JP2001253772A - 圧電磁器組成物及びその製造方法 - Google Patents

圧電磁器組成物及びその製造方法

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健司 村上
Keisuke Ito
恵介 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電気機械結合係数、低誘電率であるととも
に、低温での焼成が可能なPbZrO3−PbTiO3
成系の圧電磁器組成物を提供する。 【解決手段】PbZrO3−PbTiO3−Pb(Zn
1/3 Sb2/3)O3を主体とし、LiとBiならびにC
uの元素をそれぞれLi2CO3、Bi23、CuOに換
算して、0重量%<Li2CO3<1.0重量%、0重量
%<Bi23<1.0重量%、0重量%<CuO<2.
0重量%の範囲でそれぞれ含有させて圧電磁器組成物を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電気機械結合係
数、低誘電率の電気的特性を有するとともに、低温焼成
が可能なPbZrO3−PbTiO3組成系の圧電磁器組
成物及びその製造方法に関するものであり、例えば、超
音波応用振動子、超音波モータ、圧電アクチュエータ等
を構成する素子として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電効果によって発生する変位を
機械的駆動源として利用したものに、超音波応用振動
子、超音波モータ、圧電アクチュエータ等があり、メカ
トロニクスの分野においても注目されているものの1つ
である。
【0003】例えば、積層型圧電アクチュエータは、電
極としての導体ペーストを印刷した圧電材料からなるグ
リーンシートを積み重ねた複数枚の積層体を焼結一体化
して構成したものであり、磁性体にコイルを巻いた従来
の電磁式アクチュエータと比較して、消費電力や発熱量
が少なく、応答速度に優れるとともに、変位量が大き
く、寸法及び重量が小さい等の優れた特徴を有し、近年
注目されているインクジェットプリンタヘッド等に利用
されている。そして、これら圧電アクチュエータ等を構
成する圧電材料としては、PbZrO3−PbTiO3
成系の圧電磁器組成物が用いられていた。
【0004】ところで、上述した圧電アクチュエータ等
の用途が拡大するに伴い、より高速で繰り返し機械的変
位が得られるとともに、消費電力が少なく、発熱の少な
いものが要求されており、そのためには上記圧電磁器組
成物の圧電特性の中でも電気機械結合係数が高く、誘電
率が低く、さらに繰り返し変位させても劣化のない耐久
性に優れたものが望まれている。即ち、電気機械結合係
数が高く、誘電率が低い圧電磁器組成物を用いることで
電気エネルギーを機械エネルギーへ効率よく変換するこ
とができ、圧電素子の消費電力が少なく発熱が小さいこ
とから省エネルギー化に適した圧電アクチュエータを得
ることができる。
【0005】このような目的に合致する圧電磁器組成物
として、PbZrO3−PbTiO3組成系に、Pb(Z
1/3 Sb2/3)O3を第3成分として固溶させたもの
を本件出願人は既に提案している(特開平7−4512
4号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、PbZrO
3−PbTiO3組成系にPb(Zn1/3 Sb2/3)O3
を固溶させた従来の圧電磁器組成物は、焼成温度が12
00〜1300℃と高温であるため、積層型圧電アクチ
ュエータのように圧電磁器組成物と電極とを共に焼結さ
せて一体化しようとすると、上記焼成温度範囲で耐え得
る電極材料が少なく、例えばPtやPdなど非常に高価
な金属を用いなければならないといった課題があった。
【0007】しかも、焼成温度が高いとそのための設備
も必要となり、結果として安価な製品を提供することが
できなかった。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、PbZrO3−PbT
iO3−Pb(Zn1/3 Sb2/3)O3が持つ高い電気機
械結合係数を大きく低下させることなく、誘電率を更に
下げることができ、かつ低温での焼成が可能な圧電磁器
組成物とその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本件発明者等
は、前記目的を達成するため、PbZrO3−PbTi
3−Pb(Zn1/3 Sb2/3)O3を主体とする圧電磁
器組成物について鋭意研究を繰り返したところ、他の成
分として、Li、Bi、及びCuの3成分を含有させる
ことによって上記課題を一掃できることを見出し、本発
明に至った。
【0010】即ち、本発明は、PbZrO3−PbTi
3−Pb(Zn1/3 Sb2/3)O3を主体とし、Li、
Bi、及びCuの元素をそれぞれLi2CO3、Bi
23、CuOに換算して、0重量%<Li2CO3<1.
