JP2001249481A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

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JP2001249481A
JP2001249481A JP2000401334A JP2000401334A JP2001249481A JP 2001249481 A JP2001249481 A JP 2001249481A JP 2000401334 A JP2000401334 A JP 2000401334A JP 2000401334 A JP2000401334 A JP 2000401334A JP 2001249481 A JP2001249481 A JP 2001249481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性能に優れ、電子写真特性に弊害が生じ
ず、耐久による明部電位の変動を抑えられ、さらに初期
および耐久中に優れた表面潤滑性を有する電子写真感光
体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジお
よび電子写真装置を提供することである。 【解決手段】 置換基として末端が封鎖された重合度3
以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する
基およびパーフルオロアルキル基を有するジオルガノポ
リシロキサンを含有する表面層を有する電子写真感光
体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジお
よび電子写真装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、該
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電
子写真装置に関し、詳しくは表面層に特定のシリコーン
樹脂を含有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有
するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体には、適用される電子写
真プロセスに応じた感度、電気的特性、さらには光学的
特性を備えていることが要求される。特に、繰り返し使
用される電子写真感光体には、帯電、画像露光、トナー
現像、転写およびクリーニングなどの電気的・機械的外
力が直接加えられるため、それらに対する耐久性も要求
される。具体的には、帯電時のオゾンおよび窒素酸化物
による化学的劣化、帯電時の放電やクリーニング部材の
摺擦による機械的劣化および電気的劣化などに対する耐
久性が求められている。
【0003】無機感光体と異なり比較的柔らかい物質で
構成される有機光導電物質を含有する電子写真感光体は
機械的劣化に対する耐久性が劣るため、耐久特性を満足
させるためにいろいろな試みがなされてきた。
【0004】その中で、特に効果的に機械的劣化を防止
し耐久性を上げる方法として、フッ素樹脂粒子を電子写
真感光体の表面層中に存在させることによって電子写真
感光体表面の摩擦係数を減少させる方法が挙げられる。
この構成により、クリーニング部材との摺擦性がスムー
ズになり、電子写真感光体表面に強いせん断応力がかか
らなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、フッ素樹脂粒子は表面張力が低く、これを比較的表
面張力の高い樹脂中に均一に分散することは難しかっ
た。そのため、様々な分散補助材を併用することも提案
されているが、市販の分散補助材はフッ素樹脂の分散性
に優れるがゆえに複雑な構造を有しているものが多く、
分散時にフッ素樹脂の二次凝集体が安定しにくかった。
これは膜厚が1〜100μm程度と非常に薄い電子写真
感光体の表面層においては特に大きな問題で、画像にポ
チやカブリが生じる原因の1つになっていた。
【0006】また、分散補助材がキャリアをトラップ
し、電位変動の原因になることがあった。
【0007】本発明の目的は、従来のフッ素樹脂粒子を
バインダー樹脂中に分散含有する表面層が有していた問
題点を解決し、電子写真感光体作成後も均一なフッ素樹
脂粒子分散表面層を形成することによって耐久性能に優
れ、さらに電子写真特性に弊害が生じず、優れた表面潤
滑性を持続する電子写真感光体を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、上記電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、支
持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該電
子写真感光体の表面層が、下記式(1)で示されるジオ
ルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする電子
写真感光体である。
【外4】
【0010】(式中、R1〜R6は置換もしくは無置換の
炭化水素基を示し、Bはパーフルオロアルキル基を有す
る置換もしくは無置換の有機基を示し、少なくとも1つ
のDは末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは
無置換のポリスチレン鎖を有する基を示し、E1および
