JP2006331694A - 有機発光素子及び有機発光素子用基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通電発光時に発生する熱の悪影響を抑えることができ、発光ムラのない均一発光を実現することができると共に、かつ寿命の短縮や素子破壊の可能性を低減することができる有機発光素子を提供する。
【解決手段】 一対の電極1,2間に設けられる発光層3を基板4に積層して形成される有機発光素子に関する。基板4は、少なくとも一部が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、且つ発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下である。さらに、基板4の表面に電極1が形成されているときには電極1が、あるいは基板4の表面に電極1が形成されていないときには基板4の発光層3側の表面が、70%以上の全光線反射率を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機発光素子及びこの有機発光素子に使用される基板に関するものである。
有機発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)は、フラットパネルディスプレイ、液晶表示機用バックライトや照明用光源等に用いられている。この有機発光素子は、一対の電極間に有機発光層、および必要に応じてその他の機能を有する層を積層した構造を有し、これを基板の上に設けて形成されているものであり、一対の電極のうち少なくとも一方の電極を光透過性とすることで、当該電極を通して有機発光層で発生した光を素子外に取り出すことが可能である。そして、基板が光透過性である場合には、基板上の電極を光透過性のものとすることで基板を通して光を取り出し、基板が不透明である場合には、基板上の電極と対向する電極を光透過性のものとして基板と反対側に光を取り出す構造が一般に用いられている。また基板上に形成された有機発光素子は、形成後に雰囲気中の水分および酸素等の影響を受けて特性が低下するため、通常、ガラスや金属による封止缶を不活性ガス充填状態で貼付することで雰囲気バリアを形成し、これらの悪影響から素子を保護するようにしている。
しかし、この雰囲気バリアを、封止缶を用いて形成した場合には、封止缶と基板の間に気体層が形成されることになり、通電時に有機発光素子に生じた熱を十分に放散させることができなくなる。有機発光素子の高輝度発光時、特に大面積発光の有機発光素子の高輝度発光時には、熱の発生も相当量のものとなり、その結果、発光ムラ、熱による寿命の短縮、また、最悪の場合には有機発光素子自体の破壊にまでつながるおそれがある。最近の材料進化により、有機発光素子の発光効率は向上しているが、たとえ蛍光灯並みの100lm/Wに到達した場合にも依然として投入電力の半分以上は熱に変換されてしまうために、発熱の影響を完全に回避することは実質的に不可能である。また複数の有機発光素子を導電層や絶縁層からなる中間層を介して積層した新規デバイス構造により、一定輝度を得るための通電電流を数分の一に低減し、寿命を延ばした例も報告されているが、この場合にも発熱による寿命の短縮や、素子破壊の可能性は原理的に完全には回避できないのが事実である。
これらの問題を解決するために、たとえば金属封止缶を用いかつ内部に不活性の液体を封じることにより封止部材の熱伝導性を向上させ、放熱性を良くした構造の有機発光素子が提案されている(特許文献1参照)。しかし、このものでは液体を封止に用いるため、封止プロセスの複雑化が問題であり、実用性に欠けるものである。
また、特許文献2あるいは特許文献3には、基板の有機発光素子を形成する側に伝熱層を設ける方法が記されているが、伝熱層を形成する際の歩留まり等の観点から好ましくない。また特許文献4では金属箔を用いた有機発光素子が提案されているが、このものは可撓性、耐衝撃性、ガスバリア性、軽量化を確保することが目的であり、発熱に関する考慮はなされていない。
特開平11−195484号公報 特開2002−063985号公報 特許第3553672号公報 