JP2001245943A - 複合マッサージ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来公知のマッサージ機では、機械的機
構によるものと圧気式のものとは別製品であった為、そ
れぞれが持つ特性以上の施療乃至複合施療効果を得るこ
とができなかった。 【解決手段】 椅子型基体１の背凭れ部１ｂに上下に移
動可能な施療子２を備えた施療機構６を配設すると共
に、該施療機構６の配設位置以外の部位に空気の給排に
より膨縮する空気袋３・３’・５ａ・５ａの任意数を適
宜に配置して、施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或
いは個別に行い得るよう構成し、適宜の空気袋３・３’
・５ａ・５ａに圧縮された空気を供給、排出させて膨縮
自在とすることで、機械的な施療機構６とエアー式機構
の特性を複合した作用効果が発揮可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機本体
に膨縮自在な空気袋を備えたエアー式施療機構と機械式
施療機構とを設け、エアー式施療機構と機械式施療機構
を単独或いは同時に選択作動させる事で、施療部位にこ
れら双方による施療効果を付与できるようにした複合マ
ッサージ機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、着座姿勢で人体の背部のマッ
サージ乃至は按摩効果を得る目的のマッサージ機又は按
摩機と呼ばれる椅子型のマッサージ機器は、市場に広く
出回っている。

【０００３】そしてその機構は、椅子型基体の背凭れ部
に設けられたロールや揉み球等の施療子が上下に往復動
するようにすると共に、該施療子を反復揺動作動或いは
反復上下作動するよう構成して、肩や背中を機械的に打
撃施療或いは揉み施療を施すようにするものや、その背
凭れ部や座部或いは足載台に複数の空気袋を配設し、該
空気袋に順次圧気を給排する事で押圧施療や圧迫施療を
施すようにしたものであった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】而して、前者、即ち機
械的動作によるものは、皮膚に対する摩擦や刺激が大き
いという事から、婦女子や高齢者には使用上の抵抗が多
く、又、後者のエアー式動作によるものは、その収縮性
と適度な面刺激によって、利用者に柔和感が得られるも
のの、施療子の打撃や揺動による施療効果が劣るという
課題があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする手段】本発明は、上記実状に
鑑みて成されたものであり、機械的機構の持つ特質と、
エアー式機構の優越性を合成して一台のマッサージ機を
構成したことにより、それぞれの特性が複合された施療
効果を高めることに成功したものである。

【０００６】すなわち本発明の複合マッサージ機は、椅
子型基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療子を備えた
施療機構を配設すると共に、該施療機構の配設位置以外
の部位に空気の給排により膨縮する空気袋の任意数を配
置して成り、施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或い
は個別に行い得る手段を用いたものである。

【０００７】また本発明の複合マッサージ機は、椅子型
基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療子を備えた施療
機構を配設すると共に、座部に空気の給排により膨縮す
る空気袋の任意数を配置して成り、施療機構の駆動と空
気袋の膨縮を同時或いは個別に行い得る手段を用いたも
のである。

【０００８】更に本発明の複合マッサージ機は、椅子型
基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療子を備えた施療
機構を配設すると共に、足載台に空気の給排により膨縮
する空気袋の任意数を配置して成り、施療機構の駆動と
空気袋の膨縮を同時或いは個別に行い得る手段を用いた
ものである。

【０００９】更にまた本発明の複合マッサージ機は、椅
子型基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療機構を配設
すると共に、該施療機構の左右に空気の給排により膨縮
する空気袋の任意数を配置して成り、施療機構の駆動と
空気袋の膨縮を同時或いは個別に行い得る手段を用いた
ものである。

【００１０】更に本発明の複合マッサージ機は、椅子型
基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療子を備えた施療
機構を、施療子に反復揺動させる機能と反復上下させる
機能及び前後に反復出没させる機能と振動させる機能の
各機能を適宜に組合せた施療機構であり、施療目的に応
じた適宜の施療機構を配設できるという手段を用いたも
のである。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複合マッサー
ジ機を、図面に示す一実施の形態に従って更に詳細に説
明する。

