JP2001244382A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数段の積層構造を容易に得られる構成を有
しながらも、パッケージ外形が半導体チップよりあまり
大きくなく、高密度実装に適した構造の半導体装置を提
供する。 【解決手段】 半導体装置は、半導体チップ1と、内面
に絶縁層3が形成され半導体チップ1を収容する収容凹
部5を有するリードフレーム2とを備えている。リード
フレーム2は、絶縁層3を貫通する導電性バンプ4aに
よって収容凹部5内の半導体チップ1の電極パッドに電
気的且つ機械的に結合されるインナリード部と、収容凹
部5の開口部近傍に配置されるアウタリード部6とを備
える。これにより、収容凹部5を、半導体チップ1の厚
みと略同等の深さを有する形状にすることができ、しか
も半導体チップ周囲の絶縁層3及びリードフレーム2を
極めて薄く形成できるので、パッケージ外形の寸法を半
導体チップ外形よりあまり大きくすることなく、高密度
実装に適した小型形状を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは、複数段の積層が可能
でコンパクトな半導体装置、及び該半導体装置を製造す
る製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18及び図19は、特許第2765823号
公報に記載された三次元積層型の半導体装置を単体で示
す断面図である。図19に示す半導体装置は最下段に配
置される形態であり、図18に示す半導体装置は最下段
以外の形態である。
【0003】図18に示す半導体装置は、所定パターン
を有し所定形状に折曲されたリードフレーム107と、
リードフレーム107に接着剤106で接着された半導
体チップ105とを有し、リードフレーム107及び半
導体チップ105が樹脂製のパッケージ胴体108で封
止されている。リードフレーム107の内部リード部1
02に、半導体チップ105の対応するボンディングパ
ッド101が接続されている。リードフレーム107は
更に、先端がパッケージ胴体108の外部に露出する外
部リード部109と、内部リード部102と外部リード
部109との間に形成された結合リード部103とを有
する。
【0004】結合リード部103は上方に屈曲してパッ
ケージ胴体108の上面から露出しており、結合リード
部103の裏面には、先端がパッケージ胴体108の下
面から露出する垂直接続手段104が接続される。結合
リード部103及び垂直接続手段104を介して、上下
方向に積層される複数の半導体装置が相互に電気的且つ
機械的に結合される。図19に示す半導体装置は、図1
8の半導体装置とほぼ同様の構成を有するが、外部リー
ド部109の露出端が折曲形成されて外部リード110
を形成している。
【0005】図18の半導体装置を積層して相互に接続
し、図19の半導体装置を最下段に接続する場合には、
ハンダや導電性ペースト等の導電性物質を垂直接続手段
104の露出端に設け、この導電性物質と結合リード部
分103とを接合させて電気的且つ機械的に結合する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
では、リードフレーム107はその半導体チップ搭載ラ
ンドがディンプル構造となっているが、半導体チップ1
05の外形サイズや厚さとは無関係に半導体チップ10
5よりも大きく形成されている。また、垂直接続手段1
04の位置が、半導体チップ107の外周側の離れた位
置にある。この構造により、パッケージサイズが半導体
チップ107よりも大幅に大きく、標準の半導体モール
ドパッケージよりも一層大きくなっている。
【0007】樹脂封止によるパッケージ胴体108は、
垂直接続手段104部分のパッケージ胴体用樹脂を除く
特殊な構造を備えた成型金型を用いて形成されるので、
設計変更がある際には長時間を要し、リソースが大とな
る。また、成型金型を用いるため、垂直接続手段104
の加工精度には限度があり、150μm以下の狭ピッチに対
応することが極めて困難である。このため、パッケージ
の小型化に限界があり、その結果として高密度実装が極
めて困難になる。更に、積層時の位置によって外部リー
ド部109の露出端の形状が異なるなど、特殊加工が必
要であり、高価格を招く。従来のリードフレームは0.12
mm程度と比較的厚く形成されているので、パッケージ全
体が厚くなっていた。
【0008】三次元積層構造においては、電気的に各段
の半導体チップを個別に選択する手段が必須であるが、
上記特許公報にはその構造についての記載がない。各段
の半導体装置毎に適合する種類のリードフレームが必要
になると、各種リードフレームの開発工数、日程等のリ
ソースが大きくなると同時に、各段数毎の製品管理や資
材管理等の管理費用が増大する。また、三次元半導体装
置の製造数が、歩留まりが最も低い段における製品発生
数によって制限されることになり、その他の段数の製品
