JP2001226069A - 天井クレーン装置 - Google Patents

天井クレーン装置

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JP2001226069A
JP2001226069A JP2000040912A JP2000040912A JP2001226069A JP 2001226069 A JP2001226069 A JP 2001226069A JP 2000040912 A JP2000040912 A JP 2000040912A JP 2000040912 A JP2000040912 A JP 2000040912A JP 2001226069 A JP2001226069 A JP 2001226069A
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JP
Japan
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traveling
girder
rail
overhead crane
crane device
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JP2000040912A
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English (en)
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Yoichi Wada
洋一 和田
Tomoumi Yamada
知海 山田
Masatake Yasumoto
匡剛 安本
Konosuke Nakamura
幸之助 中村
Isao Saito
功郎 斎藤
Satoshi Tabata
覚士 田畑
Hiroyasu Kameda
裕康 亀田
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IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Toda Corp
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
Toda Corp
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Publication date
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業領域が狭く、平面形状が不定形な作業領
域であっても、作業領域の形状に合わせて自由に移動す
ることができ、移動位置に死角の生じない天井クレーン
装置を提供する。 【解決手段】 天井に所定間隔を置いて非平行に配設さ
れ、両端位置でスパンが異にされた一対の走行レール2
4a、24bと、走行レール24a、24bに掛け渡さ
れ、走行レール24a、24bに沿って移動可能にされ
たガーダ26と、ガーダ26に沿って移動可能に設けら
れた走行ホイスト28とを有し、ガーダ26は、移動に
伴い一対の走行レール24a、24bのスパンに相応さ
せて伸縮可能にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井クレーン装置
に関し、特に、作業領域の形状に合わせて自由に移動す
ることができる天井クレーン装置に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、所定の作業領域内において、被搬送物を搬送する手
段として天井クレーンが知られている。
【0003】この天井クレーンは、作業領域の天井に取
り付けたレールに対して、クレーンをX−Y方向に走行
させることにより、被搬送物を搬送するようになってい
る。
【0004】このような天井クレーンは、例えば、シー
ルド工法における立坑の設備基地等においても用いられ
ている。
【0005】しかし、近年、都市部等においては、立坑
の設備基地のための十分な広さを有する用地が確保でき
ず、設備基地が狭くなってしまい、しかも、平面的に不
定形な形状の設備基地となってしまうこととなる。
【0006】このような設備基地においては、従来の天
井クレーンを用いると、天井クレーンの動きが限定され
てしまい、天井クレーンの移動位置に死角が生じてしま
うという問題がある。
【0007】また、設備基地の防音ハウス内に、土砂ホ
ッパや垂直コンベア等の高さの高いものがあると、その
部分には天井クレーンを設置することができないという
問題がある。
【0008】本発明の目的は、作業領域が狭く、不定形
な平面形状の設備基地であっても、作業領域の形状に合
わせて自由に移動することができ、移動位置に死角の生
じない天井クレーン装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の天井クレーン装置は、天井に所定間隔を置
いて非平行に配設され、両端位置でスパンが異にされた
一対の走行レールと、前記走行レールに掛け渡され、前
記走行レールに沿って移動可能にされたガーダと、前記
ガーダに沿って移動可能に設けられた巻き上げ手段とを
有し、前記ガーダは、移動に伴い前記一対の走行レール
のスパンに相応させて伸縮可能にされたことを特徴とす
る。
