JP2001229319A - 在庫管理方法およびそれに用いる在庫管理用装置 - Google Patents

在庫管理方法およびそれに用いる在庫管理用装置

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JP2001229319A JP2000037752A JP2000037752A JP2001229319A JP 2001229319 A JP2001229319 A JP 2001229319A JP 2000037752 A JP2000037752 A JP 2000037752A JP 2000037752 A JP2000037752 A JP 2000037752A JP 2001229319 A JP2001229319 A JP 2001229319A
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Noriyuki Yasuo
典之 安尾
Koichi Narahara
康一 楢原
Mitsuo Manabe
光男 真鍋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確度の高い在庫日数を得て精度のよい在庫管
理ができるようにする。 【解決手段】 管理対象物に関した、在庫数7a、実販
売数9a、および出荷特性に関わる管理対象物の基礎デ
ータ10aの関係から、在庫日数12a、拠点別在庫日
数13aを算出し、これを基に在庫管理を行なうことに
より、上記のような目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は在庫管理方法および
それに用いる在庫管理用装置に関し、例えば製造業にお
いて、在庫量をいわゆる在庫日数で評価し、その在庫日
数に基づき生産計画を修正することにより社内および流
通過程の在庫を適正量に維持するのに適用される。
【0002】
【従来の技術】社内及び流通過程の在庫を適正に保つた
めに様々な在庫分析管理方法が既に考案され利用されて
いる。その中で代表的な分析方法として前記在庫日数に
よる方法がある。この在庫日数はある時点の在庫がそれ
以降何日分の販売量に相当するかを示している。このよ
うに在庫の状態を在庫の絶対量で評価するのではなく、
販売予測との相対比較により評価することで、在庫が販
売量に対して適正か否かを比較的精度よく判断すること
ができ、生産との関係から在庫管理ができる。この販売
量を予測するのに従来、注文を受けた未出荷分である受
注残や現時点以降の販売計画、数理的・統計的手法によ
る販売予測の値が一般に用いられる。
【0003】従来、このような在庫管理を行なうのに、
図5に示すような在庫日数計算装置が用いられている。
これにつき説明すると、まず、収集装置aにより前日の
拠点別品番別在庫数を収集し、これを拠点別在庫数デー
タc1として記憶装置bに入力してその在庫数データベ
ースcに記憶する。次いで、別途管理されている品番別
受注残、あるいは販売予測数を入力装置dから記憶装置
bに入力して受注残、あるいは販売予測データe1とし
て販売予測データベースeに記憶する。記憶装置bに入
力され記憶された拠点別在庫数データc1、受注残ある
いは販売予測数データe1は、中央処理装置fによって
在庫数データベースc、販売予測データベースeから読
み出される。中央処理装置fは、その在庫日数計算手段
gによって前記読み出された拠点別在庫数データc1と
受注残あるいは販売予測データe1とから在庫日数を演
算して、演算した在庫日数データh1を記憶装置bに入
力し在庫日数データベースhに記憶するのに併せ、表示
部jおよび印字部kに出力して画面表示や印刷を行ない
在庫管理に供する。
【0004】なお、在庫日数計算手段gによる在庫日数
の計算は、拠点別の在庫数データc1を品番ごとに合計
し、その値を受注残あるいは販売予測データe1より算
出する当日以降の販売平均数で除算することを品番ごと
に行なえばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
在庫日数の計算方法にて取扱うパラメータは、在庫数だ
けが実数であり、受注残あるいは販売予測数は不確定要
素を含む値である。例えば翌日になり大口の注文がキャ
ンセルになると在庫日数は急激に増加し在庫適正基準が
大きく変動することになる。また販売予測数はその予測
手法が数多くあるものの正確に予測するのは困難であ
