JP2001225785A - 自転車リアディレーラのケージ板調節機構 - Google Patents

自転車リアディレーラのケージ板調節機構

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JP2001225785A JP2001006452A JP2001006452A JP2001225785A JP 2001225785 A JP2001225785 A JP 2001225785A JP 2001006452 A JP2001006452 A JP 2001006452A JP 2001006452 A JP2001006452 A JP 2001006452A JP 2001225785 A JP2001225785 A JP 2001225785A
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    • B62M9/12Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
    • B62M9/121Rear derailleurs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の調節機構よりも遊びが少ないリア
ディレーラの調節機構を提供することにある。 【解決手段】 この調節機構は、自転車ディレーラ10
のチェーンガイド26の位置を軸方向に調節するための
機構であって、軸52とハウジング60と固定エレメン
ト64と付勢部材66と調節部材103とを備えてい
る。ハウジング60は、軸52の第1端部に回動自在に
連結される第1筒状ガイド部70を有する。固定エレメ
ント64は、軸52の第2端部に連結される第2筒状ガ
イド部80を有するものであって、第2筒状ガイド部8
0は、固定エレメント64から延び、第1筒状ガイド部
70の周囲に配置される。付勢部材66は、ハウジング
60を固定エレメント64に対し軸52回りの回転方向
に付勢するよう配置される。調節部材103は、ハウジ
ング60を軸52上で軸方向に移動自在に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車のリアディ
レーラに関し、特に、自転車の多段スプロケットアセン
ブリに対しチェーンガイドの位置を軸方向に調節する調
節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクリングは、移動手段としてのみで
なく、レクリエーションの形態としてもますます一般化
している。また、サイクリングは、アマチュアの選手に
とってもプロの選手にとっても非常に一般化した競争ス
ポーツになっている。自転車の使用目的がレクリエーシ
ョン、移動または競争のいずれであるかに関わらず、自
転車産業では、自転車の種々の構成部材が絶えず改良さ
れている。広く設計変更されている自転車の1部分は、
自転車の駆動列である。
【0003】現在の自転車の大部分は、走行時に直面す
る特定の走行条件に適応するために、乗り手が適切なギ
ア比を選択できる多段変速自転車である。多段変速自転
車のギアアセンブリの最も一般的なタイプの1つとし
て、回転のためにペダルが取り付けられる1セットのフ
ロントスプロケットと、回転のために後輪のリアハブに
取り付けられる1セットのリアスプロケットとの間に掛
け渡されるチェーンを利用したものがある。スプロケッ
ト(ギア)間のチェーンを移動させるのに、通常、2つ
のディレーラが用いられている。一般に、ディレーラ
(フロントまたはリアのディレーラ)の大部分は、自転
車フレームに固定される固定またはベース部材と、リン
ク機構アセンブリにより固定またはベース部材に対し移
動するよう支持されるチェーンガイドを有する可動部材
とを備えている。チェーンガイドは、チェーンに当接し
チェーンをスプロケット間で移動させるためのチェーン
受けスロットを形成する1対のガイド板を有する。
【0004】リアディレーラの場合、チェーンガイド
は、ガイド板の間に回転自在に装着された1対のプーリ
ーを有する。また、リアディレーラにおけるベース部材
は、水平シャフト(軸)を介して自転車フレームに揺動
自在に支持され、チェーンガイドは、水平シャフト
(軸)を介して可動部材に揺動自在に装着されている。
可動部材とチェーンガイドとの間には、チェーンガイド
に張力を加えるために、バネが介在している。ベース部
材は、チェーンガイドが多段スロットアセンブリの外周
側に配置された状態で、自転車フレームのフォーク端部
に固定されている。
【0005】乗り手がフロントディレーラシフト機構の
シフト操作装置を操作すると、操作コンジット(ケーブ
ル)は、チェーンが1つのギア(スプロケット)から隣
のギア(スプロケット)へ外側に移動するようフロント
ディレーラを引っ張るか、またはチェーンが1つのギア
(スプロケット)から隣のギア(スプロケット)へ内側
に移動するようフロントディレーラを解放する。同様
に、乗り手がリアディレーラシフト機構のシフト操作装
置を操作すると、操作コンジット(ケーブル)は、チェ
ーンを1つのギア(スプロケット)から隣のギア(スプ
ロケット)へ内側に移動するようリアディレーラを引っ
