JP2001221209A - 支持棒取付型の支持金具 - Google Patents

支持棒取付型の支持金具

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JP2001221209A
JP2001221209A JP2000403014A JP2000403014A JP2001221209A JP 2001221209 A JP2001221209 A JP 2001221209A JP 2000403014 A JP2000403014 A JP 2000403014A JP 2000403014 A JP2000403014 A JP 2000403014A JP 2001221209 A JP2001221209 A JP 2001221209A
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support rod
hanger
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mounting
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Mitsuaki Kira
光明 吉良
Kazuhisa Takeda
和久 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略な構成で既設の支持棒に容易に取り付け
ることができ、支持強度においても優れた支持棒取付型
の支持金具の提供。 【解決手段】 既設の支持棒に取り付けられて被支持部
材を支持する金具1であって、支持棒に挿着可能でかつ
支持棒から外れた位置にて軸方向にかかる力により支持
棒に係止する取付部2と、取付部2から側方に連設され
て被支持部材を支持する支持部8と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の支持棒に取り付
けられて被支持部材を支持する支持棒取付型の支持金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の支持棒取付型の支持金具とし
て、例えば図19乃至22に示すものがある。このもの
は、リップ溝形の断面を有するハンガーHを支持するも
のであり、支持部材Aと、取付部材Bと、ねじ部材C
と、からなる。このものは、まず、支持部材Aを吊りボ
ルトDに側方から挿着し、次いで、取付部材Bを吊りボ
ルトDに側方から挿着して支持部材Aを保持させ、そし
て、ねじ部材Cを取付部材Bに締結して吊りボルトDを
挟持させることにより、吊りボルトDに取付固定される
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものには、製造性や使い勝手が悪いという問題点があっ
た。すなわち、支持金具を吊りボルトに取付固定するた
めに複数の部材から構成する必要があり、かつそれらを
組み合わせて使用するため、各部材の構造が複雑になる
とともに、支持金具そのものの取付固定作業に多大な手
間がかかってしまうのである。
【0004】また、被支持部材を支持したい位置が、既
設の吊りボルトを利用することでは確保できない場合、
新たな吊りボルトが必要となるが、上述のものは、新た
な吊りボルトを支持するのに適した構成ではなく、その
ような用途における支持強度も十分でないため、結局、
改めてコンクリートスラブからなる天井面にアンカーを
介して新たな吊りボルトを設けなければならず、その作
業に多大な手間がかかり、アンカー打ち込み時に粉塵、
騒音が発生して現場環境を害してしまう等の問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、簡略な構成で既設の支持
棒に容易に取り付けることができ、支持強度においても
優れた支持棒取付型の支持金具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の支持棒取付型の
支持金具は、既設の支持棒に取り付けられて被支持部材
を支持する金具であって、支持棒に挿着可能でかつ支持
棒から外れた位置にて軸方向にかかる力により支持棒に
係止する取付部と、取付部から側方に連設されて被支持
部材を支持する支持部と、を備えてなる構成としてい
る。
【0007】また、取付部は、支持棒が側方から挿通可
能な挿通凹部を設け、挿通凹部の内面に、挿通凹部が支
持棒に対して傾いた状態で支持棒に当接係止する係止凹
部を設けてなる。
【0008】また、取付部は、支持棒に当接係止する部
分の表面に、支持棒に対する滑りを低減する凹凸を刻設
してなる。
【0009】また、取付部は、支持棒に対して直交する
方向に貫通して内面には雌ねじが刻設された止め孔を設
けてなる。
【0010】また、支持部は、リップ溝形の断面を有す