特開2002−015859号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、発光時に発生する熱の悪影響を抑えることができ、発光ムラのない均一発光を実現することができる共に、かつ寿命の短縮や素子破壊の可能性を低減することができる有機発光素子及び有機発光素子用基板を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る有機発光素子は、一対の電極間に設けられる発光層を基板に積層して形成される有機発光素子において、基板は、少なくとも一部が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、且つ発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下であり、さらに、基板の表面に電極が形成されているときには電極が、あるいは基板の表面に電極が形成されていないときには基板の発光層側の表面が、70%以上の全光線反射率を有することを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、請求項1において、基板は導電性の素材で形成され、一対の電極のうち一方の電極が基板の表面に絶縁層を介して形成されていることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、請求項1において、基板は導電性の素材で形成され、基板が一対の電極のうち一方の電極を兼ねることを特徴とするものである。
また請求項4の発明は、請求項1において、基板は絶縁性の素材で形成され、一対の電極のうち一方の電極が基板の表面に形成されていることを特徴とするものである。
また請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、基板の発光層側の表面が、平均ピッチが100nm〜300μm、平均深さが平均ピッチの2分の1以下である凹部を有する凹凸形状に形成されていることを特徴とするものである。
また請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、基板の発光層と反対側の表面に凹凸を設けて、基板のこの表面を平坦面に対して1.5倍以上の表面積を有するように形成したことを特徴とするものである。
また本発明の請求項7に係る有機発光素子用基板は、少なくとも一部が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、且つ発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下であり、さらに、基板の表面に電極が形成されているときには電極が、あるいは基板の表面に電極が形成されていないときには基板の発光層側の表面が、70%以上の全光線反射率を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、基板は10W/(m・K)以上の熱伝導率を有するので、通電・発光時に発生する熱は基板を通して放熱することができ、熱の悪影響を抑えて、発光ムラのない均一発光を実現することができると共に、かつ寿命の短縮や素子破壊の可能性を低減することができるものである。また基板は発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下であり、さらに、基板の表面に電極が形成されているときには電極の発光層側の表面が、あるいは基板の表面に電極が形成されていないときには基板の発光層側の表面が、70%以上の全光線反射率を有するので、発光層で発光した光を高効率で反射させて素子外に出射させることできるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は一対の電極1,2の間に有機発光層3を積層して形成される有機発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)の構造の一例を示すものであり、一対の電極1,2のうち一方の電極(陰極)1を基板4の表面に積層し、電極1の表面上に電子注入・輸送層5を介して発光層3を積層すると共に、さらにこの発光層3の上にホール注入・輸送層6を介して他方の電極(陽極)2が積層してある。また基板4の表面に積層されるこれらの積層物を封止部材7で覆うことによって、封止するようにしてある。そしてこのものでは、発光層3で発光した光は、透明電極として形成される電極2を通し、さらに透明体で形成される封止部材7を通して放射されるようになっている。勿論、この構造はあくまでも一例であり、本発明の趣旨に反しない限り図1の構造に限定されるものではない。
そして本発明は、基板4として10W/(m・K)以上の熱伝導率を有するものを用いるものである。基板4の全体が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有する素材で形成されることが好ましいが、基材4の少なくとも一部(半分以上であることが望ましい)が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有する素材で形成されていればよい。このように基板4として10W/(m・K)以上の熱伝導率を有するものを用いることによって、有機発光素子に通電して発光させる際に発生する熱を基板4を通して放熱することができるものであり、大面積の有機発光素子に対して高い電流密度で通電した場合にも、熱の悪影響を抑えることができ、発光ムラのない均一発光を実現することができると共に、寿命の短縮や素子破壊の可能性を低減することができるものである。熱伝導率が10W/(m・K)未満である場合には、このような効果を十分に得ることができない。また基板4の熱伝導率は高い程好ましく、従って、基板4の熱伝導率の上限は特に設定されない。