0重量%、0重量%<Bi23<1.0重量%、0重量
%<CuO<2.0重量%の範囲で含有して圧電磁器組
成物を構成したものである。
【0011】また、本発明は、上記圧電磁器組成物を製
造するために、予めPbZrO3−PbTiO3−Pb
(Zn1/3 Sb2/3)O3を主体とする仮焼粉を用意
し、この仮焼粉にLi2CO3、Bi23、及びCuOの
粉末を、焼結後のLi、Bi、Cuの含有量がLi2
3、Bi23、CuOに換算して、0重量%<Li2
3<1.0重量%、0重量%<Bi23<1.0重量
%、0重量%<CuO<2.0重量%となるように添加
したものを所定形状に成形し、しかる後、900〜10
00℃の温度で焼成するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の圧電磁器組成物は、主体
がPbZrO3−PbTiO3−Pb(Zn,Sb)O3
からなることを特徴とし、PbZrO3−PbTiO
3(以下、PZTという。)に、Pb(Zn1/3 Sb
2/3)O3となる組成を第3成分として固溶させること
で、圧電特性の中でも電気機械結合係数を高くすること
ができ、さらに一定荷重を繰り返し作用させても圧電特
性の劣化を抑制して耐久性を向上させることができる。
【0013】ここで、主体がPbZrO3−PbTiO3
−Pb(Zn,Sb)O3からなるとは、Pbの一部が
SrやBaで置換されたものや、第4成分としてPb
(Ni 1/2 Te1/2)O3が固溶したものなどを含むこ
とを言う。
【0014】具体的には、組成式をPb1-x-ySrxBa
y(Zn1/3 Sb2/3aZrbTi1 -a-b3と表した
時、x,y,a,bが0≦x≦0.14、0≦y≦0.
14、0<x+y、0.01≦a≦0.12、0.43
≦b≦0.58を満足するものや、組成式をPb1-x-y
SrxBay(Zn1/3 Sb2/3a(Ni1/2
1/2 cZrbTi1-a-b-c3と表した時、x,y,
a,b,cが0≦x≦0.14、0≦y≦0.14、0
<x+y、0.01≦a≦0.12、0.43≦b≦
0.58、0.002≦c≦0.02を満足するものを
用いることができる。
【0015】ここで、Tiの(Zn1/3 Sb2/3)によ
る置換量aを0.12以下とするのは、置換量aを多く
すると、電気機械結合係数を大きくすることができるの
であるが、置換量aが0.12を越えると誘電損失が大
きくなり過ぎるために好ましくないからである。なお、
置換量aが0.01未満となると電気機械結合係数を大
きくする効果が得られず、また圧電変形に伴って繰り返
し加わる応力や熱による特性劣化が大きくなるため好ま
しくない。その為、置換量aは0.01≦a≦0.12
の範囲にあることが良い。
【0016】また、PZTを主成分とした圧電磁器組成
物は、PbZrO3とPbTiO3の固溶比率を変化させ
ると電気機械結合係数の極大値を示すMPB(組成相境
界)が存在し、超音波応用振動子、超音波モータ、圧電
アクチュエータ等の素子としては、このMPB及びその
近傍の組成値を用いることが良い。そして、このMPB
は置換量xや置換量aの量により変化するため、置換量
bの値を置換量xや置換量aの組成範囲内でMPBを捉
える組成、即ち、0.43≦b≦0.58とすることで
MPBを捉えることができる。
【0017】さらに、本発明は、PZT−Pb(Zn
1/3 Sb2/3)O3に対し、他の成分としてLi、B
i、及びCuの3成分を含有することを特徴とする。
【0018】即ち、他の成分として含有させるLi、B
i、及びCuの3成分は、ZrやTiと置換し易いイオ
ン半径を有するとともに、融点が低く、いずれも焼結の
初期から中期にかけて低温で液相を形成して焼結を促進
させ、焼結の終期では主体をなすPZT−Pb(Zn
1/3 Sb2/3)O3の元素と置換して結晶格子中へ入り
込んで焼結されるため、圧電磁器組成物の焼成温度を1
000℃以下にまで下げることができる。
【0019】ただし、強誘電性を持たない液相成分がそ
のまま粒界に残ると焼結後における圧電磁器組成物の電
気機械結合係数を著しく劣化させることになる。しかし
ながら、本件発明者等の研究によれば、PZT−Pb
(Zn1/3 Sb2/3)O3に、Li、Bi、及びCuの
3成分を含有させることにより、焼成温度を下げるだけ
でなく、PZT−Pb(Zn1/3 Sb2/3)O3が有す
る高い電気機械結合係数を維持しながら、誘電率を下げ
ることができることを知見した。
【0020】そして、これらの効果は、LiやBiある
いはCuの元素を単独又は2成分だけ含有させただけで
は得ることができず、また、3成分を含有させても各成
分をLi2CO3、Bi23、CuOに換算した時に、L
2CO3が1.0重量%以上、Bi23が1.0重量%
以上、あるいはCuOが2.0重量%以上となると、圧
電磁器組成物の電気機械結合係数が大きく低下すること
を突き止めたのである。
【0021】その為、他の成分として含有させるLi、
Bi、及びCuの元素は、Li2CO3、Bi23、Cu