が不動在庫品として残り、これに伴い高コストを招く。
【0009】本発明は、上記に鑑み、複数段の積層構造
が容易に得られる構成を有しながらも、パッケージ外形
が半導体チップよりあまり大きくなく、高密度実装に適
した構造の半導体装置を提供することを目的とする。
【0010】本発明は更に、上記目的を達成した上で、
特殊加工が必要なリードフレームを不要とし、複数種類
のリードフレームが必要であった従来の半導体装置で生
じていたようなコスト高を抑えることができる半導体装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、半導体チップと、内面に絶
縁層が形成され前記半導体チップを収容する収容凹部を
有するリードフレームとを備え、前記リードフレーム
が、前記絶縁層を貫通する接続部材によって前記収容凹
部内の半導体チップの電極パッドに電気的且つ機械的に
結合されるインナリード部と、前記収容凹部の開口部近
傍に配置されるアウタリード部とを備えることを特徴と
する。
【0012】本発明の半導体装置では、収容凹部を、半
導体チップの厚みと略同等の深さを有する形状にするこ
とができ、しかも半導体チップ周囲の絶縁層及びリード
フレームを極めて薄く形成することができるので、パッ
ケージ外形の寸法を半導体チップ外形よりあまり大きく
することなく、高密度実装に適した小型形状が得られ
る。本発明の半導体装置を複数段積層する際には、相互
に隣接する半導体装置のアウタリード部とインナリード
部とを、熱圧着法又はリフロー法で一括して電気的且つ
機械的に結合することができ、三次元積層型の半導体装
置を簡便に形成することができる。
【0013】ここで、前記リードフレームにおける前記
絶縁層と逆の面に別の絶縁層を更に備え、前記収容凹部
内の半導体チップが樹脂封止されていることが好まし
い。この場合、半導体チップが実装されたリードフレー
ムを別の絶縁層で封止し、絶縁性を良好にすると共に、
機械的な強度を高めることができる。
【0014】具体的には、前記絶縁層及び別の絶縁層の
双方が1〜50μmの厚みを有する。また、前記リードフレ
ームが0.05〜0.125mmの厚みを有する。この場合、半導
体チップを覆う部分を極めて薄くし、半導体装置を半導
体チップの外形サイズと略同等のパッケージとして構成
できる。
【0015】また、前記別の絶縁層を貫通し前記インナ
リード部に導通する部分を露出させる開口部を備えるこ
とが好ましい。これにより、複数段積層した半導体装置
を相互に容易に接続することができる。
【0016】更に、前記半導体装置が複数段積層された
三次元積層型の半導体装置であって、1の半導体装置に
おける前記アウタリード部が、次の段の半導体装置にお
ける前記インナリード部と導通する部分に電気的且つ機
械的に結合され、最下段の半導体装置の前記アウタリー
ド部を除き全体的に樹脂封止されることが好ましい。こ
の場合、パッケージ外形が半導体チップよりあまり大き
くなく高密度実装に適し、全体的に絶縁性が良好な三次
元積層型半導体装置を得ることができる。
【0017】或いは、上記に代えて、前記半導体装置が
複数段積層された三次元積層型の半導体装置であって、
1の半導体装置における前記リードフレームが、前記イ
ンナリード部の一部を次の段の半導体装置の前記インナ
リード部に1ピッチ分ずれた状態で接続可能な形状を有
することも好ましい態様である。この場合、1種類の形
態のリードフレームを用いながらも、複数段の半導体装
置の各半導体チップに備えたチップセレクタ端子を個別
にマザーボードに導通させ、各段の半導体チップを電気
的に個別に選択するチップセレクタ機能を実現すること
が可能になる。このため、特殊加工が必要な複数種類の
リードフレームを不要にして、コストアップを抑えるこ
とができる。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法は、リード
フレームの一部を凹形状に形成し、前記凹形状部分の内
面側に絶縁層を設けて、半導体チップの厚みと略同等の
深さを有し半導体チップを収容する収容凹部に形成し、
前記リードフレームに所定のリードパターンを形成し、
前記絶縁層に、前記収容凹部内の半導体チップの電極パ
ッドと前記リードパターンとを接続するための開口部を
形成し、前記開口部内に導電性接続部材を設け、前記収
容凹部に半導体チップを挿入し、前記導電性接続部材に
よって前記電極パッドと前記リードパターンとを電気的
且つ機械的に結合することを特徴とする。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法では、リー
ドフレームのインナリード部となる領域に対応する面に
絶縁層を形成してからリードフレームにリードパターン
を形成できるので、インナリード部において電気的に絶
縁され浮島状態になる部分を絶縁層で保持しつつ、後続
の工程を実施することができる。
【0020】ここで、前記リードパターンの形成工程に