10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、かつ導電性の基板4としては、特に限定されるものではないが、銅、アルミニウム、ステンレス、銀、鉄、ニッケル、ニッケル鉄合金などの金属や、シリコン等を挙げることができるものであり、板、箔、その他の形状の構造体で使用することができる。
また、10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、かつ電気絶縁性の基板4としては、窒化アルミニウム、炭化シリコン、アルミナ等のセラミックなどを挙げることができるものであり、板、その他の形状の構造体で使用することができる。また、高熱伝導率の粒子や繊維などを母材に混合することで10W/(m・K)以上の熱伝導率を得ることができるものであれば、例えば金属粒子練り込みフィルム、カーボン練り込み樹脂シート等も基板4として使用可能である。
本発明において基板4の発光層3を積層する側の表面が平均荒さ50nm以下の平滑面であることも必要である。基板4の表面をこのように平均荒さ50nm以下の平滑面に形成することによって、発光層3で発光した光を高効率で反射させて、透明電極として形成される電極2から外部に出射させることできるものであり、光の取出し効率を高めることができるものである。基板4の表面が平均荒さ50nmを超える面であると、このような効果を十分に得ることができない。また基板4の表面の平均荒さは小さいほど好ましく、理想的には0である。基板4の表面を平滑化する手段は特に限定されないが、例えば電解研磨、機械的研磨、電気化学的研磨、化学的機械的研磨、化学研磨その他任意の研磨方法を用いることができる。あるいは、圧延その他の成型時に表面平滑性を確保する方法、平面転写による平滑化、平滑化膜の挿入など任意の手段を使用することも可能である。ここで、本発明において平均面荒さとは、300nm□(一辺が300nmの正方形)の小領域において、その領域の荒さ中心線L(図4に示すように凹凸の高さの中心線L)に対する値で評価した値である。
基板4が電気絶縁性である場合には、図1の実施の形態のように、一対の電極1,2のうち一方の電極1が基板4の表面に形成されるが、基板4が導電性である場合には、一対の電極1,2のうち一方の電極1をこの基板4で兼用することができる。従ってこの場合には、図2(a)に示すように、基板4の表面に電極1を形成する必要がなくなる。
基板4がこのように導電性である場合にも、電極パターンの設定、平滑化、剛性向上等の種々の理由で、基板4の表面に電極1を形成することもできる。この場合には図2(b)に示すように、基板4の表面に電気絶縁性の膜からなる絶縁層8を形成し、この絶縁層8の表面に電極1を形成するものである。この絶縁層8としては、特に限定されないが、例えばバリレン、ポリイミド、ポリ尿素等の有機膜を気相系で成膜したもの、アクリル等の樹脂モノマーを塗布、蒸着、凝集、印刷、噴霧等の手段によって基板4上に膜として形成し、次いで熱、光等任意の手段によって硬化させたもの、樹脂膜をラミネート等の手段によって設けたもの、樹脂そのものを蒸着したもの、SiN、SiO、SiON、Al等の無機材料をスパッタ、CVD法、焼結法、ゾルゲル法その他の方法により成膜したものなどを用いることができる。絶縁層8は、この膜を平滑化膜としても用いる場合には、表面平滑化能の高いものから選定することが好ましい。絶縁層8の厚みは特に限定されないが、熱伝導率を考慮して、使用に問題のない範囲で薄くすることが好ましい。
本発明において、基板4が電極1を兼用して基板4の表面に電極1が形成されない場合には、基板4の発光層3を積層する側の表面が、全光線反射率70%以上に形成されていることが必要である。このように基板4の表面そのものが全光線反射率70%以上であってもよいが、基板4の発光層3を積層する側の表面に金属などの導電材料で反射膜9を図3(a)のように形成することによって、基板4の表面が全光線反射率70%以上になるようにしてもよい。
また基板4の表面に電極1が形成される場合には、電極1が全光線反射率70%以上に形成されていることが必要である。この場合、図3(b)に示すように、基板4の表面に金属などの導電材料で反射膜9を積層すると共に反射膜9の表面に透明電極1aを積層して、反射膜9と透明電極1aとで電極1を形成するようにし、反射膜9によって電極1の全光線反射率が70%以上になるようにしてもよい。
