JP2001245524A - 汎用コンバイン - Google Patents

汎用コンバイン

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JP2001245524A
JP2001245524A JP2000063461A JP2000063461A JP2001245524A JP 2001245524 A JP2001245524 A JP 2001245524A JP 2000063461 A JP2000063461 A JP 2000063461A JP 2000063461 A JP2000063461 A JP 2000063461A JP 2001245524 A JP2001245524 A JP 2001245524A
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JP
Japan
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switch
unit
reel
traveling
reaping
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Application number
JP2000063461A
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English (en)
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Yukio Murai
幸雄 村井
Kazuyuki Kotani
和行 小谷
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大豆などの高速刈作業であっても、掻込リール
の前後位置や回転速度調節が容易に行える汎用コンバイ
ンを提供すること。 【解決手段】機体2前方に刈取部8を配設し、機体2上
部に、走行装置1,1を操縦する操向用ハンドル91及び走
行用主変速レバー94を設けた操縦部9と、脱穀部5とを
設けた汎用コンバインAにおいて、前記走行用主変速レ
バー94に、刈取部8に関する複数の操作スイッチを集中
配置し、また、同操作スイッチは、少なくとも、刈取部
8に設けた掻込リール85の前後位置調整スイッチS4と、
同掻込リール85の回転速度調整用スイッチS5とからなる
こととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインに
関するものであり、詳しくは、同コンバインの刈取部の
操作を行う操作部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の汎用コンバインでは、機
体の前方に連結した掻込リールを昇降自在、かつ、前後
位置調節自在に構成し、穀物の種類やその生育状態に応
じた最適の掻込みが行えるようにしている。
【0003】そして、かかる掻込リールの操作は、操縦
部に配設した操作手段を介して行っている。
【0004】例えば、運転座席の直前方に操向用のステ
アリングホイルを配設した汎用コンバインにおいて、ス
テアリングホイルの左後側方、すなわち、運転座席の前
端部の左側方に走行用の主変速レバーを設け、同レバー
のグリップ上に刈取部全体の昇降スイッチや掻込リール
の上下位置調節スイッチを設けるとともに、前記ステア
リングホイルの右側にクロスレバー式の操作レバーを配
設し、同操作レバーの前後・左右への操作、あるいは、
操作レバーがステアリングホイルの側方へ突出したコラ
ム式の場合であれば上下・前後への操作に応じて、掻込
リールの前後位置調節や回転速度調節を行うようにした
ものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
ものは、操作性について未だ解決されていない課題が残
されていた。
【0006】すなわち、掻込リールの上下位置調節はス
テアリングホイルの左側に配置された主変速レバー上の
スイッチで行い、前後位置調節や回転調節はステアリン
グホイルの右側に配置されたクロスレバー式の操作レバ
ーで行うというように、掻込リールの調節手段が左右に
分離しているために、操作が容易とはいえなかった。す
なわち、走行中であればステアリングハンドルを左右の
手で持ち替えなければならなくなり、掻込リールの前後
位置、上下位置を迅速かつ的確に調節することは通常の
刈取作業であっても難しくなり、作業能率までも低下し
てしまうものであった。それが高速刈などを行っている
場合では、前記したクロスレバー式の操作では前後位置
調節や回転調節はほとんど不可能に近いものであった。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
る汎用コンバインを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前
記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドル
及び走行用主変速レバーを設けた操縦部と、前記刈取部
で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設けた汎
用コンバインにおいて、前記走行用主変速レバーに、刈