【００１２】図１の実施例に示した椅子型基体１は、座
部１ａと該座部１ａに対し傾斜角度調整自在に取り付け
られた背凭れ部１ｂと、該座部１ａの前面１ｃに出没自
在に配備された足載台５と、座部１ａの左右両側に立設
された肘掛部とで構成している。

【００１３】前記椅子型基体１の背凭れ部１ｂには、そ
の中央部に上下に移動可能な一対の施療子２を備えた施
療機構６が配設されている。

【００１４】また、前記施療機構６の配設位置以外の部
位には、空気の給排により膨縮する任意数の空気袋３が
適宜に配設されるものである。

【００１５】前記施療機構６は、前述したように椅子型
基体１の背凭れ部１ｂ中央で一対の施療子２を上下に移
動可能に配設されたものであり、該施療機構６は、図示
していないが駆動部を備えて施療子２を移動駆動或いは
定位置駆動させ、一対の施療子２に反復揺動や反復上下
及び反復出没や振動を行わせ、揉み施療や叩き施療及び
指圧施療や振動施療と、ローリング施療或いはこれらを
適宜に組合せた施療動作を行わせる事ができるようにし
ている。

【００１６】また図２は、前記施療機構６の一例を示す
ものであり、該実施例では、両側に内折縁６ａを備える
と共に、該施療機構６の長手方向の両端部に近い側板６
ｂにスプロケット軸７を軸支し、各軸７上に同一間隔を
保ってそれぞれ２個のスプロケット７ａを回転自在に対
設してなり、その一方の軸７を駆動軸としてベルト又は
チェーンＣ等、適宜な動力伝達手段を用いてモーターＭ
に接続したものを例示した。

【００１７】更に図２では、前記施療機構６の内部は上
記前後のスプロケット７ａ間に無端チェーン７ｂを環着
し、その長径上に施療子軸２ａを支持する支軸ブロック
２ｂと軸端ローラー２ｃを取り付けたものであり、図１
に示したように、前記背凭れ部１ｂに後述する空気袋３
を配設した場合には、チェーン７ｂ上に連繋される上記
二つの施療子軸２ａの取付け位置を少しくずらして不等
距離にすることにより、施療子２を停止した際に２個の
施療子２が共にチェーンの奥側にあるようにすれば、不
使用時の背板面に施療子２の突出が防止できて空気袋３
による揉捏乃至は按捏効果を得るのに好都合となる。

【００１８】図２で示した本発明で、上下に移動可能な
施療子２とは、上例のように無端チェーン７ｂにロール
軸２ａを固着し、該ロール軸２aに転動自在なロールを
設ける構造の他、非回転の施療子２としたもの、および
上記前後のスプロケット７ａに代えてチェーン又はロー
プ等を巻き付け可能としたドラムを配設し、この間に固
定された施療子２を、リミットスイッチ等によってドラ
ムを正逆に回転させることで施療子２を往復動させるよ
うにしたものの他、回転自在な螺子軸をモーターＭで正
逆回転するようにしたものも包含されるものである。

【００１９】一方、施療機構６の両側内折縁６ａの下方
には、上記軸端ローラー２ｃを転動自在に案内するレー
ル板６ｃが設けられており、該レール板６ｃの適宜な箇
所に山形部６ｄを隆成し、レール板６ｃ上を転動する軸
端ローラー２ｃを介して施療子軸２ａ及び施療子２を一
定高さ突入可能としたものであっても良い。但し、この
場合、上記山形部６ｄの直上に位置する内折縁６ａに
は、軸端ローラー２ｃの突出口６ｅを形成しておく必要
がある。

【００２０】尚、上記各部の空気袋３や施療機構６は原
則として、椅子型基体１の表生地（図示せず）によって
被覆・隠蔽されるものとし、又、上記施療子２並びに各
部の空気袋３・３’等の始動、停止、或いは強弱または
作動部位等の選択は、後述するリモコン操作により施療
者が坐位のままで簡単に行えるようにする。

