JP2001253819A - 医療用粘着テープ - Google Patents

医療用粘着テープ

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JP2001253819A
JP2001253819A JP2000068054A JP2000068054A JP2001253819A JP 2001253819 A JP2001253819 A JP 2001253819A JP 2000068054 A JP2000068054 A JP 2000068054A JP 2000068054 A JP2000068054 A JP 2000068054A JP 2001253819 A JP2001253819 A JP 2001253819A
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Japan
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pressure
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urethane resin
sensitive adhesive
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JP2000068054A
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English (en)
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Kazunori Shigemori
一範 重森
Naotoshi Nakamura
尚稔 中村
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴム系粘着剤の低分子量物のブリードや、アク
リル樹脂系粘着剤の再剥離性、透湿性の不足、皮膚刺激
性等の問題を一挙に改善し、皮膚刺激性がなく、透湿
性、再剥離性に優れており、人体に貼付可能なウレタン
樹脂粘着剤層を含む医療用粘着テープを提供するもので
ある。 【解決手段】透湿度が1,500(g/(m2・24
h))以上であるシート基材(A)と、透湿度が1,5
00(g/(m2・24h))以上であるウレタンウレ
ア粘着剤層とを含む医療用粘着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用粘着テープに
関し、さらに詳しくは絆創膏、サリチル酸絆創膏、消炎
鎮痛プラスター、パップ剤、サージカルドレッシング、
サージカルドレープ、縫合テープ、電極端子テープ、ス
テロイドテープ、経皮吸収テープ、スポーツテープ、脱
毛用粘着シートなどとして用いられる医療用粘着テープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用粘着テープの粘着層の構成成分
は、アクリル樹脂系、ゴム系に大別されるが、何れも性
能上の欠点がある。アクリル樹脂系粘着剤は、粘着特性
に優れているが、架橋が強固で室温における弾性損失率
が高い、粘着剤が皮膚の動きに追従できない、粘着剤中
に雑多な化学成分が混入するため、より高い安全性が要
求される、また、アクリル特有の臭気を有するなどの問
題がある。一方、ゴム系粘着剤は、低分子量物を含有さ
せないと粘着特性が確保できないため、可塑剤等の低分
子量物の添加が不可欠であるが、長期間経過すると、こ
の低分子量物がブリードし、著しい粘着特性の低下を起
こす。
【0003】また、医療用粘着テープは適度の透湿性を
持っていないと、粘着テープ貼付部位が適度な温度と湿
度をもつ良好な培養地となり細菌群の繁殖をきたし、か
つ、pHの変化などが原因となって皮膚に対して刺激を
起こすことがある。医療用粘着テープとして適した透湿
性は、各種の文献により証明されるところによると可視
的な汗を除く皮膚からの体内水の平均損失は250(g
/(m2・24h))付近にある。ただし手のひらおよ
び足の裏のような部分は、500(g/(m2・24
h))付近の高い水分損失を示す。
【0004】特公平7−83760号公報には、ポリウ
レタン樹脂を用いた高い透湿性を有する粘着部材が示さ
れているが、当該発明の粘着剤層にはポリウレタン樹脂
ではなく、アクリル樹脂(クリスボン7367−SL、
大日本インキ社製)、合成ゴム(Kratonサーモプ
ラスチックバー、シエル社製)および天然ロジン(KE
707,安原油脂社製)の混合物を用いているため、上
記従来の粘着剤特有の問題点を解決するには至っていな
い。
【0005】また、粘着剤層に、透湿性が良く、皮膚刺
激性もないウレタン樹脂を使う研究が進められている
が、その粘着特性の範囲は微粘着領域であり、その使用
用途は一部に限られていた。ウレタン系粘着剤の粘着力
を上げるためには硬化剤量を減らすと、架橋構造の減
少、凝集力不足のため、良好な再剥離性が発現せず、ウ
レタン系粘着剤を医療用粘着テープの粘着剤層として用
いることは難しかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴム系粘着
剤の低分子量物のブリードや、アクリル樹脂系粘着剤の
再剥離性、透湿性の不足、皮膚刺激性等の問題を一挙に
改善し、皮膚刺激性がなく、透湿性、再剥離性に優れて
おり、人体に貼付可能なウレタン樹脂粘着剤層を含む医
療用粘着テープを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らは、透湿度が
1,500(g/(m2・24h))以上である基材
と、ウレア結合を導入し高分子量化したウレタンウレア
樹脂を粘着剤層に使うことにより、透湿性、皮膚刺激
性、再剥離性に優れた医療用粘着テープが得られること
を見いだした。
【0008】すなわち、本発明は、透湿度が1,500
(g/(m2・24h))以上であるシート基材(A)
と、透湿度が1,500(g/(m2・24h))以上
である粘着剤層とを含む医療用粘着テープであって、前
記粘着剤層が、ポリオール(a)とポリイソシアネート
(b)とを触媒(c)の存在下に反応させてなるウレタ
ンプレポリマー(B)を、ポリアミン(d)と不飽和二
重結合を有する化合物(e)とをマイケル付加反応させ
た化合物(f)で鎖延長してなる末端にイソシアナト基
を有するウレタン樹脂(C)を、さらにイソシアナト基
と反応可能な活性水素を有する化合物(g)を反応させ
てなるウレタン樹脂粘着剤(D)を含む医療用粘着テー
プに関する。
【0009】また、本発明は、粘着剤層が、皮膚刺激性
(P.I.I.)において0であることを特徴とする上
記医療用粘着テープに関する。
【0010】また、本発明は、ポリオール(a)とポリ
イソシアネート(b)とを触媒(c)の存在下に反応さ
せてなるウレタンプレポリマー(B)を合成する第1の
工程、前記ウレタンプレポリマー(B)を、ポリアミン
(d)と不飽和二重結合を有する化合物(e)とをマイ
ケル付加反応させた化合物(f)で鎖延長して末端にイ
ソシアナト基を有するウレタン樹脂(C)を合成する第
2の工程、前記末端にイソシアナト基を有するウレタン
樹脂(C)と、イソシアナト基と反応可能な活性水素を
有する化合物(g)とを反応させてウレタン樹脂粘着剤
(D)を合成する第3の工程、前記ウレタン樹脂粘着剤
