JP2001232363A - 排水リサイクルシステム - Google Patents
排水リサイクルシステムInfo
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- JP2001232363A JP2001232363A JP2000049328A JP2000049328A JP2001232363A JP 2001232363 A JP2001232363 A JP 2001232363A JP 2000049328 A JP2000049328 A JP 2000049328A JP 2000049328 A JP2000049328 A JP 2000049328A JP 2001232363 A JP2001232363 A JP 2001232363A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ安価に諸施設からの排水を真水浄水
に変えて飲料水として処理して、排水をリサイクルで
き、かつ水道水の消費を著しく減少できる排水リサイク
ルシステムを提供する。 【解決手段】 本発明は、固液分離機３及び生ゴミ消滅
装置４等の生ゴミ・汚水等の排水処理設備の排水側にポ
ンプ水槽５、逆浸透膜浄水装置６及び貯水タンク７ある
いは上水貯水槽１を配設してなり、逆浸透膜浄水装置６
で浄化した浄水のうち不純水を貯水タンク７に一時貯え
て用水として用い、また、純水を上水貯水槽１に還流し
て諸施設Ｈ１〜Ｈ３の上水道源として用いる。
に変えて飲料水として処理して、排水をリサイクルで
き、かつ水道水の消費を著しく減少できる排水リサイク
ルシステムを提供する。 【解決手段】 本発明は、固液分離機３及び生ゴミ消滅
装置４等の生ゴミ・汚水等の排水処理設備の排水側にポ
ンプ水槽５、逆浸透膜浄水装置６及び貯水タンク７ある
いは上水貯水槽１を配設してなり、逆浸透膜浄水装置６
で浄化した浄水のうち不純水を貯水タンク７に一時貯え
て用水として用い、また、純水を上水貯水槽１に還流し
て諸施設Ｈ１〜Ｈ３の上水道源として用いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、官公庁建物、食品
工場、ホテル、レストラン、病院及び集合建物等の施設
ならびに給食設備を有する各種施設の浴室、洗面所、台
所、トイレ等から排出される生ゴミ等を含む排水（汚
水）のリサイクルシステムに関する。
工場、ホテル、レストラン、病院及び集合建物等の施設
ならびに給食設備を有する各種施設の浴室、洗面所、台
所、トイレ等から排出される生ゴミ等を含む排水（汚
水）のリサイクルシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に図８に示すような集合建物Ｈにお
いては、従来、その台所で生じた生ゴミは流し（台所）
に設置したディスポーザーで瞬時に粉砕処理され、排出
する水道水とともに液体状の汚水として排水管Ｄを通っ
て、ポンプ水槽２を経て固液分離機３へ送られ、ここで
汚水中の固形物と水分とが分離され、微小固形物・油脂
等の固形物は、生ゴミとして生ゴミ消滅装置４へ送られ
バイオ処理される。また、浴室、洗面所からの雑排水と
トイレからの汚水は、同様に処理されて汚水として、グ
リーストラップ１１で一旦処理された後、下水道９へ放
出されるようになっている（例えば、特開平６−２４５
０４号公報参照）。
いては、従来、その台所で生じた生ゴミは流し（台所）
に設置したディスポーザーで瞬時に粉砕処理され、排出
する水道水とともに液体状の汚水として排水管Ｄを通っ
て、ポンプ水槽２を経て固液分離機３へ送られ、ここで
汚水中の固形物と水分とが分離され、微小固形物・油脂
等の固形物は、生ゴミとして生ゴミ消滅装置４へ送られ
バイオ処理される。また、浴室、洗面所からの雑排水と
トイレからの汚水は、同様に処理されて汚水として、グ
リーストラップ１１で一旦処理された後、下水道９へ放
出されるようになっている（例えば、特開平６−２４５
０４号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような生活排水処理システムでは、生ゴミを含む生
活排水は、前述したように、台所に配置したディスポー
ザーから配管を通して、固液分離機及び生ゴミ消滅装置
