JP2001246311A - 複層塗膜形成法 - Google Patents

複層塗膜形成法

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JP2001246311A
JP2001246311A JP2000061310A JP2000061310A JP2001246311A JP 2001246311 A JP2001246311 A JP 2001246311A JP 2000061310 A JP2000061310 A JP 2000061310A JP 2000061310 A JP2000061310 A JP 2000061310A JP 2001246311 A JP2001246311 A JP 2001246311A
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coated
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Yasushi Nakao
泰志 中尾
Shigeru Nakamura
茂 中村
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車外板部などの被塗物に、第1着色ベ−ス
塗料、第2着色ベ−ス塗料及びクリヤ塗料を塗装して複
層塗膜を形成する方法に関する。 【構成】被塗物に第1着色ベ−ス塗料(A)を塗装し、
その塗膜のゲル分率が5〜95重量%になるように半硬
化させてから、第2着色ベ−ス塗料(B)を塗装し、そ
の塗膜を硬化させることなく、クリヤ塗料(C)を塗装
した後、加熱して上記3層塗膜を同時に硬化させること
を特徴とする複層塗膜形成法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車外板部などの
被塗物に、第1着色ベ−ス塗料、第2着色ベ−ス塗料及
びクリヤ塗料を塗装して複層塗膜を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車外板部などの被塗物に
上塗り複層塗膜を形成する方法として、例えば、第1着
色ベ−ス塗料、第2着色ベ−ス塗料及びクリヤ塗料をウ
エットオンウエットで塗装して、次いで加熱してこれら
の塗膜を同時に硬化せしめる3コ−ト1ベイク方式(3
C1B)、第1着色ベ−ス塗料及び第2着色ベ−ス塗料
を塗装後、加熱して両塗膜を完全硬化してからクリヤ塗
料を塗装し、再び加熱してクリヤ塗膜を硬化せしめる3
コ−ト2ベイク方式(3C2B)などは公知である。し
かしながら、3C1Bは、塗膜の加熱は1工程であるた
めに省エネであるが、クリヤ塗料を厚膜(40μm以
上)に塗装するとタレやすいという欠陥があり、3C2
Bは2回の加熱工程が必要になり、しかも第2着色ベ−
ス塗料塗膜とクリヤ塗料塗膜との層間付着性が十分でな
いなどの欠陥を有している。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記3C
1B及び3C2Bにおける欠陥を解消することであり、
その特徴は、3C1Bにおいて、第1着色ベ−ス塗料の
塗膜のゲル分率が5〜95重量%になるように硬化させ
た後に、第2着色ベース塗料を塗装することであって、
それによって目的が達成でき、本発明を完成した。
【0004】すなわち、本発明は、被塗物に第1着色ベ
−ス塗料(A)を塗装し、その塗膜のゲル分率が5〜9
5重量%になるように半硬化させてから、第2着色ベ−
ス塗料(B)を塗装し、その塗膜を硬化させることな
く、クリヤ塗料(C)を塗装した後、加熱して上記3層
塗膜を同時に硬化させることを特徴とする複層塗膜形成
法に関する。
【0005】以下、本発明の複層塗膜形成方法について
詳細に説明する。
【0006】被塗物は、特に制限されないが、自動車や
電気製品の外板部などが適している。自動車外板部とし
ては、例えば、乗用車、軽自動車、バス、トラックなど
のボンネットフ−ド、ル−フ、トランクリッド、フェン
ダ−、バンパ−及びドア外側などがあげられる。これら
の被塗物の材質は金属製又はプラスチック製である。
【0007】被塗物に第1着色ベ−ス塗料(A)を塗装
するに先立ち、これらの被塗物にカチオン電着塗料など
の下塗塗料及び中塗塗料などを塗装し、その塗膜を硬化
しておくことが好ましい。
【0008】第1着色ベ−ス塗料(A)は、第2着色ベ
−ス塗料(B)に先立ち、被塗物に塗装する塗料であっ
て、樹脂組成物、着色顔料を含む塗料であって、ソリッ
ドカラ−塗料、メタリック塗料及び干渉模様塗料などが
包含され、その形態は有機溶剤系又は水系のいずれでも
適用することができる。
【0009】樹脂組成物は、水酸基、カルボキシル基、
エポキシ基などの官能基を有するアクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂などの基体樹脂と、これらの
官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、ブロック
ポリイソシアネ−ト化合物、カルボキシル基含有化合
