JP2001240850A - 研磨用砥粒分散剤および研磨用スラリー - Google Patents

研磨用砥粒分散剤および研磨用スラリー

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JP2001240850A
JP2001240850A JP2000054616A JP2000054616A JP2001240850A JP 2001240850 A JP2001240850 A JP 2001240850A JP 2000054616 A JP2000054616 A JP 2000054616A JP 2000054616 A JP2000054616 A JP 2000054616A JP 2001240850 A JP2001240850 A JP 2001240850A
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polishing
abrasive
dispersant
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carbon atoms
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JP2000054616A
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Takesuke Yamaguchi
武亮 山口
Yasuhiro Yamada
康博 山田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨速度、微細なキズの発生防止効果が改良
された研磨用砥粒分散剤および研磨用スラリーを提供す
る。 【解決手段】 非アルキルフェノール型ポリエーテル化
合物と無機防錆剤からなり、25℃における1%水溶液
の表面張力20〜40dyne/cmであり、砥粒の分散安定
性が水のみの場合と比べ1.3倍以上である砥粒分散剤
と砥粒、水からなる研磨用スラリーを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨用砥粒分散剤お
よび研磨用スラリーに関する。さらに詳しくは、シリコ
ンウエハ、ガラス等の研磨加工を行う際の砥粒の分散剤
および研磨用スラリーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウエハ、ガラスの表面を
研磨する方法としては、上下の回転する定盤の間でアル
ミナなどからなる平均粒径0.1〜50μmの砥粒と砥
粒の分散用分散剤、アルカノールアミンなどの有機防錆
剤および水を混合したスラリーを連続的に供給し、研磨
する方法が使われている。その際に求められるものは研
磨速度の向上と研磨後の表面における微細なキズの低
減、研磨機械に対する防錆性であり、砥粒の分散剤とし
てはアルキルフェノール型ノニオン界面活性剤(アルキ
ルフェノールのエチレンオキサイド付加物)が使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルキ
ルフェノール型ノニオン界面活性剤では研磨速度、キズ
の低減いずれも十分ではなく、さらにこれらのものは環
境中に放出された場合、生分解などにより環境ホルモン
様作用を示す物質に転換される懸念があり、大量に使用
することは好ましくないといった問題を有している。ま
たこれらの問題を解決するために、ノニオン界面活性剤
と無機の防錆剤の組合せが提案されているが、研削速度
が十分とは言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アルキル
フェノール型ノニオン界面活性剤を使用せずに、加工速
度が速く、キズ発生の少ない研磨用砥粒分散剤を得るべ
く鋭意検討した結果、特定の表面張力、砥粒の分散安定
性を与えるポリエーテル化合物と無機防錆剤との組み合
わせにより、上記問題点が解決されることを見いだし本
発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、ポリエーテル化合物
(A)と無機防錆剤(B)からなり、100倍の水希釈
液の25℃における表面張力が20〜40dyne/c
mを示し、砥粒の分散安定性がイオン交換水のみの場合
と比べ1.3倍以上であることを特徴とする研磨用砥粒
分散剤(I)並びに該研磨用分散剤(I)、砥粒(D)
および水からなる研磨用スラリーである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で規定する表面張力は、ウ
ィルヘルミー式表面張力計により測定される値であり、
例えば協和界面化学株式会社製自動表面張力計などで測
定される。本発明で規定する砥粒の分散安定性は、研磨
用砥粒分散剤の100倍の水希釈液[分散剤(I)1重
量部をイオン交換水で希釈して100重量部としたも
の]に平均粒径10μmの炭化珪素製砥粒(たとえばフ
ジミインコーポレーテッド社製C#400)を20重量
%となるよう混合したスラリーを、内径2.8cm、高
さ24cmの100ml活栓付きメスシリンダーに10
0mlとり、25℃において、1分間で上下に30回振
りよく混合した後静置し、砥粒の沈降面が液面から50