上記の反射膜9は鏡面反射面であってもよく、拡散反射面であってもよいものであり、反射膜9は金属膜の他に、異種屈折率多層膜、高反射率粒子層などで形成することができるものである。
そしてこのように基板4あるいは電極1を70%以上の全光線反射率に形成することによって、発光層3で発光した光を高効率で反射させて、透明電極として形成される対向電極2から出射させることできるものであり、光の取出し効率を高めることができるものである。全光線反射率が70%未満であると、このような効果を十分に得ることができない。また全光線反射率は大きいほど好ましく、理想的には100%である。
また、本発明の有機発光素子に用いる基板4は、発光層3を積層する側の表面に凹凸形状を有していてもよい。凹凸形状の大きさは、図5(a)のように、隣合う凹部10の平均ピッチPが100nm〜300μmで、凹部10の平均深さDがこの平均ピッチPの2分の1以下になるように形成するのが好ましい。このように基板4の表面に凹凸を付与することによって、基板4の表面積が増大し、また基板4の表面での乱反射によって、光の取出し効率の向上が実現できるものである。凹部10の平均ピッチPが100nm未満であると、光の取出し効率を向上させる効果が小さく、平均ピッチPが300μmを超えると、光の散乱効果が小さくなって、結果として光の取り出し効率を向上させる効果が小さくなる。また凹部10の平均深さDが平均ピッチPの2分の1を超えると、基板4に積層する発光層3など有機発光素子を構成する有機膜が十分に追随することができなくなって欠陥の原因となるため好ましくない。光の取出し効率を向上させる効果を十分に得るためには、凹部10の平均深さDは50nm以上、もしくは平均ピッチPの10分の1以上であることが望ましい。
上記の凹凸を基板4に形成するにあたっては、例えば、基板4の表面もしくは基板4の表面に加工層として形成した層に対して、サンドブラスト加工、フロスト加工、スタンプ加工、エッチング加工、エンボス加工等によって形成する方法や、有機系樹脂、ガラス等の母材に、樹脂ビーズ、ガラス、中空ガラスビーズ、シリカ、酸化バリウム、酸化チタン、樹脂ビーズ等の各種粒子を散在させたものを、塗布、ゾルゲル法等によって成膜し、表面凹凸を有する膜を設ける方法、フォトレジスト等を用いて凹凸パターンを設ける方法、マスクを用いて所定の厚みの構造体を形成する方法、等を用いて行なうことができる。また基板4の表面に直接凹凸を形成せず、他の基材上に凹凸を形成したものを転写、貼付等各種の方法によって行なうことも可能である。凹凸のパターンは、ランダムなものでも良いし、必要に応じてそのサイズが規定された回折格子、ゾーンプレートなどでも構わない。また、所望の発光波長に応じて、サイズ、パターン、向きを任意に選択し、基板4上の所定の位置にそれぞれ形成してもかまわない。
ここで、基板4の表面に付与する凹凸と、基板4の表面の平均表面荒さの関係について説明する。すなわち請求項1において、基板4の平均表面荒さを50nm以下に規定したが、これは300nm□というミクロの領域において、局所的な凹凸がない状態を意味している。一方、請求項5の凹凸はいわゆる表面のうねりであり、そのうねりを有する表面は表面平均荒さ50nm以下の平滑な面に形成されているということを意味するものである。つまり基板4の表面は、図5(b)のようにミクロの領域では表面平均荒さ50nm以下の微細な凹凸はあるが、図5(a)のようにマクロ的には平滑な表面に形成されているものである。この状態の表面形状は、有機発光素子の短絡、欠陥の原因となる膜厚方向の突起もしくは凹みではなく、基板4の表面に曲面を有するととらえることが可能である。
さらに、基板4の発光層3を積層する側と反対側の表面に凹凸を設けて、基板4のこの表面の表面積が、平坦面の場合に比して1.5倍以上になるように形成することが好ましい。このように基板4の表面に凹凸を設けて表面積が1.5倍以上になるように形成することによって、基板4の表面からの放熱性を高めることができるものである。表面積が1.5倍未満であると、基板4の表面からの放熱性を高める効果を十分に得ることができないものであり、表面積は大きいほど好ましいので、上限は特に設定されない。
この凹凸は、基板4の表面を凹凸形状に形成したり、基板4の表面に空隙を形成したりして、形成することができるものであり、基板4の表面に直接エンボス加工、エッチング加工等任意の加工を施して形成するようにする他、塗布や、貼付等の方法によって、所定の凹凸形状や空隙形状を有する層を基板4の表面に設けることによって形成することもできる。このように基板4に別途の層を設けて凹凸を形成する場合、この層の材料としては特に限定されないが、放熱性の観点から、上記の基板4の材料として挙げた熱伝導率の高い材料等から選定することが好ましい。