取部に関する複数の操作スイッチを集中配置した。
【0009】また、請求項2記載の本発明では、上記操
作スイッチは、少なくとも、刈取部に設けた掻込リール
の前後位置調整スイッチと、同掻込リールの回転速度調
整用スイッチとからなることとした。
【0010】また、請求項3記載の本発明では、上記操
作スイッチは、刈取部全体の昇降用スイッチと、刈取部
全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように
昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチと、刈取部
に設けた掻込リールの上下位置調整スイッチと、同掻込
リールの前後位置調整スイッチと、同掻込リールの回転
速度調整用スイッチと、からなることとした。
【0011】さらに、請求項4記載の本発明では、走行
用主変速レバーの上端にグリップを設け、同グリップの
機体進行側に面した前側部と運転座席側に面した一側部
に、それぞれスイッチ配設部を形成し、各配設部にスイ
ッチを分散配置した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、走行装置を具備する機
体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装
置を操縦する操向用ハンドル及び走行用主変速レバーを
設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を
脱穀する脱穀部とを設けた汎用コンバインにおいて、前
記走行用主変速レバーに、刈取部に関する複数の操作ス
イッチを集中配置したものである。
【0013】すなわち、一方の手(通常右手)で操向用
ハンドルを持ち、他方の手(通常左手)で主変速レバー
を操作しての運転しながらであっても、刈取部に配設し
た掻込リールの前後・上下位置調節やリールの回転速度
調節や、刈取部全体の昇降動作などを操作することがで
き、操作性が著しく向上する。
【0014】また、上記操作スイッチは、少なくとも、
刈取部に設けた掻込リールの前後位置調整スイッチと、
同掻込リールの回転速度調整用スイッチとすることがで
き、走行中であっても、掻込リールの前後位置、上下位
置を迅速かつ的確に調節することができるので、作業能
率が向上する。しかも、かかる構成であれば、例えば高
速刈作業の場合であっても掻込リールの前後位置調節や
回転調節を行える。
【0015】また、好ましくは、さらに、刈取部全体の
昇降用スイッチと、刈取部全体が適正な作業開始位置と
作業終了位置となるように昇降動作を自動的に制御する
刈取部自動制御スイッチと、刈取部に設けた掻込リール
の上下位置調整スイッチについても走行用主変速レバー
に一体的に集中配置するとよい。
【0016】これらのスイッチを備えておけば、刈取部
に関する制御を、主変速レバー上で略余すことなく行
え、主変速レバーの操作中に、いちいち手を持ち替えた
り、他の場所まで手を伸ばすなどして操作する必要がな
く、コンバインの操作性が向上する。
【0017】さらに、上記した各スイッチは、次のよう
にレイアウトすることができる。
【0018】すなわち、前記走行用主変速レバーの上端
に、握りやすく掌にフィットするグリップを設け、同グ
リップの機体進行側に面した前側部と、運転座席側に面
した一側部に、それぞれスイッチ配設部を形成し、各配
設部にスイッチを分散配置するものである。
【0019】グリップの前側面に形成した第1のスイッ
チ配設部は、グリップ本体の中途部に形成した前方張出
部の上面に形成することができ、かかる第1のスイッチ
配設部に、斜め上方へ2本のスイッチレバーを突設する
ことができる。そして、各レバーを、例えば、刈取部全
体と、掻込リールの昇降操作用にそれぞれ割り当てるこ
とができる。
【0020】他方、グリップの一側面に形成した第2の
スイッチ配設部は、左手親指で操作可能な範囲に形成さ
れることが望ましく、かかる第2のスイッチ配設部に
は、例えば、刈取部自動制御スイッチ、掻込リールの前
後位置調整スイッチ、同掻込リールの回転速度調整用ス
イッチを設けることができる。そして、これらの各スイ
ッチは、前・後方向へそれぞれ押し動作することで、押
し動作時間や押し込み量に応じた+−側への動作指令を
可能とし、かつ、操作終了後は自動的に中立復帰するシ
ーソータイプのスイッチとすることが望ましい。
【0021】あるいは、第2のスイッチ配設部に設けた
掻込リールの前後位置調整スイッチ、同掻込リールの回
転速度調整用スイッチを廃止して、これらのスイッチ機
能を第1のスイッチ配設部に設けた掻込リールの昇降操
作用のスイッチに付加することもできる。
【0022】例えば、掻込リールの昇降操作用のスイッ
チを、十字方向に操作可能とするとともに、スイッチを
引上げ可能とし、通常の状態で前後方向に操作するとリ
ールの高さ位置調節を行い、左右に調節すると回転速度
の調節ができるようにし、スイッチを引上げて前後に操
作すると、リールの前後位置調節を行えるようにするこ
とができる。
【0023】また、他の実施形態として、例えば、刈取
部自動制御スイッチを、刈取開始時に操作すれば刈取部
が適正な位置を取るようにした(掻込リールが上昇し、
刈取部としては下降する)セットスイッチと、刈取終了
後に操作すれば刈取部がそれに見合った適正な位置を取
るようにした(掻込リールが下降し、刈取部としては上