物、エポキシ基含有化合物などの架橋剤とからなる熱硬
化性樹脂組成物が好適である。基体樹脂と物架橋剤との
比率は、該両成分の合計固形分重量を基準に、前者は5
0〜90%、特に60〜80%、後者は50〜10%、
特に40〜20%が適している。
【0010】着色顔料としてソリッドカラ−顔料、メタ
リック顔料及び干渉模様顔料などがあげられる。ソリッ
ドカラ−用顔料として、例えば、酸化チタン、亜鉛華、
カ−ボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッ
ド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブル−、コ
バルトブル−などの無機顔料;アゾ顔料、フタロシアニ
ン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン顔料、スレ
ン系顔料、ペリレン顔料などの有機顔料;メタリック用
顔料としてりん片状のアルミニウム、雲母状、酸化鉄な
ど;干渉模様顔料として雲母、金属酸化物で表面被覆し
た雲母などが包含される。これらの顔料は単独で、また
は2種以上併用することができる。これらの着色顔料の
配合量は目的とするソリッド調、メタリック感、干渉模
様によって任意に選択でき、制限は特にない。有機溶剤
としては上記の樹脂組成物及び着色顔料を混合分散でき
るものであればよく、炭化水素系、エステル系、エ−テ
ル系、アルコ−ル系及びケトン系などの通常の塗料用溶
剤が使用できる。
【0011】第1着色ベ−ス塗料(A)は、例えば、塗
装時固形分含有率を10〜50重量%、粘度を10〜3
0秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に調整し、硬化塗
膜で10〜40μmになるように、静電塗装、エアスプ
レ−、エアレススプレ−などにより被塗物に塗装するこ
とができる。
【0012】本発明では、被塗物に第1着色ベ−ス塗料
(A)を塗装し、その塗膜のゲル分率が5〜95重量
%、好ましくは20〜75重量%になるように硬化させ
てから、第2着色ベ−ス塗料(B)を塗装することが必
要である。第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜のゲル分率
が5重量%より低くなると第2着色ベース塗料(B)の
塗膜がタレやすくなり、一方、95重量%より高くなる
と第2着色ベース塗料(B)塗膜とクリヤ塗料(C)塗
膜との層間付着性などが低下するので、いずれも好まし
くない。
【0013】第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜のゲル分
率を上記した範囲内に含まれるように硬化せしめる方法
は、使用される樹脂組成物によって任意に選択できる。
例えば、熱硬化性組成物であれば約100〜170℃の
温度で適宜の時間加熱する、室温で硬化する樹脂組成物
であれば室温〜100℃以下の温度で適宜の時間放置す
る、重合性不飽和樹脂組成物を使用した塗料であれば活
性エネルギ−線を適宜照射することによって容易に行う
ことができる。
【0014】ゲル分率は、ブリキ板又はガラス板などに
第1着色ベース塗料(A)を硬化塗膜で20〜50μm
の膜厚になるように塗装し、目的とするゲル分率なるよ
うに上記した適宜の方法で硬化せしめてから、被塗物か
らその塗膜をカッタ−などで剥離し、それをアセトン入
れ、還流温度で3時間抽出を行ない、乾燥した後、(抽
出後の塗膜重量/抽出前の塗膜重量)×100により、
算出したものである。
【0015】第1着色ベース塗料(A)の塗膜をこのよ
うに半硬化せしめることにより、従来の3C1Bに比べ
て、第2着色ベース塗料(B)を硬化塗膜で30μm以
上の厚膜に塗装してもタレることななく、しかも3C2
Bに比べて加熱工程が少なくなったので省エネが実現で
き、しかも層間付着性が向上したなどの効果が得られ
る。
【0016】第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜をこのよ
うにして半硬化してなる塗膜面に、第2着色ベ−ス塗料
(B)を塗装する。
【0017】第2着色ベ−ス塗料(B)は、塗膜のゲル
分率を5〜95重量%、好ましくは20〜75重量%に
なるように硬化させた第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜
面に塗装する塗料であり、具体的には、樹脂組成物、着
色顔料を含む有機溶剤系のソリッドカラ−塗料、メタリ
ック塗料及び干渉模様塗料などを適用することができ
る。 この第2着色ベ−ス塗料(B)を塗装することに
よって、得られる複層塗膜の平滑性や鮮映性などを向上
することができる。
【0018】樹脂組成物は、水酸基、カルボキシル基、
エポキシ基などの官能基を有するアクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂などの基体樹脂と、これらの
官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、ブロック