後続して、前記リードフレームにおける前記絶縁層と逆
の面に別の絶縁層を形成して前記収容凹部内の半導体チ
ップを樹脂封止する工程を更に含むことが好ましい。こ
の場合、インナリード部に導通するアウタリード部を露
出した状態で樹脂封止される構造が得られ、パッケージ
外周部を有効に絶縁して製品信頼性を向上させることが
できる。
【0021】また、前記開口部の形成工程に先行又は後
続して、前記別の絶縁層に別の開口部を形成する工程を
更に含むことも好ましい態様である。この場合、アウタ
リード部を露出した状態で樹脂封止された構造の半導体
装置を複数段積層して相互に接続する工程が簡便にな
る。
【0022】更に、前記凹形状の形成工程では、前記リ
ードフレームにプレス加工又はハーフエッチングを施す
ことによって前記凹形状に形成することが好ましい。こ
の場合、例えば1つのリードフレームに凹形状部分を複
数形成し、このリードフレームに対して一連の工程を施
してから、収容凹部に収容された半導体チップ単位で分
割し、半導体装置の製造工程を簡略化することができ
る。
【0023】また、前記リードパターンの形成工程で
は、前記絶縁層に結合した前記リードフレームにエッチ
ング法で、所定パターンを形成すると共に該パターンの
一部を分離して浮島状態のリードパターンに形成するこ
とが好ましい。
【0024】或いは、上記に代えて、前記リードパター
ンの形成工程では、前記絶縁層に結合した前記リードフ
レームにエッチング法で所定パターンを形成してから、
レーザビームを用いて前記パターンの一部を切除して浮
島状態のリードパターンに形成することも好ましい態様
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施形態例に係るディンプルリードフ
レーム構造の半導体装置を示す断面図である。
【0026】半導体装置は、半導体チップ1と、内面に
絶縁層3が形成され半導体チップ1を収容する収容凹部
5を有するリードフレーム2とを備えている。このリー
ドフレーム2は、絶縁層3を貫通する導電性バンプ4a
(接続部材、導電性接続部材)によって収容凹部5内の
半導体チップ1の電極パッドに接続されるインナリード
部と、収容凹部5の開口部近傍に配置されるアウタリー
ド部とを備える。収容凹部5は、半導体チップ1の厚み
と略同等の深さを有する。絶縁層3には、表裏を貫通
し、導電性バンプ4aを埋め込むための開口部4が形成
されている。
【0027】図1の半導体装置は更に、図2に示すよう
に、多段接続性及び実装性を考慮して、リードフレーム
2の下端部分が、収容凹部5の開口部近傍に設けられイ
ンナリード部に導通するアウタリード部6となるように
加工される。アウタリード部6は、同様の構成を有する
他の半導体装置のリードフレーム2に接続可能な形状を
有する。
【0028】図2の半導体装置は更に、図3に示すよう
に、絶縁性を考慮して、リードフレーム2の外面にトラ
ンスファモールド法やキャスティング法等によって、絶
縁性の封止樹脂7(別の絶縁層)が形成される。これに
より、アウタリード部6を突出させた状態で樹脂封止さ
れるので、パッケージ外周部が有効に絶縁され、製品信
頼性が向上する。
【0029】図3の半導体装置は更に、図4に示すよう
に、上段に位置する他の半導体装置のアウタリード部6
との接続手段が封止樹脂7に形成される。この接続手段
として、封止樹脂7における、上段の半導体装置のアウ
タリード部6に対応する位置に、エッチングやレーザ法
等で封止樹脂開口部11が形成される。
【0030】図5は、図4に示す半導体装置を所望の段
数積層し、ディンプルリードフレーム構造の三次元積層
型半導体装置とした状態を示す断面図である。つまり、
同じタイプの半導体装置が4段積層され、下段側の半導
体装置の封止樹脂開口部11に、上段側の半導体装置の
アウタリード部6が電気的且つ機械的に結合されること
で、三次元積層型半導体装置が構成される。この場合、
半導体装置を複数段積層し、各封止樹脂開口部11にハ
ンダ、導電性ペースト又は導電性接着材等を注入した
後、熱圧着やリフロー法等で各段の半導体装置を一括し
て結合する。なお、図5における最上段の半導体装置に
は封止樹脂開口部11が形成されていない。また、図1
〜図5には、複数の開口部4のうちの1個のみを示し
た。
【0031】図6は、第1実施形態例とはやや異なる構
成を備えたディンプルリードフレーム構造の半導体装置
の製造工程を示す断面図であり、(a)〜(f)は各工程を段
階的に示す。
【0032】まず、図6(a)に示すような平坦状のリー
ドフレーム2を用意し、図6(b)に示すように、プレス
法等でリードフレーム2をディンプル加工し、収容凹部
5となるべき凹形状部分2aを形成する。凹形状部分2
aの深さAは、半導体チップ1の厚さに極力近い寸法と
する。リードフレーム2には、厚さが例えば0.05〜0.12
5mの42合金又はCu合金を使用することができる。
【0033】次いで、図6(c)に示すように、凹形状部