【0010】本発明によれば、両端位置でスパンが異に
された一対の走行レールに対し、ガーダを、移動に伴い
一対の走行レールのスパンに相応させて伸縮させること
で、ガーダを両端位置でスパンの異なる一対の走行レー
ルに沿って移動させることができ、このガーダに沿って
巻き上げ手段を移動させることで、作業領域の形状が不
定形な状態であっても、巻き上げ手段を作業領域の形状
に合わせて自由に移動させることができ、巻き上げ手段
の移動位置に死角をなくすことができる。
【0011】本発明においては、前記ガーダは、一端が
一方の走行レールに沿って移動可能にされた主ガーダ部
と、一端が他方の走行レールに沿って移動可能にされる
と共に、他端が前記主ガーダ部に沿って移動可能にされ
た副ガーダ部とを有することが好ましい。
【0012】このような構成とすることにより、副ガー
ダ部の他端を主ガーダ部の延長方向に沿って移動可能に
することで、ガーダを一対の走行レールのスパンに相応
させて容易に伸縮させることができる。
【0013】したがって、巻き上げ手段を主ガーダ部及
び副ガーダ部上で移動させることで、巻き上げ手段を作
業領域の形状に合わせて自由に移動させることができ
る。
【0014】本発明においては、前記主ガーダ部の一端
には、一方の走行レール上を移動する車輪を有する第1
の走行用サドルが設けられ、前記副ガーダ部の一端に
は、前記他方の走行レール上を移動する車輪を有する第
2の走行用サドルが設けられ、前記第1の走行用サドル
の車輪と、第2の走行用サドルの車輪とは、走行スパン
の変化に応じて車輪径を相違させていることが好まし
い。
【0015】このような構成とすることにより、一対の
走行レールのスパンが連続的に変化している場合であっ
ても、第1の走行用サドルの車輪と第2の走行用サドル
の車輪とを走行スパンの変化に応じて車輪径を相違させ
ることで、第1の走行用サドルと第2の走行用サドルの
位置関係を常に一定に保った状態で、ガーダを走行レー
ルに沿って移動させることができる。
【0016】本発明においては、前記第1の走行用サド
ル及び第2の走行用サドルの少なくともいずれかが取り
付け角度を可変に交換可能にされていることが好まし
い。
【0017】このような構成とすることにより、第1の
走行用サドル及び第2の走行用サドルの少なくともいず
れかを交換してガーダに対する取り付け角度を可変にす
ることで、一対の走行レールの配設状態に応じて、ガー
ダの走行状態を確保することができる。
【0018】したがって、種々の作業領域の形状に合わ
せて容易に天井クレーン装置を設置することが可能とな
る。
【0019】本発明においては、前記主ガーダ部上に
は、第1の横行レールが長さ方向に沿って配設され、前
記副ガーダ部上には、第2の横行レールが長さ方向に沿
って配設され、前記巻き上げ手段には、前記第1の横行
レール上を移動する第1の車輪と、前記第2の横行レー
ル上を移動する第2の車輪とが設けられていることが好
ましい。
【0020】このような構成とすることにより、巻き上
げ手段は第1の車輪により第1の横行レール上を移動
し、第2の車輪により第2の横行レール上を移動するこ
とができ、ガーダに沿って自由に移動することができ
る。
【0021】本発明においては、前記主ガーダ部と前記
副ガーダ部との間には、リニアガイドが設けられている
ことが好ましい。
【0022】このような構成とすることにより、主ガー
ダ部と副ガーダ部とを確実にガイドした状態で直線移動
させることができる。
【0023】本発明においては、巻き上げ手段は、前記
第2のガーダに沿って走行可能にされた走行ホイストと
されていることが好ましい。
【0024】このような構成とすることにより、比較的
軽量かつコンパクトな構成で、走行と巻き上げを確保す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1〜図4は本発明の一実施の形態に係る
天井クレーン装置を示す図である。
【0027】図1は、シールド工法におけるシールド機
の発進立坑の設備基地の一例を示す全体平面図である。
【0028】この設備基地10は、平面形状が不定形、
すなわち、各々の辺長や内角が等しくない多角形や、平
行な辺を有しない不等辺多角形の用地に、その用地の形
状に沿って防音ハウス12が構築された状態となってい
る。
【0029】この防音ハウス12内には、発進立坑10
0への資材投入開口14が設けられ、この資材投入開口
14から被搬送物であるセグメント16等の資材が立坑
内に投入されるようになっている。
【0030】このセグメント16は、防音ハウス12の
2階に配設されたセグメントストックヤード18にスト
ックされるようになっている。
【0031】この防音ハウス12の1階には、図示せぬ
が、土砂ホッパ、泥水処理プラント、裏込めプラント、
泥水プラント、水槽等が設けられるようになっており、
また、トラック20等の搬出入用開口102及び走行路
104が設けられる。
【0032】そして、この防音ハウス12の天井部分に
天井クレーン装置22を配設し、この天井クレーン装置
22により、例えば、トラック20からセグメントスト
ックヤード18へのセグメント16の搬送、あるいは、
セグメントストックヤード18から資材投入開口14へ
のセグメント16の搬送等を行うようにしている。
【0033】この天井クレーン装置22は、図2及び図
3にも示すように、一対の走行レール24a、24b
