JP2001252707A - 圧延装置及び圧延方法 - Google Patents

圧延装置及び圧延方法

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JP2001252707A
JP2001252707A JP2000064428A JP2000064428A JP2001252707A JP 2001252707 A JP2001252707 A JP 2001252707A JP 2000064428 A JP2000064428 A JP 2000064428A JP 2000064428 A JP2000064428 A JP 2000064428A JP 2001252707 A JP2001252707 A JP 2001252707A
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roll
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rolled
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Yoichiro Tsumura
陽一郎 津村
Kazutoshi Yokoo
和俊 横尾
Hiroshi Matsuoka
央 松岡
Kanji Hayashi
寛治 林
Kazuo Morimoto
和夫 森本
Yuji Asahara
裕司 浅原
Kazumasa Mihara
一正 三原
Keiji Mizuta
桂司 水田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度分布によるロールの変形を効果的に補償
することができる圧延装置及び圧延方法を提供する。 【解決手段】 被圧延材Wが通板する部分のワークロー
ル1の表面をスプレイノズル4から噴射する冷却水5で
スプレー冷却する冷却水ヘッダ3と、前記被圧延材端部
側方のワークロール表面部に設けられ該ワークロール表
面の非冷却局部への前記冷却水5の侵入を防止し得る遮
蔽壁10とを備え、該遮蔽壁10の横壁10b部からは
ロール幅方向に膜状に流体噴流を吹き出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延装置及び圧延
方法に係り、一層詳細には、被圧延材を圧延しながら圧
延ロールのサーマルクラウンを補正する圧延装置及び圧
延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板或いは金属帯等被圧延材の熱間圧
延において、同一幅の被圧延材を連続して圧延すると、
ワークロール等圧延ロールが加熱されると共に圧延ロー
ルの被圧延材端部位置では熱がロール端部に向かって伝
導するために、被圧延材端部位置の温度がロール中央部
の温度に比べ低くなり、圧延ロールが被圧延材端部に向
かって小さく(細く)なるサーマルクラウンと呼ばれる
現象によって板厚不均等が形成され、品質上問題となっ
ている。
【0003】この現象の解決法として、従来は、特開平
9−85312号公報で、圧延ロールの通板部を積極的
に冷却する方法が開示されている。これは、図9に示す
ように、圧延ロール100のロール軸方向に多数列設さ
れたスプレーノズル101から冷却水101aを圧延ロ
ール100の表面に向けて噴射する際に、その噴射範囲
が被圧延材Wの板幅相当(通板部)に制限されるよう
に、冷却水101aを噴射するスプレーノズル101の
数をそれぞれの電磁弁の制御によって制限すると共に、
アクチュエータ102によりロール軸方向に移動可能な
左右一対の仕切板103の位置を制御するものである。
【0004】また、特公平7−8370号公報で、圧延
ロールの非通板部を積極的に加熱する方法が開示されて
いる。これは、図10に示すように、被圧延材Wの板幅
に応じてサイドガイド幅調整装置105にて左右一対の
サイドガイド106を移動させて、熱間圧延により通板
部が熱膨張した圧延ロール100の非通板部を所定幅に
わたり噴射ノズル107にてスティームジェット107
aを吹き付けて加熱するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した圧
延ロールの通板部を積極的に冷却する方法にあっては、
冷却水噴射による冷却域を仕切板103のみによって制
限するため、噴射された冷却水101aが仕切板103
を通り過ぎて冷却する必要の無い箇所をも冷却してしま
うことがあり、ロール上の熱伝導に伴う温度分布によっ
て生じた熱変形量を十分補償するに至っていないという
問題点があった。
【0006】また、圧延ロール100の非通板部を積極
的に加熱する方法にあっては、圧延ロール100の、被
圧延材Wと接触した後の半回転後において、ロール全幅
にわたって冷却を行い、前述したスティームジェット1
07aによる加熱箇所も冷却しているため、加熱量が過