で処理した後、排水として下水道へ放流していたので、
その放流の際に、多量の水道水が必要であった。例え
ば、生ゴミを１６０ｋｇ／時処理するためには、約２０
リットル／分の水道水が必要であって、１日に２時間使
用する時には、２，４００リットルもの水道水を使用し
ていた。そのため、排水処理システムのランニングコス
トが多大であった。
このような生活排水処理システムでは、生ゴミを含む生
活排水は、前述したように、台所に配置したディスポー
ザーから配管を通して、固液分離機及び生ゴミ消滅装置
で処理した後、排水として下水道へ放流していたので、
その放流の際に、多量の水道水が必要であった。例え
ば、生ゴミを１６０ｋｇ／時処理するためには、約２０
リットル／分の水道水が必要であって、１日に２時間使
用する時には、２，４００リットルもの水道水を使用し
ていた。そのため、排水処理システムのランニングコス
トが多大であった。
【０００４】そこで、本発明の排水リサイクルシステム
では、上記した従来システムのもつ問題点ならびに下水
道への処理水の放流ができることに鑑みて、集合建物等
の施設から排出された生ゴミを含む汚水を固液分離機で
固形物と水分とに分離し、固形物を生ゴミ消滅装置で処
理し、一方、水分は生ゴミ消滅装置の下部に配設したポ
ンプ水槽内で沈澱させて浄化し、グリーストラップで油
分を分離し、かつ除去されなかったゴミ等を沈澱させ、
さらに浄化する。そして、その際回収した水分を逆浸透
膜浄水装置によって浄水し、この浄水に塩素等を投入し
て飲料水として上水貯水槽に貯え、この飲料水を集合建
物等の給水系へ循環して排水のリサイクルすることを目
的としている。これにより、水資源の有効な利用が図れ
るとともに、排水処理システム全体のランニングコスト
の低減につながることになる。
では、上記した従来システムのもつ問題点ならびに下水
道への処理水の放流ができることに鑑みて、集合建物等
の施設から排出された生ゴミを含む汚水を固液分離機で
固形物と水分とに分離し、固形物を生ゴミ消滅装置で処
理し、一方、水分は生ゴミ消滅装置の下部に配設したポ
ンプ水槽内で沈澱させて浄化し、グリーストラップで油
分を分離し、かつ除去されなかったゴミ等を沈澱させ、
さらに浄化する。そして、その際回収した水分を逆浸透
膜浄水装置によって浄水し、この浄水に塩素等を投入し
て飲料水として上水貯水槽に貯え、この飲料水を集合建
物等の給水系へ循環して排水のリサイクルすることを目
的としている。これにより、水資源の有効な利用が図れ
るとともに、排水処理システム全体のランニングコスト
の低減につながることになる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の排水リサイクル
システムは、施設の固液分離機及び生ゴミ消滅装置等の
生ゴミ・汚水等の排水処理設備の排水側にポンプ水槽、
逆浸透膜浄水装置及び上水貯水槽を順次配設してなり、
逆浸透膜浄水装置で浄化した浄水を純水として上水貯水
槽に還流して上水道源として用いる。
システムは、施設の固液分離機及び生ゴミ消滅装置等の
生ゴミ・汚水等の排水処理設備の排水側にポンプ水槽、
逆浸透膜浄水装置及び上水貯水槽を順次配設してなり、
逆浸透膜浄水装置で浄化した浄水を純水として上水貯水
槽に還流して上水道源として用いる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排水リサイクルシ
ステムの実施の形態を添付した図面を参照して説明す
る。
ステムの実施の形態を添付した図面を参照して説明す
る。
【０００７】図１及び図４に示すように、本発明の排水
リサイクルシステムの基本構成である第１の実施の形態
は、主に官公庁建物、食品工場、ホテル、レストラン等
の施設に用いられる。これらの施設Ｈ１から排出された
生ゴミは、ディスポーザーで粉砕され、また、生活雑排
水、浴室・洗濯水、トイレ汚水及び雨樋等からの雨水
は、それぞれ生ゴミ及び汚水として、自動搬送装置を内
蔵した調整槽として機能するポンプ水槽２に一旦集めら
れるようになっている。そして、ポンプ水槽２からの生
ゴミを含む汚水は、微細目スクリーンを内設した固液分
離装置３へ送られて固形分と水分とに分離され、分離さ
れた固形分は生ゴミとして生ゴミ消滅装置４でバイオ処
