JP2001226248A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2001226248A
JP2001226248A JP2000036986A JP2000036986A JP2001226248A JP 2001226248 A JP2001226248 A JP 2001226248A JP 2000036986 A JP2000036986 A JP 2000036986A JP 2000036986 A JP2000036986 A JP 2000036986A JP 2001226248 A JP2001226248 A JP 2001226248A
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Toshihiko Nakane
俊彦 中根
Haruo Ogawa
晴生 小川
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健全な皮膚への改善及び維持を実現する皮膚
外用剤を提供すること。 【解決手段】有機栽培植物の抽出物の一種または二種以
上を配合することを特徴とする皮膚外用剤。また、植物
抽出物中のカリウムの割合が、マグネシウム、カルシウ
ム、ナトリウムの総和に対して重量で5倍以上である植
物抽出物の一種または二種以上を配合することを特徴と
する皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に関す
る。さらに詳しくは、健全な皮膚への改善及び維持を実
現する、化粧料、医薬品、医薬部外品等として外皮に適
用される皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乳液、クリーム、化粧水等の化粧
料や医薬部外品等として外皮に適用される皮膚外用剤に
は、所定の薬効成分が配合され、特に、伝承療法、民間
療法等に用いられ、各種の植物抽出物が使用されてい
る。
【0003】しかしながら、これら薬効成分として配合
する植物抽出物に用いられる植物の多くは、化学肥料、
農薬、土壌改良剤の農業技術を用いて栽培された植物で
ある。これらの農業技術を長期間使用することにより、
土壌の栄養バランスがくずれ、例えば、異常に大きく成
長したり、食用植物では本来の味が失われたりし、植物
が本来持っている特徴を失うことが明らかになってい
る。
【0004】最近になり、特に土壌のミネラル成分のバ
ランスがくずれることが植物の健全な成長に大きな障害
となり、その植物が本来持っている特徴、特に成分的特
徴、中でも健全な生物体を成長、維持させるために必要
なミネラル成分のバランスに異常をきたすことが明らか
になってきた。自然は、本来その中にある生命体の営み
と非生命体の調和により成り立っている。当然人間とそ
の周りにある生命体及び非生命体との調和にも同じよう
な異常が発生していることは明らかであり、ヒトの皮膚
に用いられる皮膚外用剤に配合される植物抽出物中の成
分、特にミネラル成分とヒト皮膚の間にもアンバランス
が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、健全な皮膚への改善
及び維持を実現する皮膚外用剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、ミネラルバラン
スの良い植物の成分を皮膚に供給することにより、上記
課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明は、有機栽培植物の抽出
物の一種または二種以上を配合することを特徴とする皮
膚外用剤である。
【0008】本発明の効果を発揮する上で好ましい有機
栽培植物は、薬用植物類であり、中でもハーブ類または
和漢植物類である。
【0009】また、本発明は、植物抽出物中のカリウム
の割合が、マグネシウム、カルシウム、ナトリウムの総
和に対して重量で5倍以上である植物抽出物の一種また
は二種以上を配合することを特徴とする皮膚外用剤であ
る。
【0010】本発明の皮膚外用剤は、皮膚免疫賦活作用
や皮膚免疫機能低下の改善・防止作用を発揮し、肌のむ
くみを改善し、引き締まった健康な肌に回復させるとと
もに、皮膚のうるおい等の改善にも役立つ等、健全な皮
膚への改善及び維持を実現するものである。
【0011】本発明における有機栽培植物とは、農林水
産省の「有機農産物及び特別栽培農産物に係る表示ガイ
ドライン」(制定:平成4年10月1日4食流第388
9号,改正:平成8年12月26日8食流4567号)
の「有機農産物」の定義の中で規定されている、「有機
農産物」を生産する方法で栽培された植物、すなわち、
植物の生産過程等において、化学合成農薬、化学肥料及
び化学合成土壌改良資材(以下「化学合成資材」と総称
する。)を使用しない栽培方法、又は上記ガイドライン
第3の1に定めるところにより必要最小限の使用が認め
られる化学合成資材を使用する栽培方法により生産され
た植物であって、上記第3の1に定めるところにより必
要最小限の使用が認められる化学合成資材以外の化学合
成資材の使用を中止してから3年以上を経過し、堆肥等
による土づくりを行ったほ場において収穫された植物で
ある。なお、ガイドライン第3の1には、「1.使用す
ることができる化学合成資材等、(1)第2の有機農産
物及び転換期間中有機農産物において、必要最小限の使
用が認められる化学合成資材は次のとおりとし、これら
を病害虫防除等農薬としての目的で使用する場合は、当
該農薬が農薬取締法に基づき登録されたものであるとき
に限られ、その使用は当該登録の範囲内に限定されるこ
ととする。ア;無機硫黄剤、無機銅剤、イ;フェロモン
剤等の作物又はほ場に直接施されない農薬、ウ;購入時
に種子・種苗にあらかじめ処理された化学合成資材(無
処理のものの入手が困難な場合に限る。)、エ;作物の
成長に不可欠な微量要素を補給する肥料、(2)天然の
有用鉱物資材、植物、動物及びそれらから摘出、抽出又
は調製した天然物質であって、原材料が明らかなものは
使用が認められるものとし、これらを病害虫防除等農薬
としての目的で使用する場合は、当該農薬が農薬取締法
に基づき登録されたものであるときに限られ、その使用
は当該登録の範囲内に限定されることとする。ただし、
抗生物質の使用は認められない。」とある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0013】本発明における有機栽培植物は、上記ガイ
ドラインの適用範囲である農産物を含む植物であり、例
えば、イタリアンパセリ、エチナシ、オドリコソウ、オ
ノニス、オランダガラシ、オリーブ、オレガノ、カバノ
キ(シラカバ)、カミツレ、キイチゴ、キャラウェイ、
クレマティス、クマノギク、コリアンダー、コンフリ
ー、サフラワー、サフラン、サボンソウ、サマーセーボ
リー、スィートマジョラム、スィートバジル、スギナ、
スペアミント、セイヨウキズタ、セイヨウサンザシ、セ