ここで、本発明の有機発光素子に用いる電極1,2のうち、少なくとも発光層3など有機層の基板4と反対側に形成される電極2は光透過性電極である。この電極2の材料の種類は特に限定されるものではないが、例えば、インジウム−錫酸化物(ITO)、インジウム−亜鉛酸化物(IZO)、ガリウム−亜鉛酸化物、アルミニウム−亜鉛酸化物、錫酸化物、Au等の金属の極薄膜、導電性高分子、導電性の有機材料、ドーパント(ドナーもしくはアクセプタ)含有有機層、およびこれらの積層体等が挙げられる。これらの電極1,2と有機層の間には、場合によっては、電極1,2の成膜時のダメージを低減するための層が必要であり、例えば、アルカリ金属ドープ有機層、銅フタロシアニン層、アクセプタドープ有機層等が挿入されるが、これについても特に限定はされない。一方、反射性の電極1はその材質、形成方法は特に限定されず、本発明の効果の妨げにならない限り任意のものを用いることができるが、陰極として形成する場合には、例えばAl、Zr、Ti、Y、Sc、Ag、In、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属等の金属単体、もしくはこれらの金属の合金または酸化物、あるいは、これらと金属ドーピング有機層(特開平10−270171号公報等に記載)の併用、などが挙げられる。また陽極として形成する場合には、例えは、Au、Pd、Pt等の金属などを用いることができる。さらに、インジウム−錫酸化物(ITO)、インジウム−亜鉛酸化物(IZO)、錫酸化物、Au等の金属の極薄膜、導電性高分子、導電性の有機材料等による光透過性電極と何らかの反射面を組み合わせて反射性の電極1として形成することも可能である。
また、電極1,2からのキャリア注入の改善が必要な場合、基板4の表面のプラズマ処理、オゾン処理等の前処理によって、あるいはキャリア注入層を形成することによって、キャリア注入性を改善することが可能である。キャリア注入層の例としては、特に限定はされないが、有機材料にアクセプタとなる有機材料もしくは無機材料を混合したもの、有機材料にドナーとなる仕事関数の小さな金属を混合したもの、有機材料に有機系ドナーを混合したもの、p型半導体、n型半導体、その他任意のキャリア注入材料を用いたキャリア注入層が挙げられる。
本発明の有機発光素子に用いる有機発光材料、および有機発光素子の構造は、公知の任意のものが適用可能である。有機材料(ホール注入材料、ホール輸送材料、発光層ホスト、発光層ドーパント、電子輸送材料、電子注入材料)、各種材料(電極、電荷発生層用材料、等電位面用材料、金属錯体、各種無機材料)等は、本発明の趣旨に反しないものから選択することができる。例として、アントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、トリス(5−フェニル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、ピラン、キナクリドン、ルブレン、およびこれらの誘導体、あるいは、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、スチリルアリーレン誘導体、スチリルアミン誘導体、および、これらの発光性化合物からなる基を分子内の一部分に有する化合物あるいは高分子などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、前記化合物に代表される蛍光色素由来の化合物のみならず、いわゆるリン光発光材料、一部の例を列記するならばIr錯体、Os錯体、Pt錯体、ユーロピウム錯体、等々の発光材料およびそれらを分子内に有する化合物あるいは高分子も好適に用いることができる。これらの材料は、必要に応じて適宜選択して用いることができ、その種類は本発明の内容とは特に相関しない。また有機層の積層順など素子の内部構成についても特に限定されるものではなく、単一の発光層3内に複数の発光色を有する構造の発光素子、等電位面もしくは絶縁層を介して発光層3を複数有する積層型発光素子など、いずれも問題なく使用することができる。
また、本発明の有機発光素子において、図1のように、その封止に光透過性の封止部材7を用いることが必要である。光透過性の封止部材7とは、例えばガラス缶、ガラス板、SiON、SiN、SiO、アルミナ等の無機膜、無機膜の積層体、および無機膜と有機膜の複合体、石英板、バリア性フィルム、バリア性樹脂板、低吸湿・低ガス透過性樹脂(接着剤、シール剤なども含む)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、非発光点の発生および成長を防ぐために通常何らかの乾燥剤を封止部材7の内部に設けることがあるが、この乾燥剤についても光透過性のものが好ましいが、その大きさあるいは配置場所によっては光非透過性のものであってもよい。
