JP2001231232A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP2001231232A
JP2001231232A JP2000041381A JP2000041381A JP2001231232A JP 2001231232 A JP2001231232 A JP 2001231232A JP 2000041381 A JP2000041381 A JP 2000041381A JP 2000041381 A JP2000041381 A JP 2000041381A JP 2001231232 A JP2001231232 A JP 2001231232A
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rectifying
stator winding
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JP2000041381A
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Susumu Tajima
田島  進
Makoto Hirama
誠 平間
Masami Takano
雅美 高野
Toshio Ishikawa
利夫 石川
Yoshiaki Honda
義明 本田
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用交流発電機の固定子巻線に三角結線を採
用する場合の、整流器の耐熱寿命向上とコスト低減。 【解決手段】車両用交流発電機の冷却フィン上にあるす
べての整流素子配置場所に整流素子を配置し、固定子出
力の整流に用いる。 【効果】整流器に使用される複数の整流素子の温度の偏
りを低減し、素子の最高温度を低減することによる整流
器全体の耐熱寿命向上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車やトラックな
どに搭載される車両用交流発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機に用いられる整流素子
については、エンジンルームという厳しい環境で使用さ
れる事から信頼性向上の為、優れた耐熱性を備えた素子
と共に、より優れた冷却性能を持つ構造が求められ続け
ており、例えば日本国特許第1851848号などに代
表されるような優れた冷却構造を持つ整流器の構造が創
案されてきた。
【0003】従来の車両用交流発電機に用いられる整流
器においては、整流素子は冷却フィンに直接ハンダ付け
された物や、樹脂材料等でパッケージングされた素子か
ら、前記パッケージングの外に引き出された端子を冷却
フィン上にハンダ付けされたもの、さらにはカップ形状
の電気伝導性と熱伝導率が良い部材の底面上に素子をハ
ンダ付し、整流素子のハンダ付けされた面と反対側の、
カップ形状部材の開口部側に更に端子をハンダ付け後、
耐環境性を向上させる為にゴム等の部材でその開口部側
をシールされることで前記カップ状の部材に封入された
ものを、冷却フィンに圧入することで機械的に固定、且
つ電気的な導通を保つようになっているものなどがある
(尚、本特許明細書上ではいわゆる半導体のウエハから
切り出したペレット状の整流素子のみならず、前述のご
とく樹脂材料等でパッケージングされた素子から、端子
を前記パッケージングの外に引き出したもの、さらには
カップ形状の電気伝導性と熱伝導率が良い部材の開口部
底面上に素子をハンダ付され、開口部側に更に端子をハ
ンダ付け後整流素子のハンダ付けされた面と反対側の、
カップ形状部材の開口部側に更に端子をハンダ付け後、
耐環境性を向上させる為にゴム等の部材でその開口部側
をシールされることで前記カップ状の部材に封入される
ようなものなど、素子を作業性の向上や品質の安定の為
にサブアッセンブリ状態にしたものを含めて、以下全て
を整流素子と呼ぶ事にする)。
【0004】ここで車両用交流発電機に用いられる整流
器の耐熱性を考えると、整流器の周囲温度の上昇と、整
流素子に通電される固定子巻線からの出力電流によるジ
ュール熱を加味することなどによる整流素子の動作時に
おける絶対的な温度が車両用交流発電機のすべての正常
運転状態において、整流素子単体が保障する動作温度範
囲内である事と、前述の整流器の周囲温度の上昇と、整
流素子に通電される固定子巻線からの出力電流によるジ
ュール熱を加味することなどによる整流素子の動作時に
おける温度の上昇と、前述の温度が上昇したところか
ら、車両が停止後充分放置された場合、その周囲温度に
まで素子の温度が下がる場合の下降を繰り返す場合の熱
による整流素子及びその周辺部材の膨張、収縮による熱
疲労が主なものである。このため車両用交流発電機に用
いられる整流器用整流素子の耐熱性を考えた場合の望ま
しい姿は、動作時の最高温度を低減させることにより温
度の上昇、下降の振幅の差を小さくする事に有る。ここ
で当該整流器には複数の素子を整流器に使用するので、
その複数の整流素子のどれか1つが壊れた場合でも、車
両用交流発電機はその性能を低下させる事になる。よっ
て整流器を構成する複数の整流素子の平均温度が同じで
