JP2001227525A - 吸着具 - Google Patents

吸着具

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JP2001227525A
JP2001227525A JP2000034590A JP2000034590A JP2001227525A JP 2001227525 A JP2001227525 A JP 2001227525A JP 2000034590 A JP2000034590 A JP 2000034590A JP 2000034590 A JP2000034590 A JP 2000034590A JP 2001227525 A JP2001227525 A JP 2001227525A
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Manabu Toyosawa
学 豊沢
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Daiya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸盤の吸着状態がロック状態となっているの
か否かを容易に判別することができ、かつ使用時に見栄
えの良い吸着具を提供する。 【解決手段】 吸着具本体10に設けられた吸盤20に
よる吸着状態をロックしまたは解除するレバー30を備
え、レバーを操作して吸盤による吸着状態を解除した
際、レバーの摘み部35が、正面視で、本体の外郭10
s外に突出し、レバーを操作して吸盤による吸着状態を
ロックした際、レバーの外郭30sが、正面視で、本体
の外郭内に収まり、かつ、正面視および側面視で、本体
の外郭と略面一状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等に吸着させ
て使用することのできる吸着具に関するものである。よ
り詳しくは、吸着具本体に設けられた吸盤による吸着状
態を、操作レバーでロックしまたは解除することのでき
る吸着具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸着具としては、実公昭
56−34177号公報に記載されたものが知られてい
る。図12はその吸着具を示す図で、(a)は斜視図、
(b)は縦断面図、(c)はレバーを回動させて吸盤の
ロックを解除した状態の縦断面図、(d)は図(c)の
平面図である。
【0003】図12に示すように、この吸着具は、吸着
具本体1と、この本体1に設けられた吸盤2と、この吸
盤2による吸着状態をロックしまたは解除するレバー3
とを備えている。吸盤2には、その中央部にピン4が設
けられており、このピン4が本体1を貫通してその先端
にレバー3が回動可能に連結されている。本体1の前面
には、その中央上下に伸びる直線状突出部1aと、その
両側周縁部に向かって直線的に傾斜した斜面部1bとが
形成されている。一方、レバー3は、その背面中央部の
形状が本体1の横断面形状に対応した台形状となってお
り、本体1の外径とほぼ等しい長さの弓状となってい
る。このような吸着具によれば、図(a)(b)に示す
ように、吸盤2を壁面W等に密接させてレバー3を回動
させると、レバー3の背面両端3a、3aが本体1の前
記直線状突出部1aに乗り上げるようにしてレバー3が
ピン4を介して吸盤2の中央部を引き上げるとともに、
本体1の背面円周部1cが吸盤2の円周部を押さえる状
態となり、これによって壁面等Wに対する吸盤2による
強力な吸着状態が得られることとなる(吸盤2による吸
着状態がロックされた状態となる)。一方、図(c)
(d)に示すように、レバー3を図(a)(b)に示し
た状態から90°回動させると、レバー3の背面両端3
a、3aによる本体1のへの圧接が解除されて吸盤2の
中央部の引き上げ状態が解除されるとともに、本体1の
背面円周部1cによる吸盤2の円周部に対する押圧も解
除された状態となり、これによって壁面等Wに対する吸
盤2による吸着力が低減して(吸盤2による吸着状態の
ロックが解除された状態となって)、吸着具を壁面等W
から取り外すことが可能となる。なお、本体1には、図
示しない物を掛けるためのフック5が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
吸着具では、図(d)に示すようにレバー3が操作され
て吸盤2による吸着状態が解除されている場合でも、ま
た、図(a)(b)に示すように、レバー3が操作され
て吸盤2による吸着状態がロックされている場合でも、