と、ガーダ26と、走行ホイスト28とを有している。
【0034】走行レール24a、24bは、それぞれ防
音ハウス12の対向する壁面30の同一高さ位置で、ほ
ぼその全長にわたって配設されている。
【0035】この一対の走行レール24a、24bは、
設備基地10の用地(多角形ABCDEF)の第1の長
辺AB及び第2の長辺DEと、それぞれが略平行となる
ように、防音ハウス12の壁面に沿って非平行に配設さ
れる。
【0036】そのため、一対の走行レール24a、24
bの間隔は連続的に変化し、レール長自体も異なる。
【0037】なお、走行レール24a、24bのなす角
度は、天井クレーン装置22の安全性を確保するため、
45゜以下とし、好ましくは30゜以下とする。
【0038】ガーダ26は、一対の走行レール24a、
24b上に掛け渡され、一対の走行レール24a、24
bに沿って図中矢印X1、X2方向に移動可能にされ、
かつ、移動に伴って一対の走行レール24a、24bの
スパンに相応させて伸縮可能にされている。
【0039】具体的には、ガーダ26は、主ガーダ部3
2と、副ガーダ部34とを有し、主ガーダ部32の延長
方向に沿って副ガーダ部34が移動することで伸縮可能
な状態とされている。なお、ガーダ26は、一対の走行
レール24a、24bのうちのいずれか一方に直交して
配設することが好ましい(図1では、走行レール24a
に直交して配設されている)。
【0040】主ガーダ部32は、断面ボックス状に形成
した一対の主横桁部材36を所定間隔で平行に有してい
る。
【0041】この主横桁部材36は、走行レール24a
に対して直交した状態で配設されている。
【0042】また、これら主横桁部材36の一端には、
一方の走行レール24a上を移動する第1の走行用サド
ル38が設けられ、また、他端側には、図4に示すよう
な門型状の連結部材40が設けられ、ほぼフレーム状の
全体形状に形成されている。
【0043】第1の走行用サドル38は、走行レール2
4aに沿って、主横桁部材36と直交した状態で取り付
けられている。
【0044】副ガーダ部34は、断面ボックス状に形成
された一対の副横桁部材42が一対の主横桁部材36の
内側を摺動可能に配設されている。
【0045】また、この副横桁部材42の一端には、他
方の走行レール24b上を移動する第2の走行用サドル
44が設けられた状態となっている。
【0046】第2の走行用サドル44は、走行レール2
4bに沿って、副横桁部材42に対して斜め交差状態で
取り付けられている。
【0047】そして、副ガーダ部34の他端側が主ガー
ダ部32の内側で、主ガーダ部32の延長方向に沿って
移動可能にされている。
【0048】具体的には、主横桁部材36の対向面に
は、その長さ方向に沿ってレール取り付け部材46が設
けられ、このレール取り付け部材46の上下面には、そ
れぞれ伸縮用レール48が長さ方向に沿って取り付けら
れている。
【0049】これによって、主ガーダ部32と副ガータ
部34とが相対移動し、ガーダ26全体が伸縮可能な状
態で移動できることになる。
【0050】また、副横桁部材42の外側面には、上下
の伸縮用レール48にそれぞれ係合する上下のローラ5
0が設けられている。
【0051】そして、このローラ50が伸縮用レール4
8を挟み込んだ状態で転動することで、主ガーダ部32
に対して副ガーダ部34が移動し、一対の走行レール2
4a、24bのスパンの変化に対応しうるようにされて
いる。
【0052】また、各主横桁部材36と副横桁部材42
との間には、複数のリニアガイド52が設けられ、主横
桁部材36に対する副横桁部材42の直線移動を確実な
ものとしている。
【0053】さらに、図示せぬが、副横桁部材42側に
は、主横桁部材36の上側の伸縮レール48に係合する
セフティラグが設けられ、主ガーダ部32に対する副ガ
ーダ部34の脱落を防止するようにしている。
【0054】また、第1の走行用サドル38は、走行レ
ール24a上を移動する一対の車輪54と、この一対の
車輪54の一方を駆動する駆動モータ56と、走行レー
ル24aの両側面に当接してがたつきを防止するサイド
ローラ58とを有している。
【0055】第2の走行用サドル44も同様に、走行レ
ール24b上を移動する一対の車輪60と、この一対の
車輪60の一方を駆動する駆動モータ62と、走行レー
ル24bの両側面に当接してがたつきを防止するサイド
ローラ64とを有している。
【0056】そして、この場合、走行レール24aより
も走行レール24bの走行距離が長くなっているため、
第1の走行用サドル38の車輪54に対して、第2の走
行用サドル44の車輪60の車輪径を大きくして、第1
の走行用サドル38と第2の走行用サドル44の位置関
係を常に一定に保てるようにしている。
【0057】さらに、主ガーダ部32の各主横桁部材3
6上面には、第1の横行レール66が長さ方向に沿って
配設され、また、副ガーダ部34の各副横桁部材42上
面には、第2の横行レール68が長さ方向に沿って配設
され、これら第1及び第2の横行レール66、68に沿
って走行ホイスト28が、図中矢印Y1、Y2方向に横
行可能にされている。
【0058】走行ホイスト28は、ガーダ26に沿って
移動する走行部70と、被搬送物を吊り上げる巻き上げ
部72とを有している。
【0059】走行部70は、第1の横行レール66上を
移動する4つの第1の車輪74と、第2の横行レール6