分2aの内面に絶縁層3aを形成して、半導体チップ1
の厚みと略同等の深さを有し半導体チップ1を収容する
収容凹部5として形成する。更に、リードフレーム2に
所定のリードパターン(図示せず)を形成してから、リ
ードフレーム2における収容凹部5の外面に絶縁層3b
を形成する。絶縁層3a、3bは、フィルム貼付、スピ
ンコート、スパッタ、或いは蒸着法等によって形成で
き、各厚みを1〜50μmとすることができる。絶縁層3
a、3bの材料には、例えば無機系のアルミナ或いは有
機系のエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等を使用すること
ができる。
【0034】引き続き、図6(d)に示すように、絶縁層
3aにおける半導体チップ1の各電極パッドに対応する
位置に開口部4を、絶縁層3bにおける他の半導体装置
のアウタリード部に対応する位置に封止樹脂開口部11
を、リソグラフィ技術又はレーザ加工法等で夫々形成す
る。
【0035】次いで、図6(e)に示すように、各開口部
4の内部に、Auの単一材料や、Sn/Pb、Sn/Zn、Sn/A
g、Sn/Bi等の合金材料を充填して、導電性バンプ4aを
形成する。導電性バンプ4aは、半導体チップ1側に形
成することもできる。各封止樹脂開口部11の内部に
は、ハンダや導電性樹脂等から成る導電接続材13を設
ける。
【0036】更に、図6(f)に示すように、リードフレ
ーム2を所定の位置で切断してから、収容凹部5内に、
各電極パッドがその対応する導電性バンプ4aに接触す
る正規の状態で半導体チップ1を挿入する。この後、熱
圧着法又はリフロー法等によって、絶縁層3aを挟んで
半導体チップ1の電極パッドとリードフレーム2のリー
ドパターンとを導電性バンプ4aで電気的且つ機械的に
結合する。
【0037】本実施形態例では、収容凹部5内に半導体
チップ1を収容した搭載エリアが連続するリードフレー
ム2を用いることにより、周知の半導体パッケージの実
装技術をそのまま適用できる。これにより、大きなリソ
ースを必要とせずに、軽薄短小化に対応した低コストな
三次元積層型の半導体装置を簡便に製作することが出来
る。
【0038】図7は、本発明の第2実施形態例に係るキ
ャビティリードフレーム構造の半導体装置を示す断面図
である。この半導体装置は、半導体チップ1と、内面に
絶縁層3が形成され半導体チップ1を収容する収容凹部
9を有するリードフレーム8とを備えている。リードフ
レーム8は、絶縁層3を貫通する導電性バンプ4aによ
って収容凹部5内の半導体チップ1の電極パッドに接続
されるインナリード部と、収容凹部5の開口部近傍に配
置されるアウタリード部とを備える。収容凹部9は、半
導体チップ1の厚みと略同等の深さを有する。絶縁層3
には、表裏を貫通し、導電性バンプ4aを埋め込むため
の開口部4が形成される。
【0039】図7の半導体装置は更に、図8に示すよう
に、多段接続性及び実装性を考慮して、リードフレーム
8の下端部分が、収容凹部9の開口部近傍に設けられイ
ンナリード部に導通するアウタリード部10となるよう
に加工される。アウタリード部10は、同様の構成を有
する他の半導体装置の、リードフレーム8に導通する部
分に接続可能な形状を有する。
【0040】図8の半導体装置は更に、図9に示すよう
に、絶縁性を考慮して、リードフレーム外面にトランス
ファモールド法やキャスティング法等によって封止樹脂
7が形成される。これにより、アウタリード部6を突出
した状態で樹脂封止されるので、パッケージ外周部が有
効に電気絶縁され、製品信頼性が向上する。
【0041】図9の半導体装置は更に、図10に示すよ
うに、上段に配置される他の半導体装置のアウタリード
部10との接続手段が封止樹脂7に形成される。この接
続手段として、封止樹脂7における、上段の半導体装置
のアウタリード部10に対応する位置に、第1実施形態
例と同様の手法で封止樹脂開口部14が形成される。
【0042】図11は、図10に示す半導体装置を所望
の段数積層し、ディンプルリードフレーム構造の三次元
積層型半導体装置とした状態を示す断面図である。つま
り、同じタイプの半導体装置が4段積層され、下段側の
半導体装置の封止樹脂開口部14に、上段側の半導体装
置のアウタリード部10が電気的且つ機械的に結合され
ることで、三次元積層型半導体装置が構成される。この
結合は、第1実施形態例と同様に実施される。
【0043】図12は、第2実施形態例とはやや異なる
構成を備えたキャビティリードフレーム構造の半導体装
置の製造工程を示す断面図であり、(a)〜(f)は各工程を
段階的に示す。
【0044】まず、図12(a)に示すような平坦状のリ
ードフレーム8を用意し、図12(b)に示すように、ハ
ーフエッチング法等でリードフレーム8をキャビティ加
工し、収容凹部9となるべき凹形状部分8aを形成す
る。凹形状部分8aの深さBは、半導体チップ1の厚さ
に極力近い寸法とする。リードフレーム8には、厚さが