張るか、またはチェーンを1つのギア(スプロケット)
から隣のギア(スプロケット)へ外側に移動するようリ
アディレーラを解放する。すなわち、シフト操作装置が
ディレーラを解放するよう動かされると、フロントディ
レーラは自転車の中心へ向けて内側に移動し、一方、リ
アディレーラは自転車の中心から離れるよう外側へ移動
する。
【0006】多段スプロケットアセンブリに対し軸方向
位置に調節され得るチェーンガイドを備えた従来のディ
レーラは、Naganoに付与され株式会社シマノに譲
渡された米国特許第4,850,940号に開示される
ように周知である。具体的にはシマノの先行米国特許第
4,850,940号には、筒状部材に調節ネジを介し
て回転不能に装着されたハウジング(可動部材)を有す
るチェーンガイドの調節機構が示されている。筒状部材
は、固定ピン及びブッシュを介してチェーンガイドに連
結されている。バネは、筒状部材の内側に配置され、筒
状部材及びハウジングを回転させるよう付勢する。ハウ
ジングは、筒状部材に摺動自在な外筒部を有する。ハウ
ジングは固定ピンには連結されていない。外筒部が筒状
部材に摺動するようサイズが決められるるとともにハウ
ジングが固定ピンに連結されていないため、これらの部
材の間には多少の遊びまたは緩みが存在する。そして、
この緩みにより、ハウジングが筒状部材上で振動する場
合がある。このような振動は、調節ネジの不適切な回転
を生じさせる場合がある。調節ネジのこのような回転
は、チェーンガイドをフリーホイールスプロケットから
のずれを生じさせ得る。
【0007】したがって、ハウジングと筒状部材との間
の遊びまたは緩みを無くしたハウジングを備えた調節機
構を有するのが望ましい。固定ピンに摺動自在な内筒部
を有するハウジングを設ければ、この緩みを無くすこと
ができる。振動により不適切に回転しない調節ネジを設
けることもまた望ましい。
【0008】上記観点から、ディレーラに対し、従来技
術における上述の問題を克服したものへのニーズが存在
する。本発明は、他のニーズのみでなく従来技術におけ
るこのニーズに言及し、この開示から当業者にとって明
らかとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、従来技術の調節機構よりも遊びが少ないリアディレ
ーラの調節機構を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、組立てが容易なリア
ディレーラの調節機構を提供することにある。本発明の
他の目的は、緩み防止機構を有するリアディレーラの調
節機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
自転車ディレーラのチェーンガイドの位置を軸方向に調
節する調節機構を設けることにより、基本的に達成でき
る。調節機構は、軸と、ハウジングと、固定エレメント
と、付勢部材と、及び前記ハウジングと前記固定エレメ
ントとの間に連結され、前記ハウジングを前記軸上で軸
方向に移動自在に支持する調節部材とから基本的に構成
される。軸は第1端部と第2端部を有する。ハウジング
は、取付部と第1筒状ガイド部を有する。取付部は、自
転車ディレーラのリンク機構アセンブリに連結するのに
適合している。第1筒状ガイド部は、軸の第1端部に回
動自在に連結される。固定エレメントは、軸の第2端部
に連結される第2筒状ガイド部を有する。第2筒状ガイ
ド部は、固定エレメントから延び、第1筒状ガイド部の
回りに同軸で配置される。付勢部材は、第1及び第2筒
状ガイド部の間に配置され、また固定エレメントに対し
軸の回りの回転方向にハウジングを付勢するよう配置さ
れる。
【0012】本発明の上述の目的は、自転車ディレーラ
のチェーンガイドの位置を軸方向に調節する調節機構を
有する自転車のディレーラを設けることにより、基本的
に達成できる。ディレーラは、ベース部材、チェーンガ
イドを有する可動部材、及びリンク機構アセンブリから
基本的に構成される。ベース部材は、自転車の一部に連
結され、かつ固定エレメントで第1軸上に回動自在に支
持されるよう配置される。可動部材は、自転車のチェー
ンを横方向に移行するのに適合している。可動部材は、
チェーンガイドの板部材に連結される第2軸上に回動自
在に支持される。リンク機構アセンブリは、チェーンガ
イドを引込み位置と張出し位置との間に動かすよう、ベ
ース部材と可動部材との間に移動自在に連結される。ベ
ース部材または可動部材は、それを、対応する第1また
は第2軸上で軸方向に移動自在に支持する調節機構を有
する。その調節機構は、対応する第1または第2軸と回
動自在に係合するよう、選択された部材から延びる第1
筒状ガイド部を有する。第2筒状ガイド部が、選択され
た部材から延び、第1筒状ガイド部の回りに同軸で配置
される。付勢部材は、第1及び第2筒状ガイド部の間に
配置され、かつ選択された部材を選択された部材に対し
対応する軸の回りの回転方向に付勢するよう配置され
る。調節部材が、選択された部材と選択された部材との
間に連結される。
【0013】好ましい実施形態においてディレーラは、
ベース部材、チェーンガイドを有する可動部材、及びリ
ンク機構アセンブリから構成される。ベース部材は、自
