JP2001223499A - 電子部品実装装置のキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置、並びに速度設定方法及び速度設定装置 - Google Patents

電子部品実装装置のキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置、並びに速度設定方法及び速度設定装置

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JP2001223499A JP2000032051A JP2000032051A JP2001223499A JP 2001223499 A JP2001223499 A JP 2001223499A JP 2000032051 A JP2000032051 A JP 2000032051A JP 2000032051 A JP2000032051 A JP 2000032051A JP 2001223499 A JP2001223499 A JP 2001223499A
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毅 栗林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品実装装置に関して実装位置精度を高
精度にし、キャリブレーション実行時間をも短縮するキ
ャリブレーション方法と、ヘッド部の移動速度の設定を
自動的に行う速度設定方法を提供する。 【解決手段】 ヘッド部30に装着された治具80を、
実装位置に固定した撮像部100にて撮像し、制御部2
0にて画像認識を行い治具80の中心位置と正規の実装
位置とのオフセット量を求め、実装位置情報であるNC
データにオフセット量を保存させてキャリブレーション
を行うことにより、キャリブレーションの精度も向上
し、電子部品実装装置10全体のキャリブレーション時
間も短縮される。また、撮像部100で電子部品12の
実装位置のばらつき撮像し、工程能力指数の範囲内にな
るようにヘッド部30の移動速度を自動設定するように
したので、精度の良い速度設定が迅速に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を基板上に
実装する部品実装装置に関して、電子部品を高精度に装
着するための電子部品実装装置のキャリブレーション方
法及びキャリブレーション装置、並びに速度設定方法及
び速度設定装置についての技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品実装装置に対するキャリ
ブレーションは例えば次のように行っている。図13は
従来の電子部品実装装置110の斜視図である。
【0003】まず、電子部品実装装置110における実
装動作について説明する。XYロボット134により吸
着ノズル133を装着したヘッド部130が部品供給カ
セット140のある吸着位置に移動し、ヘッド部130
の吸着ノズル133により、手動又は制御部120によ
り自動的に設置されている部品供給カセット140から
電子部品112を吸着し、電子部品112を吸着した吸
着ノズル133を有するヘッド部130はXYロボット
134によって姿勢撮像位置に移動させられる。
【0004】姿勢撮像位置には、吸着ノズル133に吸
着している電子部品112の姿勢を認識するための姿勢
撮像部150が、吸着している電子部品112を撮像す
るように固定されており、ヘッド部130は該姿勢撮像
部150に対して一時停止又は所定速度にて移動しなが
ら、吸着された電子部品112は姿勢撮像部150によ
って撮像される。この撮像された電子部品112の画像
は、制御部120により電子部品112の姿勢が認識さ
れ、基板114に対する実装姿勢が補正される。
【0005】この実装姿勢の補正はより詳細には、撮像
された電子部品112の画像により吸着ノズル133に
おける電子部品112の吸着位置や吸着傾き等を認識
し、この電子部品112における基板114上の実装位
置情報に関するNCデータを参照することにより、実装
姿勢の補正値が求められる。この補正値により、吸着ノ
ズル133が基板114に対して相対的に回転すること
で傾き補正され、ヘッド部130が位置補正される。
【0006】次にヘッド部130は実装位置に移動す
る。実装位置には、制御部120によってXY平面内に
て移動駆動されるXYテーブル136に実装対象となる
基板114が搬送され、ストッパー138により仮に位
置決めされる。
【0007】そして、複数のサポートピン162が上方
向(基板方向)に向かって立設しているサポート160
が、電子部品実装装置110の下方向より基板114に
向かって上昇し、基板114にサポートピン162が当
接することにより、基板114が正規の位置に位置決め
される。なお、サポート160はZ軸方向(上下方向)
において移動可能となっている。
【0008】上記のように正規の位置に位置決めされた
基板114に対して、ヘッド部130はNCデータによ
り設定された基板114上の所定位置に移動し、吸着ノ
ズル133によって吸着している電子部品112を設置
して実装を行う。
【0009】そして、ヘッド部130は再び吸着位置に
移動し、その他の実装する電子部品112について、前
記同様に吸着し、姿勢認識され、基板114への実装が
行われ、電子部品112の実装が続いていく。
【0010】次に電子部品実装装置110におけるキャ
リブレーション方法について説明する。尚、キャリブレ
ーションは、規定された実装精度を保つために行う校正
であり、電子部品実装装置110の完成後の調整時や、
実際に実装動作を行う場所においての電子部品実装装置
110のセットアップ時や、使用者の要望がある時など
に行われる。
【0011】電子部品実装装置110においてキャリブ
レーションの対象となるユニットの一例として、上述の
XYロボット134、ヘッド部130、吸着ノズル13
3、姿勢撮像部150、サポート160や、後述する確
認カメラ170等がある。また、これらの各ユニットの
取り付け位置は、メカ原点と呼ばれる電子部品実装装置
内の基準点によって定められ、キャリブレーションの際
はこのメカ原点を基準に調整される。
【0012】これらのユニットのうちXYロボット13
4、ヘッド部130、サポート160の各ユニットに対
するキャリブレーションは、メカ原点を基準として設計
した位置となるように、各ユニットが位置調整されてい
く。
【0013】また、吸着ノズル133、姿勢撮像部15
0、確認カメラ170の各ユニットのキャリブレーショ
ンについては、ヘッド部130を基準として行うので、
XYロボット134、ヘッド部130に関するキャリブ
レーションの後に行い、ヘッド部130に装着した治具
180(後述)によりヘッド部130との相対的な位置
や傾きの差を各ユニット毎に求め、その各々の差をオフ
セット量としてNCデータに保持させる。
【0014】以上の各ユニットに対するキャリブレーシ
ョンによって、基板114上において電子部品112が
正規の位置に実装するように、NCプログラムが電子部