mmを下降する間に要する時間を計ることで測定され
る。
【0007】本発明の非アルキルフェノール型ポリエー
テル化合物(A)としては無機防錆剤(B)と配合した
うえ、必要に応じてキレート剤、pH調整剤、防腐剤、
消泡剤、水などを添加し、砥粒分散剤としたときに、1
00倍の水希釈液の25℃における表面張力が20〜4
0dyne/cmを示し、砥粒の分散安定性が水のみの
場合と比べ1.3倍以上を達成するものが用いられる。
(A)の好ましい例には、下記(a−1)および/また
は下記(a−2)からなるものがあげられる。 (a−1):下記一般式(1)で示される化合物の1種
または2種以上の混合物からなる非アルキルフェノール
型ノニオン界面活性剤 Z−〔{ (AO)n/(EO)m}R1〕p (1) (式中、R1は炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
〜24のアシル基または水素原子;Zは炭素数1〜6の
p価のアルコール類の残基;Aは炭素数3〜4のアルキ
レン基;Eはエチレン基;pは1〜6の整数;p個のn
の合計は平均が10〜200となる正の整数;p個のm
の合計は平均が1〜300のとなる0または1以上の整
数;{(AO)n/(EO)m}は付加形式がブロック
状またはランダム状を表す。) (a−2):数平均分子量2000〜25,000のポ
リオキシアルキレンポリオールおよび有機ポリイソシア
ネートから誘導され、重量平均分子量が10,000〜
300,000であるポリウレタン化合物。
【0008】本発明の一般式(1)で示される非アルキ
ルフェノール型ノニオン界面活性剤(a−1)におい
て、Zはp価(pは1〜6の数)のアルコール類の残基
である。
【0009】上記のp価のアルコール類としては、炭素
数が1〜6の1〜6価のアルコール類、好ましくは脂肪
族または脂環族アルコールが挙げられる。具体的にはメ
タノール、エタノール、n−およびi−プロパノール、
n−、i−、sec−およびt−ブタノール、ヘキサノ
ール、シクロヘキサノールなどの1価アルコール;エチ
レングリコールなどの2価アルコール;グリセリン、ト
リメチロールプロパンなどの3価アルコール;ペンタエ
リスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、キシリト
ール、マンニトール、グルコースなどの4〜6価のアル
コールなどが挙げられる。これらのアルコール類のう
ち、好ましくは炭素数2〜5の2〜4価のアルコール類
である。
【0010】本発明の一般式(1)で示される非アルキ
ルフェノール型ノニオン界面活性剤(a−1)におい
て、(AO)nは炭素数3〜4のアルキレンオキサイド
(以下AOと略記)を付加することにより生成するポリ
オキシアルキレン基を表す。AOとしてはプロピレンオ
キサイド(以下POと略記)、1,2−、2,3−、
1,3−および1,4−ブチレンオキサイド、およびこ
れらの2種以上の併用(ブロックおよび/またはランダ
ム付加)が用いられる。好ましいのはPOである。また
(EO)mはEOを付加して生成する(ポリ)オキシエ
チレン基を表す。アルコール類へのAOおよびEOの付
加は通常の方法で行うことができ、無触媒または触媒
(アルカリ触媒、アミン系触媒、酸性触媒)の存在下
で、常圧または加圧下に1段階または多段階で行われ
る。
【0011】一般式(1)中のnは、炭素数3〜4のオ
キシアルキレン基の数、すなわちAOの付加モル数を表
し、通常p個のnの合計は平均が10〜200、好まし
くは10〜50の正の整数である。上記の範囲内であれ
ば水に易溶であり、また泡立ちが大きくなりすぎないた
め被研磨物の表面にキズが発生し難くなる。一般式
(1)中のmは、オキシエチレン基の数、すなわちEO
の付加モル数を表し、通常p個のmの合計は平均が1〜
300、好ましくは10〜100の0または1以上の整
数である。上記の範囲内であれば水に易溶であり、また
泡立ちが大きくなりすぎないため被研磨物の表面にキズ
が発生し難くなる。m/nは水に対する溶解性および低
泡性の点から1/10〜6/1、特に3/10〜5/1
が好ましい。
【0012】一般式(1)中の{ (AO)n/(E
O)m}は、AOとEOとのランダム付加および/また
はブロック付加を表す。付加の形態はランダム付加、ブ
ロック付加(たとえばAO−EO、EO−AO、AO−
EO−AO、AO−EO−AO−EOなどの順次付加)
および両者の混合系(たとえばランダム付加後にEO付
加)のいずれでもよい。これらのうち好ましくはブロッ
ク状付加であり、さらに、アルコール類にまずAOを付
加した後に末端にEOを付加したもの、すなわち、R1
と結合する側の末端がオキシエチレン基であるものが好
ましい。
【0013】本発明の一般式(1)で示される非アルキ
ルフェノール型ノニオン界面活性剤において、R1は炭
素数1〜18のアルキルもしくはアルケニル基、炭素数
2〜24のアシル基または水素原子である。pが2以上
の場合、複数個のR1は同一でも異なっていてもよい。
炭素数1〜18のアルキル基としては直鎖および/また
は分岐アルキル鎖、例えばエチル、メチル、プロピル、
デシル、ステアリル基などが挙げられる。炭素数1〜1
8のアルケニル基としてはオレイル基などが挙げられ
る。炭素数1〜18のアルキル基を持つ化合物の製造方