レバー3の外郭が、正面視で、本体1の外郭内に収まっ
た状態となっているために、今現在、吸着具が、その吸
盤2の吸着状態がロック状態となっているのか、あるい
は解除状態となっているのかが、使用者によっては、必
ずしも判別し難いことがあるという問題があった。ま
た、図(a)(b)に示すように、ロック状態すなわち
吸着具が使用状態にあるとき、側面視でレバー3が本体
1から著しく突出した状態となっているため、見栄えが
必ずしも良くはないという問題もあった。
【0005】本発明の第1の目的は、以上のような問題
を解決し、今現在、その吸盤の吸着状態がロック状態と
なっているのか、あるいは解除状態となっているのか
を、容易に判別することができる吸着具を提供すること
にある。第2の目的は、使用状態にあるときに見栄えの
良い吸着具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の吸着具は、吸着具本体と、この
本体に設けられた吸盤と、この吸盤による吸着状態をロ
ックしまたは解除するレバーとを備えた吸着具であっ
て、前記レバーを操作して吸盤による吸着状態を解除し
た際、このレバーの摘み部が、正面視で、前記本体の外
郭外に突出し、前記レバーを操作して吸盤による吸着状
態をロックした際、このレバーの外郭が、正面視で、前
記本体の外郭内に収まることを特徴とする。上記第2の
目的を達成するために請求項2記載の吸着具は、吸着具
本体と、この本体に設けられた吸盤と、この吸盤による
吸着状態をロックしまたは解除するレバーとを備えた吸
着具であって、前記レバーを操作して吸盤による吸着状
態を解除した際、このレバーの摘み部が、正面視で、前
記本体の外郭外に突出し、前記レバーを操作して吸盤に
よる吸着状態をロックした際、このレバーの外郭が、正
面視で、前記本体の外郭内に収まり、かつ、正面視およ
び側面視で、前記本体の外郭と略面一状態となることを
特徴とする。
【0007】
【作用効果】請求項1記載の吸着具は、吸着具本体と、
この本体に設けられた吸盤と、この吸盤による吸着状態
をロックしまたは解除するレバーとを備えた吸着具であ
って、前記レバーを操作して吸盤による吸着状態を解除
した際、このレバーの摘み部が、正面視で、前記本体の
外郭外へに突出し、前記レバーを操作して吸盤による吸
着状態をロックした際、このレバーの外郭が、正面視
で、前記本体の外郭内に収まる構成となっているので、
今現在、その吸盤の吸着状態がロック状態となっている
のか、あるいは解除状態となっているのかを、容易に判
別することが可能となる。すなわち、レバーを操作して
吸盤による吸着状態を解除した際には、このレバーの摘
み部が、正面視で、本体の外郭外に突出した状態とな
り、この状態は明らかに不自然な状態であるので、吸着
具が、その吸盤による吸着状態が解除されている状態に
あるということを容易に判別することが可能となる。請
求項2記載の吸着具は、吸着具本体と、この本体に設け
られた吸盤と、この吸盤による吸着状態をロックしまた
は解除するレバーとを備えた吸着具であって、前記レバ
ーを操作して吸盤による吸着状態を解除した際、このレ
バーの摘み部が、正面視で、前記本体の外郭外に突出
し、前記レバーを操作して吸盤による吸着状態をロック
した際、このレバーの外郭が、正面視で、前記本体の外
郭内に収まり、かつ、正面視および側面視で、前記本体
の外郭と略面一状態となるので、今現在、その吸盤の吸
着状態がロック状態となっているのか、あるいは解除状
態となっているのかを、一層容易に判別することが可能
になると同時に、使用状態にあるときの見栄えが良くな
る。すなわち、レバーを操作して吸盤による吸着状態を
解除した際には、ロック時には本体の外郭と面一状態と
なるべきレバーの摘み部が、正面視で、本体の外郭外に
突出した状態となり、この状態は極めて明らかに不自然
な状態であるので、吸着具が、その吸盤による吸着状態
が解除されている状態にあるということを一層容易に判
別することが可能になると同時に、使用状態にあるとき
の見栄えが良くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る吸着具
の一実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は
正面図である。図2(a)は同じく拡大右側面図、図2
(b)は図1(b)におけるIIb−IIb拡大断面図
である。
【0009】これらの図に示すように、この吸着具は、
吸着具本体10と、この本体10に設けられた吸盤20
と、この吸盤20による吸着状態をロックしまたは解除
するレバー30とを備えている。また、この実施の形態