も、素子の最高温度が低く、素子温度の偏りが少ないほ
うが、偏りが大きいものと比較すると整流器全体の耐熱
寿命が向上することになる。
【0005】従って一般に整流素子の配置は、冷却フィ
ン上に当該フィンの中心軸に対し略軸対称に配置するこ
とにより、配置されたすべての整流素子の温度に偏りが
少なくなるように設計されているものが多い。
【0006】さて、現在車両用交流発電機の固定子は、
そのほとんどが3つの相を持っておりその結線方法とし
て、主に星形結線と三角結線がある。星形結線と三角結
線はその出力特性の違いから、用途によって使い分けて
いるが、星形結線の場合、その結線の中心となる3つの
相を結ぶ点である中性点からもある回転数以上では発電
電力が取り出せる為、要求される出力特性によっては、
中性点にも1対の整流素子をつなぎ、発電電力を取り出
す事が、必要に応じて行われている。故に星型結線を採
用し、その中性点からの出力を取り出すような車両用交
流発電機の整流器に使用される冷却フィンには、主たる
3相分の整流素子に加え中性点の整流がその冷却フィン
の中心軸に対し略軸対称に配置されている。
【0007】ここでこの固定子巻線が星形結線で、その
中性点からの出力を取り出す車両用交流発電機に用いら
れる整流器に使用されるフィンを、固定子巻線が三角結
線の車両用交流発電機の整流器に使用した場合、正極及
び負極の冷却フィンに配置されている整流素子の設置位
置の内、星型結線でその中性点からの出力を取り出す為
の整流素子を配置する場所には、固定子巻線が三角結線
の場合、中性点を持たない為、整流素子は配置しないの
で、整流素子の配置は、冷却フィンの中心軸に対して偏
って配置されることになる。つまり三角巻線採用時に、
前述の星型結線の中性点からの出力を取り出す為の整流
素子が配置される位置にもっとも近い場所に配置される
整流素子の温度は、その隣の素子配置位置が空席のた
め、素子配置が比較的疎な状態となり、素子が比較的近
接している冷却フィンの中心軸に対し反対側に配置され
る側の素子温度と比較して、無意味に低くなり、素子同
士の温度に明らかに偏りが発生してしまう言う欠点が有
った。
【0008】更に整流素子を冷却フィンに設定された固
定用の穴に圧入する様な場合、冷却フィンに予めパッケ
ージングされた素子を、ケースごと圧入する様な整流器
では、1ヶ所の整流素子の配置場所は空洞となってしま
い、結果的に冷却フィンの面積を減少させてしまう事に
なる為、フィンの冷却効率を落とす。また特に負極側の
冷却フィンが車両用交流発電機のフレームに密着する事
で、負極側冷却フィンの熱を車両用交流発電機のフレー
ムに直接伝え、同様に正極側冷却フィンの熱を熱伝導性
が良く、絶縁性を保つ材料を負極側フィンとの間に挟み
込むような構造により、正極側整流素子及び冷却フィン
の冷却を前記絶縁性を持つ材料と負極側フィンを通し
て、主に熱伝導により冷却を行うような整流器では、前
述の構成部品同士の密着部分が減る為、冷却効率が悪く
なるという問題が有った。以上述べた幾つかの要因によ
る整流素子の冷却効率の悪化は整流素子の温度を上昇さ
せ整流器の耐熱性を悪化させる原因となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では車両用交流
発電機がその要求発電特性に応じて三角結線と星形結線
を使い分ける際、さらには同じ星型結線でも中性点から
の出力を取り出す場合と取り出さない場合においても、
同じ冷却フィンを用いて、均等に偏りなく整流素子を整
流器上に配置することで、整流器上の素子の最高温度を
下げる事と、また整流素子および冷却フィンの冷却効率
を最大限に発揮させる事で、整流素子の温度を低減させ
ることで、整流器の耐熱性を向上させる事を目的として
いる。また、冷却フィン等の整流器を構成する部品の共
用化を測る事により、高い信頼性で且つコストの安価な
車両用交流発電機を提供する事を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目標を達成する為
に、請求項1では三角結線および星型結線でその中性点
からの出力を取り出さない場合に、星型結線でその中性
点からの出力を取り出す場合に採用される冷却フィンを
採用する場合、星型結線時に中性点からの出力を整流す
る為の整流素子を配置する場所にも整流素子を配置、つ
まり冷却フィン上にある固定点全てに整流素子を配置
し、整流に利用することにより整流素子を冷却フィン上
に略均一な分布に配置する事が可能となる為、前述の従
来例と比較して整流素子が偏りなく均等に配置する事が
可能となり、冷却フィン上に複数配置される整流素子の
最高温度低減を図る事が可能となる。また、整流素子間
を接続する端子の構成を前述の整流素子配置を達成する
為に考え出されたものが、請求項1の発明内容である。
【0011】請求項2では請求項1に示されるように冷
却フィン上に整流素子を配置し、各整流素子をつないで
ブリッジを構成、固定子巻線からの出力を交流から直流
に変換する場合において、そのブリッジを構成する為の
電気伝導体で構成される端子を絶縁体で固定、絶縁する
様な端子台の製造方法について示してある。
【0012】この端子台は前述の端子を固定子巻線各相
毎に正極側、負極側の整流素子の対を作るように構成、