(D)に硬化剤(E)をウレタン樹脂粘着剤(D)に対
して0.5〜10重量%含有させて、ウレタン樹脂粘着
剤(F)とする第4の工程、前記ウレタン樹脂粘着剤
(F)を、透湿度が1,500(g/(m2・24
h))以上であるシート基材(A)の一方表面上に積層
する第5の工程を含む医療用粘着テープの製造方法に関
する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いるシート基材として
は、透湿度が1,500((m2・24h))以上であ
れば、特に制限されるものではない。このようなシート
基材としては、布、紙、不織布及び高分子フィルムに大
別される。本発明で用いる透湿性とは、防湿包装材料の
透湿度試験方法(カップ法)(JIS Z0208)に
よって行われたものであることを意味する。
【0012】布の材料繊維としては、綿、レーヨン、ポ
リエステル、アセテートが挙げられる。
【0013】紙については、パルプを主体にマニラ麻、
化繊等を混ぜ、支持体強度を改良したもの等が挙げられ
る。
【0014】不織布についてはレーヨン、ポリエステ
ル、ナイロン等の繊維が挙げられる。
【0015】高分子フィルムについては軟質PVC、ポ
リエチレン及びポリエチレンと酢酸ビニルの共重合体、
ポリプロピレン、ウレタン等が挙げられる。
【0016】本発明に用いるウレタンプレポリマー
(B)は、ポリオール(a)とポリイソシアネート
(b)とのウレタン化反応により得られたものを用い
る。
【0017】本発明に用いられるポリオール(a)とし
ては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテ
ルポリオールとジイソシアネートの反応物であるポリウ
レタンポリオール、多価アルコールのポリエーテル付加
物等を用いる。
【0018】本発明に用いるポリエステルポリオールと
しては、公知のポリエステルポリオールを用いることが
できる。酸成分としてテレフタル酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバチン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、
トリメリット酸等が挙げられ、グリコール成分としてエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサング
リコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
3,3’−ジメチロールヘプタン、ポリオキシエチレン
グリコール、ポリオキシプロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエ
チルペンタンジオール、ポリオール成分としてグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等
が挙げられる。その他、ポリカプロラクトン、ポリ(β
−メチル−γ−バレロラクトン)、ポリバレロラクトン
等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポ
リオール等も挙げられる。ポリエステルポリオールの分
子量は低分子量から高分子量まで使用可能であるが、好
ましくは分子量が1,000〜5,000で2官能以上
のポリエステルポリオール、更に好ましくは分子量1,
500〜3,500の2官能以上のポリエステルポリオ
ールを用いる。その使用量はウレタンプレポリマー
(B)を構成するポリオール中の0〜50モル%が好ま
しい。
【0019】本発明に用いるポリエーテルポリオールと
しては、公知のポリエーテルポリオールを用いることが
できる。例えば、水、プロピレングリコール、エチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の
低分子量ポリオールを開始剤として用いて、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テト
ラヒドロフラン等のオキシラン化合物を重合させること
により得られるポリエーテルポリオール、具体的にはポ
リプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール等の官能基数が2以上のも
のを用いることができる。ポリエーテルポリオールの分
子量は低分子量から高分子量まで使用可能であるが、好
ましくは分子量が1,000〜5,000で2官能以上
のポリエーテルポリオール、更に好ましくは分子量が
1,500〜4,000の2官能以上のポリエーテルポ
リオールを用いる。その使用量はウレタンプレポリマー
(B)を構成するポリオール中50〜100モル%が好
ましい。
【0020】本発明に用いるポリエステルポリオールお
よび/またはポリエーテルポリオールとポリイソシアネ
ート(b)の反応物であるポリウレタンポリオールとし
ては、ポリエステルポリオールとポリイソシアネート
(b)のウレタン化反応物、ポリエーテルポリオールと
ポリイソシアネート(b)のウレタン化反応物、ポリエ
ステルポリオールおよびポリエーテルポリオールとポリ
イソシアネート(b)のウレタン化反応物が含まれる。
本発明のポリウレタンポリオールは、両末端成分がポリ
エステルポリオールまたはポリエーテルポリオールから
なり、両末端は水酸基である。ここで使用されるポリエ
ステルポリオールおよびポリエーテルポリオールは先に
記載の化合物である。ポリイソシアネート(b)は後に
記載するポリイソシアネート(b)である。ポリウレタ
ンポリオールの分子量は、低分子量から高分子量まで使
用可能であるが、好ましくは分子量が1,000〜5,
000で2官能以上のポリウレタンポリオール、更に好
ましくは分子量が2,000〜4,000の2官能以上
のポリウレタンポリオールを用いる。
【0021】本発明に用いる多価アルコールのポリエー
テル付加物とは、グリセリン、ソルビトール、トリメチ
ロールプロパン、トリメチロールブタン、1,2,6−
ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール等の多価ア
ルコールにポリエーテルポリオールを付加したものであ
る。部分エステル化した多価アルコールとポリエーテル
ポリオールの付加物も利用できる。この場合、ポリエー
テル部分はブロックポリマーであってもランダムポリマ
ーであってもよい。ポリエーテルポリオールを付加した
末端は水酸基であるが、部分的にアルキル基や芳香族炭
化水素基で封鎖されていてもよい。
【0022】また、本発明では必要に応じて一部エチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、ブチルエチルペンタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等
のグリコール類、エチレンジアミン、N−アミノエチル
エタノールアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジ
アミン等の多価アミン類も併用することができる。
【0023】本発明に用いられるポリイソシアネート
(b)としては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポ
リイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂
環族ポリイソシアネート等が挙げられる。
【0024】芳香族ポリイソシアネートとしては、1,
3−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニ
ルジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネ
ート、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、1,
3,5−トリイソシアネートベンゼン、ジアニシジンジ
イソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソ
シアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリ
イソシアネート等を挙げることができる。
【0025】脂肪族ポリイソシアネートとしては、トリ
メチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチ
レンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシア
ネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−
ブチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシア
ネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート等を挙げることができる。
【0026】芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、
ω,ω’−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼ
ン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジメチルベ
ンゼン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジエチ
ルベンゼン、1,4−テトラメチルキシリレンジイソシ
アネート、1,3−テトラメチルキシリレンジイソシア
ネート等を挙げることができる。
【0027】脂環族ポリイソシアネートとしては、3−
イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキシルイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイ
ソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル
−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−
2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,
4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、
1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等を挙げることができる。
【0028】また一部上記ポリイソシアネート(b)の
トリメチロールプロパンアダクト体、水と反応したビュ
ウレット体、イソシアヌレート環を有する3量体等も併
用することができる。前述の多価アルコールポリエーテ
ル付加物とジイソシアネートの反応物もポリイソシアネ
ート(b)として使用することができる。
【0029】本発明に用いられるポリイソシアネート
(b)としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、3−イソ
シアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
シルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート)等
が好ましい。
【0030】本発明に用いられるポリアミン(d)と少
なくとも1つの不飽和二重結合を有する化合物(e)と
をマイケル付加反応させた化合物(f)としては、公知
のポリアミン(d)と少なくとも1つの不飽和二重結合
を有する化合物(e)とをマイケル付加反応させたアミ
ン化合物を使用することができる。ポリアミン(d)と
少なくとも1つの不飽和二重結合を有する化合物(e)
とをマイケル付加反応させたポリアミン化合物を使用す
ると、ポリアミン(d)単独の場合と比較すると、鎖延
長が穏やかな反応になり、制御が格段に容易になって好
ましい。
【0031】本発明に用いる公知のポリアミン(d)と
しては、エチレンジアミン、イソホロンジアミン、フェ
ニレンジアミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレ
ンジアミン、トリレンジアミン、ヒドラジン、ピペラジ
ン、ヘキサメチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4−ジアミン、2−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピ
レンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミ
ン、ジ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等の
ジアミンを挙げることができる。イソホロンジアミン、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミンは、反
応の制御が容易で衛生性に優れていることから好まし
い。
【0032】本発明に用いる少なくとも不飽和二重結合
を有する化合物(e)としては、アミンとマイケル付加
できる不飽和二重結合を含む官能基を2つ以上有する物
質であれば特に制限されるものではない。その具体的な
例としては、(メタ)アクリレートモノマー、ビニル
基、エチニル基を有する化合物等が挙げられる。本発明
に用いる(メタ)アクリレートモノマーとしては、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、テトラプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリレートモノマーが挙げられる。
これらは単独もしくは2種類以上を併用して使用するこ
ともできる。
【0033】アクリレートモノマーとメタクリレートモ
ノマーを比較すると、アクリレートモノマーの方がマイ
ケル付加反応の効率がよく好ましい。2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリレートモ
ノマーを用いるとマイケル付加反応を促進し好ましい。
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート等の長鎖アルキル基を有する(メタ)
アクリレートモノマーを用いると粘着力が向上し好まし
く、マイケル付加反応後の生成物は、アミノ基の活性水
素の平均1個が(メタ)アクリレートと反応したもので
ある。
【0034】ポリアミン(d)と(メタ)アクリレート