るハンガーの内方に挿入係止可能なよう設けてなる。
【0011】また、支持部は、ハンガーの上面開口部か
ら内方に導入可能となるよう誘導傾斜部を設けてなる。
【0012】また、支持部は、ハンガーの内方に挿入係
止した状態でハンガーのリップ各々の端縁に所定長さに
わたって当接する一対の回り止め部を設けてなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態
を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】この支持棒取付型の支持金具1(以下、支
持金具と称する)は、既設の支持棒、例えば天井から垂
下する吊りボルトDに取り付けられて被支持部材を支持
する金属製のもので、例えば略直方体状の鉄板を材料と
してなる。なお、説明の便宜上、図1において正面に位
置する面を前面、その対向面を後面、上側に位置する面
を上面、その対向面を下面、左側に位置する面を左側
面、その対向面を右側面と称する。
【0015】この支持金具1は、取付部2と支持部8と
を備えており、略直方体状の鉄板の左半分が取付部2、
右半分が支持部8となっている。
【0016】取付部2は、吊りボルトDに側方から挿着
可能で、かつ、吊りボルトDから外れた位置にて軸方向
にかかる力によって吊りボルトDに係止する。
【0017】具体的には、その前面側の上端から下端に
かけて延び、吊りボルトDが側方から挿通し得る幅を有
する挿通凹部3が、後面方向に断面凹状に切欠いて設け
られる。挿通凹部3は、取付部2側から後述の支持部8
側に所定角度傾けて設けられ、上端の方が下端よりも支
持部8に近くなるよう傾斜する。
【0018】また、挿通凹部3の内方左側面、すなわち
支持部8から遠い側の面の上端部と、内方右側面、すな
わち支持部8に近い側の面の下端部の各々に、係止凹部
4が設けられる。ここで、係止凹部4は、挿通凹部3の
傾き方向に沿って設けられるのではなく、鉛直方向、す
なわち吊りボルトDが垂下する方向に沿って設けられ
る。従って、係止凹部4は、挿通凹部3内方の左右側面
にて、上下方向の途中で途切れた部分的なものとなって
いる。この係止凹部4は、吊りボルトDから外れた位置
にて軸方向にかかる力、すなわち支持部8や被支持部材
の荷重によって吊りボルトD側に押圧されて係止する。
さらに、係止凹部4の表面には、複数の凹凸が連なるね
じ状溝5が刻設される。これにより、係止凹部4が吊り
ボルトDに係止する際、吊りボルトDの外周に刻設され
た雄ねじとねじ状溝5が係合することで、より確実な係
止状態が得られる。
【0019】また、下方の係止凹部4の対向位置には、
左側面から挿通凹部3の内方左側面まで水平方向に貫通
するとともに雌ねじが刻設された止め孔6が設けられ
る。挿通凹部3に吊りボルトDが挿入された状態で、外
周に雄ねじが刻設された止めねじ7を止め孔6に螺合さ
せて締め付けることにより、止めねじ7の先端が吊りボ
ルトDに当接し、さらに締め付けることによって、下方
の係止凹部4との間に吊りボルトDを挟持することとな
り、支持金具1の吊りボルトDへの取付固定状態をより
確実なものとしたい場合の有効な手段となる。
【0020】支持部8は、取付部2から側方に連設され
て被支持部材を支持する。本実施形態においては、既設
のものとは異なる新たな吊りボルトをナットを用いて支
持できるよう、上面から下面に貫通する透孔9が設けら
れるが、本発明の実施形態はこれに限定されるものでは
ない。透孔9をねじ孔に変更し、吊りボルトDを直接螺
着させて支持できるようにする等、適宜変更が可能であ
る。
【0021】この支持金具1は、次のようにして使用さ
れる。まず、既設の吊りボルトDに対して、支持金具1
を、取付部2の挿通凹部3が吊りボルトDに平行になる
ようにして側方から近づけ、挿通凹部3内方に吊りボル
トDが収容されるようにして手を離す。これにより、支
持金具1は、取付部2の側方に位置する支持部8の重さ
で、挿通凹部3が吊りボルトDに平行な状態から傾く方
向に変位しようとし、結果的に取付部2の係止凹部4が
吊りボルトD側に押圧されて係止することとなる。ま
た、ねじ状溝5が吊りボルトD外周の雄ねじと係合する
ことにより、より確実な係止状態が得られる。そして、
支持金具1の支持部8に新たな吊りボルトを取付け、そ
の吊りボルトにて被支持部材を支持することにより、支
持部8の荷重にそれらの荷重が加わって、その結果、係
止凹部4がさらに強く吊りボルトDに当接係止して、よ
り確実な取付固定が得られるとともに、被支持部材を良
好に支持することができる。また、この使用手順のいず
れかの段階で、支持金具1の取付部2に設けた止め孔6
に止めねじ7を螺合させて締め付けることによって、よ
り確実な取付固定状態を得ることもできる。
【0022】かかる支持金具1によれば、吊りボルトD
に取付固定するために複数の部材から構成する必要がな