さらには各対からの出力を纏めるような構成になってい
る端子を、絶縁体で絶縁、固定する為に樹脂一体成形す
る場合において、一枚の端子をまず絶縁体と一体成形、
その後に端子を分離させることにより、整流素子を接続
する端子としての機能を持たせる事が出来るので、数多
くの端子を一体成形用の型にセットする工数を減らす事
により、コスト低減と生産性の向上を図るもので有る。
【0013】請求項3は整流器を構成する前述端子台を
各固定子巻線の結線方法に対し、共用化を図る事により
コストの低い整流器及び車両用交流発電機を製造する為
のものである。本発明全体の1つの課題は車両用交流発
電機に要求される出力特性により、固定子巻線の結線方
法を三角結線または星型結線、さらには星型結線採用時
にその中性点からの出力を取り出すか否かにおいても、
コストの上昇を最小限に押さえる事を目的としている。
従ってダイオードブリッジを構成する端子台についても
冷却フィンと同様に共用化を図る事が望ましい。そこで
端子や、端子を絶縁体と一体成形する部分までを共用と
し、端子と絶縁体を一体成形後に端子を切り離す作業に
おいて、請求項1に示すような整流素子の配置を持ち、
固定子巻線が三角結線を採用した車両用交流発電機の整
流器の端子台のみならず、従来の三角結線や星型結線を
採用した固定子巻線を使用する車両用交流発電機の整流
器の端子台にも採用できるような、端子台の構造の発明
である。この発明により端子を成形する型や治工具、端
子を樹脂一体成形する型を共用化する事が出来、設備投
資を低減する事が可能となり、コストの低減を図る事が
可能となる。
【0014】請求項4では請求項1の整流素子の電気的
容量についての発明で有る。単に素子の冷却効率を考え
て整流素子を請求項1の様に増加させると、コストの上
昇を避ける事が出来ない。しかし各固定子巻線からの出
力電流は概略同一であるので、素子の電気的容量から見
れば、ある固定子側出力端子接続される端子台の端子に
接続される整流素子の数が、別の固定子側出力端子接続
される端子台の端子に接続される整流素子の数に対して
多い部分は、1つの素子に流れる電流も小さくなる為、
その素子容量の電気的容量を下げる事が可能となり一般
に電気容量の小さい整流素子の価格は、大きいものに比
較して安価である為、整流器全体、ひいては車両用交流
発電機全体のコストの上昇を最小限にとどめる事が可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図2に車両用交流発電機の概要を
示す。車両用交流発電機は回転子1が固定子2の中に配
置され、回転子1はベアリング3,4を介してフレーム
5,6に固定子と共に配置されているため、回転子1の
端部に固定されたプーリ7がベルトやチェーン等(図示
されず)の動力伝達機構で回転される事で回転子1は当
該車両用交流発電機が搭載される車両の内燃機関から動
力を得る事により、固定子内部を回転しており、回転子
側界磁コイルに通電される事により、固定子側に電圧を
発生させ、固定子の出力端子8と整流器の端子9を接続
することで、固定子からの交流出力を整流器10で整流
している。
【0016】図3に固定子巻線に星型結線を採用し、そ
の中性点からの出力を取り出す場合に使用される、車両
用交流発電機に使用される整流器の従来例の一例を示
す。
【0017】ここで整流器は正極側冷却フィン11、負
極側冷却フィン(本図には示されず)、端子台12(図
3以降示す整流器に使用される、固定子巻線の出力端子
と正極側、負極側の整流素子を接続し整流子のブリッジ
を構成、整流器を構成する為に、電気伝導性を持った材
料で構成された端子と、その端子を絶縁かつ固定する為
の部材とが一体成形された端子台については、その端子
の絶縁材中の配置を明らかにする為に透視図を用いて表
わし、絶縁かつ固定する為の部材は点線で表わす事とし
ている)、正極側整流素子13,14,15,16、負
極側整流素子17,18,19,20及び正極側冷却フ
ィン11及び11に固定された整流素子13,14,1
5,16と、負極側冷却フィン及びその負極側整流素子
17,18,19,20を絶縁する為の絶縁体21、正
極側冷却フィン11、絶縁体21を端子台で挟み込みな
がら負極側冷却フィンに固定する為、ネジ22,23,
24で構成されている。ここで14,18の整流素子は
星型結線の中性点からの出力を取り出す為の整流素子で
あり、中性点からの出力を取り出す必要が無い場合には
14,18の整流素子は不要となる。
【0018】端子台12に一体成形されている端子25
の端部26には合計4つある固定子巻線の出力端の内、
中性点からの出力端からではない、3つある出力端のう
ちの1つが接続され、端部27には正極側整流素子13
の端子28,29には負極側整流素子17の端子30が
それぞれロウ付け、溶接、ハンダ付、端子同士の機械的
な加締めなどの電気的、且つ機械的な接続方法の1つ又
は複数を併用する事で接続されている。
【0019】同様に端子台12の端子31の端部32に
は、星型結線された固定子の中性点からの出力端が、端
部33には正極側整流素子14の端子34、端部35に
は負極側整流素子18の端子36が、端子台12の端子
37の端部38には固定子巻線の出力端のうち、前述さ
