JP2001237063A - 有機エレクトロルミネッセンス光源 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス光源

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JP2001237063A
JP2001237063A JP2000044690A JP2000044690A JP2001237063A JP 2001237063 A JP2001237063 A JP 2001237063A JP 2000044690 A JP2000044690 A JP 2000044690A JP 2000044690 A JP2000044690 A JP 2000044690A JP 2001237063 A JP2001237063 A JP 2001237063A
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organic
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substrate
layer
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Tatsuaki Funamoto
達昭 舟本
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Seiko Epson Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/87Arrangements for heating or cooling

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性を有する基板を通して、発光層からの
発熱を放熱することにより、高輝度で安定な有機EL光
源を提供する。 【解決手段】 透明性を有する基板1の一方の面上に少
なくとも透明電極膜21、発光層22および反射電極膜
23より構成される有機EL光源において、基板1の他
の一方の面上に空孔を有する熱伝導板3を接合してな
り、基板側の熱伝導率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス光源の基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の有機エレクトロルミネッセンス
(以下、有機ELという)光源については、特開平10
−144468にあるような構成である。その概略は図
3に示すように基板201上に有機EL素子(その積層
構造)202が設けられたものであるが、ここで基板2
01には熱伝導率の高い材質として石英やサファイアを
用いて放熱効果を上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における有機
EL光源においては基板に熱伝導性に加えて透明性があ
る必要も考慮して、上述したように高価な材料である石
英やサファイアを用いている。サファイアを用いた場合
でも熱伝導率が46W/(m・K)であり、さらに熱伝
導率の高い材料についてはコストや透明性から事実上使
用できず、サファイヤの熱伝導性を超える効果は期待で
きない。したがって、照明光源などの目的でさらなる高
輝度を狙った場合、発熱による問題に対しての対策には
限度があった。
【0004】本発明はこの様な問題点を解決するもので
あり、特に良熱伝導性を備えた安価で高い熱伝導性を有
する基板を用いた、効率が高く寿命の長い有機EL素子
を有する光源を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の有機EL
光源は、透明性を有する基板上に形成した有機EL光源
において、前記基板の表面または内部の少なくとも一方
に前記基板よりも高い熱伝導率をもつ熱伝導層を有し、
該熱伝導層は透明性を有するもしくは光線を透過する構
造を有することを特徴とする。
【0006】本構成によれば、従来の均質な基板材料を
用いたのみよりも、さらに熱伝導率を高めることができ
る。本発明の第二の有機EL光源は、上記第一の有機E
L光源において、前記熱伝導層は空孔を有する層状の熱
伝導体であり、前記空孔部は空隙であるまたは透明性を
有する材質で充填されることを特徴とする。
【0007】本構成によれば、熱伝導率の高い材料とし
て、金属のような不透明なものが使用できる。
【0008】本発明の第三の有機EL光源は、上記第二
の有機EL光源において、前記熱伝導体が網状であるこ
とを特徴とする。
【0009】本構成によれば、開口率の高い、熱伝導層
とすることができ、光の取りだし効率を高めることがで
きる。
【0010】本発明の第四の有機EL光源は、前記熱伝
導体が金属材料であり、前記熱伝導体の表面に金属光沢
を有することを特徴とする。
【0011】本構成によれば熱伝導体の表面における、
光吸収を低減することができ、光の取りだし効率を高め
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に沿って
詳細に説明する。
【0013】(第1の実施形態)以下に本発明の第1の
実施形態に係る有機EL光源を図1を参照して説明す
る。図1に示す有機EL光源において、基板1は透明性
がある物質で形成され、たとえばガラス、石英、サファ
イアなどが使用できるが、このなかでも熱伝導率が高い
石英、サファイアなどが有利である。基板1の一方の面
には有機EL素子(その積層構造)2が形成されてい
る。有機EL素子2の積層構造部分は、基板1側から透
明電極膜21、発光層22および反射電極膜23より構
成されている。発光層22は図中では簡略化されて描か
れているが、実際には、正孔輸送層、有機EL発光膜、
電子輸送層など複数の層で形成されている。
【0014】発光層22は、一般的には正孔輸送層、有
機EL発光膜、電子輸送層と機能分離させるのが望まし