くなり、その構造を簡略なものとして、支持金具1その
ものの取付固定作業も容易に行うことができ、製造性や
使い勝手を向上させることができる。また、かかる支持
金具1は、被支持部材の荷重によってむしろ支持強度が
向上する構成をなすため、被支持部材を支持したい位置
が、既設の吊りボルトDを利用することでは確保でき
ず、新規の吊りボルトが必要となる場合でも、なんら不
安なく支持金具1を利用して新規の吊りボルトを配設
し、被支持部材を支持することができる。従って、コン
クリートスラブからなる天井面にアンカーを介して新た
な吊りボルトを設ける必要がなくなり、その作業の多大
な手間やアンカー打ち込み時に粉塵、騒音が発生して現
場環境を害してしまう等の問題を解消することができ
る。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態を、図3に
基づいて説明する。なお、本実施形態では、支持棒の例
として足場用パイプ14を用い、支持部8は吊持アーム
15を支持することとしている。また、本実施形態以降
のものについて、他の実施形態と共通の事項について
は、適宜説明を省略する。
【0024】この支持金具1は、いわば、第1の実施形
態のものを上下に分割して各々を小型化するとともに、
上下に分割された分割体1a,1bを、支持部8間に設
けた連結部13を介して一体とした態様をなすものであ
り、例えば軽量化を図りたい場合に有効な形態である。
この支持金具1は、挿通凹部3の開口の向きが、一方の
分割体1aと他方の分割体1bとで逆向きにしてある点
で、第1の実施形態のものとは相違したものとなってい
る。
【0025】この支持金具1は、使用手順において、次
の点で第1の実施形態のものと異なっている。すなわ
ち、一方の分割体1aと他方の分割体1bの取付部2間
の空間に足場用パイプ14が挿入されるようにして近づ
け、一方の分割体1aが上側に位置し、他方の分割体1
bが下側に位置するように支持金具1を回動させること
により、挿通凹部3に足場用パイプ14が挿入されるの
である。ここで、軽量化を図って本実施形態を採用する
場合、支持部8の重さによって足場用パイプ14に係止
する効果は低減するため、止め孔6を使用して支持金具
1を仮止めしておくとよい。
【0026】次に、本発明の第3の実施形態を、図4乃
至図6に基づいて説明する。
【0027】この支持金具1は、第1の実施形態に対し
て、支持部8の構造を異ならせたものとなっている。具
体的には、支持部8は、リップ溝形の断面を有するハン
ガーを支持するのに適した構造となっており、ハンガー
の端部開口から内方に挿入可能でかつハンガーのリップ
Haに内方から係止する大きさの板状に形成される。ま
た、ハンガーの上面開口からも内方に挿入することがで
きるよう、支持部8の側面には誘導傾斜部11が設けら
れる。
【0028】そして、支持部8の中央には、雌ねじを刻
設したねじ孔10が設けられる。従って、ハンガーの内
方に支持部8を挿入し、ハンガー上面に位置する押さえ
部材16を介して雄ねじ部材17を支持部8のねじ孔1
0にねじ込むことにより、押さえ部材16と支持部8と
でハンガーを挟持することができる。その際、ねじ込み
作業中にハンガーと支持部8の位置関係が安定するよ
う、支持部8の上面に、ハンガーのリップHaの端縁に
所定長さを有して当接する回り止め突部12を設けてあ
る。
【0029】また、本実施形態では、上方の係止凹部4
の対向位置に、雌ねじが刻設された止め孔6が設けられ
る。すなわち、挿通凹部3に吊りボルトDが挿入された
状態で、この止め孔6に止めねじ7を螺合させて締め付
けることにより、止めねじ7の先端が吊りボルトDに当
接し、さらに締め付けることによって、上方の係止凹部
4との間に吊りボルトDを挟持することとなる。
【0030】次に、本発明の第4の実施形態を、図7乃
至図9に基づいて説明する。
【0031】この支持金具1は、第3の実施形態のもの
におけるねじ孔10にかえて、透孔9を設けたものであ
る。この構成によれば、支持部8の透孔9に雄ねじ部材
17を挿通させ、その先端部にハンガーの内方に係止す
る雌ねじ部材18を螺着し、支持部8をハンガーの上面
に、雌ねじ部材18をハンガーの内面に、それぞれ位置
させて雄ねじ部材17を締め付けることにより、支持部
8と雌ねじ部材18とでハンガーを挟持することができ
る。
【0032】次に、本発明の第5の実施形態を、図10
乃至図16に基づいて説明する。
【0033】この支持金具1は、第3の実施形態のもの
に透孔9を付加してなるものであり、第3の実施形態と
第4の実施形態の両方の機能を達することができるもの
である。
【0034】次に、第1から第5の実施形態において説
明した以外の支持金具1の用途を、図17及び図18に
基づいて説明する。
【0035】図17は、第4の実施形態の支持金具1、