品実装装置110を制御(補正)する。
【0015】一例として姿勢撮像部150のキャリブレ
ーションについて説明するが、前記のようにXYロボッ
ト134やヘッド部130はメカ原点を基準としてキャ
リブレーション済みである。まずヘッド部130がXY
ロボット134により治具装着位置に移動される。治具
装着位置には、各種の治具180や吸着ノズル133が
所定位置に設置されているノズルステーション190が
あり、移動してきたヘッド部130が所定の治具180
を装着する。
【0016】次に、治具180を保持したヘッド部13
0は姿勢撮像位置に移動する。該姿勢撮像位置には、キ
ャリブレーション対象である姿勢撮像部150が固定さ
れており、該姿勢撮像部150によって治具180が撮
像される。撮像された画像は制御部120において画像
認識され、画像上においての治具180の中心座標が得
られるので、治具180の中心座標と姿勢撮像部150
の中心座標との位置に関するオフセット量が算出され
る。
【0017】また、画像上の治具180と姿勢撮像部1
50のX軸又はY軸とにより傾きが求められ、傾きに関
するオフセット量が算出される。これら姿勢撮像部15
0の中心位置と傾きに関するオフセット量はNCデータ
に保存されることにより、姿勢撮像部150のキャリブ
レーションが完了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、吸着ノ
ズル133、姿勢撮像部150、確認カメラ170の各
ユニットのキャリブレーションは、ヘッド部130を基
準として治具180を用いて、その各ユニットのオフセ
ット量をNCデータに保持することで、キャリブレーシ
ョンすることができる。
【0019】しかし、XYロボット134やヘッド部1
30等のメカ原点を基準として位置調整するユニットに
ついては、ユニット毎に位置調整をするものの組み立て
ばらつきが積み重なってしまうので、最終的な基板11
4上の実装する位置に対して誤差が発生していた。
【0020】また、電子部品実装装置110全体のキャ
リブレーションを実行する場合は、全てのユニットに対
してキャリブレーションを行うこととなり、XYロボッ
ト134やヘッド部130等のユニットについては、メ
カ原点を基準として設計した位置となるように順次位置
調整を行った後に、姿勢撮像部150や確認カメラ17
0等のユニットについてキャリブレーションを行うの
で、キャリブレーションの実行時間が全体として長時間
となってしまった。
【0021】また、いったん電子部品実装装置110全
体にキャリブレーションを行っても、温度変化、経年変
化などによって各ユニットに対するオフセット値が変化
してしまい、再度キャリブレーションが必要となるの
で、キャリブレーションにかかる時間は短くする必要が
ある。
【0022】ところで、従来ヘッド部130により確認
カメラ170の設置位置において実際に実装される位置
を確認し、正規の実装位置との位置ずれがある場合は、
そのずれ量をオフセット値としてNCデータに保存し、
NCプログラムによりヘッド部130が正規の実装位置
に来るように補正する事が行われていた。
【0023】具体的には、ヘッド部130に治具180
を装着し、ヘッド部130を確認カメラ170設置位置
に移動し、確認カメラ170にて治具180を撮像して
画像認識することにより、治具180の中心位置と確認
カメラ170の中心位置のオフセット量を求め、この確
認カメラ170設置位置でのオフセット量に、確認カメ
ラ170設置位置から実装位置までにヘッド部130が
XYロボット134にて移動する一定の距離(座標)を
加算することで、実装位置におけるオフセット量を求め
ていた。
【0024】しかし、確認カメラ170の設置されてい
る位置が実装位置と異なっているので、実際にヘッド部
130が実装位置に移動した時には、XYロボット13
4の相対的な伸縮度の影響を受け、前記加算する一定の
移動距離とは異なった移動距離となってしまい、正規の
実装位置に対して位置ずれが生じていた。
【0025】次に、ヘッド部130が実装位置に向かう
際の移動速度設定についてである。電子部品実装装置1
10としては可能な限り移動速度を早くして実装時間を
短くした方が時間あたりの実装効率が高くなるが、実装
される電子部品112は形や大きさ、重量等は様々であ
るので、電子部品112によっては移動速度が速すぎる
ために、移動時に電子部品112への慣性力などにより
実装位置において位置ずれが発生してしまうことがあっ
た。
【0026】よって電子部品112毎に適切なヘッド部
の移動速度を設定しておけば、実装位置においての所定
の実装位置精度を満足することが可能となるが、従来こ
の速度設定は、使用者の経験等によって設定されていた
り、使用者の求める実装位置精度となるように設定され
ていた。
【0027】しかし、使用者の経験等によって速度設定
すると、使用者によって設定値が変化する場合があり、
適切な速度が設定されないことも考えられる。また、多
種多様な電子部品に対して実装位置精度を満足した上
で、可能な限り高速にするように全部品に対して速度設
定するには多大な時間がかかっていた。
【0028】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、電子部品実装装置に関して実装位置精度を高精
度にし、キャリブレーション実行時間をも短縮するキャ
リブレーション方法と、ヘッド部の移動速度の設定を自
動的に行う速度設定方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係るキャリブレーション方法では、電子部
品の実装位置情報に基づき、前記電子部品を保持したヘ
ッド部を移動して前記電子部品を基板に実装する電子部
品実装装置のキャリブレーション方法において、前記ヘ
ッド部に位置検出用の基準表示部を有する治具を装着
し、前記ヘッド部により前記治具を実装位置に移動し、
該実装位置に予め固定した撮像部により前記治具の基準
表示部を撮像し、撮像された前記基準表示部の画像から
検出される前記治具の位置に基づいて前記実装位置情報
の補正をすることを特徴とする。
【0030】このキャリブレーション方法によれば、撮
像部によって撮像された治具の基準表示部を画像認識す
ることにより、電子部品実装装置のキャリブレーション
を行うので、メカ原点からの位置調整が必要なユニット
の誤差と、その他のユニットのオフセット量とを含めた
電子部品実装装置全体のオフセット量が求められて、実
装位置情報を補正することでキャリブレーションされ
る。
【0031】よって、メカ原点からの位置調整が必要な
ユニットとその他のユニットのキャリブレーションと一
括に行うことができるので、メカ原点からの位置調整が
必要なユニットの位置を調整することが不要となり、電
子部品実装装置全体のキャリブレーション時間が短縮さ
れる。
【0032】また、ヘッド部が実装位置に移動したとき
に移動距離のばらつき等があったとしても撮像部はヘッ
ド部の移動先である実装位置に治具を撮影するように固
定され、実装位置で撮影した画像によりキャリブレーシ