理して消滅されあるいは飼料・堆肥化装置で飼料・堆肥
にされる構成となっている。
リサイクルシステムの基本構成である第１の実施の形態
は、主に官公庁建物、食品工場、ホテル、レストラン等
の施設に用いられる。これらの施設Ｈ１から排出された
生ゴミは、ディスポーザーで粉砕され、また、生活雑排
水、浴室・洗濯水、トイレ汚水及び雨樋等からの雨水
は、それぞれ生ゴミ及び汚水として、自動搬送装置を内
蔵した調整槽として機能するポンプ水槽２に一旦集めら
れるようになっている。そして、ポンプ水槽２からの生
ゴミを含む汚水は、微細目スクリーンを内設した固液分
離装置３へ送られて固形分と水分とに分離され、分離さ
れた固形分は生ゴミとして生ゴミ消滅装置４でバイオ処
理して消滅されあるいは飼料・堆肥化装置で飼料・堆肥
にされる構成となっている。
【０００８】また、固液分離装置３で分離された水分
は、汚水としてグリーストラップ１１へ送られて汚水中
の油分を分離した後、ポンプ水槽５へ送られ浄化のため
に逆浸透膜浄水装置６へ送られる。また、ポンプ水槽５
から溢流した汚水は、オーバーフロー水として、浄化槽
８及び下水道９へ流入して施設外へ排出される。
は、汚水としてグリーストラップ１１へ送られて汚水中
の油分を分離した後、ポンプ水槽５へ送られ浄化のため
に逆浸透膜浄水装置６へ送られる。また、ポンプ水槽５
から溢流した汚水は、オーバーフロー水として、浄化槽
８及び下水道９へ流入して施設外へ排出される。
【０００９】また、逆浸透膜浄水装置６で浄化された水
のうち純水は、塩素等を投して飲料用にした後、上水貯
水槽１に一旦貯められ、公共上水道とともに施設Ｈ１の
上水源として用いられる。
のうち純水は、塩素等を投して飲料用にした後、上水貯
水槽１に一旦貯められ、公共上水道とともに施設Ｈ１の
上水源として用いられる。
【００１０】一方、逆浸透膜浄水装置６からの純水化さ
れていない不純水は、貯水タンク７に貯められ、施設Ｈ
１の台所以外の部所及びディスポーザーに送られて用水
として、また、防火・洗車用水、畑・花壇・植木等への
散水用水として用いられる構成となっている。
れていない不純水は、貯水タンク７に貯められ、施設Ｈ
１の台所以外の部所及びディスポーザーに送られて用水
として、また、防火・洗車用水、畑・花壇・植木等への
散水用水として用いられる構成となっている。
【００１１】また、図２は、本発明の排水リサイクルシ
ステムの第２の実施形態を示し、この実施形態は、主に
病院関係の施設Ｈ２に用いられる。この第２の実施形態
が前述した図１に示す本発明の第１の実施の形態と異な
る点は、逆浸透膜浄水装置６からの純水をＵＶフィルタ
ーを備えた紫外線処理装置で殺菌処理またはオゾン等を
投入した後、消毒液として使用するように構成されてい
ることである。この第２の実施形態では、逆浸透膜浄水
装置６からの純水は上水貯水槽１へ還流せず、この上水
貯水槽１へは、公共上水道のみから給水するようになっ
ている。
ステムの第２の実施形態を示し、この実施形態は、主に
病院関係の施設Ｈ２に用いられる。この第２の実施形態
が前述した図１に示す本発明の第１の実施の形態と異な
る点は、逆浸透膜浄水装置６からの純水をＵＶフィルタ
ーを備えた紫外線処理装置で殺菌処理またはオゾン等を
投入した後、消毒液として使用するように構成されてい
ることである。この第２の実施形態では、逆浸透膜浄水
装置６からの純水は上水貯水槽１へ還流せず、この上水
貯水槽１へは、公共上水道のみから給水するようになっ
ている。
【００１２】さらに、図３は、本発明の排水リサイクル
システムの第３の実施形態を示し、この実施形態は、主
に中高層マンション・団地・コミュニティプラント等の
集合建物等の施設Ｈ３に用いられる。この実施形態が前
述した図１に示す本発明の第１の実施の形態と異なる点
は、逆浸透膜浄水装置６からの純水を貯水タンク７に一
旦貯え、上水貯水槽１へ送って施設Ｈ３の上水として用
い、また、不純水をポンプ水槽５へ還流するように構成
されていることである。
システムの第３の実施形態を示し、この実施形態は、主
に中高層マンション・団地・コミュニティプラント等の
集合建物等の施設Ｈ３に用いられる。この実施形態が前
述した図１に示す本発明の第１の実施の形態と異なる点
は、逆浸透膜浄水装置６からの純水を貯水タンク７に一