中継部材19、寸切りボルト20、ナット21、吊り金
具22を用いて管23を支持する例を示したものであ
る。既設の吊りボルトDに吊り金具22を取り付ける場
合、吊り金具22の上下方向の変位の余地はほとんどな
いが、この例によれば、寸切りボルト20の固定位置を
上下方向に変位させることができるため、管23の吊り
高さの調整を、寸切りボルト20が吊り金具22から上
方に突出する長さの分だけ行うことができる。従って、
例えば空調用のドレンパイプを勾配を確保、すなわち長
手方向の一の箇所での支持高さと他の箇所での支持高さ
との間で傾きが生じるように支持したい場合に容易に対
応することができるようになる。
【0036】さらに、その他の用例として、図18のよ
うに、断面L字形をなすアングル24とともに空調機2
5を支持するようにすることもできる。
【0037】なお、各実施形態においてそれぞれ用途の
一例のみを示したが、それに限定されるものではなく、
例えば第3の実施形態を第4の実施形態で説明した用例
のように使用することもでき、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更可能である。
【0038】以上、本発明の支持金具によれば、建築構
造物において固定された支持棒に、物品を比較的簡単
に、その荷重を利用して支持棒の耐荷重範囲内で取付支
持させることが可能である。本発明の支持金具は、支持
棒を挿入するために、支持棒より幅広で奥行きの大きい
挿入用溝を設けた。また、挿入用溝の表面より支持棒が
部分的に隠れる程度の、上下一対の凹部を、挿入用溝に
対し角度を有して形成した係止用溝を設けた。また、支
持棒より離れた位置に物品取付部を設けた。そして、支
持棒に挿入用溝を押し付け、支持棒を係止用長溝にはめ
込み、物品取付部に物品を取り付けることによりその荷
重がかかり、荷重に比例して取付強度が増し、任意の所
に物品を取付可能である。さらに、支持棒に直交するよ
うに設けられた離脱防止ねじ孔に、ボルトをねじ込むこ
とにより、軽微な力で予期しない離脱を防止し、堅牢に
取付けることができる。
【0039】本発明の支持金具は、例えば、本体と離脱
防止ねじとから構成される。本体は、鉄板で厚さ19m
m長さ25mm幅60mmの板状で、挿入用溝の切込み
面より見て、本体の左上部12mmから左下部5mmに
かけて傾斜した、11mm幅の支持棒の挿入用溝を設
け、その挿入用溝の奥の面に接するように、係止用溝を
挿入用溝に対して角度を付けて設ける。挿入用溝に対し
て角度を有するため、係止用溝は二分割されて一対で構
成される。係止用溝は、9mmの半円錐形で、吊りボル
トが挿入用溝の表面より若干隠れるように設ける。必要
であれば、係止用溝にすべり止めの凹凸を設けることも
できるが、本発明の必須要件でなく、付加的要件であ
る。さらに、係止用溝に平行に10mm離れた位置に物
品取付用の10mmの孔を開ける。物品取付部の形状
は、ひとつのものに限定されるものではない。本体が吊
りボルトより不用意に離脱するのを防止するため、係止
用溝の側面に、吊りボルトに直交する4mmの離脱防止
ねじ孔を設けた。そこに4mmの離脱防止ねじをねじ込
むことにより、物品取付部に荷重が掛かっていなくて
も、安定的に取付状態を維持することができる。この支
持金具は、吊りボルトに支持金具の挿入用溝をはめ込
み、支持金具を吊りボルトを締付ける方向に回転させる
ことで、上下の係止用溝が吊りボルトに食込み、固定さ
れる。
【0040】なお、本発明の支持金具は、他の形態とし
て、上下一対の分割体を連結したものとし、各係止用溝
の間を中空とし、係止用溝の開口部が互いに向かい合う
ようにしてもよく、通常技術をもって、各種変更して実
施できる。例えば、一対の係止用溝の間を中空とするこ
とで軽量化を図り、その結果、挿入用溝は上端と下端と
に実体を残して中間部は仮想の挿入用溝とすることで、
挿入用溝の開口部は、向かい合うようにすることができ
る。これが使用にあたっては、例えば建築足場の垂直に
立った丸柱に、簡単に支持金具を取付け、物品取付部
に、横回転可能な可動アームの回転軸部を差込み、先端
の吊上げ部で物品を吊上げるようにし、物品取付部を支
点に可動アームを横方向に回転させることで、高所作業
での建築資材搬入を容易にすることができる。
【0041】本発明の支持金具によれば、垂直の堅牢な
支持棒があれば、その支持棒を利用して、支持の耐荷重
範囲内での荷重を有する物品を、天井等に堅牢に取付け
る事ができる。すなわち、垂直な支持棒に挿入用溝をは
め込み、はめ込んだまま物品取付部に荷重をかけること
で、支持棒に、係止用溝が食込み固定される。さらに支
持棒に直交するように穿孔されたねじ孔にねじを挿入し
て支持棒を締め付けることで不用意な離脱を防止するこ
ともできる。本発明の支持金具は、特に垂直な支持棒に
最適であるが、必ずしも垂直である必要はない。
【0042】