ョンしているので、実装位置において正確なキャリブレ
ーションが行える。
【0033】請求項2記載のキャリブレーション方法で
は、前記電子部品実装装置を構成する複数ユニットの基
準位置であるメカ原点を基準として少なくとも一つの第
一ユニット群を位置調整した後に、前記メカ原点と前記
撮像部の固定位置とのオフセット量を、前記撮像部によ
り撮像した前記ヘッド部に装着した前記治具の基準表示
部の画像より求めて、前記撮像部に関する前記実装位置
情報を補正することを特徴とする。
【0034】このキャリブレーション方法によれば、キ
ャリブレーションの基準となる撮像部を電子部品実装装
置の固定に関して、メカ原点を基準として第一ユニット
群を位置調整してから、治具の基準表示部を撮像し撮像
画像から撮像部の固定位置に関するオフセット量を求め
て実装位置情報を補正しているので、撮像部の固定位置
にずれがあってもキャリブレーションの際に補正される
ので、キャリブレーションの精度が向上する。
【0035】請求項3記載のキャリブレーション方法で
は、前記撮像部で複数回にわたり前記治具の基準表示部
を撮像し、該複数の撮像画像より前記治具の平均中心位
置を求め、前記平均中心位置に基づいて前記実装位置情
報を補正することを特徴とする。
【0036】このキャリブレーション方法によれば、治
具の中心位置の撮像を複数回行っているので、補正の基
準となる治具の中心位置の平均位置を求めることがで
き、中心位置の位置精度を高くすることができる。
【0037】請求項4記載のキャリブレーション方法で
は、前記撮像部は、前記基板を設置するサポート上にお
ける任意の位置に固定可能であることを特徴とする。
【0038】このキャリブレーション方法によれば、撮
像部がサポート上に固定され、固定位置も任意の位置に
できるので、キャリブレーションの中心となる位置、す
なわち基板実装の時に最も実装精度の高い位置を任意に
設定することができる。
【0039】請求項5記載のキャリブレーション方法で
は、前記撮像部は、前記基板を設置するサポートより下
方に固定されることを特徴とする。
【0040】このキャリブレーション方法によれば、撮
像部はサポートより下に固定されるので固定位置の変動
が少ないくキャリブレーションの精度が向上する。
【0041】請求項6記載のキャリブレーション方法で
は、前記実装位置情報の補正をするタイミングは、前記
電子部品実装装置の温度が、予め設定した設定温度より
高いときに行うことを特徴とする。
【0042】このキャリブレーション方法によれば、電
子部品実装装置の温度が設定温度より高いときに補正を
行うので、温度によりオフセット値が変化しても補正す
るので、電子部品実装装置の実装精度が向上する。
【0043】請求項7記載のキャリブレーション方法で
は、前記実装位置情報の補正をするタイミングは、前記
電子部品実装装置の稼働時間が、予め設定した設定稼働
時間を越えたときに行うことを特徴とする。
【0044】このキャリブレーション方法によれば、電
子部品実装装置の稼働時間が設定稼働時間を越えたとき
に補正を行うので、稼働した時間によってオフセット値
が変化しても補正するので、電子部品実装装置の実装精
度が向上する。
【0045】請求項8記載のキャリブレーション方法で
は、前記電子部品の実装位置情報に基づき、前記実装位
置にてヘッド部により前記電子部品を基板の所定位置に
実装する電子部品実装装置のキャリブレーション方法に
おいて、メカ原点を基準として少なくとも一つの第一ユ
ニット群を位置調整した後に、前記ヘッド部に基準表示
部を有する治具を装着し、前記ヘッド部により前記治具
を認識位置で撮像し、該撮像された画像により前記第一
ユニット群とは異なる少なくとも一つの第二ユニット群
と前記メカ原点とのオフセット量を求め、前記実装位置
情報を補正する電子部品実装装置のキャリブレーション
方法と、請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の電子
部品実装装置のキャリブレーション方法とを切り換え可
能であることを特徴とする。
【0046】このキャリブレーション方法によれば、第
一ユニット群を位置調整した後に第二ユニット群のオフ
セット量を求め補正をするキャリブレーション方法と、
請求項1〜請求項7のキャリブレーション方法を切り換
えできるので、キャリブレーション方法を選択できるこ
とができる。
【0047】請求項9記載の速度設定方法では、電子部
品の部品ライブラリに収納された速度データに基づき、
実装位置に向かうヘッド部の移動速度が制御される電子
部品実装装置の速度設定方法において、前記電子部品実
装装置の実装精度を定める工程能力指数範囲が予め設定
され、前記ヘッド部は前記電子部品を吸着して前記速度
データに基づいた前記移動速度にて前記実装位置に移動
し、該実装位置に予め固定した撮像部により前記吸着さ
れた電子部品を撮像し、該撮像された画像の位置のばら
つきが前記予め設定された工程能力指数範囲となり、か
つ前記ヘッドが最も高速となるように前記速度データを
前記電子部品毎に前記部品ライブラリに設定することを
特徴とする。
【0048】この速度設定方法によれば、設定された工
程能力指数範囲において各電子部品毎に適した最も高速
な速度が部品ライブラリに設定されるので、使用者の経
験によることなく、実装精度を保った上で電子部品実装
装置の実装速度を最速にすることができ、また、速度の
入力が簡略化され、速度設定する時間も短縮される。
【0049】請求項10記載のキャリブレーション方法
では、電子部品の実装位置情報に基づき、実装位置にて
ヘッド部により前記電子部品を基板の所定位置に実装す
る電子部品実装装置のキャリブレーション方法におい
て、前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力
指数範囲が予め設定され、前記電子部品実装装置を構成
する複数ユニットの温度を計測する温度センサを各ユニ
ット毎に設け、該温度センサにより計測された温度と前
記予め設定された所定の工程能力指数範囲とに基づい
て、キャリブレーションを行うユニットを特定すること
を特徴とする。
【0050】このキャリブレーション方法によれば、設
定されたの工程能力指数範囲と各ユニットの温度により
キャリブレーションを行うユニットを特定するので、各
ユニットに応じたキャリブレーションの実行の判断が容
易に行える。
【0051】請求項11記載のキャリブレーション装置
では、電子部品の実装位置情報に基づき、前記電子部品
を保持したヘッド部を移動して前記電子部品を基板に実
装する電子部品実装装置のキャリブレーション装置にお
いて、位置検出用の基準表示部を有する治具と、前記治
具を装着して実装位置に移動する前記ヘッド部と、前記
実装位置に予め固定され前記治具の基準表示部を撮像す
る撮像部と、撮像された前記基準表示部の画像から検出
される前記治具の位置に基づいて前記実装位置情報を補
正する補正手段を備えることを特徴とする。
【0052】このキャリブレーション装置によれば、メ
カ原点からの位置調整が必要なユニットとその他のユニ
ットのキャリブレーションと一括に行うことができるの