さらに本発明の有機発光素子は、光取り出し側のいずれかの部位に光取り出し処理をなしてもよい。光取り出し処理とは、光取り出し側の透明電極の表面への凹凸形状付与、封止部材の表面の反射防止処理、散乱処理、光散乱性を有する封止部材の使用、拡散フィルム等光散乱性を有する部材の電極の表面上あるいは封止部材上への光学的接合などが例として挙げられる。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(基板Aの作製)
100mm□、厚み0.3mmの銅板の表面を研磨し、基板Aとした。セイコーインスツル株式会社製プローブ顕微鏡「SPI3800N」を用いて、この基板Aの表面の300nm□エリアでの平均面荒さ(Ra)を測定したところ、38nmであった。また、この基板Aの熱伝導率は400W/(m・K)であった。
(基板Bの作製)
基板Aの表面に、平均粒子径100nmの銀粒子を含むペーストを塗布、焼成して、基板Bを作製した。上記と同様に基板Bの平均表面荒さを測定したところ、29nmであった。また、この基板Bの熱伝導率は400W/(m・K)であった。
(基板Cの作製)
100mm□、厚み1mmの窒化アルミニウム製基板を用意し、表面研磨して基板Cとした。上記と同様に基板Cの平均表面荒さを測定したところ、42nmであった。また、この基板Cの熱伝導率は220W/(m・K)であった。
(基板Dの作製)
基板Aの表面にアルミニウム膜をスパッタにより1200Å厚に成膜した。このアルミニウム膜の全光線反射率は約90%であった。次で、対抗ターゲット式スパッタ装置を用いてSiN膜を500Å厚に形成し、基板Dとした。上記と同様に基板Dの平均表面荒さを測定したところ、40nmであった。また、この基板Dの熱伝導率は400W/(m・K)であった。
(基板Eの作製)
基板Aの表面(発光層を積層する側の表面)をエンボス加工して、図6のように平均ピッチP=10μm、平均深さD=2μmの凹部を有する凹凸形状に形成し、この表面に対抗ターゲット式スパッタ装置を用いてSiN膜を500Å厚に形成することによって、基板Eとした。上記と同様に基板Eの表面の300nm□エリアでの平均表面荒さを測定したところ、エンボス加工の有無にかかわらず40nm程度であった。また、この基板Eの熱伝導率は400W/(m・K)であった。この基板Eは目視で表面が白濁していること確認することができ、光散乱性を有するものであった。また全光線反射率は約85%であった。
(基板Fの作製)
100mm□、厚み0.7mmのガラス基板を用い、基板Fとした。上記と同様に基板Fの平均表面荒さを測定したところ、4nmであった。また、この基板Fの熱伝導率は0.7W/(m・K)であった。
(実施例1)
基板Aを真空蒸着装置にセットし、基板Aの全面にアルミニウムを1000Å厚に蒸着した。形成したアルミニウム膜の全光線反射率は約90%であった。次いで、基板Aの表面に9cm□の開口部を有するマスクを重ね、バソクプロインとセシウムを1:1のモル比で200Å、トリス(8−ヒドロキシキノリナ−ト)アルミニウム(Alq3)を100Åの厚みで成膜し、電子注入・輸送層を形成した。次いで緑色発光層として、Alq3にクマリンを1質量%ドープした層を500Å厚で積層することによって、有機発光層を設けた。さらに、4、4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)を400Å厚で、α−NPDと酸化バナジウムを2:1のモル比で共蒸着した層を200Åで設け、ホール輸送・注入層を形成した。続いて、8cmの開口部を有するマスクを用いて、ITOを1000Å厚にスパッタリングによって成膜し、陽極の透明電極を形成し、有機発光素子を得た。
(実施例2)
基板Bを用いるようにした他は、実施例1と同様にして有機発光素子を得た。尚、形成したアルミニウム膜の全光線反射率は約90%であった。
(実施例3)
基板Cを用い、アルミニウムを基板Cの表面に幅8cm×長さ10cmに形成し、またITOを幅10cm×長さ8cmに形成するようにした他は、実施例1と同様にして有機発光素子を得た。形成したアルミニウム膜の全光線反射率は約90%であった。
(実施例4)
基板Dを用い、基板側の電極としてアルミニウムの代りにITOを形成するようにした他は、実施例3と同様にして有機発光素子を得た。
(実施例5)
基板Eを用いるようにした他は、実施例3と同様にして有機発光素子を得た。
(比較例1)
基板Fを用いるようにした他は、実施例3と同様にして有機発光素子を得た。
(実施例6)
実施例3で得られた有機発光素子に対し、図7に示す寸法の封止ガラスを封止部材として用いて封止を行なった。封止ガラスの平坦面は光学研磨し、光散乱が認められない平坦面とした。さらに、封止した面と反対側の表面に、表面を#400のサンドブラストにより粗面化した厚み300μmのアルミニウム板を銀ペーストで貼付した。