モノマーのマイケル付加反応は、ポリアミン(d)のア
ミノ基の活性水素1モルと(メタ)アクリレートモノマ
ーの二重結合基1モルが反応し、常温、無触媒でも反応
は進むが、窒素雰囲気下で加熱しながら60〜100℃
で反応させると適度な反応速度になり好ましい。ポリア
ミン(d)と(メタ)アクリレートは実質的に等モルで
反応させることが好ましい。本発明に用いるビニル基ま
たはエチニル基を有する化合物としては、酢酸ビニル、
酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ヘキサン酸ビニル、
カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、パルミチン酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪酸ビニル化合物、ブ
チルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のアルキ
ルビニルエーテル化合物、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1
−ヘキサデセン等のα−オレフィン化合物、酢酸アリ
ル、アリルアルコール、アリルベンゼン、シアン化アリ
ル等のアリル化合物、スチレン、シアン化ビニル、ビニ
ルシクロヘキサン、ビニルメチルケトンなどのビニル化
合物、アセチレン、エチニルベンゼン、エチニルトルエ
ン、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、ジアルキ
ルエーテル、ジビニルベンゼン、ジアリルテレフタレー
ト、ジアリルフタレート等のエチニル化合物等が挙げら
れる。これらは単独もしくは2種類以上を併用して使用
することもできる。
【0035】ポリアミン(d)とビニル基またはエチニ
ル基を有する化合物とのマイケル付加反応は、ポリアミ
ン(d)のアミノ基の活性水素1モルとビニル基または
エチニル基1モルが反応する。ポリアミン(d)は電子
吸引性の基を持つ化合物のビニル基またはエチニル基に
容易にマイケル付加をするため、シアン化ビニルがビニ
ル基またはエチニル基を有する化合物として好ましい。
電子吸引性基を持たない化合物でも金属触媒の存在で反
応が可能になる。触媒存在下で加熱しながら60〜10
0℃で反応させると適度な反応速度になり好ましい。ポ
リアミン(d)とビニル基またはエチニル基を有する化
合物は実質的に等モルで反応させることが好ましい。
【0036】本発明に用いる活性水素を有する化合物
(g)としては、水酸基を有するモノアミン化合物が好
ましく、2−アミノ−2−メチル−プロパノール、2−
アミノプロパノール、3−アミノプロパノール等が挙げ
られる。
【0037】鎖延長反応で作製したウレタン樹脂(C)
は、末端がイソシアナト基であるウレタンプレポリマー
(B)と、ポリアミン(d)と少なくとも1つの不飽和
二重結合を有する化合物(e)とをマイケル付加反応さ
せた化合物(f)とを配合してなるが、さらに、活性水
素を有する化合物(g)と、ウレタン樹脂(C)末端の
未反応で残るイソシアナト基と反応してウレタン樹脂粘
着剤(D)として、粘着剤(D)の反応活性を安定化さ
せる。活性水素を有する化合物(g)が、2−アミノ−
2−メチル−プロパノールの場合、アミノ基と水酸基両
方が、ウレタン樹脂(C)の末端イソシアナト基と反応
可能であるが、アミノ基の反応性の方が高く、優先的に
イソシアナト基と反応する。
【0038】本発明に用いられる触媒(c)としては公
知の触媒を使用することができる。例えば3級アミン系
化合物、有機金属系化合物等が挙げられる。
【0039】3級アミン系化合物としてはトリエチルア
ミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルベンジ
ルアミン、N−メチルモルホリン、DBU等が挙げられ
る。
【0040】有機金属系化合物としては錫系化合物、非
錫系化合物を挙げることができる。錫系化合物としては
ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキサイド、ジブ
チル錫ジブロマイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチ
ル錫ジラウレート(DBTDL)、ジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫スルファイド、トリブチル錫スルファ
イド、トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫アセテー
ト、トリエチル錫エトキサイド、トリブチル錫エトキサ
イド、ジオクチル錫オキサイド、トリブチル錫クロライ
ド、トリブチル錫トリクロロアセテート、2−エチルヘ
キサン酸錫等が挙げられる。
【0041】非錫系化合物としては、例えばジブチルチ
タニウムジクロライド、テトラブチルチタネート、ブト
キシチタニウムトリクロライドなどのチタン系、オレイ
ン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉛、安息香酸鉛、ナフテ
ン酸鉛などの鉛系、2−エチルヘキサン酸鉄、鉄アセチ
ルアセトネートなどの鉄系、安息香酸コバルト、2−エ
チルヘキサン酸コバルトなどのコバルト系、ナフテン酸
亜鉛、2−エチルヘキサン酸亜鉛などの亜鉛系、ナフテ
ン酸ジルコニウムなどが挙げられる。
【0042】本発明に用いられる触媒(c)としては、
ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、2−エチルヘ
キサン酸錫等が好ましく、場合によっては単独、もしく
は併用することもできる。
【0043】本発明のウレタンプレポリマー(B)の合
成等で使用される溶剤としては、公知のものを使用でき
る。例えば、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエ
ン、キシレン、アセトン等が挙げられる。ポリウレタン
ウレア樹脂の溶解性、溶剤の沸点等の点から特に酢酸エ
チル、トルエンが好ましい。
【0044】ポリオール(a)とポリイソシアネート
(b)を反応させてウレタンプレポリマー(B)をつく
るウレタン化反応は、種々の方法が可能である。1)全
量仕込みで反応する場合と、2)ポリオール(a)、触
媒(c)をフラスコに仕込み、ポリイソシアネート
(b)を滴下する方法に大別されるが、反応を精密に制
御する場合は2)が好ましい。ウレタンプレポリマー
(B)を得る反応の温度は120℃以下が好ましい。更
に好ましくは70〜110℃である。120℃を越える
と、アロハネート反応が進行し所定の分子量と構造を有
するウレタンプレポリマー(B)が得られなくなる。ま
た、反応速度の制御が困難になる。ウレタン化反応は、
触媒(c)の存在下、70〜110℃で2〜20時間行
うのが好ましい。
【0045】ポリオール(a)とポリイソシアネート
(b)の配合比は、末端にイソシアナト基が残るよう
に、ポリオール(a)の水酸基モル当量1に対してポリ
イソシアネート(b)のイソシアノ基モル当量が1より
大きくなることが必要である。適切な配合比は、化合物
の反応性、3価以上の化合物の存在比などで大きく左右
される。
【0046】ウレタンプレポリマー(B)とポリアミン