の吸着具は、物掛けバー40を備えており、この物掛け
バー40に、図示しない物品(例えばハンガー等)を掛
けることができるようになっている。なお、本体10、
レバー30、および物掛けバー40は比較的硬めの合成
樹脂(例えばABS樹脂)で構成され、吸盤20は比較
的柔らかめの合成樹脂(例えばエラストマー)で構成さ
れている。この実施の形態の吸着具の特徴は、レバー3
0を図1(b)に仮想線で示すように操作して吸盤20
による吸着状態を解除した際、このレバー30の摘み部
35が、正面視で、本体10の外郭10s外に突出し、
レバー30を図1(b)に実線で示すように操作して吸
盤20による吸着状態をロックした際、このレバー30
の外郭30sが、図1(b)に示すように正面視で、本
体10の外郭10s内に収まり、かつ、図1(b)およ
び図2(a)に示すように、正面視および側面視で、本
体10の外郭10sと略面一状態となることにある。
【0010】以下、各部材の構成等について詳しく説明
する。図2(b)に示すように、本体10は、背板11
と、これに結合されるカバー12とを有している。図3
は背板11を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側
面図、(c)は背面図、(d)は図(a)におけるd−
d断面図、(e)は図(a)におけるe−e断面図、
(f)は図(a)におけるf−f断面図である。図4は
カバー12を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側
面図、(c)は背面図、(d)は図(a)におけるd−
d断面図、(e)は図(a)におけるe−e断面図、
(f)は図(a)におけるf−f断面図、(g)は図
(c)の部分底面図である。図3に示すように、背板1
1には、その上下に爪11a、11bが形成されている
とともに、図4に示すように、カバー12には、上記爪
11a、11bと係合する係合穴12a、12bが形成
されており、これら爪11a、11bと係合穴12a、
12bとを係合させることで、背板11とカバー12と
が図2(b)に示すように結合される。
【0011】図2および、図4(c)(d)に示すよう
に、カバー12の上部には、吸盤20の取付部13が形
成されている。取付部13の中央部には、穴13aが設
けられており、この穴13aに、吸盤20に設けられた
ピン21が挿通されている。図5はピン21が設けられ
た吸盤20を示す図で、(a)は正面図、(b)は図
(a)におけるb−b断面図である。図6はピン21を
示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)
は(a)におけるc−c断面図である。図6に示すよう
に、ピン21は、筒状部21aと、この筒状部21aの
両側に形成された係合穴21b、21bと、筒状部21
aの外周面に形成された線状突起21cと、筒状部21
aの下部に形成されたフランジ21dとを有している。
ピン21は、図5に示すように、例えば2色成形ないし
インサート成形によって、そのフランジ21dが吸盤2
0の中央部に埋設された状態で、吸盤20と一体的に形
成される。なお、ピン21は、比較的硬めの合成樹脂
(例えばABS樹脂)で構成されている。吸盤20に
は、その上部に、吸着具の取り外し時に摘まれる舌片2
2が形成されている。後述するようにして、ピン21が
カバー12の穴13aに挿通されると、図2(b)に示
すようにピン21の線状突起21cが、カバー12の穴
13aに形成されている切り欠き部13a1(図4参
照)と係合することで、ピン21がその軸線回りの位置
決めがなされて回動が規制されるので、本体10に対す
る吸盤20の舌片22の位置決めもなされることとな
る。
【0012】図2に示すように、カバー12の穴13a
に挿通されたピン21の先端に、連結ピン31でレバー
30が、連結ピン31回りに回動可能に連結され、これ
によって吸盤20が本体10に取り付けられている。カ
バー12における吸盤20の取付部13には、上記穴1
3aと同心状でリング状の押さえ壁13b(図4(c)
(d)参照)が形成されており、カバー12に吸盤20
が取り付けられると、前記押さえ壁13bの背面13b
1が吸盤20の円周部と当接する。
【0013】図7は連結ピン31を示す図で、(a)は
正面図、(b)は右側面図、(c)は(b)の平面図、
(d)は背面図である。図8はレバー30を示す図で、
(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、
(d)は(a)におけるd−d断面図である。図7に示