り、精度の低い販売予測数しか得ることができないのが
実態である。従って、このような値に基づいて在庫日数
を計算しても精度のよい在庫管理は望めない。
【0006】また、在庫数は拠点別に獲得できている
が、受注残あるいは販売予測数は管理対象となる各拠点
を統括する機関にて別途管理される値となるのが一般的
で、拠点別の在庫日数が得られないことになり、ある拠
点には過剰在庫になっているがある拠点では欠品が発生
するといった偏在庫の発見、およびその対処が困難であ
る。受注残あるいは販売予測数を拠点別に収集すればこ
の問題は解決できるが、複雑な販売ルートを持つ商品の
場合は困難になる。
【0007】さらに上記の在庫日数計算装置で計算され
た在庫日数に基づく在庫数のコントロールは人の判断に
依存する部分が多いため、即時に対処することが困難で
ある。
【0008】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
するもので、確度の高い在庫日数を得て精度のよい在庫
管理ができる在庫管理方法および在庫管理用装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の在庫管理方法は、管理対象物に関
した、在庫数、実販売数、および出荷特性に関わる管理
対象物の基礎データの関係から、管理対象物の在庫日数
を算出し、これを基に在庫管理を行なうことを特徴とし
ている。
【0010】このような構成では、在庫日数の算出に用
いる、実販売数は在庫数とともに実数であり、残る管理
対象物の基礎データは、管理対象物あるいはそれに類似
するものの同じ時期や期間における出荷実績に基づいた
以降の出荷の変動を示す出荷特性として得られ、在庫数
を出荷数で除して在庫日数を算出するのに、前記基礎デ
ータによって出荷数ないしは算出した在庫日数を補正し
て、確度の高い在庫日数が得られるので、これに基づき
在庫管理が過不足なく精度よく行なうことができる。
【0011】この場合、在庫数、実販売数とも拠点別の
ものとすることにより、偏在庫など拠点間の在庫に格差
があってもこれを把握し対処することができる。また、
拠点間の出荷のアンバランスが繰り返し生じる出荷特性
であるときは、これを次の在庫日数算出の際に拠点別に
反映して地域性による出荷傾向の違いにも対処した在庫
管理をすることができる。また、実販売数を日別のもの
にすると、移動平均を求めることにより日ごとの出荷数
の細かな変動に影響されない確度の高いある期間ごとの
在庫日数が得られる。
【0012】また、算出した在庫日数と、生産の計画に
関するデータとから、在庫が適正量になるように生産の
計画データを修正し、それを管理対象物の生産に供し在
庫管理を行なうようにすることもでき、これにより、生
産計画が確度の高い在庫日数に対して在庫の過不足をも
たらすと予測できる場合に、そのような過不足が解消す
るように生産の計画データを修正して、以降の生産にお
いて在庫に過不足が生じないようにすることができる。
【0013】本発明の在庫管理用装置は、管理対象物に
関した、拠点別の在庫数および実販売数のデータを収集
する収集部と、出荷特性に関わる管理対象物の基礎デー
タを入力する入力部と、収集部および入力部からのデー
タを記憶しておく記憶部と、記憶部に記憶された在庫
数、実販売数、管理対象物の基礎データから必要な拠点
範囲での在庫日数を算出する在庫日数算出部と、在庫日
数算出部での演算結果を出力する出力部とを備えたこと
を特徴としている。
【0014】このような構成では、拠点別の在庫数およ
び実販売数と、管理対象物の基礎データとから確度高い
拠点別の在庫日数を算出して出力することを自動的に行
ない在庫管理に利用されるようにすることができる。ま
た、前記出力から拠点間の偏在庫など在庫の格差が判明
するのでそれに対処することもできる。しかも、拠点別
の在庫数および実販売数はともにどの時点でも各拠点別
に把握され得る実数であるため、収集部にて容易にかつ
日別に収集することができる。また、在庫日数の算出が
単純な計算で行うことができる。
【0015】出力部は算出した在庫日数が在庫管理に利
用され得ればその出力形態は自由であるが、関係者が理
解できるように表示部での画面表示および印字部での印
刷表示の少なくとも一方を採用すれば十分である。
【0016】本発明の在庫管理用装置は、また、管理対
象物の在庫日数データ、および生産の計画データを入力
する入力部と、入力された在庫日数データおよび生産計