イヨウニワトコ、セイヨウネズ、セイヨウノコギリソ
ウ、セイヨウハッカ、セイヨウシナノキ、セージ、ゼニ
アオイ、タイム、チャイブ、チャービル、チュリ、ツボ
クサ、ディル、デューク、トウキンセンカ、トルメンチ
ラ、ナスターチュウム、ノバラ、パセリ、ハッカ、ハマ
メリス、バラ、バーチ、パリエタリア、ブッチャーブル
ーム、ブドウ、ブナ、フェンネル、ヘイフラワー、ヘリ
オトロープ、ペパーミント、ホップ、ボリジ、マジョラ
ム、マリアアザミ、マロニエ、マロー、メリッサ、メリ
ロート、ヤグルマギク、ヤロー、ユーカリ、ユリ、ラベ
ンダー、レモンバーム、ローズマリー、ロケット、ロー
マカミツレ、ログウッド、ワイルドタイム等のハーブ
類;
【0014】アケビ、アシタバ、アロエ、アンズ、イタ
ドリ、イチョウ、イラクサ、イリス、ウイキョウ、ウー
ロン茶、ウコン、ウメ、ウワウルシ、エゴマ、エゾウコ
ギ、オウバク、オウレン、オオバナサルスベリ、オク
ラ、オトギリソウ、オウゴン、カキ、ガジュツ、カリ
ン、イチヤクソウ、カノユソウ、カンゾウ、キナ、キョ
ウニン、クチナシ、クマザサ、クミン、クララ、クル
ミ、黒砂糖、クワ、ゲットウ、コウホネ、ゴボウ、ゴ
マ、コメヌカ、コケモモ、サイシン、サクラソウ、サザ
ンカ、サンザシ、サンショウ、シナノキ、シンタク、シ
コン、ジオウ、シャクヤク、ジュズダマ、ショウキョ
ウ、ショウブ、センキュウ、センブリ、タイソウ、タン
ポポ、チョウジ、チョレイ、チンピ、ツバキ、テルミナ
リア、テンチャ、トウガシ、トウガラシ、トウキ、トウ
ニン、トウヒ、ドクダミ、ナタネニンジン、ニンジンエ
キス、バクガ、バクモンドウ、ハダカムギ、ハトムギ、
ハマナシ、ヒキオコシ、ヒノキ、ビャクダン、ビワ、フ
キタンポポ、プアール茶、ブキリョウ、ヘチマ、ボダイ
ジュ、ボウイ、ボタン、マツ、マツリカ、ムクロジ、ム
ラサキセンブリ、ムラヤコエンジー、桃葉、ユキノシ
タ、ユズ、ヨモギ、緑茶、レイシ、レンゲソウ、ワレモ
コウ等の和漢植物類;
【0015】大麦、キュウリ、キャロット、小麦、ダイ
ズ、トウモロコシ、トマト、バレイショ、ライムギ、レ
タス、等の野菜類;梅、オレンジ、カキ、キィウィ、グ
レープフルーツ、ダイダイ、パパイヤ、プルーン、ミカ
ン、ミラクルフルーツ、桃、ライム、リンゴ、レモン、
ユズ等の果実類;コーヒー;紅茶;海藻類;海草類等が
挙げられる。これらの中で、本発明の効果を顕著に発揮
する点で、ハーブ類、和漢植物類、野菜類、果実類から
選ばれる薬用植物類が好ましい。特に、ハーブ、和漢植
物類類が最も好ましい。本発明の皮膚外用剤には、これ
らの有機栽培植物の1種又は2種以上を組み合わせて用
いられる。
【0016】本発明の有機栽培植物の栽培法例を挙げれ
ば以下のとおりである。 [栽培例]上記農林水産省のガイドライン第3の1に定
めるところにより必要最小限の使用が認められる化学合
成資材以外の化学合成資材の使用を中止してから3年以
上を経過した畑に、堆肥を混合し、土づくりを行ったほ
場に種をまき、手や機械器具で除草して栽培し、収穫し
た。
【0017】本発明における有機栽培植物の抽出物は、
有機栽培植物の全草、葉、花、茎、果実、根、樹皮等の
搾汁、又は有機栽培植物の全草、葉、花、茎、果実、
根、樹皮等を溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、ろ
過して得られる抽出液を、濃縮乾固し、溶媒を除去した
ものである。なお、抽出物を溶媒を用い、分配あるいは
クロマトグラフィー等により精製等の処理を加えて得ら
れたものも用いることができる。皮膚外用剤への配合に
際しては、搾汁又は抽出液をそのまま、または濃縮して
用いてもよい。これらの抽出物は、1種又は2種以上を
組み合わせて配合される。
【0018】上記抽出液を得る際に用いられる溶媒は、
通常抽出に用いられる溶媒であれば任意に用いることが
でき、例えば、水;メタノール、エタノール等のアルコ
ール類;1、3−ブチレングリコール、プロピレングリ
コール、グリセリン、ジプロピレングリコール等の多価
アルコール類;アセトン;酢酸エチル等がそれぞれ単独
あるいは組み合わせて用いることができる。またスクワ
ラン、流動パラフィン、エステル油分、大豆油、ピーナ
ッツ油などの植物油等の親油性油分も用いることができ
る。
【0019】以下に、本発明の抽出例を挙げる。 [搾汁法]上記栽培例の方法で収穫した有機栽培植物の
全草を、圧搾した後、ろ過し搾汁を得た。 [加熱還流法]上記搾汁法と同様の有機栽培植物の全草
を、エタノールと共に1時間加熱還流した後、ろ過して
抽出液を得た。 [浸漬法]上記搾汁法と同様の有機栽培植物の全草を、
室温で1週間エタノールに浸漬し、圧搾分離した後、ろ
過して抽出液を得た。
【0020】[試験例]次に、前記抽出例の「浸漬法」
によって得た有機栽培植物抽出物のミネラル成分の分析
について説明する。併せて、化学合成農薬、化学肥料、
化学合成土壌改良資材等の化学合成資材を使用して通常
の栽培法で栽培した植物(以下、通常栽培植物とい
う。)の抽出物の分析も行った。なお、通常栽培植物の
抽出液は、上記有機栽培植物の方法に準じて、全草を、
室温で1週間エタノールに浸漬し、圧搾分離した後、ろ
過して得た。 (分析法)濃度0.25重量%の各抽出液を10mlづ
つとり、100℃減圧乾固した後、硫酸−硝酸で分解
し、水で希釈し50mlとした液を試験溶液とし、IC
P分析を行った。分析結果を表1に示した。表中の分析
値の単位はppmである。
【0021】
【表1】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― マグネシウム カルシウム ナトリウム カリウム ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 通常栽培カミツレ抽出物 39 17 154 760 有機栽培カミツレ抽出物 38 19 72 890 通常栽培セージ抽出物 56 52 37 215 有機栽培セージ抽出物 70 46 4 1040 通常栽培ローズマリー抽出物 62 110 20 595 有機栽培ローズマリー抽出物 57 15 30 1385 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0022】表1から、有機栽培植物と通常栽培植物の
ミネラル組成比は異なっていることが分かる。このこと
から、植物中に含まれる成分、特に微量必須成分である
ミネラル成分のバランスが、栽培方法によって影響を受
け、有機栽培植物は、生育の過程で植物が本来持ってい
る特性が発揮された結果、健全な組成になっていること
が明らかになった。
【0023】また、ミネラル成分のうち、特にカリウム
が、通常栽培植物に比べ有機栽培植物に多く含まれてい
ることが分かる。
【0024】表2に、上記各植物抽出物の、マグネシウ
ムとカルシウムとナトリウムの総和に対するカリウムの
割合(重量)を示した。
【0025】