転車の一部に連結され、かつ固定エレメントで第1軸上
に回動自在に支持されるよう配置される。可動部材は、
自転車のチェーンを横方向に移行するようなっている。
可動部材は、チェーンガイドに連結される第2軸上に回
動自在に支持される。リンク機構アセンブリは、チェー
ンガイドを引込み位置と張出し位置との間に動かすよ
う、ベース部材と可動部材との間に移動自在に連結され
る。1つの実施形態において可動部材は、第2軸上で軸
方向に前記可動部材を移動自在に支持する調節機構を有
する。その調節機構は、可動部材から延びて第2軸と回
動自在に係合する第1筒状ガイド部と、チェーンガイド
から延び、かつ第1筒状ガイド部の回りに配置される第
2筒状ガイド部と、第1及び第2筒状ガイド部の間に配
置され、かつチェーンガイドに対し可動部材を第2軸回
りの回転方向に付勢するよう配置される付勢部材と、及
び可動部材とチェーンガイドとの間に連結される調節部
材とを基本的に備えた。他の実施形態においてベース部
材は、ベース部材を第1軸上で軸方向に移動自在に支持
する調節機構を有する。
【0014】本発明のこれらと他の目的、特徴、態様及
び利点は、添付図面と連係して、本発明の好ましい実施
形態を開示する以下の詳細な説明から、当業者にとり明
らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1及び図2
は、自転車(図1に一部のみ図示)のフレーム12に連
結された本発明のリアディレーラ10を示す。より具体
的には、自転車のフレーム12のリアフォーク端部に連
結されたリアディレーラ10が示されており、このリア
ディレーラ10は、チェーンCが、自転車の後輪に所望
の回転トルクを伝達するよう、従来の方法でリアスプロ
ケットSを1セットのフロントギア(スプロケット、図
示せず)に連結する多段リアギア(スプロケット)Sを
備えたリアギアアセンブリを有している。
【0016】リアディレーラ10は、リアディレーラシ
フト機構(図示せず)に従来の方法でリアディレーラケ
ーブル14を介して連結されている。より具体的には、
ディレーラ10は、外側に普通に付勢されるよう設計さ
れ、これにより、チェーンCが最も外側のギア(スプロ
ケット)S上に普通に位置決めされる。すなわち、乗り
手がリアディレーラシフト機構を動かすと、ケーブル1
4は、チェーンCを内側へ移動させて隣のギアと係合す
るようリアディレーラ10を引っ張る。すなわち、チェ
ーンCは、自転車の中心に向けて内側に移動し、隣の大
きいギア(スプロケット)と係合する。
【0017】リアディレーラ10は、ベース部材20
と、可動部材22と、リンク機構アセンブリ24と、チ
ェーンガイド26とを備えている。ベース部材20また
は可動部材22は、後述するように、自転車のスプロケ
ットSに対しチェーンガイド26の位置を軸方向に調節
するための調節機構を有してもよい。機械式ディレーラ
を示すが、この調節機構は、空気式ディレーラ、電気式
ディレーラまたは電気機械式ディレーラのような他の形
式のディレーラが採用されてもよい。
【0018】一般に、ベース部材20は、限定された回
転移動をするようフレーム12に堅く連結され、可動部
材22は、リンク機構アセンブリ24を介してベース部
材20に連結されている。チェーンガイド26は、後述
するように、可動部材22に回動自在に連結される。リ
アディレーラ10の基本動作は、従来技術において周知
である。したがって、リアディレーラ10の詳細な説明
は省略する。むしろ本開示は、可動部材22及び第2実
施形態のベース部材20′の調節機構に重点を置くこと
とする。
【0019】図1及び図2に示すように、ベース部材2
0は、従来の方法で第1水平シャフト(軸)32に回転
自在に支持されるハウジング30を有している。ベース
部材20は、従来の方法で第1軸32とフレーム12と
に固定される固定エレメント(止め板)34をさらに備
えている。第1コイルバネ(付勢部材)36は、軸32
の周囲に同軸で装着されている。第1バネ36は、ハウ
ジング30に連結される第1端36aと、止め板34に
連結される第2端36bと、第1軸32の周囲に同軸で
配置されるコイル部36cとを有している。第1軸32
は、回動軸を形成するよう自転車のフレーム12にネジ
込まれて連結されたボルトである。ベース部材20は、
比較的従来のものであり、米国特許第4,690,66
3号によりさらに理解できる。第1バネ36は、第1端
36aがハウジング30の軸方向を向く孔の内部に固定
され、第2自由端36bが止め板34の軸方向を向く孔
の内部に受容される従来のコイルバネであるのが好まし
い。第1コイルバネ36は、固定ボルト(軸)32のシ
ャフトの周囲に位置決めされるようサイズが決められ
る。
【0020】ベース部材20のハウジング30は、第1
水平軸32に回転自在に支持される。ハウジング30
は、リンク機構アセンブリ24及び可動部材22を第1
軸32の周囲に揺動自在に支持する取付部を有する。
【0021】リンク機構アセンブリ24は、ベース部材
20のハウジング30に第1端で回動自在に連結され、
可動部材22に他端で回動自在に連結される1対のリン
ク40a,40bを備えている。具体的には、4つのピ