昇する)に分けることもできる。この場合、スイッチは
押しボタン式とすると操作が簡単に行える。
【0024】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、刈取部の操作、特に、掻込リールの前後調節や回転
速度調節を、主変速レバーから手を離すことなく行え、
作業能率を向上させることができる。
【0025】しかも、スイッチの配置が、人間工学的
に、自然な指の動作に合わせてあるので、操作性が良好
で、かつ、誤操作のおそれもない。
【0026】また、従来他所に配置されていたスイッチ
類についても主変速レバーに集中させることにより、ス
イッチレイアウトがシンプルとなり、操縦部のスイッチ
配設用の操作盤などをコンパクト化することができるの
で、操縦部内の居住性が向上し、また、乗降も簡便とな
る。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0028】(第1実施例)図1は本実施例にかかる汎
用コンバインの側面図、図2は同平面図、図3は刈取部
の説明図、図4は操縦部の説明図である。
【0029】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る汎用コンバインAは、左右のクローラ式走行装置1,1
を下部に設けて自走可能に構成した走行機体2の上部
に、同機体2の前進方向に向かって右側前部にキャビン
3を配設し、同キャビン3の後方に原動機部(図示せ
ず)及び穀粒蓄積用タンク4を配設するとともに、走行
機体2の左側には、円周外面にダブルピッチのスクリュ
ー板と適宜個数の扱歯とを植設した前後長手状の扱胴5a
などを内蔵した脱穀部5とを配設している。
【0030】そして、同脱穀部5の下方には、受け網や
シーブなどを備える揺動選別装置6と、唐箕71を具備
し、この唐箕71の送風による風選別装置7を配設してい
る。51は前記穀粒蓄積用タンク5内の穀粒を外部に排出
するための排出筒である。
【0031】また、走行機体2の前面に刈取部8を上下
揺動自在に取付けている。
【0032】同刈取部8は、前記脱穀部5の前部開口に
連通するフィーダハウス81と、同フィーダハウス81の前
端開口部に連通する矩形筒状の介装枠体82と、同介装枠
体82に着脱自在に取付けられるとともに、走行機体2の
全幅にわたって左右に延びたバケット状のプラットホー
ム83とを具備する刈取前処理装置8aを備えている。84は
同刈取前処理装置8aの昇降用アクチュエータとしての油
圧シリンダである。
【0033】さらに、同刈取部8は、図3に示すよう
に、前記プラットホーム83の前側上部に、走行機体2の
全幅にわたってタインバー85aを有し、かつ前転可能に
取付けた掻込リール85を備えている。85bは前記タイン
バー85aに、全幅方向に一定間隔で多数設けた掻込タイ
ン、85cは掻込リール駆動用チェーン、85dは同チェーン
85cのケースである。
【0034】また、前記プラットホーム83の下面側に
は、図2に示すように、左右長手状に伸延したバリカン
状の刈刃86を設けており、さらにプラットホーム83の底
板上方には、掻込オーガ87を架設している。
【0035】なお、上記した掻込リール85、刈刃86、掻
込オーガ87は、前記原動機部からの動力を伝達する伝導
軸などからなる伝導機構(図示せず)を介して回転駆動
される。
【0036】図2中、87a,87bは、掻込オーガ87の円周
面に、同オーガ87の軸方向中央部分を残して互いに反対
の旋回方向となるように設けられたスクリュー状掻板で
ある。また、87cは、スクリュー状掻板87a,87bが設けら
れていない前記オーガ87の軸方向中央部分に、円周の略
下面側で下向きに突出させ、路上面側で没するように出
没自在に設けられた掻込棒である。さらに、88は刈取前
処理装置8aの左右両端から前方へ突出させた分草体であ
る。
【0037】上記した刈取部8の構成により、掻込リー
ル85で後方に引き倒された穀稈を刈刃86で刈取り、そし
て、掻込オーガ87により集稈する。このとき、刈取られ
た穀稈は、掻込オーガ87に設けた前記スクリュー状掻板
87a,87bによりプラットホーム83上を横方向に送られ
て、掻込オーガ87の横方向中央部において掻込棒87cに
より掻きこまれ、前記フィーダハウス81の前端開口部に
おいて同フィーダハウス81内に設けたチェーンコンベヤ
81a(図3)に受け継がれて前記脱穀部5に搬送され
る。
【0038】ところで、前記掻込リール85は、図3に示
すように、穀稈の倒伏状態や生育状態に応じて、リール
昇降用油圧シリンダ89a及びリール前後調整用油圧シリ
ンダ89bにより、上下位置調節及び前後位置調節自在に
構成されている。
【0039】そして、掻込リール85の位置調節は、前記
調節用アクチュエータであるリール昇降用油圧シリンダ
89a及びリール前後調整用油圧シリンダ89bを介して、前
記キャビン3内に設けられた操縦部9おいて操作可能と
なっている。
【0040】なお、図3中、80は刈取部8の刈取り高さ
を自動調節するための接地型センサであり、支軸80aを
中心に下方へ回動して接地し、圃場の凹凸を検出するこ
とができるように構成されている。
【0041】操縦部9は、図4に示すように、前面にフ
ロントガラス31を備え、機体進行方向に対して右側面に
乗降ドア32を、左側にはガラス窓33を設けた平面視矩形