【表2】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― カリウム/(マグネシウム+カルシウム+ナトリウム) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 通常栽培カミツレ抽出物 3.6 有機栽培カミツレ抽出物 6.9 通常栽培セージ抽出物 1.5 有機栽培セージ抽出物 8.7 通常栽培ローズマリー抽出物 3.1 有機栽培ローズマリー抽出物 13.6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0026】表2から、有機栽培植物抽出物は重量で5
倍以上の値を示していることが分かる。これに対して、
通常栽培植物はいずれも重量で5倍未満であることが分
かる。
【0027】したがって、本発明は、ミネラル成分のカ
リウムの割合がマグネシウム、カルシウム、ナトリウム
の総和に対して重量で5倍以上である植物抽出物(以
下、単にカリウムが5倍以上の植物抽出物という)を配
合するものでもある。好ましくは、5〜20重量倍であ
る。これらのカリウムが5倍以上の植物抽出物は1種又
は2種以上を組み合わせて配合される。
【0028】本発明における有機栽培植物抽出物あるい
はカリウムが5倍以上の植物抽出物の皮膚外用剤中への
配合量は、皮膚外用剤全量中0.00001〜20重量
%であり、好ましくは0.0001〜10重量%であ
る。0.00001重量%未満であると、充分な肌のむ
くみ、皮膚のうるおい改善効果が発揮されず、健全な皮
膚への改善及び維持を充分実現することができない。一
方、20重量%を超えると匂いと着色の点で製剤上好ま
しくない。また、10重量%を超えて配合してもさほど
大きな効果の向上はみられない。
【0029】本発明の皮膚外用剤は、有機栽培植物の抽
出物あるいはカリウムが5倍以上の植物抽出物以外に、
通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、
例えば水性成分、油性成分、粉末成分、アルコール類、
保湿剤、増粘剤、紫外線吸収剤、美白剤等の薬剤成分、
pH調整剤、中和剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤、界
面活性剤、金属イオン封鎖剤、香料、色剤、各種皮膚栄
養剤等を必要に応じて1種又は2種以上を組み合わせて
適宜配合して調製する。
【0030】以下、これら主な成分の具体例を挙げて説
明する。紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等
の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、
サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリ
チル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロ
ピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケ
イ皮酸−2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸
モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、〔4−ビス
(トリメチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチ
ル〕−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸エステル等の
ケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン
系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、
2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2−
(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾ
イルメタン等が挙げられる。
【0031】保湿剤としては、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マ
ンニット、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイ
チン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノ
シンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ピ
ロリドンカルボン酸、グルコサミン、シクロデキストリ
ン等が挙げられる。
【0032】薬剤成分としては、ビタミンA油、レチノ
ール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリ
ドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニ
コチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リ
ン酸マグネシウム、ビタミンD2 (エルゴカルシフェロ
ール)、dl−α−トコフェロール、dl−α−トコフ
ェロール−2−L−アスコルビン酸ジエステルカリウ
ム、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビ
オチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエ
ストラジオール等のホルモン類;アルギニン、アスパラ
ギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、
ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;アラントイ
ン、アズレン、グリチルレチン酸等の抗炎症剤;アルブ
チン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L
−メントール、カンフル等の清涼剤、イオウ、塩化リゾ
チーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール、プラセ
ンタエキス、胸腺抽出物等が挙げられる。
【0033】油分としては、アマニ油、ツバキ油、マカ
デミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ
油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー
油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、
ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚
芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生
油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛脚油、肝油、トリグ
リセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミ
チン酸グリセリン等の液体油脂;ヤシ油、パーム油、パ
ーム核油等の液体又は固体の油脂;カカオ脂、牛脂、羊
脂、豚脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シ
アバター等の固体油脂;ミツロウ、キャンデリラロウ、
綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロ
ウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元
ラノリン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロ
ウ、ホホバロウ、セラックロウ等のロウ類;
【0034】オクタン酸セチル等のオクタン酸エステ
ル、トリ−2−エチルヘキサエン酸グリセリン、テトラ
−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット等のイソオ
クタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリン酸
エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミチン
酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン酸イ
ソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリン酸
イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソパル
ミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、オレ
イン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピン酸
ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシン酸
ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイソス
テアリル等のエステル油;流動パラフィン、オゾケライ
ト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パラフィ
ン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロク
リスタリンワックス等の炭化水素油;
【0035】ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン
等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン,デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチ
ルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン、3次元
網目構造を有するシリコーン樹脂、シリコーンゴム等の
シリコーン等が挙げられる。
【0036】アルコールとしては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール;コレステロール、シトステロール、フィトステロ
ール、ラノステロール等のステロール類等が挙げられ
る。
【0037】増粘剤としては、アラビアゴム、トラガン
トガム、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラ
ヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシー
ド(マルメロ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)、デン
プン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の
植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカン、プル
ラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、
メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分
子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の
動物系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、
エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナト
リウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロー
ス末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、
アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン
酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビ
ニルポリマー(CARBOPOL等)等のビニル系高分
子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル
酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、
カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウム
マグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸
等の無機系増粘剤等が挙げられる。
【0038】金属イオン封鎖剤としては、アラニン、エ
デト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン
酸ナトリウム、リン酸等が挙げられる。
【0039】中和剤としては、2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1、3
−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、L−アルギニン、L−リジン、トリエタノールアミ