例えば0.05〜0.125mの42合金又はCu合金が用いられる。
【0045】次いで、図12(c)に示すように、凹形状
部分8aの内面に絶縁層3aを形成して、収容凹部9を
形成する。更に、リードフレーム8に所定のリードパタ
ーン(図示せず)を形成してから、リードフレーム8に
おける収容凹部9の外面に絶縁層3bを形成する。絶縁
層3a、3bの製造手法、厚み、材質は第1実施形態例
と同様である。
【0046】引き続き、図12(d)に示すように、絶縁
層3aにおける半導体チップ1の各電極パッドに対応す
る位置に開口部4を、絶縁層3bにおける他の半導体装
置のアウタリード部に対応する位置に封止樹脂開口部1
4を、リソグラフィ技術又はレーザ加工法等で夫々形成
する。
【0047】次いで、図12(e)に示すように、第1実
施形態例と同様に、各開口部4の内部に導電性バンプ4
aを形成し、各封止樹脂開口部14の内部に導電接続材
13を設ける。
【0048】更に、図12(f)に示すように、リードフ
レーム8を所定の位置で切断してから、収容凹部9内に
半導体チップ1を正規の状態で挿入した後、熱圧着法又
はリフロー法等で、絶縁層3aを挟んで半導体チップ1
の電極パッドとリードフレーム8のリードパターンとを
導電性バンプ4aで電気的且つ機械的に結合する。
【0049】本実施形態例によっても、収容凹部9内に
半導体チップ1を収容した搭載エリアが連続するリード
フレーム8を用いることで、第1実施形態例と同様の作
用効果を得ることができる。
【0050】図13は、本発明の第3実施形態例に係る
チップセレクタリード構造の半導体装置を示し、(a)〜
(c)は夫々、平面展開図、正面図、側面断面図である。
【0051】図13(a)に示すように、リードフレーム
15には、チップセレクタ構造を有しない通常パターン
のリード部16と、リード部16から分離されたリード
部17、18、19とが、エッチング法やプレス法等で
相互に対向して形成されている。リード部16〜19は
夫々、第1及び第2実施形態例で説明したインナリード
部及びアウタリード部を含んでいる。
【0052】図13(b)に示すように、各リード部17
は、或る半導体装置における半導体チップ1の電極パッ
ドに接続された側から、次の段の半導体装置における結
合リード部に1ピッチ分ずれた状態で接続されるリード
形状を有する。この構成によると、チップセレクタ形状
のリード部17のみが他の部分と切り離されて浮島状に
される。
【0053】上記構成は、図13(c)に示すように、リ
ードフレーム15の片面に絶縁層3を形成してから、エ
ッチング法でリードフレーム15にパターニングを施す
ことで得られる。この場合、浮島状のリード部17が絶
縁層3によって保持されるので、所望形状のリードフレ
ームが容易に実現出来る。
【0054】図14は、図13で説明したチップセレク
タ構造をより詳細に示す図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図である。この例では、図14(b)に示すように、
上側部分だけでなく次段の半導体装置に接する下側部分
にも、封止樹脂開口部11(14)がアウタリード部に
対応して形成されている。
【0055】図14(a)に示すように、図13と同様
に、リードフレーム15には、通常パターンのリード部
16と、リード部17〜19とが対向して形成される。
リード部16〜19における各インナリード部が、図示
しない導電性バンプによって、半導体チップ1の対応す
る電極パッドと電気的且つ機械的に結合されている。半
導体チップ1の外周部、素子形成領域面及び外周4辺に
対応する個所に絶縁層3が形成されている。図14(b)
に示すように、絶縁層3により、リード部17〜19が
相互に絶縁されて信頼性が高められている。
【0056】本例の半導体装置を用いて三次元積層型半
導体装置を構成する場合には、各半導体装置における封
止樹脂開口部11(14)に、ハンダや導電性樹脂等か
ら成る導電接続材13を設けた後、各半導体装置を所望
の段数積み重ね、熱圧着法やリフロー法等によって電気
的且つ機械的に相互に結合する。
【0057】ここで、リード部17は、チップ側面にお
いて、半導体チップ1のチップセレクタ電極(図示せ
ず)に接続されたリード(図の最も左のリード)が、次
の段の半導体装置に接続される側に1ピッチ分ずれた状
態で導通し、且つこれに隣接する他の2本のリードも同
様に1ピッチ分ずれた状態で導通するチップセレクタ構
造を備える。
【0058】次に、図14に示した半導体装置を実際に
複数段積層する際のチップセレクタ構造について、図1
5を参照して説明する。図15は、図14における半導
体装置による三次元積層型半導体装置をマザーボードに
実装する形態を示し、(a)は三次元積層型半導体装置の
平面図、(b)はマザーボードの正面図である。
【0059】図15(a)に示すように、チップセレクタ
構造を有する同じパターンのリードフレームが用いられ