8上を移動する4つの第2の車輪76と、これら第1の
車輪74及び第2の車輪76を2つずつ駆動する駆動モ
ータ79とを有している。
【0060】また、第2の車輪76は、第1の車輪74
よりも若干小さく形成され、走行ホイスト28が主ガー
ダ部32上にある状態で、副ガーダ部34が主ガーダ部
32に対して出入した際に、副ガーダ部34の第2の横
行レール68が走行ホイスト28の第2の車輪76に干
渉して衝撃が加わるのを防止するようにしている。
【0061】さらに、この走行部70には、第1の横行
レール66の外側面に当接してがたつきを防止するサイ
ドローラ78が設けられている。
【0062】巻き上げ部72は、滑車80及びフック8
2を昇降させるワイヤ84と、ワイヤ84を巻き上げ、
巻き戻しする巻き胴86と、巻き胴を回転駆動する電動
モータ88とを有し、フック82に被搬送物を引っかけ
て吊り上げるようになっている。
【0063】なお、ガーダ26及び走行ホイスト28の
操作は、無線による遠隔操縦とされている。
【0064】また、副ガーダ部34には、点検ホーム9
0が構築され、この点検ホーム90上で天井クレーン装
置22の点検等を行えるようになっている。
【0065】次に、この天井クレーン装置22の動作状
態について説明する。
【0066】まず、図1に示すように、ガーダ26が走
行レール24a、24bの左端にある状態で、走行レー
ル24a、24b間のスパンは最大になっている。
【0067】この状態で、ガーダ26は、最大限に伸び
た状態となっており、主ガーダ部32と副ガーダ部34
とは、一部のみが重なり合った状態となっている。
【0068】ここで、例えば、図1に示すように、走行
ホイスト28が主ガーダ部32上に位置した状態で、被
搬送物、例えばセグメント16をセグメントストックヤ
ード18から資材投入開口14まで搬送するには、走行
レール24a、24bに沿ってガーダ26を矢印X2方
向に移動させて目的のセグメント16上方まで移動させ
る。
【0069】この際、走行レール24a、24b間のス
パンは徐々に狭くなっており、しかも、ガーダ26は第
1の走行用サドル38及び第2の走行用サドル44によ
って両端位置が規制されているため、ガーダ26は走行
レール24a、24b間のスパンに相応して、副ガーダ
部34が主ガーダ部32と重なり合う方向に移動し、徐
々に縮んでいく状態となる。
【0070】このとき、副ガーダ部34の端部が走行ホ
イスト28位置まで達したとしても、走行ホイスト28
の第2の車輪76が第1の車輪74より若干小さく形成
されているので、副ガーダ部34上の第2の横行レール
68が第2の車輪76と干渉することがなく、走行ホイ
スト28に衝撃が加わることはない。
【0071】また、第1の走行用サドル38の車輪54
よりも第2の走行用サドル44の車輪60が大きく形成
されているため、第1の走行用サドル38よりも第2の
走行用サドル44の移動量が多くても、第1の走行用サ
ドル38と第2の走行用サドル44の位置関係は一定状
態を保つこととなり、スムーズな走行状態を維持するこ
とができる。
【0072】そして、この位置で、走行ホイスト28を
矢印Y1またはY2方向に移動させて、目的のセグメン
ト上に位置させる。
【0073】この位置で、走行ホイスト28の巻き上げ
部72を操作して、フック82を下ろし、セグメント1
6を吊り上げる。
【0074】この状態で、ガーダ26を走行レール24
a、24bに沿って矢印X1、X2方向に走行させて、
ガーダ26を資材投入開口14位置まで移動させた後、
走行ホイスト28をガーダ26に沿って走行させて荷下
ろし位置まで移動させ、その位置でフック82を下ろし
て被搬送物を外せば搬送が終了する。
【0075】なお、図1の右側にはガーダ26を右端の
最も狭いスパン位置まで移動させた状態も併記してお
り、この状態でガーダ26は最も縮んだ状態となってい
る。
【0076】また、このような搬送は、トラック20か
らセグメント16をセグメントストックヤード18に搬
送する場合にも同様に行われることとなる。
【0077】さらに、立坑内から被搬送物を搬出する場
合には、前述と逆の操作を行えばよい。
【0078】このように、狭く、しかも、変形した用地
においても、ガーダ26を伸縮させることにより、いか
なる位置にも被搬送物を確実に搬送することが可能とな
る。
【0079】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の形
態に変形可能である。
【0080】例えば、前記実施の形態においては、発進
立坑用の用地に本発明の天井クレーン装置を用いた場合
について説明したが、この例に限らず、工場や倉庫など
の作業領域においても適用することが可能である。
【0081】この場合、狭小で変形した工場や倉庫に適
用することで、作業領域の形状にかかわりなく、いかな
る場所にも被搬送物を搬送することが可能となる。
【0082】また、前記実施の形態においては、第1及
び第2の走行用サドルの角度を固定としているが、第1
の走行用サドル及び第2の走行用サドルの少なくともい
ずれかが取り付け角度を可変に交換可能にされること
で、ガーダに対する取り付け角度を可変にし、一対の走
行レールの配設状態に応じて、ガーダの走行状態を確保
することができる。
【0083】さらに、天井クレーン装置22のX方向へ
の移動に際し、予めその移動量・移動速度を設定してお