で、メカ原点からの位置調整が必要なユニットの位置を
調整することが不要となり、電子部品実装装置全体のキ
ャリブレーション時間が短縮される。また、ヘッド部が
実装位置に移動したときに移動距離のばらつき等があっ
たとしても撮像部はヘッド部の移動先である実装位置に
治具を撮影するように固定され、実装位置で撮影した画
像によりキャリブレーションしているので、実装位置に
おいて正確なキャリブレーションが行える。
【0053】請求項12記載の速度設定装置では、電子
部品の部品ライブラリに収納された速度データに基づ
き、実装位置に向かうヘッド部の移動速度が制御される
電子部品実装装置の速度設定装置において、前記電子部
品実装装置の実装精度を定める工程能力指数範囲が予め
設定されている制御部と、前記電子部品を吸着して前記
速度データに基づいた前記移動速度にて前記実装位置に
移動する前記ヘッド部と、該実装位置に予め固定され前
記吸着された電子部品を撮像する撮像部と、該撮像され
た画像の位置のばらつきが前記予め設定された工程能力
指数範囲となり、かつ前記ヘッドが最も高速となるよう
に前記速度データを前記電子部品毎に前記部品ライブラ
リに設定する制御部を備えることを特徴とする。
【0054】この速度設定装置によれば、設定された工
程能力指数範囲において各電子部品毎に適した最も高速
な速度が制御部によって部品ライブラリに設定されるの
で、使用者の経験によることなく、実装精度を保った上
で電子部品実装装置の実装速度を最速にすることがで
き、また、速度の入力が簡略化され、速度設定する時間
も短縮される。
【0055】請求項13記載のキャリブレーション装置
では、電子部品の実装位置情報に基づき、実装位置にて
ヘッド部により前記電子部品を基板の所定位置に実装す
る電子部品実装装置のキャリブレーション装置におい
て、前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力
指数範囲が予め設定されている制御部と、前記電子部品
実装装置を構成する複数ユニットの温度を計測する温度
センサと、該温度センサにより計測された温度と前記予
め設定された所定の工程能力指数範囲とに基づいて、キ
ャリブレーションを行うユニットを特定する制御部を備
えることを特徴とする。
【0056】このキャリブレーション装置によれば、設
定されたの工程能力指数範囲と各ユニットの温度により
キャリブレーションを行うユニットを制御部により特定
するので、各ユニットに応じたキャリブレーションの実
行の判断が容易に行える。
【0057】
【発明の実施の形態】図1は、電子部品実装装置全体を
示す斜視図、図2は電子部品実装装置の要部を示す拡大
斜視図、図3は治具を示し、図3(a)は側面図、図3
(b)は下面図、図3(c)は斜視図である。
【0058】電子部品実装装置10の実装動作について
説明する。制御部20は以下に説明する電子部品実装装
置10の各ユニットの制御、プログラムの制御など部品
実装装置10全体の制御を行っていたり、撮像された画
像の認識をしたり、補正手段として、後述する治具80
を撮像した画像により実装位置情報を補正したりする。
【0059】また、制御部20には個々の電子部品12
に関する形状、材質、実装速度などの各種データが収納
されている部品ライブラリや、実装基板14に対する電
子部品12の実装位置情報などを含むNCデータや、該
NCデータに関連させて基板への実装手順・方法を表す
NCプログラムなどが記憶保持されている。
【0060】ヘッド部30は回転可能な軸を持ち、この
回転可能な軸と吸着ノズル33は着脱可能になってい
る。同ヘッド部30はXYロボット34によりXY平面
内にて、電子部品12を吸着する吸着位置、吸着した電
子部品12の姿勢(吸着位置ずれ、吸着傾き等)を認識
する姿勢撮像位置、吸着した電子部品12を基板14に
実装する実装位置などに移動することができる。また、
吸着位置、姿勢撮像位置、実装位置は異なる位置であ
る。
【0061】以下、本発明のキャリブレーション方法に
ついて説明する。電子部品実装装置10においてキャリ
ブレーションの対象となるユニットには、メカ原点から
機械的に位置調整される第一ユニット群と、該第一ユニ
ット群の位置調整後に治具80によりキャリブレーショ
ンされる第二ユニット群がある。例えば、第一ユニット
群としてはXYロボット34、ヘッド部30、サポート
60があり、第二ユニット群としては姿勢撮像部50、
確認カメラ70や後に詳述する撮像部100がある。
【0062】また、図3(b)に示すように治具80に
はマーキング等の基準表示部82があり、ここでは一例
として治具の下面(ヘッド部30と接合する面と反対の
面)に基準表示部82がある。また、該基準表示部82
はキャリブレーションすることのできる形状、配置、精
度であればよい。
【0063】ここで本実施形態のキャリブレーション方
法の概略を説明する。まず、第一段階として第一ユニッ
ト群についてメカ原点を基準として位置調整し、第二段
階では第二ユニット群について個別に、治具80を用い
てキャリブレーションする。この段階を完了すると、電
子部品実装装置10の各ユニットについてのキャリブレ
ーションはひとまず完了する。
【0064】次に、第三段階として、所定の温度や稼働
時間に達した時や使用者の要請があった時等に、治具8
0を撮像部100に撮像し画像認識させて、電子部品1
2が正規の実装位置に来るようにキャリブレーションさ
せる。
【0065】以下、キャリブレーション方法の各段階に
ついて詳細に説明する。第一段階において、最初にメカ
原点を基準として電子部品実装装置10内におけるXY
ロボット34の取り付け位置の調整を行う。この位置調
整は例えば調整螺旋等によって電子部品実装装置10の
基体であるベースフレーム16に対してXYZ方向に位
置が可変できるような機械的な調整である。
【0066】次に、XYロボット34によってXY平面
に移動可能であるヘッド部30の位置調整であり、基本
的にはXYロボット34と同様にメカ原点を基準にして
位置調整を行うが、ヘッド部30はXYロボット34上
に搭載されているので位置調整順序としては、XYロボ
ット34が先に位置調整される。
【0067】また、本実施形態では基板の位置決めを行
うサポート60の位置調整もメカ原点を基準として位置
調整されるが、その他のユニットでメカ原点を基準とし
て位置調整が必要なユニットがある場合はそのユニット
に対しても位置調整される。
【0068】第二段階では、第二ユニット群である姿勢
撮像部50、確認カメラ70や撮像部100のキャリブ
レーションが治具80を用いて行われるが、第一段階に
おいてXYテーブル34とヘッド部30は位置調整され
ているので、第二段階でのキャリブレーションは、ヘッ
ド部30との相対的な位置の差をオフセット量として、
実装位置情報であるNCデータに保存している。
【0069】すなわち、メカ原点からの第二段階の各ユ
ニットの絶対的な位置(座標)は、ヘッド部30の位置
(座標)とヘッド部30からの位置(座標)とを加算し
たものとなる。
【0070】まず、ヘッド部30が治具装着位置に移動
し、治具装着位置にあるノズルステーション90に置い