旦貯え、上水貯水槽１へ送って施設Ｈ３の上水として用
い、また、不純水をポンプ水槽５へ還流するように構成
されていることである。
【００１３】また、本発明の排水リサイクルシステムに
用いられる逆浸透膜浄水装置６は、図５に示すように、
浄水の入り口６１と浄化した純水の出口６３及び純水化
されていない不純水の出口６２を配設したケーシング６
０と、このケーシング６０内に配設した０．０００１ミ
クロン程度の多数の超微細孔６４Ａをもつ逆浸透膜６４
とから構成されている。浄水は、ポンプで圧力をかけた
逆浸透膜６４を通過する間に浄化されて、純水として出
口６３から排出されて上水貯水槽１に貯められ、一方、
純水化されなかった不純水は出口６２から排出され、貯
水タンク７へ送られる。この逆浸透膜浄水装置６によ
り、排水中に含まれる有害な汚染物質や細菌が除去され
て、飲用に適するようになる。
用いられる逆浸透膜浄水装置６は、図５に示すように、
浄水の入り口６１と浄化した純水の出口６３及び純水化
されていない不純水の出口６２を配設したケーシング６
０と、このケーシング６０内に配設した０．０００１ミ
クロン程度の多数の超微細孔６４Ａをもつ逆浸透膜６４
とから構成されている。浄水は、ポンプで圧力をかけた
逆浸透膜６４を通過する間に浄化されて、純水として出
口６３から排出されて上水貯水槽１に貯められ、一方、
純水化されなかった不純水は出口６２から排出され、貯
水タンク７へ送られる。この逆浸透膜浄水装置６によ
り、排水中に含まれる有害な汚染物質や細菌が除去され
て、飲用に適するようになる。
【００１４】発明者等の分析によると、表１に示すよう
に、この逆浸透膜浄水装置６により排水から有害な汚染
物質が除去され、その測定値は基準値を大巾に下回るこ
とが実証されている。
に、この逆浸透膜浄水装置６により排水から有害な汚染
物質が除去され、その測定値は基準値を大巾に下回るこ
とが実証されている。
【００１５】さらに、図１に示すグリーストラップ１１
の下流側、かつ、逆浸透膜浄化装置６の上流側に配置さ
れるポンプ水槽５は、図６に示すように、複数のモミガ
ラ（籾殻）層５ａを上下方向に多段に配置した引出しに
収納して構成され、固液分離機３及びグリーストラップ
１１で除去されなかった汚水中の微小物を除去し、浄化
する機能を有している。使用後、汚れて浄化能力が低下
したモミガラ層５ａは、引出しから取り出して適宜交換
できるようになっている。ここで、汚れた使用後のモミ
ガラは、生ゴミ消滅装置４に投入して完全に消滅させる
ことができる。
の下流側、かつ、逆浸透膜浄化装置６の上流側に配置さ
れるポンプ水槽５は、図６に示すように、複数のモミガ
ラ（籾殻）層５ａを上下方向に多段に配置した引出しに
収納して構成され、固液分離機３及びグリーストラップ
１１で除去されなかった汚水中の微小物を除去し、浄化
する機能を有している。使用後、汚れて浄化能力が低下
したモミガラ層５ａは、引出しから取り出して適宜交換
できるようになっている。ここで、汚れた使用後のモミ
ガラは、生ゴミ消滅装置４に投入して完全に消滅させる
ことができる。
【００１６】ここで、本発明の排水リサイクルシステム
の第１の実施形態（図１参照）の配管系統について説明
すると、図７の配管系統図に示すように、施設Ｈ１に配
設された洗濯機Ｌ、トイレＴ、台所Ｋ、洗面所Ｗ及び浴
室Ｂからの生ゴミ、雑排水、汚水等は、一旦ポンプ水槽
２に配管を経て集められ、ポンプＰ１（ポンプ水槽２の
フロートスイッチでＯＮする）により固液分離機３ある
いは生ゴミ消滅装置４へ送られて処理された後、汚水は
グリーストラップ１１へ送られ、その後、ポンプ水槽５
へ送られる。ポンプ水槽５内の汚水は、さらにポンプＰ
２（ポンプ水槽５のフロートスイッチでＯＮする）によ
り逆浸透膜浄水装置６に送られて浄水され、そのうち純
水は塩素混合器６Ａを経てポンプＰ３（上水貯水槽１の
フロートスイッチでＯＮする）により上水貯水槽１へ送
られ、他方、不純水はポンプ４（貯水タンク７のフロー
トスイッチでＯＮする）により貯水タンク７へ送られ
る。ここで、ポンプ水槽５から溢流したオーバーフロー
水は、浄化槽８を介して下水道９に排水されるようにな
っている。
の第１の実施形態（図１参照）の配管系統について説明
すると、図７の配管系統図に示すように、施設Ｈ１に配