法としては、アルコール類にAOおよびEOを付加させ
た後に、炭素数1〜18のアルキルクロライド、アルキ
ルブロマイドなどアルキルハライドを反応させ得ること
ができる。炭素数2〜24のアシル基としては、例えば
アセチル、ブチル、ステアロイル、オレオイル基などの
脂肪族アシル;ベンゾイル、トルオイル、ナフトイル基
などの芳香族アシル基(アロイル基)が挙げられる。こ
れらのアシル基のうちで好ましいものは、脂肪族アシル
基であり、特に好ましくはアセチル基、オレオイル基で
ある。炭素数2〜24のアシル基を持つ化合物の製造方
法としては、アルコール類にAOおよびEOの付加を行
った後に、炭素数2〜24の酢酸、プロピオン酸、酪
酸、ステアリン酸、安息香酸、ナフトエ酸などのカルボ
ン酸との脱水エステル化により得ることができる。また
上記カルボン酸のエステル形成性誘導体(酸無水物、酸
塩化物、低級アルキルエステル)を用いることでも得る
ことができる。
【0014】本発明の一般式(1)で示される非アルキ
ルフェノール型ノニオン界面活性剤(a−1)の数平均
分子量は、一般式(1)を満たすものであれば特に制限
はないが、好ましくは2000〜20000、さらに好
ましくは3000〜10000である。〔分子量の測定
はゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)によ
る。以下も同じ。〕
【0015】本発明のポリウレタン化合物(a−2)を
誘導するポリオキシアルキレンポリオールとしては、多
価アルコールにAOが付加した構造の化合物およびこれ
らの2種以上の混合物が挙げられる。多価アルコール
(a1)としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ビス(ヒドロキシ
メチル)シクロヘキサン、ビス(ヒドロキシエチル)ベ
ンゼンなどの2価アルコール;グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、
α−メチルグルコシド、ソルビトール、キシリット、マ
ンニット、ジペンタエリスリトール、グルコース、フル
クトース、ショ糖などの3〜8価の多価アルコールなど
が挙げられる。多価アルコールに付加するAO(アルキ
レン基の炭素数2〜18)としては、EO、PO、1,
2−、2,3−もしくは1,3−ブチレンオキサイド、
テトラヒドロフラン(THF)、スチレンオキサイド、
炭素数6〜18のα−オレフィンオキサイド、エピクロ
ルヒドリンなどがあげられる。AOは単独でも2種以上
併用してもよく、後者の場合はブロック付加(チップ
型、バランスド型、活性セカンダリ―型など)でもラン
ダム付加でも両者の混合系〔ランダム付加後にチップし
たもの:分子中に任意に分布されたエチレンオキシド鎖
を0〜50重量%(好ましくは5〜40重量%)有し、
0〜30重量%(好ましくは5〜25重量%)のEO鎖
が分子末端にチップされたもの〕でもよい。ポリイソシ
アネートとの反応性の点から、ポリオキシアルキレンポ
リオールとしては末端部分にEOが付加しているもの
(チップ型、ランダムチップ型、バランスド型)が好ま
しい。これらの中で特に好ましいものはポリエチレング
リコールおよびポリプロピレングリコールにEOを付加
したものである。ポリオキシアルキレンポリオール中の
平均のオキシエチレン単位含有量は50重量%以上が好
ましく、85重量%以上が特に好ましい。
【0016】ポリオキシアルキレンポリオールの数平均
分子量は通常2,000〜25,000、好ましくは
3,000〜20,000である。数平均分子量が2,
000以上であれば、ポリウレタン化合物が水に易溶性
となり、25,000以下であればポリイソシアネート
のとの反応性が良好であり、目的とする性能を有する高
分子化合物を得ることが容易である。さらに低分子のポ
リオールを、水溶性または水分散性を損なわない範囲で
併用してもかまわない。本発明で用いられる低分子ポリ
オールとしては、2〜8価の多価アルコール、該多価ア
ルコールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、1,2−、1,3−、2,
3−もしくは1,4−ブチレンオキサイド、α−オレフ
ィンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロルヒド
リンなど)付加物(分子量500未満)などが挙げられ
る。上記多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1、6−ヘキサンジオー
ル、3−メチルペンタンジオール、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキ
シメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシ
エチル)ベンゼン、2,2−ビス(4,4’−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパンなどの2価アルコール;グ
リセリン、トリメチロールプロパンなどの3価アルコー
ル;ペンタエリスリトール、ジグリセリン、α−メチル
グルコシド、ソルビトール、キシリット、マンニット、