てある所定の治具80を装着してから、キャリブレーシ
ョン対象となっているユニットに向かって移動する。治
具80はヘッド部30の軸に対して着脱自在であるが、
治具80のXY平面における中心位置とこの軸の中心軸
の位置は互いに高精度に一致した状態で装着されてい
る。
【0071】姿勢撮像部50をキャリブレーションする
場合は、ヘッド部30は姿勢撮像位置に移動し、姿勢撮
像部50によって治具80の基準表示部82が撮像され
る。ここで、例えば姿勢撮像部50として、2次元画像
を撮像するデバイスとしては、CCD等の個体撮像素子
製の2次元エリアセンサやラインセンサ(走査が必要)
等があり、3次元像を撮像する場合はレーザー等による
走査がある。
【0072】撮像は所定回数繰り返して行われ、制御部
20において画像認識させ治具80の平均中心位置を求
められて、治具80の平均中心位置と姿勢撮像部50の
中心位置との比較が行われ姿勢撮像部50のオフセット
量が求められる。このオフセット量を図4に示す。治具
80の中心位置とヘッド部30の軸の中心位置は一致し
ているので、この姿勢撮像部50のオフセット量はヘッ
ド部30とのオフセット量でもある。
【0073】オフセット量の算出方法についてより詳細
には、本願出願人による特許公開公報平10−3085
98を参照されたい。求められた姿勢撮像部50のオフ
セット量は、NCデータに姿勢撮像部のオフセット量と
して保存されると、姿勢撮像部50に関するキャリブレ
ーションが完了する。
【0074】同様に確認カメラ70や撮像部100にお
いてもオフセット量が求められ、キャリブレーションが
行われるが、この場合、キャリブレーション対象のユニ
ットの性質(撮像面積、取付精度等)に応じて、ノズル
ステーション90に置いてある他の治具80に交換して
キャリブレーションをしても良い。
【0075】次に、ヘッド部30が複数個あり第一段階
におけるヘッド部30の位置調整が任意の一つのヘッド
部30に対して行われた場合は、第二段階においてはノ
ズル間ピッチに対するキャリブレーションが更に必要と
なる。ここで言うノズル間ピッチとは、位置調整された
ヘッド部30aの軸の中心位置と、その他のヘッド部3
0bの軸の中心位置との位置(座標)の差である。尚、
ヘッド部30a、30bは共にXYロボット34でXY
平面移動する。
【0076】ノズル間ピッチのキャリブレーション方法
は、第二段階において少なくとも姿勢撮像部50、確認
カメラ70、撮像部100のいずれかがキャリブレーシ
ョンされた後に、このキャリブレーションされたユニッ
トを利用して行う。
【0077】具体的には、例えば位置調整されたヘッド
部30aに治具80を装着し、このヘッド部30aに装
着した治具80を撮像することにより、確認カメラ70
がキャリブレーションされた後に、ヘッド部30a、3
0bを治具装着位置に移動させてヘッド部30aの治具
80を外し、ヘッド部30bに治具80を装着してヘッ
ド部30bを確認カメラ70設置位置に移動させる。
【0078】この時、XYロボット34によりヘッド部
30bに装着した治具80のおよその中心位置が確認カ
メラ70の中心に来るように移動させ、認識カメラ70
により撮像し画像認識されて、確認カメラ70の中心位
置とヘッド部30bの治具80の実際の中心位置とのオ
フセット量が測定され、NCデータにヘッド部30aと
ヘッド部30bのヘッド間ピッチのオフセット量として
保存されて、ヘッド部30a、30b間のヘッド間ピッ
チのキャリブレーションが完了する。
【0079】勿論、その他のヘッド部30に関しても、
ヘッド部30aを基準としたヘッド間ピッチが求めら
れ、キャリブレーションが行える。以上で第二段階が完
了し、電子部品実装装置10の各ユニットについての初
期のキャリブレーションは完了する。
【0080】前記第一段階と第二段階は、電子部品実装
装置10の各ユニット一つずつに対して行われるキャリ
ブレーションであり、電子部品実装装置10の最初のセ
ットアップ時には必ず行われるものである。よって第一
段階と第二段階のキャリブレーションが完了すれば、電
子部品実装装置10は正確な実装が可能となる。
【0081】しかし、温度変化や稼働時間による経時変
化などにより、再度キャリブレーションが必要となるこ
とがある。この時、上記に説明したように再度第一段階
を実施後に第二段階の実施してキャリブレーションを行
っても良いし、以下に説明する第三段階のキャリブレー
ションを行っても良い。
【0082】この第三段階のキャリブレーション方法は
第一段階や第二段階とは異なったキャリブレーション方
法である。第三段階においては、各ユニットに対して一
つずつキャリブレーションを行わずに、実装位置に固定
した撮像部100によりオフセット量を求めることのみ
でキャリブレーションを行っていく。
【0083】また、図6に示すように撮像部100は実
装位置において、サポート60に正確に固定されている
が、電子部品実装時にはサポートピン62が基板に当接
して基板を位置決めするので、撮像部100はサポート
60上においてサポートピン62よりも低い位置に設置
されており、電子部品実装時には撮像部100は基板と
接触しない様になっている。また、この固定位置はサポ
ート60上において任意の位置に固定することもでき
る。更に、図7に示すように撮像部100をサポート6
0より下の位置のベースフレーム16等の部材に固定す
ることもできる。
【0084】次に、第三段階としてのキャリブレーショ
ン方法を図5のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。使用者によって第三段階が開始される指示がされる
と(st1)、ヘッド部30がXYロボット34にて治
具装着位置に移動し、ノズルステーション90に置いて
ある治具80を装着する(st2)。
【0085】この後にヘッド部30は姿勢確認位置に移
動し、姿勢確認位置において姿勢撮像部50により画像
取り込みして(st3)、この画像により治具80の姿
勢(角度)をヘッド部30で制御し、位置のずれはXY
ロボット34によりヘッド部30を制御して補正する
(st4)。
【0086】次に、ヘッド部30は撮像部100がある
実装位置に移動して、撮像部100上で実装動作を擬似
的に行い、治具80の中心位置を撮像部100で撮像し
た画像により認識する(st5)。
【0087】以下、ヘッド部30を姿勢確認位置に戻し
てst3からst5迄のステップを所定回数Nだけ繰り
返す(st6)。このN回の撮像により、治具80の中
心位置の平均位置を得て、撮像部100の中心位置との
オフセット量が求められ、このオフセット量がNCデー
タに保存される(st7)。尚、回数Nは使用者によっ
て例えば操作卓22等から予め入力されている。
【0088】また、st1において使用者により第三段
階を開始させているが、これに換えて電子部品実装装置
10の温度を検知して、予め設定してある設定温度と比
較して自動的に第三段階を開始させても良いし、または
開始を促す指示を表示や音によって使用者に知らせても
良い。
【0089】尚、温度の検知は一つ又は複数のユニット
の近傍に設けた温度センサから温度情報を検知しても良