2はR1、BおよびDから選択される基を示し、Xは0
〜1000の整数を示し、YおよびZは1〜1000の
整数を示す。)
【0011】
【発明の実施の形態】式(1)中、R1〜R6の置換もし
くは無置換の炭化水素基としては、炭素数1〜30のア
ルキル基、アルケニル基、アリール基およびアリールア
ルキル基などが挙げられる。これらの中でもメチル基お
よびフェニル基が好ましい。なお、R1〜R6は同一でも
異なっていてもよい。
【0012】Bは、パーフルオロアルキル基を有する置
換もしくは無置換の有機基であるが、下記式(2)で示
されることが好ましい。
【外5】
【0013】(式中、R7はアルキレン基またはアルキ
レンオキシアルキレン基を示し、aは3以上の整数を示
す。) R7のアルキレン基としては、エチレン基およびプロピ
レン基などが挙げられ、アルキレンオキシアルキレン基
としては、エチレンオキシエチレン基、エチレンオキシ
プロピレン基およびプロピレンオキシプロピレン基など
が挙げられる。
【0014】Dのポリスチレン鎖を有する基は下記式
(3)で示されることが好ましい。
【外6】
【0015】(式中、R8およびR9は置換もしくは無置
換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基
を示し、W1は炭化水素基を示し、W2は末端が封鎖され
た重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン
鎖を示し、bは0または1を示す。) R8およびR9のアルキル基としては、メチル基、エチル
基およびプロピル基などが挙げられ、アリール基として
は、フェニル基などが挙げられる。R8およびR9は同一
でも異なっていてもよい。W1の炭化水素基としては、
メチレン基、エチレン基およびプロピレン基などのアル
キレン基などが挙げられ、炭素数が1〜10であること
が好ましい。
【0016】E1およびE2はR1〜R6、BおよびDから
選択される基であり、同一でも異なっていてもよい。
【0017】上述の基が有してもよい置換基としては、
フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン
原子、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアル
キル基、およびフェニル基などのアリール基などが挙げ
られる。
【0018】Xは0〜1000の整数であるが、10〜
200の整数であることが好ましい。
【0019】Yは1〜1000の整数であるが、10〜
200の整数であることが好ましい。
【0020】Zは1〜1000の整数であるが、5〜1
00の整数であることが好ましい。
【0021】X+Y+Zは2〜2000であることが好
ましく、特には5〜1000、さらには20〜500で
あることが好ましい。また、Y+Zは10〜30である
ことが好ましい。
【0022】本発明においては、X、YおよびZが2以
上である場合、R1〜R4、BおよびDはそれぞれ2種以
上であってもよい。例えばYが3のとき、3つのBが全
て同じものでも、2つのBが同じで1つのBが異なるも
のでも、3つのBが異なるものでもよい。具体例として
は、後述の(1−9)が挙げられる。
【0023】また、本発明においては、便宜上R1およ
びR2を有するシロキサンユニットの数をX、R3および
Bを有するシロキサンユニットの数をY、R4およびD
を有するシロキサンユニットの数をZとして式(1)に
示したが、これらのユニットは混在してもよい。すなわ
ち、R1およびR2を有するシロキサンユニットとR3
よびBを有するシロキサンユニットが交互に存在してい
てもよい。例えば、以下のように結合していてもよい。
【外7】
【0024】(式中、e,f,g,hは整数を示す。) 以下に、式(1)で示されるジオルガノポリシロキサン
の好ましい例を示す。
【0025】これらの中では、(1−1)、(1−
2)、(1−8)、(1−9)、(1−11)、(1−1
2)が好ましく、特には、(1−1)、(1−8)、
(1−11)および(1−12)が好ましい。
【外8】
【0026】
【外9】
【0027】
【外10】
【0028】本発明に用いられるジオルガノポリシロキ
サンの重量平均分子量は、1,000〜1,000,0
00であることが好ましく、10,000〜200,0
00であることがより好ましい。
【0029】また、ジオルガノポリシロキサン中のフッ
素原子の含有量は、ジオルガノポリシロキサン全重量に
対し、1〜70重量%であることが好ましく、5〜60
重量%であることがさらに好ましい。フッ素原子の含有
量が1重量%未満では、フッ素樹脂粒子の分散安定機能
が十分に発揮されにくくなり、70重量%を超えるとバ
インダー樹脂との相溶性が悪くなり易い。
【0030】本発明の顕著な効果が得られる理由は明確
でないが、Bのパーフルオロアルキル基を有する有機基
がフッ素樹脂粒子への親和性を示し、またDのポリスチ
レン鎖がバインダー樹脂への親和性を示し、加えてポリ
オルガノシロキサン鎖が柔軟性に富んでいるため、フッ
素樹脂粉末とバインダー樹脂との間に介在し、フッ素樹
脂粒子の有機樹脂への分散を促進すると共に、フッ素樹
脂粒子の凝集を防ぐ働きをしているためと考えられる。
なお、Dが2種以上の場合は、ポリスチレン鎖以外のD
は、特願平11−176741号明細書に記載されたポ
リオキシアルキレン基を有する置換もしくは無置換の有
機基、12以上の炭素数を有する置換もしくは無置換の