ン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0040】pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グ
リコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム
等が挙げられる。
【0041】酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α
−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチ
ルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
【0042】抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、
石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等が挙げら
れる。
【0043】界面活性剤としては、セッケン用素地、ラ
ウリン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸
ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラ
ウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル
硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等の
N−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチ
ルタウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸
塩、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステ
ル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸
ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナ
トリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム
等のN−アシルグルタミン酸塩等のアニオン界面活性
剤;
【0044】塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等
のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリ
ジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級ア
ンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、ジアルキルモリホニウム塩、塩化ベンザルコニウム
等のカチオン界面活性剤;
【0045】2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒド
ロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩
等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイ
ン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性
界面活性剤;
【0046】ソルビタンモノイソステアレート、ソルビ
タンモノパルミテート、ソルビタンセスキオレエート、
ソルビタントリオレエート、テトラ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エ
ステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、セスキオレイ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸
等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリ
ン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂
肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアル
キルエーテル等の親油性非イオン界面活性剤;
【0047】POE−ソルビタンモノステアレート、P
OE−ソルビタンモノオレート等のPOEソルビタン脂
肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレート、
POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビ
ット脂肪酸エステル類、POE−グリセリンモノイソス
テアレート、POE−グリセリントリイソステアレート
等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオ
レエート、POEジステアレート、システアリン酸エチ
レングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、POEス
テアリルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテ
ル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキル
エーテル類、POEジノニルフェニルエーテル等のPO
Eアルキルフェニルエーテル類、プルロニック等のプル
アロニック型類、POE・POP2−デシルテトラデシ
ルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・P
OPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエ
ーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPO
Pエチレンジアミン縮合物類、POE硬化ヒマシ油、P
OE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒ
マシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導
体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラ
ノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等のア
ルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の親水性非イオン界
面活性剤等が挙げられる。
【0048】本発明の皮膚外用剤は、化粧料(皮膚化粧
料、毛髪化粧料を含む)、医薬品、医薬部外品等とし
