JP2001244080A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子

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JP2001244080A
JP2001244080A JP2000050785A JP2000050785A JP2001244080A JP 2001244080 A JP2001244080 A JP 2001244080A JP 2000050785 A JP2000050785 A JP 2000050785A JP 2000050785 A JP2000050785 A JP 2000050785A JP 2001244080 A JP2001244080 A JP 2001244080A
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liquid crystal
cholesteric liquid
organic
layer
light emitting
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JP2000050785A
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English (en)
Inventor
Shusaku Nakano
秀作 中野
Toshitaka Nakamura
年孝 中村
Masahiro Yoshioka
昌宏 吉岡
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶プロジェクターの光源や液晶ディスプレ
イのバックライト等として使用しうる、十分な輝度の発
光が得られる有機エレクトロルミネッセンス素子を提供
すること。 【解決手段】 透明な陽極電極と、陰極電極としての金
属電極ミラーと、前記陽極電極と陰極電極との間に設け
られた発光層を含む有機層を備え、さらに基板の入射光
側または出射光側にコレステリック液晶層を備えた円偏
光出射型有機エレクトロルミネッセンス素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子(以後、有機EL素子ともいう)に関
する。詳しくは、液晶プロジェクターの光源、直視型液
晶ディスプレイのバックライト等に好適な偏光出射型有
機EL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶プロジェクターや直視型
の液晶ディスプレイでは、明るさが重要視されている
が、一般的に明るさを向上させるためには非常に強い光
源が必要となる。しかし、強い光源は、同時に高い熱の
発生源でもあるため、明るさの向上とともに冷却ユニッ
トも大きくなる結果、液晶プロジェクター等の装置全体
が大きくなってしまい、液晶プロジェクター等の装置自
体の軽量化、薄型化が望まれている現状に反する。
【0003】液晶プロジェクター等の装置自体を軽量
化、薄型化する手段としては、液晶プロジェクターの光
源や液晶ディスプレイのバックライトを、平面光源とな
る有機EL素子で作製することが提案されている。有機
EL素子は、陽極電極と陰極電極との間に設けられた有
機材料からなる発光層において、2つの電極から注入さ
れた電子と正孔を再結合することにより、有機材料に応
じた蛍光スペクトルの光を発生させるものであり、平面
型の表示素子として用いることで、液晶プロジェクター
等の大幅な軽量化、薄型化が可能になる。
【0004】しかし、既存の有機EL素子の明るさは十
分とはいえなかった。また、微小共振を利用することに
より、従来の有機EL素子に比べて輝度が高く、色純度
が高い有機EL素子も提案されているが、この有機EL
素子では前記液晶プロジェクターの光源等としてその輝
度は不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液晶プロジ
ェクターの光源や液晶ディスプレイのバックライト等と
して使用しうる、十分な輝度の発光が得られる有機エレ
クトロルミネッセンス素子を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、有機EL素子を以
下に示す構造にすることにより、前記目的を達成できる