大となり、大きな出力の加熱装置が必要となるという問
題点があった。
【0007】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
もので、その目的は、温度分布によるロールの変形を効
果的に補償することができる圧延装置及び圧延方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の圧延装置は、被圧延材が通板する部分の圧延ロー
ル表面をスプレー冷却する冷却水ヘッダと、前記被圧延
材端部側方の圧延ロール表面部に設けられ該圧延ロール
表面の非冷却局部への前記冷却水の侵入を防止し得る遮
蔽壁と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記遮蔽壁は、前記スプレー冷却す
る範囲を制限する縦壁と前記圧延ロール表面の非冷却局
部に対応してロール幅方向に延びる横壁とを有すること
を特徴とする。
【0010】また、前記遮蔽壁は、前記横壁部において
ロール幅方向に膜状に流体噴流を吹き出すことを特徴と
する。
【0011】また、前記流体噴流は圧延ロール表面に対
して鋭角的な角度で吹き出されることを特徴とする。
【0012】また、前記遮蔽壁は、少なくともロール幅
方向と該ロール幅方向と直交する方向に移動可能である
ことを特徴とする。
【0013】また、前記遮蔽壁に近接して前記圧延ロー
ル表面の非冷却局部を加熱する局部加熱装置を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】斯かる目的を達成する本発明の圧延方法
は、被圧延材が通板する部分の圧延ロール表面をスプレ
ー冷却すると共に、前記被圧延材端部側方の圧延ロール
表面部に設けた遮蔽壁により前記圧延ロール表面の非冷
却局部への前記冷却水の侵入を防止しつつ圧延すること
を特徴とする。
【0015】また、前記遮蔽壁に近接して設けた局部加
熱装置により前記圧延ロール表面の非冷却局部を加熱し
つつ圧延することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧延装置及び
圧延方法を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0017】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示す圧延装置の平面図、図2は同じく側面図、図3は
同じく要部拡大側断面図、図4はサーマルクラウンを生
じたロールの補正量比較を示すグラフである。
【0018】図1及び図2に示すように、上,下ワーク
ロール1及びバックアップロール2で熱延鋼板等の被圧
延材Wが熱間圧延される。
【0019】そして、上ワークロール1と平行に冷却水
ヘッダ3が配置され、その長手方向(ロール軸方向)に
多数取り付けたスプレイノズル4から噴射される冷却水
(スプレイ水)5により、上ワークロール1の被圧延材
Wによる被加熱部(通板範囲E)が冷却されるようにな
っている。尚、下ワークロール1に対しても同様に冷却
水ヘッダ3が配置されるが、上,下ワークロール1とも
同様の構成なので、下ワークロール1に関しての説明は
省略する。
【0020】前記冷却水ヘッダ3は、その両端部のヘッ
ダ取付部6において回動自在に支持されると共に、この
冷却水ヘッダ3に取り付けられた各スプレイノズル4
は、電磁弁により前記被圧延材Wの通板範囲Eのみ冷却
するようオン/オフ制御される。前記ヘッダ取付部6に
は、冷却水ヘッダ3内に冷却水を供給するロール冷却水
管7が接続される。
【0021】また、冷却水ヘッダ3には、前記冷却水5
の後述する溢流水8を流体噴流9を噴き出して遮断する
左右一対の遮蔽壁10が長手方向(ロール軸方向)に移
動可能に取り付けられている。
【0022】即ち、前記遮蔽壁10を駆動する遮蔽壁移
動装置11が、冷却水ヘッダ3の周囲及びロール側に突
き出したヘッダ突出し部3aを転動可能な複数のコロ1
2を備えたスライドボックス13上に取り付けられ、冷
却水ヘッダ3上を長手方向に遠隔制御により駆動可能に
なっている。前記スライドボックス13は遮蔽壁移動装
置11のモータにより駆動され、ラック&ピニオンなど
により力の伝達を受け移動する。
【0023】そして、前記スライドボックス13に連結
杆14と微調整及び伸縮装置15を介して前記遮蔽壁1
0が支持されている。従って、前述したヘッダ取付部6
の回動(傾転)でスライドボックス13も一体に回動
し、これにより前記遮蔽壁10が上ワークロール1の摩
耗や被圧延材Wの板厚変化に対応した移動方向に合わせ
られる。また、微調整及び伸縮装置15を遠隔操作する
ことにより、前記遮蔽壁10の上ワークロール1との隙
間調整や数十mmオーダの軸直角方向平面内の変位が可能
となっている。図2中16は微調整及び伸縮装置15の
伸縮スライド部に設けた塵付着防止用の蛇腹である。