ジペンタエリスリトール、グルコース、フルクトース、
ショ糖などの4〜8価のアルコールなどが挙げられる。
【0017】本発明のポリウレタン化合物(a−2)を
誘導する有機ポリイソシアネートとしては、従来からポ
リウレタン製造に使用されているものが使用できる。こ
のようなポリイソシアネートには、炭素数(NCO基中
の炭素を除く、以下同様)6〜20の芳香族ポリイソシ
アネート、炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネー
ト、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート、炭素
数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネートおよびこれ
らのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボ
ジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレッ
ト基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、イソシアヌレ
ート基、オキサゾリドン基含有変性物など)およびこれ
らの2種以上の混合物が含まれる。
【0018】上記芳香族ポリイソシアネートの具体例と
しては、1,3−および/または1,4−フェニレンジ
イソシアネート、2,4−および/または2,6−トリ
レンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,
4’−および/または4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、4,4’−ジイソシアナトビ
フェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシア
ナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイ
ソシアナトジフェニルメタン、 粗製MDI[粗製ジア
ミノフェニルメタン〔ホルムアルデヒドと芳香族アミン
(アニリン)またはその混合物との縮合生成物;ジアミ
ノジフェニルメタンと少量(たとえば5〜20重量%)
の3官能以上のポリアミンとの混合物〕のホスゲン化
物:ポリアリルポリイソシアネート(PAPI)]、
1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’,4”
−トリフェニルメタントリイソシアネート、m−および
p−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネートな
どが挙げられる。
【0019】上記脂肪族ポリイソシアネートの具体例と
しては、エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,1
1−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエー
ト、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス
(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシ
アナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエート
などの脂肪族ポリイソシアネートなどが挙げられる。
【0020】上記脂環式ポリイソシアネートの具体例と
しては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート
(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、
メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添TD
I)、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−および
/または2,6−ノルボルナンジイソシアネートなどが
挙げられる。
【0021】上記芳香脂肪族ポリイソシアネートの具体
例としては、m−および/またはp−キシリレンジイソ
シアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリ
レンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0022】また、上記ポリイソシアネートの変性物に
は、変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド
変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート変性MD
I)、ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イ
ソシアヌレート変性HDI、イソシアヌレート変性IP
DIなどのポリイソシアネートの変性物およびこれらの
2種以上の混合物[たとえば変性MDIとウレタン変性
TDI(イソシアネート含有プレポリマー)との併用]
が含まれる。該ウレタン変性ポリイソシアネート[過剰