れた2つ以外の端部の内1つが、端子端部39には正極
側整流素子15の端子40、端子端部41には負極側整
流素子19の端子42が、端子台12の端子43の端子
端部44には固定子巻線の残り1つの出力端、端部45
には正極側整流素子16の端子46、端部47には負極
側整流素子20の端子48が、前述の端子25の各端部
と同様の方法で各々接続されている。ここで整流器の中
心軸を図示すると49の如くしめされ、整流器が動作時
に熱源となる正極側整流素子の13,14と15,16
は49に対し略対称の位置に配置されている。同様に負
極側整流17,18と19,20も同様49に対し略対
称の位置に配置されており、整流素子の温度の偏りを最
小限に押さえるような構造となっている。
【0020】図3の事例で使用される正極側冷却フィン
11を単体で表わしたものが図4であり、前述の整流素
子を圧入することで機械的に固定、電気的に導通を持た
せ、通電時の整流素子の自己発熱による熱を冷却フィン
に伝えているための整流素子を配置する為の、整流素子
外径と略同一内径でフィンの厚み方向に貫通している穴
が、固定子巻線に星型結線を採用した際にはその中性点
からの出力も取り出せるように50,51,52、53
と合計4ヵ所、略均等間隔かつ、冷却フィンの中心線5
4に対して略対称に配置されている。つまり図3には図
4のフィンを適用しているので、図4の50,51,5
2、53の穴には図3では13,14,15,16の整
流素子が圧入されている事になる。
【0021】図5に同じく負極側の冷却フィンを示す
が、正極側フィンと同様の機能、寸法関係を持った整流
素子を配置する為の穴が、同じく固定子巻線に星型結線
を採用した際にはその中性点からの出力も取り出せるよ
うに55,56,57,58と合計4ヵ所の穴が冷却フ
ィンの中心軸59に対し略対称に配置されている。従っ
て図3には図示されていないが、図5の冷却フィンが採
用されているので、図5に示す55,56,57,58
の穴には図3の17,18,19.20に示す整流素子
が圧入されていることになる 図6には図3に示される
整流器が使用される場合の固定子と整流素子の結線図を
示し、60を星型結線の中性点と呼ぶ。
【0022】図7には固定子巻線の結線方法に三角巻線
を採用した車両用交流発電機に使用される従来の整流器
の一例を示す。ここで整流器は図3と同様に正極側冷却
フィン61、負極側冷却フィン(本図には示されず)、
端子台62、正極側フィンに固定された整流素子63,
64,65負極側フィンに固定された整流素子66,6
7,68及び正極側冷却フィン及び整流素子と負極側冷
却フィンと整流素子を絶縁する為の絶縁体69、正極側
冷却フィン60と絶縁体69を端子台で挟み込みながら
負極側冷却フィンに固定する為ネジ70,71,72で
構成されている。
【0023】正極側冷却フィン61は図3に示す冷却フ
ィン11と同じ物、つまり図4に示すものであるため、
合計4ヶ所の整流素子を配置する穴が配置されている
が、従来の三角結線に使用される整流器の場合、整流素
子は各々冷却フィン上の整流素子を設置する穴50,5
1,52,53の内、51以外に圧入される事で冷却フ
ィン61に固定、フィンと整流素子の間での電気的な接
続を保ち、かつ通電時の素子の自己発熱による熱を冷却
フィンに伝えている。同様に図示されていないが図7に
採用されている負極側冷却フィンは、図5に示される形
状の負極側冷却フィンが採用されており、図5に示す5
5,56,57,58の穴のうち、56以外に整流素子
が圧入される事で、整流器を構成している。ここで端子
台62に包含される端子73の端部74には三角結線さ
れた固定子巻線の3つの出力端のうち1つを加締め、ハ
ンダ付、ロウ付、または溶接などの接続方法を単独、ま
たは組み合わせて採用する事で機械的接続と電気的接続
の両方を兼ね備えながら接続されている。また端子73
の別の端部75には、正極側整流素子63の端子76、
端子端部77には負極側整流素子66の端子78が溶
接、ロウ付けやハンダつけ等で電気的、機械的に接続さ
れている。同様に端子台62に包含される端子79の端
部80及びに端子84の端部85には三角結線された固
定子巻線の3つの出力端のうち残り2つの出力端を各々
61と同様の方法で接続されており、端子79の端部8
1,83及び端子85の端部87,89には、正極側整
流素子の端子82,88,負極側整流素子の端子84,
90が、それぞれ75と76及び77と78との接続と
同様の方法で接続されることで構成される整流素子のブ
リッジにより、固定子巻線からの交流出力を直流出力に
整流している。
【0024】本従来例では、正極側、負極側共々三角結
線採用時、及び星型結線採用時に、同じ冷却フィンを使
用している為、三角結線採用時には図4に示される4ヶ
所の固定点50,51,52,52の内、51の1ヶ所
が空席になり、整流素子の冷却フィン上の配置が中心軸
54に対して非対称となる。つまり図4を用いて説明す
ると、正極側フィンの固定位置のうち、中心軸54に対
して右側にある整流素子の配置場所52,53に、図7
の如く64,65の整流素子が各々1個、合計2個配置
されているが、図4の中心軸54の左側については整流
素子の配置点50にのみ図7に示すように整流素子63