アルキル基およびシロキサン鎖を有する置換もしくは無
置換の有機基であってもよい。
【0031】以下、本発明に用いられる電子写真感光体
の構成について説明する。本発明における電子写真感光
体は、支持体上に感光層を有する。感光層は電荷輸送材
料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であって
も、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と電荷発生材料
を含有する電荷発生層を有する積層型でもよいが、電子
写真特性からは積層型が好ましい。
【0032】支持体は導電性を有するものであればよ
く、アルミニウムおよびステンレスなどの金属、あるい
は導電層を設けた金属、紙およびプラスチックなどが挙
げられ、形状はシート状および円筒状などが挙げられ
る。
【0033】本発明においては、支持体と感光層の間
に、干渉縞を防止すること、または支持体の傷を被覆す
ることを目的とした導電層を設けてもよい。この導電層
はカーボンブラックや金属粒子などの導電性粒子をバイ
ンダー樹脂に分散させて形成することができる。導電層
の膜厚は、好ましくは5〜40μm、より好ましくは1
0〜30μmが適当である。なお、干渉縞防止はシリン
ダーの切削やアルマイト処理などでも行うことができ
る。
【0034】支持体または導電層の上に、接着機能およ
びバリアー機能を有する中間層を設けてもよい。中間層
の材料としては、ポリアミド、ポリビニルアルコール、
ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、
ポリウレタンおよびポリエーテルウレタンなどが挙げら
れる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。中間
層の膜厚は、好ましくは0.05〜5μm、より好まし
くは0.3〜1μmが適当である。シリンダーに直接ア
ルマイト処理したり、ゾルゲル法による導電性膜をつけ
ている場合などは中間層を使用しなくても構わない。
【0035】支持体、導電層または中間層の上には電荷
発生層が形成される。本発明に用いられる電荷発生材料
としてはセレン−テルル、ピリリウムおよびチアピリリ
ウム系の各染料、フタロシアニン、アントアントロン、
ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジズア
ゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドンおよび非対称キ
ノシアニン系の各顔料が挙げられる。
【0036】機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷
発生材料を0.3〜4倍量のバインダー樹脂および溶剤
と共にホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動
ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルお
よび液衝突型高速分散機などの方法でよく分散した。分
散液を塗布、乾燥することによって形成される。但し、
電荷発生材料の特性によってはバインダー樹脂を電荷発
生材料の分散後投入したり、バインダー樹脂を使用しな
いことも可能である。電荷発生層の膜厚は、好ましくは
5μm以下、より好ましくは0.1〜2μmが適当であ
る。
【0037】電荷輸送層は主として、電荷輸送材料とバ
インダー樹脂、電荷輸送層が表面層である場合はさらに
式(1)で示されるジオルガノポリシロキサンとを溶剤
中に溶解し、さらにフッ素樹脂粉体を分散することによ
り得られた塗料を塗工、乾燥することによって形成す
る。用いられる電荷輸送材料としては、トリアリールア
ミン系化合物、ヒドラジン系化合物、スチルベン系化合
物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリ
アリルメタン系化合物およびチアゾール系化合物が挙げ
られる。
【0038】電荷輸送層に用いるバインダー樹脂の例と
しては、熱可塑性バインダー樹脂および硬化性バインダ
ー樹脂が挙げられ、具体的にはフェノキシ樹脂、ポリア
クリルアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリア
リレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、メタクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリウレタン樹脂あるいはこれらの樹脂の
繰り返し単位のうち2つ以上を含む共重合体、例えばス
チレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリロニ
トリルコポリマー、スチレン−マレイン酸コポリマーな
どを挙げることができる。また、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリビニルアントラセンおよびポリビニルビ
レンなどの有機光導電性ポリマーからも選択できる。
【0039】これらのうちポリアリレート樹脂およびポ
リカーボネート樹脂は、式(1)で示されるジオルガノ
ポリシロキサンとフッ素樹脂とのなじみがよく、良好な
塗工液を作成することができるので好ましい。ポリアリ
レート樹脂およびポリカーボネート樹脂は下記式(4)