ことを見出し、本発明を完成するに到った。
【0007】すなわち、本発明は、透明な陽極電極と、
陰極電極としての金属電極ミラーと、前記陽極電極と陰
極電極との間に設けられた発光層を含む有機層を備え、
さらに基板と前記陽極電極との間に、コレステリック液
晶層を備えた円偏光出射型有機エレクトロルミネッセン
ス素子(1)、に関する。
【0008】さらに、本発明は、透明な陽極電極と、陰
極電極としての金属電極ミラーと、前記陽極電極と陰極
電極との間に設けられた発光層を含む有機層を備え、さ
らに基板の出射光側にコレステリック液晶層を備えた円
偏光出射型有機エレクトロルミネッセンス素子(2)、
に関する。
【0009】前記本発明の有機EL素子(1)(2)に
備えられたコレステリック液晶層は、その選択反射特性
によって、発光層で出射した光の一方の円偏光を透過し
て、他方(反対)の円偏光を反射する。また、反射した
円偏光は、反射を繰り返す際に反対の円偏光へ一部変化
し、変化した円偏光はコレステリック液晶層を透過す
る。このようにコレステリック液晶層は通常の二色性染
料による吸収型偏光板に比べて光の利用効率が高い。こ
のように、本発明の有機EL素子(1)(2)はコレス
テリック液晶層による選択反射現象により、光の利用効
率が向上し、発光層で出射した光は高効率で高輝度の偏
光となる。従って、本発明の有機EL素子(1)(2)
を液晶プロジェクターの光源や液晶デイスプレイのバッ
クライト等として使用すれば、発光層で出射した光の損
失が少なくなり、高輝度の明るい表示が可能となる。
【0010】また、有機EL素子(1)は、基板の出射
光側に、λ/4板を積層するのが好ましい。有機EL素
子(2)は、コレステリック液晶層の出射光側に、λ/
4板を積層するのが好ましい。λ/4板は、有機EL素
子(1)(2)の出射した円偏光の位相を変化させて、
直線偏光成分の多い状態に変換し、液晶プロジェクター
の光源や液晶デイスプレイのバックライト等として用い
た場合に、偏光板を透過し易い直線偏光とする。
【0011】また、有機EL素子は、コレステリック液
晶層の選択反射帯域が100nm以上であることが好ま
しい。選択反射帯域を100nm以上とすることで、広
い帯域での反射波長域について出射光を高効率で偏光と
することができる。
【0012】また、有機EL素子は、発光層内に、10
0μm以下のピッチで、赤(R)、緑(G)、青(B)
の3色の発色領域を形成するのが好ましい。また、RG
Bの3色の発色領域に対応して、コレステリック液晶層
を形成するのが好ましい。前記各層を形成した有機EL
素子は、RGB3色を、コレステリック液晶層では選択
反射することで、色純度が高く、高輝度の偏光が得られ
る。このように色純度が高く、高輝度のRGB3色をそ
れぞれ発色させることができることから、液晶セル内部
のカラーフィルターを省くことが可能である。有機EL
素子の色純度が不十分の場合に、カラーフィルターを液
晶セルと組み合わせる使用することはもとよりできる。
【0013】
【発明の実施形態】以下に、本発明の有機EL素子の実
施の形態の一例を図1および図2を参照しながら説明す
る。
【0014】図1および図2に示すように、本発明の有
機EL素子は、コレステリック液晶層6を備えている。
コレステリック液晶層6は、図1に示すように、基板1
の入射側にあってもよく、図2に示すように、基板1の
出射側にあってもよい。
【0015】前記基板1は透明基板、たとえば、ガラス
板が用いられる。
【0016】コレステリック液晶層6としては、コレス
テリック液晶性を示す各種化合物を特に制限なく使用で
きる。たとえば、コレステリック液晶層6は、コレステ
リック性の液晶配向を示す主鎖型、側鎖型またはこれら
の複合型の各種骨格の液晶ポリマーにより形成される。
【0017】主鎖型の液晶ポリマーとしては、芳香族単
位等からなるメソゲン基を結合した構造を有する縮合系
のポリマー、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリカーボネート系、ポリエステルイミド系などの
ポリマーがあげられる。メソゲン基となる前記芳香族単
位としては、フェニル系、ビフェニル系、ナフタレン系
のものがあげられ、これら芳香族単位は、シアノ基、ア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基等の置換基を有し