【0024】図3にも示すように、前記遮蔽壁10は、
左右一対の縦壁10aと上下一対の横壁10bとを有す
る箱型に形成され、その内の上下一対の横壁10bの内
部にはその幅一杯に扁平な流体通路17A,17Bが形
成される。そして、この流体通路17A,17Bから上
ワークロール1に対して流体通路17Aの場合は斜め上
方に、また、流体通路17Bの場合は斜め下方に、それ
ぞれ鋭角的な角度θで流体噴流8を吹き出し、前述した
溢流水8や冷却水5の上ワークロール1の被圧延材Wに
よって加熱されなかった領域への流入を阻止するように
なっている。図1及び図2中18は前記流体通路17
A,17Bに流体を供給すべく図示しない流体供給源に
繋がる流体導管である。
【0025】また、上下一対の横壁10bの左右両端部
側からは、前記流体噴流9が、流体通路17A,17B
に複数の支持ピース19と共に収装された案内羽根20
(これは、流体通路17A,17Bと一体に形成しても
良い)により、上ワークロール1のロール幅方向外側へ
吹き出すように指向されている。また、流体噴流9は、
特に水のような液体である必要はなく気体のようなもの
でも良い。また、縦壁10a及び横壁10bのロール対
向端面に繊維質のものを貼設しこれをロール表面に摺接
させて流入防止の補助をさせても良い。
【0026】また、前記遮蔽壁10は、被圧延材Wの側
端部からロール幅方向外側へ5mm〜70mm好ましくは1
0mm程度とできるだけ近づけ、ロール半径方向にはロー
ル表面から2mm〜10mm好ましくは3mm程度離して設け
る。
【0027】また、前記遮蔽壁10のロール周方向の配
置は、上ワークロール1の板出側とし、かつその流体噴
流9がロール露出面のほぼ全域を覆うように配置され
る。尚、図示しないが、上ワークロール1の板出側に
は、被圧延材Wの直上に位置して各スプレイノズル4か
らの冷却水5を回収するための受皿が配置される。
【0028】このように構成されるため、熱間圧延の際
には、冷却水ヘッダ3のスプレイノズル4から上ワーク
ロール1に噴射された冷却水5は、上ワークロール1の
回転に乗って上部へ移動し、溢流水8となってロール幅
方向外側へと流れる。
【0029】この時、従来装置では、上ワークロール1
の回転力だけでは溢流水8の落下を防止できないため、
上ワークロール1の被圧延材Wによって加熱された領域
以外の箇所へも流れ落ちて、積極的には冷却したくない
領域が冷却される不具合を生じる。また、上ワークロー
ル1に噴射された冷却水5の内には、上ワークロール1
の回転に乗らずに流下するものもあり、これらが前記冷
却したくない領域へ侵入する虞もあった。
【0030】ところが、本実施例では、前記遮蔽壁10
の流体通路17Aから流体噴流9が斜め上方に、また、
流体通路17Bから流体噴流9が斜め下方に、それぞれ
鋭角的な角度θで膜状に且つ先拡がりに吹き出される。
【0031】これにより、前記流体通路17Aからの流
体噴流9により、前記溢流水8はロール回転の上流側へ
流れ落ちることなく、上ワークロール1と上バックアッ
プロール2の間を外側に向かって流れていく。一方、前
記流体通路17Bからの流体噴流9により、上ワークロ
ール1の回転に乗らずに流下する冷却水5の前記冷却し
たくない領域への侵入も阻止される。
【0032】この結果、乾燥したロール表面を広く確保
できるとともに冷却領域を制限して被圧延材Wによって
加熱された領域のみを冷却するようになるので、上ワー
クロール1のサーマルクラウンの補正効果を向上でき
る。
【0033】本実施例の圧延方法を鋼板圧延時のワーク
ロールのサーマルクラウン補正挙動として示したもの
が、図4である。サーマルクラウンによるロールの外表
面変化が曲線Aで示されている。このロールに、仕切り
板のみを設けて実施した場合は曲線Dで示される。次
に、本実施例の圧延方法である、流体噴流機構を有する
遮蔽壁10を設けて補正した結果が曲線Bである。これ
からも、サーマルクラウンの補正が従来法に比べて十分
改善されていることが判る。
【0034】尚、上記実施例において、被圧延材Wの幅
端部付近の冷却水量を少なくするように電磁弁によりス
プレイノズル4の開口量を制御することで、前記サーマ
ルクラウンの補正効果をさらに良くすることができる。
【0035】[第2実施例]図5は本発明の第2実施例
を示す圧延装置の平面図、図6は同じく側面図、図7は
同じく要部拡大側断面図、図8はサーマルクラウンを生
じたロールの補正量比較を示すグラフである。
【0036】図5乃至図7に示すように、この実施例
は、第1実施例における左右一対の遮蔽壁10の内部に
誘導加熱方式の局部加熱装置30を一体的に収装した例
である。そして、この局部加熱装置30は、被圧延材W
の側端部からロール幅方向外側へ10mm〜70mm好まし
くは50mm程度離し、ロール半径方向にはロール表面か
ら2mm〜10mm好ましくは5mm程度離して設ける。
【0037】また、局部加熱装置30の電源は、図示し