および(5)で示される構成単位を有する。
【外11】
【0040】(式中、X1は炭素原子または単結合(こ
の際のR14およびR15は無し)を示し、R10〜R13は水
素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル
基または置換もしくは無置換のアリール基を示し、R14
およびR15は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無
置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基ま
たはR14およびR15が結合することによって置換もしく
は無置換のアルキリデン基を形成するのに必要な基を示
す。R16〜R19は水素原子、ハロゲン原子、置換もしく
は無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリ
ール基を示す。)
【外12】
【0041】(式中、X2は炭素原子または単結合(こ
の際のR24およびR25は無し)を示し、R20〜R23は、
水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基または置換もしくは無置換のアリール基を示し、R
24およびR25は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基
またはR24およびR25が結合することによって置換もし
くは無置換のアルキリデン基を形成するに必要な基を示
す。式(4)および(5)中、ハロゲン原子としては、
フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などが挙げら
れ、アルキル基としては、メチル基、エチル基およびプ
ロピル基などが挙げられ、アリール基としては、フェニ
ル基およびナフチル基などが挙げられ、アルキリデン基
としてはシクロヘキシリデン基などが挙げられる。
【0042】これらの基が有してもよい置換基として
は、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロ
ゲン原子、メチル基、エチル基およびプロピル基などの
アルキル基、およびフェニル基などのアリール基などが
挙げられる。
【0043】以下に、ポリアリレート樹脂が有する構成
単位の好ましい例を示すが、これらに限られるものでは
ない。
【0044】これらの中では、(4−1)、(4−
2)、(4−6)、(4−9)、(4−11)、(4−
13)、(4−15)、(4−22)および(4−2
3)が好ましく、特には、(4−2)、(4−13)、
(4−15)および(4−23)が好ましい。
【0045】また、これらの構成単位を有する樹脂は、
これらの構成単位を単独で有するものでも、2種以上有
する共重合体であってもよい。
【外13】
【0046】
【外14】
【0047】
【外15】
【0048】
【外16】
【0049】次に、ポリカーボネート樹脂が有する構成
単位の好ましい例を示すが、これらに限られるものでは
ない。
【0050】これらの中では、(5−1)、(5−
3)、(5−4)、(5−7)、(5−10)、(5−
12)、(5−15)、(5−16)および(5−1
7)が好ましく、特には、(5−1)、(5−3)、
(5−4)および(5−17)が好ましい。
【0051】また、これらの構成単位を有する樹脂は、
これらの構成単位を単独で有するものでも、2種以上有
する共重合体であってもよい。
【外17】
【0052】
【外18】
【0053】
【外19】
【0054】電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜50
μm、より好ましくは10〜30μmである。電荷輸送
材料とバインダー樹脂との質量比は5:1〜1:5、好
ましくは3:1〜1:3程度である。なお、塗布する方
法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、スピナー塗布、
ブレード塗布およびロール塗布法などが挙げられる。
【0055】式(1)で示されるジオルガノポリシロキ
サンは、フッ素樹脂粒子およびバインダー樹脂とを混合
し、あらかじめ分散することが好ましい。ジオルガノポ
リシロキサンの含有量は、フッ素樹脂粒子100質量部
に対して0.1〜30質量部であることが好ましく、特
に好ましくは3〜25質量部である。含有量が少な過ぎ
ると本発明の効果が得られにくくなり、多過ぎるとキャ
リアのトラップの原因となり、電位変動が生じ易くな
る。
【0056】フッ素樹脂粒子の含有量は、バインダー樹
脂100質量部に対して0.5〜20質量部が好まし
い。0.5質量部未満では効果が少なく、25質量部を
超えると光の透過性が著しく減少し、電子写真特性に著
しい悪影響を及ぼし易い。
【0057】色素、顔料および有機電荷輸送材料など
は、一般に紫外線、オゾンおよびオイルなどによる汚れ
や金属などに弱いため、本発明においては、必要に応じ
て保護層を設けてもよい。本発明で用いることができる
保護層は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、
スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル
酸コポリマーおよびスチレン−アクリロニトリルコポリ
マーなどのバインダー樹脂、フッ素樹脂粒子および式
(1)で示されるジオルガノシロキサンを含有する溶液