た半導体装置23〜26を順次に積層し、前述した接続
方法によって相互に電気的且つ機械的に結合し、三次元
積層型半導体装置12を形成する。
【0060】図15(b)に示すように、マザーボード2
8には、チップセレクタ対応の搭載パターン29が形成
されており、上記三次元積層型半導体装置12の最下段
のリード部17を搭載パターン29に接続する。
【0061】本構成によると、図15(a)における破線
の電気経路27で示すように、1〜4段目の各半導体装
置23〜26に全て同じパターンのリードフレームを備
えながらも、搭載パターン29における端子29aが1
段目の半導体チップのチップセレクタ電極に、端子29
bが2段目の半導体チップのチップセレクタ電極に、端
子29cが3段目の半導体チップのチップセレクタ電極
に、端子29dが4段目の半導体チップのチップセレク
タ電極に夫々チップセレクタ信号を送信できる構造が実
現できる。これにより、各半導体チップ1におけるチッ
プセレクタ電極と導通するパターンが、電気的に並列回
路になる。
【0062】以上のように、或る半導体装置におけるリ
ードフレームが、インナリード部の一部を次の段の半導
体装置のインナリード部に1ピッチ分ずれた状態で接続
可能な形状を有するので、1種類の形態のリードフレー
ムを用いながらも、複数段の各半導体装置23〜26の
半導体チップ1におけるチップセレクタ端子をマザーボ
ードの搭載パターン29に個別に接続し、各段の半導体
チップ1を電気的に個別に選択するチップセレクタ機能
を備えることができる。このため、特殊加工が必要な複
数種類のリードフレームが不要になり、コストアップを
抑止できる。
【0063】図16は、ディンプル構造のリードフレー
ム2或いはキャビティ構造のリードフレーム8に対して
チップセレクタ構造のパターンを形成する工程を示し、
(a)はリードフレーム2(8)の平面図、(b)は正面図、
(c)はパターン形成後の状態を示す平面図である。
【0064】まず、図16(a)、(b)に示すように、リー
ドフレーム2(8)のインナリード領域の片面に絶縁層
3を形成してから、エッチング法によってリードフレー
ム2(8)をパターン化する。この際、予め絶縁層3が
形成された状態でパターン化を実施するので、図16
(c)に示すように、浮島状態になったチップセレクタ構
造のリード17、18等のパターンを絶縁層3で保持し
つつ処理を進めることができる。
【0065】図17は、図16(a)、(b)から図16(c)
に移行するまでの間でレーザビームによるパターン処理
を実施する例を示し、(a)はリードフレーム2(8)の
平面図、(b)は正面図、(c)はエッチング後の状態を示す
平面図、(d)はレーザビーム照射後の状態を示す平面図
である。
【0066】本例では、まず、図16の場合と同様に、
図17(a)、(b)に示すように、リードフレーム2(8)
のインナリード領域の片面に絶縁層3を形成し、図17
(c)に示すように、エッチング法で、リードフレーム2
(8)のパターン化を実施する。このパターン化では、
リード17、18を浮島状態にするまでには至らず、リ
ード17、18もリード16と同様の形状にする。
【0067】次いで、図17(d)に示すように、炭酸ガ
スレーザ或いはYAGレーザ等のレーザビームを照射し
て、リード17、18側のパターンのみをカットし、電
気回路に対応するパターンとなるように加工する。これ
により、図16の場合と同様に、チップセレクタ構造の
リードパターンを簡便に得ることができる。
【0068】以上のように、本発明の各実施形態例で
は、半導体チップ1の厚みと略同等の深さを有する収容
凹部5、9に半導体チップ1を収容でき、しかも半導体
チップ周囲の絶縁層3及びリードフレーム2、8が極め
て薄く形成され、積層される他の半導体装置との接続手
段であるアウタリード部6、10が薄いリードフレーム
2、8の一部で形成される。これにより、パッケージ外
形の寸法が半導体チップ1の外形よりあまり大きくな
く、高密度実装に適した小型形状が得られる。本発明の
半導体装置を複数段積層する際には、相互に隣接する半
導体装置の一方におけるインナリード部に導通する部分
と、他方におけるアウタリード部とを、熱圧着法又はリ
フロー法によって一括して電気的且つ機械的に結合する
ことができる。
【0069】また、上述のリードフレーム構造としたこ
とにより、リードフレーム2、8の製造、及びこれを用
いた三次元積層型半導体装置の製造に、今までに蓄積さ
れたリードフレーム2、8を用いた半導体装置の組立
て、選別検査、その他のプロセス技術、設備を流用する
ことが可能になる。このため、リソースが小さく、低コ
ストでありながらも、半導体チップサイズと同等の高密
度実装が可能な三次元積層型半導体装置を実現出来る。
更に、接続段数に拘わらず、1種類のリードフレームで
対応することが出来るので、初期開発コストや開発工数
の低減と、製造のための管理工数の削減とが実現出来る
と同時に、各接続段数の歩留まりによる三次元積層型半