が配置されているのみで、図4に示す配置位置51は空
席となっている。従って図7の冷却フィンの中心軸91
を基準にして、向かって右側は動作時には熱源となる整
流素子が比較的密に配置されているが、向かって左側は
動作時に熱源となる整流素子が疎に配置されている為、
図4の52,53の位置に配置される右側の整流素子6
4,65の温度は、図4に示される整流素子の固定位置
50に配置される左側の整流素子63の温度に比較して
高くなる。この温度分布の不均一の状況は、図示されな
い負極側冷却フィンについても同様に、フィンの中心軸
に略軸対称な4つの整流素子の設置場所の中から選ぶ、
3つの整流素子の配置場所が、正極側フィンと同様な関
係に有る為、同じように温度分布が中心軸の左右で不均
一となる。
【0025】図8には図7に示される整流器が使用され
る場合の三角結線された固定子と整流素子の結線図を示
す。
【0026】以上のような温度分布の不均一を解消する
ような実施例を図1に示す。正極側冷却フィン92は図
4に示す形状のフィンを採用しており、従来例として示
された図3,7に示す整流器に使用されるものと同じ物
を採用している。同様に図示されないが負極側冷却フィ
ンも図5に示されるものを、図3,7の従来例と同じく
採用している。正極側整流素子93,94,95,96
は図4に示す冷却フィンの中心線54に対し略軸対称に
配置した整流素子の設置場所50,51,52,53の
全てに配置、圧入される事で図1に示す冷却フィン92
に固定、フィンと素子の間での電気的な接続を保ち、か
つ通電時の素子の自己発熱による熱を冷却フィンに伝え
ている。同様に負極側整流素子97,98,99,10
0は図5に示す冷却フィンの中心線59に略軸対称に配
置された整流素子の配置場所55,56,57,58の
全てに配置、圧入される事で図1に示す冷却フィン92
に固定、フィンと素子の間での電気的な接続を保ち、か
つ通電時の素子の自己発熱による熱を冷却フィンに伝え
ている。また端子台101には端子101,102,1
03がそれぞれ図示された形状のものが、図1に示され
るように配置されている。尚、正極側フィン92及び正
極フィンに圧入された正極側整流素子93,94,9
5,96と、負極側フィン(図1には図示されず)及び
負極側整流素子97,98,99,100を絶縁する絶
縁材105、及び端子台と共に正極側冷却フィン92と
絶縁体105を端子台で挟み込みながら負極側冷却フィ
ンに固定する為ネジ105,106,107で構成され
ている。
【0027】ここで端子台101に包含される端子10
2の端部109には三角結線された固定子巻線の3つの
出力端のうち1つを加締め、ハンダ付、ロウ付、または
溶接などの接続方法を単独、または組み合わせて採用す
る事で機械的接続と電気的接続の両方を兼ね備えながら
接続されている。また端子102の別の端部110に
は、正極側整流素子93の端子111、端子端部112
には負極側整流素子97の端子113が溶接、ロウ付け
やハンダつけ等で電気的、機械的に接続されている。同
様に端子台101に包含される端子103の端部114
及びに端子104の端部115には三角結線された固定
子巻線の3つの出力端のうち残り2つの出力端を各々1
09の部分と同様の方法で接続されており、端子104
の端部116,117には、正極側整流素子96の端子
118、負極側整流素子100の端子119が、それぞ
れ110,111及び112,113と同様の接続方法
で接続されている。ここで特徴的なことは、図示の如く
端子103は4ヶ所の整流素子と接続する端子端部12
0,121,122,123を持つことである。端部1
20には正極側整流素子94の端子124、121には
負極側整流素子98の端子125、122には正極側整
流素子95の端子126,123には負極側整流素子9
9の端子127がそれぞれ溶接、ロウ付けやハンダつけ
等で電気的、機械的に接続されており、前述の図4に示
す正極側冷却フィン上に示す整流素子の固定点50,5
1,52,53全てに配置される、図1に示されるとこ
ろの整流素子93,94,95,96、及び図5に示す
負極側冷却フィン上に示す整流素子の固定点55,5
6,57,58全てに配置される、図1に示されるとこ
ろの整流素子97,98,99,100の以上全てを、
端子台101に含まれる端子に接続することにより、固
定子巻線からの出力を交流出力を直流出力に整流する整
流器を構成している。
【0028】従って従来の三角巻線では図7に示すよう
に正極側に合計3個、負極側に合計3個の整流素子をつ
ないでいた為、例えば図4に示す様な冷却フィンの中心
軸54に対して略軸対称で4ヶ所の整流素子の固定点を
持ち、星型巻線の中性点からの出力も整流して出力とし
て取り出せるような整流器に採用される冷却フィンを、
三角巻線に適用した場合、必ず整流素子の配置に不均一
が生じ、温度分布の不均一を生じさせると言うという問
題が有ったが、本発明では1つの固定子巻線の出力端の
み、正負2個ずつの整流素子をつなぐことにより、図1
に示す冷却フィンの中心軸127に対して軸対称に整流
素子を配置する事が出来る事から、温度分布の偏りを無
くす事が可能となるので、従来例に比較して、冷却フィ
ン上に配置される整流素子の温度の偏りが低減され、図