【発明の効果】本発明の支持金具は、既存の吊りボルト
に容易に挿着させることができるとともに、被支持部材
の荷重を利用することによって簡略な構造で強度的にも
優れた取付固定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】その吊りボルトへの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態とその使用状態を示す
斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図5】その使用状態を示す分解斜視図である。
【図6】その使用状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す斜視図である。
【図8】その使用状態を示す分解斜視図である。
【図9】その使用状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施形態を示す平面図であ
る。
【図11】そのA−A断面図である。
【図12】その正面図である。
【図13】そのB−B断面図である。
【図14】その底面図である。
【図15】その取付部側からみた側面図である。
【図16】その支持部側からみた側面図である。
【図17】本発明の一実施形態を用いて管を支持する例
を示す斜視図である。
【図18】本発明の一実施形態を用いて空調機を支持す
る例を示す斜視図である。
【図19】従来例を示す斜視図である。
【図20】その支持部材を配する状態を示す斜視図であ
る。
【図21】その取付部材とねじ部材を配する状態を示す
斜視図である。
【図22】そのハンガーの支持状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 支持金具 2 取付部 3 挿通凹部 4 係止凹部 5 ねじ状溝 6 止め孔 8 支持部 11 誘導係止部 12 回り止め突部 D 吊りボルト H ハンガー Ha リップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の支持棒に取り付けられて被支持部
    材を支持する金具であって、支持棒に挿着可能でかつ支
    持棒から外れた位置にて軸方向にかかる力により支持棒
    に係止する取付部と、取付部から側方に連設されて被支
    持部材を支持する支持部と、を備えてなる支持棒取付型
    の支持金具。
  2. 【請求項2】 前記取付部は、支持棒が側方から挿通可
    能な挿通凹部を設け、挿通凹部の内面に、挿通凹部が支
    持棒に対して傾いた状態で支持棒に当接係止する係止凹
    部を設けてなる請求項1記載の支持棒取付型の支持金
    具。
  3. 【請求項3】 前記取付部は、支持棒に当接係止する部
    分の表面に、支持棒に対する滑りを低減する凹凸を刻設
    してなる請求項1又は2記載の支持棒取付型の支持金
    具。
  4. 【請求項4】 前記取付部は、支持棒に対して直交する
    方向に貫通して内面には雌ねじが刻設された止め孔を設
    けてなる請求項1乃至3記載の支持棒取付型の支持金
    具。
  5. 【請求項5】 前記支持部は、リップ溝形の断面を有す
    るハンガーの内方に挿入係止可能なよう設けてなる請求
    項1乃至4記載の支持棒取付型の支持金具。
  6. 【請求項6】 前記支持部は、ハンガーの上面開口部か
    ら内方に導入可能となるよう誘導傾斜部を設けてなる請
    求項5記載の支持棒取付型の支持金具。
  7. 【請求項7】 前記支持部は、ハンガーの内方に挿入係
    止した状態でハンガーのリップ各々の端縁に所定長さに
    わたって当接する一対の回り止め部を設けてなる請求項
    5又は6記載の支持棒取付型の支持金具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101787A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 三建設備工業株式会社 配管識別表示装置
JP2021050791A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 森 秀樹 吊りボルト用固定金具及び該金具を用いた構造物
KR20220072968A (ko) * 2020-11-26 2022-06-03 장철희 전산볼트 연결을 위한 행거용 브라켓
JP7478642B2 (ja) 2020-10-20 2024-05-07 未来工業株式会社 支持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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