【００２１】また、前記背凭れ部１ｂの空気袋３ａ・３
ｂ・３ｃは、実施例では背凭れ部１ｂの中央部分に配設
される前記施療機構６の両側における首部分と背中部分
と腰部分の両側に配設した例を示しており、各空気袋３
ａ・３ｂ・３ｃは、後述する給排気制御手段から供給さ
れる空気の給排により同時或いは個別に反復膨縮或いは
膨縮保持する事ができるようにしている。

【００２２】更に、前記座部１ａや前記足載台５にも、
空気の給排により同時或いは個別に反復膨縮或いは膨縮
保持する空気袋が任意に配設されるものであり、図１に
示す実施例では、前記座部１ａの尻部乃至股部に、複数
の空気袋３’が列設され、両側に凹部を形成するようＷ
字状形成された足載台５の各凹部内にも各々空気袋５ａ
・５ａが対設されたものを例示しており、これら各空気
袋３’及び空気袋５ａ・５ａにおいても、後述する給排
気制御手段から供給される空気の給排により同時或いは
個別に反復膨縮或いは膨縮保持する事ができるようにし
ている。

【００２３】前記給排気制御手段は、前記各空気袋３・
３’・５ａ・５ａに圧縮された空気を供給、排出する為
のものであり、例えば、図示していないが、座部１ａの
下方や適宜の空間部に既存のエアーコンプレッサー或い
はエアーポンプ等の空気供給源を設けて、空気供給源か
らの給排される空気を分配器や給排気ホース４を介して
各空気袋３・３’・５ａ・５ａに連通させて膨縮できる
ように接続している。

【００２４】すなわち背凭れ部１ｂに配設された各空気
袋３は、例えば最上段の左右の空気袋３ａ・３ａに同時
に給気して膨張させた後、内部圧気を排出して収縮可能
とし、次いで、次段の空気袋３ｂ・３ｂに圧気を給排し
て、この段の空気袋３ｂ・３ｂを同時に膨縮させるとい
うように順次下段の空気袋３ｃ・３ｃへと移行させるよ
うにし、また、座部１ａの空気袋３’や足載台５の各空
気袋５ａ・５ａは、必要に応じて任意に膨縮させるよう
にできるものである。

【００２５】この他、上記各空気袋３・３’・５ａ・５
ａに対する空気の配分方法は、上述した実施形態のもの
に限らず、配気順序は種々な組合わせが可能であり、施
療者はリモコン操作によってそれを任意に選択できるよ
うにする事ができるものである。

【００２６】例えば、図示していないが、肘掛部或いは
リモコン等に電源スイッチやマッサージ選択スイッチを
設けた操作盤を設けると共に、該操作盤に施療機構６の
一対の施療子２の反復揺動・反復上下・反復出没・振動
・上下移動を適宜に組合せた任意の施療動作と、各空気
袋３・３’・５ａ・５ａの空気配分や反復膨縮・膨縮保
持等の膨縮状態のデータを記憶させて制御する制御機構
を設ける事で、施療者の施療部位に変化のある施療を自
動的或いは手動で行わせる事ができる。

【００２７】従って、上記選択スイッチを任意に操作す
る事で、背部、腰部、尻部、股部、および下腿部の全体
施療や、各部位単独施療を選択的に可能にする事ができ
るものであり、このリモコン操作により、給排気制御手
段から供給される空気の給排を行わせる事により、各空
気袋３・３’・５ａ・５ａが反復膨縮して適宜の膨縮施
療を行わせる事ができると共に、指定の空気袋３を膨縮
保持させて、使用者の体形に合せた椅子としても使用で
きる。

【００２８】また、上記選択スイッチを任意に操作する
事で、給排気制御手段を作動させて、任意の空気袋３・
３’・５ａ・５ａを反復膨縮させた状態や膨縮保持させ
た状態で、前記施療機構６を作動させて施療子２を移動
駆動或いは定位置駆動する事により、相乗的な施療効果
や施療強度の調整を行わせる事ができ、また任意の施療
動作との組合せによる相乗的な施療が行える。