ないが出力の容易さ、発生熱の浸透深さなどから40KH
Z から60KHZ がよく、好ましくは50KHZ の高周波電
源とし、導体は水冷導管31とし電磁シールして漏洩電
流を生じにくい構造にしている。
【0038】また、局部加熱装置30は、周方向にはあ
る角度の範囲を、周長さで約200mm、軸方向100mm
を誘導電流によりロール表面を強く、ロール内部を弱く
加熱し得るようになっている。これにより、局部加熱装
置30で加熱されるロール材の温度分布も被圧延材Wの
圧延により加熱される温度分布と同等になるよう配慮し
てある。
【0039】本実施例によれば、流体噴流機構を有する
遮蔽壁10と局部加熱装置30との相乗効果により、即
ち、被圧延材Wによって加熱された領域以外の領域が、
冷却水5による積極的な冷却作用が回避される一方逆に
局部加熱装置30により効果的に加熱されることにな
り、上ワークロール1のサーマルクラウンの補正効果を
より一層向上できる。
【0040】本実施例の圧延方法を鋼板圧延時のワーク
ロールのサーマルクラウン補正挙動として示したもの
が、図8である。サーマルクラウンによるロールの外表
面変化が曲線Aで示されている。このロールに、流体噴
流機構を有する遮蔽壁10を設けると共に圧延鋼板端部
から約50mm外側を局部加熱装置30により約130KW
の出力で加熱することによって補正した結果が曲線Bで
ある。流体噴流機構を設けなかった場合は同一の投入出
力で補正した結果が曲線Dで示されている。これから
も、サーマルクラウンの補正が低出力で可能であること
が判る。同一の効果を得るには230KWが必要と算定さ
れている。
【0041】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に係る圧延装置は、被圧延材が通板する部分の圧
延ロール表面をスプレー冷却する冷却水ヘッダと、前記
被圧延材端部側方の圧延ロール表面部に設けられ該圧延
ロール表面の非冷却局部への前記冷却水の侵入を防止し
得る遮蔽壁と、を備えたことを特徴とするので、乾燥し
たロール表面を広く確保できるとともに冷却領域を制限
して被圧延材によって加熱された領域のみを冷却するよ
うになり、圧延ロールのサーマルクラウンの補正効果を
向上でき、平坦度の高い圧延が可能になった。
【0043】本発明の請求項2に係る圧延装置は、前記
遮蔽壁は、前記スプレー冷却する範囲を制限する縦壁と
前記圧延ロール表面の非冷却局部に対応してロール幅方
向に延びる横壁とを有することを特徴とするので、請求
項1の効果を簡単な遮蔽壁構造で得られる。
【0044】本発明の請求項3に係る圧延装置は、前記
遮蔽壁は、前記横壁部においてロール幅方向に膜状に流
体噴流を吹き出すことを特徴とするので、当該流体噴流
によりより確実に圧延ロール表面の非冷却局部への前記
冷却水の侵入を防止し得る。
【0045】本発明の請求項4に係る圧延装置は、前記
流体噴流は圧延ロール表面に対して鋭角的な角度で吹き
出されることを特徴とするので、当該流体噴流の及ぶ範
囲をロール周方向に拡げられる。
【0046】本発明の請求項5に係る圧延装置は、前記
遮蔽壁は、少なくともロール幅方向と該ロール幅方向と
直交する方向に移動可能であることを特徴とするので、
遮蔽壁を被圧延材の板幅変更や圧延ロールの摩耗や被圧
延材の板厚変化に対応した移動方向に容易に合わせられ
る。
【0047】本発明の請求項6に係る圧延装置は、前記
遮蔽壁に近接して前記圧延ロール表面の非冷却局部を加
熱する局部加熱装置を設けたことを特徴とするので、前
記遮蔽壁との相乗効果で、圧延ロールのサーマルクラウ
ンの補正効果をより一層向上できる。
【0048】本発明の請求項7に係る圧延方法は、被圧
延材が通板する部分の圧延ロール表面をスプレー冷却す
ると共に、前記被圧延材端部側方の圧延ロール表面部に
設けた遮蔽壁により前記圧延ロール表面の非冷却局部へ
の前記冷却水の侵入を防止しつつ圧延することを特徴と
するので、乾燥したロール表面を広く確保できるととも
に冷却領域を制限して被圧延材によって加熱された領域
のみを冷却するようになり、圧延ロールのサーマルクラ
ウンの補正効果を向上でき、平坦度の高い圧延が可能に
なった。
【0049】本発明の請求項8に係る圧延方法は、前記
遮蔽壁に近接して設けた局部加熱装置により前記圧延ロ
ール表面の非冷却局部を加熱しつつ圧延することを特徴
とするので、前記遮蔽壁との相乗効果で、圧延ロールの
サーマルクラウンの補正効果をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す圧延装置の平面図で
ある。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく要部拡大側断面図である。
【図4】サーマルクラウンを生じたロールの補正量比較
を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施例を示す圧延装置の平面図で