設された洗濯機Ｌ、トイレＴ、台所Ｋ、洗面所Ｗ及び浴
室Ｂからの生ゴミ、雑排水、汚水等は、一旦ポンプ水槽
２に配管を経て集められ、ポンプＰ１（ポンプ水槽２の
フロートスイッチでＯＮする）により固液分離機３ある
いは生ゴミ消滅装置４へ送られて処理された後、汚水は
グリーストラップ１１へ送られ、その後、ポンプ水槽５
へ送られる。ポンプ水槽５内の汚水は、さらにポンプＰ
２（ポンプ水槽５のフロートスイッチでＯＮする）によ
り逆浸透膜浄水装置６に送られて浄水され、そのうち純
水は塩素混合器６Ａを経てポンプＰ３（上水貯水槽１の
フロートスイッチでＯＮする）により上水貯水槽１へ送
られ、他方、不純水はポンプ４（貯水タンク７のフロー
トスイッチでＯＮする）により貯水タンク７へ送られ
る。ここで、ポンプ水槽５から溢流したオーバーフロー
水は、浄化槽８を介して下水道９に排水されるようにな
っている。
【００１７】
【表１】
【００１８】次に、本発明の排水リサイクルシステムの
操作について、図１及び図４に沿って説明する。
操作について、図１及び図４に沿って説明する。
【００１９】まず、施設Ｈ１に配設された台所Ｋからの
生ゴミは、一旦台所Ｋに設置したディスポーザーで粉砕
して水道水の排水ともに液体状で排水管を介してポンプ
水槽２に集める。同様にして、洗面所Ｗ、浴室Ｂ、洗濯
機Ｌからの雑排水及びトイレＴの汚水はポンプ水槽２に
集められる。そして、ポンプ水槽２に集められた液体状
の生ゴミ、汚水、建物の屋根の雨樋からの雨水は、固液
分離機３へ送られ、ここで、固形物と水分とを分離して
粉砕されたゴミ、未消化物等の微小固形物、油脂等を汚
水から回収して、生ゴミ消滅装置４または飼料堆肥化装
置（図示なし）に分別する。生ゴミ消滅装置４では、発
酵菌等を用いて、バイオ処理して生ゴミを分解し、完全
に消滅させる。また、ここで生ゴミを回収して飼料・堆
肥化することもできる。
生ゴミは、一旦台所Ｋに設置したディスポーザーで粉砕
して水道水の排水ともに液体状で排水管を介してポンプ
水槽２に集める。同様にして、洗面所Ｗ、浴室Ｂ、洗濯
機Ｌからの雑排水及びトイレＴの汚水はポンプ水槽２に
集められる。そして、ポンプ水槽２に集められた液体状
の生ゴミ、汚水、建物の屋根の雨樋からの雨水は、固液
分離機３へ送られ、ここで、固形物と水分とを分離して
粉砕されたゴミ、未消化物等の微小固形物、油脂等を汚
水から回収して、生ゴミ消滅装置４または飼料堆肥化装
置（図示なし）に分別する。生ゴミ消滅装置４では、発
酵菌等を用いて、バイオ処理して生ゴミを分解し、完全
に消滅させる。また、ここで生ゴミを回収して飼料・堆
肥化することもできる。
【００２０】次いで、固液分離機３からの汚水は、図１
に示すグリーストラップ１１で処理され、前工程で回収
されなかったゴミ等を沈澱させるとともに、汚水中の油
脂を分離して回収する。このグリーストラップ１１であ
る程度浄化された汚水は、ポンプ水槽５へ送られてさら
に微小物を除去し、浄化した後、浄水として逆浸透膜浄
水装置６へ送られるとともに、送水量が逆浸透膜浄水装
置６の浄水能力を上回る場合には、図１に示すように、
浄水槽８あるいは下水道９へ溢流させる。
に示すグリーストラップ１１で処理され、前工程で回収
されなかったゴミ等を沈澱させるとともに、汚水中の油
脂を分離して回収する。このグリーストラップ１１であ
る程度浄化された汚水は、ポンプ水槽５へ送られてさら
に微小物を除去し、浄化した後、浄水として逆浸透膜浄
水装置６へ送られるとともに、送水量が逆浸透膜浄水装
置６の浄水能力を上回る場合には、図１に示すように、
浄水槽８あるいは下水道９へ溢流させる。
【００２１】逆浸透膜浄水装置６では、汚水にポンプ圧
力をかけて逆浸透膜６４（図５参照）を通過させて浄水
し、不純物を取り除いて飲料水として用いられるように
する。ここでは浄化された浄水のうち純水化されていな
い不純水は貯水タンク７へ送られる。また、貯水タンク
７に貯えられた不純水は、適宜台所Ｋでのディスポーザ
ーによるゴミの粉砕時に使用するか、あるいは防火・洗
車・散水用水として使用される。また、貯水タンク７か
らのオーバーフロー水は、ポンプ水槽５へ還流されるよ
うになっている。逆浸透膜浄水装置６からの純水は必要
に応じて塩素あるいは麦飯石を投入して飲用に適するよ
うにし、あるいは、オゾンを加えて、ないしは紫外線装