ン43は、リンク40a,40bをベース部材20と可
動部材22とに回動自在に連結するのに用いられる。コ
イルバネ(図示せず)は、リンク40a,40bの間に
連結され、チェーンガイド26を適切なギア位置へ付勢
する。
【0022】外側リンク40aには、シフトケーブル1
4の内側ワイヤの自由端を装着するためのケーブル固定
ボルト41が設けられている。したがって、乗り手がリ
アディレーラシフト機構を操作してシフトケーブル14
の内側ワイヤを引っ張ると、リンク40a,40bがコ
イルバネ(図示せず)の付勢力に抗して内側に回動し、
可動部材22及びチェーンガイド26が自転車の中心に
向けて内側へ移動する。これにより、チェーンCが外側
ギアから隣の内側ギアに移動する。リアディレーラシフ
ト機構が動いてシフトケーブル14の内側ワイヤを解放
した場合は、バネ(図示せず)は、リンク機構部材40
a,40bを動かし、これにより、チェーンガイド26
がチェーンCを大きい方のギアから小さい方のギアに外
側に動く。
【0023】図1及び図2に示すように、チェーンガイ
ド26は、ガイドスプロケット(プーリー)48がガイ
ド板46a,46bの間に回転自在に連結されるととも
にテンションスプロケット(プーリー)50がガイド板
46a,46bの間に回転自在に連結される1対のガイ
ド板46a,46bを有している。ガイドスプロケット
48及びテンションスプロケット50は、従来の方法で
チェーンCと係合する。したがって、チェーンガイド2
6のこの付加的な部材の詳細な説明は省略する。プーリ
ー48,50は、逆S字状に駆動チェーンCと係合し、
チェーンCを多段スプロケットアセンブリの所望のスプ
ロケットSに案内する。
【0024】チェーンガイド26は、可動部材22上に
移動自在に第2水平シャフト(軸)52により支持され
る。具体的には、水平シャフト(軸)52の一端は、ガ
イド板46bの孔内に堅く連結される。チェーンガイド
26は、第2軸52に沿って軸方向に移動可能であると
ともに、第2軸52の回りに回動可能である。本実施形
態では、水平シャフト(軸)52は、ガイド板46bに
リベット留めされている。軸52は、他の方法でガイド
板46bに装着されてもよい。
【0025】可動部材22は、第1水平軸32にほぼ平
行な水平軸52上に回動自在に取り付けられる。水平軸
52には、可動部材22が軸52上を円滑に回動及び/
または摺動し得るよう、その中心に、潤滑剤(グリー
ス)を受ける環状溝52a(図3等参照)が設けられる
のが好ましい。可動部材22は、1対の回動ピン43を
介してリンク40a,40bに回動自在に連結される取
付部を有している。
【0026】可動部材22は、ハウジング60と、調節
機構62と、固定エレメント64と、第2バネ66とを
有している。ハウジング60はリンク機構アセンブリ2
4に回動自在に連結され、固定エレメント64は第2軸
52を介してガイド板46bに堅く固定される。
【0027】調節機構62は、ハウジング60と固定エ
レメント64との間に連結されており、これにより、チ
ェーンガイド26は、第2軸52に沿って軸方向に移動
してチェーンガイド26の軸方向位置を変更する。調節
機構62について以下にさらに詳細に説明する。
【0028】ハウジング60は、空洞をさらに含んでお
り、空洞内に固定エレメント64を受ける。ハウジング
60の空洞は、第2軸52の第1端を内部に回動自在か
つ摺動自在に受ける盲孔を形成する中心に配置された第
1筒状ガイド部70を有する。環状筒状凹部72は、第
1筒状ガイド部70の周囲に形成され、内部に固定エレ
メント64を摺動自在に受ける。
【0029】固定エレメント64は、環状フランジ88
を有する第2筒状ガイド部80と、第2筒状ガイド部8
0の一端に装着される第1ブッシュ82と、第2筒状ガ
イド部80の他端に装着される第2ブッシュ84と、第
2ブッシュ84と第2筒状ガイド部80との間に配置さ
れる少なくとも1つのワッシャー86とを有している。
固定エレメント64は、第2軸52を介してガイド板4
6bに固定される。具体的には、第2軸52の第2端は
減径部を有しており、これにより、ガイド板46bに対
し固定エレメント64を保持するための接当肩部が形成
される。
【0030】第2筒状ガイド部80は、第2軸52回り
に回転するよう設計されている。特に、第2筒状ガイド
部80は、ハウジング60に回転不能に連結されてお
り、これにより、第2水平軸52回りに一体に回転す
る。第2筒状ガイド部80は、第2ブッシュ84と係合
する内側に延びる環状フランジ88を有する。フランジ
88及びブッシュ84は、これらの間に介在するワッシ
ャー86と共に、第2筒状ガイド部80を軸52回りに
回転自在に固定する。
【0031】第1ブッシュ82は、ボルト90を介して
第2筒状ガイド部80の第1端(自由端)に堅く連結さ
れる環状リング状部材である。第1ブッシュ82は、第
2筒状ガイド部80を摺動自在に受ける中心孔82a
と、第2バネ66の第1端66aを受ける軸方向に延び
る孔82bとを有する。したがって、第2バネ66の第
1端66aは、第2筒状ガイド部80と、第2筒状ガイ
ド部80に回転不能に連結されるハウジング60とに回
転付勢力を加える。