を感光層の上に塗布、乾燥することによって形成する。
また、バインダー樹脂として縮合系モノマーや不飽和基
を持つラジカル重合系モノマーを用いた場合は、塗布
後、熱や紫外線などのエネルギー光を当てて硬化、形成
してもよい。また、必要に応じて、金属や導電性金属酸
化物などの導電性粒子や電荷輸送材料などをさらに含有
させてもよい。
【0058】保護層の膜厚は、0.05〜20μmであ
ることが好ましい。保護層は、電荷輸送層よりも薄膜に
することが可能であるため、フッ素樹脂粒子およびジオ
ルガノポリシロキサンの量を増加させることが可能であ
る。具体的には、ジオルガノポリシロキサンは、フッ素
樹脂粒子100質量部に対して100質量部まで好まし
く用いられ、フッ素樹脂粒子は、バインダー樹脂100
質量部に対して50質量部まで好ましく用いられる。
【0059】フッ素樹脂粒子としては、四フッ化エチレ
ン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチレン
六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、
フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂お
よびこれらの共重合樹脂などの粒子が挙げられる。これ
らの中では、特に四フッ化エチレン樹脂(テトラフルオ
ロエチレン)が電子写真特性的に好ましい。
【0060】フッ素樹脂粒子の分散にはホモジナイザ
ー、ラインミキサー、ウルトラディスパーサー、ホモミ
キサー、液衝突型高速分散機および超音波分散機などの
各種乳化機や分散機、ミキサーなどの混合装置が使用で
きる。
【0061】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図1において、1はドラム状の本発明の電子写真
感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で
回転駆動される。感光体1は、回転過程において、一次
帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位の均
一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービーム
走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0062】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、転
写手段6により順次転写されていく。
【0063】像転写を受けた転写材7は、感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。像転写後の感光体1の表面は、クリーニング
手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化
され、さらに前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。なお、図のように、一次帯電手段3が帯電ローラー
などを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ず
しも必要ではない。
【0064】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手
段9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカー
トリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカ
ートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの
電子写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。
例えば、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニン
グ手段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持
してカートリッジ化して、装置本体のレール12などの
案内手段をも用いて装置本体に着脱可能なプロセスカー
トリッジ11とすることができる。
【0065】また、露光光4は、電子写真装置が複写機
やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、こ
の信号に従って行われるレーザービームの走査、LED
アレイの駆動および液晶シャッターアレイの駆動などに
より照射される光である。
【0066】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンターお
よびレーザー製版などの電子写真応用分野にも広く用い
ることができる。
【0067】以下実施例に従って説明する。なお、
「部」とあるのは質量部を意味する。
【0068】まず、本発明で用いるジオルガノポリシロ
キサンは、以下の例のごとく合成することが可能であ
る。以下に合成例を示す。
【0069】(合成例1)フラスコに、下記式
【外20】
【0070】で表わされるポリシロキサン3.23g、
塩化白金酸20ppm(5%イソプロピルアルコール溶
液)、
【外21】
【0071】で示されるアリル官能ポリスチレン18.