(d)と少なくとも1つの不飽和二重結合を有する化合
物(e)とをマイケル付加反応させた化合物(f)より
ウレタン樹脂(C)を得る鎖延長反応は、1)ウレタン
プレポリマー(B)溶液をフラスコに仕込み、ポリアミ
ン(d)と不飽和二重結合を有する化合物(e)とをマ
イケル付加反応させた化合物(f)を滴下する方法、
2)ポリアミン(d)と少なくとも1つの不飽和二重結
合を有する化合物(e)とをマイケル付加反応させた化
合物(f)溶液をフラスコに仕込み、ウレタンプレポリ
マー(B)溶液を滴下する方法に大別される。安定した
反応になる方で合成を行うが、反応に問題がなければ、
操作が容易な1)の方法が好ましい。本発明の鎖延長反
応の温度は、100℃以下が好ましい。100℃を越え
ると、所定の分子量と構造を有するウレタンプレポリマ
ー(B)が得られなくなる。更に好ましくは70℃以下
である。70℃でも反応速度は大きく、制御できない場
合は、50℃以下が更に好ましい。
【0047】活性水素を有する化合物(g)を加える場
合は、鎖延長反応終了後、70℃以下で加熱する。70
℃を越えると、所定の分子量と構造を有するウレタンプ
レポリマー(B)が得られなくなる。反応の終点は、イ
ソシアネート%測定、IR測定によるイソシアネートピ
ークの消失により判断する。
【0048】ウレタン樹脂(C)およびウレタン樹脂粘
着剤(D)の重量平均分子量は、GPCによる標準ポリ
スチレン換算分子量で1万以上が好ましい。更に好まし
くは、3万以上である。重量平均分子量1万未満になる
と、粘着特性、特に保持力の低下が著しく、好ましくな
い。
【0049】本発明に関わるウレタン樹脂粘着剤(D)
は、硬化剤(E)を粘着剤(D)に対して0.5〜10
重量%含有させて、粘着剤(F)とする。粘着剤(F)
は、必要に応じて、他の樹脂、例えばアクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂を併用することもできる。また、用途に応じ
て、粘着付与剤、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン
等の充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、消泡
剤、光安定剤等の添加剤を配合しても良い。
【0050】本発明に用いる硬化剤(E)としては、多
官能イソシアネート化合物が挙げられる。多官能イソシ
アネート化合物としては、前述のポリイソシアネート化
合物及びそれらのトリメチロールプロパンアダクト体、
水と反応したビュウレット体、またはイソシアヌレート
環を有する3量化体等が用いられる。
【0051】以下に合成例を示す。
【0052】合成例1(化合物(f)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにイソホロンジアミン300g、
トルエン300gを仕込み、2−ヒドロキシエチルアク
リレート184g、2−エチルヘキシルアクリレート3
24gを室温で滴下する。滴下終了後、80℃で1時間
反応させた後、トルエン508gを加えたものを化合物
(1)とする。
【0053】合成例2(化合物(f)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにイソホロンジアミン300g、
トルエン300gを仕込み、2−ヒドロキシエチルアク
リレート184g、エチルアクリレート176gを室温
で滴下する。滴下終了後、80℃で1時間反応させた
後、トルエン360gを加えたものを化合物(2)とす
る。
【0054】合成例3(化合物(f)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコに2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジアミン300g、トルエン300gを仕込
み、2−ヒドロキシエチルアクリレート198g、エチ
ルアクリレート190gを室温で滴下する。滴下終了
後、80℃で1時間反応させた後、トルエン388gを
加えたものを化合物(3)とする。
【0055】合成例4(化合物(f)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにイソホロンジアミン300g、
トルエン300g、酢酸銅0.2gを仕込み、1−エチ
ニル−1−ヘキサノール438gを滴下する。滴下終了
後、80℃で1時間反応させた後、トルエン438gを
加えたものを化合物(4)とする。
【0056】合成例5(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)257g、イソホロンジ
イソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)43
g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウレー
ト0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、
2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認
した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル229gを加え
た後、化合物(1)44gを1時間で滴下し、さらに1
時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノー
ル(長瀬産業株式会社製)2.1gを加えて反応を終了
する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度3
200cps、数平均分子量MN22,000、重量平
均分子量MW87,000であった。
【0057】合成例6(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)257g、イソホロンジ
イソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)43
g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウレー
ト0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、
2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認
した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル229gを加え
た後、化合物(2)37gを1時間で滴下し、さらに1
時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノー
ル(長瀬産業株式会社製)2.2gを加えて反応を終了
する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度3
000cps、数平均分子量MN27,000、重量平
均分子量MW94,000であった。
【0058】合成例7(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)257g、イソホロンジ
イソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)43
g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウレー
ト0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、
2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認
した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル229gを加え
た後、化合物(3)35gを1時間で滴下し、さらに1
時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノー
ル(長瀬産業株式会社製)2.0gを加えて反応を終了
する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度3
400cps、数平均分子量MN31,000、重量平
均分子量MW102,000であった。
【0059】合成例8(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)257g、イソホロンジ
イソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)43
g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウレー
ト0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、
2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認
した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル229gを加え
た後、化合物(4)40gを1時間で滴下し、さらに1
時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノー
ル(長瀬産業株式会社製)2.0gを加えて反応を終了
する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度2
500cps、数平均分子量MN26,000、重量平
均分子量MW100,000であった。
【0060】合成例9(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)129g、ポリエステル
ポリオールP−2010(2官能ポリエステルポリオー
ル、OH価56、クラレ株式会社製)128g、イソホ
ロンジイソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)
43g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウ
レート0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温し
て、2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を
確認した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル229gを
加えた後、化合物(2)36gを1時間で滴下し、さら
に1時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパ
ノール(長瀬産業株式会社製)2.0gを加えて反応を
終了する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘
度2800cps、数平均分子量MN24,000、重
量平均分子量MW81,000であった。
【0061】合成例10(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)266g、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート34g、トルエン75g、触媒とし
てジブチル錫ジラウレート0.05gを仕込み、100
℃まで徐々に昇温して、2時間反応を行う。滴定でイソ
シアネート基残量を確認した後、40℃まで冷却し、酢
酸エチル229gを加えた後、化合物(2)36gを1
時間で滴下し、さらに1時間熟成した後、2−アミノ−
2−メチル−プロパノール(長瀬産業株式会社製)2.
2gを加えて反応を終了する。この反応溶液は無色透明
で固形分50%、粘度3700cps、数平均分子量M
N28,000、重量平均分子量MW110,000で
あった。
【0062】合成例11(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)237g、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート63g、トルエン75
g、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05gを仕
込み、100℃まで徐々に昇温して、2時間反応を行
う。滴定でイソシアネート基残量を確認した後、40℃
まで冷却し、酢酸エチル227gを加えた後、化合物
(2)32gを1時間で滴下し、さらに1時間熟成した
後、2−アミノ−2−メチル−プロパノール(長瀬産業
株式会社製)2.2gを加えて反応を終了する。この反
応溶液は無色透明で固形分50%、粘度3000cp
s、数平均分子量MN24,000、重量平均分子量M
W83,000であった。
【0063】合成例12(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)257g、イソホロンジ
イソシアネート(ヒュルスジャパン株式会社製)44
g、トルエン75g、触媒としてジブチル錫ジラウレー
ト0.05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、
2時間反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認
した後、40℃まで冷却し、酢酸エチル227gを加え
た後、化合物(2)35gを1時間で滴下し、さらに1
時間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノー
ル(長瀬産業株式会社製)2.2gを加えて反応を終了
する。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度4
000cps、数平均分子量MN30,000、重量平
均分子量MW84,000であった。
【0064】合成例13(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えた4口フラスコにポリエーテルポリオールPP−
2000(2官能ポリエーテルポリオール、OH価5
6、三洋化成工業株式会社製)259g、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート41g、ト
ルエン76g、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.