いし、温度影響の大きいユニットの温度センサからの温
度情報を優先的に検知するようにしても良い。
【0090】また、st1において、電子部品実装装置
10の稼働時間を例えば制御部20に積算させ、予め設
定してある設定稼働時間と比較して自動的に第三段階を
開始させても良いし、または開始を促す指示を表示や音
によって使用者に知らせても良い。
【0091】また、上記st1の変形例における温度や
稼働時間による第三段階の自動開始は、実際の電子部品
実装中の任意の時間に開始することもできるが、実装中
の基板の実装が完了してから開始させても良い。尚、自
動開始のタイミングは使用者により予め任意に設定して
おくこともできる。
【0092】このように第三段階のキャリブレーション
では、第一ユニット群に対する位置調整や、第二ユニッ
ト群の個々のユニットに対する治具80を用いたキャリ
ブレーションをしなくても、撮像部100を基準として
ヘッド部30が正規の実装位置にくるように正規の実装
位置とのオフセット量を求めてキャリブレーションして
いるので、第一ユニット群の位置調整が不要となり電子
部品実装装置10全体のキャリブレーション時間が短縮
される。
【0093】また、実装位置にある撮像部100によっ
てキャリブレーションされるので、従来の確認カメラ7
0による実装位置のキャリブレーションのように、XY
ロボット34の相対的な伸縮度の影響を受けないので、
正規の実装位置に対して位置ずれが発生しない。以上が
本実施形態のキャリブレーション方法である。
【0094】次に、図8のフローチャートで本実施形態
におけるヘッド部30が実装位置に移動する際の速度設
定について説明する。尚、電子部品実装装置10におい
て、ヘッド部30の移動する速度は、電子部品12の種
類毎の速度データとして部品ライブラリに保存されてい
る。部品ライブラリには、電子部品12の形状、質量等
に関するデータも保存されており、実装時にNCプログ
ラムにより参照され、制御部20に保存されている。
【0095】まず速度設定にあたり、ヘッド部30はX
Yロボット34によってノズルステーション90に移動
して速度設定を行う電子部品12に応じた吸着ノズル3
3を装着する(st10)。そして、ヘッド部30は吸
着位置に移動し、吸着位置にて速度設定を行う電子部品
12を部品供給カセット40から吸着する(st1
1)。次に、ヘッド部30は姿勢撮像位置に移動して姿
勢撮像部50で電子部品12の姿勢を画像認識し、姿勢
が補正される(st12)。
【0096】次に、ヘッド部30が実装位置に移動する
前に吸着した電子部品12に応じて部品ライブラリの速
度データを参照し、制御部20により速度データに基づ
いた速度でヘッド部30を実装位置に移動させる(st
13)。実装位置においては、撮像部100が例えば図
6に示すようにサポート60上の所定位置にヘッド部3
0に吸着された電子部品12を撮像できるように固定さ
れている。
【0097】移動してきたヘッド部30は実装位置で停
止し、撮像部100によって電子部品12を撮像して画
像認識する(st14)。この認識画像により電子部品
12のXY平面における中心位置と、正規の実装位置と
の位置の差を求める(st15)。
【0098】そして再度ヘッド部30を姿勢撮像位置に
移動し、同電子部品12についてst12〜st15の
ステップを所定回数M繰り返して(st16)、位置の
差のばらつきを求める(st17)。図9にこの時の電
子部品12の中心位置のばらつきを示す。尚、回数Nは
使用者によって例えば操作卓22等から予め入力されて
いる。
【0099】次に、この求めたばらつきに対して予め制
御部20に設定されている工程能力指数(以下CP値)
の範囲と比較し(st18)、このCP値の範囲内であ
ればこの時の速度データのままの設定となるが(st2
0)、仮にCP値範囲外であると速度データを変更させ
て、再度st12〜st17のステップを繰り返す(s
t19)。
【0100】ここで、CP値とはある工程が持つ品質又
は規格のばらつき度合いを表す値であり、両側規格の場
合に工程がもつ品質の分布に対する標準偏差をσ、求め
らる品質の範囲である上限規格値をA、下限規格値をB
とすると、以下の式(1)で表される。
【0101】
【式1】
【0102】式(1)によると、例えばある工程の品質
が高品質である時は、CP値は大きくなり、逆に品質が
低いとCP値は低くなる。例えば、ある工程によって1
000個のサンプルのうち3個が許容品質外であったと
すると、上限値Aと下限値Bの差の絶対値は約8σとな
り、CP値は約1.33となる。
【0103】電子部品実装装置10では、CP値を使用
者が予め決定することにより実装精度を任意に設定する
ことができるが、例えば本実施形態においてCP値は
1.00以上としている。
【0104】よって、st19で求めたばらつきがCP
値で1.00未満であったとすると、設定されたCP値
を満足しないので、st18において、実装位置でのヘ
ッド部30の停止精度をより高精度にするために、ヘッ
ド部30の移動する速度を遅くさせるように速度データ
を変更する。
【0105】そして、再度st12〜st17のステッ
プを繰り返し、設定されたCP値を満足すると、st2
0にてその変更された速度データが部品ライブラリに保
存される。図10にCP値を満足した時の電子部品12
の中心位置のばらつきを示す。
【0106】尚、ここでは速度データをより低速の速度
データに変更したが、設定されたCP値を満足する範囲
において、より高速の速度データに変更して実装精度を
保った上で、電子部品実装装置10の実装速度を最速に
することが望ましい。以上が本実施形態の速度設定方法
である。
【0107】次は、電子部品実装装置10のユニット毎
の温度を検出して、複数ユニットのうちキャリブレーシ
ョンが必要であるユニットを特定するキャリブレーショ
ン方法を説明する。電子部品実装装置10を構成するユ
ニットは温度によってオフセット量が変化するが、ユニ
ット毎に温度に対する影響度合が異なっており、ユニッ
ト毎に変化するオフセット量も異なる。
【0108】例えば、撮像部100は温度に対する影響
度は小さいが、姿勢撮像部50(特に2次元センサ)は
温度に対する影響度は大きいので、両方のユニットが同
じある温度になったとしても撮像部100のオフセット
量の変化は小さいのでキャリブレーションの必要は無い
が、姿勢撮像部50のオフセット量の変化は大きいので
キャリブレーションの必要が生ずる場合がある。
【0109】尚、このキャリブレーションが必要なユニ
ットの特定は、予め設定済みのCP値の範囲によって制
御部により特定される。設定されたCP値の範囲によっ
ては、温度に対する影響度が小さくオフセット量の変化
は小さくても、キャリブレーションが必要なユニットも
ある。
【0110】図11は各ユニット毎の温度センサ102
の配置を模式的に示し、図12はユニット毎の温度に対
する影響度合を示す図である。各ユニット毎に温度セン
サ102を設置して個別に各ユニットの温度を検出し、
設定されたCP値の範囲によってキャリブレーションが
必要であるユニットを特定している。尚、特定されたユ