画データを記憶しておく記憶部と、記憶部に記憶された
在庫日数データと生産計画データとから、在庫が適正量
になるように生産計画データを修正する生産計画修正部
と、生産計画修正部からの処理結果を出力する出力部と
を備えたことを今1つの特徴としている。
【0017】このような構成では、算出した在庫日数に
基づいて生産計画データに基づく生産による製品の在庫
管理を行なうのに、在庫日数に対して、生産計画データ
による生産にて在庫が適正量になるように生産の計画デ
ータを生産計画修正部にて修正して、修正生産計画デー
タとして出力し以降の生産に供することにより、以降の
生産によって在庫が過不足になるようなことを防止する
ことができる。
【0018】在庫日数は前記確度の高い算出方法にて算
出したものとすることにより、前記生産計画の修正が確
度の高い在庫日数に対してなされるので、より精度のよ
い在庫管理ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態に係る在
庫管理方法および在庫管理用装置につき図面を参照しな
がら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
【0020】本実施の形態は、製品を製造して各拠点に
入荷しながら販売のために出荷する社内および流通過程
の在庫を管理する場合の一例である。しかし、本発明は
これに限られることはなく、各種に流通する管理対象物
の在庫を前後の流通条件に伴い管理する一切の場合に適
用することができ、本発明の範疇に属する。
【0021】本実施の形態の在庫管理方法は、管理対象
物に関した、在庫数データ、実販数データ、および出荷
特性に関わる管理対象物の基礎データの3つの関係か
ら、在庫日数を算出し、これを基に在庫管理を行なう
が、管理対象物が生産され販売される製品であり、在庫
はその製品の社内および流通過程での在庫を管理する関
係上、図1の在庫管理用装置および図2の処理フローに
示すように、在庫数としては製品の在庫数データ7aを
取扱い、実販売数としては出荷を伴う販売実数である実
販数データ9aを取扱い、出荷特性に関わる製品の基礎
データとしては出荷をもたらす製品の販売の特性、つま
り製品の売れ行きの特性に関わる基礎データ10aとし
て取扱う。
【0022】このように、在庫日数の算出に用いる、実
販数データ9aは在庫数データ7aとともに実数であ
り、残る製品の基礎データ10aは、管理対象製品ある
いはそれに類似する製品の同じ時期や期間における販売
実績に基づいた以降の販売の変動を示す販売特性として
得られ、在庫数データ7aを実販数データ9aで除して
在庫日数データ13aを算出するのに、前記基礎データ
10aによって実販数データ9aないしは算出した在庫
日数を補正して、確度の高い在庫日数データ13aが得
られる。従って、このように算出した在庫日数データ1
3aを在庫管理に供することにより在庫に過不足が生じ
ない精度よい在庫管理をすることができる。
【0023】在庫日数データ13aの具体的な計算方法
は、以下のステップで行なう。
【0024】1) 前日より一定期間前迄の実販売数平
均を計算する。
【0025】実販売数平均を毎日計算して一定期間にお
ける平均、すなわち移動平均をとって実販数データ9a
として用いることにより、細かな単位での局所的な実販
変動を吸収する。この一定期間は製品の販売期間及び変
動要因に依存する。販売期間が半年程度の製品の場合
は、一定期間は販売の立ち上がり期間を考慮すると最長
でも一ヶ月程度となる。また土日に販売が増加し月曜日
は販売が減少するような製品の場合は、一定期間を7日
の倍数にすることにより曜日の変動を吸収することがで
きる。発売から現時点までの実販日数が一定期間を満た
ない場合は、その実販日数の期間で平均を計算する。
【0026】2) 製品別基礎データ10aを用いて実
販売数平均を補正する。
【0027】製品の出荷時期には品切れ回避のため在庫
を備蓄するため在庫数は増加する。それに反し実販売数
は少ないため在庫日数が増加することになる。出荷時期
という情報があれば在庫日数増加は問題なしと判断でき
るが、在庫日数のみだと在庫数が不適切と判断してしま
う可能性がある。出荷時期以外にも季節変動等で実販売
数が変動しそれにより在庫日数が変動することもある。
これらの変動を吸収するための補正を行なう出荷ないし
は実販の特性である製品の基礎データ10aとして、製
品毎に出荷開始から販売終了までの実販売数補正係数、