形状のキャビン3内に設けられている。3 2aは乗降ドア
32の取っ手である。
【0042】操縦部9は、その前部中央に操縦コラム90
を立設し、同コラム90の上面に前記クローラ式走行装置
1,1を操向するための操向ハンドルであるステアリング
ホイル91を回転自在及び前後チルト自在に取付け、操縦
コラム90の後方には運転座席92を配設している。このよ
うに、運転座席92の前方には操縦コラム90のみを配置し
ているために、前方視界を広く確保している。90aはス
テアリングホイル91のチルト用レバー、91aはステアリ
ングホイル91を片手で容易に操作できるようにホイルに
回転自在に取り付けた補助グリップである。
【0043】また、操縦コラム90の左側方に、前記ガラ
ス窓33に沿って操作盤93を配設するとともに、同操作盤
93上に走行用の主変速レバー94を前後シフト自在に立設
している。
【0044】同主変速レバー94の上端にはグリップ94a
を設けており、図5に示すように、同グリップ94aに、
刈取部8の各動作を行わせるスイッチ群Sを集中配置し
ている。
【0045】かかるスイッチ群Sが本発明の要部となる
ものであり、本実施例では、グリップ94aを掌で包むよ
うに握ることのできるな曲面から形成し、グリップ本体
の中途部に前方張出部を形成し、同前方張出部の上面に
第1のスイッチ配設部95aを形成するとともに、グリッ
プ本体の右側面(運転座席92側の面)に第2のスイッチ
配設部95bを形成している。
【0046】そして、第1のスイッチ配設部95aに、刈
取部8に設けた掻込リール85の上下位置調整用スイッチ
レバーS1と刈取部8全体の昇降スイッチレバーS2とを、
斜め前上方へ、ツノ状に平行に突設している。スイッチ
レバーS1,S2は上下傾動自在としており、スイッチレバ
ーS1を上下動操作することにより、掻込リール85を昇降
させて上下位置を調節することができ、昇降スイッチレ
バーS2を上下動操作することにより、刈取部8を昇降さ
せて上下移動させることができる。
【0047】また、第2のスイッチ配設部95bは、左手
親指で操作可能な範囲に形成しており、かかる第2のス
イッチ配設部95bに、刈取部8全体が適正な刈取作業開
始位置(セット)と刈取作業終了位置(リフト)を取る
ように自動制御する刈取部自動制御スイッチS3と、前記
掻込リール85の前後位置を調節する前後位置調整スイッ
チS4と、同掻込リール85の回転速度を調節する回転速度
調整用スイッチS5とを、上から順に縦方向に並設してい
る。
【0048】これらの各スイッチS3,S4,S5は、図5に示
すように、前・後方向へそれぞれ押し動作することで操
作するもので、操作終了後は自動的に中立復帰するシー
ソータイプのスイッチとしている。また、前記前後位置
調整スイッチS4と回転速度調整用スイッチS5について
は、押し動作時間や押し込み量に応じたレベルで+−側
への動作指令を可能としている。
【0049】すなわち、刈取部自動制御スイッチS3は、
前方へ押すと刈取部8が刈取作業開始位置にセットさ
れ、後方へ押すとリフトして刈取作業終了位置に戻る。
【0050】他方、前後位置調整スイッチS4は、前方へ
押すと押した量に応じて掻込リール85が前方へ移動し、
後方へ押すと同様に後方へ移動する。また、回転速度調
整用スイッチS5を前方へ押すと、押した量に応じて回転
速度がアップし、後方へ押すと押した量に応じて速度が
ダウンする。
【0051】このように、スイッチ操作が人間工学的に
自然な指の動きで行えるので、操作を簡便かつ迅速に行
うことができ、しかも、誤操作のおそれもなくなる。
【0052】しかも、本実施例によれば、右手でステア
リングホイル91を持ち、左手では主変速レバー94を握っ
た状態の運転中であっても、左手によって刈取部8に関
する諸操作を容易に行うことができる。
【0053】(第2実施例)次に、図6を参照しながら
本発明の第2実施例について説明する。なお、汎用コン
バインAとしての基本構成は、第1実施例と同様であ
り、ここでの説明は省略する。また、使用する符号につ
いては、第1実施例と同一構成要素については同一符号
を用いている。
【0054】本実施例では、刈取部自動制御スイッチS3
を、刈取開始時に操作すれば刈取部が適正な位置を取る
ようにした(掻込リールが上昇し、刈取部としては下降
する)セットスイッチS3aと、刈取終了後に操作すれば
刈取部がそれに見合った適正な位置を取るようにした
(掻込リールが下降し、刈取部としては上昇する)リフ
トスイッチS3bとに分けるとともに、第2のスイッチ配
設部95bを上下に分離形成し、上側のスイッチ配設部95
b'に並設している。なお、両スイッチS3a,S3bは押しボ
タン式として、操作をより簡単に行えるようにしてい
る。
【0055】そして、第2のスイッチ配設部95bの下側
のスイッチ配設部95b''に、掻込リール85の前後位置を
調節する前後位置調整スイッチS4と、同掻込リール85の
回転速度を調節する回転速度調整用スイッチS5とを上下
に並設している。
【0056】本実施例によっても、先の実施例同様に、
右手でステアリングホイル91を持ち、左手では主変速レ
バー94を握った状態の運転中であっても、左手によって
刈取部8に関する諸操作を迅速かつ容易に行うことがで