Oに換算して、0重量%<Li2CO3<1.0重量%、
0重量%<Bi23<1.0重量%、0重量%<CuO
<2.0重量%の範囲で含有することが重要であり、こ
れらの範囲で3成分を含有させることにより、高い電気
機械結合係数を維持しながら、比誘電率を2900以下
にまで下げることができ、しかも1000℃以下の温度
で焼成することができる。その結果、圧電アクチュエー
タ等の製造において、PtやPdと比較して安価なAg
を主体とする電極材料、特にAgを90%以上含む電極
材料を使用することができるとともに、圧電アクチュエ
ータとして用いた場合、低消費、小発熱でありながら高
速で変位させることができる。
【0022】ところで、このような本発明の圧電磁器組
成物を製造する方法としては、例えば、出発原料として
Pb34、ZrO2、TiO2、ZnO、Sb23と、必
要に応じてBaCO3、SrCO3、NiO、TeO2
各粉末を秤量混合し、次いでこの混合物を脱水、乾燥し
たあと、850〜900℃で1〜3時間仮焼し、粉砕し
てPZT−Pb(Zn1/3 Sb2/3)O3を主体とする
仮焼粉を製作する。そして、この仮焼粉に対してLi2
CO3とBi23及びCuOの粉末を所定量加えて混合
する。そして、これらの混合物から泥しょうを作製して
テープ成形法、押出成形法、鋳込成形法にて成形体を得
るか、あるいは上記混合物を造粒乾燥して顆粒を製作
し、型内に充填して一軸加圧成形法や等加圧成形法にて
所定形状に成形体を形成する。しかる後、得られた成形
体を大気雰囲気中や酸素雰囲気中にて900〜1000
℃、好ましくは920〜980℃の温度で、数時間程度
焼成することにより得ることができる。
【0023】
【実施例】原料粉末としてPb34、ZrO2、Ti
2、ZnO、Sb23、BaCO3、SrCO3の各粉
末を、Pbが0.90モル、Zrが0.49モル、Ti
が0.44モル、Znが0.02モル、Sbが0.05
モル、Baが0.02モル、Srが0.08モルの比率
になるよう秤量し、ボールミルにて24時間湿式混合し
た。次いでこの混合物を脱水、乾燥した後、900℃で
3時間仮焼して仮焼粉を得た。
【0024】この仮焼粉をICP発光分光分析によって
組成分析を行ったところ、組成式がPb1-x-ySrxBa
y(Zn1/3 Sb2/3aZrbTi1-a-b3(x:0.
08,y:0.02,a:0.07,b:0.49)で
表されるものであった。
【0025】次に、この仮焼粉にLi2CO3、Bi23
及びCuO粉末を表1に示す割合で添加し、ボールミル
で24時間湿式粉砕し、さらに有機バインダーを添加混
練したあと乾燥、造粒して顆粒を得た。そして、得られ
た顆粒を1.5t/cm2の圧力で直径20mm、厚さ
2mmの寸法からなる円板状に一軸加圧成形したあと、
焼成温度を940℃に保って大気雰囲気中にて焼成し
た。
【0026】しかる後、得られた圧電磁器組成物を厚さ
1mm、幅3mm、長さ12mmの短冊状に加工し、両
面に銀電極を焼き付け、80℃のシリコンオイル中で3
kV/mmの直流電圧を30分間印加して分極処理を行
い試料を得た。
【0027】そして、各試料について、ICP発光分光
分析にてLi、Bi,Cuの含有量をLi2CO3、Bi
23、CuO換算にて測定するとともに、電子工業会規
格EMAS−6004に基づき圧電特性(電気機械結合
係数k31、比誘電率ε33 T/ε0)を測定した。
【0028】なお、判定基準については、表1の試料N
o.1に示す従来の圧電磁器組成物を基準試料とした
時、圧電特性のうち比誘電率が2900以下であり、か
つ電気機械結合係数が基準試料の100%以上であるも
のを□、電気機械結合係数が95%以上、100%未満
であるものを○、電気機械結合係数が90%以上、95
%未満であるものを△、電気機械結合係数が90%未満
であるものを×とし、比誘電率が2900以下でかつ電
気機械結合係数が90%以上のものを良好とした。
【0029】それぞれの結果は表1に示す通りである。
【0030】
【表1】
【0031】この結果、試料No.3のようにBiを単
独で含有したもの、試料No.5のようにLiとBiの
2種類を含有したものでは940℃で焼結させることが
できず、1000℃でも焼結させることができなかっ
た。
【0032】また、試料No.2,4のようにLi又は
Cuを単独で含有したもの、試料No.6,7のように
Li,Bi,Cuのうち2成分を含有したものは、94
0℃にて焼結させることができたものの、電気機械結合
係数は基準試料の82%以下と低いものであった。
【0033】さらに、Li,Bi,Cdの3成分を含有
したものでも、試料No.10,14,18のように、
Liの含有量がLi2CO3換算で1.0重量%以上のも
の、Biの含有量がBi23換算で1.0重量%以上の
もの、CuがCuO換算で2.0重量%以上のものはい
ずれも電気機械結合係数が基準試料の90%未満と小さ
かった。
【0034】これに対し、試料No.8,9,11〜1
3,15〜17は、いずれもLi,Bi,Cuの3成分
を含有し、その含有量がそれぞれ0<Li2CO3<1.