のポリイソシアネート(TDI、MDIなど)とポリオ
ールとを反応させて得られる遊離イソシアネート含有プ
レポリマー]の製造に用いるポリオールとしては、当量
が30〜200のポリオールたとえばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコールなどのグリコール;トリメチロー
ルプロパン、グリセリンなどのトリオール;ペンタエリ
スリトール、ソルビトールなどの高官能ポリオール;お
よびこれらのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイド)付加物が挙げ
られる。これらのうちで好ましいものは官能基数2〜3
のものである。上記変性ポリイソシアネートおよびプレ
ポリマーの遊離イソシアネート基含量は通常8〜33
%、好ましくは10〜30%、とくに好ましくは12〜
29%のものである。これらのうちで好ましいものはジ
イソシアネート類および粗製MDIであり、特に好まし
いものはMDI、HDI、IPDI、およびHDIであ
る。
【0023】本発明の(a−2)中のウレタン基(−N
HCOO−)の濃度は好ましくは0.1〜5重量%であ
る。ウレタン基濃度が0.1%以上であれば砥粒の分散
安定性機能が良好であり、5重量%以下であれば(a−
2)の水溶性が良好である。(a−2)の重量平均分子
量は通常10,000〜300,000、好ましくは3
0,000〜200,000である。分子量分布(GP
Cを用いて測定される重量平均分子量を数平均分子量で
除した数値)は、好ましくは1.2〜6.0、さらに好
ましくは1.3〜4.0である。(a−2)の重量平均
分子量が10,000以上であれば砥粒の分散安定性が
良好であり、300,000以下であれば砥粒スラリー
の粘度が適当な範囲であり、作業性が良好となる。本発
明の(a−2)を誘導する際の、ポリオキシアルキレン
ポリオール中の水酸基(OH)と有機ポリイソシアネー
ト中のイソシアネート基(NCO)の官能基のモル比
(OH)/(NCO)は、好ましくは8/10〜10/
8である。
【0024】本発明の(a−2)の製法は特に限定され
ず、通常のウレタンポリマーを作成する方法でポリオキ
シアルキレンポリオールおよび有機ポリイソシアネート
を反応させることにより得られる。反応温度は、通常3
0〜200℃好ましくは50〜180℃である。反応時
間は通常0.1〜8時間である。反応終了後、エチレン
ジアミン等公知の反応停止剤を使用してもかまわない。
この反応は、通常無溶剤系で行うが、イソシアネートに
対して不活性な有機溶剤中で行ってもよい。溶剤として
はアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキサイド、トルエン、ジオキサン等
があげられる。これらの溶剤を用いた場合は、通常、反
応後に溶剤を溜去して(a−2)を得る。
【0025】本発明の非アルキルフェノール型ポリエ−
テル化合物(A)において(a−1)と(a−2)を併
用する場合の(a−1)と(a−2)の重量比は、広範
囲、例えば(a−1)/(a−2)=90/10〜0/
100にわたり変えることができる。
【0026】本発明の(A)の成分としては分散剤の安
定性の観点から、さらにアルキル基の炭素数6〜24の
ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルもしくはポリ
オキシエチレンモノアルケニルエーテル(a−3)を含
むことが好ましい。(a−3)は通常、炭素数6〜24
の脂肪族アルコールにエチレンオキサイド(以下EOと
略記)を付加することにより得られる。炭素数6〜24
の脂肪族アルコールとしては天然アルコールでも合成ア
ルコール(チーグラーアルコール、オキソアルコールな
ど)でもよい。具体例としては、オクチルアルコール、
ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアル
コール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、
ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリル
アルコール、ノナデシルアルコールなどの飽和脂肪族ア
ルコール;オクテニルアルコール、デセニルアルコー
ル、ドデセニルアルコール、トリデセニルアルコール、
ペンタデセニルアルコール、オレイルアルコール、ガド
レイルアルコール、リノレイルアルコールなどの不飽和
脂肪族アルコール;エチルシクロヘキシルアルコール、
プロピルシクロヘキシルアルコール、オクチルシクロヘ
キシルアルコール、ノニルシクロヘキシルアルコール、
アダマンチルアルコールなどの環状脂肪族アルコールが
挙げられる。これら脂肪族系アルコールは1級または2
級が好ましく、特に1級が好ましい。また、アルキル基
部分は直鎖状でも分岐状でもよく、炭素数8〜18のも
のが好ましい。本発明の(a−3)のHLBは、通常1
0〜15、好ましくは11〜15である。なお本発明で
規定するHLBは、親水基部分の分子量を界面活性剤の
分子量で除した値に20を掛けた、グリフィンの定義に
よるHLBを用いる。(a−3)の具体例としてはオク
チルアルコールのEO3モル付加物(HLB10.
