波形を圧電素子51に印加することによって圧
電素子51を振動(伸縮)させて、ガイド軸52に対し
てスライダ53を移動させることができる。
【0063】ここでは、ボール56により、ガイド軸5
2の第1ガイド面52aと第2ガイド面52bとをスラ
イダ53の2の面53a、53bに押圧しているため、
ガイド軸52に対するスライダ53の回転を規制でき
る。さらに、ガイド軸52に対するスライダ53の摺動
に必要な摩擦力を適切に発生させることができる。
【0064】第1リニアアクチュエータ50の動作につ
いて説明したが、第2リニアアクチュエータ60および
第3リニアアクチュエータ70についても同様の動作で
ある。
【0065】したがって、第1ないし第3リニアアクチ
ュエータ50〜70を駆動することにより、エンドエフ
ェクタ85のXYZ座標系における位置を制御できる。
なお、エンドエフェクタ85の回転動作については、回
転系アクチュエータ80により任意の角度に制御が可能
となる。
【0066】以上のマイクロマニピュレータ5の動作に
より、第1実施形態と同様に、リニアアクチュエータの
スライダにおける回転がたを簡易に抑制できる。そし
て、マイクロマニピュレータ5のようにリニアアクチュ
エータが順次に連結している場合でも、がたの累積を防
止するのに有効である。
【0067】<変形例> ◎第1実施形態のガイド軸における付勢ばね17との接
触面12cについては、曲面とするのは必須でなく、平
面でも良い。
【0068】◎上記の各実施形態の第1ガイド面と第2
ガイド面とについては、互いに垂直であるのは必須でな
く、鋭角や鈍角であっても良い。
【0069】◎上記の各実施形態の第1ガイド面と第2
ガイド面とについては、平面であるのは必須でなく、円
筒面以外の曲面であっても良い。
【0070】◎上記の第1実施形態のスライダ13、2
3、33については、図9に示すように、面13a、1
3bにそれぞれ逃げ溝13f、13gを設けても良い。
これにより、ガイド軸12の第1ガイド面12aとスラ
イダ13の接触面13aとの間、およびガイド軸12の
第2ガイド面12bとスライダ13の接触面13bとの
間の摩擦力を、接触面積を縮小することによる適正化が
図れる。なお、逃げ溝については、スライダ13の接触
面13a、13bに設けるのは必須ではなく、一方に設
けても良い。また、第2実施形態のスライダ53、6
3、73についても、同様の逃げ溝を設けても良い。
【0071】◎上記の各実施形態のリニアアクチュエー
タ10、50については、スライダ13、53を可動に
するのは必須ではなく、スライダ13、53を固定にし
て、ガイド軸12、52側を動かすようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6の発明によれば、ガイド軸の第1面と第2面とを
部材の2の面に相対的に押圧するため、部材における回
転がたを簡易に抑制できる。
【0073】また、押圧手段は、ガイド軸の振動によっ
て部材が相対的に摺動するために必要な摩擦力の発生
と、部材の回転の防止という2つの機能を併せ持つこと
となる。したがって、部品点数が少なく、コンパクト
に、これらの機能を達成できる。
【0074】特に、請求項2の発明については、ガイド
軸の第1面と第2面とは互いに垂直な平面であるため、
部材における回転がたを適切に抑制できる。
【0075】また、請求項3の発明においては、部材に
おける回転がたが抑制できるため、複数のリニア可動機
構が順次に連結されても、がたの累積を抑制できる。
【0076】また、請求項4の発明においては、ガイド
軸と押圧手段とが点接触または線接触の状態であるた
め、部材をスムーズに移動させることができる。
【0077】また、請求項5の発明においては、押圧手
段がガイド軸の第1面と第2面とを部材の2の面にほぼ
均等に押圧するため、部材における回転がたを効果的に
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマイクロマニピュ
レータ1の概略構成図である。
【図2】第1リニアアクチュエータ10の斜視図であ
る。
【図3】図2のIII−III位置から見た断面図である。
【図4】圧電素子11に印加する電圧波形の例を示す図
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るマイクロマニピュ
レータ5の概略構成図である。
【図6】第1リニアアクチュエータ50の斜視図であ
る。
【図7】図6のVII−VII位置から見た断面図である。
【図8】変形例に係るリニアアクチュエータの断面図で
ある。
【図9】従来例に係るリニアアクチュエータの断面図で
ある。
【符号の説明】
1、5 マイクロマニピュレータ 10、20、30、50、60、70 リニアアクチュ
エータ 11、21、31、51、61、71 圧電素子 12、22、32、52、62、72 ガイド軸 12a、52a 第1ガイド面 12b、52b 第2ガイド面 13、23、33、53、63、73 スライダ 13a、13b、53a、53b スライダの接触面 17 付勢ばね 56 ボ−ル 57 弾性部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小な対象物に対して、リニア可動手段
    を用いて所定の作業を行うマイクロマニピュレータであ
    って、 前記リニア可動手段は、 (a)所定のガイド方向に伸びた第1面と第2面とを有す
    る非円筒形のガイド軸と、 (b)前記第1面と前記第2面とに摺接する2の面を有す
    る部材と、 (c)前記ガイド軸の前記第1面と前記第2面とを前記2
    の面に相対的に押圧する押圧手段と、 (d)前記所定のガイド方向に前記ガイド軸を加振する加
    振手段と、を備え、 前記部材は、前記ガイド軸の振動によって前記ガイド軸
    に沿って相対的に摺動することを特徴とするマイクロマ
    ニピュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロマニピュレー
    タにおいて、 前記第1面と前記第2面とは、互いに垂直な平面である
    ことを特徴とするマイクロマニピュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のマイク
    ロマニピュレータにおいて、 前記リニア可動手段は複数のリニア可動機構を有してお
    り、 複数のリニア可動機構は順次に連結されていることを特
    徴とするマイクロマニピュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のマイクロマニピュレータにおいて、 前記ガイド軸と前記押圧手段とは、点接触または線接触
    の状態であることを特徴とするマイクロマニピュレー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4に記載のマイク
    ロマニピュレータにおいて、 前記押圧手段は、前記ガイド軸の前記第1面と前記第2
    面とを前記2の面にほぼ均等に押圧することを特徴とす
    るマイクロマニピュレータ。
  6. 【請求項6】 微小な対象物に対して所定の作業を行う
    マイクロマニピュレータで用いるアクチュエータであっ
    て、 (a)所定のガイド方向に伸びた第1面と第2面とを有す
    る非円筒形のガイド軸と、 (b)前記第1面と前記第2面とに摺接する2の面を有す
    る部材と、 (c)前記ガイド軸の前記第1面と前記第2面とを前記2
    の面に相対的に押圧する押圧手段と、 (d)前記所定のガイド方向に前記ガイド軸を加振する加
    振手段と、を備え、 前記部材は、前記ガイド軸の振動によって前記ガイド軸
    に沿って相対的に摺動することを特徴とするアクチュエ
    ータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011055000A1 (en) * 2009-11-06 2011-05-12 Sensapex Oy Compact micromanipulator
US9662783B2 (en) 2011-11-10 2017-05-30 Sensapex Oy Micromanipulator arrangement

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