ていてもよい。
【0018】側鎖型の液晶ポリマーとしては、ポリアク
リレート系、ポリメタクリレート系、ポリシロキサン
系、ポリマロネート系の主鎖を骨格とし、側鎖に環状単
位等からなるメソゲン基を有するものがあげられる。メ
ソゲン基となる前記環状単位としては、たとえば、ビフ
ェニル系、フェニルベンゾエート系、フェニルシクロヘ
キサン系、アゾキシベンゼン系、アゾメチン系、アゾベ
ンゼン系、フェニルピリミジン系、ジフェニルアセチレ
ン系、ジフェニルベンゾエート系、ビシクロへキサン
系、シクロヘキシルベンゼン系、ターフェニル系等があ
げられる。なお、これら環状単位の末端は、たとえば、
シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基等の
置換基を有していてもよい。
【0019】また、いずれの液晶ポリマーのメソゲン基
も屈曲性を付与するスペーサ部を介して結合していても
よい。スペーサー部としては、ポリメチレン鎖、ポリオ
キシメチレン鎖等があげられる。スペーサー部を形成す
る構造単位の繰り返し数は、メソゲン部の化学構造によ
り適宜に決定されるがポリメチレン鎖の繰り返し単位は
0〜20、好ましくは2〜12、ポリオキシメチレン鎖
の繰り返し単位は0〜10、好ましくは1〜3である。
【0020】なお、コレステリック系液晶ポリマーは、
ネマチック系液晶ポリマーに、低分子カイラル剤を含有
させたり、ポリマー成分中にキラル成分を導入すること
により調製することができる。
【0021】液晶ポリマーの分子量は特に制限されない
が重量平均分子量に基づき2千〜10万程度のものが好
ましい。液晶ポリマーの重量平均分子量が大きくなる
と、液晶としての配向性、特にラビング配向膜等を介し
た場合におけるモノドメイン化に乏しくなって液晶ポリ
マーが均一な配向状態を形成しにくくなる傾向があるこ
とからことから、液晶ポリマーの重量平均分子量は、5
万以下とするのがより好ましい。また、液晶ポリマーの
重量平均分子量が小さくなると非流動層としての成膜性
に乏しくなる傾向があることから、液晶ポリマーの重量
平均分子量は、2.5千以上とするのがより好ましい。
【0022】また、液晶ポリマーのガラス転移温度は、
液晶ポリマーの使用される用途により適宜に決定される
が、通常、50〜150℃程度のものを用いるのが、基
材の耐熱性の点から好ましい。
【0023】コレステリック液晶層6の形成は、前記コ
レステリック液晶ポリマーの溶液を塗布、乾燥したり、
重合性のコレステリック液晶モノマーを熱や光によって
重合することにより行われる。コレステリック液晶層6
において、コレステリック性を示すキラル成分は、コレ
ステリック液晶ポリマーの調製段階、またはコレステリ
ック液晶モノマーの重合段階において、有機EL素子に
おいて所望される選択反射帯域に応じて適宜に調製され
る。コレステリック液晶層6の厚みは1μmから20μ
mが望ましく、2μmから10μmがさらに好適であ
る。
【0024】なお、コレステリック液晶層6を形成する
にあたっては、コレステリック液晶を配向させるため配
向膜を設ける。図1では基板1の入射光側に、図2では
基板1の出射光側に配向膜7が設けられている。
【0025】配向膜7としては、従来より知られている
各種のものを使用でき、たとえば、透明な基材上にポリ
イミドやポリビニルアルコール等からなる薄膜を形成し
てそれをラビングする方法により形成したもの、透明な
フィルムを延伸処理した延伸フィルム、シンナメート骨
格やアゾベンゼン骨格を有するポリマーまたはポリイミ
ドに偏光紫外線を照射したものなどの、コレステリック
液晶を配向させうる各種のものを使用できる。
【0026】また、前記図1に示す有機EL素子におい
てはコレステリック液晶層6の上に、図2に示す有機E
L素子においては基板1の上に、透明な陽極電極2が、
陽極電極2上には発光層4及び正孔輸送層5を含む有機
層が形成され、有機層の上には陰極電極としての金属電
極ミラー3が形成されている。
【0027】透明な陽極電極2としては、ITO(Indi
umu Tin Oxide :酸化インジウム錫)、SnO2 、In
23 などの透明導電性酸化物などが用いられる。透明
な陽極電極2は、透明導電性酸化物とPt,Au,N
i,Cu,Ag,Ru,Crなどの金属との複合物でも
よい。
【0028】陰極電極としての金属電極ミラー3として