すように、連結ピン31は、割ピン状に形成されてお
り、その先端部に爪31a、31aが形成されている。
図8に示すように、レバー30は、上記連結ピン31の
挿通孔32と、この挿通孔32の回りに形成された、上
記連結ピン31の頭部31bを受ける受け部(段部)3
3と、前記挿通孔32と同心状に形成されたリング状の
カム部34と、摘み部35とを有している。また、上述
した本体10のカバー12(図2,図4参照)の前面に
は、レバー30の上記カム部34を受け入れるリング状
の溝部14が形成されている(図4(a)(d)参
照)。したがって、レバー30は、図2に示すように、
そのリング状のカム部34をカバー12の溝部14に嵌
め合わせるようにし、連結ピン31を、レバー30の挿
通孔32および前記吸盤20のピン21の筒状部21a
に挿通して、連結ピン31の爪31a、31aを、吸盤
20のピン21の係合穴21b、21bに係合させるこ
とによって、カバー12に取り付けられることとなる。
【0014】図8に示すように、レバー30のカム部3
4の背面には、カム面36が形成されているとともに、
図4(a)(d)に示すように、カバー12の溝部14
の底面にもカム面16が形成されている。図9は上記カ
ム面16およびカム面36の展開図(連結ピン31の軸
線回りに展開した図)である。図4(a)および図9に
示すように、カバー12のカム面16には、2つの山部
16a、16aと2つの谷部16b、16bとをなす4
つの傾斜面16cが90°間隔で連続して形成されてい
るとともに、2つの山部16aの頂部には、それぞれ凸
部16a1が形成されている。一方、図8および図9に
示すように、レバー30のカム面36には、2つの山部
36a、36aと2つの谷部36b、36bとをなす4
つの傾斜面36cが90°間隔で連続して形成されてい
るとともに、2つの山部36aの頂部には、それぞれ前
記カバー12の凸部16a1と係脱し得る凹部36a1
が形成され、また、2つの谷部36bには、それぞれ前
記カバー12の凸部16a1と係脱し得る凹部36b1
が形成されている。
【0015】そして、図4(a)および図8(c)から
明らかなように、レバー30を図1(b)に実線で示す
位置に回動させると、上記カム面16,36の山部16
a、36a同士が当接した状態となり(図9に示す状態
からカム面36を同図において水平方向へ90°分シフ
トさせた状態となり)、図2(b)に示すように、連結
ピン31およびピン21を介して吸盤20の中央部が引
き上げられるとともに、カバー12の押さえ壁13bの
背面13b1が吸盤20の円周部を押さえる状態とな
り、これによって壁面等Wに対する吸盤20による強力
な吸着状態が得られるようになっている(吸盤20によ
る吸着状態がロックされるようになっている)。一方、
レバー30を図1(b)に実線で示した状態から同図仮
想線で示すように90°回動させると、上記カム面1
6,36の山部16aと谷部36bとが当接ないし対向
する状態となり(図9に示す位相状態となり)、連結ピ
ン31およびピン21による吸盤20中央部の引き上げ
状態が解除されるとともに、カバー12の押さえ壁13
bの背面13b1による吸盤20の円周部に対する押圧
も解除された状態となり、これによって壁面等Wに対す
る吸盤20による吸着力が低減して(吸盤20による吸
着状態のロックが解除された状態となって)、吸盤20
の舌片22を摘んで吸着具を壁面等Wから容易に取り外
すことが可能となる。また、レバー30を上記解除位置
からロック位置へと回動させると、カム面16の山部1
6aに設けられている凸部16a1とカム面36の山部
36に設けられている凹部36a1とがクリック感をも
って係合することとなるので、レバー30はロック位置
に保持されることとなる。前述した連結ピン31の頭部
31bの前面31c(図7参照)は、レバー30をロッ
ク位置にした際に、レバー30の外郭30sと略面一状
態となるように形成されている(図1、図2参照)。な
お、連結ピン31による吸盤20およびレバー30の取
り付けは、レバー30を図1(b)に仮想線で示すよう
に回動させた状態(ロック解除状態)で行なう。
【0016】図10は物掛けバー40を示す図で、
(a)は正面図、(b)は平面図で半分のみを図(a)
におけるb−b断面とした図、(c)は右側面図、
(d)は(a)におけるd−d端面図、(e)は(a)
におけるe−e端面図である。
【0017】物掛けバー40には、その上面に、図示し
ない物品を掛けるための凹所41が形成されているとと
もに、基部42には、その上下に軸43,44が一体的
に形成されている。また、基部42の上面には突起45