くことにより、主ガーダ部32と副ガーダ部34との相
対移動量(すなわち、ガーダ26の伸縮量)を自動制御
することも可能である。
【0084】すなわち、図1において、天井クレーン装
置22がX方向へxだけ移動するとき、ガーダ26の伸
縮量yは、y=x・tanθとなる(θは、走行レール
24a、24bのなす角度)。
【0085】従って、天井クレーン装置22のX方向へ
の移動速度に応じて、副ガーダ部34の移動速度を制御
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る天井クレーン装置
を示す全体平面図である。
【図2】図1の矢視II方向からみた拡大平面図である。
【図3】図2のIII方向から見た正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【符号の説明】 22 天井クレーン装置 24a、24b 走行レール 26 ガーダ 28 走行ホイスト 32 主ガーダ部 34 副ガーダ部 38 第1の走行用サドル 44 第2の走行用サドル 52 リニアガイド 54、60 車輪 66 第1の横行レール 68 第2の横行レール 74 第1の車輪 76 第2の車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 洋一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 山田 知海 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 安本 匡剛 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 中村 幸之助 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 斎藤 功郎 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 田畑 覚士 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 亀田 裕康 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 Fターム(参考) 3F202 AA06 AB01 BA02 CE02 3F203 CA03 CB01 DA02 DA09 FA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に所定間隔を置いて非平行に配設さ
    れ、両端位置でスパンが異にされた一対の走行レール
    と、 前記走行レールに掛け渡され、前記走行レールに沿って
    移動可能にされたガーダと、 前記ガーダに沿って移動可能に設けられた巻き上げ手段
    とを有し、 前記ガーダは、移動に伴い前記一対の走行レールのスパ
    ンに相応させて伸縮可能にされたことを特徴とする天井
    クレーン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ガーダは、一端が一方の走行レールに沿って移動可
    能にされた主ガーダ部と、 一端が他方の走行レールに沿って移動可能にされると共
    に、他端が前記主ガーダ部に沿って移動可能にされた副
    ガーダ部とを有することを特徴とする天井クレーン装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記主ガーダ部の一端には、一方の走行レール上を移動
    する車輪を有する第1の走行用サドルが設けられ、 前記副ガーダ部の一端には、前記他方の走行レール上を
    移動する車輪を有する第2の走行用サドルが設けられ、 前記第1の走行用サドルの車輪と、第2の走行用サドル
    の車輪とは、走行スパンの変化に応じて車輪径を相違さ
    せていることを特徴とする天井クレーン装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1の走行用サドル及び第2の走行用サドルの少な
    くともいずれかが取り付け角度を可変に交換可能にされ
    ていることを特徴とする天井クレーン装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記主ガーダ部上には、第1の横行レールが長さ方向に
    沿って配設され、 前記副ガーダ部上には、第2の横行レールが長さ方向に
    沿って配設され、 前記巻き上げ手段には、前記第1の横行レール上を移動
    する第1の車輪と、前記第2の横行レール上を移動する
    第2の車輪とが設けられていることを特徴とする天井ク
    レーン装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかにおいて、 前記主ガーダ部と前記副ガーダ部との間には、リニアガ
    イドが設けられていることを特徴とする天井クレーン装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 巻き上げ手段は、前記第2のガーダに沿って走行可能に
    された走行ホイストとされていることを特徴とする天井
    クレーン装置。
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