ニットについては操作卓22等に表示したり、音等によ
り知らせたりしてキャリブレーションの実施を促すよう
にしても良い。
【0111】
【発明の効果】上記キャリブレーション方法によれば、
撮像部によって撮像された治具の基準表示部を画像認識
することにより、電子部品実装装置のキャリブレーショ
ンを行うので、メカ原点からの位置調整が必要なユニッ
トの誤差と、その他のユニットのオフセット量とを含め
た電子部品実装装置全体のオフセット量が求められて、
実装位置情報を補正することでキャリブレーションされ
る。
【0112】よって、メカ原点からの位置調整が必要な
ユニットとその他のユニットのキャリブレーションと一
括に行うことができるので、メカ原点からの位置調整が
必要なユニットの位置を調整することが不要となり、電
子部品実装装置全体のキャリブレーション時間が短縮さ
れる。
【0113】また、ヘッド部が実装位置に移動したとき
に移動距離のばらつき等があったとしても撮像部はヘッ
ド部の移動先である実装位置に治具を撮影するように固
定され、実装位置で撮影した画像によりキャリブレーシ
ョンしているので、実装位置において正確なキャリブレ
ーションが行える。
【0114】また、キャリブレーションの基準となる撮
像部を電子部品実装装置の固定に関して、メカ原点を基
準として第一ユニット群を位置調整してから、治具の基
準表示部を撮像し撮像画像から撮像部の固定位置に関す
るオフセット量を求めて実装位置情報を補正しているの
で、撮像部の固定位置にずれがあってもキャリブレーシ
ョンの際に補正されるので、キャリブレーションの精度
が向上する。
【0115】また、撮像部がサポート上に固定され、固
定位置も任意の位置にできるので、キャリブレーション
の中心となる位置、すなわち基板実装の時に最も実装精
度の高い位置を任意に設定することができる。
【0116】また、撮像部はサポートより下に固定され
るので固定位置の変動が少ないくキャリブレーションの
精度が向上する。
【0117】また、電子部品実装装置の温度が設定温度
より高いときに補正を行うので、温度によりオフセット
値が変化しても補正するので、電子部品実装装置の実装
精度が向上する。
【0118】また、電子部品実装装置の稼働時間が設定
稼働時間を越えたときに補正を行うので、稼働した時間
によってオフセット値が変化しても補正するので、電子
部品実装装置の実装精度が向上する。
【0119】また、治具の中心位置の撮像を複数回行っ
ているので、補正の基準となる治具の中心位置の平均位
置を求めることができ、中心位置の位置精度を高くする
ことができる。
【0120】また、第一ユニット群を位置調整した後に
第二ユニット群のオフセット量を求め補正をするキャリ
ブレーション方法と、請求項1〜請求項7のキャリブレ
ーション方法を切り換えできるので、キャリブレーショ
ン方法を選択できることができる。
【0121】上記速度設定方法によれば、設定された工
程能力指数範囲において各電子部品毎に適した最も高速
な速度が部品ライブラリに設定されるので、使用者の経
験によることなく、実装精度を保った上で電子部品実装
装置の実装速度を最速にすることができ、また、速度の
入力が簡略化され、速度設定する時間も短縮される。
【0122】また、設定されたの工程能力指数範囲と各
ユニットの温度によりキャリブレーションを行うユニッ
トを特定するので、各ユニットに応じたキャリブレーシ
ョンの実行の判断が容易に行える。
【0123】
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品実装装置10の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】電子部品実装装置10の要部を示す拡大斜視図
である。
【図3】治具80を示す図であり、(a)は側面図、
(b)は下面図、(c)は斜視図である。
【図4】姿勢撮像部50による認識画像を示す図であ
る。
【図5】第三段階のキャリブレーションの手順を表すフ
ローチャートである。
【図6】サポート60に固定されている撮像部100の
斜視図である。
【図7】ベースフレームに固定されている撮像部100
の斜視図である。
【図8】速度設定の手順を表すフローチャートである。
【図9】電子部品の中心位置ばらつきを示す模式図であ
る。
【図10】CP値を満足した時の電子部品の中心位置ば
らつきを示す模式図である。
【図11】ユニット毎の温度センサ102の配置を示し
た模式図である。
【図12】ユニット毎の温度に対する影響度合を示した
図である。
【図13】従来の電子部品実装装置110の要部を示す
拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 電子部品実装装置 12 電子部品 14 基板 16 ベースフレーム 20 制御部 22 操作卓 30、30(a)、30(b) ヘッド部 33 吸着ノズル 34 XYロボット 36 XYテーブル 38 ストッパ 40 部品供給カセット 50 姿勢撮像部 60 サポート 70 確認カメラ 80 治具 82 基準表示部 90 ノズルステーション 100 撮像部 102 温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 小寺 幸治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA02 AA11 AA15 AA21 CC03 CC04 DD02 DD03 DD13 EE02 EE03 EE24 EE25 EE34 EE35 EE37 FF24 FF26 FF28 FF32 FF40

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の実装位置情報に基づき、前記
    電子部品を保持したヘッド部を移動して前記電子部品を
    基板に実装する電子部品実装装置のキャリブレーション
    方法において、 前記ヘッド部に位置検出用の基準表示部を有する治具を
    装着し、前記ヘッド部により前記治具を実装位置に移動
    し、該実装位置に予め固定した撮像部により前記治具の
    基準表示部を撮像し、撮像された前記基準表示部の画像
    から検出される前記治具の位置に基づいて前記実装位置
    情報の補正をすることを特徴とする電子部品実装装置の
    キャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記電子部品実装装置を構成する複数ユ
    ニットの基準位置であるメカ原点を基準として少なくと
    も一つの第一ユニット群を位置調整した後に、 前記メカ原点と前記撮像部の固定位置とのオフセット量
    を、前記撮像部により撮像した前記ヘッド部に装着した
    前記治具の基準表示部の画像より求めて、前記撮像部に
    関する前記実装位置情報を補正することを特徴とする請
    求項1記載の電子部品実装装置のキャリブレーション方
    法。
  3. 【請求項3】 前記撮像部で複数回にわたり前記治具の
    基準表示部を撮像し、該複数の撮像画像より前記治具の