て、外皮に適用されるものを指し、例えば、軟膏、クリ
ーム、乳液、エッセンス(美容液)、化粧石鹸、洗顔
料、シャンプー、ヘアトニック、化粧水、ローション、
パック・マスク、ひげそり用クリームまたはローショ
ン、日焼け・ひやけ止めローション、化粧油、日焼け・
日焼け止めオイル、白粉、パウダー、ファンデーショ
ン、頬紅、アイクリーム、アイシャドー、アイライナ
ー、口紅、リップクリーム、香水、浴用剤等従来皮膚外
用剤に用いられるものであればいずれでもよい。その剤
型も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液系、分
散系、ゲル系、ジェル系、軟膏系、水−油2層系、水−
油−粉末3層系等、幅広い形態を取り得る。
【0049】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれにより限定されるもので
はない。配合量は重量%である。実施例の説明に先立
ち、各実施例及び比較例で用いた評価法及び評価基準を
説明する。
【0050】(評価方法及び評価基準)顔のむくみを自
覚するボランティア20名の中、10名に実施例のロー
ションを、残りの10名に比較例のローションを提供
し、顔に1ヶ月間連用(朝晩各1回)してもらった。1ヶ
月後に、むくみ改善の有無をボランティアに確認し、1
0名に対する改善者の割合を改善率とした。
【0051】表3及び表4に記載の配合組成よりなるロ
ーションを調製した。すなわち、表3については、精製
水に保湿剤(ソルビトール、グリセリン)、緩衝剤(ク
エン酸)を加え、室温にて溶解した。一方エタノールに
カミツレ抽出物、界面活性剤(POE(60)硬化ヒマ
シ油)を加え、室温下で溶解した。このエタノール相に
前記水相を添加後、ろ過を行った。なお、表4について
は、表3に準じて調製した。上記評価方法及び評価基準
に従って評価した結果を併せて表3及び表4に示す。
【0052】
【表3】 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例1 比較例1 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 有機栽培カミツレ抽出物 1.0 − 通常栽培カミツレ抽出物 − 1.0 ソルビトール(70重量%水溶液) 3.0 3.0 グリセリン 5.0 5.0 POE(60)硬化ヒマシ油 0.5 0.5 エタノール 0.15 0.15 クエン酸 10.0 10.0 精製水 残余 残余 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 改善率 80% 40% ――――――――――――――――――――――――――――――――
【0053】表3で、有機栽培カミツレ抽出物は、前記
抽出例の「浸漬法」によって得た抽出物を用いた。ま
た、通常栽培カミツレ抽出物は、通常栽培カミツレを用
いた以外は、前記抽出例の「浸漬法」と同様にして得た
ものを用いた。
【0054】表3に示すように、有機栽培カミツレ抽出
物を配合した本発明皮膚外用剤は、むくみ改善効果に優
れていた。
【0055】
【表4】 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例2 比較例2 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 有機栽培ローズマリー抽出物 2.0 − 通常栽培ローズマリー抽出物 − 2.0 ソルビトール(70重量%水溶液) 3.0 3.0 グリセリン 5.0 5.0 POE(60)硬化ヒマシ油 1.5 1.5 エタノール 2.15 2.15 クエン酸 10.0 10.0 精製水 残余 残余 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 改善率 80% 40% ――――――――――――――――――――――――――――――――
【0056】表4で、有機栽培ローズマリー抽出物は、
前記抽出例の「浸漬法」によって得た抽出物を用いた。
また、通常栽培ローズマリー抽出物は、通常栽培ローズ
マリーを用いた以外は、前記抽出例の「浸漬法」と同様
にして得たものを用いた。
【0057】表4に示すように、有機栽培ローズマリー
抽出物を配合した本発明皮膚外用剤は、むくみ改善効果
に優れていた。
【0058】以下に種々の剤型の本発明による皮膚外用
剤の実施例を示すが、各実施例の皮膚外用剤は、その剤
型に応じて常法により製造した。また、各実施例の皮膚
外用剤は、全て実施例1と同等の優れたむくみ改善効果
を有していた。さらに、皮膚のうるおいも改善されてい
た。なお、各植物の抽出物は、特に断りのあるものを除
いて、前記抽出例の「浸漬法」によって得たものを用い
た。また、抽出液、搾汁を配合したものも、全て抽出物
に換算しで示してある。
【0059】 〔実施例3〕 ローション 配合成分 配合量(重量%) リジンベタイン 1.0 有機栽培セージ抽出物(*) 0.02 グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 グリセリン 4.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 エタノール 7.0 ポリオキシエチレンオレイルアルコール 0.5 メチルパラベン 0.05 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.1 香料 0.05 精製水 残余 *上記抽出例の加熱還流法によって得たもの。
【0060】 〔実施例4〕 ローション 配合成分 配合量(重量%) リジンベタイン 1.0 有機栽培セージ抽出物 0.002 グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 グリセリン 4.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 エタノール 7.0 ポリオキシエチレンオレイルアルコール 0.5 メチルパラベン 0.05 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.1 香料 0.05 精製水 残余
【0061】 〔実施例5〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) セトステアリルアルコール 3.5 スクワラン 40.0 ミツロウ 3.0 還元ラノリン 5.0 有機栽培カミツレ抽出物(*) 0.001 エチルパラベン 0.3 ポリオキシエチレン(20) 2.0 ソルビタンモノパルミチン酸エステル ステアリン酸モノグリセリド 2.0 香料 0.03 トラネキサム酸ヘキシルアミド 3.0 リン酸ピリドキサール 0.1 オルニチンベタイン 0.05 1,3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 精製水 残余 *花を用いて、上記抽出例の加熱還流法によって得たもの。