9g、およびm−キシレンヘキサフルオライド80gを
混合し、徐々に加熱した。さらに、80?で6時間反応
を続けた。次いで、140?の条件下で20Torrま
で減圧して、溶媒や低沸点成分を除去した。この様にし
て得られた反応生成物を、29Si−NMR、13C−NM
RおよびFT−IRにより分析したところ、次式で示さ
れるジオルガノポリシロキサン(以下、P1とする)で
あることが判明した。
【外22】
【0072】(合成例2)アリル官能ポリスチレンとし
【外23】
【0073】で示されるものを13.4g用いた以外は
合成例1と同様にして次式で示されるジオルガノポリシ
ロキサン(以下、P2とする)を得た。
【外24】
【0074】
【実施例】(実施例1)直径30mm、長さ357.5
mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし、以下の材
料より構成される塗料を支持体上に浸漬塗布法で塗布
し、140?で30分間硬化させ、膜厚15μmの導電
層を形成した。
【外25】
【0075】次に、導電層上にN−メトキシメチル化ナ
イロン3部および共重合ナイロン3部をメタノール65
部/n−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を
浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによって、膜厚0.
5μmの中間層を形成した。
【0076】次に、CuK癈チ製X線回折におけるブラ
ック角(2雎0.2)の9.0ー、14.2ー、23.9
ーおよび27.1ーに強いピークを有するオキシチタニウ
ムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラール(商品
名:エスレックBM2、積水化学製)2部およびシクロ
ヘキサノン60部を直径1mmガラスビーズを用いたサ
ンドミル装置で4時間分散した後、エチルアセテート1
00部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを
浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによって、膜厚0.
3μmの電荷発生層を形成した。
【0077】次に、電荷輸送層を形成するために、電荷
輸送層用の塗料を調製した。まず、ポリアリレート樹脂
として構成単位例4−2の樹脂10部{粘度平均分子量
(以下Mvと略す)45,000}をクロロベンゼン1
00部に溶解し、テトラフルオロエチレン樹脂粒子(ダ
イキン工業株式会社製、商品名:ルブロンL−2、一次
粒子径0.3μm、二次粒子径5μm)10部と、合成
例1で得られたジオルガノポリシロキサン(P1)2部
を添加してよく振り混ぜた。この混合物を、液衝突型分
散機を用い2回分散することによってフッ素樹脂粒子分
散液を調製した。
【0078】次に、上記ポリアリレート樹脂、下記式で
示されるアミン化合物AおよびB
【外26】
【0079】を最終質量比率でポリアリレート樹脂1
0、アミン化合物A9、アミン化合物B1、テトラフル
オロエチレン1、ジオルガノポリシロキサン0.2、溶
剤80になるようにフッ素樹脂粒子分散液にポリアリレ
ート樹脂、アミン化合物AおよびBおよび溶剤を添加し
た。なお、溶剤は最終質量比率でモノクロロベンゼン:
ジクロロメタンが1:1になるように調製した。この塗
料を浸漬塗布法で塗布し、130?で1時間乾燥するこ
とによって、膜厚30μmの電荷輸送層を形成した。
【0080】次に、評価について説明する。装置は、キ
ヤノン製GP211複写機(毎分21枚機)の改造機を
用いた。改造は高圧電源基板に対して行い、電子写真感
光体が回転している間、一次帯電が出力する様にした。
また、クリーニングブレードを改造し、電子写真感光体
に接する部分の圧力を通常の製品の30%増しとした。
試験は、23?で湿度50%RHの環境下で、コピーし
た後一旦停止してからすぐコピーを開始するモードで画
像全面にカブリが生じるまで繰り返し画像形成した。画
像はA4、印字率5%の文字パターンとした。
【0081】さらに、初期と30,000枚耐久後に表
面電位を測定し、明部電位の差(トV1)を調べた。な
お、{(30,000枚耐久後の明部電位の絶対値)−
(初期の明部電位の絶対値)}の値をもってトV1とす
る。また、光量は初期明部電位が−200Vになる様に
設定した。さらに、初期、耐久終了時に感光体表面と純
水との接触角を調べた。これらの結果を表1に示す。
【0082】(実施例2〜6)電荷輸送層のバインダー
樹脂として、構成単位例4−1のポリアリレート樹脂
(Mv=44,000)、構成単位例4−2と構成単位