    平均中心位置を求め、前記平均中心位置に基づいて前記
    実装位置情報を補正することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の電子部品実装装置のキャリブレーション
    方法。
  4. 【請求項4】 前記撮像部は、前記基板を設置するサポ
    ート上における任意の位置に固定可能であることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の電子部
    品実装装置のキャリブレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記撮像部は、前記基板を設置するサポ
    ートより下方に固定されることを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれか1項記載の電子部品実装装置のキャ
    リブレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記実装位置情報の補正をするタイミン
    グは、前記電子部品実装装置の温度が、予め設定した設
    定温度より高いときに行うことを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれか1項記載の電子部品実装装置のキャ
    リブレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記実装位置情報の補正をするタイミン
    グは、前記電子部品実装装置の稼働時間が、予め設定し
    た設定稼働時間を越えたときに行うことを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれか1項記載の電子部品実装装
    置のキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記電子部品の実装位置情報に基づき、
    前記実装位置にてヘッド部により前記電子部品を基板の
    所定位置に実装する電子部品実装装置のキャリブレーシ
    ョン方法において、 メカ原点を基準として少なくとも一つの第一ユニット群
    を位置調整した後に、前記ヘッド部に基準表示部を有す
    る治具を装着し、前記ヘッド部により前記治具を認識位
    置で撮像し、該撮像された画像により前記第一ユニット
    群とは異なる少なくとも一つの第二ユニット群と前記メ
    カ原点とのオフセット量を求め、前記実装位置情報を補
    正する電子部品実装装置のキャリブレーション方法と、 請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の電子部品実装
    装置のキャリブレーション方法とを切り換え可能である
    ことを特徴とする電子部品実装装置のキャリブレーショ
    ン方法。
  9. 【請求項9】 電子部品の部品ライブラリに収納された
    速度データに基づき、実装位置に向かうヘッド部の移動
    速度が制御される電子部品実装装置の速度設定方法にお
    いて、 前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力指数
    範囲が予め設定され、前記ヘッド部は前記電子部品を吸
    着して前記速度データに基づいた前記移動速度にて前記
    実装位置に移動し、該実装位置に予め固定した撮像部に
    より前記吸着された電子部品を撮像し、 該撮像された画像の位置のばらつきが前記予め設定され
    た工程能力指数範囲となり、かつ前記ヘッドが最も高速
    となるように前記速度データを前記電子部品毎に前記部
    品ライブラリに設定することを特徴とする電子部品実装
    装置の速度設定方法。
  10. 【請求項10】 電子部品の実装位置情報に基づき、実
    装位置にてヘッド部により前記電子部品を基板の所定位
    置に実装する電子部品実装装置のキャリブレーション方
    法において、 前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力指数
    範囲が予め設定され、前記電子部品実装装置を構成する
    複数ユニットの温度を計測する温度センサを各ユニット
    毎に設け、該温度センサにより計測された温度と前記予
    め設定された所定の工程能力指数範囲とに基づいて、キ
    ャリブレーションを行うユニットを特定することを特徴
    とする電子部品実装装置のキャリブレーション方法。
  11. 【請求項11】 電子部品の実装位置情報に基づき、前
    記電子部品を保持したヘッド部を移動して前記電子部品
    を基板に実装する電子部品実装装置のキャリブレーショ
    ン装置において、 位置検出用の基準表示部を有する治具と、前記治具を装
    着して実装位置に移動する前記ヘッド部と、前記実装位
    置に予め固定され前記治具の基準表示部を撮像する撮像
    部と、撮像された前記基準表示部の画像から検出される
    前記治具の位置に基づいて前記実装位置情報を補正する
    補正手段を備えることを特徴とする電子部品実装装置の
    キャリブレーション装置。
  12. 【請求項12】 電子部品の部品ライブラリに収納され
    た速度データに基づき、実装位置に向かうヘッド部の移
    動速度が制御される電子部品実装装置の速度設定装置に
    おいて、 前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力指数
    範囲が予め設定されている制御部と、前記電子部品を吸
    着して前記速度データに基づいた前記移動速度にて前記
    実装位置に移動する前記ヘッド部と、該実装位置に予め
    固定され前記吸着された電子部品を撮像する撮像部と、 該撮像された画像の位置のばらつきが前記予め設定され
    た工程能力指数範囲となり、かつ前記ヘッドが最も高速
    となるように前記速度データを前記電子部品毎に前記部
    品ライブラリに設定する制御部を備えることを特徴とす
    る電子部品実装装置の速度設定装置。
  13. 【請求項13】 電子部品の実装位置情報に基づき、実
    装位置にてヘッド部により前記電子部品を基板の所定位
    置に実装する電子部品実装装置のキャリブレーション装
    置において、 前記電子部品実装装置の実装精度を定める工程能力指数
    範囲が予め設定されている制御部と、前記電子部品実装
    装置を構成する複数ユニットの温度を計測する温度セン
    サと、該温度センサにより計測された温度と前記予め設
    定された所定の工程能力指数範囲とに基づいて、キャリ
    ブレーションを行うユニットを特定する制御部を備える
    ことを特徴とする電子部品実装装置のキャリブレーショ
    ン装置。
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