および季節変動係数を設定し、この2つの係数を実販売
数平均に乗じて拠点別補正実販数データ11aを得る。
【0028】この実販売数補正係数は、製品の販売期間
を通じて一定期間毎に定義する。この値は過去の類似製
品の実販売実績に基づいて設定される。例えば出荷開始
から2週間までに比較してそれ以降の実販売数が飛躍的
に増加することが過去の傾向より把握できている場合
は、その増加率を係数として定義する。
【0029】また、季節変動係数は、1ヶ月または1週間
単位で定義する。この値も過去の類似製品の実販実績に
基づいて設定される。例えば4月の実販売数が3月の実販
売数より6割減少することが把握できている場合は、こ
の減少率を変動係数として定義する。
【0030】これらの補正係数により、現時点までの実
販売実績数から今後の実販売数を算出し、その値に基づ
いて在庫日数を計算することになる。
【0031】3) 拠点別在庫数データ7aを、拠点別
補正実販数データ11aの平均で除して在庫日数データ
13aを計算する。併せて補正前の拠点別実販数データ
9aの平均でも除した在庫日数データ13aを計算す
る。
【0032】以上の段階を経て拠点別在庫日数データ1
3aが計算される。さらにこの手順の中で、拠点別在庫
数データ7a、および補正した拠点別補正実販数データ
11aの累計を計算し、累計の在庫数データ7aを累計
の拠点別補正実販数データ119aで除することにより
全体の在庫日数データ12aを計算する。この全体の在
庫日数データ12aは管理対象製品を一括生産し、ある
いは一括した生産管理のもとに生産が行われる場合の生
産計画の修正基準となる。
【0033】以上のように在庫数データ7a、拠点別補
正実販数データ11aとも拠点別のものとすることによ
り、拠点間に偏在庫など在庫量に格差があってもこれを
把握し対処することができるし、拠点間の出荷のアンバ
ランスが繰り返し生じる実販売の傾向性、つまり特性が
あるときは、これを次の在庫日数データ13aを算出す
る際に拠点別に反映して地域性による出荷傾向の違いに
も対処した在庫管理をすることができる。また、実販売
数を日別のものにすることにより、それらを平均した実
販売数を得て日ごとの出荷数の細かな変動に影響されな
い確度の高い在庫日数が得られる。
【0034】上記製品をノートパソコンとしたときの在
庫管理方法の実例と、それに用いる在庫管理用装置につ
いて説明する。ノートパソコンは製品サイクルが3〜4
ヶ月と短く、かつ旧製品は商品価値が大きく下落するた
め、売り切ることが必要である。そのためには各拠点の
在庫の高精度な管理、及び生産の柔軟な変更が必要であ
る。
【0035】これに対応して図1に示す在庫管理用装置
は、拠点別の在庫数データ7aおよび実販数データ9a
を収集するための収集装置1、拠点別の製品別基礎デー
タ10aを入力するための入力装置2、各種のデータ7
a、9a、10a、13aをデータベース7、9、1
0、13に記憶するためのデータ記憶装置3、中央処理
装置4、中央処理装置4が収集装置1からの拠点別在庫
数データ7a、実販数データ9a、および入力装置2か
らの製品別基礎データ10aから在庫日数計算手段16
で算出した拠点別在庫日数データ13aに関する演算結
果を表示する表示装置5、在庫日数データ13aに関す
る前記演算結果を印字する印字装置6を備えている。
【0036】以上のように構成された在庫管理用装置の
動作について、図2の処理フローに基づき説明する。最
初に各拠点の販売・在庫管理システムなどより、ネット
ワークを経由して前日の在庫数及び実販売数を、収集装
置1により拠点別在庫数データ7a、拠点別実販数デー
タ9aとして収集し獲得する。この拠点別在庫数データ
7aには、拠点コード、製品名、在庫日付、在庫数が含
まれる。拠点別実販数データ9aには、拠点コード、製
品名、実販日付、実販売数が含まれる。拠点別在庫数デ
ータ7a、拠点別実販数データ9a共に日付付きデータ
として記憶装置3に記憶される。
【0037】この拠点別実販数データ9aより製品毎に
前日から過去1ヶ月分の平均を計算し実販売数移動平均
値9bを得る。この実販売数移動平均値9bに製品別基
礎データ10aに含まれる実販売数補正係数と季節変動
係数を乗じて拠点別補正実販数データ11aを計算す
る。実販売数補正係数は前日が販売開始日から第何週目
に該当するかで決定される。季節変動係数は前日の日付
により決定される。
【0038】拠点別在庫数データ7aを拠点別補正実販