【0032】第2ブッシュ84は、第2軸52を内部に
有する中心孔84aを有するリング状部材である。第2
ブッシュ84は段付き外周部を有する。第2ブッシュ8
4の外周部は、第2筒状ガイド部80の環状フランジ8
8と重なるようサイズが決められる環状肩部84bを形
成する。
【0033】第2ガイド部80の環状フランジ88と第
2ブッシュ84の環状肩部84bとの間には、この間の
摩擦を低減するワッシャー86が介在する。したがっ
て、第2筒状ガイド部80は、第2ブッシュ84回りに
回転自在に固定される。第2ブッシュ84は、ガイド板
46bから第2ブッシュ84の軸方向に延びる開口部8
4c内に延びるピン96を介して、ガイド板46bに回
転不能に固定されている。第2ブッシュ84はまた、第
2バネ66の第2端66bを受ける第2軸方向に延びる
開口84dを有している。第2軸方向開口84dは、ガ
イド板46b内の孔94と一直線上に配置されており、
これにより、第2バネ66の第1端66aもガイド板4
6bと直接係合する。したがって、チェーンガイド26
は、第2バネ66を介して第2軸52の周囲に付勢され
る。
【0034】可動部材22の調節機構62は、ハウジン
グ60に連結される第1タブ部材100と、第2筒状ガ
イド部80に連結される第2タブ部材101と、緩み防
止機構104を有する調節部材(ネジ)103とを有し
ている。第1及び第2タブ部材100,101は、ハウ
ジング60の壁及び第2筒状ガイド部80の壁から、そ
れぞれ外側へ延びている。第1及び第2タブ部材10
0,101は、ネジ溝孔105,106をそれぞれ有
し、調節ネジ103がネジ込まれて受容される。調節ネ
ジ103は、タブ部材100,101に挿入される。調
節ネジ103は、ハウジング60に対し第2筒状ガイド
部80の軸方向位置を調節し、これにより、調節手段を
構成する。
【0035】調節ネジ103は、ヘッド部110と、シ
ャフト部111とを有する。ヘッド部110は、ネジ1
03を回す工具を受ける工具受け凹部110aを有す
る。シャフト部111は、第1セットの右ネジ111a
と第2セットの左ネジ111bとを有する。したがっ
て、タブ部材100,101のネジ溝孔105,106
は、互いに異なる螺旋方向を有する。これにより、調節
ネジ103の第1セットのネジ111aとネジ溝孔10
5とは、調節ネジ103の第2セットのネジ111bと
ネジ溝孔106とは異なる方向に螺旋状になっている。
すなわち、ネジ溝孔105,106は、対応する右ネジ
溝及び左ネジ溝をそれぞれ有する。調節ネジ103が回
転すると、ハウジング60から離れるかまたはハウジン
グ60に向けて、第2筒状ガイド部80の軸方向移動が
生じる。
【0036】緩み防止機構104は、調節ネジ103の
シャフト部111の周囲に設置される。緩み防止機構1
04は、調節ネジ103のシャフト部111の環状溝1
15内に受容されるスナップリング114と、コイルバ
ネ116と、調節ネジ103のシャフト部111に回転
不能に固定される保持ワッシャー117とを有してい
る。バネ116は、タブ部材100に対し保持ワッシャ
ー117を保持するよう設計されており、孔105,1
06と共に軸方向の圧縮においてネジ103のネジ部1
11a,111bを配置させる。
【0037】保持ワッシャー117は、調節ネジ103
のシャフト部の1対の平坦面111cと係合する対向し
て離間した1対の平坦面119が設けられた非円形孔1
18を有する。したがって、保持ワッシャー117は、
調節ネジ103に回転不能に連結されるが、調節ネジ1
03のシャフト部111上で軸方向に摺動自在である。
保持ワッシャー117は、第1タブ部材100上に形成
される4つの突起部100aと係合する4つの凹部12
0も有しているのが好ましい。これらの凹部120と突
起部100aとは協働して、調節ネジ103の回転移動
を防止する。これにより、調節ネジ103は、タブ部材
101の孔106から誤って離脱するのが防止される。
【0038】調節機構62の組立ては、本発明の構成に
より容易に達成される。先ず、固定エレメント64が組
立てられる。ワッシャー86及び第2ブッシュ84は、
先ず第2筒状ガイド部80に挿入され、これにより、第
2ブッシュ84とワッシャー86とが第2筒状ガイド部
80の環状フランジ88上に載置される。次に、バネ6
6は、第2筒状ガイド部80に挿入され、これにより、
バネ66の第2端66bが第2ブッシュ84内の孔84
dと係合する。このとき、第1ブッシュ82を第2筒状
ガイド部80の端部に挿入でき、これにより、バネ66
の第1端66aは、第1ブッシュ82の孔82bに係合
される。このとき、第1ブッシュ82を、ネジ90を介
して第2筒状ガイド部80に固定できる。
【0039】ここで、固定エレメント64を、チェーン
ガイド板46bにリベット留めされる第1軸52により
チェーンガイド板46bに固定できる。固定エレメント
64をガイド板46bに設置する場合、第2ブッシュ8
4がピン96に固定され、バネ66の第2端66bがガ
イド板46bの孔94に挿入されることが重要である。
【0040】次に、調節ネジ103は、バネ116と保
持ワッシャー117が付けられて、ハウジング60の第
1タブ部材100に先ずネジ込まれる。このとき、ハウ
