JP2001256575A - 貼付型無線タグ - Google Patents

貼付型無線タグ

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JP2001256575A
JP2001256575A JP2000068444A JP2000068444A JP2001256575A JP 2001256575 A JP2001256575 A JP 2001256575A JP 2000068444 A JP2000068444 A JP 2000068444A JP 2000068444 A JP2000068444 A JP 2000068444A JP 2001256575 A JP2001256575 A JP 2001256575A
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JP
Japan
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tag
thin film
wireless
cut
coil
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JP2000068444A
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English (en)
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Daisaku Ota
大作 太田
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付型無線タグを被貼付物から剥がして不
正に再使用されるのを防止する。 【解決手段】 貼付型無線ICタグ1には薄膜コイル4
が形成されたシート基材2および保護被覆6に厚み方向
に連続する易裂性カット7,8,9,10を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貼付型無線タグに係
り、特に本来の貼付物から剥がして不正に再使用される
ことを防止できるようにした貼付型無線タグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、万引き防止用などに共振コイルと
コンデンサからなる共振回路を強力粘着剤で商品に貼り
付けた無線タグが知られている。
【0003】そして近年、さらにICチップを内蔵して
書き換え記録と読み出しをリーダ・ライタ等の外部の機
器と非接触で行うことのできる無線ICタグが開発さ
れ、販売店に於ける商品管理や流通業に於ける荷物管
理、賃貸業に於ける貸し出し品管理などに用いられよう
としている。
【0004】このような無線ICタグは、使用形態が従
来の無線タグと似通っており、価格の低下と高性能なこ
とから、展示品や賃貸品の不正持ちだし等を防ぐ防犯用
としての用途も考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、店内や図書
館・博物館等の館内で無線ICタグを被貼付物から剥が
し取り、別の物に貼り替える悪戯や、会計済み商品から
剥がし取った無線ICタグを未会計品のそれと貼り替え
るような犯罪を防止する策を講じておかなければならな
い。
【0006】本発明は上記従来技術の問題に鑑み成され
たもので、本来の貼付物から剥がして不正に再使用され
ることを防止できるようにした貼付型無線タグを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
第1の発明が採用する構成の特徴は、共振コイルをシー
ト基材および被覆よりも破れ易く形成し、被覆を剥がし
たときに共振コイルの少なくとも一部が被覆に付着して
破断するように接着したことにある。
【0008】また、第2の発明が採用する構成の特徴
は、シート基材の一側の面に粘着剤層を設け、他側の面
に薄膜からなる共振コイルを設けてなり、少なくとも前
記共振コイルが位置する面を含む部材に厚み方向に連続
する易裂性カットを形成したことにある。
【0009】第1の発明によれば、貼付型無線タグを被
貼付物から引き剥がそうとすると、共振コイルの一部が
被覆側とシート基材側に付随して剥離され、分断される
ので、以降、無線タグとして使用できなくなる。
【0010】第2の発明によれば、貼付型無線タグを被
貼付物から引き剥がすべく一部に引っ張り力を加える
と、易裂性カットの部位に剪断力が生じ、共振コイルを
切断するので、以降、無線タグとして使用できなくな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図1ないし図4を用いて
本発明の好適な実施の形態を詳述する。
【0012】まず、図1は第1の実施の形態を示す正面
図、図2は同、図1中の矢示II-II方向断面図である。
【0013】図中、1は第1の実施の形態に係る無線I
Cタグを示し、該無線ICタグ1はシート基材2と、粘
着剤層3と、共振コイルとしての薄膜コイル4と、保護
被覆6とから大略構成される。
【0014】シート基材2は紙、合成樹脂フィルムな
ど、及びこれらのラミネートや複合材料から形成され、
その裏面には従来公知のゴム系やアクリル酸系の粘着剤
を始め、その他化学合成物や天然物からなる強粘着性の
粘着剤層3が設けられている。
【0015】前記薄膜コイル4は、シート基材2の周縁
部を張り巡らすようにシート基材2の表面側に設けられ
ている。該薄膜コイル4は、光硬化型や熱硬化型の合成
樹脂に金、白金、銀、銅など導電性の金属粉やカーボン
粒などを混入してなる導電性インキ(レジンボンドメタ
ルペースト)を用いて印刷プロセスにより形成できる。
【0016】また、薄膜コイル4は、予め前記シート基
材2の表側に金、銀、銅、アルミニウム等の金属箔を貼
り付け、又は真空蒸着したものを打ち抜きやエッチング
法により形成することもできる。
【0017】以上の形成方法を採ることにより、薄膜コ
イル4は巻線によるコイルに比べ小さな力で引き裂くこ
とができ、特に前記シート基材2および後述する保護被
覆6よりも破れ易く形成することができる。
【0018】但し、常時はシート基材2および保護被覆
6に挟まれ保護されているため、印刷や貼付など、通常
の扱いで断線することはなく、引き剥がし力や剪断力が
直接作用した場合には速やかに破断するものである。
【0019】ICチップ5は前記薄膜コイル4が作る回