例4−23をモル比で7:3の割合で有する共重合ポリ
アリレート樹脂(Mv=60,000)、構成単位例5
−4のポリカーボネート樹脂(Mv=42,000)、
構成単位例5−3のポリカーボネート樹脂(Mv=4
0,000)、および構成単位例5−3と構成単位例5
−16の構造をモル比で1:1の割合で有する共重合ポ
リカーボネート(Mv=43,000)を用いた以外
は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、評
価した。結果を表1に示す。
【0083】(実施例7〜12)ジオルガノポリシロキ
サンとして、合成例2で得られたジオルガノポリシロキ
サン(P2)を用いた以外は、実施例1〜6と同様にし
て電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表1に示
す。
【0084】
【表1】
【0085】(実施例13)実施例1と同様にして電荷
発生層まで作成した後、以下のようにして電荷輸送層を
作成した。
【0086】すなわち、構成単位例5−3のポリカーボ
ネート樹脂10部(Mv=40,000)とアミン化合
物Bの8部をクロロベンゼン40部/ジクロロメタン4
0部の混合溶媒に溶解した塗料を浸漬塗布法で塗布し、
130?で1時間乾燥することによって、膜厚20μm
の電荷輸送層を形成した。
【0087】さらに、以下の手順で、保護層を形成し
た。
【0088】まず、平均粒径0.02μmのアンチモン
含有酸化スズ微粒子(三菱マテリアル(株)製、商品
名:T1)100部、(3,3,3−トリフルオロプロ
ピル)トリメトキシシラン(信越化学製)30部および
95%エタノール水溶液300部を混合した溶液を、ミ
リング装置で1時間分散した溶液を濾過し、エタノール
で洗浄後に乾燥し、120?で1時間加熱処理すること
により酸化スズ微粒子表面を処理した。
【0089】次に、以下のアクリルモノマー25部、2
−メチルチオキサントン0.5部、前記の表面処理済み
酸化スズ粒子35部およびトルエン300部を混合して
サンドミル装置で96時間分散した分散液に、テトラフ
ルオロエチレン樹脂粒子(ダイキン工業株式会社製、商
品名:ルブロンL−2、一次粒子径0.3μm、二次粒
子径5μm)25部および合成例2で得られたジオルガ
ノポリシロキサン(P 2)10部を混合して再びサンド
ミル装置で8時間分散した。このフッ素樹脂粒子分散液
をスプレー塗布後、乾燥し、高圧水銀灯にて800mW
/cm2の光強度で15秒間紫外線を照射することによ
って、4μm厚の保護層を形成した。
【0090】得られた電子写真感光体を実施例1と同様
に評価した。結果を表2に示す。
【外27】
【0091】(実施例14)実施例13と同様に電荷輸
送層まで作成した後、以下のようにして保護層を形成し
た。
【0092】まず、構成単位例5−3のポリカーボネー
ト樹脂35部(Mv=89,000)をクロロベンゼン
100部に溶解し、テトラフルオロエチレン樹脂粒子
(ダイキン工業株式会社製、商品名:ルブロンL−2、
一次粒子0.3μm、二次粒子径5μm)5部、合成例
2で得られたジオルガノポリシロキサン(P2)2部を
添加してよく振り混ぜた。この混合物を液衝突型分散機
を用い、2回分散することによってフッ素樹脂粒子分散
液を調製した。
【0093】次いで構成単位例5−3のポリカーボネー
ト樹脂、アミン化合物Bおよび溶剤を添加し、最終質量
比率でポリカーボネート樹脂2、アミン化合物B1、テ
トラフルオロエチレン1、溶剤100になるようにフッ
素樹脂粒子分散液にポリカーボネート樹脂、アミン化合
物Bおよび溶剤を添加した。なお、溶剤は最終質量比率
でモノクロロベンゼンとジクロロメタンが1:0.4に
なるように調製した。この塗料をスプレー法で塗布し、
130?で1時間乾燥することによって、膜厚6μmの
保護層を形成した。
【0094】得られた電子写真感光体を実施例1と同様
にして評価した。結果を表2に示す。
【0095】
【表2】
【0096】また、実施例1〜14で調整した表面層用
塗工液は、1時間放置した後でもフッ素樹脂粒子の凝
集、沈降は発生せず良好な分散液であった。
【0097】(比較例1)ジオルガノポリシロキサンの
代わりに、フッ素成分がグラフトしたポリメタクリル酸
メチル(商品名:アロンGF300、東亜合成製)を1
部用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表3に示す。
【0098】(比較例2)ジオルガノポリシロキサンの
代わりに、フッ素成分がグラフトしたポリメタクリル酸
メチル(商品名:アロンGF300、東亜合成製)を1
部用いた以外は、実施例14と同様にして電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表3に示す。