7の64,65に示される正極側整流素子に比較して図
1に示す正極側整流素子93,94,95,96の温度
を低くすることが可能となり、同時に負極側でも図7の
67,68と比較して図9の97,98,99,100
の整流素子の温度を低くすることが可能となる。
【0029】よってこの本発明によって従来例に対し車
両用交流発電機に使用される整流素子の温度の偏りを低
減させ、複数ある素子の中で動作時に最高温度を示す素
子の温度を低減させることにより、整流器全体の耐熱性
向上が可能になる事から、車両用交流発電機の耐熱性を
も向上させる事が可能となる。
【0030】尚、図1に示す整流器の具体例は、固定子
巻線が星型巻線を採用するが、星型結線の中性点からの
出力を取り出さない場合にも応用できる。
【0031】またここで請求項4の適用を考える。正極
側整流素子94,95の電気容量は93,96の電気容
量に比べて小さくすることが可能である。これは3本あ
る固定子巻線の端部からの出力はほぼ等しい為,整流素
子94と95は固定子巻線1つからの出力を2つの整流
素子に分流することになる為である。従って94,95
の整流素子の電気容量は93,96と比較して約半分に
する事が可能である。また発熱のバランスを考えて、9
4と95の電気容量は同じ物を使用した方が、本特許の
目的である素子の発熱をフィンの中心軸128に対しバ
ランスさせる事で整流器全体の温度を低減すると言う主
旨に合致しているので、94,95の素子の電気的容量
は同一とするべきである。同様のことは負極側整流素子
97,98,99,100にも適用することが可能であ
り98,99の整流素子の電気的容量は97,100に
比較して小さいものにすることが可能である。無論、整
流素子の電気容量を固定子巻線端部からの出力が複数の
整流素子に分流されない部分、つまり比較的大きな容量
に統一し、全て同じ容量にしても良いが、本特許を採用
する場合、従来例に比べて1つの整流器に使用する整流
素子の数が、従来例に比較して増える為、耐熱性を従来
例に比較して向上させると言う目的は達成できるが、同
時にコストも従来例に比較して、整流素子増加分は上昇
してしまう。但し一般に整流素子の容量は整流素子自身
の価格に比例する為、電気容量の小さい素子を図1の9
4,95や98,99や採用する方が整流器及び車両用
交流発電機のコストを下げることが可能であり、従来例
と比較したコストの上昇分を抑制することが可能とな
る。
【0032】図9に図1に示される整流器が使用される
場合の三角結線された固定子と整流素子の結線図を示
す。3つ有る相129,130,131の各々2つづつ
有る端部は図9に示す様に三角形の頂点131,13
2,133で各々が適切に接続される事により三角結線
された固定子を形成する。ここで図9に示される結線図
の、三角形の頂点132の先端には、正極側整流素子1
35と負極側整流素子1365が接続されており、同様
に頂点134の先端には正極側整流素子137と負極側
整流素子138が接続されている。一方頂点133の先
端には正極側整流素子139と141、及び負極側整流
素子140、142が接続されており、正、負各々2つ
の整流素子が接続されている事になる。つまり図1の固
定子巻線の出力端が接続される端子台の端子端部109
または115には図9の頂点132または134が接続
され、図1の正極側整流素子93または96は図9の1
35または137に相当する事になり、図1の負極側整
流素子97または100は図9の136又は138に相
当する。同様に図1の114に接続される固定子巻線の
出力端は図9の頂点134からの出力端に相当し、図1
の正極側整流素子94又は95は図9の137または1
39に、図1の負極側整流素子98又は99は、図9の
140又は142に相当する。
【0033】図10は別の具体例である。図10に示す
整流器を三角結線された固定子巻線からの出力の整流に
用いる事を考えると、端子台143に一体成形される端
子144,145,146の端部147、148,14
9,150の内、147と150には通常と同じく2つ
の固定子巻線の相の片側の端末同士が接続された後の出
力端、例えば図9の三角結線された固定子の結線図の頂
点132または134が接続され、正極側1つ、負極側
1つの整流素子が、各々整流器に使用される端子台の端
子を介して固定子巻線からの出力端に接続されること
で、出力を整流している。一方残り1ヶ所の固定子巻線
端末同士の結線は、2つの相の端部同士を端子台の端子
に接続する前に、1つは148に、もう1つは149に
接続し、115の端子を介して巻線の相の端部を接続、
同時に2対の整流素子にもつながれている。この様な場
合でも、3ヶ所の出力端子中、1ヶ所の端子を介して固
定子巻線の端末同士が結線される部分の出力は正極側2
個、負極側2個の2対の整流素子をつなぐ事が出来るの
で、整流素子を冷却フィンの中心軸151に対して対称
に配置する事が可能となり、冷却フィンの温度分布の偏
りを排除し、結果的に整流素子の温度低減、耐熱性の向
上を図る事が可能である。
【0034】図11も別の具体例であり、図10と基本
的には同じ考え方で構成されているが、固定子巻線の端
末の位置によっては図11の様な構成で端子台の端子を