数データ11aで除することにより拠点別在庫日数デー
タ13aが計算される。この拠点別在庫日数データ13
aにより拠点毎の在庫過不足が容易に判断でき対処する
ことができる。この対処としては、例えば拠点間の在庫
移動や出荷調整を行なえばよい。
【0039】また拠点全体の在庫日数データ12aを計
算するために、拠点別在庫数データ7aおよび拠点別補
正実販数データ11aを製品毎に合計し、拠点別在庫数
データ7aの合計を拠点別補正実販数データ11aの合
計で除し、このときの演算結果を記憶装置3の在庫日数
データベース12に記憶する。この在庫日数データ12
aは製品トータルとしての在庫量の判定に有効である。
つまり、拠点別在庫日数データ13aは既に出荷した製
品のコントロールに、在庫日数データ12aは今後の生
産コントロールに活用してそれぞれ有効であり、この活
用のために拠点別在庫日数データ13a、在庫日数デー
タ12aは出力装置としての表示装置5および印字装置
6に出力して在庫管理に供する。この出力は作業者がそ
の意味がわかるような形態ないしは表現で、表示装置5
に画面表示し、印字装置6で印刷される。
【0040】このように、拠点別の在庫数データ7aお
よび実販数データ9aと、管理対象物の基礎データ10
aとから確度高い拠点別の在庫日数を算出して出力する
ことを自動的に行ない在庫管理に利用されるようにする
ことができるし、前記出力から拠点間の在庫の格差が判
明するのでそれに対処することができる。しかも、拠点
別の在庫数および実販売数はともにどの時点でも容易に
把握されるものであるため収集部はそれらを容易に収集
することができ、在庫日数の算出が困難になることはな
いし、実販売数を上記方法の発明のように日別に収集し
て取扱うのも容易である。なお、出力は表示装置5およ
び印字装置6の少なくとも一方にだけ行なえば、算出し
た在庫日数データ12a、拠点別在庫日数データ13a
を在庫管理に供することができるし、在庫管理に供する
には有線、無線による通信の出力、記録媒体に記録した
出力など各種の形態を用いることができるし、必要なも
のを必要に応じて複合して用いることができる。
【0041】また、以上のように算出した在庫日数デー
タ12aを生産のコントロールに適用する場合、図3の
在庫管理用装置および図4の処理フローに示すように、
在庫日数データ12aを最新の生産計画データ14aと
組み合わせ取扱い、それらから、在庫が適正量になるよ
うに最新の生産計画データ14aを修正し、それを管理
対象物の生産に供し在庫管理を行なえばよい。これによ
り、生産計画が確度の高い在庫日数データ12aに対し
て在庫の過不足をもたらすと予測できる場合に、そのよ
うな過不足が解消するように最新の生産計画データ14
aを修正して、修正生産計画データ15aを得、これを
以降の生産に適用することにより、在庫日数に対する生
産計画の不調和から以降の在庫状態に過不足が生じるよ
うなことを防止することができる。
【0042】具体的な処理ステップを以下に示す。
【0043】1) 全体の在庫日数データ12aより生
産増減数を決定する。
【0044】在庫日数データ12aを製品に関する基礎
データ10aに定義された基準在庫日数と比較し、在庫
日数過不足を計算する。その値に拠点別在庫数累計を乗
ずることにより生産増減数を決定する。
【0045】2) 生産増減数を生産計画に反映するこ
とにより生産計画データ14aを修正する。
【0046】最新の生産計画データ14aに対して生産
増の場合は、増加分の生産計画を最新の生産計画データ
14aに追加し、生産減の場合は生産計画固定期間以降
で最も早い該当製品の生産計画を最新の生産計画データ
14aに従い減らしていく。この修正はスケジューリン
グシステムと連携することにより容易かつ高速に可能で
ある。
【0047】図3の在庫管理用装置は最新の生産計画デ
ータ14aを在庫日数との関係から適正な在庫状態が得
られるように修正する場合の実施の形態を示している。
これについて説明すると、製品別基礎データ10aを入
力するための入力装置2と、各種のデータ9a、10
a、12a、14a、15aを記憶するためのデータ記
憶装置3と、中央処理装置4と、この中央処理装置4の
生産計画修正手段17による演算結果を表示する表示装
置5および演算結果を印字する印字装置6に加え、在庫
日数データ12aを計算する在庫日数計算装置18、お
よび最新の生産計画データ14a作成を作成する生産計
画作成装置19をも入力部の装置として備え、入力装置