ポリイソシアネ−ト化合物、カルボキシル基含有化合
物、エポキシ基含有化合物などの架橋剤とからなる熱硬
化性樹脂組成物が好適である。基体樹脂と物架橋剤との
比率は、該両成分の合計固形分重量を基準に、前者は5
0〜90%、特に60〜80%、後者は50〜10%、
特に40〜20%が適している。
【0019】着色顔料としてソリッドカラ−顔料、メタ
リック顔料及び干渉模様顔料などがあげられる。ソリッ
ドカラ−用顔料として、例えば、酸化チタン、亜鉛華、
カ−ボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッ
ド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブル−、コ
バルトブル−などの無機顔料;アゾ顔料、フタロシアニ
ン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン顔料、スレ
ン系顔料、ペリレン顔料などの有機顔料;メタリック用
顔料としてりん片状のアルミニウム、雲母状、酸化鉄な
ど;干渉模様顔料として雲母、金属酸化物で表面被覆し
た雲母などが包含される。これらの顔料は単独で、また
は2種以上併用することができる。これらの着色顔料の
配合量は目的とするソリッド調、メタリック感、干渉模
様によって任意に選択でき、制限は特にない。有機溶剤
としては上記の樹脂組成物及び着色顔料を混合分散でき
るものであればよく、炭化水素系、エステル系、エ−テ
ル系、アルコ−ル系及びケトン系などの通常の塗料用溶
剤が使用できる。
【0020】第2着色ベ−ス塗料(B)は、例えば、塗
装時固形分含有率を10〜50重量%、粘度を10〜3
0秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に調整し、硬化塗
膜で10〜40μmになるように、静電塗装、エアスプ
レ−、エアレススプレ−などにより第1着色ベース塗料
(A)の半硬化塗面に塗装することができる。本発明の
複層塗膜において、第2着色ベ−ス塗料(B)の塗膜自
体は、着色不透明又は着色透明、着色半透明のいずれで
も差し支えない。
【0021】第2着色ベ−ス塗料(B)を塗装し、その
塗膜を硬化させることなく(例えば、ゲル分率5重量%
以下)、この未硬化塗面にクリヤ塗料(C)を塗装す
る。
【0022】クリヤ塗料(C)は、樹脂組成物及び有機
溶剤を必須成分とし、さらに必要に応じて着色顔料を含
有させてなる無色透明又は有色透明の塗膜を形成する熱
硬化性塗料が好適に使用できる。 これらの樹脂組成
物、有機溶剤及び着色顔料などは、上記の第1着色ベ−
ス塗料(A)及び第2着色ベ−ス塗料(B)で例示した
ものが好適に使用できる。
【0023】クリヤ塗料(C)は、例えば、塗装時固形
分含有率を10〜60重量%、粘度を10〜40秒(フ
ォ−ドカップ#4/20℃)に調整し、硬化塗膜で20
〜60μmになるように、静電塗装、エアスプレ−、エ
アレススプレ−などにより未硬化の第2着色ベース塗料
(B)の未硬化塗面に塗装することができる。
【0024】本発明では、第1着色ベ−ス塗料(A)を
塗装した後、第2着色ベース塗料(B)を塗装する前
に、第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜のゲル分率が5〜
95重量%、好ましくは20〜75重量%になるように
硬化せしめることが必要である。第1着色ベ−ス塗料
(A)の塗膜のゲル分率が5重量%より低くなると第2
着色ベース塗料(B)の塗装塗膜がタレやすくなり、一
方、95重量%より高くなると第2着色ベース塗料
(B)塗膜との層間付着性などが低下するので、いずれ
も好ましくない。
【0025】上記のようにしてクリヤ塗料(C)を塗装
し、室温で1〜10分程度放置してから、100〜17
0℃で10〜40分加熱して、3層塗膜を同時に硬化さ
せることにより、本発明の目的とする複層塗膜が得られ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の特徴は、第2着色ベース塗料
(B)を塗装するにあたり、その被塗面である着色ベ−
ス塗料(A)の塗膜を、あらかじめゲル分率が5〜95
重量%になるように硬化させておくところにある。その
結果、第2着色ベース塗料(B)を30μm以上の厚膜
に塗装してもタレることがなく、しかも3層塗膜の層間
付着性、平滑性、鮮映性などが向上した。
【0027】
【実施例】以下に、本発明に関する実施例及び比較例に
ついて説明する。部及び%はいずれも重量部を基準にし
ており、塗膜の膜厚は硬化塗膜についてである。
【0028】1.試 料 (1)被塗物 鋼板(大きさ100×150×0.8mm)にカチオン
電着塗料(「エレクロン9800」関西ペイント(株)
製、商品名、ポリアミン変性エポキシ樹脂、ブロックポ
リイソシアネ−ト系)及び中塗塗料(「ル−ガベ−クT
P−37」関西ペイント(株)製、商品名、ポリエステ
ル樹脂、メラミン樹脂系有機溶剤型)を塗装し、それぞ
れ加熱硬化した。