は、キャリアである電子が発光層4へ注入されやすいも
のが好ましく、たとえば、Al,Mg,Ca,Li,N
a,Ag,Yや、MgAg,MgLiなどからこれらの
合金があげられる。また、金属電極ミラー3は、発光層
4から放出された光を反射する機能も合わせ持ってお
り、光の反射率が高いことが望ましい。
【0029】発光層4の材料は特に制限されず、各種の
ものを使用することができる。例えば、青色発光の場合
にはペリレン、オキサジアゾール系化合物、ジスチリル
アリレーン系化合物等の各種化合物を用いることができ
る。赤色発光の場合にはフタロシアニン系化合物やDC
M2等の各種化合物を用いることができる。緑色発光の
場合にはキナクリドンが好適に用いられる。また発色層
4は、アルミキノリノール錯体等にドーピングすること
によって高効率化したものを用いることができる。な
お、発光層4の材料は低分子材料に限らず、例えばポリ
パラフェニレンビニレンのような高分子系材料を用いる
ことも可能である。
【0030】正孔輸送層5は、必ずしも必要ではない
が、発光層4への正孔の輸送を容易にするために設けら
れる。正孔輸送層5の材料は特に制限されないが、主と
して芳香族アミン系材料、例えば、トリフェニルアミン
4量体やα−NPB:ビス[N−(1−ナフチル)−N
−フェニル]ベンジジン等が好適に用いられる。
【0031】また、発光層4への電子の注入をより容易
にするために、発光層4と金属電極ミラー3との間には
電子輸送層(図示せず)を形成することができる。電子
輸送層の材料は特に制限されず、有機材料を用いて形成
したり、あるいはアルカリ金属またはアルカリ土類金属
の酸化物やフッ化物から形成することもできる。
【0032】なお、前記陽極電極2、金属電極ミラー
3、発光層4、正孔輸送層5、電子輸送層の厚みは従来
より知られている有機EL素子のそれらと同様である。
【0033】また、図1では基板1の出射光側に、図2
ではコレステリック液晶層6の出射光側に、λ/4板8
が、接着剤9を介して積層されている。発光層4でRG
Bの3色を発光させる場合には、λ/4板は広帯域λ/
4板を用いる。このような広帯域λ/4板は、たとえ
ば、高分子フィルムを延伸して作製された位相差板を2
枚重ねる方法等により積層できる。なお、図1および図
2では、広帯域λ/4板がフィルムの場合を図示してい
るが、広帯域λ/4板8を、液晶ポリマーや重合性液晶
モノマーを用いて、液晶の配向を利用して作製する場合
には、基板1にこれらを直接塗工することにより、広帯
域λ/4板8を作製することもできる。
【0034】なお、このようにして得られた本発明の有
機EL素子は、安定性を向上させるために、別途保護層
を設けたり、素子全体をセル中に入れたりしてもよい。
素子から発生する熱を放出するために熱伝導性の保護層
で覆うこともでき、金属電極ミラー3の上をさらに同種
金属あるいは他の金属で覆うこともできる。
【0035】かかる本発明の有機EL素子は、たとえ
ば、液晶プロジェクターの光源として、または直視型液
晶液晶ディスプレイのバックライトとして使用する。液
晶プロジェクターの光源として用いる場合には単色光を
発光させるが、液晶ディスプレイのバックライトとして
使用する場合には、液晶の画素に対応したRGBの3色
発光を行うことができる。
【0036】液晶セルの画素に対応したRGBの3色発
光を行うには、発色層4の面内に赤、緑、青の3色を並
べる。これらのピッチは100μm以下とするのが好ま
しい。また、有機EL素子は、発色層4にRGBの3色
を並べるとともに、コレステリック層6も液晶の画素に
対応して画素ごとに形成する。なお、コレステリック層
6における、RGB3色のピッチも、100μm以下で
ある。
【0037】液晶セルの画素に対応したコレステリツク
液晶層6の形成は、たとえば、選択反射色の異なるコレ
ステリツク液晶ポリマーをそれぞれ液晶セルの画素に応
じたように印刷で形成する方法、コレステリック液晶ポ
リマーにより液晶層を形成した後に紫外線照射量に応じ
て、コレステリック液晶ポリマーのキラル量を制御し
て、選択反射色を変える方法などが用いられる。なお、
コレステリツク液晶層は可視光の範囲について広帯域化
されていれば液晶セルの画素ごとに対応したコレステリ
ツク液晶層を形成する必要はない。コレステリツク液晶
層を広帯域化させる方法としては、らせんピッチの異な