導体装置の構成可能数に制限がなくなる。このため、歩
留まりのアンバランスによる単品の三次元積層型半導体
装置の不動在庫をなくし、製品全数を有効に活用するこ
とが出来る。
【0070】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の半導体装置及びその製造方
法は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものでは
なく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を
施した半導体装置及びその製造方法も、本発明の範囲に
含まれる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によると、複数段の積層構造を容易に得られる構成を
有しながらも、パッケージ外形が半導体チップよりあま
り大きくなく、高密度実装に適した構造を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る半導体装置を示
す断面図である。
【図2】第1実施形態例に係る半導体装置を示す断面図
である。
【図3】第1実施形態例に係る半導体装置を示す断面図
である。
【図4】第1実施形態例に係る半導体装置を示す断面図
である。
【図5】第1実施形態例に係る半導体装置の単品を複数
段積層した三次元積層型半導体装置を示す断面図であ
る。
【図6】第1実施形態例とはやや異なる構成を備えたデ
ィンプルリードフレーム構造の半導体装置の製造工程を
示す断面図であり、(a)〜(f)は各工程を段階的に示す。
【図7】本発明の第2実施形態例に係る半導体装置を示
す断面図である。
【図8】第2実施形態例に係る半導体装置を示す断面図
である。
【図9】第2実施形態例に係る半導体装置を示す断面図
である。
【図10】第2実施形態例に係る半導体装置を示す断面
図である。
【図11】第2実施形態例に係る半導体装置の単品を複
数段積層した三次元積層型半導体装置を示す断面図であ
る。
【図12】第2実施形態例とはやや異なる構成を備えた
キャビティリードフレーム構造の半導体装置の製造工程
を示す断面図であり、(a)〜(f)は各工程を段階的に示
す。
【図13】本発明の第3実施形態例に係るチップセレク
タリード構造の半導体装置を示し、(a)〜(c)は夫々、平
面展開図、正面図、側面断面図である。
【図14】図13で説明したチップセレクタ構造をより
詳細に示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図であ
る。
【図15】図14の半導体装置による三次元積層型半導
体装置をマザーボードに実装する形態を示し、(a)は三
次元積層型半導体装置の平面図、(b)はマザーボードの
正面図である。
【図16】ディンプル構造又はキャビティ構造のリード
フレームに対してチップセレクタ構造のパターンを形成
する工程を示し、(a)はリードフレームの平面図、(b)は
正面図、(c)はパターン形成後の状態を示す平面図であ
る。
【図17】図16(a)、(b)から図16(c)に移行するま
での間でレーザビームによるパターン処理を実施する例
を示し、(a)はリードフレームの平面図、(b)は正面図、
(c)はエッチング後の状態を示す平面図、(d)はレーザビ
ーム照射後の状態を示す平面図である。
【図18】従来の三次元積層型の半導体装置を単体で示
す断面図である。
【図19】従来の三次元積層型の半導体装置を単体で示
す断面図である。
【符号の説明】
1:半導体チップ 2、8、15:リードフレーム 2a、8a:凹形状部分 3、3a、3b:絶縁層 4:開口部 4a:導電性バンプ(接続部材、導電性接続部材) 5、9:収容凹部 6、10:アウタリード部 7:封止樹脂(別の絶縁層) 11、14:封止樹脂開口部 13:導電接続材 16〜19:リード部 23〜26:半導体装置 29:搭載パターン 29a〜29d:端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/52 H01L 23/52 C 25/065 25/08 Z 25/07 25/14 Z 25/18 25/10 25/11 (72)発明者 嶋田 勇三 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 4M109 AA01 BA02 FA04 FA09 GA10 5F067 AA01 AA02 BB11 BC12 BE02 CB02 CC03 DA11 DA16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップと、内面に絶縁層が形成さ
    れ前記半導体チップを収容する収容凹部を有するリード
    フレームとを備え、 前記リードフレームが、前記絶縁層を貫通する接続部材
    によって前記収容凹部内の半導体チップの電極パッドに