【0099】(比較例3および4)テトラフルオロエチ
レン樹脂粒子とジオルガノポリシロキサンを用いなかっ
た以外は、実施例1および4と同様にして電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表3に示す。
【0100】(参考例1)ジオルガノポリシロキサンと
して、下記の化合物を用いた以外は、実施例1と同様に
して電子写真感光体を作成し評価した。結果を表3に示
す。
【外28】
【0101】
【表3】
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、耐久性
能に優れ、電子写真特性に弊害が生じず、かつ繰り返し
使用による明部電位の変動を抑えられ、さらに優れた表
面潤滑性を有する電子写真感光体、該電子写真感光体を
有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
    体において、該電子写真感光体の表面層が、下記式
    (1)で示されるジオルガノポリシロキサンを含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体。 【外1】 (式中、R1〜R6は置換もしくは無置換の炭化水素基を
    示し、Bはパーフルオロアルキル基を有する置換もしく
    は無置換の有機基を示し、少なくとも1つのDは末端が
    封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリ
    スチレン鎖を有する基を示し、E1およびE2はR1
    6、BおよびDから選択される基を示し、Xは0〜1
    000の整数を示し、YおよびZは1〜1000の整数
    を示す。)
  2. 【請求項2】 前記R1〜R6がメチル基またはフェニル
    基である請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記パーフルオロアルキル基を有する有
    機基が下記式(2) 【外2】 (式中、R7はアルキレン基またはアルキレンオキシア
    ルキレン基を示し、aは3以上の整数を示す。)で示さ
    れる請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記ポリスチレン鎖を有する基が下記式
    (3) 【外3】 (式中、R8およびR9は置換もしくは無置換のアルキル
    基または置換もしくは無置換のアリール基を示し、W1
    は炭化水素基を示し、W2は末端が封鎖された重合度3
    以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を示し、
    bは0または1を示す。)で示される請求項1〜3のい
    ずれかに記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記X+Y+Zが2〜2000である請
    求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体の表面層がさらにフッ素
    樹脂粒子を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の電
    子写真感光体。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体の表面層がさらにバイン
    ダー樹脂を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の電
    子写真感光体。
  8. 【請求項8】 バインダー樹脂がポリアリレート樹脂ま
    たはポリカーボネート樹脂である請求項7に記載の電子
    写真感光体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の電子写
    真感光体、および、帯電手段、現像手段およびクリーニ
    ング手段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段
    を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の電子
    写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写
    手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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