JP2001253348A - 高低床切替台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重い荷物や背の高い箱状の荷物を台車に載せ
る時に、重い荷物は少しでも低く持ち上げ、又、背の高
い箱状の荷物は少しだけ傾けることでも、楽で安全に台
車に載せる事が出来、凹凸の多い所でも安定した荷物の
運搬が出来、そして従来の状態でも運搬出来ることを目
的とし、前者後者とも満足させるものとして、簡単操作
で高床側と低床側に切替え出来る台車を提供する。 【解決手段】 従来の台車では、車輪の高さプラス床板
厚の高さになっている、この床高を低くするには車輪を
床板とは別の台座に取り付ける必要が有る。又、この台
座は普通の高さと低床に出来なければならず、この台座
を切替えするには車輪の付いた台座をＬ形にする、この
Ｌ形にした台座の床板Ｌ形に取り付ける面のほぼ中心を
軸にして１８０°回転するものと、Ｌ形台座の床板Ｌ形
面に取り付ける面の端に蝶番を取り付けて反転するもの
と、Ｌ形台座の床板Ｌ形面に取り付ける面を床板Ｌ形面
にスライド金具を取り付けスライドさせるものの、３方
式により解決を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、比較的重い荷物や
箱状の背の高い荷物を安全で楽に台車上に載せる事が出
来、安全に運搬する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】荷物移動運搬台車として今までのもの
は、車輪プラス床板厚の高さよりは低く出来ない為に、
車輪を出来るだけ小さくし高さを低くする方法であるの
で、車輪を小さくすれば地面の凸凹の大きい所で車輪が
動きにくいだから、必然的に大きめの車輪を必要とし、
当然台車の床面は高くなる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】安全で楽な方法で台車
に荷物を載せる為には、台車床面を出来るだけ低くする
必要が有り、

【０００４】台車床面を低くしようとすると車輪を小さ
くして車輪自体の高さを低くしなければならない、そこ
で車輪を小さくして高さを低くすると地面の凹凸で凸の
部分の乗り越えと、凹の部分でのはまり込みで運搬困難
となって問題が発生してくる、そこで本発明は、車輪３
を大きくして床板１下面は地面すれすれ迄に低くしても
運搬時に地面の凹凸に影響が少ない低床台車を目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】従来の台車のように、床
板に車輪を直接取り付ける方法だと解決策が見あたらな
いので、図７回転車輪台座２や図１０反転車輪台座１０
や図１３スライド車輪台座１１を設けて、これに地面の
凹凸に影響が小さな大きさの車輪３を取り付ける。

【０００６】車輪３を取り付けた回転車輪台座２を図
１、図２のように床板１面のＬ形の外側に取り付けた回
転車輪台座２をＬ形にして、台車床板１に取り付ける面
のほぼ中心で左右１８０°回転する、このときの中心点
及び回転軸の位置決め方法は、最初に低床側の位置に回
転車輪台座２を回転させておいて地面からの床板１の高
さを決め次に車輪３の中心点を取ることで回転車輪台座
２の回転軸位置がきまる、そして回転車輪台座２を高床
側に１８０°回転した時の床板１面の高さは、車輪３の
高さプラス床板１厚さの高さになり従来の台車状態とな
る。

【０００７】回転車輪台座２を回転させた時、回転車輪
台座２は台座固定ピン８によって自動的に回転車輪台座
２は固定される、固定を解除するには固定解除レバー９
で解除出来る、

【０００８】図１０のように床板１Ｌ形面の内側と外側
に反転させる場合は、反転車輪台座１０のＬ形面の先端
に蝶番６を取り付けて床板１に結合する、反転車輪台座
１０を床板１Ｌ形面の内側と外側に反転する事で床板１
面の高さが切り替わる、反転中心の位置は前記［０００
６］のようにして決める、

【０００９】又、反転車輪台座１０を高床側に反転させ
た時は台座固定具５によって自動的に反転車輪台座１０
は固定される、固定を解除するには台座固定具５を解除
側に倒して解除出来る、又、反転車輪台座１０を床板１
面の低床側に反転した時は台座固定具４によって自動的
に反転車輪台座１０は固定される、固定を解除するには
台座固定具４を解除側に倒して解除出来る、

【００１０】図１３のように床板１Ｌ形面でスライド車
輪台座１１をスライドさせる場合は、床板１Ｌ形面にス
ライドガイド１３を取り付けて、スライド車輪台座１１
をスライドして高低床切り替えを行う、