きる。しかも、やはり誤操作のおそれがない。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】(1)請求項1記載の本発明では、走行装
置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部
に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドル及び走行用
主変速レバーを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送
給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設けた汎用コンバイ
ンにおいて、前記走行用主変速レバーに、刈取部に関す
る複数の操作スイッチを集中配置したことにより、主変
速レバーから手を離すことなく、刈取部全体の昇降動作
などを操作することができ、操作性が著しく向上する。
【0059】(2)請求項2記載の本発明では、上記操
作スイッチは、少なくとも、刈取部に設けた掻込リール
の前後位置調整スイッチと、同掻込リールの回転速度調
整用スイッチとからなることとしたので、一方の手(通
常右手)で操向用ハンドルを持ち、他方の手(通常左
手)で主変速レバーを操作しての運転しながらであって
も、しかも、それが例えば高速刈作業時であっても、刈
取部に配設した掻込リールの前後・上下位置調節やリー
ルの回転速度調節が行える。
【0060】(3)請求項3記載の本発明では、上記操
作スイッチは、刈取部全体の昇降用スイッチと、刈取部
全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように
昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチと、刈取部
に設けた掻込リールの上下位置調整スイッチと、同掻込
リールの前後位置調整スイッチと、同掻込リールの回転
速度調整用スイッチとからなることとしたので、刈取部
に関する制御を、主変速レバー上で略余すことなく行
え、主変速レバーの操作中に、いちいち手を持ち替えた
り、他の場所まで手を伸ばすなどして操作する必要がな
く、コンバインの操作性が向上する。
【0061】(4)請求項4記載の本発明では、上記走
行用主変速レバーの上端にグリップを設け、同グリップ
の機体進行側に面した前側部と運転座席側に面した一側
部に、それぞれスイッチ配設部を形成し、各配設部にス
イッチを分散配置したので、人間工学的な自然なスイッ
チ操作が行え、操作が迅速かつ正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】刈取部の説明図である。
【図4】操縦部の説明図である。
【図5】第1実施例の説明図である。
【図6】第2実施例の説明図である。
【符号の説明】
A 汎用コンバイン S1 上下位置調整用スイッチレバー S2 昇降スイッチレバー S3 刈取部自動制御スイッチ S4 前後位置調整スイッチ S5 回転速度調整用スイッチ 1 クローラ式走行装置 2 機体 5 脱穀部 8 刈取部 9 操縦部 85 掻込リール 91 操向用ハンドル 94 主変速レバー 94a グリップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置を具備する機体前方に刈取部を配
    設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用
    ハンドル及び走行用主変速レバーを設けた操縦部と、前
    記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを
    設けた汎用コンバインにおいて、 前記走行用主変速レバーに、刈取部に関する複数の操作
    スイッチを集中配置したことを特徴とする汎用コンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】操作スイッチは、少なくとも、刈取部に設
    けた掻込リールの前後位置調整スイッチと、同掻込リー
    ルの回転速度調整用スイッチとからなることを特徴とす
    る請求項1記載の汎用コンバイン。
  3. 【請求項3】操作スイッチは、 刈取部全体の昇降用スイッチと、 刈取部全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となる
    ように昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチと、 刈取部に設けた掻込リールの上下位置調整スイッチと、 同掻込リールの前後位置調整スイッチと、 同掻込リールの回転速度調整用スイッチと、からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の汎用コンバイン。
  4. 【請求項4】走行用主変速レバーの上端にグリップを設
    け、同グリップの機体進行側に面した前側部と運転座席
    側に面した一側部に、それぞれスイッチ配設部を形成
    し、各配設部にスイッチを分散配置したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の汎用コンバイ
    ン。
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