いとされる。ただし、これに限定されるものではなく、
透明電極層と正孔輸送層の間に正孔注入層を導入するこ
とや、反射電極層と電子輸送層との間に電子注入層とし
て非常に薄い絶縁層を導入することもできる。また、正
孔輸送層や電子輸送層に蛍光色素を微量導入することが
でき、導入する蛍光色素により自在に発光色を選択する
ことができる。
【0015】発光層22に用いられる正孔輸送性材料に
は、例えばテトラアリールベンジシン化合物(トリアリ
ールジアミンないしトリフェニルジアミン:TPD)な
どが挙げられる。電子輸送性の材料としては、キノリン
誘導体、さらには8−キノリノールないしその誘導体を
配位子とする金属錯体、特にトリス(8−キノリノラ
ト)アルミニウム(Alq3 )を用いることが好まし
い。
【0016】また、有機EL発光膜は、低分子、高分子
を問わず、真空蒸着、スパッタリング、スピンコート、
ディッピング、インクジェット方式など様々な膜形成手
法を選択することができる。
【0017】反射電極膜23としては、導電性物質であ
ればよいが、中でも単体金属ではAl、合金ではMgと
Agの合金、Al合金が好ましい。
【0018】基板1の有機EL素子2を形成していない
側には熱伝送層を構成する熱導伝体としての熱伝導板3
が接合されている。熱伝導板3は基板1よりも高い熱伝
導率を有する材料からなり、たとえばアルミニウム、
銀、銅などの金属やグラファイトなどが用いることがで
きる。熱伝導板3には多数の空孔31があけられてお
り、有機EL素子から発せられた光線を空孔31を通し
て透過することができる。空孔31の形状は円、楕円、
多角形、不定形などを自由にとることができるが、その
ときの短径もしくは空孔の幅は有機EL素子2と熱伝導
板3の間隔の2倍以下であることが望ましい。2倍を超
えると発光位置により、熱伝導板3までの距離が大きく
なり、熱伝導効果が低下して温度ムラができやすいため
である。実際の加工を考慮に入れると、たとえば有機E
L素子2と熱伝導板3の間隔が500μmであった場
合、空孔31の径は500〜1000μmであることが
望ましい。また、空孔31の面積比は、できるだけ大き
くとったほうが、光の透過量を大きくすることができ
る。
【0019】熱伝導板3の厚みは厚くとったほうが、熱
伝導の効果を高めることができるが、空孔部の壁面にお
ける吸収から光の取り出し効率が低下するため、穴径の
1/2以下が適している。空孔31の径が1000μm
の場合、50〜500μmであることが望ましい。
【0020】これらの構造により、熱伝導板3は基板1
を伝導してきた熱をより高速に伝導し、熱の平均化がで
きるとともに、放熱効果を高めることができる。
【0021】本実施形態に係る有機EL光源は、以上の
構成により、放熱効果を高めたことにより、高輝度で安
定な発光を得ることができる。
【0022】(第2の実施形態)以下に本発明の第2の
実施形態を図2に基づいて説明する。
【0023】図2において、基板101の一方の面には
有機EL素子(その積層構造)102が形成されてい
る。このEL素子の構成は前述の第1の実施形態に用い
た構成を適用することができる。
【0024】基板101の内部には熱伝導層としての網
状の金属層103が設けられている。金属層103を構
成する物質は基板101の熱伝導率よりも高い熱伝導率
を持つものであれば何でも良いがアルミニウム、銀、銅
などの熱伝導率の高い金属が適している。また、金属層
103は表面での光の乱反射により、表面への光射出が
期待できるため、銀などの反射率の高い金属光沢を有す
る材料が適している。
【0025】網状の金属層103における、網の穴部分
の大きさは前述の内容と同等で、有機EL層102と金
属層103の間隔の2倍以下が望ましい。
【0026】本実施形態に係る有機EL光源は、以上の
構成により、より光の取りだし効率の高い、有機EL光
源を実現することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高電流で発生する熱を有効に伝導、放熱することによ
り、高輝度で安定な有機EL光源を提供することができ
る。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る有機EL光源の構
造を示す斜視断面図。
【図2】 本発明の他の実施形態に係る有機EL光源の
構造を示す斜視断面図。
【図3】 従来の有機EL光源の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1、101、201 ‥‥ 導光板 2、102、202 ‥‥ 有機EL素子 3 ‥‥ 熱伝導板 103 ‥‥ 金属層 21 ‥‥透明導電膜 22 ‥‥発光層 23 ‥‥反射電極膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明性を有する基板上に形成した有機エ
    レクトロルミネッセンス光源において、前記基板の表面
    または内部の少なくとも一方に前記基板よりも高い熱伝
    導率をもつ熱伝導層を有し、該熱伝導層は透明性を有す
    るもしくは光線を透過する構造を有することを特徴とす
    る有機エレクトロルミネッセンス光源。
  2. 【請求項2】 前記熱伝導層は空孔を有する層状の熱伝
    導体であり、前記空孔部は空隙であるまたは透明性を有
    する材質で充填されることを特徴とする請求項1記載の
    有機エレクトロルミネッセンス光源。
  3. 【請求項3】 前記熱伝導体は網状であることを特徴と
    する請求項2記載の有機エレクトロルミネッセンス光
    源。
  4. 【請求項4】 前記熱伝導体は金属材料であり、前記熱
    伝導体の表面に金属光沢を有することを特徴とする請求
    項2または3に記載の有機エレクトロルミネッセンス光
    源。
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