    電気的且つ機械的に結合されるインナリード部と、前記
    収容凹部の開口部近傍に配置されるアウタリード部とを
    備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記リードフレームにおける前記絶縁層
    と逆の面に別の絶縁層を更に備え、前記収容凹部内の半
    導体チップが樹脂封止されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層及び別の絶縁層の双方が1〜5
    0μmの厚みを有することを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記リードフレームが0.05〜0.125mmの
    厚みを有することを特徴とする、請求項1〜3の何れか
    に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記別の絶縁層を貫通し前記インナリー
    ド部に導通する部分を露出させる開口部を備えることを
    特徴とする、請求項2〜4の何れかに記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の半導体装
    置が複数段積層された三次元積層型の半導体装置であっ
    て、 1の半導体装置における前記アウタリード部が、次の段
    の半導体装置における前記インナリード部と導通する部
    分に電気的且つ機械的に結合され、最下段の半導体装置
    の前記アウタリード部を除き全体的に樹脂封止されるこ
    とを特徴とする三次元積層型の半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の何れかに記載の半導体装
    置が複数段積層された三次元積層型の半導体装置であっ
    て、 1の半導体装置における前記リードフレームが、前記イ
    ンナリード部の一部を次の段の半導体装置の前記インナ
    リード部に1ピッチ分ずれた状態で接続可能な形状を有
    することを特徴とする三次元積層型の半導体装置。
  8. 【請求項8】 リードフレームの一部を凹形状に形成
    し、 前記凹形状部分の内面側に絶縁層を設けて、半導体チッ
    プの厚みと略同等の深さを有し半導体チップを収容する
    収容凹部に形成し、 前記リードフレームに所定のリードパターンを形成し、 前記絶縁層に、前記収容凹部内の半導体チップの電極パ
    ッドと前記リードパターンとを接続するための開口部を
    形成し、 前記開口部内に導電性接続部材を設け、 前記収容凹部に半導体チップを挿入し、前記導電性接続
    部材によって前記電極パッドと前記リードパターンとを
    電気的且つ機械的に結合することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記リードパターンの形成工程に後続し
    て、前記リードフレームにおける前記絶縁層と逆の面に
    別の絶縁層を形成して前記収容凹部内の半導体チップを
    樹脂封止する工程を更に含むことを特徴とする、請求項
    8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記開口部の形成工程に先行又は後続
    して、前記別の絶縁層に別の開口部を形成する工程を更
    に含むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の半導
    体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記凹形状の形成工程では、前記リー
    ドフレームにプレス加工又はハーフエッチングを施すこ
    とによって前記凹形状に形成することを特徴とする、請
    求項8〜10の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記リードパターンの形成工程では、
    前記絶縁層に結合した前記リードフレームにエッチング
    法で、所定パターンを形成すると共に該パターンの一部
    を分離して浮島状態のリードパターンに形成することを
    特徴とする、請求項8〜11の何れかに記載の半導体装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記リードパターンの形成工程では、
    前記絶縁層に結合した前記リードフレームにエッチング
    法で所定パターンを形成してから、レーザビームを用い
    て前記パターンの一部を切除して浮島状態のリードパタ
    ーンに形成することを特徴とする、請求項8〜11の何
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
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