配置したほうが、固定子の生産性を向上させる事までも
可能である。この例では図10と同様に三角結線された
固定子巻線の3ヶ所で行われる端部の接続の内の2ヶ所
の端部先端に正、負各々1づつの整流素子が接続される
部分、例を挙げれば図9の三角巻線の結線図に示される
三角形の頂点132、と134の2ヵ所の端部先端は、
図10に示す具体例と同様に端子台に接続される前に結
線され、端子台の3つの端子152,153,154の
うち153,154の端部156,157に接続される
が、残り1ヶ所の図9に示される三角巻線の結線図に示
される三角形の頂点133については、残りの2ヶ所の
出力相からの端部が、直接端子台の端子端部155,1
58に接続される事で、2つの相の端部が端子152に
より結線され、かつ正、負おのおの2個の整流素子から
なる2対の整流素子に接続されている。この様な配置で
も本発明の目的である冷却フィンの中心軸159に対し
て略軸対称に整流素子を配置する事が出来る為、図8,
10と同様請求項1の具体例の1例となり、整流素子の
温度低減、耐熱性向上を図る事が出来る。
【0035】さて図10に示される端子台143である
が、絶縁体と一体成形された端子台の中に端子144,
145,146の3枚が包含されている。3枚の端子を
絶縁体と一体成形する為には、144,145,146
を1つづつ成形型にセットする必要が有り、作業工数が
増大する。また、例えば端子をプレスで成形する場合、
プレス型も各々の端子の形状にあわせて数多く必要とな
る為、型製作費用も多くなる。そこで請求項2の具体例
を図12に示す。端子台に一体成形される端子は図13
の如く一体で構成し成形後、図12に示す樹脂に包含さ
れない斜線部160、161の2ヶ所を切除することに
より、端子を3枚に分離、図10に示す整流器の端子台
としての機能を果たす事が可能となる。
【0036】同様に図14に示すような端子の配置を持
った端子台でも、斜線部162,163の2ヶ所を切り
落とす事により、端子を3枚に分離させ、図11に示す
整流器の端子台としての機能を果たす事が可能となる。
更に端子台の絶縁体の一部をあらかじめ除去しておき端
子を露出させた部分の斜線部164を切断することによ
り、端子を4枚に分離することで図2に示す様な星型結
線を採用した固定子のその中性点からの出力も取り出す
場合の整流器の端子台に使用することも可能になる。
【0037】この様に1つの端子成形型、1つの樹脂一
体成形型で星型結線にも三角結線にも採用出来る端子台
の構造を採用する事で、製造の際の初期投資を抑制する
事が出来るので、製品のコストを下げる事も出来る。
【0038】同様に図15も請求項3の具体例であり、
斜線で示す切断部165,166を切断する事で、図1
0に示すような三角巻線、または固定子巻線に星型巻線
を採用するが星型結線の中性点からの出力を取り出さな
い場合の整流器の端子台を構成することが可能となる。
更に端子台を構成する絶縁体の一部を端子と絶縁体を一
体成形する際に露出させ、露出した端子の斜線部167
を切断する事で、固定子巻線を星型結線を採用し、かつ
中性点からの出力を取り出す際の整流器の端子台にも採
用する事が出来る。
【0039】
【発明の効果】以上の発明により固定子巻線に星型結線
を採用し、その中性点からの出力を取り出す場合の整流
器に採用される冷却フィンを、固定子巻線に三角結線及
び星型結線を採用するがその中性点からの出力を取り出
さない場合の整流器に使用する場合の冷却フィンに採用
した場合に、整流素子の耐熱性を向上させる事が可能と
なる。
【0040】次に整流器を構成する端子台を導電性のあ
る端子と、絶縁体で一体成形する場合、端子を樹脂成形
時には1枚にまとめ、成形後に樹脂に覆われていない部
分を切り離す事で、端子台を一体成形する成形型に細か
く分かれた数枚の端子を一体成形の型にセットする工数
が必要でなくなる為、作業効率の向上を図り、最終的に
は安価な車両用交流発電機の供給につなげる事が出来
る。
【0041】また端子台として端子と絶縁物を一体成形
後、絶縁物に包含されていない部分を固定子の巻線方式
に応じて切断することで、端子台を供給することが可能
となる為、車両用交流発電機に要求される出力特性に応
じて三角結線か星型結線などの固定子巻線の結線方法
や、星型結線の際にはその中性点から出力を取り出すか
否かになどに関わらず、1つの端子製造の型、1つの端
子を一体成形する型で成形した端子台を、最終工程で一
部の端子が絶縁体から露出した部分を切断することのみ
で、固定子巻線変更に対応した端子台が製造可能となる
事で、容易かつ安価に前記全ての固定子巻線の結線方法
に対応する事が可能になる。
【0042】さらには本発明で、整流端子が通常よりも
多くなり、コストの上昇が心配されるが本発明では固定
子巻線の出力端に接続される整流素子の数が、別の固定
子巻線の出力端に接続される整流素子の数より多い部分
については、その整流素子の電気的容量が小さい物を使
用する事が可能になる為、コストの上昇を最小限に押さ
えながらも、耐熱性と言う自動車用交流発電機の構成部
品に必要不可欠な信頼性を向上させる事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例をあらわす、車両用交流発