【0062】 〔実施例6〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) セトステアリルアルコール 3.5 スクワラン 40.0 ミツロウ 3.0 還元ラノリン 5.0 有機栽培カミツレ抽出物(*) 0.0001 エチルパラベン 0.3 ポリオキシエチレン(20) 2.0 ソルビタンモノパルミチン酸エステル ステアリン酸モノグリセリド 2.0 香料 0.03 トラネキサム酸ヘキシルアミド 3.0 リン酸ピリドキサール 0.1 オルニチンベタイン 0.05 1,3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 精製水 残余 *上記抽出例の搾汁法によって得たもの。
【0063】 〔実施例7〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) トラネキサム酸塩酸塩 2.0 有機栽培ローズマリー抽出物(*) 1.0 アラニンベタイン 0.1 アラントイン 0.05 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 0.03 精製水 残余 *上記抽出例の加熱還流法によって得たもの。
【0064】 〔実施例8〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) トラネキサム酸塩酸塩 2.0 有機栽培ローズマリー抽出物(*) 0.1 アラニンベタイン 0.1 アラントイン 0.05 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 0.03 精製水 残余 *抽出溶媒;1、3−ブチレングリコール
【0065】 [実施例9] ジェル 配合成分 配合量(重量%) 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) 2.0 オレイルアルコールエーテル カルボキシビニルポリマー 0.05 苛性ソーダ 0.15 有機栽培バーチ抽出物 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 メチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0066】 〔実施例10〕 軟膏 配合成分 配合量(重量%) トラネキサム酸n−ヘキシルエステル塩酸塩 3.0 グリチルリチン酸ピリドキシン 1.0 γ−ブチロベタイン 0.1 有機栽培カミツレ抽出物(*) 1.5 ステアリルアルコール 18.0 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 0.25 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ワセリン 40.0 精製水 残余 *抽出溶媒;水・エタノール混合溶媒(水/エタノール=30/70(重量比) )
【0067】 [実施例11〕 パック 配合成分 配合量(重量%) トラネキサム酸グアニジド 5.0 トリパルミチン酸ビリドキシン 1.5 フェニルアラニルベタイン 0.1 ポリビニルアルコール 15.0 有機栽培カミツレ抽出物(*) 2.0 ポリエチレングリコール 3.0 プロピレングリコール 7.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.05 香料 0.05 精製水 残余 *抽出溶媒;水
【0068】 〔実施例12〕 固形白粉 配合成分 配合量(重量%) タルク 残余 ステアリン酸 1.5 ラノリン 5.0 スクワラン 5.0 有機栽培ローズマリー抽出物(*) 0.3 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 2.0 トリエタノールアミン 1.0 トラネキサム酸メチルアミド 1.0 ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 グルタミン酸ベタイン 0.1 顔料 適量 香料 適量 *抽出溶媒;グリセリン
【0069】 [実施例13]乳化型ファンデーション 配合成分 配合量(重量%) (粉体部) 二酸化チタン 9.3 塩化コバルト 1.0 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性 4.0 ジメチルポリシロキサン 有機栽培セージ抽出物 1.5 (水相) イオン交換水 残余 1,3−ブチレングリコール 4.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量
【0070】 [実施例14]エッセンス 配合成分 配合量(重量%) ソルビトール 8.0 1,3−ブチレングリコール 4.3 PEG1500 7.0 有機栽培セージ抽出物 0.00007 ヒアルロン酸 0.1 エタノール 7.0 POEオレイルアルコールエーテル 1.0 オリーブ油 0.2 香料 適量 防腐剤 適量 褪色防止剤 適量 緩衝剤 適量 イオン交換水 残余
【0071】 [実施例15]クレンジングフォーム 配合成分 配合量(重量%) N−アシルグルタミン酸ソーダ 20.0 グリセリン 10.0 PEG400 15.0 ジプロピレングリコール 9.0 アシルメチルタウリン 5.0 POE・POPブロックポリマー 5.0 POE(15) 3.0 オレイルアルコールエーテル ラノリン誘導体 2.0 有機栽培ローズマリー抽出物 0.001 防腐剤 適量 キレート剤 適量 香料 適量 色素 適量 イオン交換水 残余
【0072】 [実施例16]シャンプー 配合成分 配合量(重量%) ラウリルポリオキシエチレン(3)硫酸 30.0 エステルナトリウム塩(30%水溶液) ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 10.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0 グリセリン 1.0 有機栽培タイム抽出物(*) 0.1 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 金属イオン封鎖剤 適量 pH調製剤 適量 イオン交換水 残余 *使用部位;葉
【0073】 [実施例17]リンス 配合成分 配合量(重量%) シリコーン油 3.0 流動パラフィン 1.0 セチルアルコール 1.5 ステアリルアルコール 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 グリセリン 3.0 有機栽培カミツレ抽出物 0.05 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 イオン交換水 残余