が形成されている。図4に示すように、カバー12に
は、その背面側から、物掛けバー40を挿通するための
縦長長方形の開口17と、この開口17に挿通された物
掛けバー40の軸43,44をそれぞれ受ける受け溝1
8,19(図4(d)(e)(f)参照)とが形成され
ている。一方、背板11(図3参照)の前面側には、上
記開口17に挿通された物掛けバー40の軸43,44
をそれぞれ背面側から支持する支持片11c、11dが
一体的に形成されている。
【0018】したがって、物掛けバー40は、その軸4
3,44をカバー12の受け溝18,19にそれぞれ合
わせるようにして先端46(図本体10参照)からカバ
ー12の開口17にカバー12の背面側から挿通し、そ
の後、背板11を前述したようにしてカバー12に結合
させることによって本体10に取り付けられることとな
る(図2参照)。図2に示すように取り付けられた状態
では、軸43,44はそれぞれの受け溝18,19の終
端部18a、19a(図4(e)(f)参照)に位置
し、かつ、背面側から支持片11c、11dの先端面1
1c1,11d1(図3参照)で支持されて、軸43,
44の軸線回りに物掛けバー40が回動可能な状態とな
る。上記支持片11cの下面には、図3に示すように2
本の線状突起11c2,11c2が形成されており、結
果としてこれら線状突起11c2,11c2の間には溝
部11c3が形成されている。そして、図2に示すよう
に物掛けバー40が本体10に取り付けられた状態で
は、上記溝部11c3に対して、物掛けバー40の基部
上面に形成された突起45が係脱可能な状態となる。し
たがって、物掛けバー40を図1および図2に示す状態
から手前側に90°回動させると、突起45が線状突起
11c2を乗り越えるようにして溝部11c3とクリッ
ク感をもって係合し、物掛けバー40がその状態に軽く
保持されることとなる。また、物掛けバー40は、これ
を図1および図2に示すように壁面等Wと平行に回動さ
せた際に、その側面40sが、本体10の外郭10sと
略面一状態となるように形成されている。
【0019】なお、図2に示すように、背板11の背面
下部には、この吸着具を壁面等Wに取り付けた際に、本
体10背面と壁面等Wとを略平行に支持するためのパッ
ド50が取り付けられている。図11はパッド50を示
す図で、(a)は正面図、(b)は平面図(c)は背面
図である。パッド50は吸盤20と同質の材料、例え
ば、エラストマーで構成されており、その前面には、一
対の突起51,51が一体的に形成されている。一方、
図3に示すように、背板11の背面下部には、パッド5
0を受けるための浅い凹状の受け部11eと、上記突起
51,51が圧入される穴11f、11fが形成されて
いる。したがって、パッド50は、その突起51,51
を上記穴11f、11fに嵌め込むことによって背板1
1の背面に取り付けられる。
【0020】以上のような吸着具によれば、次のような
作用効果が得られる。 (a)吸着具本体10と、この本体10に設けられた吸
盤20と、この吸盤20による吸着状態をロックしまた
は解除するレバー30とを備え、レバー30を操作して
吸盤による吸着状態を解除した際、このレバー30の摘
み部35が、正面視で、本体10の外郭10s外へに突
出し、レバー30を操作して吸盤による吸着状態をロッ
クした際、このレバー30の外郭30sが、正面視で、
本体10の外郭10s内に収まる構成となっているの
で、今現在、その吸盤20の吸着状態がロック状態とな
っているのか、あるいは解除状態となっているのかを、
容易に判別することが可能となる。すなわち、レバー3
0を操作して吸盤20による吸着状態を解除した際に
は、このレバー30の摘み部35が、正面視で、本体1
0の外郭10s外に突出した状態となり、この状態は明
らかに不自然な状態であるので、吸着具が、その吸盤に
よる吸着状態が解除されている状態にあるということを
容易に判別することが可能となる。 (b)レバー30を操作して吸盤20による吸着状態を
ロックした際、このレバー30の外郭30sが、正面視
で、本体10の外郭10s内に収まり、かつ、正面視お
よび側面視で、本体の外郭10sと略面一状態となるの
で、今現在、その吸盤20の吸着状態がロック状態とな
っているのか、あるいは解除状態となっているのかを、
一層容易に判別することが可能になると同時に、使用状
態にあるときの見栄えが良くなる。すなわち、レバー3
0を操作して吸盤20による吸着状態を解除した際に
は、ロック時には本体10の外郭10sと面一状態とな
るべきレバー30の摘み部35が、正面視で、本体10
の外郭10s外に突出した状態となり、この状態は極め