る液晶ポリマーを積層する方法や重合性液晶モノマーの
重合過程でモノマー反応性比の差を利用して膜厚方向に
らせんピッチの傾斜を付ける方法などが用いられる。
【0038】
【実施例】実施例l 洗浄したガラス基板上にコレステリック液晶用の配向膜
としてポリイミド薄膜をスピンコートにより形成した。
ポリイミド薄膜の厚みは60nmとした。このポリイミ
ド薄膜をレーヨン布でラビングすることにより配向膜と
した。
【0039】次に、ポリイミド配向膜上に540nmに
選択反射中心波長を有する化1(化1中、キラル成分の
繰り返し単位の割合:n=18である。なお、化1は便
宜的にブロック共重合体で表した)に示す側鎖型コレス
テリック液晶ポリマー(重量平均分子量1万)のシクロ
ヘキサノン20重量%溶液を塗工して、l60℃2分加
熱することで乾燥、配向させてコレステリック液晶層を
形成した。コレステリック液晶層の厚みは3μmとし
た。
【0040】
【化1】 次に、コレステリック液晶層上に、陽極電極としてIT
O電極(膜厚150nm)を形成した。次に、真空蒸着
法で、正孔輸送層としてトリフェニルアミン四量体(T
PTE:化2,厚み60nm)を形成した。さらに、発
光層としてアルミキノリノール錯体(Alq:化3)に
キナクリドン(化4)を1重量%ドープしたもの(厚み
20nm)を形成した。その後、この発光層の上にMg
Agミラー電極(厚み150nm)を形成した。
【0041】以上のようにして得られた有機EL素子の
ITO電極とMgAgミラー電極間に5V直流電圧を印
可したところ、素子前方に指向性を有する緑発光光が得
られた。発光光は円偏光であった。この素子(ガラス板
面)上に発光波長に対するλ/4板を貼り合せると直線
偏光が得られた。
【0042】また、前記有機EL素子において、コレス
テリック液晶層を形成していないものを作製し、前記と
同様にして直線偏光を得た。
【0043】これらの直線偏光を比べた結果、本発明の
有機EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステ
リック液晶層を形成していないものの直線偏光に比べて
1.7 倍であった。
【0044】輝度の測定は、輝度計(BM−7,ミノル
タ(株)製)により行った。
【0045】実施例2 洗浄したガラス基板上にコレステリック液晶用の配向膜
としてポリイミド薄膜をスピンコートにより形成した。
ポリイミド薄膜の厚みは60nmとした。このポリイミ
ド薄膜をレーヨン布でラビングすることにより配向膜と
した。
【0046】次に、ポリイミド配向膜上に、100μm
ピッチで赤(R)、緑(G)、青(B)の領域を有する
コレステリック液晶層を形成した。コレステリック液晶
層の形成は、光反射波長領域の中心波長が460nm、
540nm、620nmになるようにキラル成分の繰り
返し単位の割合(R:n=16,G:n=18,B:n
=21)を変えた、化1と同様の組成の3種類の側鎖型
コレステリツク液晶ポリマー(重量平均分子量1万)の
シクロヘキサノン30重量%溶液を、それぞれ印刷によ
り塗工して160℃で2分加熱することで乾燥、配向さ
せてコレステリック液晶層を形成した。コレステリック
液晶層の厚みは3μmとした。
【0047】次に、コレステリック液晶層上に、陽極電
極としてITO電極(膜厚150nm)を形成した。次
に、マスクによる真空蒸着法で、正孔輸送層としてトリ
フェニルアミン四量体(TPTE:化2,厚み60n
m)を形成した。さらに、コレステリック液晶層に対応
させて、青の発光層としてジスチリルアリレン誘導体
(DPVBi:化5)、緑の発光層としてアルミキノリ
ノール錯体(Alq:化3)にキナクリドンをl重量%
ドーピングしたもの、赤の発光層としてアルミキノリノ
ール錯体(Alq:化3)にDCM2(化6)を1重量
%ドーピングしたもの(厚み20nm)を形成した。そ
の後、この発光層の上にMgAgミラー電極(厚み15
0nm)を形成した。
【0048】以上のようにして得られた有機EL素子の
ITO電極とMgAgミラー電極間に5V直流電圧を印
可したところ、素子前方に各画素ごとに指向性を有する
発光光が得られた。各発光光は円偏光であった。この素
子上(ガラス板面)に広帯域λ/4板を貼り合わせると
直線偏光が得られた。
【0049】また、前記有機EL素子において、コレス
テリック液晶層を形成していないものを作製し、前記と
同様にして直線偏光を得た。