05gを仕込み、100℃まで徐々に昇温して、2時間
反応を行う。滴定でイソシアネート基残量を確認した
後、40℃まで冷却し、酢酸エチル227gを加えた
後、化合物(2)36gを1時間で滴下し、さらに1時
間熟成した後、2−アミノ−2−メチル−プロパノール
(長瀬産業株式会社製)2.2gを加えて反応を終了す
る。この反応溶液は無色透明で固形分50%、粘度28
00cps、数平均分子量MN27,000、重量平均
分子量MW90,000であった。
【0065】合成例14(粘着剤(D)の合成例) 撹拌機、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口
フラスコにブチルアクリレート75g、2−エチルヘキ
シルアクリレート5g、酢酸エチル135g、トルエン
15g、過酸化ベンゾイル0.2gからなる溶液を還流
冷却器を備えた反応器に入れ、窒素ガス気流下80〜8
5℃にて8時間反応を行う。この溶液は無色透明で固形
分40%、粘度5,200cpsであった。
【0066】
【実施例】実施例1 合成例5で合成したウレタン樹脂溶液(D)100gに
対して硬化剤(E)を2gを配合し、さらに酸化防止剤
(i)を0.5g、紫外線吸収剤(j)を0.5g、光
安定剤(k)を0.5gを配合し、下記の方法で、透湿
性の試験をした。ただし、硬化剤(E)は、ヘキサメチ
レンジイソシアネートトリメチロールプロパンアダクト
体75%酢酸エチル溶液を用いた。酸化防止剤(i)
は、IRGANOX L 135(チバ・スペシャル・
ケミカルズ株式会社)を用いた。紫外線吸収剤(j)は
TINUVIN 571(チバ・スペシャリティ・ケミ
カルズ株式会社)を用いた。光安定剤(k)はTINU
VIN 765(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株
式会社)を用いた。
【0067】上記ウレタン樹脂溶液を剥離紙にアプリケ
ータで乾燥塗膜30μmになるように塗工し、100℃
で2分間乾燥し、剥離紙にウレタン樹脂溶液を塗工した
粘着シートを、透湿ウレタンフィルム(膜厚30μm)
に転写し、医療用粘着テープを作成した。室温で1週間
経過したものを以下の測定に用いた。
【0068】試験方法は次の通りである。 <塗工方法>上記ウレタン樹脂溶液を剥離紙にアプリケ
ータで乾燥塗膜25μmになるように塗工し、100℃
で2分間乾燥し、塗工物を作成した。室温で1週間経過
したものを以下の測定に用いた。 <粘着力>剥離紙にウレタン樹脂溶液を塗工した粘着シ
ートを、ポリエチレンテレフタレートフィルム(膜厚2
5μm)に転写し、厚さ0.4mmのステンレス板(S
US304)に23℃で65%RHの条件にて貼着し、
JISに準じてロール圧着し20分後、ショッパー型剥
離試験器にて剥離強度(180度ピール、引っ張り速度
300mm/分;単位g/25mm幅)を測定した。た
だし、粘着力の測定においては、基材の強度を確保する
ために、透湿ウレタンフィルムの代わりに、透湿率が
1,500(g/m(m2・24h))未満であるポリ
エチレンテレフタレートフィルム(膜厚25μm)を使
用した。 <再剥離性>剥離紙にウレタン樹脂溶液を塗工した粘着
シートを、ポリエチレンテレフタレートフィルム(膜厚
25μm)に転写し、厚さ0.4mmのステンレス板
(SUS304)に23℃で65%RHの条件にて貼着
し、JISに準じてロール圧着し(SUS304)、ガ
ラス板に貼着した後、40℃で80%RHの条件下に放
置し、23℃で65%RHの条件下で冷却した後、剥離
し、糊残り性を目視で評価した。剥離後、 被着体への糊移行の全くないもの ◎ ごくわずかにあるもの ○ 部分的にあるもの △ 完全に移行しているもの × として評価した。ただし、再剥離性の測定においては、
基材の強度を確保するために、透湿ウレタンフィルムの
代わりに、ポリエチレンテレフタレートフィルム(膜厚
25μm)を使用した。 <透湿性>透湿度が3,000〜4,000である透湿
ウレタンフィルムに上記ウレタン樹脂溶液をアプリケー
ターで乾燥塗膜が30μmになるように塗工し、100
℃−2分乾燥し、塗工物を作成した。室温で1週間経過
したものを以下の測定に用いた。透湿度の試験は防湿包
装材料の透湿度試験方法(カップ法)(JIS Z02
08)に従い測定を行った。 <皮膚刺激性>各々の試験動物の体幹背部被毛を試験の
約24時間前に剪毛した。
【0069】体重測定後、試験動物1匹につき、約6c
2の面積で4箇所を設定し、そのうち2箇所には18
ゲージの注射針を用いて、真皮までは達しないように角
化層に井げた状のすり傷を付け(有傷皮膚)、他の2箇
所を無処置(無傷皮膚)とした。
【0070】剥離紙にウレタン樹脂溶液を塗工した粘着
シートを、透湿ウレタンフィルムに転写し、約2cm×
3cmに裁断した検体を無傷及び有傷皮膚の各1箇所ず
つに、粘着面が皮膚に接するように貼付した後、絆創膏
(日局)で固定した。また、検体が皮膚と接触するよう
に、更にブレンダームサージカルテープ[スリーエムヘ
ルスケア株式会社]で保持した。残りの無傷及び有傷皮
膚は対照とした。
【0071】暴露時間は4時間とし、その後検体を取り
除き、暴露面を精製水で清拭した。除去後1,24,4
8及び72時間に観察を行い、表―1に従って刺激反応
の採点を実施した。刺激反応が除去後72時間で認めら
れた場合は、14日を限度として、反応が消失するま
で、観察を続けた。
【0072】また、Federal Register
(1972)に準拠して、検体除去後1,24及び48
時間の採点値を合計して6で除し、更に各試験動物の平
均を算出して一次刺激性インデックス(P.I.I.)