【００２９】以上のように構成された本発明を使用する
にあっては、電源スイッチを入れてリモコンのマッサー
ジ選択スイッチの、例えば空気袋３・３’・５ａ・５ａ
の全体マッサージボタンを押すと、首部マッサージ用の
空気袋３ａ、背部マッサージ用の空気袋３ｂ、腰部マッ
サージ用の空気袋３ｃ、尻部マッサージ用の空気袋
３’、股部マッサージ用の空気袋３’、足載台５の各空
気袋５ａ・５ａを順次膨張、収縮を繰り返し、背部、腰
部、尻部、股部、下腿部を順にエアーマッサージする事
ができる。

【００３０】また、マッサージ選択スイッチの、空気袋
３・３’・５ａ・５ａの全体変異マッサージボタンを押
すと、各空気袋３・３’・５ａ・５ａを個別や同時に変
異して膨張、収縮を繰り返し、背部、腰部、尻部、股
部、下腿部をアトランダムにエアーマッサージする事が
できる。

【００３１】更に、マッサージ選択スイッチの、空気袋
３・３’・５ａ・５ａの個別選択マッサージボタンを押
すと、例えば特定の空気袋５ａ・５ａに対してのみ分配
器の作用を介して圧縮空気を供給、排出して、下腿部だ
けを集中的にエアーマッサージすることができる。

【００３２】更にまた、マッサージ選択スイッチの、空
気袋３・３’・５ａ・５ａの記憶選択マッサージボタン
を押すと、例えば、予め施療者が記憶設定させている空
気袋３に対してのみ分配器の作用を介して圧縮空気を供
給或いは排出して膨縮状態を保持し、エアー給排を停止
させて通常の椅子としての使用や施療子２の当接設定が
行える。

【００３３】次に、上記空気袋３’・５ａ・５ａの作動
及び停止に拘らず、マッサージ選択スイッチの、例えば
施療機構６の刺激マッサージボタンを押すと、一対の施
療子２に反復揺動や反復上下及び反復出没や振動を行わ
せ、揉み施療や叩き施療及び指圧施療や振動施療或いは
これらを適宜に組合せた施療動作を定位置で行わせる事
ができる。

【００３４】また、上記空気袋３’・５ａ・５ａの作動
及び停止に拘らず、マッサージ選択スイッチの施療機構
６の移動刺激マッサージボタンを押すと、一対の施療子
２に反復揺動や反復上下及び反復出没や振動を行わせ、
揉み施療や叩き施療及び指圧施療や振動施療或いはこれ
らを適宜に組合せた施療動作を上下に移動しながら行わ
せる事ができると共に、一対の施療子２によるローリン
グ施療をも行う事ができる。

【００３５】更に前述したように、空気袋３・３’・５
ａ・５ａの記憶選択マッサージボタンを押して、予め施
療者が記憶設定させている空気袋３や空気袋３’或いは
空気袋５ａ・５ａの膨縮状態を保持した状態で、前記マ
ッサージ選択スイッチの施療機構６の刺激マッサージボ
タンや移動刺激マッサージボタンを任意に押すと、定位
置や上下に移動しながら、施療子２で揉み施療や叩き施
療及び指圧施療或いはこれらを適宜に組合せた施療動作
やローリング施療を施療者の好みに合せた刺激力（当接
力）に調整した状態で行わせる事ができる。

【００３６】

【発明の効果】よって、本発明の請求項１記載の複合マ
ッサージ機は、椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能
な施療子を備えた施療機構を配設すると共に、該施療機
構の配設位置以外の部位に空気の給排により膨縮する空
気袋の任意数を適宜に配置して、施療機構の駆動と空気
袋の膨縮を同時或いは個別に行い得る手段を用いたもの
である為、一台のマッサージ機で機械的機構の持つ特質
とエアー式機構の優越性を合成具備して任意に使用する
事ができ、また、それぞれの特性が複合されて施療効果
を高める事ができるマッサージ機を安価に提供できるも
のである。