【００１１】スライド車輪台座１１の固定はスライド固
定ピン１２によって自動定的にスライド車輪台座１１は
固定される、固定を解除するには固定解除レバー１４を
解除側に倒して解除出来る。

【００１２】

【発明を解決するための手段】台車に重いものや背の高
い荷物を載せるとき、従来では荷物を高く持ち上げたり
背の高い荷物はかなり傾けないと荷物の下に台車を挿入
する事が出来なっかった、これを解決する手段として高
さの低い小さい車輪を使うと地面の凹凸による障害があ
り未解決となっていた、

【００１３】しかし、本発明の図１，２，３，４，５，
６の高低床切替え台車は、図７の回転車輪台座２と回転
軸７と台座固定ピン８と固定解除レバー９の組み合わせ
機構や、図１０の反転車輪台座１０と蝶番６と台座固定
具４、５の組み合わせ機構や、図１３のスライド車輪台
座１１とスライドガイド１３とスライド固定ピン１２と
固定解除レバー１４の組み合わせ機構で車輪台の高低床
切換えが出来る、前記３方式の高低床切替機構をもって
本発明を解決出来、高低床切替台車を提供する事ができ
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１、２において、回転
車輪台座２に車輪３を取り付け図７のよにして床板１の
四隅に配置し、回転車輪台座２を回転軸７で組み付けて
台車の完成である。回転車輪台座２を高床側に回転させ
て高床台車として使用できる。又、回転車輪台座２を低
床側に回転させ低床台車として使用する。

【００１５】図３，４において、反転車輪台座１０に車
輪３を取り付け図１０のようにして床板１の四隅に配置
し、反転車輪台座１０を蝶番６で組み付けて台車の完成
である。反転車輪台座１０を高床側に反転し高床台車と
して使用できる。又、反転車輪台座１０を低床側に反転
し低床台車として使用する。

【００１６】図５，６において、スライド車輪台座１１
に車輪３を取り付けて図１３のようにして床板１の四隅
に配置し、スライドガイド１３で組み付けて台車の完成
である。スライド車輪台座１１を高床側にスライドして
高床台車として使用できる。又、スライド車輪台座１１
を低床側にスライドして低床台車として使用する。

【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成にな
っているので、以下記載するような効果を奏する。

【００１７】荷物運搬台車に高低切替車輪台座を使用す
ることで、重い荷物や背の高い荷物を台車に載せる場
合、従来のように荷物を高く持ち上げたり、台車が荷物
の下に入るまで大きく倒すことなく、安全で楽に台車に
載せる事が可能となり、

【００１８】荷物を載せるのに今まで２人で載せていた
ものが１人でも楽に載せる事ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】回転車輪台座を取り付けた高床台車の実施例図
でる。

【図２】回転車輪台座を取り付けた低床台車の実施例図
でる。

【図３】反転車輪台座を取り付けた高床台車の実施例図
でる。

【図４】反転車輪台座を取り付けた低床台車の実施例図
でる。

【図５】スライド車輪台座を取り付けた高床台車の実施
例図でる。

【図６】スライド車輪台座を取り付けた低床台車の実施
例図でる。

【図７】回転車輪台座が高床側と低床側に回転している
正面図である。

【図８】回転車輪台座が高床側の側面図である。

【図９】回転車輪台座が低床側の側面図である。

【図１０】反転車輪台座が高床側と低床側に回転してい
る正面図である。

【図１１】反転車輪台座が高床側の側面図である。

【図１２】反転車輪台座が低床側の側面図である。

【図１３】スライド車輪台座が高床側と低床側に回転し
ている側面図である。

【図１４】スライド車輪台座が高床側の側面図である。

【図１５】スライド車輪台座が低床側の側面図である。

【符号の説明】

１ 床板 ２ 回転車輪台座 ３ 車輪 ４ 台座固定金具 ５ 台座固定金具 ６ 蝶番 ７ 回転軸 ８ 台座固定ピン ９ 固定解除レバー １０ 反転車輪台座 １１ スライド車輪台座 １２ スライド固定ピン １３ スライドガイド １４ 固定解除レバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷物移動運搬台車において台車床面の高
   さを運搬状況により高低床切替え出来る台車。
2. 【請求項２】 請求項１の台車床面の高さ切り替えは、
   車輪取り付け台座を回転や反転やスライドにより切替え
   出来る機構及び装置を有する台車。