ある。
【図6】同じく側面図である。
【図7】同じく要部拡大側断面図である。
【図8】サーマルクラウンを生じたロールの補正量比較
を示すグラフである。
【図9】従来例の圧延装置の正面図である。
【図10】異なった従来例の圧延装置の平面図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 バックアップロール 3 冷却水ヘッダ 4 スプレイノズル 5 冷却水 6 ヘッダ取付部 7 ロール冷却水管 8 溢流水 9 流体噴流 10 遮蔽壁 11 遮蔽壁移動装置 12 コロ 13 スライドボックス 14 連結杆 15 微調整及び伸縮装置 16 蛇腹 17A,17B 流体通路 18 流体導管 19 支持ピース 20 案内羽根 30 局部加熱装置 31 水冷導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 央 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 林 寛治 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 森本 和夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 浅原 裕司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 三原 一正 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 水田 桂司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 4E024 AA02 AA03 DD04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材が通板する部分の圧延ロール表
    面をスプレー冷却する冷却水ヘッダと、前記被圧延材端
    部側方の圧延ロール表面部に設けられ該圧延ロール表面
    の非冷却局部への前記冷却水の侵入を防止し得る遮蔽壁
    と、を備えたことを特徴とする圧延装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽壁は、前記スプレー冷却する範
    囲を制限する縦壁と前記圧延ロール表面の非冷却局部に
    対応してロール幅方向に延びる横壁とを有することを特
    徴とする請求項1記載の圧延装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽壁は、前記横壁部においてロー
    ル幅方向に膜状に流体噴流を吹き出すことを特徴とする
    請求項2記載の圧延装置。
  4. 【請求項4】 前記流体噴流は圧延ロール表面に対して
    鋭角的な角度で吹き出されることを特徴とする請求項3
    記載の圧延装置。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽壁は、少なくともロール幅方向
    と該ロール幅方向と直交する方向に移動可能であること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の圧延装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽壁に近接して前記圧延ロール表
    面の非冷却局部を加熱する局部加熱装置を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の圧延装
    置。
  7. 【請求項7】 被圧延材が通板する部分の圧延ロール表
    面をスプレー冷却すると共に、前記被圧延材端部側方の
    圧延ロール表面部に設けた遮蔽壁により前記圧延ロール
    表面の非冷却局部への前記冷却水の侵入を防止しつつ圧
    延することを特徴とする圧延方法。
  8. 【請求項8】 前記遮蔽壁に近接して設けた局部加熱装
    置により前記圧延ロール表面の非冷却局部を加熱しつつ
    圧延することを特徴とする請求項7記載の圧延方法。
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Cited By (4)

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WO2011134216A1 (zh) * 2010-04-27 2011-11-03 中冶南方工程技术有限公司 乳化液边部窜流的阻断方法
WO2011134219A1 (zh) * 2010-04-27 2011-11-03 中冶南方工程技术有限公司 乳化液边部窜流阻断装置
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