置で殺菌して病院等の消毒水として使用できるようにす
る。また、純水は、上水貯水槽１へ送られ、施設Ｈ１の
上水として用いることになる。
力をかけて逆浸透膜６４（図５参照）を通過させて浄水
し、不純物を取り除いて飲料水として用いられるように
する。ここでは浄化された浄水のうち純水化されていな
い不純水は貯水タンク７へ送られる。また、貯水タンク
７に貯えられた不純水は、適宜台所Ｋでのディスポーザ
ーによるゴミの粉砕時に使用するか、あるいは防火・洗
車・散水用水として使用される。また、貯水タンク７か
らのオーバーフロー水は、ポンプ水槽５へ還流されるよ
うになっている。逆浸透膜浄水装置６からの純水は必要
に応じて塩素あるいは麦飯石を投入して飲用に適するよ
うにし、あるいは、オゾンを加えて、ないしは紫外線装
置で殺菌して病院等の消毒水として使用できるようにす
る。また、純水は、上水貯水槽１へ送られ、施設Ｈ１の
上水として用いることになる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の排水リサイクルシステムによれ
ば、従来の排水処理設備の最下流にポンプ水槽、逆浸透
膜浄水装置及び貯水タンクあるいは上水貯水槽を順次配
設することにより、極めて簡単かつ安価に排水（汚水）
を真水浄水に変えることができて、飲料水としてリサイ
クルでき、さらに集合建物等の施設の非常用飲料水・防
火用水の確保ができるとともに、水道水の消費を著しく
減少させて排水システムのランニングコストを大巾に低
減できる。
ば、従来の排水処理設備の最下流にポンプ水槽、逆浸透
膜浄水装置及び貯水タンクあるいは上水貯水槽を順次配
設することにより、極めて簡単かつ安価に排水（汚水）
を真水浄水に変えることができて、飲料水としてリサイ
クルでき、さらに集合建物等の施設の非常用飲料水・防
火用水の確保ができるとともに、水道水の消費を著しく
減少させて排水システムのランニングコストを大巾に低
減できる。
【図１】本発明の排水リサイクルシステムの第１の実施
の形態のフロー図。
の形態のフロー図。
【図２】本発明の排水リサイクルシステムの第２の実施
の形態のフロー図。
の形態のフロー図。
【図３】本発明の排水リサイクルシステムの第３の実施
の形態のフロー図。
の形態のフロー図。
【図４】図１に示した排水リサイクルシステムの第１の
実施の形態の概念構成図。
実施の形態の概念構成図。
【図５】図１に示した本発明の排水リサイクルシステム
に用いる逆浸透膜浄水装置の概念構成図。
に用いる逆浸透膜浄水装置の概念構成図。
【図６】図１に示した本発明の排水リサイクルシステム
に用いるポンプ水槽の概念構成図。
に用いるポンプ水槽の概念構成図。
【図７】図１に示した本発明の排水リサイクルシステム
の配管系統図。
の配管系統図。
【図８】従来の集合建物等の施設の排水処理システムの
概念構成図。
概念構成図。
１ 上水貯水槽 ２ ポンプ水槽 ３ 固液分離機 ４ 生ゴミ消滅装置 ５ ポンプ水槽 ６ 逆浸透膜浄水装置 ７ 貯水タンク ８ 浄化槽 ９ 下水道 １１ グリーストラップ Ｈ１〜Ｈ３ 施設 Ｂ 浴室 Ｗ 洗面所 Ｋ 台所 Ｔ トイレ Ｌ 洗濯機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０２Ｆ 9/00 ５０２ Ｃ０２Ｆ 9/00 ５０２Ｆ ５０２Ｎ ５０３ ５０３Ｆ ５０４ ５０４Ｅ Ｆターム(参考） 4D006 GA03 KB04 KB14 PA02 PB08 4D019 AA03 BA12 BB14 4D037 AA11 AB03 BA18 CA02 CA03 CA12
Claims (4)
- 【請求項１】施設の排水処理設備の排水側にポンプ水槽
及び逆浸透膜浄水装置を順次配設し、該逆浸透膜浄水装
置で浄化した浄水のうち純水を上水貯水槽に還流して上
水道源として用いるとともに、前記逆浸透膜浄水装置で
浄化した浄水のうち不純水を貯水タンクに戻して他の用
水として用いることを特徴とする排水リサイクルシステ
ム。 - 【請求項２】施設の排水処理設備の排水側にポンプ水槽
及び逆浸透膜浄水装置を順次配設し、該逆浸透膜浄水装
置で浄化した浄水の純水を紫外線処理装置へ送って殺菌
して消毒液として用いるとともに、前記逆浸透膜浄水装
置で浄化した浄水のうち不純水を貯水タンクに戻して他