1)、ラウリルアルコールのEO7モル付加物(HLB
12.5)、ミリスチルアルコールのEO9モル付加物
(HLB13.0)、ミリスチルアルコールのEO12
モル付加物(HLB14.2)パルミチルアルコールの
EO9モル付加物(HLB12.4)などが挙げられ
る。好ましくはラウリルアルコールのEO7モル付加
物、ミリスチルアルコールのEO9モル付加物である。
【0027】本発明の(a−3)の数平均分子量は通常
200〜1500、好ましくは300〜1000であ
る。
【0028】本発明の(a−1)および/または(a−
2)と(a−3)との重量比は好ましくは1/5〜5/
1であり、1/3〜4/1であるものがさらに好まし
い。重量比が1/5より大きい場合は、研磨速度が十分
な速さであり、5/1より小さい場合は分散剤が経日で
分離するおそれがない。
【0029】本発明における無機防錆剤(B)として
は、特に限定されないが、例えばケイ酸ナトリウム、ケ
イ酸カルシウムなどのケイ酸塩類、リン酸ナトリウム、
リン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウムなどのリン酸塩
類、亜硝酸ナトリウムなどの亜硝酸塩類などがある。具
体的には、[さびを防ぐ事典](昭和56年6月30日
株式会社産業調査会出版部発行)に記載の腐食抑制剤が
使用できる。これらのうち好ましいものはケイ酸塩類、
リン酸塩類であり、さらに好ましいものはケイ酸ナトリ
ウム、リン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムであ
る。
【0030】本発明の研磨用砥粒分散剤(I)中の
(B)の割合は特に限定されないが、(A)100重量
部に対して好ましくは10〜100重量部、好ましくは
30〜80重量部である。また(A)、(B)はそれぞ
れ前述した化合物のうち2種以上を併用しても良い。
【0031】又、本発明の(I)には、必要により有機
防錆剤(C)を加えることができる。(C)としては、
特に限定されないが、例えば、炭素数2〜16の脂肪族
または脂環族アミン類(オクチルアミンなどのアルキル
アミン;オレイルアミンなど;シクロヘキシルアミンな
どのシクロアルキルアミン);そのEO(1〜2モル)
付加物;アルカノールアミン類(モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミンな
ど);そのEO(1〜2モル)付加物;脂肪族カルボン
酸類(オレイン酸、ステアリン酸など)とアルカリ金属
またはアルカリ土類金属との塩;スルフォン酸類(石油
スルホネートなど);りん酸エステル類(ラウリルホス
フェートなど)などがある。具体的には、[石油製品添
加剤](昭和49年8月10日幸書房発行)に記載のさ
び止め剤が使用できる。又、これらは2種以上を併用し
てもよい。(C)を使用する場合の、(B)と(C)の
重量比(B)/(C)は、特に限定はされないが、好ま
しくは100/0〜10/90である。また、(C)を
使用する場合の、(B)と(C)の合計量は、特に限定
はされないが、(A)100重量部に対して好ましくは
10〜100重量部、好ましくは30〜80重量部であ
る。
【0032】本発明の(I)には、粘度を調整する目的
で、メタノール、エタノール、プロパノールなどの1価
の水溶性アルコール;エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエ
チレングリコール(重合度2〜50)などの2価以上の
水溶性アルコールを、性能に悪影響のない範囲の量[例
えば(A)と(B)の合計100重量部に対して40重
量部以下]で配合してもよい。またこれらは2種以上を
併用してもよい。
【0033】本発明の(I)には、本発明の(a−
1)、(a−3)以外のノニオン界面活性剤やカチオン
界面活性剤を配合してもよい。また、さらに、公知のキ
レート剤、pH調整剤、防腐剤、消泡剤などの添加剤お
よび水を配合することができる。具体的には、本発明の
(a−1)、(a−3)以外のノニオン界面活性剤とし
ては1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ルジメチルアミンオキシド、モノステアリン酸グリセリ
ン、モノラウリン酸ソルビタンなどが挙げられる。カチ
オン界面活性剤としては塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、エ
チル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチル
アンモニウムなどが挙げられる。キレート剤としてはポ
リアクリル酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナト
リウム、コハク酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸ナトリウムなどが挙げられる。p
H調整剤としては酢酸、ほう酸、クエン酸、蓚酸、燐
酸、塩酸などの酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