ジング60は、固定エレメント64と第2軸52とに設
置され、これにより、第1筒状ガイド部70が第2軸5
2と密接に係合する。特に、第1筒状ガイド部70は、
第2軸52と一直線上に配置され、第2軸52に挿入さ
れる。また、第1ブッシュ82は、第1筒状ガイド部7
0の外面と係合する。したがって、このとき、第2筒状
ガイド部80は、第1筒状ガイド部70の周囲に同軸で
装着され、第1ブッシュ82によりこれらの間にスムー
ズな摺動がもたらされる。この構成により、軸52とハ
ウジング60との間の不適切な遊びがほとんどなくな
る。
【0041】次に、調節ネジ103の自由端が第2タブ
部材101のネジ溝孔106に当接する。したがって、
このとき、調節ネジ103は回転し、これにより、第1
セットのネジ部111aにより調節ネジ103が第1タ
ブ部材100の軸方向に動かされ、第2セットのネジ部
111bが第2タブ部材101の第2ネジ溝孔106内
に同時にねじ込まれる。一旦ネジ103が、第2タブ部
材101の第2ネジ溝孔106に十分に係合されると、
バネ116は圧縮可能となり、スナップリング114は
調節ネジ103の溝115に挿入される。これにより、
軸方向力が保持ワッシャー117へ加えられ、調節ネジ
103の誤った回転が防止される。このとき、ネジ10
3は、移送のためにさらに緩めてもよい。
【0042】[第2実施形態]図8は、本発明の第2実
施形態によるディレーラ10′を示す。ディレーラ1
0′の残りの部材は、周知であり第1実施形態を参照す
れば理解できるため、ディレーラ10′のベース部材2
0′のみを図示する。
【0043】ディレーラ10′のベース部材20′は、
第1実施形態と同様の調節機構62′が設けられている
が、可動部材22の代わりにベース部材20′に設置さ
れている。ベース部材20′の調節機構62′の構造
は、第1実施形態の可動部材22の調節機構62と実質
的に同一であるため、本実施形態では詳細な説明は省略
する。また、2つの実施形態間のこれらの類似に鑑み
て、この実施形態の同一または実質的に同一の部材は、
第1実施形態と同一の符号でプライム符号「′」を付け
た参照番号で識別される。
【0044】この第2実施形態では、第1水平シャフト
(軸)32′は、自転車フレーム12に堅く連結され
る。より具体的には、第1軸32′の一端が、自転車フ
レーム12の孔にネジ込まれる。図8に示すように、ベ
ース部材20′は、第1水平シャフト(軸)32′に回
転自在に支持されるハウジング30′を有する。ベース
部材20′は、軸32′とフレーム12′とに固定され
る固定エレメント(止め板)34′をさらに有してい
る。第1コイルバネ(付勢部材)36′が、軸32′の
周囲に同軸で取り付けられる。第1バネ36′は、ハウ
ジング30′に連結される第1端36a′と、固定板3
4′に連結される第2端36b′と、ボルト32′の軸
の周囲に同軸で配置されるコイル部36c′とを有す
る。
【0045】軸32′は、軸32′が回動軸を形成する
よう自転車のフレーム12にネジ込まれるための連結さ
れるボルトである。ベース部材20′のハウジング3
0′は、第1水平軸32′を回転してフレーム12に装
着するキャップ30a′を有する。ハウジング30′
は、リンク機構アセンブリ及び可動部材を軸32′の回
りに揺動自在に支持する取付部を有する。
【0046】水平軸32′には、ベース部材20′が軸
32′に円滑に回動及び/または摺動できるよう、中心
に、潤滑剤(グリース)を受ける環状溝32a′が設け
られるのが好ましい。ベース部材20′は、リンク機構
アセンブリのリンクに回動自在に取り付けられる取付部
を有する。
【0047】ベース部材20′は、ハウジング30′
と、調節機構62′と、固定エレメント64′と、第2
バネ36′とを有している。ハウジング30′はリンク
機構アセンブリに回動自在に連結され、固定エレメント
64′は軸32′を介してフレーム12に堅く装着され
る。
【0048】調節機構62′は、ハウジング30′と固
定エレメント64′との間に連結されるため、チェーン
ガイドを、第2軸32′に沿って軸方向に移動して、チ
ェーンガイドの軸方向位置を変更できる。
【0049】ハウジング30′は、固定エレメント6
4′を内部に受ける空洞を有する。ハウジング30′の
空洞は、第2軸32′の第1端を内部に回動自在にかつ
摺動自在に受ける盲孔を形成する中心に配置される第1
筒状ガイド部70′を有する。環状筒状凹部72′が第
1筒状ガイド部70′の周囲に形成され、固定エレメン
ト64′を内部に摺動自在に受ける。
【0050】固定エレメント64′は、止め板34′
と、第2筒状ガイド部80′と、第2筒状ガイド部8
0′の一端に取り付けられる第1ブッシュ82′と、第
2筒状ガイド部80′の他端に取り付けられる第2ブッ
シュ84′と、第2ブッシュ84′と第2筒状ガイド部
80′との間に配置される少なくとも1つのワッシャー
86′とを有している。
【0051】可動部材22′の調節機構62′は、ハウ
ジング30′に連結される第1タブ部材100′と、第
2タブ部材101′と、緩み防止機構104′を有する
調節部材(ネジ)103′とを有している。第1及び第
2タブ部材100′101′は、ハウジング30′の片