【0050】これらの直線偏光を比べた結果、本発明の
有機EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステ
リック液晶層を形成していないものの直線偏光比べて
1.4倍であった。
【0051】実施例3 実施例2において、コレステリック液晶層の形成にあた
り、らせんピッチの異なる液晶ポリマーを3層積層して
広帯域化したものを用いた以外は、実施例2と同様にし
て有機EL素子を作製した。また、実施例2と同様にし
て、前記有機EL素子と、コレステリック液晶層を形成
していないものの直線偏光を比べた結果、本発明の有機
EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステリッ
ク液晶層を形成していないものの直線偏光比べて1.3
倍であった。
【0052】実施例4 洗浄したガラス基板上に陽極電極としてITO電極(膜
厚150nm)を形成した。次に、真空蒸着法で、正孔
輸送層としてトリフェニルアミン四量体(TPTE:化
2,厚み60nm)を形成した。さらに、発光層として
アルミキノリノール錯体(Alq:化3)にキナクリド
ン(化4)を1重量%ドープしたもの(厚み20nm)
を形成した。その後、この発光層の上にMgAgミラー
電極(厚み150nm)を形成した。
【0053】一方、前記各層を形成したガラス基板の反
対面に、コレステリック液晶用の配向膜としてポリイミ
ド薄膜をスピンコートにより形成した。ポリイミド薄膜
の厚みは60nmとした。このポリイミド薄膜をレーヨ
ン布でラビングすることにより配向膜とした。
【0054】次に、ポリイミド配向膜上に540nmに
選択反射中心波長を有する前記化1(n=18)に示す
側鎖型コレステリック液晶ポリマー(重量平均分子量1
万)のシクロヘキサノン20重量%溶液を塗工して、l
60℃2分加熱することで乾燥、配向させてコレステリ
ック液晶層を形成した。コレステリック液晶層の厚みは
3μmとした。
【0055】以上のようにして得られた有機EL素子の
ITO電極とMgAgミラー電極間に5V直流電圧を印
可したところ、素子前方に指向性を有する緑発光光が得
られた。発光光は円偏光であった。この素子(コレステ
リック液晶層)上に発光波長に対するλ/4板を貼り合
せると直線偏光が得られた。
【0056】また、前記有機EL素子において、コレス
テリック液晶層を形成していないものを作製し、前記と
同様にして直線偏光を得た。
【0057】これらの直線偏光を比べた結果、本発明の
有機EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステ
リック液晶層を形成していないものの直線偏光比べて
1.7倍であった。
【0058】実施例5 洗浄したガラス基板上に、陽極電極としてITO電極
(膜厚150nm)を形成した。次に、マスクによる真
空蒸着法で、正孔輸送層としてトリフェニルアミン四量
体(TPTE:化2,厚み60nm)を形成した。さら
に、青の発光層としてジスチリルアリレン誘導体(DP
VBi:化5)、緑の発光層としてアルミキノリノール
錯体(Alq:化3)にキナクリドンをl重量%ドーピ
ングしたもの、赤の発光層としてアルミキノリノール錯
体(Alq:化3)にDCM2(化6)を1重量%ドー
ピングしたもの(厚み20nm)を形成した。その後、
この発光層の上にMgAgミラー電極(厚み150n
m)を形成した。
【0059】一方、前記各層を形成したガラス基板の反
対面に、コレステリック液晶用の配向膜としてポリイミ
ド薄膜をスピンコートにより形成した。ポリイミド薄膜
の厚みは60nmとした。このポリイミド薄膜をレーヨ
ン布でラビングすることにより配向膜とした。
【0060】次に、ポリイミド配向膜上に、100μm
ピッチで赤(R)、緑(G)、青(B)の領域を有する
コレステリック液晶層を形成した。コレステリック液晶
層の形成は、光反射波長領域の中心波長が460nm、
540nm、620nmになるようにキラル成分の繰り
返し単位の割合(R:n=16,G:n=18,B:n
=21)を変えた、化1と同様の組成の3種類の側鎖型
コレステリツク液晶ポリマー(重量平均分子量1万)の
シクロヘキサノン30重量%溶液を、それぞれ印刷によ
り塗工して160℃で2分加熱することで乾燥、配向さ
せてコレステリック液晶層を形成した。コレステリック