などのアルカリが挙げられる。これらの添加剤の配合量
は目的により種々変えることができるが、通常0.01
〜40重量%、好ましくは0.01〜20重量%であ
る。本発明の(I)中の水の量は任意に変えることがで
きるが、通常10〜80重量%である。
【0034】本発明の(I)は予め(A)、(B)、水
及びその他の添加剤を混合したものであっても、研磨用
スラリーを作成時に(A)、(B)、水及びその他の添
加剤を混合してもよい。
【0035】本発明の第2発明である研磨用スラリー
は、第1発明の研磨用砥粒分散剤(I)と砥粒(D)お
よび水からなる研磨用スラリーである。研磨用スラリー
は、好ましくは、砥粒(D)を10〜30重量%、特に
好ましくは15〜25%、(A)および(B)を好まし
くは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.2〜2重
量%含有する水分散液として構成される。
【0036】本発明における砥粒(D)としては特に限
定されないが、例えば、アルミナ、ジルコン砂、炭化珪
素等を乾式または湿式ミル等を用いて平均粒径0.1〜
50μmに粉砕したものが挙げられる。本発明における
スラリーは、シリコンウエハ、ガラス、アルミニウム、
セラミック、合成石英、水晶、サファイア等の研磨に有
用である。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部および%はそれぞれ重量部または重量%を示
す。
【0038】表1に記載した割合で実施例1〜3および
比較例1を配合した。各分散剤の100倍の水希釈液の
25℃における表面張力、砥粒の分散安定性を表1に記
載した。測定は以下の方法で行った。 表面張力 :各分散剤の100倍の水希釈液を作成し、
協和界面化学株式会社製自動表面張力計で25℃におけ
る表面張力を測定した。 分散安定性:各分散剤の100倍の水希釈液に平均粒径
10μmの炭化珪素製砥粒(フジミインコーポレーテッ
ド社製C#400)を20重量%となるよう混合したス
ラリーを作成し、25℃においてスラリーを100ml
活栓付きメスシリンダーにとり、上下に30回振り、よ
く混合した後静置し、砥粒の沈降面が表面から50mm
を下降する間に要する時間を計り、同様に分散剤を使用
しないで作成したスラリーについて測定した沈降時間で
除し、水のみの場合に比べた分散安定性とした。
【0039】
【表1】 表中の数字は各重量部を表す
【0040】a-11:エチレングリコールにまずPO38
モルを付加した後、EO48モルを付加したもの a-12:a-11のメチルエーテル化物 a-21:ポリエチレングリコール(数平均分子量800
0)100部とHDI5.4部を170℃で5時間反応
させて得られたポリウレタン化合物 a-31:ラウリルアルコールにEO7モルを付加したもの
(HLB12.5) a-32:ミリスチルアルコールにEO9モルを付加したも
の(HLB13.0) c :ノニルフェノールにEO9モルを付加したもの
(HLB12.9) b :ケイ酸ナトリウム(無機防錆剤)
【0041】表2に記載の分散剤が1.0重量%、砥粒
(フジミインコーポレーテッド社製FO1200)が1
8重量%となるように水を加え混合し、実施例4〜6、
および比較例2の研磨用スラリーを得た。
【0042】これら実施例4〜6、比較例2の研磨用ス
ラリーを用い、直径3インチ、厚み600μmのシリコ
ンウエハ20枚を精密平面ラップ盤9BF4M5G(浜
井産業株式会社製)で15分間研磨した結果を表2に示
す。評価と判定は以下の方法で行った。 加工速度:研磨前後のシリコンウエハの厚みを測定し、
1分間当たりの厚みの減少量を算出した。 キズ :研磨後のシリコンウエハ20枚を目視し、そ
のキズの数の合計を集計した。
【0043】
【表2】
【0044】実施例1および2の分散剤が1.0重量
%、砥粒(フジミインコーポレーテッド社製GC40
0)が20重量%となるように水を加え混合し、実施例
7および実施例8の研磨用スラリーを、また比較例1の
分散剤が1.0重量%、砥粒(フジミインコーポレーテ
ッド社製GC400)が20重量%となるように水を加
え混合し、比較例3の研磨用スラリーを得た。
【0045】これら実施例7、8および比較例3の研磨
用スラリーを用い、直径3インチ、厚み1000μmの
ガラスディスク20枚を精密平面ラップ盤9BF4M5
G(浜井産業株式会社製)で7分間研磨した結果を表3
に示す。評価と判定は以下の方法で行った。 加工速度:研磨前後のガラスディスクの厚みを測定し、
1分間当たりの厚みの減少量を算出した。 キズ :研磨後のガラスディスク20枚を目視し、そ
のキズの数の合計を集計した。
【0046】
【表3】
【0047】この結果から、本発明の研磨用砥粒分散剤
を含むスラリーを用いて研磨するとキズの発生が少な
く、加工速度が優れていることが判る。
【0048】
【発明の効果】本発明の研磨用砥粒分散剤を含む研磨用
スラリーは、従来使用されていたノニルフェノール、オ
クチルフェノールなどのアルキルフェノ−ルのエチレン