側の壁及び第2筒状ガイド部80′の片側の壁に、それ
ぞれ設けられている。第1及び第2タブ部材100′,
101′は、ネジ溝孔105′,106′をそれぞれ有
し、調節ネジ103′がネジ込まれて受容される。調節
ネジ103′は、タブ部材100′,101′に挿入さ
れる。調節ネジ103′は、ハウジング30′に対し第
2筒状ガイド部80′の軸方向位置を調節する。
【0052】調節ネジ103′は、ヘッド部110′
と、シャフト部111′とを有する。ヘッド部110′
は、ネジ103′を回す工具を受ける工具受け凹部11
0a′を有する。シャフト部111′は、第1セットの
右ネジ111a′と、第2セットの左ネジ111b′と
を有する。したがって、タブ部材100′,101′の
ネジ溝孔105′,106′は、互いに異なる螺旋方向
を有する。これにより、調節ネジ103′の第1セット
のネジ111a′及びネジ溝孔105′は、調節ネジ1
03′の第2セットのネジ111b′及びネジ溝孔10
6′とは異なる方向に螺旋状に動かされる。すなわち、
ネジ溝孔105′,106′は、対応する右ネジ及び左
ネジをそれぞれ有する。調節ネジ103′の回転によ
り、ハウジング30′から離れるかまたはハウジング3
0′に向けて第2筒状ガイド部80′の軸方向の移動が
生じる。ベース部材20′の調節機構62′の構造は、
第1実施形態の可動部材22の調節機構62とほぼ同一
であるため、本実施形態の調節機構62′の詳細な説明
は省略する。
【0053】緩み防止機構104′は、調節ネジ10
3′のシャフト部111′の周囲に設置される。緩み防
止機構104′は、調節ネジ103′のシャフト部11
1′の環状溝115′内で受容されるスナップリング1
14′と、コイルバネ116′と、調節ネジ103′の
シャフト部111′に回転不能に固定される保持ワッシ
ャー117′とを有している。ベース部材20′の緩み
防止機構104′の構造がは、第1実施形態の可動部材
22の緩み防止機構104とほぼ同一であるため、本実
施形態の緩み防止機構104′の詳細に説明は省略す
る。
【0054】選択された実施形態のみを選んで本発明を
説明したが、種々の変更態様と変形態様が、添付の請求
項に明示される本発明の範囲から逸脱することなく実施
できることは、この開示から当業者にとって明らかであ
る。また、本発明による実施形態の先の説明は、単なる
説明のもためのものであり、また添付の請求項及びこれ
らと同等の事項により明示される本発明を、限定しよう
とするもためのものではない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、調節機構に、固定ピン
に摺動自在な内筒部を有するハウジングが設けられてい
るため、従来技術の調節機構に比べ遊びまたは緩みが少
なくなる。また、本発明によれば、調節機構の組立てが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリアディレーラを有
する、従来の自転車の一部の部側面図。
【図2】自転車のフレームに装着された本発明のリアデ
ィレーラを有する、図1の従来の自転車の一部の後部端
立面図。
【図3】図示の目的で所定の部分を切断した、図1及び
2の本発明によるリアディレーラの可動部材の部分断面
図。
【図4】図3の本発明による可動部材の分解断面図。
【図5】図示の目的で所定の部分を切断した、図1〜4
の本発明によるリアディレーラの調節機構の分解斜視
図。
【図6】第1設置位置を示す図示の目的で所定の部分を
切断した、図3〜5の本発明による可動部材の部分断面
図。
【図7】他の設置位置を示す図示の目的で所定の部分を
切断した、図3〜5の本発明による可動部材の部分断面
図。
【図8】図示の目的で所定の部分を切断した、本発明の
他の実施形態により変更されたベースの部分断面図。
【符号の説明】 10 ディレーラ 24 リンク機構アセンブリ 26 チェーンガイド 52 軸 60 ハウジング 62 調節機構 64 固定エレメント 66 付勢部材 70 第1筒状ガイド部 80 第2筒状ガイド部 103 調節部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車ディレーラのチェーンガイドの位置
    を軸方向に調節するための調節機構であって、 第1端部と第2端部とを有する軸と、 自転車ディレーラのリンク機構アセンブリに連結される
    取付部と、前記軸の第1端部に回動自在に連結される第
    1筒状ガイド部とを有するハウジングと、 前記軸の第2端部に連結される第2筒状ガイド部を有す
    る固定エレメントであって、第2筒状ガイド部は、前記
    固定エレメントから延び、前記第1筒状ガイド部の周囲
    に配置される前記固定エレメントと、 前記第1及び第2筒状ガイド部間に配置され、前記ハウ
    ジングを前記固定エレメントに対し前記軸回りの回転方
    向に付勢するよう配置される付勢部材と、 前記ハウジングと前記固定エレメントとの間に連結さ
    れ、前記ハウジングを前記軸上で軸方向に移動自在に支
    持する調節部材と、を備えた調節機構。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは第1孔を有する第1タブ