(実施例7)
実施例3で得られた有機発光素子に対し、図7に示す寸法の封止ガラスを封止部材として用いて封止を行った。さらに、基板4の封止した面と反対側の表面に、市販の放熱セラミック塗料を塗布して塗料層を形成した。この塗料層を2000倍の光学顕微鏡で観測したところ、凹凸および空隙が存在していることが確認できた。そして画像解析から、塗料層の表面積は基板4の表面積の少なくとも4倍以上であると見積もられた。
上記のように実施例1〜7及び比較例1で作製した有機発光素子を、電源(KEITHLEY モデル2400)に接続して20mA/cmの定電流駆動を行ない、その際の各部位(測定部位を図8に示す)の輝度を輝度計(トプコン社製「MB−9」;視野角0.2°、距離45cm)で測定した。また同一部位において点灯から30秒後の温度を測定した。これらの測定結果を表1に示す。尚、実施例1〜5及び比較例1の有機発光素子については、通電及び測定を高純度窒素雰囲気下で行った。また通電時、陽極は金属インジウム箔を接続電極としてITOと接続した。
Figure 2006331694
実施例1〜7の各有機発光素子は、点灯開始後、次第に温度が上昇し、表1中の温度に達したが、その後も数分間温度測定を行なっても、30秒後の温度とさほどの変化は認められなかった。また、常に比較的均一に発光していた。一方、比較例1の有機発光素子は、点灯直後は比較的均一な発光を示したが、10秒を過ぎた頃から発光ムラが著しくなった。また、本測定以後も点灯していると、約50秒経過した時点で部位(1)の狭い範囲が非常に強く光り、素子が壊れた。
本発明の実施の形態の一例を示す概略図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ概略図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ概略図である。 平均表面荒さの荒さ中心線を示す図である。 (a)は基板の凹凸を示す図、(b)はそのイ部を拡大して示す図である。 基板の凹凸を示すものであり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 封止部材を示すものであり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 有機発光素子の測定部位を示す平面図である。
符号の説明
1 電極
2 電極
3 発光層
4 基板
7 封止部材
8 絶縁層
10 凹部

Claims (7)

  1. 一対の電極間に設けられる発光層を基板に積層して形成される有機発光素子において、基板は、少なくとも一部が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、且つ発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下であり、さらに、基板の表面に電極が形成されているときには電極が、あるいは基板の表面に電極が形成されていないときには基板の発光層側の表面が、70%以上の全光線反射率を有することを特徴とする有機発光素子。
  2. 基板は導電性の素材で形成され、一対の電極のうち一方の電極が基板の表面に絶縁層を介して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 基板は導電性の素材で形成され、基板が一対の電極のうち一方の電極を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  4. 基板は絶縁性の素材で形成され、一対の電極のうち一方の電極が基板の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  5. 基板の発光層側の表面が、平均ピッチが100nm〜300μm、平均深さが平均ピッチの2分の1以下である凹部を有する凹凸形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の有機発光素子。
  6. 基板の発光層と反対側の表面に凹凸を設けて、基板のこの表面を平坦面に対して1.5倍以上の表面積を有するように形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の有機発光素子。
  7. 少なくとも一部が10W/(m・K)以上の熱伝導率を有し、且つ発光層側の表面の平均表面荒さが50nm以下であり、さらに、基板の表面に電極が形成されているときには電極が、あるいは基板の表面に電極が形成されていないときには基板の発光層側の表面が、70%以上の全光線反射率を有することを特徴とする有機発光素子用基板。
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