2で入力した製品別基礎データ10aおよび拠点別実販
数データ9a、在庫日数データ12a、最新の生産計画
データ14a、在庫日数データ12aを必要に応じて取
扱い、修正生産計画データ15aを作成してこれを出力
部の表示装置5および印字装置6に出力し、修正生産計
画データ15aの画面表示および印刷を行う。
【0048】以上のように構成された生産計画修正装置
の動作について、図4の処理フローに従い説明する。ま
ず在庫日数計算装置18で計算された在庫日数データ1
2aを獲得し在庫日数データベース12に記憶する。こ
の在庫日数データ12aと製品別基礎データ10aとし
て製品別基礎データベース10に登録されている基準在
庫日数データとの差異を計算する。この差異に拠点別実
販数データ9aを補正した拠点別補正実販数データ11
aを乗じて、生産調整数データ21aを計算する。最後
にこの生産調整数データ21aを最新生産計画データ1
4aに反映することにより生産計画を修正して修正生産
計画データ15aを得て修正生産計画データベース15
に記憶しておくとともに、表示装置5および印字装置6
に出力して修正生産計画データ15aを画面表示および
印刷する。
【0049】ここで、生産計画作成装置19としてスケ
ジューリングシステムが導入されている場合の本装置の
動作を説明すると、製品の在庫日数と基準在庫日数の差
から算出された生産調整数21が正の場合は生産追加で
ある。この場合は、生産固定日以降に新たな生産オーダ
ーを作成し、そのオーダーを自動または手動で割り付け
ることにより在庫補充の生産計画が作成される。また生
産調整数が負の場合は生産カットである。この場合は、
生産固定日以降で該当の生産計画を検索し、生産調整数
分の生産計画を削除する。削除の結果、生産に空きが発
生するのでスケジューリングシステムの再計算機能を用
いて計画の前詰めを行う。以上の手順により在庫日数を
基準とした生産計画の修正が行われる。
【0050】以上により、流通拠点それぞれの在庫を在
庫日数として管理し、それに基づいた生産計画を修正す
ることが可能なものである。なお、在庫日数計算装置1
8および生産計画作成装置19の少なくとも在庫日数計
算装置18は中央処理装置4の内部機能とすることがで
きるし、いずれの場合も在庫日数計算装置18が算出す
る在庫日数が上記のような確度の高い算出方法によれば
最も好適であるが、これに限られることなく在庫日数を
従来通りに算出されるようにした場合でも、生産計画を
修正することによる在庫管理効果は得られるので有効で
ある。
【0051】実業務に本発明の図1に示す在庫管理用装
置の在庫日数算出方式および機能を適応すると、まず拠
点毎の在庫数が在庫日数という相対的な値で管理できる
ようになる。これにより拠点間の偏在庫の発生を抑止す
ることができる。さらに、全体の在庫日数により、製品
として在庫が適正かどうかの判断が可能になる。その結
果が図3に示す在庫管理用装置の生産計画の修正方式お
よび機能から、製品在庫が適正化するように生産計画が
修正される。これら2つの装置の方式ないしは機能を組
合せて活用することにより在庫数の削減が可能になる。
【0052】
【発明の効果】本発明の在庫管理方法によれば、在庫数
を出荷数で除して在庫日数を算出するのに、以降の出荷
の変動を示す出荷特性である管理対象物の基礎データに
よって出荷数ないしは算出した在庫日数を補正して、確
度の高い在庫日数が得られるので、これに基づき在庫管
理が過不足なく精度よく行なうことができる。
【0053】この場合、拠点別にデータ処理することに
より、拠点間の在庫の過不足があってもこれを把握し対
処することができるし、拠点間の出荷のアンバランスが
繰り返し生じる出荷特性であるときは、これを次の在庫
日数算出の際に拠点別に反映して地域性による出荷傾向
の違いにも対処した在庫管理をすることができる。実販
売数を日別のものにして処理すると、それらを平均した
実販売数を得て日ごとの出荷数の細かな変動に影響され
ない確度の高い在庫日数が得られる。
【0054】また、算出した在庫日数と、生産の計画に
関するデータとから、在庫が適正量になるように生産の
計画データを修正し、それを管理対象物の生産に供し在
庫管理を行なうことにより、生産計画が確度の高い在庫
日数に対して在庫の過不足をもたらすと予測できる場合
に、生産量を調整するように生産の計画データを修正し
て、以降の生産において在庫に過不足が生じないように
することができる。