    部材を有し、前記第2筒状ガイド部は、前記第1タブ部
    材に対向しかつ第2孔を有する第2タブ部材を有し、前
    記調節部材は、前記第1及び第2孔内に連結されるネジ
    を含んでいる、請求項1に記載の調節機構。
  3. 【請求項3】前記第1孔は第1ネジ方向にネジ山が設け
    られ、前記第2孔は前記第1ネジ方向と逆方向の第2ネ
    ジ方向にネジ山が設けられ、 前記ネジは、前記第1孔の第1ネジ方向に対応する第1
    セットのネジ山と、前記第2孔の第2ネジ方向に対応す
    る第2セットのネジ山とを有する、請求項2に記載の調
    節機構。
  4. 【請求項4】前記調節部材は緩み防止機構をさらに含ん
    でいる、請求項3に記載の調節機構。
  5. 【請求項5】前記調節部材は、前記第1セットのネジと
    第2セットのネジとに軸方向の力を加えるよう、前記ネ
    ジの周囲に配置されるバネをさらに含んでいる、請求項
    3に記載の調節機構。
  6. 【請求項6】前記軸は、そこに潤滑剤が配置される溝を
    含んでいる、請求項1に記載の調節機構。
  7. 【請求項7】前記第2筒状ガイド部は、前記第2筒状ガ
    イド部に連結される第1ブッシュを有し、前記第1ブッ
    シュは前記第1及び第2筒状ガイド部間に配置されてい
    る、請求項1に記載の調節機構。
  8. 【請求項8】前記軸と前記固定エレメントとの間に配置
    される第2ブッシュをさらに含んでいる、請求項7に記
    載の調節機構。
  9. 【請求項9】前記付勢部材は、前記固定エレメントに連
    結される第1端部と、前記ハウジングに連結される第2
    端部と、前記第1及び第2筒状ガイド部間に軸方向に配
    置されるコイル部とを有するバネである、請求項1に記
    載の調節機構。
  10. 【請求項10】前記バネの第2端部は、前記ハウジング
    に回転不能に連結される前記第1ブッシュに固定されて
    いる、請求項9に記載の調節機構。
  11. 【請求項11】自転車の一部に連結されるよう配置さ
    れ、固定エレメントと共に第1軸に回動自在に支持され
    るベース部材と、 自転車のチェーンを横方向に移動させるとともに、チェ
    ーンガイドの板エレメントに連結される第2軸に回動自
    在に支持される可動部材と、 前記ベース部材と前記可動部材との間に移動自在に連結
    され、前記チェーンガイドを引込み位置と張出し位置と
    の間で移動させるリンク機構アセンブリとを備え、 前記部材の1つは、前記部材の1つを前記軸の対応する
    1つに軸方向に移動自在に支持する調節機構を有してお
    り、 前記調節機構は、 前記軸の前記対応する1つと回動自在に係合するよう前
    記部材の前記1つから延びる第1筒状ガイド部と、 前記エレメントの1つから延び、前記第1筒状ガイド部
    の周囲に配置される第2筒状ガイド部と、 前記第1及び第2筒状ガイド部間に配置され、前記部材
    の前記1つを前記エレメントの前記1つに対し前記軸の
    前記対応する1つの回転方向に付勢するよう配置される
    付勢部材と、 前記部材の前記1つと前記エレメントの前記1つとの間
    に連結される調節部材とを含む、自転車用ディレーラ。
  12. 【請求項12】前記部材の前記1つは第1孔を有する第
    1タブ部材を有し、前記第2筒状ガイド部は、前記第1
    タブ部材に対向しかつ第2孔を有する第2タブ部材を有
    し、前記調節部材は、前記第1及び第2孔内に連結され
    るネジを含んでいる、請求項11に記載の自転車用ディ
    レーラ。
  13. 【請求項13】前記リンク機構アセンブリは、前記リン
    ク機構アセンブリに連結された付勢部材を有する1対の
    リンク機構部材を有している、請求項11に記載の自転
    車用ディレーラ。
  14. 【請求項14】自転車の一部に連結されるよう配置さ
    れ、第1軸に回動自在に支持されるベース部材と、 自転車のチェーンを横方向に移動させるとともにチェー
    ンガイドに連結される第2軸に回動自在に支持される可
    動部材と、 前記ベース部材と前記可動部材との間に移動自在に連結
    され、前記チェーンガイドを引込み位置と張出し位置と
    の間で移動させるリンク機構アセンブリとを備え、 前記可動部材は、前記可動部材を前記第2軸に軸方向に
    移動自在に支持する調節機構を有しており、前記調節機
    構は、 前記第2軸と回動自在に係合するよう前記可動部材から
    延びる第1筒状ガイド部と、 前記チェーンガイドから延び、前記第1筒状ガイド部の
    周囲に配置される第2筒状ガイド部と、 前記第1及び第2筒状ガイド部間に配置され、チェーン
    ガイドに対し前記第2軸の回転方向に前記可動部材を付
    勢するよう配置される付勢部材と、 前記可動部材と前記チェーンガイドとの間に連結される
    調節部材とを含む、自転車用ディレーラ。
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