【0074】 [実施例18]育毛トニック 配合成分 配合量(重量%) エタノール 60.0 有機栽培センブリ抽出物(*) 0.5 ヒノキチオール 適量 ビタミンB 適量 ビタミンE誘導体 適量 プロピレングリコール 2.0 香料 適量 香料可溶化剤 適量 イオン交換水 残余 *使用部位;葉
【0075】 [実施例19]浴用剤 配合成分 配合量(重量%) 塩化ランタン 42.0 塩化マンガン 15.0 塩化ストロンチウム 8.0 コハク酸 残余 有機栽培トウキ抽出物(*) 3.0 潤滑剤 適量 色素 適量 香料 適量 *抽出部位;根
【0076】 [実施例20]石鹸 配合成分 配合量(重量%) 水 残余 グリセリン 11.0 ソルビトール 5.0 ブチレングリコール 適量 アルコール 10.0 カチオン化ヒドロキシエチルセルロース 0.3 ココイルグルタミン酸 24.0 ステアロイルグルタミン酸 8.0 ココアンホ酢酸ナトリウム 2.5 尿素 2.0 水酸化カリウム 0.7 トリエタノールアミン 18.0 塩化カリウム 適量 HEDTA−3ナトリウム 適量 エチドロン酸四ナトリウム 適量 有機栽培カミツレ抽出物 0.0004 有機栽培ローズマリー抽出物 0.0004
【0077】 〔実施例21〕 化粧水 配合成分 配合量(重量%) 精製水 残余 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 7.0 エリスリトール 1.0 PEG−30 3.0 PEG−90 0.01 PPG−13デシルテトラデセス−24 0.2 塩化カリウム 0.2 クエン酸ナトリウム 適量 メタリン酸ナトリウム 適量 クエン酸 適量 塩化マグネシウム 適量 フェノキシエタノール 適量 有機栽培カミツレ抽出物 1.0 有機栽培ローズマリー抽出物 1.0
【0078】 〔実施例22〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) 精製水 残余 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 7.0 水エリスリトール 1.0 カルボマー 0.2 植物性スクワラン 1.0 添パーム油 3.0 ジメチコン 2.0 テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 2.0 イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.2 ステアリン酸PEG−5グリセリル 1.0 ベヘニルアルコール 0.5 バチルアルコール 0.1 水酸化カリウム 0.05 メタリン酸ナトリウム 適量 塩化マグネシウム 適量 フェノキシエタノール 適量 有機栽培カミツレ抽出物 5.0 有機栽培ローズマリー抽出物 5.0
【0079】 〔実施例23〕 日中用乳液 配合成分 配合量(重量%) シクロメチコン 20.0 ジメチコン 5.0 ジメチコンコポリオール 2.0 植物性スクワラン 1.0 イソステアリン酸 0.5 グリセリン 1.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 エリスリトール 1.0 ポリメタクリル酸メチル 3.0 クオータニウム−18ヘクトライト 0.6 ジステアリン酸アルミニウム 0.5 水酸化アルミニウム 0.5 メタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残余 塩化マグネシウム 適量 フェノキシエタノール 適量 有機栽培ローズマリー抽出物 0.0001 有機栽培カミツレ抽出物 0.0001 酸化チタン 5.0
【0080】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
皮膚免疫賦活作用や皮膚免疫機能低下の改善・防止作用
を発揮し、肌のむくみを改善し、引き締まった健康な肌
に回復させるとともに、皮膚のうるおい等の改善にも役
立つ等、健全な皮膚への改善及び維持を実現する皮膚外
用剤が得られる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB052 AB212 AB222 AB232 AB242 AB282 AB342 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC152 AC182 AC242 AC262 AC292 AC302 AC402 AC422 AC432 AC482 AC532 AC542 AC622 AC642 AC662 AC682 AC692 AC712 AC792 AD042 AD052 AD092 AD152 AD162 AD172 AD282 AD332 AD512 AD532 AD632 AD662 CC04 CC05 CC07 CC12 CC23 CC25 CC33 CC37 CC38 CC39 DD08 DD17 DD22 DD27 DD31 DD41 EE12 EE22 4C088 AB26 AB38 AB41 AB59 AB67 AC01 MA02 MA07 MA63 NA05 ZA89

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機栽培植物の抽出物の一種または二種
    以上を配合することを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 有機栽培植物の抽出物の一種または二種
    以上を配合することを特徴とする健全な皮膚への改善及
    び維持を実現する皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 有機栽培植物の抽出物の一種または二種
    以上を配合することを特徴とする皮膚のうるおいを改善
    する皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 有機栽培植物の抽出物の一種または二種
    以上を配合することを特徴とするむくみを改善する皮膚
    外用剤。
  5. 【請求項5】 有機栽培植物が、薬用植物類である請求
    項1乃至4項いずれか一項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 有機栽培植物が、ハーブ類である請求項
    1乃至4項いずれか一項に記載の皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 有機栽培植物が、和漢植物類である請求
    項1乃至4項いずれか一項に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】 植物抽出物中のカリウムの割合が、マグ
    ネシウム、カルシウム、ナトリウムの総和に対して重量
    で5倍以上である植物抽出物の一種または二種以上を配
    合することを特徴とする皮膚外用剤。
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