【００３７】また本発明の請求項２記載の複合マッサー
ジ機は、椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療
子を備えた施療機構を配設すると共に、座部に空気の給
排により膨縮する空気袋の任意数を配置して成り、各施
療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或いは個別に行い得
る手段を用いたものである為、背部に対する機械的機構
の持つ特質による施療効果と座部に対するエアー式機構
の優越性を具備してこれらを任意に使用でき、マッサー
ジ効果を高める事ができる。

【００３８】更に本発明の請求項３記載の複合マッサー
ジ機は、椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療
子を備えた施療機構を配設すると共に、足載台に空気の
給排により膨縮する空気袋の任意数を配置して成り、各
施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或いは個別に行い
得る手段を用いたものである為、背部に対する機械的機
構の持つ特質による施療効果と足載台に対するエアー式
機構の優越性を具備してこれらを任意に使用して、マッ
サージ効果を高める事ができる。

【００３９】更にまた本発明の請求項４記載の複合マッ
サージ機は、椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能な
施療機構を配設すると共に、該施療機構の左右に空気の
給排により膨縮する空気袋の任意数を配置して成り、各
施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或いは個別に行い
得る手段を用いたものである為、空気袋で施療者の背部
両側から中央に脊髄を挟むようにしながら、背部に対す
る機械的機構の持つ特質による施療効果を任意に行わせ
る事ができ、マッサージ効果を与え、背骨まわりの血行
を促進させる機能を発揮する事ができるものである。

【００４０】更に本発明の複合マッサージ機は、椅子型
基体の背凭れ部に上下に移動可能な施療子を備えた施療
機構を、施療子に反復揺動させる機能と反復上下させる
機能及び前後に反復出没させる機能と振動させる機能の
各機能を適宜に組合せた施療機構であり、施療目的に応
じた適宜の施療機構を配設できるという手段を用いたも
のである為、施療子を移動駆動或いは定位置駆動させ、
一対の施療子に揉み施療や叩き施療及び指圧施療や振動
施療と、ローリング施療或いはこれらを適宜に組合せた
施療動作を任意に行わせる事ができると共に、座部や足
載台或いは背部に適宜に配設される空気袋の膨縮による
押圧施療をも任意に行わせる事ができ、全身に亘るマッ
サージ効果を得る事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】基台の表生地を除去した本発明の複合マッサー
ジ機の斜視図

【図２】摺擦機構部の一例を示す平面図

【図３】図２のＸ−Ｘ線断面図

【符号の説明】

１ 椅子型基体 １ａ 座部 １ｂ 背凭れ部 ２ 施療子 ３ 空気袋 ３’ 空気袋 ５ 足載台 ５ａ 空気袋 ６ 施療機構

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能
   な施療子を備えた施療機構を配設すると共に、該施療機
   構の配設位置以外の部位に空気の給排により膨縮する空
   気袋の任意数を配置して成り、施療機構の駆動と空気袋
   の膨縮を同時或いは個別に行い得るよう構成した事を特
   徴とする複合マッサージ機。
2. 【請求項２】 椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能
   な施療子を備えた施療機構を配設すると共に、座部に空
   気の給排により膨縮する空気袋の任意数を配置して成
   り、施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或いは個別に
   行い得るよう構成した事を特徴とする複合マッサージ
   機。
3. 【請求項３】 椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能
   な施療子を備えた施療機構を配設すると共に、足載台に
   空気の給排により膨縮する空気袋の任意数を配置して成
   り、施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或いは個別に
   行い得るよう構成した事を特徴とする複合マッサージ
   機。
4. 【請求項４】 椅子型基体の背凭れ部に上下に移動可能
   な施療子を備えた施療機構を配設すると共に、該施療機
   構の左右に空気の給排により膨縮する空気袋の任意数を
   配置して成り、施療機構の駆動と空気袋の膨縮を同時或
   いは個別に行い得るよう構成した事を特徴とする複合マ
   ッサージ機。
5. 【請求項５】 前記施療機構は、施療子に反復揺動させ
   る機能と反復上下させる機能及び前後に反復出没させる
   機能と振動させる機能の各機能を適宜に組合せて構成さ
   れた施療機構である事を特徴とする請求項１乃至請求項
   ４記載の複合マッサージ機。