電機の固定子巻線に三角結線または星型結線でその中性
点からの出力を取り出さない場合に使用される整流器を
示す図。
【図2】整流器を搭載する車両用交流発電機の一例を示
す図。
【図3】車両用交流発電機に用いられる固定子巻線が星
型結線され、かつその中性からの出力を取り出し、整流
する場合に使用される整流器の一例を示す図。
【図4】車両用交流発電機の整流器に用いられる正極側
冷却フィンの一例を示す図。
【図5】車両用交流発電機の整流器に用いられる負極側
冷却フィンの一例を示す図。
【図6】車両用交流発電機に用いられる星型結線された
固定子巻線とその出力を整流する整流器の結線図の一例
を示す図。
【図7】車両用交流発電機に用いられる固定子巻線が三
角結線される場合に使用される整流器の従来例を示す
図。
【図8】車両用交流発電機に用いられる三角結線された
固定子巻線とその出力を整流する整流器の結線図の一例
を示す図。
【図9】本発明を適用した場合の車両用交流発電機に用
いられる三角結線された固定子巻線とその出力を整流す
る整流器の結線の一実施例を示す図。
【図10】本発明の一例をあらわす、車両用交流発電機
の固定子巻線に三角結線を採用した場合に使用される整
流器を示す図。
【図11】本発明の別の一例をあらわす、車両用交流発
電機の固定子巻線に三角結線に使用される場合に使用さ
れる整流器の別の一実施例を示す図。
【図12】本発明の実施例の一例をあらわす整流器を構
成する端子台の構成を示す図。
【図13】図12に示される端子台に使用される、絶縁
体と成形する前の端子の形状をあらわした一例を示す
図。
【図14】本発明の別の一例をあらわす整流器を構成す
る端子台の構成を示す図。
【図15】本発明の別の一例をあらわす整流器を構成す
る端子台の構成を示す図。
【符号の説明】
8…固定子の出力端、9…整流器、92…冷却フィン、
101…端子台、103…正、負各々2個の整流素子が
接続される端子、134…先端に正、負各々2個の整流
素子が接続される三角巻線の2つの相の接続部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平間 誠 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 石川 利夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 本田 義明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 5H619 AA05 AA11 BB02 BB06 BB17 PP00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用交流発電機の固定子巻線からの出
    力を全波整流する整流器において、 使用される整流素子を固定、冷却さらには電気的な接続
    を行う為の冷却フィンに設けてある前記整流素子の固定
    点が、前記冷却フィンの中心軸に対し略軸対称で、かつ
    固定子巻線が星型結線の場合、その中性点からの出力を
    整流する為の整流素子を配置することが可能となってい
    る冷却フィンを、三角結線または星型結線された固定子
    巻線の中性点からの出力を取り出さない場合の整流器に
    用いる場合、前記冷却フィン上の固定点すべてに配置さ
    れた整流素子を整流に利用する整流器と、前述の整流器
    を構成する、整流素子同士の接続をつかさどる端子を絶
    縁と固定する為の部材との一体成形により構成する端子
    台、および前記整流器を採用する事を特徴とした車両用
    交流発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1に示される端子台において、そ
    の端子が絶縁材と成形された後、端子の1部を切り離す
    事により、端子を分離する事で請求項1に示される整流
    器の端子台となる事を特徴とする端子台とその端子台を
    用いた整流器、及び車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1に示される端子台において、端
    子を構成する部材の一部を切り離す事で、固定子巻線が
    星型結線で、かつその中性点からの出力も整流する為の
    整流器を構成する端子台にも、また必要に応じて請求項
    1に示される冷却フィンの整流素子固定点の一部のみに
    整流素子を配置することで、三角結線された固定子巻線
    および星型結線された固定子巻線の中性点からの出力を
    取り出さない場合の固定子巻線からの出力の全波整流に
    用いる整流器の端子台として使用する事が可能な端子
    台、及びその端子台を用いた整流器及び車両用交流発電
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、一部の整流素子の電
    気的容量がその他のの電気容量と同じでない事を特徴と
    した整流器、及びその整流器を用いた車両用交流発電
    機。
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