とし、表―2に示したISO10993−10の基準に
基づき、検体の刺激性の評価を行った。 表―1 皮膚反応の評価 紅斑及び痂皮の形成 紅斑なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0 非常に軽度な紅斑(かろうじて識別できる)・・・・・・・・・・・・1 はっきりした紅斑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 中等度ないし高等度紅斑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 高度紅斑からわずかな痂皮の形成(深部損傷まで)・・・・・・・・・4* [最高点4] * 出血、潰瘍及び壊死は深部損傷として点数4に分類した。 浮腫の形成 浮腫なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0 非常に軽度な浮腫(かろうじて識別できる)・・・・・・・・・・・・・1 軽度浮腫(はっきりした膨隆による明確な縁が識別できる)・・・・・・2 中等度浮腫(約1mmの膨隆)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 高度浮腫(1mm以上の膨隆と暴露範囲を超えた広がり)・・・・・・・4 [最高点4] 表―2 ウサギにおける一次刺激反応のカテゴリー 反応のカテゴリー P.I.I. 無刺激性 0〜0.4 弱い刺激性 0.5〜1.9 中等度の刺激性 2〜4.9 強い刺激性 5〜8 P.I.I.値が0のもの ○ P.I.I.値が0以外のもの × として評価した。
【0073】実施例2〜9 比較例1〜4 ウレタン樹脂粘着剤(D)を表3に示したものに変え、
実施例1と同様の操作を行い実施例2〜9,比較例1〜
4とした。
【0074】実施例1〜9、比較例1〜4の医療用粘着
テープの粘着力、再剥離性(耐候性)、透湿性および皮
膚刺激性試験結果を表3に合わせて示す。 表3
【0075】
【表1】
【0076】本発明の、透湿度が1500(g/(m2
・24h))以上である基材と、樹脂組成中にウレア結
合を導入し高分子量化したウレタン樹脂粘着剤層とか
ら、透湿性、皮膚刺激性、再剥離性に優れた医療用粘着
テープが得られることを見いだした。これに対して、比
較例1〜4に示した粘着テープは皮膚刺激性があり透湿
性も1500(g/(m2・24h))に足りず、再剥
離性もよくない。
【0077】
【発明の効果】以上のように透湿度が1,500(g/
(m2・24h))以上である基材と、樹脂組成中にウ
レア結合を導入し高分子量化したウレタン樹脂を粘着剤
層に使うことにより、透湿性、皮膚刺激性、再剥離性に
優れた医療用粘着テープが得られることを見いだした。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA72 BB31 DD60 EE22A FF36 FF56 GG11 4J004 AA02 AA14 CA02 CA03 CA04 CA06 CB01 CB03 EA01 FA09 4J040 EF051 EF061 EF111 EF131 EF281 JA09 JB09 KA14 LA07 MA09 MA10 MA15 MB10 NA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透湿度が1,500(g/(m2・24
    h))以上であるシート基材(A)と、透湿度が1,5
    00(g/(m2・24h))以上である粘着剤層とを
    含む医療用粘着テープであって、前記粘着剤層が、ポリ
    オール(a)とポリイソシアネート(b)とを触媒
    (c)の存在下に反応させてなるウレタンプレポリマー
    (B)を、ポリアミン(d)と不飽和二重結合を有する
    化合物(e)とをマイケル付加反応させた化合物(f)
    で鎖延長してなる末端にイソシアナト基を有するウレタ
    ン樹脂(C)を、さらにイソシアナト基と反応可能な活
    性水素を有する化合物(g)を反応させてなるウレタン
    樹脂粘着剤(D)を含む医療用粘着テープ。
  2. 【請求項2】粘着剤層が、皮膚刺激性(P.I.I.)
    において0であることを特徴とする請求項1記載の医療
    用粘着テープ。
  3. 【請求項3】ポリオール(a)とポリイソシアネート
    (b)とを触媒(c)の存在下に反応させてなるウレタ
    ンプレポリマー(B)を合成する第1の工程、前記ウレ
    タンプレポリマー(B)を、ポリアミン(d)と不飽和
    二重結合を有する化合物(e)とをマイケル付加反応さ
    せた化合物(f)で鎖延長して末端にイソシアナト基を
    有するウレタン樹脂(C)を合成する第2の工程、前記
    末端にイソシアナト基を有するウレタン樹脂(C)と、
    イソシアナト基と反応可能な活性水素を有する化合物
    (g)とを反応させてウレタン樹脂粘着剤(D)を合成
    する第3の工程、前記ウレタン樹脂粘着剤(D)に硬化
    剤(E)をウレタン樹脂粘着剤(D)に対して0.5〜
    10重量%含有させて、ウレタン樹脂粘着剤(F)とす
    る第4の工程、前記ウレタン樹脂粘着剤(F)を、透湿
    度が1,500(g/(m2・24h))以上であるシ
    ート基材(A)の一方表面上に積層する第5の工程を含
    む医療用粘着テープの製造方法。
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