路上に実装され、薄膜コイル4が図示しないICリーダ
・ライタからの電波を受信すると、これを電源として内
部に書き込まれた情報を読み出して送信し、あるいは受
信した情報を書き込み、書き換えることができる。
【0020】保護被覆6は前記基材シート2を表側から
覆うように接着され、薄膜コイル4、ICチップ5等を
保護するもので、耐水性、絶縁性などに優れたシート状
の材料、例えば紙や合成樹脂フィルムが好適に用いられ
る。
【0021】そして、該保護被覆6は図示しない接着剤
を介して基材シート2上に接着され、これにより、保護
被覆6を基材シート2から剥がしたときに薄膜コイル4
の少なくとも一部が保護被覆6に付着して分断されるよ
うになっている。
【0022】7は無線ICタグ1の四辺に外側から複数
形成された易裂性カットとしての外周部カットで、該各
外周部カット7は図2に示す如く、保護被覆6、シート
基材2、粘着剤層3を厚さ方向に貫通し、平面方向に
は、延長線が薄膜コイル4に直交する向きに切り込み形
成されている。
【0023】8は薄膜コイル4の内周側に形成された易
裂性カットとしての内周部カットである。該外周部カッ
ト8はV字状に形成され、前記外周部カット7と同様、
保護被覆6、シート基材2、粘着剤層3を厚さ方向に貫
通している。
【0024】9、10はそれぞれ薄膜コイル4の角隅部
で外側と内側に対向して設けられた易裂性カットとして
の角隅部カットである。該各角隅部カットは、L字状に
形成され、前記外周部カット7、外周部カット8と同
様、保護被覆6、シート基材2、粘着剤層3を厚さ方向
に貫通している。
【0025】本実施の形態は以上の構成を有するもの
で、無線ICタグ1は粘着剤層3を介して情報と共に管
理されるべき商品などに貼り付け使用される。
【0026】然るに、無線ICタグ1は強粘着性の粘着
剤層3で貼り付けられるため、爪などでは容易に剥がす
ことができない。
【0027】そして、強引にこれを剥がそうとすると、
保護被覆6が薄膜コイル4の一部を下側面に付着させた
まま基材シート2から分離して、薄膜コイル4を分断す
ることにより、無線ICタグ1は機能を失い、よって不
正に再使用されることを防止できる。
【0028】また、外周部カット7、内周部カット8、
角隅部カット9,10を設けたことにより、強引に無線
ICタグ1を剥がそうと一部に引っ張り力を加えると、
各カット部からシート基材2や保護被覆6が裂けて薄膜
コイル4の導通を遮断する。
【0029】特に、内周部カット8、角隅部カット10
を設けたので、ヘラのようなものを用いて外周側から注
意深く剥がしたとしても、薄膜コイル4を内周側から破
断させるため、より一層確実に目的を達成できる。
【0030】次に、他の実施の形態を説明するが、上述
した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0031】図3は第2の実施の形態に係る無線ICタ
グ20、図4は第3の実施の形態に係る無線ICタグ3
0を示し、共に上述の図2と同様の断面図である。
【0032】無線ICタグ20、30は無線ICタグ1
と同様、シート基材2、粘着剤層3、薄膜コイル4、保
護被覆6からなるものの、無線ICタグ20にはシート
基材2のみを厚さ方向に貫通する易裂性カット21が、
無線ICタグ30には保護被覆6のみを厚さ方向に貫通
する易裂性カット31が、それぞれ設けられており、以
上の構成によっても上記第1の実施の形態とほぼ同様の
作用効果を奏する。
【0033】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されることなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で
の変形が可能である。
【0034】例えば、電池等の電源を保持しない無電源
型の無線ICタグを例示したが、電池を内蔵したタイプ
であってもよい。
【0035】また、易裂性カットは実施の形態のように
外周部カット、内周部カット、角隅部カットの三種類を
設けることを必須とせず、その形、数、切り込みの深さ
も実施の形態に限定されることなく、一種のみでも複数
種を組み合わせ形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
強引に剥がそうとすると共振コイルの一部が被覆側とシ
ート基材側に付随して剥離され、分断されることによ
り、または、易裂性カットから裂けて共振コイルを切
断、破壊することにより、貼付型無線タグを本来の被貼
付物から剥離して再使用されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る貼付型無線I
Cタグを示す正面図である。
【図2】同、図1中の矢示II-II方向断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す図2と同様の
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す図2と同様の
断面図である。
【符号の説明】
1,20,30 貼付型無線ICタグ 2 シート基材 3 粘着剤層 4 薄膜コイル(共振コイル) 8 ICチップ 6 保護被覆 7,21,31 外周部カット(易裂性カット) 8 内周部カット(易裂性カット) 9,10 角隅部カット(易裂性カット)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート基材の一側の面に粘着剤層を設
    け、他側の面に薄膜からなる共振コイルと、該薄膜コイ
    ルを覆う被覆を設けてなる貼付型無線タグにおいて、前
    記共振コイルをシート基材および被覆よりも破れ易く形
    成し、被覆を剥がしたときに共振コイルの少なくとも一
    部が被覆に付着して破断するように接着したことを特徴
    とする貼付型無線タグ。
  2. 【請求項2】 シート基材の一側の面に粘着剤層を設
    け、他側の面に薄膜からなる共振コイルを設けてなる貼
    付型無線タグにおいて、少なくとも前記共振コイルが位
    置する面を含む部材に厚み方向に連続する易裂性カット
    を形成したことを特徴とする貼付型無線タグ。
JP2000068444A 2000-03-13 2000-03-13 貼付型無線タグ Pending JP2001256575A (ja)

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