て明らかに不自然な状態であるので、吸着具が、その吸
盤による吸着状態が解除されている状態にあるというこ
とを一層容易に判別することが可能になると同時に、使
用状態にあるときの見栄えが良くなる。 (c)レバー30をロック位置にした際に、連結ピン3
1の頭部31bの前面31cとレバー30の外郭30s
とが略面一状態となっているので、使用状態にあるとき
の見栄えが一層良くなる。 (d)さらに、物掛けバー40を壁面等Wと平行に回動
させた際の物掛けバー40の側面40sと本体10の外
郭10sとが略面一状態となっているので、使用状態に
あるときの見栄えがより一層良くなる。
【0021】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸着具の一実施の形態を示す図
で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】(a)は同じく拡大右側面図、(b)は図1
(b)におけるIIb−IIb拡大断面図である。
【図3】背板11を示す図で、(a)は正面図、(b)
は右側面図、(c)は背面図、(d)は図(a)におけ
るd−d断面図、(e)は図(a)におけるe−e断面
図、(f)は図(a)におけるf−f断面図である。
【図4】カバー12を示す図で、(a)は正面図、
(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は図(a)
におけるd−d断面図、(e)は図(a)におけるe−
e断面図、(f)は図(a)におけるf−f断面図、
(g)は図(c)の部分底面図である。
【図5】ピン21が設けられた吸盤20を示す図で、
(a)は正面図、(b)は図(a)におけるb−b断面
図である。
【図6】ピン21を示す図で、(a)は正面図、(b)
は右側面図、(c)は(a)におけるc−c断面図であ
る。
【図7】連結ピン31を示す図で、(a)は正面図、
(b)は右側面図、(c)は(b)の平面図、(d)は
背面図である。
【図8】レバー30を示す図で、(a)は正面図、
(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は(a)に
おけるd−d断面図である。
【図9】カム面16およびカム面36の展開図(連結ピ
ン31の軸線回りに展開した図)である。
【図10】物掛けバー40を示す図で、(a)は正面
図、(b)は平面図で半分のみを図(a)におけるb−
b断面とした図、(c)は右側面図、(d)は(a)に
おけるd−d端面図、(e)は(a)におけるe−e端
面図である。
【図11】パッド50を示す図で、(a)は正面図、
(b)は平面図(c)は背面図である。
【図12】従来例を示す図で、(a)は斜視図、(b)
は縦断面図、(c)はレバーを回動させて吸盤のロック
を解除した状態の縦断面図、(d)は図(c)の平面図
である。
【符号の説明】
10 吸着具本体 10s 外郭 20 吸盤 30 レバー 30s 外郭 35 摘み部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着具本体と、この本体に設けられた吸
    盤と、この吸盤による吸着状態をロックしまたは解除す
    るレバーとを備えた吸着具であって、 前記レバーを操作して吸盤による吸着状態を解除した
    際、このレバーの摘み部が、正面視で、前記本体の外郭
    外に突出し、前記レバーを操作して吸盤による吸着状態
    をロックした際、このレバーの外郭が、正面視で、前記
    本体の外郭内に収まることを特徴とする吸着具。
  2. 【請求項2】 吸着具本体と、この本体に設けられた吸
    盤と、この吸盤による吸着状態をロックしまたは解除す
    るレバーとを備えた吸着具であって、 前記レバーを操作して吸盤による吸着状態を解除した
    際、このレバーの摘み部が、正面視で、前記本体の外郭
    外に突出し、前記レバーを操作して吸盤による吸着状態
    をロックした際、このレバーの外郭が、正面視で、前記
    本体の外郭内に収まり、かつ、正面視および側面視で、
    前記本体の外郭と略面一状態となることを特徴とする吸
    着具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932306B2 (en) 2001-11-08 2005-08-23 Den Jun Zou Rapid-actuated suction cup device

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