0重量%、0<Bi23<1.0重量%、0<CuO<
2.0重量%の範囲にあるため、940℃の低温でも十
分に焼結させることができ、また、比誘電率が2900
以下であり、かつ電気機械結合係数も基準試料の90%
以上とすることができた。
【0035】この結果より、Li,Bi,Cdの3成分
を含有させるとともに、それぞれの含有量を0<Li2
CO3<1.0重量%、0<Bi23<1.0重量%、
0<CuO<2.0重量%とすれば、PZT−Pb(Z
1/3 Sb2/3)O3が有する高い電気機械結合係数を
維持しながら、誘電率を下げることができ、かつ100
0℃以下の温度で焼成することができることが判る。
【0036】そして、これらの圧電磁器組成物を圧電ア
クチュエータ等に用いれば、省エネルギーの素子が得ら
れるとともに、電極材料としてAg−PdやAg−Pt
(ただし、Agは50重量%以上)、あるいはAg(1
00重量%)だけを用いることができ、高価なPdやP
tの量を大幅に減らすことができるため、安価に製造す
ることが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、予め用
意したPbZrO3−PbTiO3−Pb(Zn1/3
2/3)O3を主体とする仮焼粉に対してLi2CO3とB
23ならびにCuOの粉末を添加したものを所定形状
に成形し、しかる後、その成形体を900〜1000℃
の温度で焼成して、PbZrO3−PbTiO3−Pb
(Zn1/3 Sb2/3)O3を主体とし、Li、Bi、及
びCuの元素をそれぞれLi2CO3、Bi23、CuO
に換算して、0重量%<Li2CO3<1.0重量%、0
重量%<Bi23<1.0重量%、0重量%<CuO<
2.0重量%の範囲でそれぞれ含有させて圧電磁器組成
物を得たことから、PbZrO3−PbTiO3−Pb
(Zn1/3 Sb2/3)O3の持つ優れた電気機械結合係
数を維持したまま、誘電率を下げることができ、更に1
000℃以下の低温での焼成が可能となる。その為、本
発明の圧電磁器組成物を用いれば、消費電力が少なく発
熱が小さいながら高速で変位させることができる超音波
応用振動子、超音波モータ、圧電アクチュエータ等の製
作が可能となり、さらに銀(Ag)を電極材料に用いる
ことができるため、安価に製造することが可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PbZrO3−PbTiO3−Pb(Zn
    1/3 Sb2/3)O3を主体とし、Li、Bi、及びCu
    の元素をそれぞれLi2CO3、Bi23、CuOに換算
    して、0重量%<Li2CO3<1.0重量%、0重量%
    <Bi23<1.0重量%、0重量%<CuO<2.0
    重量%の範囲で含有してなる圧電磁器組成物。
  2. 【請求項2】予め用意したPbZrO3−PbTiO3
    Pb(Zn1/3 Sb2 /3)O3を主体とする仮焼粉に対
    してLi2CO3、Bi23、及びCuOの粉体を、焼結
    後のLi、Bi、及びCuの元素の含有量がLi2
    3、Bi23、CuOに換算して、0重量%<Li2
    3<1.0重量%、0重量%<Bi23<1.0重量
    %、0重量%<CuO<2.0重量%となるように添加
    したものを所定形状に成形し、しかる後、900〜10
    00℃の温度で焼成することを特徴とする圧電磁器組成
    物の製造方法。
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