オキサイドを含む研磨用スラリーに比較して加工速度に
優れ、表面にキズが生じることなく研磨を行うことがで
きるものである。 さらに、本発明の研磨用砥粒分散剤
は本質的にノニルフェノール、オクチルフェノールなど
のアルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物を含
まないため、環境ホルモン様作用の心配がないものであ
り、またシリコンウエハ、ガラスのみならず、アルミニ
ウム、セラミック、合成石英、水晶、サファイアなどの
研磨に有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/32 C08K 3/32 3/34 3/34 5/05 5/05 C08L 71/00 C08L 71/00 Y 71/02 71/02 75/08 75/08 H01L 21/304 622 H01L 21/304 622D 622A Fターム(参考) 3C058 AA07 CA06 CB02 CB03 CB06 DA02 DA17 4D077 AA01 AB20 AC05 BA01 BA02 BA04 BA07 BA15 DD05X DD05Y DD32X DD32Y DD33X DD33Y DD35X DD35Y DD46X DD46Y DE02X DE02Y DE07X DE07Y DE08X DE08Y 4J002 CH02W CH03W CK04W CK04X DE148 DH047 DH057 DJ007 DJ008 EC036 EC066 FD310 GT00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非アルキルフェノール型ポリエ−テル化
    合物(A)と無機防錆剤(B)からなり、100倍の水
    希釈液の25℃における表面張力が20〜40dyne
    /cmを示し、砥粒の分散安定性が水のみの場合と比べ
    1.3倍以上であることを特徴とする研磨用砥粒分散剤
    (I)。
  2. 【請求項2】 (A)が下記(a−1)および/または
    下記(a−2)を含むことを特徴とする請求項1記載の
    研磨用砥粒分散剤(I)。 (a−1):下記一般式(1)で示される化合物の1種
    または2種以上の混合物からなる非アルキルフェノール
    型ノニオン界面活性剤 Z−〔{ (AO)n/(EO)m}R1〕p (1) (式中、R1は炭素数1〜18のアルキルもしくはアル
    ケニル基、炭素数2〜24のアシル基または水素原子;
    Zは炭素数1〜6のp価のアルコール類の残基;Aは炭
    素数3〜4のアルキレン基;Eはエチレン基;pは1〜
    6の整数;p個のnの合計は平均が10〜200となる
    正の整数;p個のmの合計は平均が1〜300となる0
    または1以上の整数;{(AO)n/(EO)m}は付
    加形式がブロック状またはランダム状を表す。) (a−2):数平均分子量2000〜25,000のポ
    リオキシアルキレンポリオールおよび有機ポリイソシア
    ネートから誘導され、重量平均分子量が10,000〜
    300,000である水溶性または水分散性ポリウレタ
    ン化合物。
  3. 【請求項3】 (A)がさらにアルキル基の炭素数6〜
    24のポリオキシエチレンモノアルキルエーテルもしく
    はポリオキシエチレンモノアルケニルエーテル(a−
    3)を含有する請求項2記載の研磨用砥粒分散剤
    (I)。
  4. 【請求項4】(a−1)において、{(AO)n/(E
    O)m}がブロック状付加で、かつR1と結合する側の
    末端がオキシエチレン基である請求項2記載の研磨用砥
    粒分散剤。
  5. 【請求項5】(a−1)において、m/nが1/10〜
    6/1である請求項2または3記載の研磨用砥粒分散
    剤。
  6. 【請求項6】(a−3)のHLBが10〜15である請
    求項2〜4いずれかに記載の研磨用砥粒分散剤。
  7. 【請求項7】(B)が、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナト
    リウム、ポリリン酸ナトリウムからなる群より選ばれる
    1種以上の無機防錆剤である請求項1〜6のいずれかに
    記載の研磨用砥粒分散剤。
  8. 【請求項8】シリコンウエハ研磨用である請求項1〜7
    のいずれかに記載の研磨用砥粒分散剤。
  9. 【請求項9】ガラス研磨用である請求項1〜8のいずれ
    かに記載の研磨用砥粒分散剤。
  10. 【請求項10】(A)と(B)の重量比(A)/(B)
    が、1/1〜10/1である請求項1〜9のいずれかに
    記載の研磨用砥粒分散剤。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の研磨
    用砥粒分散剤(I)、砥粒(D)および水からなる研磨
    用スラリー。
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