【0055】本発明の在庫管理用装置によれば、拠点別
の在庫数および実販売数と、管理対象物の基礎データと
から確度高い拠点別の在庫日数を算出して出力すること
を自動的に行ない在庫管理に利用されるようにすること
ができるし、拠点間の在庫の過不足が判明するのでそれ
に対処することができる。しかも、拠点別の在庫数およ
び実販売数はともに各拠点にて把握されるものであるた
め、収集部はそれを容易に収集することができ、在庫日
数の算出が困難になることはないし、実販売数を日別に
収集して取扱うのも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係り、在庫日数を
計算して在庫管理を行なう在庫管理方法および在庫管理
用装置を示す装置構成図である。
【図2】図1の装置における在庫日数計算処理のフロー
チャートである。
【図3】本発明の今1つの実施の形態に係り、生産計画
を修正して在庫管理を行なう在庫管理方法および在庫管
理用装置を示す装置の構成図である。
【図4】図3の装置の生産計画修正処理のフローチャー
トである。
【図5】従来の在庫日数計算方法および在庫管理装置を
示す装置の構成図である。
【符号の説明】
1 収集装置 2 入力装置 3 記憶装置 4 中央処理装置 5 表示装置 6 印字装置 7a 拠点別在庫数データ 8a 受注残あるいは販売予測データ 9a 拠点別実販数データ 9b 実販売数移動平均値 10a 製品別基礎データ 11a 拠点別補正実販数データ 12a 在庫日数データ 13a 拠点別在庫日数データ 14a 最新の生産計画データ 15a 修正生産計画データ 16 在庫日数計算手段 17 生産計画修正手段 18 在庫日数計算装置 19 生産計画作成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 光男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC27 CC31 DD05 EE01 FF02 FF03 FF04 FF09 GG09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象物に関した、在庫数、実販売
    数、および出荷特性に関わる管理対象物の基礎データの
    関係から、管理対象物の在庫日数を算出し、これを基に
    在庫管理を行なうことを特徴とする在庫管理方法。
  2. 【請求項2】 在庫数は拠点別であり、実販売数は拠点
    別あるいは拠点別日別である請求項1に記載の在庫管理
    方法。
  3. 【請求項3】 算出した在庫日数と、生産の計画に関す
    るデータとから、在庫が適正量になるように生産の計画
    データを修正し、それを管理対象物の生産に供し在庫管
    理を行なう請求項1、2のいずれか1項に記載の在庫管
    理方法。
  4. 【請求項4】 管理対象物に関した、拠点別の在庫数お
    よび実販売数のデータを収集する収集部と、出荷特性に
    関わる管理対象物の基礎データを入力する入力部と、収
    集部および入力部からのデータを記憶しておく記憶部
    と、記憶部に記憶された在庫数、実販売数、管理対象物
    の基礎データから必要な拠点範囲の在庫日数を算出する
    算出部と、算出部での算出結果を出力する出力部とを備
    えたことを特徴とする在庫管理用装置。
  5. 【請求項5】 実販売数は日別である請求項4に記載の
    在庫管理用装置。
  6. 【請求項6】 出力部は、表示部および印字部の少なく
    とも一方である請求項4、5のいずれか1項に記載の在
    庫管理用装置。
  7. 【請求項7】 管理対象物の在庫日数データ、および生
    産の計画データを入力する入力部と、入力された在庫日
    数データおよび生産計画データを記憶しておく記憶部
    と、記憶部に記憶された在庫日数データと生産計画デー
    タとから、在庫が適正量になるように生産計画データを
    修正する生産計画修正部と、生産計画修正部からの処理
    結果を出力する出力部とを備えたことを特徴とする在庫
    管理用装置。
  8. 【請求項8】 在庫日数は請求項4に記載の在庫管理用
    装置からの出力を用いる請求項7に記載の在庫管理用装
    置。
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