の用水として用いることを特徴とする排水リサイクルシ
ステム。 - 【請求項３】施設の排水処理設備の排水側にポンプ水槽
及び逆浸透膜浄水装置を順次配設し、該逆浸透膜浄水装
置で浄化した浄水のうち純水を貯水タンクへ送って上水
道源及び用水として用いるとともに、前記逆浸透膜浄水
装置で浄化した浄水のうち不純水を前記ポンプ水槽に還
流することを特徴とする排水リサイクルシステム。 - 【請求項４】前記ポンプ水槽内に複数のモミガラ層を上
下方向に多段に交換自在に配設したことを特徴とする請
求項１から３のいずれか１項に記載の排水リサイクルシ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000049328A JP2001232363A (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 排水リサイクルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000049328A JP2001232363A (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 排水リサイクルシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001232363A true JP2001232363A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18571286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000049328A Pending JP2001232363A (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 排水リサイクルシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001232363A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007152166A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Satoru Suzuki | フィルタユニット及び液体処理装置 |
| CN100359106C (zh) * | 2005-12-02 | 2008-01-02 | 浙江沁园水处理科技股份有限公司 | 一种直饮式纯水机的节水排放*** |
| JP2020032131A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
| CN114394644A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-26 | 佛山市美的清湖净水设备有限公司 | 带有双tds探头的*** |
| CN115259425A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-01 | 江西陈氏实业有限公司 | 一种多功能厨卫垃圾分类桶 |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000049328A patent/JP2001232363A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2020032131A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
| CN114394644A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-26 | 佛山市美的清湖净水设备有限公司 | 带有双tds探头的*** |
| CN115259425A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-01 | 江西陈氏实业有限公司 | 一种多功能厨卫垃圾分类桶 |
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