液晶層の厚みは3μmとした。
【0061】以上のようにして得られた有機EL素子の
ITO電極とMgAgミラー電極間に5V直流電圧を印
可したところ、素子前方に各画素ごとに指向性を有する
発光光が得られた。各発光光は円偏光であった。この素
子上(コレステリック液晶層)に広帯域λ/4板を貼り
合わせると直線偏光が得られた。
【0062】また、前記有機EL素子において、コレス
テリック液晶層を形成していないものを作製し、前記と
同様にして直線偏光を得た。
【0063】これらの直線偏光を比べた結果、本発明の
有機EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステ
リック液晶層を形成していないものの直線偏光比べて
1.4倍であった。
【0064】実施例6 実施例5において、コレステリック液晶層の形成にあた
り、らせんピッチの異なる液晶ポリマーを3層積層して
広帯域化したものを用いた以外は、実施例5と同様にし
て有機EL素子を作製した。また、実施例5と同様にし
て、前記有機EL素子と、コレステリック液晶層を形成
していないものの直線偏光を比べた結果、本発明の有機
EL素子から得られた直線偏光の輝度は、コレステリッ
ク液晶層を形成していないものの直線偏光比べて1.3
倍であった。
【0065】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の
一概念図である。
【図2】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の
一概念図である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極電極 3 金属電極ミラー(陰極) 4 発光層 5 正孔輸送層 6 コレステリツク液晶層 7 配向膜 8 λ/4板 9 粘着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 昌宏 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA05 BA07 BA43 BB03 BC22 3K007 AB02 BA01 CA04 CB01 CC01 DA02 EB00 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な陽極電極と、陰極電極としての金
    属電極ミラーと、前記陽極電極と陰極電極との間に設け
    られた発光層を含む有機層を備え、さらに基板と前記陽
    極電極との間に、コレステリック液晶層を備えた円偏光
    出射型有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】 基板の出射光側に、λ/4板を積層した
    ことを特徴とする請求項1記載の円偏光型出射型有機エ
    レクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 透明な陽極電極と、陰極電極としての金
    属電極ミラーと、前記陽極電極と陰極電極との間に設け
    られた発光層を含む有機層を備え、さらに基板の出射光
    側にコレステリック液晶層を備えた円偏光出射型有機エ
    レクトロルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 コレステリック液晶層の出射光側に、λ
    /4板を積層したことを特徴とする請求項3記載の円偏
    光型出射型有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 コレステリック液晶層の選択反射帯域が
    100nm以上であることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の円偏光出射型有機エレクトロルミネ
    ッセンス素子。
  6. 【請求項6】 発光層内に、100μm以下のピッチ
    で、赤、緑、青の3色の発色領域を形成したことを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載の円偏光出射型
    有機エレクトロルミネッセンス素子。
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