【0029】(2)第1着色ベ−ス塗料(A) a):水酸基含有アクリル樹脂(数平均分子量1500
0、水酸基価50、酸価4)75部、メチル・ブチル混
合エ−テル化メラミン樹脂(「ユ−バン20SE」三井
東圧社製、商品名)25部(固形分)、チタン白顔料7
0部及びカ−ボンブラック1部を、酢酸エチル/トルエ
ン=50/50(重量比)からなる混合溶剤に混合分散
し、塗装時の固形分含有率を40%、粘度を30秒(フ
ォ−ドカップ#4/20℃)に調整した。
【0030】(3)第2着色ベース塗料(B) a):水酸基含有アクリル樹脂(数平均分子量1000
0、水酸基価100、酸価5)80部(固形分)及び
「ユ−バン20SE」20部(固形分)、チタン白顔料
30部及びカ−ボンブラック0.5部ををソルベッソ1
00/ソルベッソ150(いずれもコスモ石油社製、商
品名、芳香族炭化水素系溶剤)=50/50(重量比)
からなる混合溶剤に混合溶解し、塗装時固形分含有率4
0%、粘度20秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に調
整した。
【0031】(4)クリヤ−塗料(C) a):水酸基含有アクリル樹脂(数平均分子量1200
0、水酸基価110、酸価5)80部(固形分)及び
「ユ−バン20SE」20部(固形分)をソルベッソ1
00/ソルベッソ150=50/50(重量比)からな
る混合溶剤に混合溶解し、塗装時固形分含有率40%、
粘度20秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に調整し
た。
【0032】2.実施例及び比較例 実施例 1 被塗物に第1着色ベ−ス塗料(A)(a)を25μmの
膜厚に塗装し、室温で2分間放置してから、100℃で
15分間加熱して、第1着色ベ−ス塗料(A)の塗膜の
ゲル分率が60%になるように半硬化せしめた。つい
で、この半硬化せしめた塗面に第2着色ベース塗料
(B)(a)を35μmの膜厚に塗装し、室温で2分間
放置してから、クリヤ−塗料(C)a)を30μmの膜
厚に塗装した後、140℃で30分間加熱して、この3
層塗膜を同時に硬化せしめた。得られた複層塗膜の性能
試験を行なった結果、厚膜塗装性は良好、層間付着性は
良好、仕上がり外観は良好であった。
【0033】比較例 1 被塗物に第1着色ベ−ス塗料(A)(a)を25μmの
膜厚に塗装し、室温で2分間放置してから、第2着色ベ
ース塗料(B)(a)を35μmの膜厚に塗装し、室温
で2分間放置してから、クリヤ−塗料(C)a)を30
μmの膜厚に塗装した後、140℃で30分間加熱し
て、この3層塗膜を同時に硬化せしめた。得られた複層
塗膜の性能試験を行なった結果、厚膜塗装性は不良、層
間付着性は不良、仕上がり外観は不良であった。
【0034】性能試験方法は下記のとおりである。
【0035】厚膜塗装性:第1着色ベース塗料(A)の
塗面(未硬化又は半硬化)に第2着色ベース塗料(B)
を膜厚30μmに塗装し、140℃で30分間加熱して
硬化してなる塗膜面を観察した結果であり、第2着色ベ
ース塗料(B)のタレなどが発生していないものを良
好、タレなどが発生しているものを不良とした。
【0036】層間付着性:得られた複層塗膜を素地に達
するようにカッタナイフで切り込み線を入れて1mm×
1mmのゴバン目を100個作り、その塗面に粘着セロ
ハンテ−プを貼着し、それを急激に剥離した跡に残って
いるゴバン目塗膜を観察した。第1着色ベース塗膜と第
2着色ベース塗膜との層間に塗膜の剥離が全く認められ
ないものを良好、ゴバン目塗膜が1個以上剥離したもの
を不良とした。
【0037】仕上り外観:得られた複層塗膜の表面面を
目視で評価した。鮮映性及び平滑性がすぐれているもの
を良好、これらが劣るものを不良とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗物に第1着色ベ−ス塗料(A)を塗装
    し、その塗膜のゲル分率が5〜95重量%になるように
    半硬化させてから、第2着色ベ−ス塗料(B)を塗装
    し、その塗膜を硬化させることなく、クリヤ塗料(C)
    を塗装した後、加熱して上記3層塗膜を同時に硬化させ
    ることを特徴とする複層塗膜形成法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100391626C (zh) * 2002-05-31 2008-06-04 罗姆和哈斯公司 多层涂料组合物及其制备方法
JPWO2007074942A1 (ja) * 2005-12-29 2009-06-04 関西ペイント株式会社 複層塗膜形成方法

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JP2000000517A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Kansai Paint Co Ltd 複層塗膜補修塗装法

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